JP3330662B2 - 超音波断層装置 - Google Patents
超音波断層装置Info
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Description
走査分単位にコリレーション処理を行って表示する超音
波断層装置に関する。
数回にわたって走査する。1走査毎に得る1走査分の断
層データは、データとしての確定性が低いため、複数回
の走査分をまとめて1走査分の断層データを得るやり方
をとることが多い。この複数の走査分から1走査分の断
層データを得る処理はコリレーション処理(又はスキャ
ンコリレーション処理)と呼ばれる。走査対象部位が連
続的に変化する場合にも、その部位の変化に合わせて画
像の変化を連続的なものとするために、コリレーション
処理を行うこともある。コリレーション処理とは、一種
の平均化処理であり、例えば3個の走査分のデータのコ
リレーション処理では、1走査分の画素数をP×Qとす
ると、各画素毎に平均化データMijを次式によって求め
る。
は第1走査分の(i,j)画素位置のデータ、D
2(i,j)は第2走査分の(i,j)画素位置のデー
タ、D3(i,j)は第3走査分の(i,j)画素位置
のデータである。ここで、i=1、2、…、P、j=
1、2、…Qである。
メモリ再生表示タイミングとは関係なくリアルタイム表
示時において決定された重み係数による一種のオフライ
ン的な処理により行っている。そして、このオフライン
的に処理したコリレーション結果をシネループメモリと
称するメモリに格納しておき、再生時にコリレーション
処理画像を画像メモリに送り、コリレーション処理画像
を表示するやり方をとる。
ライン的な時間に行うのではなく、シネループメモリ再
生時にに際して表示要求に応じてダイナミックにコリレ
ーション処理を行うやり方が提案されている。即ち、再
生中のコリレーション処理画像をみながら、重みパラメ
ータを変更して別の様相のコリレーション処理画像を得
たい時などに使うためである。例えば(数1)の場合、
b>a>cであれば第2走査分の画像、第1走査分の画
像、第3走査分の画像の順に強調された結果となり、a
<b<cであれば第3走査分の画像が強く強調された結
果となる。このように、a、b、cを種々変更すること
で種々のコリレーション画像が得られることになり、オ
フライン的なコリレーション処理に比べてオペレータの
要求に柔軟に答えられる仕組みと考えられている。
なコリレーション処理で問題となるのが、シネループヒ
ステリシスである。走査数は、数10個存在し、これを
3個単位に次々にコリレーション処理してゆく。問題と
なる再生の種別として正転再生と逆転再生との両者があ
る。例えば以下のような手順となる。
ってゆき、画像M1→M2→M3→…の如き順序で次々に
画像として表示する。このやり方は、ビデオ的にみれ
ば、画像正転再生である。
がある。これは正転再生に対して逆転再生と呼べるもの
である。手順は以下となる。
部位、或は部位の症状によって医者自身によって決定さ
れるものであって、再生内容としての軽重は本質的にな
い。
a、b、cである。正転再生では1→2→3……の如く
走査番号の小さい順にコリレーションを行うが、逆転再
生では0n→n−1→n−2→……の如く走査番号の大
きい順にコリレーションを行う。(数1)に従った場合
でみるに、画像M1とM′n/3とは、それぞれ次のように
なる。但し、画素位置(i,j)は省略する。
ーション処理を行うのであるから、等しい値になるはず
が、(数2)と(数3)とでは異なっている。即ち、往
きと帰りとで画像が異なることから、シネループにヒス
テリシス性が現れたと云うことができる。正転と逆転と
では画像番号のスキャン方向が互いに逆のためにこのよ
うなことが生ずるのである。
と逆転再生とで、同じ重みパラメータa、b、cを使っ
た場合であっても、コリレーション画像として現れるも
のが、互いに異なる様相を呈していることである。従っ
て、医者が正転再生で次々にコリレーション画像をみて
いて、次に逆転再生で同じ画像をみたいと思っても、異
なる様相の画像が現れてしまい、判断が困難になってし
まう。このようなことは、コマ送りに伴う再生とコマ戻
しに伴う再生との間でも生ずる。
き場合に現れるシネループヒステリシス現象をなくすよ
うにする超音波断層装置を提供するにある。
分の断層データを走査番号対応に記憶するバッファメモ
リと、表示モード下で、バッファメモリから奇数走査分
の断層データを順次読み出し、この奇数走査分単位に、
規定の重み付けパラメータに従って、1走査分の断層デ
ータにするコリレーション処理手段と、コリレーション
処理後の 1走査分の断層データを格納するメモリと、
表示モード下で、フレームメモリの内容を表示する表示
部と、より成ると共に、上記コリレーション処理手段
は、奇数走査分の中心走査番号の前後の走査番号の重み
付けパラメータとして、その前後で対象な同一値を与え
るようにした。
ーション処理する如き例でみるに、中心走査番号の重み
付けパラメータbは任意の値をとり、その前後の第1走
査番号の重みaと第3走査番号の重みcとを、a=cに
設定することにした。これによって、(数2)のM1と
(数3)のM′n/3とは
ある。電子スキャンで被検体を次々に走査する。同一部
位を複数回にわたって走査すると共に、深点を変えて更
に複数回の走査を行う。1回のスキャンで得た反射信号
が1走査における信号となる。AD変換器1は、1走査
で次々に得られる反射信号をAD変換する。バッファメ
モリ2は、1走査における1ラスタ分(1行分のこと)
の容量を持ち、1ラスタ分のデータを格納する毎に、シ
ネループメモリ3及びコリレーション回路4に送る。シ
ネループ再生中はスイッチ7がシネループに接続され
る。ここで、1ラスタ分とは、1走査における縦×横の
データ数(画素数に相当する)をP×Qとすると、横方
向の1行分のデータ数Pである。
つフレームメモリを、全走査数分(n個)持つメモリで
ある。そして、走査番号に割り付けておき、走査番号1
のフレームメモリには、走査番号1で得た断層データを
格納し、走査番号2のフレームメモリには走査番号2で
得た断層データを格納する。以下、次々に各走査番号順
に得た断層データを、対応するフレームメモリに格納す
る。ここでシネループとは、フレームメモリが表示する
順に配列(即ち、走査番号順に配列)されていることか
らの定義である。
データD1、D2、D3に対して行う場合には、正転再生
時には走査番号順の3つの断層データD1→D2→D3の
順序のもとで(数5)に従ってコリレーション処理を行
う。逆転再生時にはD3→D2→D1の順序のもとで(数
6)に従ってコリレーション処理を行う。
画像データD2に対する前後の画像データ(D1、D3)
の重みパラメータとして、D1とD3とで同じ値aを採用
したことである。この結果、(数5)と(数6)とは、
処理結果が一致する。
結果を、1フレーム分格納するメモリであり、CRT6
がその1フレーム分の画像データを画像として表示す
る。
ション処理回路4との実施例図を示す。シネループメモ
リ3は、n個のフレームメモリを持ち、コリレーション
処理回路4は、その中から、3個毎の走査番号順の断層
データを取り込み、コリレーション処理を行う。
つのやり方がある。正転再生の例で説明する。 (1)、走査番号1、2、3→1つのコリレーション画像M1 走査番号2、3、4→1つのコリレーション画像M2 走査番号3、4、5→1つのコリレーション画像M3 ……………… ……………… (2)、走査番号1、2、3→1つのコリレーション画像M1 走査番号4、5、6→1つのコリレーション画像M2 走査番号7、8、9→1つのコリレーション画像M3 ……………… ………………
ション画像の様相に連続性を得たい場合に採用されるの
であるが、(2)は(1)に比べて連続性の程度を弱く
する場合に採用される。この他、種々の組合せがあるこ
とは云うまでもない。
である。コリレーション回路4は、3つのフレームバッ
ファ10、11、12、整相回路13、コリレーション
処理部14より成る。バッファ10、11、12はシネ
ループメモリと同一容量である。シネループメモリ3
は、現在のコリレーション対象とする3つの走査番号の
画像データをシリアルに次々に読み出し、フレームバッ
ファ10、11、12に次々に書き込む。この書き込み
タイミングW1、W2、W3は図4に示す通りである。書
き込みタイミングW1、W2、W3及びその読み出しタイ
ミングR1、R2、R3は、フレームバッファアクセス回
路20によって得る。
10、11、12への書き込みが走査番号順のために設
けた1種のタイミング変更手段である。即ち、正転再生
での前記(1)に関してみるに、 第1回目のコリレーション バッファ10の走査番号1のデータ(#1) バッファ11の走査番号2のデータ(#2) バッファ12の走査番号3のデータ(#3) 第2回目のコリレーション バッファ11の走査番号2のデータ(#2) バッファ12の走査番号3のデータ(#3) バッファ10の走査番号4のデータ(#4) 第3回目のコリレーション バッファ12の走査番号3のデータ(#3) バッファ10の走査番号4のデータ(#4) バッファ11の走査番号5のデータ(#5) … … … … … … … … … … …
で扱うべきD1、D2、D3の格納されているフレームバ
ッファが異なり、(数5)の如くバッファ10のデータ
をD1、バッファ11のデータをD2、バッファ12のデ
ータをD3として扱うことができない。こうした事情が
発生する理由は、10(#1)→11(#2)→12
(#3)→10(#4)→11(#5)→12(#6)
→…の如く、走査番号順に次々にバッファを更新して格
納させてゆくためである。一方、コリレーション処理回
路14は、3つの入力に対して、(数5)に従った処理
を行う回路である。この3つの入力は、固定入力であ
り、最上ラインのデータD1′は(数5)のデータD1に
相当し、中間ラインのデータD2′は(数5)のデータ
D2に相当し、最下位ラインのデータD3′は(数5)の
データD3に相当する。
0、11、12の出力データをDa、Db、Dcとした場
合、コリレーション順位に従って、 第1回目のコリレーションでは、 Da→D1′ Db→D2′ Dc→D3′ 第2回目のコリレーションでは、 Db→D1′ Dc→D2′ Da→D3′ 第3回目のコリレーションでは、 Dc→D1′ Da→D2′ Db→D3′ ………………………… の如く、コリレーション処理部14の入力形式に合わせ
る処理を行う。逆転再生でも同様の目的を持った処理を
行う。
行うものであり、その処理内容21を図5に示す。重み
パラメータa、bは、キーボード等(図示せず)で画面
をみながら医者が設定する。図では(a1、b1)
(a2、b2)、…等の組合せ例を示してある。こうした
a、bの設定のもとで、(数5)の処理をその時の入力
するD1′、D2′、D3′(D1、D2、D3に相当)によ
って(数5)に従って行う。その結果であるM1を出力
すれば、これがコリレーション値となる。尚、処理内容
はROM化してもよい。
3には、計測して得た断層像データを格納しておくがこ
のデータはコリレーション前の生データである。そし
て、表示に際しては、シネループメモリ3から3つの単
位の走査番号のデータを次々に読み出し、コリレーショ
ン処理用の重みパラメータを医者が随時設定すること
で、コリレーション処理内容が随時変更できる。更に重
みパラメータa、bが、中央の走査番号に対する前後の
走査番号で同一値aとなり、シネループのヒステリシス
性を除去でき、正転再生と逆転再生とで、コリレーショ
ン処理内容が完全に一致する。
の例としたが、5個、7個等奇数一般に適用できること
は云うまでもない。偶数の場合には、中央の走査番号が
なく、奇数のように扱うことはできない。偶数の場合、
例えば4個の時には、 D1→a D2→b D3→b D4→a の如く重みパラメータを設定すれば、奇数と同じくシネ
ループのヒステリシス性をなくすることができる。
のデータを、シネループメモリに格納することができる
ため、シネループ再生中に、コリレーションの度合を変
化させることが可能となる。更に、このことにより、医
者等のオペレータは所望の画像をより得やすくなるとい
う利点がある。
理回路の実施例図である。
ある。
グとデータとの関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波複走査分の断層データを走査番号
対応に記憶するバッファメモリと、 表示モード下で、バッファメモリから奇数走査分の断層
データを順次読み出し、この奇数走査分単位に、規定の
重み付けパラメータに従って、1走査分の断層データに
するコリレーション処理手段と、 コリレーション処理後の 1走査分の断層データを格納
するメモリと、 表示モード下で、フレームメモリの内容を表示する表示
部と、より成ると共に、上記コリレーション処理手段
は、 奇数走査分の中心走査番号の前後の走査番号の重み付け
パラメータとして、その前後で対象な同一値を与えるよ
うにした、超音波断層装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05746293A JP3330662B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 超音波断層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05746293A JP3330662B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 超音波断層装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269451A JPH06269451A (ja) | 1994-09-27 |
JP3330662B2 true JP3330662B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=13056352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05746293A Expired - Lifetime JP3330662B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 超音波断層装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3330662B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58174105U (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-21 | 株式会社日立メデイコ | 超音波診断用画像表示装置 |
JPH02286140A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-26 | Yokogawa Medical Syst Ltd | 超音波mti装置 |
JP2714259B2 (ja) * | 1990-12-10 | 1998-02-16 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
JP3038616B2 (ja) * | 1991-07-04 | 2000-05-08 | 株式会社日立メディコ | 超音波診断装置 |
JP3029706B2 (ja) * | 1991-07-17 | 2000-04-04 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP05746293A patent/JP3330662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269451A (ja) | 1994-09-27 |
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