JPS62139207A - オ−デイオケ−ブル - Google Patents
オ−デイオケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS62139207A JPS62139207A JP28008185A JP28008185A JPS62139207A JP S62139207 A JPS62139207 A JP S62139207A JP 28008185 A JP28008185 A JP 28008185A JP 28008185 A JP28008185 A JP 28008185A JP S62139207 A JPS62139207 A JP S62139207A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- chemical fiber
- insulator
- nylon
- audio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、例えばスピーカ用ケーブル、マイクロホン用
ケーブル、ヘッドホン用ケーブル等、各種オーディオ機
器の配線材として用いられるオーディオケーブルに関す
る。
ケーブル、ヘッドホン用ケーブル等、各種オーディオ機
器の配線材として用いられるオーディオケーブルに関す
る。
く従来の技術〉
歪みの殆んどない高品質の音質を実現するために、近年
オーディオ機器の配線用ケーブルの導体として、純度の
高い銅線を使用したものが主流となっている。例えば、
無酸素銅（ＯＦＣ）をそれの融点以下でそれに近い高温
で熱処理することにより結晶を数十倍の大きさにまで巨
大化したもの、更にはこれを延伸することによって結晶
を軸方向に繊維状に直線配列させた導体を使用したケー
ブルが知られている。
オーディオ機器の配線用ケーブルの導体として、純度の
高い銅線を使用したものが主流となっている。例えば、
無酸素銅（ＯＦＣ）をそれの融点以下でそれに近い高温
で熱処理することにより結晶を数十倍の大きさにまで巨
大化したもの、更にはこれを延伸することによって結晶
を軸方向に繊維状に直線配列させた導体を使用したケー
ブルが知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記の如き巨大結晶又は線形結晶の無酸素銅を使用した
導体を素材とするケーブルにおいては、導体中を流れる
オーディオ信号が結晶境界の影響を受けることが少なく
、それだけ伝送ロス及び歪が少なくなり、音質ならびに
分解能の向上が図れるといった利点を有する。
導体を素材とするケーブルにおいては、導体中を流れる
オーディオ信号が結晶境界の影響を受けることが少なく
、それだけ伝送ロス及び歪が少なくなり、音質ならびに
分解能の向上が図れるといった利点を有する。
然し乍ら、このようなケーブルにおいても、前記導体中
にオーディオ信号を流すと、そのエネルギーにより導体
に微少振動が発生し、これが信号の伝送ロスおよび歪み
の原因となり、音質の劣化は避けられないものであった
。
にオーディオ信号を流すと、そのエネルギーにより導体
に微少振動が発生し、これが信号の伝送ロスおよび歪み
の原因となり、音質の劣化は避けられないものであった
。
く問題点を解決するための手段〉
本発明はかかる実情に鑑み、導体の微少振動の発生を最
小限に抑制して音質のｉｓな向上が図れるオーディオケ
ーブルを提供する点に目的を有する。
小限に抑制して音質のｉｓな向上が図れるオーディオケ
ーブルを提供する点に目的を有する。
上記の目的を達成するために本発明に係るオーディオケ
ーブルは、多数本の導体素線を撚り合せた集合導体の外
周に、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性化学ｌｌ＆
維糸を、隙間のないように密なる状態で螺旋巻きしてあ
るとともに、この螺旋巻き化学繊維糸の熱収縮により、
前記集合導体に導体中心方向への定常的な圧力を付加さ
せ、かつその外周に絶縁体を被覆させたという構成に特
徴を有するものである。
ーブルは、多数本の導体素線を撚り合せた集合導体の外
周に、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性化学ｌｌ＆
維糸を、隙間のないように密なる状態で螺旋巻きしてあ
るとともに、この螺旋巻き化学繊維糸の熱収縮により、
前記集合導体に導体中心方向への定常的な圧力を付加さ
せ、かつその外周に絶縁体を被覆させたという構成に特
徴を有するものである。
〈作用〉
このような特徴構成を有する本発明に係るオーディオケ
ーブルによれば、導体が多数本の導体素線を撚り合せた
いわゆるリンツ線構成であるから、表皮効果の影響によ
る電流分布の不均一性が抑えられ、周波数の高いオーデ
ィオ帯域におけるＥＳＲ（等価直列実効抵抗）の上昇及
びインダクタンスの減少を少なくすることができるもの
である。また、前述のようなリッツ＃１ＩＷＩＩ成であ
る集合導体に対して、その外側に螺旋巻きされた化学繊
維糸の熱収縮作用により導体中心方向への定常的な圧力
が付加されて、多数本の導体素線群が堅く結束された状
態となる。それ故に、オーディオ信号のエネルギーによ
る導体の微少振動の発生が極力抑制され、聴感上の歪感
が着しく減少されるとともに、伝送ロスが減少し音圧感
が上昇するに至るのである。
ーブルによれば、導体が多数本の導体素線を撚り合せた
いわゆるリンツ線構成であるから、表皮効果の影響によ
る電流分布の不均一性が抑えられ、周波数の高いオーデ
ィオ帯域におけるＥＳＲ（等価直列実効抵抗）の上昇及
びインダクタンスの減少を少なくすることができるもの
である。また、前述のようなリッツ＃１ＩＷＩＩ成であ
る集合導体に対して、その外側に螺旋巻きされた化学繊
維糸の熱収縮作用により導体中心方向への定常的な圧力
が付加されて、多数本の導体素線群が堅く結束された状
態となる。それ故に、オーディオ信号のエネルギーによ
る導体の微少振動の発生が極力抑制され、聴感上の歪感
が着しく減少されるとともに、伝送ロスが減少し音圧感
が上昇するに至るのである。
〈実施例〉
以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第１図及び第２図において、（１）は多数本の導体素線
を撚り合わせた集合導体であって、前記の各導体素線は
無酸素銅（ＯＦＣ）の結晶を高温熱処理によって大きく
成長させ、かつこれを延伸することによって軸方向に繊
維状に直線配列させた線形結晶導体である。
を撚り合わせた集合導体であって、前記の各導体素線は
無酸素銅（ＯＦＣ）の結晶を高温熱処理によって大きく
成長させ、かつこれを延伸することによって軸方向に繊
維状に直線配列させた線形結晶導体である。
（２）は前記集合導体（１）の外周全域に隙間のないよ
うに密なる状態で螺旋巻きしである熱可塑性の化学繊維
糸の一例である所のナイロン６糸であって、これは細い
ナイロン繊維を束ねたもの（例えば１２６０デニール、
２１０本）であり、その軟化点温度は１８０℃であり、
溶融点温度は２１５℃〜２２０℃である。（３）は前記
ナイロン６糸（２）の外周に被覆させたポリエチレン製
の絶縁体であって、これは２００℃〜２１０℃の温度条
件下での押出し成形により被覆処理されるものであり、
この押出し成形時の温度が前記ナイロン６糸（２）の軟
化点温度よりも高く、溶融点温度よりも若干（約２０℃
）低いので、前記絶縁体（３）の押出し成形時において
ナイロン６糸（２）は加熱され、その後の常温復帰に伴
なって収縮され、このような絶縁体（３）の押出し成形
工程中のナイロン６糸（２）の熱収縮により、前記集合
導体（１）に導体中心方向への定常的な圧力（Ｐ）を付
加させたものである。（４）は前記絶縁体（３）の外側
に被覆させた塩化ビニールシースである。
うに密なる状態で螺旋巻きしである熱可塑性の化学繊維
糸の一例である所のナイロン６糸であって、これは細い
ナイロン繊維を束ねたもの（例えば１２６０デニール、
２１０本）であり、その軟化点温度は１８０℃であり、
溶融点温度は２１５℃〜２２０℃である。（３）は前記
ナイロン６糸（２）の外周に被覆させたポリエチレン製
の絶縁体であって、これは２００℃〜２１０℃の温度条
件下での押出し成形により被覆処理されるものであり、
この押出し成形時の温度が前記ナイロン６糸（２）の軟
化点温度よりも高く、溶融点温度よりも若干（約２０℃
）低いので、前記絶縁体（３）の押出し成形時において
ナイロン６糸（２）は加熱され、その後の常温復帰に伴
なって収縮され、このような絶縁体（３）の押出し成形
工程中のナイロン６糸（２）の熱収縮により、前記集合
導体（１）に導体中心方向への定常的な圧力（Ｐ）を付
加させたものである。（４）は前記絶縁体（３）の外側
に被覆させた塩化ビニールシースである。
尚、以上の実施例では、熱可塑性の化学繊維糸（２）と
して、前記絶縁体（３）の押出し成形温度よりも稍低い
軟化点温度を有するナイロン６糸を使用したが、これ以
外にもビニリデンやポリプロピレン等を使用し、かつ絶
縁体（３）としてポリプロピレンを用いることによって
、絶縁体（３）の押出し工程中に熱収縮処理が同時に行
なえて、この種ケーブルの生産性の面で同等の効果を得
ることができる。
して、前記絶縁体（３）の押出し成形温度よりも稍低い
軟化点温度を有するナイロン６糸を使用したが、これ以
外にもビニリデンやポリプロピレン等を使用し、かつ絶
縁体（３）としてポリプロピレンを用いることによって
、絶縁体（３）の押出し工程中に熱収縮処理が同時に行
なえて、この種ケーブルの生産性の面で同等の効果を得
ることができる。
また、溶融点、軟化点ともに絶縁体（３）の押出し成形
温度よりも高い化学繊維、例えばアセテート、ビニロン
、ポリエステル、アクリル繊維等を用いる場合は、集合
導体（１）外側に螺旋巻きした上記の各繊維糸（２）を
各々の材料の溶融、αよりも約２０℃位、低い温度で予
備加熱して先に収縮工程を終了し、その後絶縁体（３）
を押出し被覆させても良い。
温度よりも高い化学繊維、例えばアセテート、ビニロン
、ポリエステル、アクリル繊維等を用いる場合は、集合
導体（１）外側に螺旋巻きした上記の各繊維糸（２）を
各々の材料の溶融、αよりも約２０℃位、低い温度で予
備加熱して先に収縮工程を終了し、その後絶縁体（３）
を押出し被覆させても良い。
更に、本発明に係るオーディオケーブルは、第３図で示
すように、前記絶縁体（３）と塩化ビニールシース（４
）との間に、既述の如く無酸素銅の結晶を巨大化し、か
つ延伸させて、輪方向に繊維状に直線配列させたものを
素材とし、これを編組した構造の外部導体（５）を介在
させた同軸型スピーカケーブルに応用するも良く、第４
図で示すように、二本以上の導体（１）、（１）及び絶
縁体（３）、（３）を単一のシース（４）で被覆させた
ベア・スターカッド型スピーカケーブルに応用するも良
い。
すように、前記絶縁体（３）と塩化ビニールシース（４
）との間に、既述の如く無酸素銅の結晶を巨大化し、か
つ延伸させて、輪方向に繊維状に直線配列させたものを
素材とし、これを編組した構造の外部導体（５）を介在
させた同軸型スピーカケーブルに応用するも良く、第４
図で示すように、二本以上の導体（１）、（１）及び絶
縁体（３）、（３）を単一のシース（４）で被覆させた
ベア・スターカッド型スピーカケーブルに応用するも良
い。
〈発明の効果〉
以上詳述したことからも明らかなように本発明による時
は、 （イ）基本的にリッツ線構成であって、表皮効果の影響
を可及的に減少しながら、 （ロ）しかも、集合導体（１）に導体中心方向への定常
的な圧力を加えて、オーディオ信号のエネルギーによる
微少振動の発生を極力抑制し、その結果、聴感上の歪感
を減少するとともに、伝送ロスの減少による音圧感の上
昇で、音質を顕者に向上できる。
は、 （イ）基本的にリッツ線構成であって、表皮効果の影響
を可及的に減少しながら、 （ロ）しかも、集合導体（１）に導体中心方向への定常
的な圧力を加えて、オーディオ信号のエネルギーによる
微少振動の発生を極力抑制し、その結果、聴感上の歪感
を減少するとともに、伝送ロスの減少による音圧感の上
昇で、音質を顕者に向上できる。
（ハ）加えて、化学繊維の有する熱可塑性を有効に活用
した熱収縮作用により、前記の導体中心方向に定常的な
圧力を加えるものであるから、例えば弾性記憶素材を使
用して同様な圧力を加え、るものに比べて、材料並びに
製造の両面でコストダウンが可能であり、極めて高品質
な音質が得られるオーディオケーブルを安価に提供でき
るに至ったのである。
した熱収縮作用により、前記の導体中心方向に定常的な
圧力を加えるものであるから、例えば弾性記憶素材を使
用して同様な圧力を加え、るものに比べて、材料並びに
製造の両面でコストダウンが可能であり、極めて高品質
な音質が得られるオーディオケーブルを安価に提供でき
るに至ったのである。
第１図は一部切欠き斜視図、第２図は縦断正面図、第３
図及び第４図は夫々応用品の一部切欠き斜視図である。 （１）は集合導体、（２）は化学繊維糸、（３）は絶縁
体である。
図及び第４図は夫々応用品の一部切欠き斜視図である。 （１）は集合導体、（２）は化学繊維糸、（３）は絶縁
体である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ［１］多数本の導体素線を撚り合せた集合導体（１）の
外周に、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性化学繊維
糸（２）を、隙間のないように密なる状態で螺旋巻きし
てあるとともに、この螺旋巻き化学繊維糸（２）の熱収
縮により、前記集合導体（１）に導体中心方向への定常
的な圧力を付加させ、かつその外周に絶縁体（３）を被
覆させてあることを特徴とするオーディオケーブル。 ［２］前記化学繊維糸（２）が、前記絶縁体（３）の押
出し成形温度よりも稍低い軟化点を有するもので、押出
し成形と同時に熱収縮されたものである特許請求の範囲
第［１］項に記載のオーディオケーブル。 ［３］前記集合導体（１）を構成する各導体素線が、無
酸素銅の結晶を軸方向に繊維状に直線配列させたもので
ある特許請求の範囲第［１］項に記載のオーディオケー
ブル。 ［４］前記化学繊維糸（２）がナイロン系である特許請
求の範囲第［２］項に記載のオーディオケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28008185A JPS62139207A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | オ−デイオケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28008185A JPS62139207A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | オ−デイオケ−ブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62139207A true JPS62139207A (ja) | 1987-06-22 |
Family
ID=17620042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28008185A Pending JPS62139207A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | オ−デイオケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62139207A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014116971A (ja) * | 2009-06-10 | 2014-06-26 | Apple Inc | 絡み合った繊維で形成された電子デバイス及び電子デバイスアクセサリ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582809B2 (ja) * | 1977-09-02 | 1983-01-18 | 積水化学工業株式会社 | 強化樹脂管状体の成形方法 |
| JPS59167904A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-21 | 日立電線株式会社 | オーディオ機器配線用線材およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-12-12 JP JP28008185A patent/JPS62139207A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582809B2 (ja) * | 1977-09-02 | 1983-01-18 | 積水化学工業株式会社 | 強化樹脂管状体の成形方法 |
| JPS59167904A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-21 | 日立電線株式会社 | オーディオ機器配線用線材およびその製造方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014116971A (ja) * | 2009-06-10 | 2014-06-26 | Apple Inc | 絡み合った繊維で形成された電子デバイス及び電子デバイスアクセサリ |
| US9154866B2 (en) | 2009-06-10 | 2015-10-06 | Apple Inc. | Fiber-based electronic device structures |
| US9628890B2 (en) | 2009-06-10 | 2017-04-18 | Apple Inc. | Electronic device accessories formed from intertwined fibers |
| US10681447B2 (en) | 2009-06-10 | 2020-06-09 | Apple Inc. | Electronic device accessories formed from intertwined fibers |
| US11665461B2 (en) | 2009-06-10 | 2023-05-30 | Apple Inc. | Electronic device accessories formed from intertwined fibers |
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