JPS62137683A - 光学式文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ＣＣＤセンサを有する光学式文字読取装置（
以下ＯＣＲと略す）における帳票に記載されたラインマ
ークの検出に関する。

（従来の技術） 一般に、ＯＣＲは帳票を走行させ帳票上の文字等を光学
的に走査して読取るために、ベルト、ローラ等による走
行機構部を各部に備えている。走行機構部は、帳票の読
取行ごとに読取り対象の走査を行うために、設定された
フォーマット情報に基づき帳票を走行させる。しかし、
この走行機構部は環境条件（温度、湿度）の変化、ある
いは帳票の条件（紙質、速量、大きさ等）の変化により
影響を受けることがあった。このため帳票の走行量に誤
差が生じることがあった。従来、この帳票の走行量の誤
差を補正するための１つの手段として、各読取行ごとに
ラインマークを記載し、このラインマークの位置を検出
することにより帳票の走行量を制御するものが提供され
ていた。

このような従来のラインマーク検出に係るＯＣＲの要部
の一構成例を第６図に示１−０同図において帳票１は文
字等の記載された面上の各読取行ごとにラインマーク２
を記載している。光源３は、帳票１上の文字を照射し、
結像レンズ４は文字等からの反射光を光電変換センサ５
上に結像する。

光電変換センサ５は、結像された反射光を電気信号に変
換し、図示しない認識部へ出力する。反射形センサ６は
、受光部と発光部から成り、帳票１のラインマーク２の
記載領域上に配置されている。この反射形センサ６は、
発光部から所定量の光をラインマーク２の記載領域上に
発し、その反射光量の差によりラインマーク２の検出を
行う。

通常、記載領域のラインマーク２は黒色でそれ以外の部
分は白色である。増幅器７は、反射形センサ６の出力電
圧を増幅する。比較器１３は、増幅器７からの出力電圧
とｔめ抵抗分割することにより所定の値に設定されてス
ライス電圧Ｖｔとの比較を行ない、比較結果に基つき０
Ｎ１０ＦＩ’信号を制御部９へ出力″′４−る。制御部
９は、予め設定されたフォーマット情報により帳票１の
始端からの行位置とラインマーク２の検出位置とを比較
演算し、演算結果をパルス数に換算して帳票の走行量の
制御を行う。帳票走行用モータＩＯは、帳票１を走行さ
せるものである。

次に、従来のＯＣＲの動作について第７図を参照して詳
細に説明する。第７図は、増幅器７によって増幅された
反射形センサ６の出力電圧波形Ｖ１及びスライス電圧ｖ
ｔを示す図である。スライス電圧■１は、出力電圧Ｖ１
の最大値ＶＢと最小値ＶＷの中間値に設定される。帳票
１の始端が方向Ａへ向かって走行開始されるとともに、
反射形センサ６はラインマーク記載領域上の反射光を検
知する。帳票１が所定量走行されるまでラインマーク２
は反射形センサ６によって検出されないので、反射形セ
ンサ６の出力電圧波形Ｖ１は第７図に示すように帳票１
の白レベルを示す電圧レベルｖｗである。比較器８は、
反射形センサ６の電圧Ｖｗとスライス電圧■Ｔとの比較
を行ない、Ｖｗ〈ＶＴにより制御部９に対してＯＦＦ信
号を出力する。このＯＦＦ信号は、帳票１が帳票走行用
モータｌＯによって所定量の走行、即ち反射形センサ６
が第１番目のラインマーク２の反射光を検知するまで出
力される。第１番目のラインマーク２が反射形センサ６
により検知されると、その出力電圧波形■１は第７図に
示すようにラインマーク２の黒レベルを示す電圧レベル
ＶＩ３の状態になる。従っ−０比較器８はＶ。）Ｖ、、
に基づき制御部９に対してＯＮ信号を出力する。ＯＮ信
号を受けた制御部９は第１番目のラインマーク２の位置
を検出し、このラインマーク２の検出位置とフォーマッ
ト情報による行位置との比較演算を行い、演算結果に対
応したパルス信号を帳票走行用モータｌＯに出力する。

これによって、帳票１の走行量の誤差が補正され、第１
番目の読取行の正確なデータを読取ることができる。こ
の走行量の誤差補正動作は、順次第２、第３・・・のラ
インマーク２に対しても行われる。

又、読取動作は、周知のように、光源２によって照射さ
れた読取対象からの反射光か、結像レンズ４を介して光
電変換センサ５に結像され、その後電気信号に変換され
て図示しない認識部へ出力される。

以上詳細に説明したように、ラインマーク２の位置検出
は、比較器８から出力される所定時間の０Ｎ１０ＦＦ信
号により行わわ、その位置検出に基づいて帳票１の走行
量の誤差の補正が成される。その結果、読取行の正確な
読取対象を読取ることができる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記構成のＯＣＲでは、次のような問題
点かあった。前述した反射形センサ６は、帳票１の白レ
ベルと黒レベルとの反射光の差（ラインマーク２の有無
）を検出するが、帳票１の条件の違いにより反射形セン
サ６の出力電圧がｖｌｏとなり基準となる白レベルを示
す電圧がｖｗ′に変動してしまう。また、帳票１を高速
走行させた際には、Ｖｗが微小な上下振動をして変動し
てしまうという問題点かあった。これによって反射形セ
ンサ６の出力電圧波形Ｖ１のダイナミックレンジがせま
くなり、ラインマーク２つまり黒色の検出ができなくな
るという問題点があった。

本発明は、以上述べた問題点を解決し、反射形センサ６
の基準となる白レベルの電圧■。が変動しても正確にラ
インマークを検出できるＯＣＲを提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、前記問題点を解決するために、帳票上の読取
行ごとの読取対象を光電変換により読取る読取手段と、
前記帳票上の読取行ごとに記載された複数のラインマー
クを検知可能に設けられた第１の反射形センサと、第１
の反射形センサから得られる前記ラインマークの有無に
より変化する出力電圧と、予め設定された所定のしきい
値電圧とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果
に基づき帳票の走行量を制御する制御手段と、該制御手
段により帳票を走行させる走行手段とを有する光学式文
字読取装置において、以下の手段を設けて構成する。

上記光学式文字読取装置は、帳票上の読取対象及びライ
ンマークの記載禁止領域上に配置され、帳票上の記載禁
止領域の反射光を検知する第２の反射形センサを設け、
第２の反射形センサの出力電圧を前記比較手段のしきい
値電圧に用いて構成される。

（作用） 本発明によれば、以上のようにＯＣＲを構成したので作
用は次のようになる。

帳票が前述した走行手段により走行開始されると、第１
の反射形センサはラインマーク無しの領域、そして第２
の反射形センサは帳票上の何も記載されていない記載禁
止領域の反射光を検知する。これは例えば実施例におけ
る第２図に示す状態である。このとき、第２の反射形セ
ンサの出力電圧からしきい値電圧を得て、このしきい値
電圧と第１の反射形センサの出力電圧との比較が比較手
段により行われる。そして、この比較結果に基づきライ
ンマークが検出されていないので制御手段は更に走行手
段により帳票を走行させている。

帳票か所定量を走行し、第１の反射形センサによりライ
ンマークが検知される位置にきた時、これは例えば実施
例における第３図に示す状態であり、この時、第２の反
射形センサの出力電圧は記載禁止領域を検知したレベル
である。一方、第１の反射形センサの出力電圧はライン
マークの反射光を検知したレベルである。そして、比較
手段は、第１の反射形センサの出力電圧と７５２の反射
形センサの出力電圧から得られるしきい値電圧とを比較
する。この比較結果に基づき、ラインマーク有が検出さ
れるため制御手段は、走行手段に対して帳票の走行量の
誤差を補正するための指令を出力する。この指令に基づ
き走行手段が帳票を走行させることにより正確な読取行
の読取対象が読取手段により読取られる。このように、
比較手段で比較されるしきい値電圧を、記載禁止領域」
二を検知する第２の反射形センサの出力電圧から得るよ
うにしたので、第１の反射形センサがラインマーク無し
の領域、つまり記載禁止領域を検知したときの出力電圧
が変動しても、同様に第２の反射形センサの出力電圧も
変動し、これに追従してしきい値電圧も変動する。従っ
て、第１の反射形センサの出力電圧のダイナミックレン
ジが広くとれるため、前記問題点を解決できるのである
。

（実ＩＭ例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図は、本発明の一実施例による２つの反射形センサ
を用いたラインマーク検出に係るＯＣＲの要部の構成を
示す図である。同図において、第６図に示す従来のＯＣ
Ｒのラインマーク検出に係る構成と同一構成要素のもの
については、同一参照符号を付しである。反射形センサ
６は、従来と同様に帳票ｌのラインマーク２の記ｌｌｌ
１ｃ領域上に配置され、ラインマーク２の有無の検出を
行うためのセンサである。一方、帳票走行方向Ａに対し
て垂直となるように反射形センサ６と並列にかつ隣接す
る反射形センサＩｔは帳票１の白レベル検出用センサで
あり、ラインマーク検出のためのドロップアウトカラー
以外の記載禁止領域上に配置されている。このため、反
射形センサ１１は、常に帳票１の白レベルを追従する。

各増幅器７，１２は、それぞれ反射形センサ６、＋１の
出力電圧を増幅し、増幅した出力電圧゛を比較器８へ供
給する。比較器８は、増幅器１１を介して得られた帳票
１の白レベル検出用の反射形センサ１１の出力を所定の
比率で分圧し、分圧した出力電圧をスライス電圧ｖＴと
し、これとラインマーク検出用の反射形センサ６の出力
電圧とを比較する。制御部９は、従来と同様に、比較器
８からの０Ｎ１０ＦＦ信号によりラインマーク２の位置
を検出し、そわと子しめ設定されたフォーマット情報と
の比較演算を行う。そして、演算結果に基づき変換され
たパルス信号を走行用モータ１０へ出力１−る。

このように構成されたＯＣＲの動作について図面を参照
して説明する。

第２図は、各反射形センサ６．１１が帳票１の白レベル
上に位置した状態を示す平面図であり、第３図は反射形
センサ６がラインマーク２上に位置した状態を示す平面
図である。又、第４図は、反射形センサ６の出力電圧波
形Ｖ２及び反射形センサ１１の出力電圧を分圧したスラ
イド電圧ＶＴを示１−図である。尚、スライド電圧ＶＴ
は（Ｖ、＜ＶＴ＜ｖｎ）となるように分圧されている。

まず、各反射形センサ６．１１の素子自体のバラツキを
抑えるために、反射形センサ６．１１を第２図に示す状
態で各反射形センサ６、　ＩＩの出力と同一になるよう
に初期設定する。

次に、帳票１が方向Ａに向って走行開始された時、反射
形センサ６．１１は第２図に示す状態に位置する。この
状態では、反射形センサ６．１１はそれぞれ帳票１の白
レベルを検出し、各々の出力は増幅ｉ７．１２を介して
比較器８へ供給される。比較器８により反射形センサ１
１の出力電圧は分圧され、第４図に示すスライス電圧Ｖ
７　（図中破線）となる。一方、反射形センサ６の出力
電圧■２は、帳票１の白レベルを示す電圧ＶＷ（図中実
線）である。このため、比較器８は、ＶＴ＞Ｖ。

により制御部９に対してＯＦＦ信号を出力する。

このＯＦＦ信号は、ラインマーク２が検出されるまで出
力される。

次に、帳票１が所定量を走行されて第３図に示す状態に
位置した時、反射形センサ１１は白レベルを検出し、一
方、反射形センサ６はラインマーク２を検出する。従っ
て、比較ｆ４Ｂは、Ｈ述と同様のスライス電圧Ｖ、（第
４図中破線）と、反射形センサ６の出力電圧Ｖ２との比
較を行い、ＶＢ＞ｖＴにより；ｔｉ制御部９に対してＯ
Ｎ信号を出力する。ＯＮ（５号を受けた制御部９はライ
ンマーク２の位置を検出し、このラインマーク２の検出
位置と予め設定されたフォーマット情報による行位置と
の比較演算を行い、演算結果に対応したパルス信号を帳
票走行用モータｌｏに出力する。これによって帳票１の
走行量の誤差が補正される。尚、読取動作は従来と同様
に行われる。

このように、比較器８のスライス電圧Ｖ、は、常に反射
形センサ１１が白レベルを検知した出力電圧を所定の比
率で分圧した？「圧であるため、反射形センサ６の出力
電圧がｖ２からＶ２°に変動しても（反射形センサ６．
１１は同一出力をするように初期設定されているため）
、そわに追従してスライス電圧もＶＴからＶＴ゛へ変動
する。従って、反射形センサ６の出力Ｖ２のダイナミッ
クレンジを広くとることができる。

又、本実施例では、反射形センサ６．１１を帳票走行方
向に対して垂直になるように並列に配置したが、この反
射形センサ６．１１とを帳票走行方向へと並行に配置し
た場合を考える。この状態を第５図に示す。同図に示す
ように、帳票１のラインマーク２上に反射形センサ６が
あるとき、ラインマーク２の位置は帳票上不定であるか
ら、もう一方の反射形センサ１１が必ずしも帳票１の白
レベル上に位置するという保証はない。従って反射形セ
ンサ６．１１とを帳票走行方向Ａと並列に配置すること
はできない。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように本発明によれば、第２の反
射形センサの出力電圧から比較するためのしきい値電圧
を得るようにしたので、効果は次のようになる。

第１の反射形センサから得られるラインマーク無の領域
を検知したときの出力電圧は、使用する帳票の条件（紙
質、速量、大きさ等）あるいは帳票の高速走行により変
動しても、同様に第２の反射形センサの出力電圧も変動
し、これに追従してしきい値電圧も変動することができ
る。従って、従来と比較して第１の反射形センサの出力
電圧のダイナミックレンジを広くでき、しかも安定した
ラインマークの検出をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるラインマーク検出に係
るＯＣＲの要部の構成を示す図、第２図は反射形センサ
が帳票の自レベル上に位置した状態を示す平面図、第３
図は反射形センサがラインマーク上に位置した状態を示
す平面図、第４図は反射形センサ６の出力電圧波形及び
スライド電圧を示す図、第５図は反射形センサの配置を
換えたことを示す図、第６図は従来のラインマーク検出
に係るＯＣＲの要部の一構成例図、第７図は従来の反射
形センサの出力電圧波形及びスライス電圧を示す図であ
る。 １・・・帳票、　　　　　　２・・・ラインマーク、３
・・・光源、　　　　　　４・・・結像レンズ、５・・
・光電変換センサ、６　、　ｌ　＋−・・反射形センサ
、７．１２・・・増幅器、　　　８．１３・・・比較器
、９・・・制御部、　　　　　ＩＯ・・・帳票走行用モ
ータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 帳票上の読取行ごとの読取対象を光電変換により読取る
   読取手段と、 前記帳票上の読取行ごとに記載された複数のラインマー
   クを検知可能に設けられた第１の反射形センサと、 第１の反射形センサから得られる前記ラインマークの有
   無により変化する出力電圧と、予め設定された所定のし
   きい値電圧とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づき帳票の走行量を制御する
   制御手段と、 該制御手段により帳票を走行させる走行手段とを有する
   光学式文字読取装置において、 帳票上の読取対象及びラインマークの記載禁止領域上に
   配置され、帳票上の記載禁止領域の反射光を検知する第
   ２の反射形センサを設け、 第２の反射形センサの出力電圧を前記比較手段のしきい
   値電圧に用いたことを特徴とする光学式文字読取装置。