JPS62137057A - 煎薬用ポツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は煎薬用ポットに係シ、尚詳細にはポケット本体
内に薬味投入用の袋状のネット体を収容可能になした煎
薬用ポットに関する。

当該ポットは漢方薬等を簡便に煎薬する際有効に利用さ
れ得る。

（従来の技術） 一般に漢方薬は植物の根、茎、葉、花、果実、鉱物等の
乾燥片を混合して作られるが、この種の漢方薬は土瓶あ
るいは鍋等に所定量、例えば約１２゜１３ｐ投入し、水
を例えば６０〇−程度入れて弱火で水量が半分程度にな
るまで、約１時閉放じていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のような土瓶等による長時間の煎薬は手間が煩雑で
ある上、屋内に臭気が漂うことになシ、近隣からも苦情
を呈されることがあって不都合が多かった。また煎薬に
長時間を要し、且火器を用いるため煎薬中使用者がこれ
に拘束されてしまい、加えて光熱費も嵩む問題があった
。

一方煎薬を簡単化すべく自動煎薬器も提供されているが
、高価であル、依然として光熱費が嵩む問題が残されて
いた。更に漢方薬種のエキスを採シ出して処方したエキ
ス散、エキス錠、丸薬等も提供されているが、煎薬液に
比べて薬効が低下し、充分な薬効を得るには多量に投与
する必要があって不経済であった。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば上部に口部を有する保温筒が内装された
二重壁構成のポット本体と、保温筒の口部に気密に装着
可能な中栓体と、中栓体の下部に着脱可能で且保温筒内
に収容可能なネット体と、中栓体を囲繞してポット本体
に装着される蓋体とを備えてなる煎薬用ポットにょシ、
上記問題点が解決される。

（作用） 本発明による煎薬用ポットにおいては、使用時に保温筒
内に挿入されるネット体に漢方薬等の薬味を入れ、保温
筒に熱湯を注いだ上、ネット体を熱湯に浸漬させた状態
で、中栓体並びに蓋体を装着して放置して置けば、従来
の土瓶等による煎薬と略同時間で、格別火器による加熱
を行なうことなく簡便に煎薬を行なう作用を得れる。

（実施例） 第１図、第２図を参照するに、本発明−よる煎薬用ボッ
）　ＧＯには好ましくは円筒状のポット本体ａυが包有
されておシ、ポット本体０１）の内部には好ましくは略
円筒状の保温筒α渇が内装される。保温筒（１２１の上
部には口部（至）が区画されると共に、半径方向外向き
に固定７ランジ部α→が延設され、との固定７ランジ部
（２）の外周縁部のみがポット本体０υ上部の内周面に
抱持されて、とれにょシ保持筒α３がポット本体αυ内
にいわば宙吊シ状態で固定されることになる。またポッ
ト本体ａυと保温筒（１つ間の空隙は好ましくは減圧さ
れて気密にされ、両者による二重壁構成と相俟って保温
筒αａからの放熱が有効に抑止されるように設けられて
いる。

保温筒（ＩＪＯ口部（至）には大径の頭部αＱを有する
中栓体αＧが気密に装着可能に設けられ、中栓体（イ）
の頭部（イ）直下の外周部には口部（至）の周縁に気密
に圧接するシーリング体ａηが周設されている。且中栓
体に）の下部にはネット体（至）が着脱可能に装着され
ておシ、当該ネット体（至）は連結部片α１とネット部
（イ）とでなる。連結部片α９は中栓体（イ）の下部に
挿入した上、中栓体（イ）と螺結可能に設けられ、且下
端部に半径方向に延びるフランジ部ｅ℃を有している。

ネット部（イ）は漢方薬薬味等の、少なくとも大きな部
片が脱漏なく収容され得る程度の網目をもって構成され
ておシ、上縁部に伸縮自在の弾性輪（イ）が付設され、
この弾性輪（イ）をフランジ部Ｉ２１）よシ上位におい
て連結部片α９に対し装着することにょシ、連結部片Ｑ
９とネット部（イ）を一体化できる。

この場合ネット体０均をネット部（イ）のみで形成し、
一方中栓体ＯＢの下部を小径にした上、下端部にフラン
ジ部を具備させることによシ、上記の連結部片σ９を介
在させることなく、ネット体（至）を中栓体μｓに着脱
自在に装着できる。一方連結部片α９が図示の如く中空
であればネット部（イ）の上端部を連結部片α９の周部
に直接付着させてもよい。換言すればネット体（至）は
中栓体（イ）と着脱可能で且中栓体（至）と分離したと
き漢方薬薬味を投入可能であればよい。

またポット体ａυには、保温筒６３に中栓体（至）を装
着した状態で、蓋体（至）が気密に冠着される。乙のと
きポット本体０１）の上部外周面と蓋体（イ）の下部内
周面にネジ部を具備させ、両者を嵌合可能になし、且ボ
ット本体αＤと蓋体（イ）との当接面にシーリング体（
ハ）を介在させることが望ましい。

更に蓋体翰上面の中央には、つまみ（イ）が上向き突出
するようにタイマー翰が埋設されておシ、このタイマー
（１）は例えば２，３時間程度の時間経過表示を行なう
ものであればよい。

しかして本発明の煎薬用ボッ）　（１０においてはネッ
ト体（至）のネット部翰内に所望の漢方薬種を投入した
上弾性輪翰を介して連結部片α９に装着し、且連結部片
０１を中栓体に）に螺結する。次いでポット本体側内の
保温筒Ｃ１２１に口部αａから熱湯を注ぎ込み、且この
熱湯内にネット部（イ）を充分に浸漬せしめつつ、口部
α３に中栓体（至）を気密に装着する。更にポット本体
ａυに蓋体−を気密に装着し、タイマー翰を例えば１時
間後に零を示すようにセットする。

これによシボット本体（１］）の保温筒ａ２内において
は熱湯が充分に高温に維持され、ネット部（イ）内の漢
方薬は土瓶等で煎薬した状態に近似の状態で継続して煎
薬される。従って所定時間の経過をタイマーｍＫよシ視
認した後、蓋体（イ）を外し、中栓体ＯＧをネット体（
至）と共に抜き取れば、保温筒ａ２からコツプ等に所定
量の煎薬液を注入して飲むことができる。また保温筒α
２内の残余の煎薬液は中栓体い並びに蓋体（イ）を再装
着することによシ、冷却されずに保温され得る。このと
きネット体（至）を中栓体（ト）から分離して中栓体（
至）のみを保温筒σ２に装着すればよい。

上記煎薬用ボッ）　（ｌｆｌにあっては、ネット体（至
）内に薬種によシ異ならしめて１１〜３４ｙの漢方薬を
入れ、保温筒（Ｉａ内に９７°Ｃの熱湯２００−を注入
して煎薬したところ、室温２４°Ｃで３０分後に約８０
００まで降温したが、６０分後では略この温度に維持さ
れ、充分な煎薬が行なわれることが実験上判明している
。

（発明の効果） 上述のように構成された本発明によれば、ネット体内に
漢方薬等を入れ、保温筒内に浸漬するだけで簡便に煎薬
を実現でき、使い勝手が極めて良好であり、ユニ重壁で
気密に囲繞された保温筒内部で煎薬が行なわれるから、
室内に臭気が出ることもなく、また火器を用いずに煎薬
できるから使用者がこれに拘束されず、例えば外出時に
放置しておくことも可能であると共に、光熱費も最少限
にし得る等々の、多様の効果を達成する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による煎薬用ポットの一実施例の断面図
、第２図ａ、ｂは夫々同煎薬用ポットの部分斜視図であ
る。 ｌＯ・・・煎薬用ポット、１１・・・ポット本体、１２
・・・保温筒、１３・・・口部、１４・・・固定７ラン
ジ部、１５・・・頭部、１６・・・中栓体、１７・・・
シーリング体、１８・・・ネット体、１９・・・連結部
片、２０・・・ネット部、２１・・・７ランジ部、２２
・・・弾性輪、２３・・・蓋体、２４・・・シーリング
体、２５・・・つｔ、ｂ、２６・・・タイマー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）上部に口部を有する保温筒が内装された二重壁構
   成のポット本体と、保温筒の口部に気密に装着可能な中
   栓体と、中栓体の下部に着脱可能で且保温筒内に収容可
   能なネット体と、中栓体を囲繞してポット本体に装着さ
   れる蓋体とを備えてなる煎薬用ポット。
2. （２）蓋体にタイマーが装着されてなる特許請求の範囲
   第１項記載の煎薬用ポット。