JPS62136742A - 電子顕微鏡等の絞り装置 - Google Patents

電子顕微鏡等の絞り装置

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JPS62136742A
JPS62136742A JP27768785A JP27768785A JPS62136742A JP S62136742 A JPS62136742 A JP S62136742A JP 27768785 A JP27768785 A JP 27768785A JP 27768785 A JP27768785 A JP 27768785A JP S62136742 A JPS62136742 A JP S62136742A
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axis
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Koro Oi
公郎 大井
Kojin Kondo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子顕微鏡、X線マイクロアナライザ、オー
ジェマイクロプローブ等において、試料を光軸と直角な
方向から挿入するいわゆるサイドエントリータイプの試
料傾斜装置に係わり、特に試料の直下に配設される絞り
装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子顕微鏡等の試料平面移動機構に試料傾斜機
構を設けた装置では、試料を傾斜させた際に、高さのず
れや試料面上の横への変化即ち光軸に対しての位置の変
化が生しる。前者は焦点、倍率、カメラ長の変化として
、後者は視野のずれとして現れ操作上の大きな障害とな
る。このため、従来においては試料を傾けても視野がず
れず、また試料移動をしても焦点がずれないような試料
傾斜装置としていわゆるユーセントリックゴニオメータ
が使用されている。
このユーセントリックゴニオメータを採用した電子顕微
鏡は、第2図及び第3図に示すように、電子顕微鏡の鏡
体内にヨーク1、励磁コイル2及び下磁極片5、下磁極
片6から構成される対物レンズが配設され、上磁極片5
、下磁極片6との間のギャップはスペーサ7によって高
精度に保たれている。一方、ヨーク1内の上方にはステ
ージ3が設置してあり、このステージ3にヘアリング9
を介して筒状の傾斜体lOが回転可能に取付けられてお
り、該傾斜体10の回転軸は電子線光軸Zと直交するX
軸となっている。また、傾斜体10の内4Qlには球体
軸受11を介して試料ホルダ12が摺動可能に挿入され
ると共に、Z紬調節ネジ13及びY紬調節ネジ15によ
りZ方向及びY方向に回動可能に嵌合されている。そし
て、試料ホルダ12の試料保持部には試料Sが載置され
、該試料Sが上磁極片5、下磁極片6との間隙内でかつ
光軸Zに望むように配設される。さらに、前記傾斜体1
0と対向してヨーク1の側壁に保持体16が取付けられ
ると共に、該保持体16の内側には移動杆17が摺動自
在に嵌合され、該移動杆17の一端にはXl1dl調節
Zジ19が当接し、他端には遊動体20が当接している
。この遊動体20は、その一端が移動杆17に設けられ
ている窪みを中心にして三次元的に回転可能になるよう
にスプリング(図示せず)にて支持されると共に、遊動
体20の他端には窪みが設けられ、該窪みに試料ホルダ
12の一端が当1妾されている。21はヨーク1の側壁
から試料ホルダ12と交差するように、試料の直下に配
設される絞り装置である。
上記構成による試料移動について説明すると、先ずX軸
方向の試料移動は、X紬調節ネジ19を回転させること
により移動杆17が移動し、試料ホルダ12は遊動体2
0により押圧されてX軸方向に移動する。このとき、ヨ
ーク1内は真空のため試料ホルダ12に大気圧が作用し
、試料ホルダ12の先端部は常に遊動体20に押付けら
れながら移動する。
次にY軸又はX軸方向の試料移動について説明すると、
Z紬調節ネジ13又はY紬調節ネジ15を回転させると
、試料ホルダ12は球体軸受11の回動に伴って回動す
るが、試料ホルダ12の先端部は大気圧により常に遊動
体20に押付けられており、かつ、遊動体20は移動杆
17に設けられている窪みを中心にして三次元的に回転
可能に支持されているので、試料ホルダ12は球体軸受
11内を滑りながら回動し、試料ホルダ12の先端部の
描く軌跡は移動杆17に設けられている窪みを中心にし
た円弧状となって、試*4SがY軸又はX軸方向へ移動
する。
次に試料の傾斜動作について説明すると、傾斜体IOを
回転させると球体軸受11の回転に伴って試料ホルダ1
2が回転し試料Sを傾斜させることができ、かつ、傾斜
させたときに螢光板上で見ている試料の位置は動かない
というユーセントリックの条件を満足させる運動を行う
。すなわち、第6図に示すように、Y軸、X軸方向に試
料移動したのち傾斜体10を回転させるとき、傾斜体1
0の回転軸と試料ホルダ12の軸とが相違しているが、
大気圧により試料ホルダ12の先端部は常に遊動体20
に押付けられ、かつ遊動体20は三次元的に回転可能で
あるため、試料ホルダ12は傾斜体10の回転軸(X軸
)を中心にして回転する。このとき遊動体20が回転し
てつくる平面はゴニオメータの軸(X軸)と直角となり
、従って、試料移動したときのビームのある点が常に傾
斜のための回転の中心にあり、螢光板上で見ている試料
の位置は動かないことになる。
[発明が解決しようとする問題点〕 上記従来のサイドエントリータイプの電子顕微鏡におい
ては、分解能を向上させることと試料を大きく傾斜でき
ることが大きな課題とされている。
しかしながら、この2つの課題は互いに矛盾する要素を
もっている。すなわち、分解能を向上させるためには対
物レンズを構成する上磁極片5、下磁極片6間のギヤツ
ブを狭くする必要があるが、ギャップを狭くすると試料
の傾斜角は小さくなるからである。
また、試料の傾斜角を小さくする要因として絞り装置2
1の存在が挙げられる。この、絞り装置21は試料と共
に上磁極片5、下磁極片6間の中に挿入されるため、傾
斜角を大きくする障害となっている。すなわち、上記従
来の装置では、ユーセントリックの条件を満たすために
、試料ホルダ12、遊動体20及移動杆17が同一軸上
に配設されており、その結果、絞り装置21は咳同−軸
と交差する方向から挿入しなければならず、第5図に示
すように試料ホルダ12を傾斜させたときに、絞り装置
2Iに当たってしまい傾斜角を大きくとれないという問
題を生していた。この場合、傾斜角を太き(するには、
上磁極片5、下磁極片6間のギヤ・2ブを広くすればよ
いが、前記した分解能の向上の障害となってしまうとい
う互いに相反する問題を生していた。
本発明は上記問題点を解決するもので、ニーセントリ、
り機構を形成する軸と同一方向に絞り装置を配設するこ
とにより、分解能を保障させると共に、試料の傾斜角を
大きくとれるようにすることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の電子M微鏡等の絞り装置は、光軸と
直交するX軸上にユーセントリック機構を形成する傾斜
体、球体軸受、試料ホルダ、遊動体及び移動杆を配設し
、該試料ホルダの直下にX軸方向に絞り部材を配設する
一方、鏡体の側壁からユーセントリック機構を形成する
軸と同一方向に駆動アームを配設すると共に、該駆動ア
ームには前記遊動体の回転を妨げないように段部を設け
、該駆動アームにより前記絞り部材をX軸方向に摺動可
能にさせることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の絞り装置においては、ユーセントリック機構の
機能を1員なうことなく、ユーセントリック機構を形成
する軸の方向に沿って絞り部材が摺動することになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明による絞り装置の1実施例を示す縦断面
図、第4図は試料傾斜時の傾斜角を説明するための図で
ある。
図中、1はヨーク、2は励磁コイル、3はステージ、5
は上磁極片、6は下磁極片、7はスペーサ、9はベアリ
ング、10は傾斜体、11は球体軸受、12は試料ホル
ダ、13はZ@J調節ネジ、16は保持体、17は移動
杆、19はX軸調節ネジ、21は絞り装置、22は駆動
アーム、23はスプリング、24は絞り部材、25は調
節ネジ、26は段部を示す。
第1図において、従来の試料傾斜装置と同一の構成につ
いては説明を省略する。前述した従来の装置と異なる点
は、従来の装置では、ニーセントリ°ツクの条件を満た
すために、傾斜体10、球体軸受11、試料ホルダI2
、遊動体20及び移動杆17が同一の軸上に配設されて
おり、その結果、絞り装置21は核間−の軸と交差する
方向から挿入せざるを得なかったが、本発明においては
、ユーセントリック機構を形成する軸と同一方向に絞り
装置を配設可能にした点である。すなわち、傾斜体10
と対向したヨーク1の側壁に配設された支持杆I7の下
部に、駆動アーム22がスプリング23を介して摺動自
在に配設され、該駆動アーム22の先端に絞り部材24
が取付けられている。
これら駆動アーム22及び絞り部材24は、ユーセント
リック機構を形成する軸と同一方向に挿入配設されてお
り、そして絞り部材24が試料ホルダ12の試料保持部
の直下に配設されると共に、駆動アームの他端には調節
ヱジ25が当接されている。さらに、駆動アーム22は
遊動体20の回転を妨げないように、遊動体20を逃げ
るように段部26を有していり、このため、第4図に示
すように試料ホルダ12を傾斜させたとき、試料ホルダ
12が絞り装置2Iに当たるまでの角度が大きくなり、
上下の磁極片間のギセノプが同一であれば、傾斜角を大
きくとることが可能となるものである。
その動作について説明すると、調節ネジ25を回転させ
ると、駆動アーム22はスプリング23に抗してX軸方
向に沿って摺動し、絞り部材24もX軸方向に沿って摺
動する。絞り部材24には径の異なる複数の絞り孔(図
示せず)が設けられていて、絞り部材24をX軸方向に
沿って摺動させることにより、所望の径の絞り孔を光軸
Zの位置に選択設定することができる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではな(
、種々の変形が可能であることは勿論のことである。例
えば、上記実施例においては、鏡体1の側壁に配設され
た支持杆17の下部に駆動アーム22を配設したが、駆
動アーム22は支持杆17の上部に配設してもよく、ま
た、傾斜体10の上部或いは下部でもよく、要はユーセ
ントリック機構を形成する軸と同一方向に挿入配設され
、かつ、位動体20の回転を妨げないように絞り部材2
4が摺動可能であればよい。
また、本発明は電子顕微鏡に限らず、X線マイクロアナ
ライザ、オージェマイクロプローブ等の試料を光軸と直
角な方向から挿入するいわゆるサイドエントリータイプ
の試料傾斜装置にも適用することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ユー
セントリック機構を構成する軸と同一方向に絞り装置を
配設したので、試料ホルダ12を傾斜させたとき、試料
ホルダ12が絞り装置21に当たるまでの角度が大きく
なり、傾斜角を太き(とることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による絞り装置の1実施例を示す縦断面
図、第2図は従来の絞り装置を示す縦断面図、第3図は
第2図のX軸断面図、第4図及び第5図は試料傾斜時の
傾斜角を説明するための図、第6図はニーセントリ、り
の条件を説明するための図である。 1・・・ヨーク、2・・・励磁コイル、3・・・ステー
ジ、5・・・上磁極片、6・・・下磁極片、7・・・ス
ペーサ、9・・・ベアリング、10・・・傾斜体、11
・・・球体軸受、12・・・試料ホルダ、13・・・Z
軸調節ネジ、15・・・Y軸調節ネジ、16・・・保持
体、17・・・移動杆、19・・・X紬調節ネジ、20
・・・遊動体、21・・・絞り装置、22・・・駆動7
−ム、23・・・スプリング、24・・・絞り部材、2
5・・・調節ネジ、26・・・段部。 出 願 人   日本電子株式会社 代理人弁理士  白 井 博 樹(外2名)第1図 第3図 第牛図 第G図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光軸と直交するX軸上にユーセントリック機構を形成す
    る傾斜体、球体軸受、試料ホルダ、遊動体及び移動杆を
    配設し、該試料ホルダの直下にX軸方向に絞り部材を配
    設する一方、鏡体の側壁からユーセントリック機構を形
    成する軸と同一方向に駆動アームを配設すると共に、該
    駆動アームには前記遊動体の回転を妨げないように段部
    を設け、該駆動アームにより前記絞り部材をX軸方向に
    摺動可能にさせることを特徴とする電子顕微鏡等の絞り
    装置。
JP27768785A 1985-12-10 1985-12-10 電子顕微鏡等の絞り装置 Expired - Lifetime JPH063718B2 (ja)

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