JPS62136323A - チエンの止ピン自動插入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンペヤチェン等の連結ビンに止ビンを自動的
に挿入する装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般にコンペヤチェン等は、内外リンクプレートを連結
ピンで連結した後、連結ピンの一端に止ビンを挿入して
構成する。而してこれらの組立作業は殆ど手作業によっ
ており、特に大型チエンの場合には重量も大であるため
１機械カを利用する場合もあるが、連結ピンおよび止ピ
ンの挿入は依然として手作業によっている。この内連結
ビンについては一部機械化されてはいるが、止ピンにつ
いては機械化が困難であり、チェン組立作業全体の能率
低下の原因となっている。止ピン挿入作業の機械化若し
くは自動化が困難である理由は主として次のようなもの
が挙げられる。

（１）止ピンはリンクプレートに近接しているため。

例えばロボットハンド等ではリンクプレートと干渉する
ため、止ビンの把持ができない。

（２）仮にロボットハンド等で把持できたとしても。

チエン連結ビンの止ピン孔の位置に若干の誤差があった
場合には２把持が強固であると上記の誤差を吸収するこ
とができず、挿入作業を完遂することができない。

上記のような理由で止ピン挿入作業の機械化が困難であ
り、ましてやその自動化までは到底及びもつかぬ状態で
あった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記のような従来技術の欠点を解消し。

すなわち、まずリンクプレートに近接した比較的狭い場
所でも確実に作動できること、および若干の位置的誤差
があっても、これを充分に吸収できること等の機能を満
足し、かつ自動的に止ピンを挿入し得る装置を提供する
ことを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的達成のために。

軸方向および軸と直角方向に移動自在かつ軸の回りに回
転自在に構成した挿入シャフトを、その軸線がチエンの
連結ピン軸線を含む平面内かつ止ビン挿入孔の軸線と平
行に設けること。

次に前記挿入シャフトの端部には面板を固着し。

この面板には挿入シャフトの中心から等距離かつ対称位
置に磁気吸着手段を配設すること。

更にこの挿入シャフトを、一方の磁気吸着手段が止ピン
挿入孔に、同時に他方の磁気吸着手段が別途配設した止
ピン供給装置の切出し位置の止ピンに各々臨むように配
設すること。

という技術的手段を採用したものである。

〔実施例〕

図は本発明の実施例を示す要部斜視図である。

同図において、外リンク１と内リンク２とは連結ピン３
によって組立てられてチエン５を形成し。

長手方向に延長している。４は止ピン１５の挿入孔であ
り、連結ピン３の一端（第１図の場合は上端）に穿設し
、その軸線をチエン５の連結延長方向と合致させる。次
に１０は挿入シャフトであり。

軸方向および軸と直角方向（第１図の場合は上下方向）
に移動自在かつ軸の回りに回転自在に構成する。而して
挿入シャフト１０の軸線がチエン５の連結ピン３の軸線
を含む平面内かつ止ピン１５の挿入孔４の軸線と平行に
配設する。次に挿入シャフト１０の端部には面板１１を
ボルト１２によって固着する。１３は永久磁石であり１
面板１１の軸心から等距離かつ対称に配設する。なお永
久磁石１３の磁極は面＋７ｉＥ１１の平面部に現れるの
が望ましい。１４ば止ビン供給装置であり、止ビン１５
を整列状態で収容し、先端に切出し部１６を設ける。而
して前記挿入シャフトＩＯは、軸端の面板１１に設けた
一方の永久磁石１３が、前記連結ピン３の止ピン１５の
挿入孔４に、同時に他方の永久磁石１３が止ピン供給装
置１４の切出し部１６に各々臨むように配設するのであ
る。

以上の構成により、まず挿入シャフト１０を矢印Ｙ１方
向に下降させ１次にＸ１方向に前進させると１面板１１
に設けた永久磁石１３が止ピン供給装置１４の切出し部
１６に臨み、止ピン１５を吸着する。次に挿入シャフト
１０をＹ２方向に上昇させると、止ビン１５は永久磁石
１３に吸着されたまま切出し部１６から上方に切り出さ
れる。

次に挿入シャフト１０をＸ２方向に後退させた後。

矢印Ｒ方向に１８０°回転させる。この状態から挿入シ
ャフト１０を矢印Ｙ１方向に下降させ（図はこの状態を
示す）１次にＸ１方向に前進させると、止ピン１５は下
方の永久磁石１３に吸着されたまま連結ピン３の挿入孔
４内に進入して係止する。この時面板１１の上方の永久
磁石１３は止ビン供給装置１４の切出し部１６に臨んで
いるから。

前記のように止ピン１５を吸着する。次に挿入シャフト
１０をＹ２方向へ上昇させると、下方の永久磁石１３と
止ピン１５との吸着係合が解かれて。

止ピン１５は挿入孔４内に係止したまま残存する。

一方上方の永久磁石１３は他の止ピン１５を吸着したま
ま前記のように上昇し更に後退して切出し作業を完了す
る。次にチエン５を矢印Ｘ方向に１ピンチ分移動させて
、前記動作を繰返して実行することにより、止ビン１５
を挿入孔４内に逐次挿入することができるのである。

本実施例においては９面板を円板状に形成した例を示し
たが、永久磁石を回転中心から等距離かつ対称に配設し
得る限り円板状には限定されない。

また永久磁石は止ビンを図に示すように吸着保持する限
り、必ずしも面板内に埋設する必要はなく。

例えば板状に形成した永久磁石を面板上の所定位置に固
着してもよい。更に永久磁石に代えて電磁石のような他
の磁気吸着手段を使用してもよいことば勿論である。更
にまた挿入シャフトがチエンの送り方向と平行である例
を示したが、連結ビンの止ピン挿入孔の軸線と同一平面
内にある限りチエン送り方向とは必ずしも平行であるこ
とを要せず２両者間が９０°または他の任意の角度をと
ってもよい。なお挿入シャフトの前後進および上下動の
範囲ならびに止ビン供給装置の切出し位置との関係は、
連結ビンのリンク上面からの突出高さおよび止ピンの寸
法等によって任意に１１　Ｂｔ５可能である。更に本実
施例においては、挿入シャフトがチエンの上方に位１す
る例を示したが１図に示すような位置関係を保持したま
ま９時計方向に９０’回転した状態、すなわち連結ビン
軸を水平状態として、リンクプレートの側面部から止ピ
ンを挿入（この場合止ピン供給装置は直立し、止ピンを
下方から上方に供給する）してもよいことは勿論である
。また前述の挿入シャフトの移動および回転ならびにチ
エンの移動、更には止ビン供給装置の駆動も含めて制御
装置を介して２例えばシーケンス制御を行うことができ
る。

〔発明の効果〕

本発明のチエンの止ピン自動挿入装置は１以上記述のよ
うな構成および作用であるから、下記のような効果を奏
することができる。

（１）　　止ピンの挿入孔がリンクプレートに近接して
いても極めて容易に止ピンの自動挿入ができる。

（２）止ピン若しくは挿入孔の何れ乃）または両者の位
置に誤差があっても、止ピン先端部が挿入孔に臨む限り
、止ピンは面板上で滑り移動が可能であり１作業は容易
に実行できる。

（３）止ビンの寸法が若干具なっても、吸着状態を維持
できる限り挿入作業が可能であり、互換性の範囲が広く
、多種類の止ピンに対応できる。

（４）一方の止ピン挿入中に同時に供給位置から他の止
ピンを取り出すことができるため、挿入作業タクトを大
巾に短縮することができ、生産性を大巾に向上する。

（５）装置全体の構造が簡単であり、製造コストが低く
、更にチエン製造原価低減に寄与し、経済的効果が大で
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示す要部斜視図である。 ３：連結ビン、４：挿入孔、１０：挿入シャフ＋−、ｉ
ｔ：面板、１３：永久磁石、１４：止ビン供給装置、１
５：止ピン。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）軸方向および軸と直角方向に移動自在かつ軸の回
   りに回転自在に構成した挿入シャフトを、その軸線がチ
   エン連結ピン軸線を含む平面内かつ止ピン挿入孔の軸線
   と平行に設け、前記挿入シャフト端に面板を固着し、面
   板には挿入シャフト中心から等距離かつ対称に磁気吸着
   手段を配設し、一方の磁気吸着手段が止ピン挿入孔に、
   同時に他方の磁気吸着手段が止ピン供給装置切出し位置
   の止ピンに臨むように配設したことを特徴とするチエン
   の止ピン自動挿入装置。
2. （２）挿入シャフトがチエン連結ピンに対して、下降−
   前進−上昇−後退−回転、を繰返すように挿入シャフト
   の移動手段および回転手段ならびにチエン移動手段を組
   合わせた特許請求の範囲第１項記載のチエンの止ピン自
   動挿入装置。
3. （３）磁気吸着手段が永久磁石である特許請求の範囲第
   １項若しくは第２項記載のチエンの止ピン自動挿入装置
   。