JPS6213585A - 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフエノ−ルの間接電解酸化法 - Google Patents

2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフエノ−ルの間接電解酸化法

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JPS6213585A
JPS6213585A JP60153307A JP15330785A JPS6213585A JP S6213585 A JPS6213585 A JP S6213585A JP 60153307 A JP60153307 A JP 60153307A JP 15330785 A JP15330785 A JP 15330785A JP S6213585 A JPS6213585 A JP S6213585A
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JP
Japan
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butyl
methylphenol
potassium ferricyanide
tert
potassium
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Application number
JP60153307A
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English (en)
Inventor
Tsunesuke Hirashima
平嶋 恒亮
Ikuzo Nishiguchi
西口 郁三
Taku Abe
安部 卓
Kenji Konishi
小西 建治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HONSYU KAGAKU KOGYO KK
OOSAKASHI
Honshu Chemical Industry Co Ltd
Osaka City
Original Assignee
HONSYU KAGAKU KOGYO KK
OOSAKASHI
Honshu Chemical Industry Co Ltd
Osaka City
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 14立夏 本発明は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ールの間接電解酸化法に関する。
l米狭監 2.6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール圓 偽 ナル・オブ・オーガニックケミストリー」(J、δrg
Chat、)、 22.1439 (1957)に総説
があり、ベンゾイルパーオキサイド、二酸化鉛あるいは
フェリシアン化カリウムを酸化剤として用い、3.3’
5.5′−テトラ−t〜ブチル−4,4′−スチルベン
キノンス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ、ドロキシ
フェニル)工物として得られる例が報告されているが、
いずれの酸化剤の場合も収率が低く、また多量の酸化剤
を要するため、使用した酸化剤の後処理が煩雑となり、
工業的実施に適した方法とはいい難い。3.3’ 、5
.5’−テトラ−t−ブチル−4,4′−スチルベンキ
ノン及び1,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)エタンが2,6−ジ−t−ブチ県 生成することは、[ラバー・ケミカル・テクノロジーJ
(Rubber Cham、 Technol、) 、
 46.1134 (1973)等に示されており、同
誌で述べられている様に、過去60年にわたり、2,6
−ジ−t−ブチル−p−キノンメチド単離の努力がなさ
れたが、溶液中でしか存在せず、しかも容易に二量化し
て3.3’、5.5’−テトラ−t−ブチル−4,4′
−スチルベンキノンと1,2−ビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタンに変化するた
め、不成功に終っている。
2.6−ジ−t−ブチル−ρ−キノンメチドの二量化物
である3、3’ 、5.5’−テトラ−t−ブチル−4
,4′−スチルベンキノン及び1.2−ビス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタンは酸
化防止剤あるいはポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂
等の原料あるいは改質剤として極めて有望視される物質
である。前述の総説、「ジャーナル・オブ・オーガニッ
クケミストリーJ (J、 Org、 Chew、)、
 22゜1439 (1957)中、フェリシアン化カ
リウムによる2、6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノールの酸化の実施例は「ジャーナル・オブ・アメリカ
ンケミカルソサイエテイJ (J 、  Am、 Ch
ew、 Soc、)。
77、1783(1955)に報告されているが、大量
のフェリシアン化カリウム(対2,6−ジ−t−ブチル
ー4−メチルフエノール6.1倍モル)を使用し、生成
物として3.3’ 、5.5’−テトラ−t−ブチル−
4,4t−スチルベンキノン55% と1,2−ビス(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エ
タン20%を得ている。
このように、従来の方法では下記のような問題がある。
(イ)2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
に対しフェリシアン化カリウムを下記(1)式に示した
ように理論上2倍モルのところを実際には約6倍モルと
多量の酸化剤を必要とし、酸化剤の価格からみて経済性
の面で大きな欠陥がある。
(ロ)また、フェロシアン及び/又はフェリシアンイオ
ンを含む排水にはシアンイオンを含む排水と同等の法規
制(シアンイオン排出基準=1 mg/l)があり、酸
化排液からこれ等の除去あるいは回収が不可欠で、その
ための付帯設備を必要とする。
(ハ)さらに、生成物の合計収率も少なく必ずしも満足
すべきものでない等の理由で工業的実施には問題がある
一 2に4Ft3(CN)! + 2H,OΣ−2に、Fe
(CN)、 + 2KOH+H,(2)α、     
       CH。
目     的 本発明は従来の欠点を克服した2、6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノールの酸化法を提供することを目的
とするものである。
量−一双 本発明者等は前記目的を達成するために鋭意研究した結
果、前記(1)式に示した2、6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノールの酸化反応を電解酸化槽の中で通電
下に行なうと、フェリシアン化カリウムが酸化剤として
作用した結果生じるフェロシアン化カリウムが前記(2
)式のようにフェリシアン化カリウムに容易に再生され
ることを見出し、この知見を利用し全体としては見掛は
上、前記(3)式に示したように少量のフェリシアン化
カリウムの存在下に2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノールを間接的に電解酸化することにより2,6
−ジ−t−ブチル−p−キノンメチドを高転化率、高選
択率で得るという新しい酸化手法を開発し本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノールをフェリシアン化カリウムで酸化する反
応及び当該酸化により副生ずるフェロシアン化カリウム
を支持電解質の存在下に陽極酸化してフェリシアン化カ
リウムに再生する反応とを同一電解槽内で並行して行な
い、フェリシアン化カリウムの再生を繰返しなから゛、
 2.6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを酸
化することを特徴とする。
本発明の方法は、上述のようにフェリシアン化カリウム
による2、6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
の酸化をフェリシアン化カリウムの再生をしながら行な
うので酸化剤フェリシアン化カリウムの使用量は従来法
とは比較にならないほどの少量で足りること及び酸化反
応の処理が容易な点に特徴がある。すなわち、2,6−
ジ−t−ブチル−p−キノンメチドを主成分とする酸化
生成物は、使用した有機溶媒層に含まれるフェロ及び/
又はフェリシアン化カリウム及び支持電解質を含む水層
から分液後、これを加熱し、あるいは有機溶媒を留去す
ることで二量体である3、3’ 、5.5’−テトラ−
t−ブチル−4,4′−スチルベンキノン及び1,2−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)エタンに転化される。一方。
分液された水層は何ら処理することなく再び2゜6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノールの酸化反応に繰返
し使用される。実際10回にわたって水層の繰返し使用
を行なったが2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノールの転化率は97−99%、2.6−ジ−t−ブチ
ル−p−キノンメチドの選択率は88−90%でその酸
化能力はほとんど変っていなかった(実施例5参照)、
このため本発明の方法はフェロシアン化カリウムをフェ
リシアン化カリウムに転換するための特別な再生工程と
か回収または除去のための処理工程を必要と□せず設備
、操作面で大幅な軽減を可能とする点で工業的に極めて
有利な酸化法を提供するものである。
酸化剤フェリシアン化カリウムは第一図にしめしたよう
に2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを酸
化し、自らはフェロシアン化;リウムに還元さhるが、
電解酸化により再びフェリシアン化カリウムに再生され
る。従って、本発明における酸化剤はフェリシアン化カ
リウムに代えて、フェロシアン化カリウムを用いても、
2゜6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールの酸化
を何ら支障なく行なうことがセきる0本発明の方法は、
具体的には2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ールを有機溶媒に溶かした有機層と、フェリシアン化カ
リウム及び電気化学的には支持電解質としてのアルカリ
金属水酸化物を含む水層とを電解槽内で機械的に攪拌し
ながら通電することにより行なわれる。
本発明に使用される有機溶媒は、反応条件下に電気化学
反応を受けに<<、シかも原料物質である2、6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェノール及び酸化生成物であ
る2、6−ジ−t−ブチル−p−キノンメチド及びそれ
から生じる3、3’ 、5.5’−テトラ−を−ブチル
−4,4′−スチルベンキノン及び1,2−ビス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン
のいずれとも顕著には反応せず、かつこれらの化合物に
対し溶解度が大きく水には不溶の性質を有するものから
選ばれる。このような溶媒としてはベンゼン、トルエン
、キシレン等の芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘ
キサン、ペンタン等の脂肪族炭化水素類を挙げることが
でき、これらの中では特にベンゼン、シクロヘキサンが
好ましい。
2.6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールの仕込
濃度は有機溶媒に対して通常0.01−2.0モル/l
の範囲で、好ましくは0.1−1.0モル11の範囲で
ある。
フェリシアン化カリウムの使用量は前記(1)式の上で
は少なくとも2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノールの2倍モル(理論量)が必要であるが1本発明の
方法は、フェリシアン化カリウムを再生しながら2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを酸化する方
法なので2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ルに対し2倍モル以下で足り、0.1−1.9倍モルの
範囲、好ましくは0.5−1.5倍モルの範囲から選ば
れる。
フェリシアン化カリウムは飽和濃度以下の水溶液として
用いられ、通常0.015−2.5モル/1の範囲、好
ましくは0.15−1.0モルへの範囲から選ばれる。
支持電解質としてはアルカリ金属水酸化物類例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等が用いられる。特に限
定されるものではないが反応系組成を複雑にしない点で
水酸化カリウムを使用することが好ましい。アルカリ金
属水酸化物は、電気化学的な支持電解質としての作用に
加え、化学的には反応系をアルカリ性に保つことでフェ
ロシアン化カリウムの分解によるシアン化水素の発生を
抑制する作用をなすのでフェリシアン化カリウムと同モ
ル以上が使用される。
水に対する濃度は通常0.015−3.0モル/lの範
囲、好ましくは0.15−1.5モル/1の範囲から選
ばれる。
反応温度は使用する有機溶媒の2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール及びその酸化生成物に対する溶
解性を考慮して決定され、5−80℃の範囲から選ばれ
る。更に付言すれば加熱あるいは冷却を必要としない常
温下の実施でも反応は十分速かに進行する0反応温度が
高い場合、酸化生成物である2、6−ジ−t−ブチル−
p−キノンメチドは低温での反応に比べより早く二量化
を起こす。
電解槽様式としては、陽陰両極を同一槽中に対峙させた
非分離型槽も使用可能であるが、陽極におけるフェロリ
フエリの酸化反応と、陰極におけるフェリ→フェロの還
元反応とが並行して起き電流効率が悪くなる。電流効率
を良くするため、陽陰極を素焼き磁性材等の多孔質膜、
イオン交換膜等の隔膜で区画した分離型槽を使用するこ
とが好ましい。
陽極材質としては、黒鉛等の炭素材の他、鉄、ステンレ
ス、ニッケル、銅、白金等の金属材が適している。特に
高電流密度で通電を行わない限り、陽極金属材からの金
属イオンの析出は起きないので(イ)電極の洗浄が容易
、1口)電極への反応液の含浸がさけられる、(ハ)安
価である等の利点を有するステンレスが好ましい、陰極
には、任意の適当な材料、例えば黒鉛等の炭素材、鉄、
ステンレス、白金等が用い得る。
電流密度は通常O0工ないし5.OA/dmの範囲から
選択され、特に0.5ないし3.OA/drdの範囲が
好適である。電流密度が上記範囲を越えると。
フェロシアン化カリウムをフェリシアン化カリウムへ再
生する反応の電流効率が低下する。
通電量は電解槽に仕込んだ2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノールとフェリシアン化カリウムのモル比
なよって変化するが、理論的には初めに仕込んだフェリ
シアン化カリウムと再生されたフェリシアン化カリウム
の総和が仕込2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノールに対し2倍モルとなる迄通電すれば良いことにな
る。すなわち、フェリシアン化カリウムの繰返し再生に
要する電気量、換言すれば仕込んだフェリシアン化カリ
ウム1モル当たり ファラデーの電気量を供給すれば良い。
フェリシアン化カリウムに代えてフェロシアン化カリウ
ムを初めに仕込んだ場合にはフェリシアン化カリウムに
転換するのに要する電気量、換言すれば仕込んだフェロ
シアン化カリウム1モル当たり ファラデーの電気量を供給すれば良い。
尚、当然のことながら通電量は必要に応じ理論量より過
剰とする場合もある0例えば、フェリシアン化カリウム
を2.6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールに対
し、同倍モル用いた場合には理論通電量の105%の通
電により、又、フェリシアン化カリウムを2.6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェノールに対し、0.5倍モ
ル用いた場合には理論通電量の110%の通電で殆どす
べての2.6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
が酸化され、2,6−ジ−t−ブチル−p−キノンメチ
ドが高選択的に生成する(実施例1,2参照)。
以下実施例及び比較例をもって本発明を更に具体的に説
明する。
実施例1 容量100■aのビーカー型電解槽中に容量14.2I
Qの素焼円筒(外径18mm、深さ78.4J11.厚
さ1.4mm)の温度計を取り付け、陽極として3c−
×30■のステンレス(sus 304)板電極2枚を
素焼円筒を間にはさんで平行に取り付けた。素焼円筒内
には陰極として直径4■、長さLoommのステンレス
(sum 304)棒を取り付けた。陰極室(以下、素
焼円筒内を陰極室とした)には3%水酸化カリウム水溶
液10m mを入れ、陽極室(以下、素焼同情外を陽極
室とした)には2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール2.20g (0,01モル)をベンゼン−d
S(重水素置換)50■aに溶解して、又フェリシアン
化カリウム3.29g (0,01モル)、水酸化カリ
ウム1.12g(0,02モル)を水40■aに溶解し
て入れた。室温で、陽極液を機械的に攪拌しながら電流
密度1.OA/dnlF(0,18A)の直流定電流を
1時間34分(理論通電量の105%)通電し反応を行
った0反応後陽極室液の有機層をNMR及びガスクロマ
トグラフィーで分析したところ2゜6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノールの転化率は99%で、2,6−
ジ−t−ブチル−p−キノンメチド、3゜3’、5.5
’−テトラ−t−ブチル−4,4′−スチルベンキノン
及び1,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)エタンの選択率は各々90%、1%。
1%であった(2.6−ジ−t−ブチル−p−キノンメ
チドは「ジャーナル・オブ・オーガニックケミストリー
J (J、 Org、 Cha+s、)、28.348
6 (1963)に記載のNMRデータと一致する)、
有機層を吸引分液し、少量の水で洗浄した後ロータリー
エバポレーターでベンゼンを留去して橙色の結晶2.1
9gを得た。ガスクロマトグラフィー内部標準法により
分析したところ2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール1%、3.3’ 、5.5’−テトラ−t−ブ
チル−4,4′−スチルベンキノン及び1,2−ビス(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エ
タンの収率は各45%、47%であった。
実施例2〜3 実施例1と同じ電解槽を用いて、フェリシアン化カリウ
ム仕込量を実施例2においては1.65゜(0,005
モル)、実施例3においては0.82g(0,0025
モル)とし、ベンゼン−d6に代えてベンゼンを使用し
た以外は実施例1と同じ仕込みとし、実施例1と同じ様
に直流定電流を実施例2においては2時間28分(理論
通電量の110%)、実施例3においては3時間12分
(理論通電量の123%)通電した。
反応終了後の溶液中の2,6−ジ−t−ブチル−p−キ
ノンメチド、  3.3’ 、5.5’−テトラ−t−
ブチル−4,4’−スチルベンキノン、1,2−ビス(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エ
タンの選択率及び溶媒留去後の3.3’ 、5.5’−
テトラ−t−ブチル−4,4’−スチルベンキノン及び
1,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)エタンの収率を実施例1の結果と合わせて
表1にまとめて示した。
(以下余白) 実施例4 実施例1と同じ電解槽を用いて、フェリシアン化カリウ
ムの代わりにフェロシアン化カリウム三水化物4.22
g(0,01モル)を用いた他は、実施例1と同じ仕込
みとし、実施例1と同様に。
直流定電流を3時間17分(理論通電量の110%)通
電した。陽極室液の有機層をガスクロマトグラフィーで
分析したところ2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール転化率は93%、2,6−ジ−t−ブチル−p
−キノンメチド、3.3’ 、5.5’−テトラ−t−
ブチル−4,4′−スチルベンキノンおよび1,2−ビ
ス(3゜5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)エタンの選択率は各々80%、3%、2%であった。
溶媒留去後の3.3’ 、5.5’−テトラ−t−ブチ
ル−4,4’−スチルベンキノン及び1,2−ビス(3
,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタ
ンの収率は各々40%、45%であった。
実施例5 実施例1で用いた電解槽陽極室に残っている実施例1の
反応終了液分液水層に新たに2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェノール2.20g(0,01モル)をベ
ンゼン50rn Qに溶解して仕込み、実施例1と同様
に電流密度1.OA/dn((0,18A)の直流定電
流を3時間8分(理論通電量の105%)通電した。
同じ操作を更に9回繰返し各々を実施例5−1〜10と
し、実施例1の結果と合わせて表2に示した。
(以下余白) 比較例1 実施課1と同じ電解槽を用い、フェリシアン化カリウム
を加えない以外は実施例1と同様に電解槽の陽、陰極室
に仕込んだ。室温で陽極室液を機械的に攪拌しながら、
実施例1と同じく電流密度1.OA/drrr(0,1
8A)で1時間34分通電した。
陽極室液の有機層の一部をガスクロマトグラフィーで分
析した結果2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール以外検出されなかった。
免−一部 以上、述べたように本発明の方法によれば酸化剤フェリ
シアン化カリウムの使用量は従来法よりはるかに少量で
足り、酸化反応後の処理が容易であり、2,6−ジ−t
−ブチル−P−キノンメチドを高転化率、高選択率で得
ることができる。またフェロシアン化カリウムをフェリ
シアン化カリウムに転換するための特別に再生工程とか
回収または除去のための処理工程を必要とせず、設備、
操作面で経済的利点が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の酸化法の機構を示すフローチャートで
ある。 特許出願人 本州化学工業株式会社 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを
    フェリシアン化カリウムで酸化する反応及び当該酸化に
    より副生するフェロシアン化カリウムを支持電解質の存
    在下に陽極酸化してフェリシアン化カリウムに再生する
    反応とを同一電解槽内で並行して行ない、フェリシアン
    化カリウムの再生を繰返しながら、2,6−ジ−t−ブ
    チル−4−メチルフェノールを酸化することを特徴とす
    る2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールの酸
    化法。 2、前記支持電解質がアルカリ金属水酸化物類から選ば
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3、前記陽極にステンレスを用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60153307A 1985-07-11 1985-07-11 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフエノ−ルの間接電解酸化法 Pending JPS6213585A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274135A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujifilm Corp シクロオレフィン樹脂組成物、シクロオレフィン樹脂フィルムおよびこれを用いた偏光板、光学補償フィルム、反射防止フィルムおよび液晶表示装置

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JP2008274135A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujifilm Corp シクロオレフィン樹脂組成物、シクロオレフィン樹脂フィルムおよびこれを用いた偏光板、光学補償フィルム、反射防止フィルムおよび液晶表示装置

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