JPS62135421A - 癌用アミノ酸輸液 - Google Patents
癌用アミノ酸輸液Info
- Publication number
- JPS62135421A JPS62135421A JP27643385A JP27643385A JPS62135421A JP S62135421 A JPS62135421 A JP S62135421A JP 27643385 A JP27643385 A JP 27643385A JP 27643385 A JP27643385 A JP 27643385A JP S62135421 A JPS62135421 A JP S62135421A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino acid
- cancer
- solution
- amino acids
- transfusion solution
- Prior art date
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、L−イソロイシンを含まない癌用アミノ酸輸
液に関する。
液に関する。
特定のアミノ酸を含まない若しくは過剰に配合したアミ
ノ酸製剤の癌増殖抑制作用に関する研究は近年盛んに行
われ、効果ありとする具体的処方についても種々提案さ
れている6例えば、特開昭55−35049にはメチオ
ニンを含まない6〜lO種のアミノ酸からなる癌用アミ
ノ酸輸;′夜が、DIE−3329253(AI)には
必須及び準必須アミノ酸のl踵又は2種以上を含まない
14〜17種のアミノ酸からなる癌用アミノ酸組成物が
それぞれ開示されている。
ノ酸製剤の癌増殖抑制作用に関する研究は近年盛んに行
われ、効果ありとする具体的処方についても種々提案さ
れている6例えば、特開昭55−35049にはメチオ
ニンを含まない6〜lO種のアミノ酸からなる癌用アミ
ノ酸輸;′夜が、DIE−3329253(AI)には
必須及び準必須アミノ酸のl踵又は2種以上を含まない
14〜17種のアミノ酸からなる癌用アミノ酸組成物が
それぞれ開示されている。
しかし、特定のアミノ酸を単に欠乏させ若しくは過剰に
配合することによって一様の癌増殖抑制効果が得られる
とは限らず、その効果及び生体への栄養効果は投与する
全アミノ酸成分の配合割合に大きく依存する。したがっ
て最適の癌用アミノ酸組成を見出すことは容易ではなく
、未だ著効を示す癌用アミノ酸製剤は開発されていない
。
配合することによって一様の癌増殖抑制効果が得られる
とは限らず、その効果及び生体への栄養効果は投与する
全アミノ酸成分の配合割合に大きく依存する。したがっ
て最適の癌用アミノ酸組成を見出すことは容易ではなく
、未だ著効を示す癌用アミノ酸製剤は開発されていない
。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕前記特開昭5
5−35049、DB−3329253(AI)をはじ
めとする公知の癌用アミノ酸組成は、いずれも健常人の
血中アミノ酸パターン(0!常パターン)と大きく相違
しているのに対し、本発明者らは、「健常パターンに近
似したアミノ酸組成から最小限のアミノ酸を除くことに
よって、より選択的に癌の増殖を抑制することが可能」
との観点に立ち、鋭意研究した結果、所期の目的を達成
する本発明を完成することができた。
5−35049、DB−3329253(AI)をはじ
めとする公知の癌用アミノ酸組成は、いずれも健常人の
血中アミノ酸パターン(0!常パターン)と大きく相違
しているのに対し、本発明者らは、「健常パターンに近
似したアミノ酸組成から最小限のアミノ酸を除くことに
よって、より選択的に癌の増殖を抑制することが可能」
との観点に立ち、鋭意研究した結果、所期の目的を達成
する本発明を完成することができた。
すなわち、本発明(ま、L−イソ口・イシンを含まない
癌用アミノl液であって、少なくとも下記アミノ酸を下
記組成■nn円内含有することを特徴とする。
癌用アミノl液であって、少なくとも下記アミノ酸を下
記組成■nn円内含有することを特徴とする。
アミノ酸 組成範囲
(g/全アミノ酸100g )
L−ロイシン 11.85〜14.48L−リ
ジン 8.34〜10.19L−メチオニ
ン 3.32〜4.05L−フェニルアラニン
8.86〜10.83L−トレオニン 6
.16〜7.53L−トリプトファン 1.23〜
1.50L−バリン 4,27〜5.22L
−アラニン 5.88〜7.19L−アルギ
ニ7 7.49〜9.16L−アスパラギン酸
3.60〜4.40L−システイン 0.
94〜1.15L−グルタミン酸 6.20〜7
.53L−ヒスチジン 6,16〜7,53L
−プロリン 3.13〜3.82L−セリ
ン 2.09〜2.55L−チロシン
0.33〜0.41アミノ酢酸
10.14〜12.39本発明に用いるアミノ酸は、遊
離型のみならず薬理学的に許容される塩、例えばナトリ
ウム塩等の金属塩、塩酸塩等の鉱酸塩若しくは酢酸塩等
の有機酸塩の形で使用することができる。
ジン 8.34〜10.19L−メチオニ
ン 3.32〜4.05L−フェニルアラニン
8.86〜10.83L−トレオニン 6
.16〜7.53L−トリプトファン 1.23〜
1.50L−バリン 4,27〜5.22L
−アラニン 5.88〜7.19L−アルギ
ニ7 7.49〜9.16L−アスパラギン酸
3.60〜4.40L−システイン 0.
94〜1.15L−グルタミン酸 6.20〜7
.53L−ヒスチジン 6,16〜7,53L
−プロリン 3.13〜3.82L−セリ
ン 2.09〜2.55L−チロシン
0.33〜0.41アミノ酢酸
10.14〜12.39本発明に用いるアミノ酸は、遊
離型のみならず薬理学的に許容される塩、例えばナトリ
ウム塩等の金属塩、塩酸塩等の鉱酸塩若しくは酢酸塩等
の有機酸塩の形で使用することができる。
本発明輸液のアミノ酸濃度は、溶解度の範囲内で特に制
限はないが、4〜12%程度、好ましくは5〜10%で
ある。また、pHの好ましい範囲は5.0〜7.8、よ
り好ましくは6.0〜7.5である。
限はないが、4〜12%程度、好ましくは5〜10%で
ある。また、pHの好ましい範囲は5.0〜7.8、よ
り好ましくは6.0〜7.5である。
本発明輸液には、必要に応じてvM質、電解7丁、ビタ
ミン等を添加することができる。
ミン等を添加することができる。
本発明輸液を製造するに際し、特に困珪はなく既存のア
ミノ酸輸液の製造方法に阜拠すればよい。
ミノ酸輸液の製造方法に阜拠すればよい。
上記の如くして得られる本発明輸液は、中心静脈若しく
は末梢血管から注入され、場合によっては経腸投与も可
能である。投与量は、通常1日当たり300〜!800
m1の範囲で、アミノ酸、i:i度、患者の体重、病態
等に応じて適宜増減すればよい。
は末梢血管から注入され、場合によっては経腸投与も可
能である。投与量は、通常1日当たり300〜!800
m1の範囲で、アミノ酸、i:i度、患者の体重、病態
等に応じて適宜増減すればよい。
〔実施例1〕
下記アミノ酸を下記l;度で注射用蒸留水に溶かしpl
+を中性付近に調整後、除菌濾過する。次いでこの/8
液をバイアルビン又は合成樹脂製バッグに充填し、空間
部を窒素置喚後密栓し、常法により加熱滅菌して目的の
し一インロイシン欠乏アミノ酸中aン夜を得る。
+を中性付近に調整後、除菌濾過する。次いでこの/8
液をバイアルビン又は合成樹脂製バッグに充填し、空間
部を窒素置喚後密栓し、常法により加熱滅菌して目的の
し一インロイシン欠乏アミノ酸中aン夜を得る。
アミノ酸 g/IL−ロイ
シン 12’、50L−リジン・I
IcI 11.0OL−メチオニン
3.50L−フェニルアラニン
9.35L−トレオニン
6.50L−)リブトファン 1
.3OL−バリン 4.50L−
アラニン 6,20L−アルギニ
ン・llCl 9.55L−アスパラ
ギン酸 3,80L−システイン・I
IcI ・1120 1. 45L−グルタ
ミン酸 6.50L−ヒスチジン・
llCl ・11□0 8.11L−プロリン
3.3OL−セリン
2.2OL−チロシン
0.35アミノ i
10.70TILiアミノ酸としての全l
94.39〔参考例1〜5〕 下記アミノ酸を下記);度で実施例1と同様に処理して
、L−トリプトファン、L−メチオニン・L−システイ
ン、L−フェニルアラニン・L−チロシン、又はL−ロ
イシン欠乏のアミノ酸輸液(参考例1〜4)及び対照液
(参考例5)を得、以下の実験に供した。
シン 12’、50L−リジン・I
IcI 11.0OL−メチオニン
3.50L−フェニルアラニン
9.35L−トレオニン
6.50L−)リブトファン 1
.3OL−バリン 4.50L−
アラニン 6,20L−アルギニ
ン・llCl 9.55L−アスパラ
ギン酸 3,80L−システイン・I
IcI ・1120 1. 45L−グルタ
ミン酸 6.50L−ヒスチジン・
llCl ・11□0 8.11L−プロリン
3.3OL−セリン
2.2OL−チロシン
0.35アミノ i
10.70TILiアミノ酸としての全l
94.39〔参考例1〜5〕 下記アミノ酸を下記);度で実施例1と同様に処理して
、L−トリプトファン、L−メチオニン・L−システイ
ン、L−フェニルアラニン・L−チロシン、又はL−ロ
イシン欠乏のアミノ酸輸液(参考例1〜4)及び対照液
(参考例5)を得、以下の実験に供した。
以下、試験例により本発明の効果を示す。
試験例1
体重180g前後のドンリュウ系ラット(各群4〜7匹
)に腹水肝癌AH109Aの細胞を5×106個/匹皮
下移植した。
)に腹水肝癌AH109Aの細胞を5×106個/匹皮
下移植した。
移植後5日目より6又は8日間、中心静脈栄養法を用い
て実施例1及び参考例1〜5をそれぞれ基本液とした栄
養輸液(投与全熱量の90%:基本液にグルコースと蒸
留水を加え最終的にアミノ酸濃度5賀/V%、グルコー
ス濃度27−7シ%とした液。残り10%の熱量:10
w/v%脂肪乳剤)を300〜400cae/Kg/日
持続投与した。
て実施例1及び参考例1〜5をそれぞれ基本液とした栄
養輸液(投与全熱量の90%:基本液にグルコースと蒸
留水を加え最終的にアミノ酸濃度5賀/V%、グルコー
ス濃度27−7シ%とした液。残り10%の熱量:10
w/v%脂肪乳剤)を300〜400cae/Kg/日
持続投与した。
投与最終日に各群のl1ffi瘍Mi織を摘出し重量を
測定、次いで下式に基づき各群の対照(参考例5)群に
対する腫瘍増殖率を算出し第1表の結果を得た。
測定、次いで下式に基づき各群の対照(参考例5)群に
対する腫瘍増殖率を算出し第1表の結果を得た。
なお、上記試験は3回に分けて行い、それぞれに対照群
を設けた。
を設けた。
各群の平均腫瘍重量
腫瘍増殖率= X100対照群
の平均腫瘍iJI量 第1表 第1表から、実施例1の輸液が、参考例1〜5の輸液と
較べて顕著な腫瘍増殖抑制作用を示すことが明らかに認
められる。
の平均腫瘍iJI量 第1表 第1表から、実施例1の輸液が、参考例1〜5の輸液と
較べて顕著な腫瘍増殖抑制作用を示すことが明らかに認
められる。
なお、本発明アミノ酸↑0液は、抗癌剤と併用すること
により癌増殖抑制の相乗効果が朋待できる。
により癌増殖抑制の相乗効果が朋待できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 L−イソロイシンを含まないアミノ酸輸液において、少
なくとも下記アミノ酸を下記の組成範囲内で含有するこ
とを特徴とする癌用アミノ酸輸液。 ――――――――――――――――――――― アミノ酸 組成範囲 (g/全アミノ酸100g) ――――――――――――――――――――― L−ロイシン 11.85〜14.48 L−リジン 8.34〜10.19 L−メチオニン 3.32〜 4.05 L−フェニルアラニン 8.86〜10.83 L−トレオニン 6.16〜 7.53 L−トリプトファン 1.23〜 1.50 L−バリン 4.27〜 5.22 L−アラニン 5.88〜 7.19 L−アルギニン 7.49〜 9.16 L−アスパラギン酸 3.60〜 4.40 L−システイン 0.94〜 1.15 L−グルタミン酸 6.20〜 7.53 L−ヒスチジン 6.16〜 7.53 L−プロリン 3.13〜 3.82 L−セリン 2.09〜 2.55 L−チロシン 0.33〜 0.41 アミノ酢酸 10.14〜12.39
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27643385A JPH0680008B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 癌用アミノ酸輸液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27643385A JPH0680008B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 癌用アミノ酸輸液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135421A true JPS62135421A (ja) | 1987-06-18 |
JPH0680008B2 JPH0680008B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17569350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27643385A Expired - Lifetime JPH0680008B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 癌用アミノ酸輸液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680008B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0747033A4 (en) * | 1992-10-22 | 1995-09-07 | Green Cross Corp | CONTAINER CONTAINING TRANSFUSION LIQUID, AND PREPARED TRANSFUSION LIQUID |
EP0704199A4 (en) * | 1994-04-20 | 1998-04-22 | Green Cross Corp | TRANSFUSION CONTAINER, TRANSFUSION PREPARATION AND COMPREHENSIVE, VITAMIN CONTAINING, CALORIOUS PREPARATION |
JP2010506883A (ja) * | 2006-10-19 | 2010-03-04 | ネステク ソシエテ アノニム | 癌患者に対する長期栄養供給 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP27643385A patent/JPH0680008B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0747033A4 (en) * | 1992-10-22 | 1995-09-07 | Green Cross Corp | CONTAINER CONTAINING TRANSFUSION LIQUID, AND PREPARED TRANSFUSION LIQUID |
US5770233A (en) * | 1992-10-22 | 1998-06-23 | The Green Cross Corporation | Container filled with infusion liquids and infusion preparation |
US6129925A (en) * | 1992-10-22 | 2000-10-10 | Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. | Container filled with infusion liquids and infusion preparation |
EP0704199A4 (en) * | 1994-04-20 | 1998-04-22 | Green Cross Corp | TRANSFUSION CONTAINER, TRANSFUSION PREPARATION AND COMPREHENSIVE, VITAMIN CONTAINING, CALORIOUS PREPARATION |
JP2010506883A (ja) * | 2006-10-19 | 2010-03-04 | ネステク ソシエテ アノニム | 癌患者に対する長期栄養供給 |
JP2013100336A (ja) * | 2006-10-19 | 2013-05-23 | Nestec Sa | 癌患者に対する長期栄養供給 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680008B2 (ja) | 1994-10-12 |
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