JPS6213532B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6213532B2 JPS6213532B2 JP55177150A JP17715080A JPS6213532B2 JP S6213532 B2 JPS6213532 B2 JP S6213532B2 JP 55177150 A JP55177150 A JP 55177150A JP 17715080 A JP17715080 A JP 17715080A JP S6213532 B2 JPS6213532 B2 JP S6213532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- drum
- spring
- shoes
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は回転軸の遠心ブレーキ装置に関するも
ので、次の3点を目的とする。
ので、次の3点を目的とする。
a 軸の回転速度がある限度をこえたとき自動的
に制動し、定速度回転の持続を可能にする。
に制動し、定速度回転の持続を可能にする。
b 回転速度がその限度以下でも、角加速度が急
激な増加を示した場合これを制動し、円滑な速
度上昇を可能にする。
激な増加を示した場合これを制動し、円滑な速
度上昇を可能にする。
c 以上の両作用を軸の正逆両回転に於て可能に
する。
する。
[従来の技術と問題点]
遠心ブレーキ装置としては例えば実公昭52−
25872号に見られる如く、尾部を同一方向に揃え
た複数シユーの各頭部を回転体に枢着し、ドラム
内面と接触する恐れの無いばねで全シユーを拘束
する構造が周知である。従つて正逆両回転用とす
るには、頭部を隣接させた対称1対のシユーを用
い、ドラムと非接触のばねで拘束すればよいこと
は容易に考えられる。しかしシユーとドラムの接
触を、シユーの外面全域に及ぼすことは難しく、
少なくともシユーの頭部附近は非接触となる。接
触面積の減つた分だけブレーキ性能も低下する。
25872号に見られる如く、尾部を同一方向に揃え
た複数シユーの各頭部を回転体に枢着し、ドラム
内面と接触する恐れの無いばねで全シユーを拘束
する構造が周知である。従つて正逆両回転用とす
るには、頭部を隣接させた対称1対のシユーを用
い、ドラムと非接触のばねで拘束すればよいこと
は容易に考えられる。しかしシユーとドラムの接
触を、シユーの外面全域に及ぼすことは難しく、
少なくともシユーの頭部附近は非接触となる。接
触面積の減つた分だけブレーキ性能も低下する。
[問題点を解決するための手段]
シユーとドラムを直接接触させる限り、問題点
解決の道が見出せないので、両者間に断面矩形の
ねじりコイルばねを介在させ、シユーの拡開によ
つて直径の増大するこのばねをドラム内面に密着
させるようにした。ばねの両端は両シユーの尾部
に係止され、軸の回転とともに、ドラムに密着す
るばねを強制回転させる。このときシユーとばね
の背面の間に若干の隙間が生じるようにしておけ
ば、ばねの外周全面にわたつて均等な摩擦抵抗を
発生する。
解決の道が見出せないので、両者間に断面矩形の
ねじりコイルばねを介在させ、シユーの拡開によ
つて直径の増大するこのばねをドラム内面に密着
させるようにした。ばねの両端は両シユーの尾部
に係止され、軸の回転とともに、ドラムに密着す
るばねを強制回転させる。このときシユーとばね
の背面の間に若干の隙間が生じるようにしておけ
ば、ばねの外周全面にわたつて均等な摩擦抵抗を
発生する。
[実施例]
図面について説明する。軸1は軸受Bに回転自
在に軸支される。取付金具2は軸1へ被挿固着さ
される円筒部2aと、半径方向凸起2bと、凸起
両側のウイング2cとから成る。シユー3は中心
孔を有する円筒体を直径方向に二分したもので、
夫々がウイング2cに対応する切込3aを備え
る。またその一端部に透孔3bが穿たれ、ピン4
でウイング2cへ枢着され、円筒部2aを囲繞す
る。矩形断面のねじりコイルばね5は収束した両
シユーの外周へ被挿され、その一端は一方のシユ
ーの、また他端は他方のシユーの尾部へ、夫々ね
じ6で係止されている。ばね5によりシユーは常
時は円筒部2aを中心とする収束状態に維持され
る。このときのばね5は第1図に示す如く、わず
かの隙間をへだててドラム内面に臨んでいる。
在に軸支される。取付金具2は軸1へ被挿固着さ
される円筒部2aと、半径方向凸起2bと、凸起
両側のウイング2cとから成る。シユー3は中心
孔を有する円筒体を直径方向に二分したもので、
夫々がウイング2cに対応する切込3aを備え
る。またその一端部に透孔3bが穿たれ、ピン4
でウイング2cへ枢着され、円筒部2aを囲繞す
る。矩形断面のねじりコイルばね5は収束した両
シユーの外周へ被挿され、その一端は一方のシユ
ーの、また他端は他方のシユーの尾部へ、夫々ね
じ6で係止されている。ばね5によりシユーは常
時は円筒部2aを中心とする収束状態に維持され
る。このときのばね5は第1図に示す如く、わず
かの隙間をへだててドラム内面に臨んでいる。
本発明は以上のように構成されるので、軸1の
回転速度がある限度をこえると、シユーの遠心力
がシユーの尾部を拡開する。これによつてばね5
は直径を増し、ドラム内面と摩擦接触する。その
際もばねの背面とシユーの間には若干の隙間を残
すようにしてあるので、ばねはその全面がドラム
内面になじみ、最も効果的に摩擦抵抗を発生す
る。回転速度が上記限度内であつても角加速度が
急激な増加を示す場合、同様に作用する。また1
対のシユーは正逆回転を分担感知するので、往復
振動回転でも同様に作用する。
回転速度がある限度をこえると、シユーの遠心力
がシユーの尾部を拡開する。これによつてばね5
は直径を増し、ドラム内面と摩擦接触する。その
際もばねの背面とシユーの間には若干の隙間を残
すようにしてあるので、ばねはその全面がドラム
内面になじみ、最も効果的に摩擦抵抗を発生す
る。回転速度が上記限度内であつても角加速度が
急激な増加を示す場合、同様に作用する。また1
対のシユーは正逆回転を分担感知するので、往復
振動回転でも同様に作用する。
[効果]
シユーの接触面形状に苦心を要せず、最も有効
なブレーキ力を発生させる。地震の際の配管の往
復振動を制振するような場合、往復振動を往復回
転運動に変換するスナツバーを用い、その回転軸
に本発明を実施して制振効果を高めることができ
る。
なブレーキ力を発生させる。地震の際の配管の往
復振動を制振するような場合、往復振動を往復回
転運動に変換するスナツバーを用い、その回転軸
に本発明を実施して制振効果を高めることができ
る。
第1図は本発明の正面図、第2図は同側面図、
第3図は取付金具の斜視図、第4図はシユーの斜
視図である。 1…軸、2…取付金具、3…シユー、4…ピ
ン、5…ばね、6…ねじ、7…ドラム、B…軸
受。
第3図は取付金具の斜視図、第4図はシユーの斜
視図である。 1…軸、2…取付金具、3…シユー、4…ピ
ン、5…ばね、6…ねじ、7…ドラム、B…軸
受。
Claims (1)
- 1 ドラムの中心線上に支持され半径方向凸起を
有する軸と、前記凸起に夫々頭部を枢着された左
右対称1対のシユーと、収束された両シユーの外
周へ被挿され両端は各シユーの尾部へ係止された
断面矩形のねじりコイルばねとから成り、両シユ
ーの拡開で上記ばねがドラム内面に摩擦接触した
とき、ばねとシユーの間に隙間を残すようにした
ことを特徴とする回転軸の遠心ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17715080A JPS57101136A (en) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | Centrifugal brake device for rotary shaft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17715080A JPS57101136A (en) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | Centrifugal brake device for rotary shaft |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57101136A JPS57101136A (en) | 1982-06-23 |
JPS6213532B2 true JPS6213532B2 (ja) | 1987-03-27 |
Family
ID=16026062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17715080A Granted JPS57101136A (en) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | Centrifugal brake device for rotary shaft |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57101136A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106051117A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-10-26 | 无锡福镁轻合金科技有限公司 | 一种自动限速的移动滑轮 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225872U (ja) * | 1975-08-11 | 1977-02-23 |
-
1980
- 1980-12-17 JP JP17715080A patent/JPS57101136A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225872U (ja) * | 1975-08-11 | 1977-02-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57101136A (en) | 1982-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5048859A (en) | Suspension for steerable driving wheel in vehicle | |
US4346793A (en) | Motion snubbing device | |
US4625582A (en) | Harmonic drive apparatus | |
JPS6213532B2 (ja) | ||
RU95113439A (ru) | Механизм привода шторы | |
US2346732A (en) | Vibration damper | |
JPS6327575B2 (ja) | ||
US6148978A (en) | Friction resistance generator | |
US2685350A (en) | Reverse rotation stop | |
JPS598693B2 (ja) | 特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置 | |
JPS6250688B2 (ja) | ||
JP3051579B2 (ja) | 乾性摩擦ダンパ | |
JPS5947164B2 (ja) | 間隙自動調節型軸受 | |
KR850004216A (ko) | 궤도차량용 블록 브레이크 | |
JP2914220B2 (ja) | クランプ | |
JPH0227235Y2 (ja) | ||
JPS6027233Y2 (ja) | 緩衝器 | |
JPS6312299Y2 (ja) | ||
JPH0241416Y2 (ja) | ||
US1776144A (en) | Vibration dampener | |
JPS5833409B2 (ja) | テイルテイングパツドジヤ−ナル軸受 | |
US4416355A (en) | Centrifugally controlled differential tape reel brake | |
JPS58196324A (ja) | クラツチデイスク | |
JPS5829311Y2 (ja) | ブツシユ組立体 | |
JPS6136831Y2 (ja) |