JPS62134156A

JPS62134156A - 竪鋳込型ダイカストマシン

Info

Publication number: JPS62134156A
Application number: JP2879186A
Authority: JP
Inventors: Sadayuki Dannoura; 檀浦　貞行
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1986-02-14
Filing date: 1986-02-14
Publication date: 1987-06-17
Also published as: JPH0220350B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｃ産業上の利用分野］本発明は溶湯を金型の真下から射出する竪鋳込型のダイ
カストマシンに関するものである。

［従来の技術］竪鋳込型ダイカストマシンは、その型締方向によってさ
らに竪型締型と横型締型とに分類されるが、こららはい
ずれも傾動自在または水平方向へ移動自在な射出シリン
ダを、金型の真下位置に備えている。そして、製品の鋳
込に際しては金型を型締したのち、射出シリンダを傾動
または移動させてその射出スリーブ内へ溶湯を供給し、
射出シリングを射出位置へ復帰させて金型のキャビティ
内へ溶湯を射出する。

このような竪鋳込型ダイカストマシンの射出シリンダは
一般に床面下のビット内に収納されており、マシンベー
ス側からビット内へ吊下された支持フレームで支持され
ているか、あるいはピット床面に設けた支持体で支持さ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、このような従来の竪鋳込型ダイカストマ
シンにおいては、射出スリーブへ溶湯を供給するために
、射出シリンダを傾動もしくは移動させるので、射出シ
リンダに接続される駆動用の圧油の供給、排出用配管を
フレキシブル管とした上、その屈曲のために支障のない
余裕の空間を心安としていた。このため、射出シリンダ
の駆動の際の高圧に耐え、給湯の際にうける屈曲の曲げ
の反復繰返作用に耐える高強度のフレキシブル管を必要
とし、また、屈曲のための大きな曲率を確保するための
長さと余裕空間を必要とするなどの問題点があった。

［問題点を解決するための手段］このような問題点を解決するために本発明では１通常射
出シリンダのヘッドエンド側とロッドエンド側にある一
対の圧油の供給口、排出口からのフレキシブル管の接続
の代りに、射出シリンダの揺動回転の軸芯に対接して、
射出シリンダ駆動用の圧油の給排口を有する固定配管を
設けた。

［作用］このように構成されていることにより、通常の射出工程
時の射出シリンダの鉛直状態と同様に、給湯工程時の射
出シリンダの傾動状態においても、射出シリンダのヘッ
ドエンド側の揺動回転軸を軸承する左右一対の下部ブロ
ックの内部に穿孔された連通孔により、射出シリンダ内
に圧油が保持されてシリンダストロークは一定のまま、
射出シリンダは傾動し揺動する。

［実施例］第１図ないし第６図は本発明に係る竪鋳込型ダイカスト
マシンの実施例を示し、第１図はその側面図、第２図は
第１図のＡ規正面図、第３図は一部を破断して示す第２
図の拡大正面図、第４図は一部を破断して示す第３図の
Ｂ視測面図、第５図は第３図のＣ視局部拡大平面図、第
６図は第３Ｕ！ＪのＤ現局部拡大平面図である。

図において、床面下には平面視長方形状のピット１が設
けられており、このビット１の両側には、鋼板や形鋼等
により枠組形成された一対のマシンベース２が床面上に
延びて立設されており、これらのマシンベース２の一方
の端部には、は（正方形状に形成された固定プラテン３
が載置されてその脚部３ａをボルト締めによって固定さ
れている。

また、マシンベース２の他端部には、エンドプラテン４
が移動調節自在に立設されて固定されており、固定プラ
テン３とエンドプラテン４とは、４個のタイロッド５で
４隅を連結されて移動調節後、ナツト６で固定されてい
る。７はタイロッド５に４隅の孔を嵌合されて固定プラ
テン３に対する遠近方向へ進退自在に形成された可動プ
ラテンであって、型締シリンダ８のピストンロッド９と
の間をトラブル機構１０を介して連結されてお、す。

油圧でピストンロッド９を進退させることにより、固定
プラテン３に対して進退するように構成されている。固
定プラテン３と可動プラテン７とには、キャビティ１１
ａ、１２ａを有する固定金型１１と可動金型１２とがそ
れぞれ装着されており、型締シリンダ８に駆動されて可
動プラテン７が型開状態から前進することにより第１図
に示すように型締が行なわれる。

次に前記ビット１内に配設された射出装置について説明
する。すなわち、符号１３で示すものは、ピットｌ内へ
垂下された一対の支持フレームであって、縦長長方形の
板状部材１３ａとその下端の円板部材１３ｂとで一体形
成されており、上端折曲部に形成された水上係合面１３
ｃをマシンベース２側である固定プラテン３下端の支承
面３ｂと係合させてポルト１４を締めることによって着
脱自在に固定されている。なお、板状部材１３ａの下端
は連結部材１３ｄで連結されており。

また、支持フレーム１３の支承部にはこれを位置決め後
固定するキー１３ｅが設けられている。このように構成
された支持フレーム１３には、ｌｋを符号１５で示す射
出シリンダが、直立、傾動自在に支持されている。この
射出シリンダ１５のシリンダ１６は、支持フレーム１３
の円板部材１３ｂに回動自在に支持された平面視は（正
方形状の底板１６ａと、円筒状のシリンダ本体１６ｂと
その上端開口部を閉塞してボルト締めされた蓋体１６ｃ
とで一体的に形成されており、シリンダ本体１６ｂと蓋
体１６ｃとの間には、パンキン１７が介挿されている。

シリンダ１６には、ピストンロッド１８がシール部材１
９を介して上下動自在に嵌合されており、その上端には
プランジャ２０がカップリング２１によって同心状に連
結されている。さらに前記シリンダ本体１６ｂの上端突
出部１６ｄには、一対のガイドビン２２が垂直状に植設
されており、各ガイドビン２２は、断面半円弧状に形成
された一対の各ブロック２３のシリング孔２３ａに摺動
自在に嵌合されている。一対のブロック２３は上端部を
カップリング２４で連結することにより一体化されてお
り、ガイドビン２２の上方へ圧油を送入することにより
、ブロック２３が上昇するように構成されている。

２５はカップリング２４によりブロック２３と同心状に
連結された射出スリーブであって、その内孔にはプラン
ジャ２０の頭部であるプランジャチップ２６が摺動自在
に嵌合されており、この射出スリーブ２５は、プロ・ン
ク２３とともに上昇することにより、前記型締された金
型１１，１２の固定スリーブ２７に接合されるように構
成されている。

さらに、前記支持フレーム１３の各板状部材１３ａ上部
には、長短一対の上部ブロック２８゜２９が一体形成さ
れており、また前記シリンダ１６の底板Ｌ６ａには、上
部ブロック２８　、２９との間を配油管３０．３１で連
結された円形の下部ブロック３２．３３が第８図に符号
３２ａ。

３３ａで示す射出シリンダ１５の揺動中心と同意の嵌合
面で嵌合されている。そして、上部ブロック２８には図
示しない油圧ポンプとタンクとの間を切替弁を介して連
結された固定配管３４が接続されていて、この固定配管
３４と配油管３０とはボート３５で連通されており、ま
た、配油管３０の下端と、シリンダ１６のヘッドエンド
側とは、下部ブロック３２と底板Ｌｅａとに分割して同
心状に設けた配油路３６で接続されている。さらに、他
方の配油管３１の上端とシリンダ１６のロッドエンド側
とは上部ブロック２９に設けた配油路で接続されており
、また、配油管３１の下端と、油圧ポンプおよびタンク
との間を切替弁を介して連結されたボート３７との間は
、下部ブロック３３と底板１６ａとに分割して同心状に
設けた配油路３８で接続されている。このように構成さ
れていることにより、切替弁を切替えて圧油を送入する
とピストンロッド１８を介してプランジャ２０が射出ス
リーブ２５内で昇降する。

さらに、両側の支持フレーム１３の板状部材１３ａを連
結して設けたフレーム３９には、傾動シリンダ４０がブ
ラケット４１を介して水平状に支持されていて、そのピ
ストンロッド４２の作用端は、シリンダ１６のシリンダ
本体１６ｂに枢着されており、油圧でピストンロッド４
２を進退させることにより油圧シリンダ１５全体が、第
４図に実線と鎖線とで示すように、起立、傾動するよう
に構成されている。このため固定プラテン３には、油圧
シリンダ１５を通過させる切欠き３Ｃが設けられている
。

そして、射出シリンダ１５と支持フレーム１３とを一体
にして吊上げ可能にするために、吊金具螺入用のねじ孔
４３が、板状部材１３ａの上端水平面に設けられており
、また、射出シリンダ１５の上方に位置するタイロッド
５間の間隔が、射出シリンダ１５側の幅よりも広く設定
されている。

以上のように構成された竪鋳込型ダイカストマシンの動
作を説明する。型締装置８によって可動プラテン７を前
進させて金型１１，１２を型締したのち、傾動シリンダ
４０のピストンロッド４２す、ｘ丁−汁セ往イ１↓ＩＬ
Ｊ　、・−Ｉ＋　’１７　ｍ’　＋ち屯仝へ釦Ｈ１栗い
開眉番。

させ、射出スリーブ２５へ溶湯を供給して射出シリンダ
１５を起立させる。なおこのとき、下部ブロック３２．
３３と、底板１６ａとの嵌合面が射出シリンダ１５の揺
動中心と同意であるから、射出シリンダ１５が揺動して
も給湯に支障がない。

そして、シリンダ孔２３ａに圧油を送入すると、静止し
ているガイドピン２２に対してブロック２３が押されて
上昇し、射出スリーブ２５が固定スリーブ２７に接合さ
れる。そこでシリンダ１６のヘッドエンド側へ配油路３
６側から圧油を送入すると、ピストンロッド１８を介し
てプランジャ２０のプランジャヘッド２６が射出スリー
ブ２５内で上昇し、射出スリーブ２５内の溶湯が、固定
スリーブ２７を経て金型１１，１２のキャビティ内へ射
出される。キャビティ内の溶湯が固化するのを待ってプ
ランジャ２０とブロック２３とを下降させ、金型１１，
１２を開いてキャビティ内の鋳込品を取り出すことによ
り１回の鋳込サイクルが完了する。

Ｘ−＋プ　ン１．ト１内の０＃出・シリング１５笛をイ
１守１点検を行なう場合には、油圧配管等を外し、ボル
ト１４とキー１３ｅとを弛めたのち吊金具をねじ孔４３
に螺入し、これにホイスト等のフックを引っ掛けて吊上
げると、射出シリンダ１５は支持フレーム１３に支持さ
れたま−これと一体になって吊上げられるが、このとき
、タイロッド５間の寸法を射出シリンダ１５側の幅より
も大きくしたことにより、射出シリンダ１５等はタイロ
ッド５間を通過して容易に吊上げられる。保守９点検後
は上記の逆動作により元の状態に復帰する。

このように保守１点検等に際してはビット１内で作業す
る必要がなく、ビット１の寸法は支持フレーム１３等の
寸法に対してわずかな余裕を設ければよい。

なお、前記した固定配管３４は通常の鋼管を使用するが
、射出シリンダ１５等の保守９点検を行なう場合の油圧
配管の着脱の便を考慮して、フレキシブル管を使用して
もよい。

なお、本実施例では、支持フレーム１３は固定プラテン
の下部にある突出部に垂下されるようにしたが、マシン
ベースやタイロッド５より垂下したり、あるいはビット
底部の上に載荷固定してもよい。

［発明の効果］以上の説明により明らかなように、本発明によれば横型
締、竪鋳込型ダイカストマシンにおいて、射出シリンダ
の揺動軸の軸芯に対接して、射出シリンダ駆動用の圧油
の給排口を有する固定配管を設けることにより、射出シ
リンダの揺動の角度の如何にかかわらず、射出シリンダ
と射出シリンダの揺動軸を支承する下部ブロックに貫通
する圧油の配送路の連通が確保されるので、通常射出シ
リンダに接続される給排油管をフレキシブル管とする必
要はなく、また、その屈曲のための支障のない余裕の空
間も不要であり、その配管の曲げ作用による疲労強度も
考慮する必要もないので、装置を設置する作業スペース
も小さくて済み、配管も簡単であるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明に係る竪鋳込型ダイカスト
マシンの実施例を示し、第１図はその側面図、第２図は
第１図のＡ親王面図、第３図は一部を破断して示す第２
図の拡大正面図、第４図は一部を破断して示す第３図の
Ｂ視測面図、第５図は第３図のＣ視拡大側面図、第６図
は第５図のＤ−Ｄ断面図、第７図は第３図のＥ−Ｅ断面
図、第８図は第３図のＦ−Ｆ・断面図である。１・・・ビット、　　　　　２・・・マシンベース、３
・・・固定プラテン、　　３ｂ・・・支承面、５・・・
タイロッド、　　１３・・・支持フレーム、１３ｃ・・
・水平保合面、１４・・・ボルト、２８．２９・・・上
部ブロック、３０．３１・・・配油管、３２．３３・・・下部ブロッ
ク、３４・・・固定配管、　　３５・・・ボート、３６
・・・配油路、　　　３７・・・ボート、３８・・・配
送路、７

Claims

【特許請求の範囲】

金型取付部の下方のビット内に固設した支持フレームの
一部に、上方向に向けて設けた射出シリンダの一部を回
動自在に支持して設け、射出シリンダの揺動回転の軸芯
に対接して、射出シリンダ駆動用の圧油の給排口を有す
る固定配管を設けたことを特徴とする竪鋳込型ダイカス
トマシン。