JPS62133691A - 電磁湯わかし器及びそれに用いる使いすてカツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・発明の利用分野 本発明は飲料用湯わかし器と該湯わかし器で用いる使い
すてカップに関する。

・従来の技術及び本発明が解決しようとする問題点日常
生活においてお茶やコーヒー等の熱い飲み物等をカップ
一杯だけ欲しいと思うことは誰−でもしばしば経験する
ところである。この様な場合、やかんで湯をわかしカッ
プを取り出して一杯の飲み物を準備するのは大変おっく
うなもので後片付の面倒もある上に大概やかんにはなに
がしかの熱湯が残る不経済もある。そこでカップ一杯分
だけの湯をカップ内で短時間にわかし且そのカップを使
いすてることが出来れば前記の面倒や不経済が無くなり
欲しい時にいつでも熱い飲み物等が手軽に得られるので
その出現が望まれていた。本発明はこの要望に応える目
的でなされたものである。

・問題を解決するための手段 通常陶磁器や金属で出来たカップを使いすてにすること
は困難で、使いすてを可能にするためには紙やプラステ
ィックス等の安価で焼却廃棄の容易な材質のカップを用
いることが一般に行われている。

ところがこれ等の使いすてカップに水を入れ、ガスや電
熱器等の外熱式加熱を行った場合焼却容易な性質がある
が故に焼損して湯を得ることは困難である。ところで近
年ガス等の外熱加熱方式とは全く異った電磁誘導加熱に
よる電磁調理器が次第に普及しつつある。この電磁調理
器には発明者が出願中の実願昭６０−１５３７６０の「
使いすて鍋」を用いることが可能である。しかしこの使
いすて鍋と同様の方法によって使いすて可能なカップの
底部内面にアルミニューム箔等の電磁誘導加熱可能な薄
層を設けて電磁調理器で湯をわかそうとした場合カップ
底の面積が電磁調理器の加熱コイル面積に比べてあまり
に小さいために加熱することは困難である。

そこで電磁調理器と全く同様の電源を用いて円筒状の加
熱コイルを設け、そのコイル内に使いすて可能で旦夕く
とも側壁内面にアルミニューム箔等の発熱薄層を設けた
カップを置くと前記使いすて鍋と同じ原理で極めて短時
間にカップ一杯の湯を得ることが可能である。ところで
円筒状のコイルで電磁誘導加熱することは従来から高周
波焼入れに代表される如く広く知られた技術であるがこ
の方法で湯わかし器を製造しようとした場合、在来は円
筒状コイルに合った寸法で且鉄系材質に限定された専用
容器を用いなければ湯が得られず利用率が極めて悪く、
しかも金属製カップ等の容器で湯をわかした場合容器が
熱くなって手でされれない等の欠点もあり、今日迄円筒
状加熱コイルを備えた湯わかし器は出現していなかった
。

一方本発明による使いすてカップと組合せて用いる場合
には円筒状コイルを備えた湯わかし器は後に詳述する如
く多くの利点と便利さがある結果日常生活を豊にする道
具として初めて出現可能となるものである。

・発明の作用 円筒状のコイルを備えた湯わかし器の場合熱効率が高い
ばかりでなくカップの如く小さな容器でも比較的大電力
が投入出来ることと、使いすてカップの熱容量が極めて
小さく断熱性に富むことと相まって極めて短時間に湯が
得られる作用がある。従って消費エネルギーも他の方法
に比べて少くてすみ経済的である。

また使いすてカップでは熱伝導率及び熱容量が陶磁器や
金属等のカップに比べてはるかに小さいため熱湯をわか
しても電気を切れば外側はすぐ手でされれる状態になる
とともに保温性も良い等のすぐれた作用もある。

・実施例 図面に示す実施例によって本発明をさらに詳しく説明す
る。

第１図は本発明による湯わかし器の円筒状加熱コイルと
その中に置かれた使いすてカップの一例を示す縦断面図
である。

図で１は誘導加熱用円筒状フィルで使いすてカップの径
よりやや大きく、カップとの間は電磁調理器のトッププ
レートに相当する材質で絶縁されている。２は使いすて
カップで紙やプラスティックス等安価で焼却廃棄の容易
な材質のものであれば種々のものを用いることができる
。３はカップの少くとも側壁内面に設けた発熱薄層でア
ルミニューム箔や薄鋼板等電磁加熱される各種の材質を
貼付、印刷、メッキ等の方法で設けることができる。こ
の薄層の面積は加熱フィル１の内面積よりあまり小さい
と加熱困難になるのでその配慮が必要である。

第２図は本発明による湯わかし器の応用例を説明するた
めの縦断面図であるが図で４は使いすてカップの代りに
加熱コイル寸法に合った例えばステンレス鋼製の燗っけ
容器を準備すれば湯わかし以外に晩酌等の度毎に本発明
による湯わかし器を用いることも出来その利用率を高め
ることが可能である。

また広く消費されているカップ人即席食品のカップ側壁
内面に前記使いすてカップと同様の発熱薄層を設けてお
けば、熱湯を準備して注ぐ方法よりも簡便且経済的に調
理することも可能である。

なお加熱コイル１に電力を加える電源は電磁調理器と全
く同様のものを用いるので回路を工夫して電磁調理器と
電源を共用することも容易に考えられる。

・発明の効果 本発明による湯わかし器と使いすてカップを用いること
によって欲しい時にはいつでも手軽に短時間に且経済的
にカップ一杯だけの熱い飲み物等が得られるので日常生
活を豊にするための一助となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は縦断面図で１は電磁湯わかし器の円筒状誘導加熱フ
ィル、２は紙等で出来た使いすてカップ、３はアルミニ
ューム箔等の発熱薄層を示す。４はステンレス鋼等で出
来た燗つけ容器である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状の電磁誘導加熱コイルを備え該コイル内に
   主として（２）項の使いすてカップを置いて湯わかしを
   行うことを特徴とした電磁湯わかし器。
2. （２）紙やプラスティクス等の安価で焼却廃棄の容易な
   材質で出来たカップの少くとも側壁内面にアルミニュー
   ム箔や薄鋼板等の電磁誘導加熱される薄層が設けてあり
   主として（１）項の湯わかし器で湯わかし等が行なえる
   ことを特徴とした使いすてカップ。