JPS62132981A - 塗装面保護組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車体の塗装面の保護等に用いる塗装面保護組成
物に関する。

（従来の技術） 一般に煤煙、昆虫、塵埃、降雨等による自動車その他塗
装物の塗装面の外観品質の低下を防ぐためには、一般に
ワックスを溶剤に分散させた保護用組成物が用いられて
いる。

ところで、例えば自動車等に塗布された従来の保護用組
成物を長期問屋外に放置した後に除去する場合には、灯
油、ミネラルスピリット等の石袖工纜翔１　υを斗−め
こけ…需扛琳自１也赳−ｎ１諷昧↓剤を使用する必要が
あるために、これらの溶剤の使用による環境、衛生、公
害、火災等の問題がある。

そこで、これらの問題をなくすために、ワックスに炭酸
カルシウムその他の無機化合物の粉体を配合したり、或
いはこれらの無機化合物に加えて樹脂を配合した混合物
を有機溶剤に分、散させてなる保護用組成物がある。或
いはまた、除去性を高めるためにワックスにジメチルポ
リシロキサンとの混合物を石油系溶剤に分散させてなる
保護用組成物が知られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上記のような炭酸カルシウム等の混合物を有機溶
媒に分散させてなる保護用組成物であっても、保護性、
特に煤煙に対する保護効果が不十分である。

また、ジメチルポリシロキサンを使用した保護用組成物
については、塗装面に塗布した後にこの組成物を布で拭
き取り、更に補修塗装を施そうとすると、ハジキが生じ
て被塗装物の外観品質を損ねてしまう。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決すべく本発明は、ワックス１００重量
部に対して、アルキル変性シリコーンオイル３０〜２０
０重量部を揮発性溶剤に分散してなることを特徴とする
塗装面保護組成物を提供するものである。

本発明において使用されるワックスとして、例えば、マ
イクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス等の
石油系ワックス；モンタンワックス、セレシンワックス
等の鉱物系ワックス；カルナバワックス、キャンプリア
ワックス、ライスワックス、密ろう等の植物系ワックス
；フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワッ
クス等の合成ワックス等が挙げられ、これらのワックス
は、単独で使用してもよいし、適宜組合せて使用しても
よい。

またこれらのワックス中、融点４０”０〜１２０　’Ｃ
！のマイクロクリスタリンワックス、パラフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンオ
イルは、特に限定されないが、次の一般式で示されるも
のが挙げられる。

式中、Ｒは炭素原子数が４〜２ｏのアルキル基である。

このアルキル変性シリコーンオイルは、２５℃の粘度が
、例えば５０〜５，０００ｃｓｔのもので、好ましくは
、　２００〜２．０００ｃｓｔのものである。

ワックスとアルキル変性シリコーンオイルとの配合割合
は、ワックス　１００重量部に対してアルキル変性シリ
コーンオイル３０〜２００重量の範囲が望ましく、アル
キル変性シリコーンオイルが３０重ｉｔより少ないと拭
き取り除去性の低下を招き易く、　２００００重量り多
いとコスト高や、塗装面に対する保護性の低下を招き易
くなる。

ワックスとアルキル変性シリコーンオイルとの合計量は
、組成物の全体量を１００とした場合に２〜２０重量２
が実用的であり、揮発性溶剤が揮発２〜２０重量２が実
用的であり、揮発性溶剤が揮発した後に、塗装面上に形
成される保護膜の膜厚は、　０．３〜５　ＪＬｌｌであ
ることが好ましい。

ワックスとアルキル変性シリコーンオイルを分散させる
揮発性溶剤は、保護用組成物の塗装膜の膜質を低下させ
ることがなく且つ適当な速度で揮発するものであればよ
いが実用上、沸点が１３０°Ｃ〜２００℃の範囲で、芳
香族成分が１０重９％以下のものが好ましい。

尚、本発明の保護用組成物は、必要に応じて上記以外の
成分を配合することができ、その代表例として、小品・
の分散剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の添加
剤が挙げられる。

本発明の保護用組成物の製造方法は、特に限定されない
が、−例として、ワックス、アルキル変性シリコーンオ
イル及び添加剤を揮発性溶剤に加工、８５℃〜　ｉ　ｔ
ｏ’ｃに加熱して透明になるまで溶解した後、撹拌しな
がら８５℃〜４０℃以下に冷却して均一な分散液を得る
方法がある。

以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。

（発明の実施例） Ｌ１負ユニ」 第１表に示す各成分を混合し８５°Ｃ〜１１０℃に加熱
して透明になるまで溶解した後、撹拌しなから８５°Ｃ
〜４０℃以下に冷却して均一・な実施例１〜３の分散液
を調整した。

匿嵯輿１：」 第１表に示す各成分を混合し実施例１〜３と同様な方法
で比較例４〜８の分散液を調整した。

毘亘ス） 実施例１〜３及び比較例４〜８で調整した各々の組成物
を、青色メラミンアルキド系塗料で塗装した銅板に第２
表に示す膜厚を塗布した０次にこの各々の上記実施例組
成物及び比較例組成物を塗７１１シた銅板を試験板とし
て、以下の評価試験を行った。

■保護性試験 ｉ）＋ｔｌｉＪ煤煙性試験 試験板にカーボンブラック２０重量％、ｅＴｉｔ酸５重
量２、水７５重量２よりなる人工煤煙を０．２１ずつス
ッポットし、５５℃の恒温槽に１時間放置した後、保護
組成物の皮膜を除去して、塗装面の状態を観察した。

ｉｉ）耐鉄粉性試験 試験板に２００メツシユの飾を通した鉄粉をＩｇ／１０
０ｃｍ２になるように均一に散布し、８０℃の恒温槽に
１時間静置した後に、塩水噴霧試験（ＪＩＳ　Ｋ２２４
８．４３３）を２４時間行った直後、保護組成物の皮膜
を除去して塗装面の状態を観察した。

■除去性試験 試験板を３ケ月問屋外に塗装面を露出した状態で放置し
た後、軟布で保護用組成物の皮膜を拭き取り、除去の難
易を評価した。

■対塗料性試験 上記■の除去性試験で皮膜を除去した試験板の塗装面の
状態を観察し、塗料に対する影響の有無を評価した。

■耐塗料ハジキ性試験 試験板を軟布で軽く拭き、一部保護用組成物が残った状
態で、黒色ラッカー塗料を乾燥膜厚が２０〜３０４　ｒ
ｎとなるようにスプレー塗布し、乾燥後の塗料のハジキ
の有無を評価した。

実施例１〜３及び比較例４〜８の試験板について行った
上記■〜■の試験の結果を第２表に示す。

尚、第２表中「ＯＪ印は良好、「Δ」印はやや不良、「
Ｘ」は不良な試験結果を各々示す。

（発明の効果） 上記で説明した如く、本発明の塗装面保護組成物は、十
分な塗装面保護性を有し、拭き取り除去が°容易です料
に対し影響を与えないと共に、耐塗料ハジキ性に優れて
いる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワックス１００重量部に対して、アルキル変性シリコー
   ンオイル３０〜２００重量部を揮発性溶剤に分散してな
   ることを特徴とする塗装面保護組成物。