JPS6213240B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6213240B2 JPS6213240B2 JP57000660A JP66082A JPS6213240B2 JP S6213240 B2 JPS6213240 B2 JP S6213240B2 JP 57000660 A JP57000660 A JP 57000660A JP 66082 A JP66082 A JP 66082A JP S6213240 B2 JPS6213240 B2 JP S6213240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- rocket
- wire
- diameter portion
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 9
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 235000015842 Hesperis Nutrition 0.000 description 2
- 235000012633 Iberis amara Nutrition 0.000 description 2
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 2
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Toys (AREA)
- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は飛翔体の機軸回りの運動を変える装
置に関する。
置に関する。
ロケツトは飛翔安定性を得るためスピン制御が
行なわれるが、必要に応じてスピンを止める必要
がある。また多段ロケツトにおいては下段ロケツ
トモータを切り離す場合、下段ロケツトモータが
上段ロケツトモータに追突しないように前記スピ
ンを利用して、下段ロケツトモータを軌道から逸
脱させることが行なわれる。所謂前者がヨーデス
ピンであり後者がタンブリングである。この両者
はほとんど同じ手段によつてなされ、相違はロケ
ツトの重心に対してどの位置に取付けるかであ
る。これらの従来の運動を変える装置としては例
えば第1図に示すようなものが知られている。同
図は例えばロケツトを機軸と直角方向に断面した
図であり、1は例えばロケツトの機体であり、こ
の機体1上にはフツク2が取り付けられている。
該フツク2には第1ワイヤ3の一端が掛け止めさ
れており、この第1ワイヤ3の他端には重錘4が
連結されている。5は第2ワイヤであり、この第
2ワイヤ5の一端は重錘4に他端はロケツト内部
に固定されている。第2ワイヤ5はその中央部か
ら機体1内に入り、機体1内に固定されたブラケ
ツト6により屈曲されている。7はロケツト内部
に設けられた重錘を解除可能な手段としてのワイ
ヤカツタであり、このワイヤカツタ7は内部にア
ンビル8が取に付けられたケース9を有する。ケ
ース9内には一端に刃10を有するピストン11
が摺動自在に収納されており、このピストン11
は図示していないシエアピンにより一定位置に保
持されている。前記ケース9の一端部に形成され
た貫通孔12には前記第2ワイヤ5の途中が挿入
されている。アンビル8と反対側のケース9には
ガス発生器13が収納されている。14はロケツ
トのダイナミツクバランスをとるためのダミー重
錘であり、このダミー重錘14は重錘4と等重で
重錘4から180度離れたロケツト機体1に点対称
的に固定されている。このような装置をヨーデス
ピン装置として用いる場合は、第2図に示すよう
に矢印A方向にスピン(機軸回りの回転)が与え
られているロケツト15の重心16の周囲にこの
装置を配置する。そして、スピンを止める場合に
は、ガス発生器13を作動してその燃焼ガスをピ
ストン11に作用させて刃10とアンビル8とで
第2ワイヤ5を切断する。この結果、重錘4はロ
ケツト15のスピンによる遠心力によつてロケツ
ト15から離れようとし、ワイヤが張られた状態
で徐々にほどけていく。このようにワイヤが張れ
た状態であるのでこの張り力がロケツトのスピン
の邪魔になり結果としてロケツト15のスピンが
徐々に減少する。ワイヤがほどけ終ると、ロケツ
ト15のスピンは停止し、第1ワイヤ3はフツク
2から外れる。一方、このような装置をタンブリ
ングに用いる場合には、第3図に示すように矢印
B方向にスピンが与えられている下段ロケツト1
7の重心18から離れた位置にこの装置を配置す
る。そして、タンブリングを行なう場合には、
上、下段ロケツト19,17の切離し後、前述と
同様にワイヤを切断する。この結果、重錘4に作
用する遠心力によつてワイヤがほどけ、下段ロケ
ツト17は重心18から離れた位置で重錘の遠心
力による作用を受ける。これにより、下段ロケツ
ト17はみそすり運動からでんぐり返し運動へと
発展し、軌道から外れて追突等の不測の事故が防
止される。
行なわれるが、必要に応じてスピンを止める必要
がある。また多段ロケツトにおいては下段ロケツ
トモータを切り離す場合、下段ロケツトモータが
上段ロケツトモータに追突しないように前記スピ
ンを利用して、下段ロケツトモータを軌道から逸
脱させることが行なわれる。所謂前者がヨーデス
ピンであり後者がタンブリングである。この両者
はほとんど同じ手段によつてなされ、相違はロケ
ツトの重心に対してどの位置に取付けるかであ
る。これらの従来の運動を変える装置としては例
えば第1図に示すようなものが知られている。同
図は例えばロケツトを機軸と直角方向に断面した
図であり、1は例えばロケツトの機体であり、こ
の機体1上にはフツク2が取り付けられている。
該フツク2には第1ワイヤ3の一端が掛け止めさ
れており、この第1ワイヤ3の他端には重錘4が
連結されている。5は第2ワイヤであり、この第
2ワイヤ5の一端は重錘4に他端はロケツト内部
に固定されている。第2ワイヤ5はその中央部か
ら機体1内に入り、機体1内に固定されたブラケ
ツト6により屈曲されている。7はロケツト内部
に設けられた重錘を解除可能な手段としてのワイ
ヤカツタであり、このワイヤカツタ7は内部にア
ンビル8が取に付けられたケース9を有する。ケ
ース9内には一端に刃10を有するピストン11
が摺動自在に収納されており、このピストン11
は図示していないシエアピンにより一定位置に保
持されている。前記ケース9の一端部に形成され
た貫通孔12には前記第2ワイヤ5の途中が挿入
されている。アンビル8と反対側のケース9には
ガス発生器13が収納されている。14はロケツ
トのダイナミツクバランスをとるためのダミー重
錘であり、このダミー重錘14は重錘4と等重で
重錘4から180度離れたロケツト機体1に点対称
的に固定されている。このような装置をヨーデス
ピン装置として用いる場合は、第2図に示すよう
に矢印A方向にスピン(機軸回りの回転)が与え
られているロケツト15の重心16の周囲にこの
装置を配置する。そして、スピンを止める場合に
は、ガス発生器13を作動してその燃焼ガスをピ
ストン11に作用させて刃10とアンビル8とで
第2ワイヤ5を切断する。この結果、重錘4はロ
ケツト15のスピンによる遠心力によつてロケツ
ト15から離れようとし、ワイヤが張られた状態
で徐々にほどけていく。このようにワイヤが張れ
た状態であるのでこの張り力がロケツトのスピン
の邪魔になり結果としてロケツト15のスピンが
徐々に減少する。ワイヤがほどけ終ると、ロケツ
ト15のスピンは停止し、第1ワイヤ3はフツク
2から外れる。一方、このような装置をタンブリ
ングに用いる場合には、第3図に示すように矢印
B方向にスピンが与えられている下段ロケツト1
7の重心18から離れた位置にこの装置を配置す
る。そして、タンブリングを行なう場合には、
上、下段ロケツト19,17の切離し後、前述と
同様にワイヤを切断する。この結果、重錘4に作
用する遠心力によつてワイヤがほどけ、下段ロケ
ツト17は重心18から離れた位置で重錘の遠心
力による作用を受ける。これにより、下段ロケツ
ト17はみそすり運動からでんぐり返し運動へと
発展し、軌道から外れて追突等の不測の事故が防
止される。
しかしながら前述のような飛翔体の機軸回りの
運動を変える装置にあつては確実にワイヤ解除を
行うため、ワイヤカツタ7を2個並べることが行
なわれるが、ロケツト本体内にスペースを必要と
する。しかも、時々、ワイヤ5が切断されずに刃
10とアンビル8との間にワイヤを挾持すること
があつた。
運動を変える装置にあつては確実にワイヤ解除を
行うため、ワイヤカツタ7を2個並べることが行
なわれるが、ロケツト本体内にスペースを必要と
する。しかも、時々、ワイヤ5が切断されずに刃
10とアンビル8との間にワイヤを挾持すること
があつた。
この発明は前述の問題点に着目してなされたも
ので、重錘を解除可能な拘束手段を、飛翔体本体
からスリツトを形成した連結ロツドを突出し、該
スリツトに両側にくぼみを形成した回転リングを
挿入してピンで連結ロツドに取付け、一方ワイヤ
の他端を取付けた重錘本体に孔を形成して該孔に
前記連結ロツドを入れるとともに前記くぼみに係
合する大径部を有するスライダを摺動可能に設
け、前記スライダを移動させて小径部を前記くぼ
みに位置させるガス発生器を重錘本体に設けて構
成することにより前記問題点を解決することを目
的とする。
ので、重錘を解除可能な拘束手段を、飛翔体本体
からスリツトを形成した連結ロツドを突出し、該
スリツトに両側にくぼみを形成した回転リングを
挿入してピンで連結ロツドに取付け、一方ワイヤ
の他端を取付けた重錘本体に孔を形成して該孔に
前記連結ロツドを入れるとともに前記くぼみに係
合する大径部を有するスライダを摺動可能に設
け、前記スライダを移動させて小径部を前記くぼ
みに位置させるガス発生器を重錘本体に設けて構
成することにより前記問題点を解決することを目
的とする。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第4,5,6図はこの発明拘束手段の一実施例
を示す図である。まず、構成を説明すると、25
は例えばロケツトの機体であり、この機体25の
外周面にはフツク26が取り付けられている。該
フツク26には機体25の周囲に巻き付けられた
ワイヤ27の一端が掛め止めされている。28は
角柱状の重錘本体であり、この重錘本体28に形
成された一対のブラケツト29にはピン30が挿
入固定され、このピン30には前記ワイヤ27の
他端が連結されている。機体25の内周面には孔
31が形成された止め板32が設けられ、また、
機体25の外周面には止め板32と重なり合つた
支持板33が設けられている。この支持板33に
は機体25に形成された孔34を介して孔31に
連通する段差孔35が形成されている。前記止め
板32および支持板33はこれらにねじ込まれた
小ねじ36により機体25に固定されている。前
記重錘本体28は支持板33上に載置され、ま
た、この重錘本体28には段差孔35に連通する
孔としての放射孔37が形成されている。前記孔
31,34、段差孔35および放射孔37には連
結ロツド38が挿入され、この連結ロツド38の
外端部は放射孔37内に位置している。連結ロツ
ド38の外端部には連結ロツド38の軸線上にス
リツト39が形成されるとともに、このスリツト
39に直交するピン孔40が形成されている。4
1はスリツト37内に収納された回転リングであ
り、この回転リング41の中央には前記ピン孔4
0と整合する孔41aが形成されておりピン孔4
0に挿入固定されたピン42が挿入されている。
このため、回転リング41は連結ロツド38の外
端部にピン42を介して回転自在に支持されてい
ることになる。回転リング41の外周面には180
度離隔した半円状の一対の凹み43,44が形成
されている。連結ロツド38の内端部外周にはね
じ45が形成され、このねじ45にはナツト46
がねじ込まれている。47は段差孔35の段差面
48に当接するリングであり、このリング47と
ナツト46とは球面接触しており、この結果、連
結ロツド38の内端部はロケツト機体25に連結
される。前記重錘本体28には前記放射孔37に
直交するとともに機体25の接線方向に延在する
一対のガイド孔49,50が形成され、これらの
ガイド孔49,50の中央部は前記放射孔37に
開口連通している。そして、前記回転リング41
の凹み43,44はガイド孔49,50の壁面の
一部を構成している。各ガイド孔49,50は第
5図に示すように大径の第1径部51と、中径の
第2径部52と、小径の第3径部53と、からな
る。各ガイド孔49,50にはスライダ54,5
5がそれぞれ摺動自在に挿入されており、各スラ
イダ54,55は重錘本体28にねじ込まれたシ
エアピン56により通常は第5図に示す位置に保
持されている。各スライダ54,55は、その先
端部に第3径部53と略同径の大径部57を有
し、この大径部57は凹み43,44に係合して
第3径部53内に配置されている。また各スライ
ダ54,55はその中央部に大径部57の外径よ
り凹み43,44の深さの2倍以上小径の小径部
58を有し、この小径部58も第3径部53内に
配置されている。各スライダ54,55はさらに
後端部にピストン59を有し、各ピストン部59
は第2径部52と同径で第2径部52内に配置さ
れている。各ピストン部59の外周にはシール用
のOリング60が装着されている。61,62は
その先端部が第1径部51に挿入されて重錘本体
28に取り付けられた一対の高圧ガス発生器であ
り、各発生器61,62の後端にはリード線6
3,64の一端がそれぞれ接続されている。6
5,66は重錘本体28に形成されたブラケツト
であり、これらのブラケツト65,66にはボル
ト67が挿入されナツト68により重錘本体28
に固定されている。前記ボルト67にはアーム6
9の一端が回動自在に連結され、このアーム69
は通常重錘本体28に図示しないシエアピンによ
り第4図に示すような定位置に保持されている。
ーム69の他端には一方のコネクタ70が取り付
けられ、このコネクタ70には前記リード線6
3,64の他端が接続されている。また、このア
ーム69は図示していないスプリングにより常に
矢印C方向に回動するよう付勢されている。71
はコネクタ70に差し込まれた他方のコネクタで
あり、このコネクタ71はロケツト本体に固定さ
れ図示していないリード線を介してロケツトに搭
載された制御装置(図示せず)に接続されてい
る。
を示す図である。まず、構成を説明すると、25
は例えばロケツトの機体であり、この機体25の
外周面にはフツク26が取り付けられている。該
フツク26には機体25の周囲に巻き付けられた
ワイヤ27の一端が掛め止めされている。28は
角柱状の重錘本体であり、この重錘本体28に形
成された一対のブラケツト29にはピン30が挿
入固定され、このピン30には前記ワイヤ27の
他端が連結されている。機体25の内周面には孔
31が形成された止め板32が設けられ、また、
機体25の外周面には止め板32と重なり合つた
支持板33が設けられている。この支持板33に
は機体25に形成された孔34を介して孔31に
連通する段差孔35が形成されている。前記止め
板32および支持板33はこれらにねじ込まれた
小ねじ36により機体25に固定されている。前
記重錘本体28は支持板33上に載置され、ま
た、この重錘本体28には段差孔35に連通する
孔としての放射孔37が形成されている。前記孔
31,34、段差孔35および放射孔37には連
結ロツド38が挿入され、この連結ロツド38の
外端部は放射孔37内に位置している。連結ロツ
ド38の外端部には連結ロツド38の軸線上にス
リツト39が形成されるとともに、このスリツト
39に直交するピン孔40が形成されている。4
1はスリツト37内に収納された回転リングであ
り、この回転リング41の中央には前記ピン孔4
0と整合する孔41aが形成されておりピン孔4
0に挿入固定されたピン42が挿入されている。
このため、回転リング41は連結ロツド38の外
端部にピン42を介して回転自在に支持されてい
ることになる。回転リング41の外周面には180
度離隔した半円状の一対の凹み43,44が形成
されている。連結ロツド38の内端部外周にはね
じ45が形成され、このねじ45にはナツト46
がねじ込まれている。47は段差孔35の段差面
48に当接するリングであり、このリング47と
ナツト46とは球面接触しており、この結果、連
結ロツド38の内端部はロケツト機体25に連結
される。前記重錘本体28には前記放射孔37に
直交するとともに機体25の接線方向に延在する
一対のガイド孔49,50が形成され、これらの
ガイド孔49,50の中央部は前記放射孔37に
開口連通している。そして、前記回転リング41
の凹み43,44はガイド孔49,50の壁面の
一部を構成している。各ガイド孔49,50は第
5図に示すように大径の第1径部51と、中径の
第2径部52と、小径の第3径部53と、からな
る。各ガイド孔49,50にはスライダ54,5
5がそれぞれ摺動自在に挿入されており、各スラ
イダ54,55は重錘本体28にねじ込まれたシ
エアピン56により通常は第5図に示す位置に保
持されている。各スライダ54,55は、その先
端部に第3径部53と略同径の大径部57を有
し、この大径部57は凹み43,44に係合して
第3径部53内に配置されている。また各スライ
ダ54,55はその中央部に大径部57の外径よ
り凹み43,44の深さの2倍以上小径の小径部
58を有し、この小径部58も第3径部53内に
配置されている。各スライダ54,55はさらに
後端部にピストン59を有し、各ピストン部59
は第2径部52と同径で第2径部52内に配置さ
れている。各ピストン部59の外周にはシール用
のOリング60が装着されている。61,62は
その先端部が第1径部51に挿入されて重錘本体
28に取り付けられた一対の高圧ガス発生器であ
り、各発生器61,62の後端にはリード線6
3,64の一端がそれぞれ接続されている。6
5,66は重錘本体28に形成されたブラケツト
であり、これらのブラケツト65,66にはボル
ト67が挿入されナツト68により重錘本体28
に固定されている。前記ボルト67にはアーム6
9の一端が回動自在に連結され、このアーム69
は通常重錘本体28に図示しないシエアピンによ
り第4図に示すような定位置に保持されている。
ーム69の他端には一方のコネクタ70が取り付
けられ、このコネクタ70には前記リード線6
3,64の他端が接続されている。また、このア
ーム69は図示していないスプリングにより常に
矢印C方向に回動するよう付勢されている。71
はコネクタ70に差し込まれた他方のコネクタで
あり、このコネクタ71はロケツト本体に固定さ
れ図示していないリード線を介してロケツトに搭
載された制御装置(図示せず)に接続されてい
る。
次に、作用を説明する。
ヨーデスピンあるいはタンブリングを行なう以
前においては、各スライダ54,55の大径部5
7が回転リング41の凹み43,44にそれぞれ
嵌合しているため、回転リング41の回転が規制
されるとともに、重錘本体28から連結ロツド3
8が抜け出るのが阻止されている。このため、重
錘本体28はロケツトにスピンが掛かつていても
ロケツトから離れることはない。次にヨーデスピ
ンあるいはタンブリングを行なうには、制御装置
から信号を発し、リード線、コネクタ71,7
0、リード線63,64を介して発生器61,6
2にこの信号を別々に伝達する。この結果、ガス
発生器61,62が作動し、この高圧ガスはスラ
イダ54,55のピストン部59に印加される。
これにより、スライダ54,55はシエアピン5
6を切断してガイド孔49,50内を移動し、そ
のピストン部59端面が第2径部52と第3径部
53との間の段差に当接して停止する。このと
き、アーム69はスライダ54,55の先端に押
されシエアピンを切断して矢印C方向に回動し、
コネクタ70,71同士の結合を解除する。な
お、このアーム69は回動後前記スプリングによ
り一定位置に保持される。前述のようにスライダ
54,55が停止したとき、スライダ54,55
の小径部58は回転リング41の凹み43,44
に対向しており、この結果、スライダ54,55
は回転リング41からの拘束が解除され、重錘本
体28と連結ロツド38との連結、すなわち重錘
本体28と機体25との連結、が解かれる。この
ため、重錘本体28は従来技術と同様にロケツト
から離れ、ロケツトをヨーデスピンあるいはタン
ブリングさせる。次に、例えばリード線63,6
4の一方の断線、発生器61,62の一方の不作
動等の理由により、スライダ54,55のいずれ
か一方が移動しない場合について説明する。この
場合には、移動したスライダ54(ここでは、ス
ライダ54に移動し、スライダ55が移動しない
例について述べる)の小径部58が回転リング4
1の凹み43に対向し、スライダ54の回転リン
グ41に対する回転規制は解除される。このと
き、重錘本体28にはロケツトのスピンによる遠
心力が作用しているため、重錘本体28はロケツ
トから徐々に離れる。この重錘本体28の移動の
際、スライダ55の大径部57は回転リング41
の凹み44に半分程度嵌入しているため、重錘本
体28の移動に伴つて回転リング41が第6図に
おいて矢印D方向に回転し、スライダ55と回転
リング41との係合が解かれる。このため、重錘
本体28と連結ロツド38との連結が解除され
る。以後の作動は従来技術と同様であるので詳細
説明は省略する。また、スライダ54が移動せ
ず、スライダ55が移動した場合も前述と同様に
作動する。このように、少くともいずれか一方の
スライダ54,55が移動すると、確実に重錘本
体28はロケツトから離れヨーデスピンあるいは
タンブリングが行なわれる。しかも、このとき、
スライダ54,55、発生器61,62は重錘本
体28と共にロケツトから離れるため、重量が大
きくなりデスピンあるいはタンブリング効果を向
上させることができる。
前においては、各スライダ54,55の大径部5
7が回転リング41の凹み43,44にそれぞれ
嵌合しているため、回転リング41の回転が規制
されるとともに、重錘本体28から連結ロツド3
8が抜け出るのが阻止されている。このため、重
錘本体28はロケツトにスピンが掛かつていても
ロケツトから離れることはない。次にヨーデスピ
ンあるいはタンブリングを行なうには、制御装置
から信号を発し、リード線、コネクタ71,7
0、リード線63,64を介して発生器61,6
2にこの信号を別々に伝達する。この結果、ガス
発生器61,62が作動し、この高圧ガスはスラ
イダ54,55のピストン部59に印加される。
これにより、スライダ54,55はシエアピン5
6を切断してガイド孔49,50内を移動し、そ
のピストン部59端面が第2径部52と第3径部
53との間の段差に当接して停止する。このと
き、アーム69はスライダ54,55の先端に押
されシエアピンを切断して矢印C方向に回動し、
コネクタ70,71同士の結合を解除する。な
お、このアーム69は回動後前記スプリングによ
り一定位置に保持される。前述のようにスライダ
54,55が停止したとき、スライダ54,55
の小径部58は回転リング41の凹み43,44
に対向しており、この結果、スライダ54,55
は回転リング41からの拘束が解除され、重錘本
体28と連結ロツド38との連結、すなわち重錘
本体28と機体25との連結、が解かれる。この
ため、重錘本体28は従来技術と同様にロケツト
から離れ、ロケツトをヨーデスピンあるいはタン
ブリングさせる。次に、例えばリード線63,6
4の一方の断線、発生器61,62の一方の不作
動等の理由により、スライダ54,55のいずれ
か一方が移動しない場合について説明する。この
場合には、移動したスライダ54(ここでは、ス
ライダ54に移動し、スライダ55が移動しない
例について述べる)の小径部58が回転リング4
1の凹み43に対向し、スライダ54の回転リン
グ41に対する回転規制は解除される。このと
き、重錘本体28にはロケツトのスピンによる遠
心力が作用しているため、重錘本体28はロケツ
トから徐々に離れる。この重錘本体28の移動の
際、スライダ55の大径部57は回転リング41
の凹み44に半分程度嵌入しているため、重錘本
体28の移動に伴つて回転リング41が第6図に
おいて矢印D方向に回転し、スライダ55と回転
リング41との係合が解かれる。このため、重錘
本体28と連結ロツド38との連結が解除され
る。以後の作動は従来技術と同様であるので詳細
説明は省略する。また、スライダ54が移動せ
ず、スライダ55が移動した場合も前述と同様に
作動する。このように、少くともいずれか一方の
スライダ54,55が移動すると、確実に重錘本
体28はロケツトから離れヨーデスピンあるいは
タンブリングが行なわれる。しかも、このとき、
スライダ54,55、発生器61,62は重錘本
体28と共にロケツトから離れるため、重量が大
きくなりデスピンあるいはタンブリング効果を向
上させることができる。
以上説明したようにこの発明によれば、機体外
周に機軸に対して点対称的に配した複数の重錘の
うち少なくとも1つを一端を機体に掛止したワイ
ヤで重錘を解除可能な拘束手段を介して機体に拘
束した飛翔体の機軸回りの運動を変える装置にお
いて、拘束手段を、飛翔体本体からスリツトを形
成した連結ロツドを突出し、該スリツトに両側に
くぼみを形成した回転リングを挿入してピンで連
結ロツドに取付け、一方ワイヤの他端を取付けた
重錘本体に孔を形成して該孔に前記連結ロツドを
入れるとともに前記くぼみに係合する大径部を有
するスライダを摺動可能に設け、前記スライダを
移動させて小径部を前記くぼみに位置させるガス
発生器を重錘本体に設けたため、少くともいずれ
か一方のスライダが移動すれば、確実に重錘本体
はロケツトから離れ、ヨーデスピンあるいはタン
ブリングが行なわれる。しかも、重錘本体に一対
のスライダ、一対の高圧ガス発生器が取り付いた
状態で重錘本体がロケツトから離れるため、ヨー
デスピンあるいはタンブリング効果が向上する。
しかも、ロケツト本体内のスペースを必要としな
い。
周に機軸に対して点対称的に配した複数の重錘の
うち少なくとも1つを一端を機体に掛止したワイ
ヤで重錘を解除可能な拘束手段を介して機体に拘
束した飛翔体の機軸回りの運動を変える装置にお
いて、拘束手段を、飛翔体本体からスリツトを形
成した連結ロツドを突出し、該スリツトに両側に
くぼみを形成した回転リングを挿入してピンで連
結ロツドに取付け、一方ワイヤの他端を取付けた
重錘本体に孔を形成して該孔に前記連結ロツドを
入れるとともに前記くぼみに係合する大径部を有
するスライダを摺動可能に設け、前記スライダを
移動させて小径部を前記くぼみに位置させるガス
発生器を重錘本体に設けたため、少くともいずれ
か一方のスライダが移動すれば、確実に重錘本体
はロケツトから離れ、ヨーデスピンあるいはタン
ブリングが行なわれる。しかも、重錘本体に一対
のスライダ、一対の高圧ガス発生器が取り付いた
状態で重錘本体がロケツトから離れるため、ヨー
デスピンあるいはタンブリング効果が向上する。
しかも、ロケツト本体内のスペースを必要としな
い。
第1図は従来の飛翔体の機軸回りの運動を変え
る装置の断面図、第2図はヨーデスピンの作用を
説明する斜視図、第3図はタンブリング作用を説
明する斜視図、第4図はこの発明に係る飛翔体の
機軸回りの運動を変える装置の一実施例を示すそ
の断面図、第5図は一部が破断された第4図の
−矢視図、第6図は重錘本体近傍の分解斜視図
である。 27……ワイヤ、28……重錘本体、37……
放射孔、38……連結ロツド、39……スリツ
ト、41……回転リング、42……ピン、43,
44……凹み、49,50……ガイド孔、54,
55……スライダ、57……大径部、58……小
径部、61,62……ガス発生器。
る装置の断面図、第2図はヨーデスピンの作用を
説明する斜視図、第3図はタンブリング作用を説
明する斜視図、第4図はこの発明に係る飛翔体の
機軸回りの運動を変える装置の一実施例を示すそ
の断面図、第5図は一部が破断された第4図の
−矢視図、第6図は重錘本体近傍の分解斜視図
である。 27……ワイヤ、28……重錘本体、37……
放射孔、38……連結ロツド、39……スリツ
ト、41……回転リング、42……ピン、43,
44……凹み、49,50……ガイド孔、54,
55……スライダ、57……大径部、58……小
径部、61,62……ガス発生器。
Claims (1)
- 1 機体外周に機軸に対して点対称的に配した複
数の重錘のうち少なくとも1つを一端を機体に掛
止したワイヤで重錘を解除可能な拘束手段を介し
て機体に拘束した飛翔体の機軸回りの運動を変え
る装置において、拘束手段を、飛翔体本体からス
リツトを形成した連結ロツドを突出し、該スリツ
トに両側にくぼみを形成した回転リングを挿入し
てピンで連結ロツドに取付け、一方ワイヤの他端
を取付けた重錘本体に孔を形成して該孔に前記連
結ロツドを入れるとともに前記くぼみに係合する
大径部を有するスライダを摺動可能に設け、前記
スライダを移動させて小径部を前記くぼみに位置
させるガス発生器を重錘本体に設けて構成したこ
とを特徴とする飛翔体の機軸回りの運動を変える
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57000660A JPS58118500A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 飛翔体の機軸回りの運動を変える装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57000660A JPS58118500A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 飛翔体の機軸回りの運動を変える装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118500A JPS58118500A (ja) | 1983-07-14 |
JPS6213240B2 true JPS6213240B2 (ja) | 1987-03-25 |
Family
ID=11479873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57000660A Granted JPS58118500A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 飛翔体の機軸回りの運動を変える装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118500A (ja) |
-
1982
- 1982-01-06 JP JP57000660A patent/JPS58118500A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58118500A (ja) | 1983-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7410114B2 (en) | Compact dual-level load limiting seat belt retractor | |
US6131843A (en) | Safety-belt retractor mechanism | |
US6416008B1 (en) | Seat belt retractor | |
US7357081B2 (en) | Safety and arming unit for a spinning projectile fuze | |
KR100247895B1 (ko) | 시이트벨트 리트랙터 | |
US3944162A (en) | Reel for storing belts or the like | |
US20190247683A1 (en) | Brake assembly for use with retractable lifeline assembly | |
US4228970A (en) | Safety belt retractor with emergency locking mechanism | |
KR100225766B1 (ko) | 시이트벨트 리트랙터 | |
US5050814A (en) | Safety belt reeling mechanism | |
JPH0325053A (ja) | プリテンショナー装置 | |
US5222994A (en) | Retractor shaft-rotating pretensioner | |
KR101997908B1 (ko) | 벨트 리트랙터용 조립체 | |
JPS6213240B2 (ja) | ||
US4907820A (en) | Belt retractor | |
KR100699653B1 (ko) | 좌석 벨트 리트랙터 | |
EP2455262B1 (en) | Seat belt retractor and method for assembling spindle of seat belt retractor | |
SE453816B (sv) | Lasmekanism for en upplindningsanordning for band | |
JP3781311B2 (ja) | 飛翔体の翼装置 | |
DE4109990A1 (de) | Gurtstraffer an gurtaufrollern | |
JP3770430B2 (ja) | 飛翔体のノーズフェアリング分離装置 | |
JP3779799B2 (ja) | ペイロード放出装置 | |
US4776574A (en) | Seat belt retractor rewind spring assembly | |
CN211001238U (zh) | 限力式芯轴及安全带卷收器 | |
US3937416A (en) | Reel for storing belts or the like |