JPS6213047Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6213047Y2 JPS6213047Y2 JP1981161210U JP16121081U JPS6213047Y2 JP S6213047 Y2 JPS6213047 Y2 JP S6213047Y2 JP 1981161210 U JP1981161210 U JP 1981161210U JP 16121081 U JP16121081 U JP 16121081U JP S6213047 Y2 JPS6213047 Y2 JP S6213047Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding member
- sliding
- circumferential groove
- ring
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 2
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、レンズ鏡筒の光軸方向に摺動可能な
操作環例えばレンズフード環、ズーム環等の内周
に設けられた周溝と、筒体例えばレンズ鏡筒本体
との間に組み込まれる弾性を有する摺動部材に関
する。
操作環例えばレンズフード環、ズーム環等の内周
に設けられた周溝と、筒体例えばレンズ鏡筒本体
との間に組み込まれる弾性を有する摺動部材に関
する。
従来、この種の摺動部材として実公昭53−
16347号公報のものが知られている。これには、
一定長さの長辺と短辺とを規則的に配置した多角
形状のばねを耐摩耗性に優れた弾性部材で被覆し
た摺動部材が開示されている。このような摺動部
材を上記操作環と筒体との間に介在させることに
より、その摩擦作用に基づき抑角や俯角での撮影
に際してもこの操作環が光軸方向に移動すること
を防ぐことができる。またこの摺動部材は、経年
変化が少なく、長期間にわたつてその機能を維持
することができるものである。しかしながらこの
摺動部材は、当初直線状であるものを順次一定長
さ毎に折曲げていくことにより製造されるので生
産性の点で難があつた。
16347号公報のものが知られている。これには、
一定長さの長辺と短辺とを規則的に配置した多角
形状のばねを耐摩耗性に優れた弾性部材で被覆し
た摺動部材が開示されている。このような摺動部
材を上記操作環と筒体との間に介在させることに
より、その摩擦作用に基づき抑角や俯角での撮影
に際してもこの操作環が光軸方向に移動すること
を防ぐことができる。またこの摺動部材は、経年
変化が少なく、長期間にわたつてその機能を維持
することができるものである。しかしながらこの
摺動部材は、当初直線状であるものを順次一定長
さ毎に折曲げていくことにより製造されるので生
産性の点で難があつた。
本考案の目的は、長期間にわたつてその機能が
維持されると共に生産性の高い摺動部材を提供す
ることにある。
維持されると共に生産性の高い摺動部材を提供す
ることにある。
以下本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第1図及び第2図において、金属製の細片等の
バネ部材1の上面には摺接部材2が、下面には緩
衝部材3が貼付けられている。摺接部材2はバネ
部材1と後述の筒体との間にあつてレンズ鏡筒の
摺動面と接触する部材であつて、その材質は該摺
動面上を滑らかに摺動でき、耐摩耗性に優れ、か
つ静電気の発生が少ないもの例えばスウエード等
が選択される。一方緩衝部材3は、バネ部材1と
後述の操作環との間にあつて、両部材(バネ部材
1の上面1aとフード環4)が直接触れることに
よる音や摩耗の発性を防ぐためのものであり、そ
の材質としては例えば紙、ビニール、ヒメロン等
が選択される。
バネ部材1の上面には摺接部材2が、下面には緩
衝部材3が貼付けられている。摺接部材2はバネ
部材1と後述の筒体との間にあつてレンズ鏡筒の
摺動面と接触する部材であつて、その材質は該摺
動面上を滑らかに摺動でき、耐摩耗性に優れ、か
つ静電気の発生が少ないもの例えばスウエード等
が選択される。一方緩衝部材3は、バネ部材1と
後述の操作環との間にあつて、両部材(バネ部材
1の上面1aとフード環4)が直接触れることに
よる音や摩耗の発性を防ぐためのものであり、そ
の材質としては例えば紙、ビニール、ヒメロン等
が選択される。
第1図によく示されているように本実施例の摺
動部材は、平常時には複数の円弧状の辺が規則的
に連続して成る波形の形状を有している。この摺
動部材の製造法としては、例えば、金属板の上
面、下面にそれぞれスウエード、ヒメロンを接着
剤によつて貼り付け、これを細く切断して直線状
の細片を得、そしてこれをプレスにかけて第1図
に示すような破形形状に加工し、これを所定の長
さに切断する方法が挙げられる。
動部材は、平常時には複数の円弧状の辺が規則的
に連続して成る波形の形状を有している。この摺
動部材の製造法としては、例えば、金属板の上
面、下面にそれぞれスウエード、ヒメロンを接着
剤によつて貼り付け、これを細く切断して直線状
の細片を得、そしてこれをプレスにかけて第1図
に示すような破形形状に加工し、これを所定の長
さに切断する方法が挙げられる。
第3図及び第4図は、本実施例を操作環(ここ
ではフード環)4と筒体(ここではレンズ鏡筒本
体)5との間に組み込んだ状態を示している。第
4図においてよく分るように摺動部材はリング状
に撓まされて、フード環4の内周に設けられた周
溝4a内に装着される。フード環4は緩衝部材3
と周溝4aとの接触及び摺動部材の摺接部材2と
レンズ鏡筒5の摺動面5aとの接触によつて保持
されている。第4図に示す如く、摺動部材は操作
環の周溝4aに嵌合しており、摺動部材と周溝4
aの側面との間ではガタがない構成となつてい
る。
ではフード環)4と筒体(ここではレンズ鏡筒本
体)5との間に組み込んだ状態を示している。第
4図においてよく分るように摺動部材はリング状
に撓まされて、フード環4の内周に設けられた周
溝4a内に装着される。フード環4は緩衝部材3
と周溝4aとの接触及び摺動部材の摺接部材2と
レンズ鏡筒5の摺動面5aとの接触によつて保持
されている。第4図に示す如く、摺動部材は操作
環の周溝4aに嵌合しており、摺動部材と周溝4
aの側面との間ではガタがない構成となつてい
る。
尚、ここで摺接部材2の側面と摺動面5aとの
成す角θは鈍角であるので、フード環4の摺動に
際して、摺動面5a上の異物が摺接部材2と摺動
面5aとの間に入り込むようなことがない。従つ
てフード環4の摺動によつて摺動面5aにキズが
つくようなことはない。
成す角θは鈍角であるので、フード環4の摺動に
際して、摺動面5a上の異物が摺接部材2と摺動
面5aとの間に入り込むようなことがない。従つ
てフード環4の摺動によつて摺動面5aにキズが
つくようなことはない。
第5図は、摺動部材をフード環4の内周溝に装
着した時の正面図を示している。この装着前には
第1図に示したように波形の形状であつた摺動部
材は、第5図に示す装着後にあつては各角部が周
溝4aの内周面に接触し、円弧状の辺のそれぞれ
が直線状に変化して全体として多角形の形状を呈
するようになつている。これをレンズ鏡筒5の外
周に嵌め込むと摺動部材の直線状になつた辺部
は、摺動面5aの形状(円形状)に沿つて半径方
向外方に弾性変形する。これにより摺接部材2
が、摺動面5aを押しつけられてフード環4の摺
動に対して一定の摩擦力が発生し、フード環4の
保持が確実となるわけである。
着した時の正面図を示している。この装着前には
第1図に示したように波形の形状であつた摺動部
材は、第5図に示す装着後にあつては各角部が周
溝4aの内周面に接触し、円弧状の辺のそれぞれ
が直線状に変化して全体として多角形の形状を呈
するようになつている。これをレンズ鏡筒5の外
周に嵌め込むと摺動部材の直線状になつた辺部
は、摺動面5aの形状(円形状)に沿つて半径方
向外方に弾性変形する。これにより摺接部材2
が、摺動面5aを押しつけられてフード環4の摺
動に対して一定の摩擦力が発生し、フード環4の
保持が確実となるわけである。
尚、摺動部材は、フード環4の周溝に装着する
前に第6図に示す如く多少湾曲していても構わな
い。
前に第6図に示す如く多少湾曲していても構わな
い。
また摺動部材は、本実施例の如く3層構造のも
のに限ることはなく、例えばピアノ線をビニール
環で被覆したようなものでも良い。
のに限ることはなく、例えばピアノ線をビニール
環で被覆したようなものでも良い。
以上説明したように本考案によれば摺動部材が
プレス加工により簡便に製造できるので生産性が
高くなるという効果が得られる。更に摺動部材の
横断面形状が矩形状となつているので、緩衝部材
と筒体の摺動面との間に異物が入り込み難く、従
つて異物により摺動面が傷つけられるようなこと
がない。
プレス加工により簡便に製造できるので生産性が
高くなるという効果が得られる。更に摺動部材の
横断面形状が矩形状となつているので、緩衝部材
と筒体の摺動面との間に異物が入り込み難く、従
つて異物により摺動面が傷つけられるようなこと
がない。
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は
第1図の−断面図、第3図は本実施例をレン
ズ鏡筒に組み込んだ状態を示す断面図、第4図は
第3図中のA部の拡大図、第5図は上記本実施例
を操作環の周溝に装着した状態を示す正面図、第
6図は本考案の第2実施例の正面図である。 主要部分の符号の説明、{1……バネ部材、2
……摺接部材、3……緩衝部材}摺動部材、4…
…操作環、5……筒体。
第1図の−断面図、第3図は本実施例をレン
ズ鏡筒に組み込んだ状態を示す断面図、第4図は
第3図中のA部の拡大図、第5図は上記本実施例
を操作環の周溝に装着した状態を示す正面図、第
6図は本考案の第2実施例の正面図である。 主要部分の符号の説明、{1……バネ部材、2
……摺接部材、3……緩衝部材}摺動部材、4…
…操作環、5……筒体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 筒体上を光軸方向に摺動可能な操作環の内周に
設けられた周溝と、前記筒体との間に組み込まれ
た弾性を有する摺動部材において、 前記摺動部材は、弾性を有する板状部材と、該
板状部材の両面にそれぞれ固着され前記筒体の外
周面及び前記周溝の溝面に摺接する緩衝部材とか
ら成つて自身の横断面形状が矩形状となるように
形成され、更にプレス加工により円弧状の辺が規
則的に連続して成る波形が形成され、 前記摺動部材を前記周溝に沿うように湾曲させ
て装着した状態では、前記摺動部材が前記円弧状
の辺がそれぞれ直線状に変形して全体として多角
形の形状を呈することを特徴とするレンズ鏡筒の
摺動部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16121081U JPS5867303U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | レンズ鏡筒の摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16121081U JPS5867303U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | レンズ鏡筒の摺動部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5867303U JPS5867303U (ja) | 1983-05-07 |
JPS6213047Y2 true JPS6213047Y2 (ja) | 1987-04-04 |
Family
ID=29953587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16121081U Granted JPS5867303U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | レンズ鏡筒の摺動部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5867303U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014766A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Cosina Co Ltd | レンズ装置及び光学機器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125345A (en) * | 1976-03-01 | 1977-10-21 | Itt | Optical fiber connector |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5316347Y2 (ja) * | 1974-10-21 | 1978-04-28 |
-
1981
- 1981-10-30 JP JP16121081U patent/JPS5867303U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125345A (en) * | 1976-03-01 | 1977-10-21 | Itt | Optical fiber connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5867303U (ja) | 1983-05-07 |
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