JP3347813B2 - 丸刃工具 - Google Patents

丸刃工具

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JP3347813B2
JP3347813B2 JP13999893A JP13999893A JP3347813B2 JP 3347813 B2 JP3347813 B2 JP 3347813B2 JP 13999893 A JP13999893 A JP 13999893A JP 13999893 A JP13999893 A JP 13999893A JP 3347813 B2 JP3347813 B2 JP 3347813B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープなどの切
断に適用される丸刃工具に関し、特に、上刃の取付け機
構を改善するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の丸刃工具は、上刃を固定
する手段として、例えば実開昭53−60192号公
報,実開昭53−60193号公報,実開昭56−14
7096号公報等にみられるものが開示されている。そ
して、第1および第2の公報にみられるものは、ホルダ
の切欠段部に傾斜面をつけてコイルスプリングを押込ん
だり、切欠段部に設けた凹部内にOリングを配置したも
ので上刃がホルダの他側面に押圧されるものである。ま
た、第3の公報にみられるものは、ホルダの切欠段部内
に皿ばねが配置され、隣接するホルダの他側面に上刃を
押圧するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、丸刃工
具は、上刃および下刃の接触状態では、上刃の弾性変形
によって切断ポイントに口開きが生じる。そして、この
口開きは、前述した公報にみられる丸刃工具の場合、当
接面から離れる方向に向かうものであり、その口開き量
がわずかであっても、切断の良否に影響を与えるという
問題点があった。
【0004】このようなことから、本発明では、この口
開きを軽減するように上刃の取付け構造を改善したもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、ホルダに形成された切欠段部の環状
面は、取付け軸に直交する基準線に対し、円周面の幅を
広げる方向にある傾斜角θをもって形成されているもの
である。そして、押圧部材は、前記環状面に向って当接
される上刃に対して、その中心取付け穴に近い側面部分
を押圧するようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明の丸刃工具は、上刃がホルダの傾斜のつ
いた環状面側に押圧されている構成になっているもので
ある。したがって、上刃が下刃に接触した場合、この環
状面の最外周部分に向って口開きの力が作用し、前記傾
斜が稿正される。この結果、刃物ピッチを一定値に揃え
ることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明丸刃工具における一実施例につ
いて、図を参照しながら説明する。
【0008】図1において、1は、中心取付け穴2を有
するリング状の上刃であり、この上刃1は、取付け軸3
に並列して配置されたホルダ4に組込まれるものであ
る。この場合、前記ホルダ4は、その一方の側面外周縁
部に環状面5aおよび円周面5bからなる切欠段部5を
形成しているものである。そして、この環状面5aは、
取付け軸3の軸中心線に対する直交線を基準にしたとき
には、円周面5bの幅を拡げる方向に向かう傾斜角θを
有するものある。この傾斜角θは、図示では誇張されて
いるが、通常15′〜30′の範囲で設定されるもので
ある。これは、上刃1の口開き量に基づくものである。
【0009】しかして、前記上刃1は、ホルダ4の切欠
段部5および隣接するホルダ4の他側面によって構成さ
れる取付け空間6内にあって、例えば皿ばねからなる押
圧部材7によって固定される。そして、上刃1の固定に
あたっては、前記上刃1は、環状側面5a側に向かって
押圧されるが、特に、上刃1の中心取付け穴2に近い側
面部分が強固に押圧固定されるものである。要するに、
上刃1の中心取付け穴2および切欠段部5の円周面5b
を嵌合したときには、環状側面5aおよび上刃1間に間
隔を生じるが、この押圧によって薄い上刃1は、皿状に
変形した状態で環状面5a側に強固に押圧される。
【0010】このようにして、取付け軸3に組込まれた
上刃1は、取付け軸10に組込まれた下刃11と組にな
ってテープなどの切断を伴うものである。そして、前記
下刃11は、環状をなし、一方の側面には、切欠段部5
を形成し、隣接する下刃11の他側面および円周面の公
差稜が切断稜12を構成する。
【0011】したがって、前記上刃1および下刃11が
接触したときには、上刃1が弾性変形して口開きを生じ
るが、この口開きの方向は、前述した傾斜角θが存在す
るため、この傾斜角θを零方向に稿正するように機能す
るものである。したがって、組込まれた上刃1間の刃物
ピッチが一定値に揃えられる。
【0012】図2は、押圧部材7として、Oリングなど
からなるゴムリングを適用したものであり、他の構成
は、図1と略同様である。なお、図示の場合、切欠段部
5の環状面5aは、傾斜角θを有する傾斜面および平面
からなるものが示されている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、上刃1
に対する取付け構造を改善したものであり、これに伴っ
て、切断時に発生する口開き量を一定に揃えることが可
能となるものである。この結果、テープ切断面の変形,
クラック,ベースフィルムの伸び等を最小限に抑えるこ
とができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の丸刃工具の一実施例を示す概念的な断
面図である。
【図2】押圧部材の変形例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 上刃 2 中心取付け穴 3 取付け軸 4 ホルダ 5 切欠段部 6 取付け空間 7 押圧部材 10 取付け軸 11 下刃

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行関係にある取付け軸3,10
    には、上刃1および下刃11が多数組備えられ、しか
    も、前記上刃1は、ホルダ4の切欠段部5および隣接す
    るホルダ4の他側面によって構成される取付け空間6内
    で押圧部材7によって固定されるようにした丸刃工具に
    おいて、 前記上刃1が当接される切欠段部5の環状面5aは、取
    付け軸3に直交する基準線に対し、円周面5bの幅を広
    げる方向にある傾斜角θをもって形成され、前記押圧部
    材7は、前記環状面5aに向って当接される上刃1に対
    して、その中心取付け穴2に近い側面部分を押圧してい
    ることを特徴とする丸刃工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の上刃1は、環状面5aに
    押圧されたときに皿状に変形する請求項1記載の丸刃工
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の傾斜角θは、15′〜3
    0′の範囲で設定されている請求項1および請求項2記
    載の丸刃工具。
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