JPS621280Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621280Y2 JPS621280Y2 JP1982121471U JP12147182U JPS621280Y2 JP S621280 Y2 JPS621280 Y2 JP S621280Y2 JP 1982121471 U JP1982121471 U JP 1982121471U JP 12147182 U JP12147182 U JP 12147182U JP S621280 Y2 JPS621280 Y2 JP S621280Y2
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- Japan
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- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来のヘツドボツクスの概略側面図を第１図に
示す。第１図において、紙原料液は、巾方向にテ
ーパになつている矩形のヘツダー管１から流れの
向きを90゜変えて、枝管２を通り、巾方向通しの
チヤンバー３に入る。次に多孔板４の穴を通つ
て、スライス室５に入り、スライスリツプ６によ
つて巾方向の開度が調整されてスライス開口部７
から図示しないワイヤ上に噴出される。
示す。第１図において、紙原料液は、巾方向にテ
ーパになつている矩形のヘツダー管１から流れの
向きを90゜変えて、枝管２を通り、巾方向通しの
チヤンバー３に入る。次に多孔板４の穴を通つ
て、スライス室５に入り、スライスリツプ６によ
つて巾方向の開度が調整されてスライス開口部７
から図示しないワイヤ上に噴出される。
また従来のヘツドボツクスに接続する配管を示
す第２図において、紙原料液は円形の管８丸―角
変換の配管９を通つて先細りの矩形のヘツダー管
１に入る。紙原料液の一部は角―丸変換の配管１
０、円形の管１１を通つて再循環される。
す第２図において、紙原料液は円形の管８丸―角
変換の配管９を通つて先細りの矩形のヘツダー管
１に入る。紙原料液の一部は角―丸変換の配管１
０、円形の管１１を通つて再循環される。
しかしながら第１図、第２図に示す従来の装置
には次のような欠点があつた。即ち、矩形のヘツ
ダー管１は巾方向でテーパになつていて、ヘツダ
ー内の流速が巾方向で変らないようにはなつてい
たが、矩形のヘツダー管１に入つてくる紙原料液
の流れには、上流にある配管のエルボの曲りや角
丸変換等の乱流発生要素によつて発生した乱れが
あり、これが矩形のヘツダー管１から枝管２への
流量分布が巾方向で変わる原因になつていた。
には次のような欠点があつた。即ち、矩形のヘツ
ダー管１は巾方向でテーパになつていて、ヘツダ
ー内の流速が巾方向で変らないようにはなつてい
たが、矩形のヘツダー管１に入つてくる紙原料液
の流れには、上流にある配管のエルボの曲りや角
丸変換等の乱流発生要素によつて発生した乱れが
あり、これが矩形のヘツダー管１から枝管２への
流量分布が巾方向で変わる原因になつていた。
また巾方向の流量分配を良くするためには、テ
ーパ状枝管２の絞りを大きくし、圧損をとる必要
があるが、そうすると枝管２の出口流速が速くな
り、チヤンバー３の長さが大きくなる欠点があつ
た。
ーパ状枝管２の絞りを大きくし、圧損をとる必要
があるが、そうすると枝管２の出口流速が速くな
り、チヤンバー３の長さが大きくなる欠点があつ
た。
以上の如く従来のヘツドボツクスでは、巾方向
での分配に流量むらがあつたので、本考案はその
改善を図るために提案されたものであり、巾方向
での流量分配のむらが、ヘツダー管の入口に入つ
てくる流れの乱れによつて起こることに気付き、
本考案に到達したもので、ヘツダー管の入口部又
は上流側に実質的に隣接して、流れの方向に案内
板を等間隔で設置した整流装置を配置してなる抄
紙機のヘツドボツクスを提供せんとするものであ
る。
での分配に流量むらがあつたので、本考案はその
改善を図るために提案されたものであり、巾方向
での流量分配のむらが、ヘツダー管の入口に入つ
てくる流れの乱れによつて起こることに気付き、
本考案に到達したもので、ヘツダー管の入口部又
は上流側に実質的に隣接して、流れの方向に案内
板を等間隔で設置した整流装置を配置してなる抄
紙機のヘツドボツクスを提供せんとするものであ
る。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、本考案の実施例を示す第３図において、従来
の第１図及び第２図と相違する点は、先細りの矩
形ヘツダー管１と同ヘツダー管の上流側に隣接し
て整流装置１２を配置した点である。図から明ら
かな如く、本実施例装置では整流装置を直接ヘツ
ダー管１の入口部に設置して、その下流側には上
記したようなエルボの曲り等の乱流発生要素を何
ら含んでいない。整流装置１２は第４図に示すよ
うに複数の整流板１３から構成されており、同整
流装置１２は、紙原料液が流路隙間を閉塞しない
こと、繊維が整流板１３にまたがらぬこと、下流
で渦を発生せぬこと等の条件より決定する。な
お、第４図の矢印Ａは液の流れ方向を示す。
と、本考案の実施例を示す第３図において、従来
の第１図及び第２図と相違する点は、先細りの矩
形ヘツダー管１と同ヘツダー管の上流側に隣接し
て整流装置１２を配置した点である。図から明ら
かな如く、本実施例装置では整流装置を直接ヘツ
ダー管１の入口部に設置して、その下流側には上
記したようなエルボの曲り等の乱流発生要素を何
ら含んでいない。整流装置１２は第４図に示すよ
うに複数の整流板１３から構成されており、同整
流装置１２は、紙原料液が流路隙間を閉塞しない
こと、繊維が整流板１３にまたがらぬこと、下流
で渦を発生せぬこと等の条件より決定する。な
お、第４図の矢印Ａは液の流れ方向を示す。
次に作用を説明すると、ヘツダー管１の上領の
エルボの曲りや、角丸変換によつて発生した流れ
の乱れは、整流装置１２の複数の整流板１３で形
成される流路１７を流れるときに、整流されてヘ
ツダー管１の入口部で乱れの少ない流れとなる。
従つて流れの乱れによつて、巾方向に並ぶ枝管２
に分岐する流量が、巾方向で変わることが少な
く、より均一な巾方向の流量分配が行なえる。
エルボの曲りや、角丸変換によつて発生した流れ
の乱れは、整流装置１２の複数の整流板１３で形
成される流路１７を流れるときに、整流されてヘ
ツダー管１の入口部で乱れの少ない流れとなる。
従つて流れの乱れによつて、巾方向に並ぶ枝管２
に分岐する流量が、巾方向で変わることが少な
く、より均一な巾方向の流量分配が行なえる。
第５図は本考案の整流装置としてより好ましい
他の実施例を示す。第５図の整流装置１４は、上
流側の複数の整流板１５及び下流側の複数の整流
板１６が交叉する様に配置されている。またこの
整流装置１４は整流効果が高く、上流の乱れが大
きいときに使用すると、より均一な巾方向の流量
分配が行なえる。
他の実施例を示す。第５図の整流装置１４は、上
流側の複数の整流板１５及び下流側の複数の整流
板１６が交叉する様に配置されている。またこの
整流装置１４は整流効果が高く、上流の乱れが大
きいときに使用すると、より均一な巾方向の流量
分配が行なえる。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、流線が安定することにより巾方向の流量
のむらが少なくなり、スライス開口部から安定し
た噴流が得られる。またテーパ状枝管の絞りによ
る圧損量を小さくできると共に、再循環量を少な
くできる。
るので、流線が安定することにより巾方向の流量
のむらが少なくなり、スライス開口部から安定し
た噴流が得られる。またテーパ状枝管の絞りによ
る圧損量を小さくできると共に、再循環量を少な
くできる。
第１図は従来の抄紙機ヘツドボツクスの側面
図、第２図イは第１図のヘツダー管及び枝管の平
面図、第２図ロは同正面図、第３図イは本考案の
実施例を示す抄紙機ヘツドボツクスにおけるヘツ
ダー管及び枝管を示す平面図、第３図ロは同正面
図、第４図イは第３図における整流装置の平面
図、第４図ロは同側面図、第５図イは第４図と異
なる実施例を示す整流装置の平面図、第５図ロは
同側面図である。 図の主要部分の説明、１……ヘツダー管、２…
…枝管、５……スライス室、６……スライスリツ
プ、１２……整流装置、１３……整流板（案内
板）。
図、第２図イは第１図のヘツダー管及び枝管の平
面図、第２図ロは同正面図、第３図イは本考案の
実施例を示す抄紙機ヘツドボツクスにおけるヘツ
ダー管及び枝管を示す平面図、第３図ロは同正面
図、第４図イは第３図における整流装置の平面
図、第４図ロは同側面図、第５図イは第４図と異
なる実施例を示す整流装置の平面図、第５図ロは
同側面図である。 図の主要部分の説明、１……ヘツダー管、２…
…枝管、５……スライス室、６……スライスリツ
プ、１２……整流装置、１３……整流板（案内
板）。
Claims (1)
- 巾方向の分配を行なうヘツダー管の入口部又は
上流側に実質上隣接して、その下流側に乱流の発
生要素を含まない部位に、流れの方向に案内板を
等間隔で設置した整流装置を配置したことを特徴
とする抄紙機のヘツドボツクス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12147182U JPS5924799U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 抄紙機のヘツドボツクス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12147182U JPS5924799U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 抄紙機のヘツドボツクス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5924799U JPS5924799U (ja) | 1984-02-16 |
| JPS621280Y2 true JPS621280Y2 (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=30278005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12147182U Granted JPS5924799U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 抄紙機のヘツドボツクス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924799U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527198A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-27 | Anvar | Oligomer of pyridocarbazole and its therapeutic use |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP12147182U patent/JPS5924799U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527198A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-27 | Anvar | Oligomer of pyridocarbazole and its therapeutic use |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5924799U (ja) | 1984-02-16 |
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