JPS62127368A - 乾式平版印刷用インキ - Google Patents

乾式平版印刷用インキ

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JPS62127368A
JPS62127368A JP60266043A JP26604385A JPS62127368A JP S62127368 A JPS62127368 A JP S62127368A JP 60266043 A JP60266043 A JP 60266043A JP 26604385 A JP26604385 A JP 26604385A JP S62127368 A JPS62127368 A JP S62127368A
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JP
Japan
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resin
component
ink
acid
oil
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JP60266043A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Yasui
俊彦 安井
Toshio Kashiro
加代 敏夫
Tsukasa Sasaki
司 佐々木
Masahiko Yamazaki
雅彦 山崎
Shiyouzou Yamashita
山下 省蔵
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷インキに関するものであり、更に詳しくは
、湿し水を使用しない乾式平版印刷用のインキに関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般的に平版印刷は、湿し水を使用して版の画線、非画
線を区別し画像を作り出すものであることから、湿し水
の量的制御、質的選択が難しく、平版印刷の大きな支障
となっている。
一方、乾式平版印刷では、画線、非画線の区別を、親油
部と撥油部とに分け、インキの層内部と着肉しない部分
とに分けるので湿し水を使用する必要がない。故に、湿
し水の量的制御、質的選択を行う必要がなく、平版印刷
は簡素化され有利な印刷方法である。しかし、こうした
大きな利点を有しながらも、乾式平版印刷は未だ充分に
は実用化して居らず、その原因は乾式平版印刷インキの
印刷適性が不充分であることに起因している。従来の油
性インキを乾式平版に使用した場合、印刷適性が不適当
な為に、地汚れが発生するという欠点があった。これを
改良するものとして、インキの凝集力を向上させ、イン
キタックを大きくするとか、付着エネルギー低下剤とし
てオルガノポリシロキサン等をインキに添加するなどの
方法がとられている。しかしながら、かかる方法を用い
た場合、地汚れは改善されるが、インキの流動性が充分
でないとか、組成の相分離が起り易い為、機上安定性が
良くない等の問題が発生し、現在でも耐地汚れ性、流動
性、機上安定性のすべてを満足するインキは得られてい
ない。
本発明者らは、適度な凝集力と、付着エネルギーと粘度
を有する優れた特性の乾式平版印刷用インキについて鋭
意検討の結果、該インキの粘弾性特性を測定解析した所
、乾式平版印刷用インキに好適な特性即ち、耐地汚れ性
、流動性、機上安定性等の緒特性は、その粘弾性特性が
限定された範囲内になければならず、そしてその限定さ
れた範囲は数値的に特性化し得ることを見出した。
従って、本発明による乾式平版印刷用インキでは、特許
請求の範囲第1項に規定する特性を有するインキであれ
ば、何を用いても良いということになるが、中でも好適
に用いられるインキは、例えば次の様にして得られる。
(1)  アルキド樹脂、変性アルキド樹脂、脂肪褐変
性エポキシ樹脂、ウレタン化油及びマレイン化油より成
る群から選ばれる少くとも一種の樹脂成分(A)及び/
又は樹脂成分囚と囚を配位子として配位結合を形成する
金属化合物(B)を反応させて得られる金属キレート樹
脂を主成分として含むことを特徴とするインキである。
該インキを用いると乾式平版印刷方式で被印刷材上に所
定ノ9ターンを効率よく、きれいに印刷することが出来
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、優れた特性の乾式平版印刷用インキ、
すなわち、適度な凝集力と付着エネルギーと粘度を有し
、耐地汚れ性、流動性、機上安定性に優れた乾式平版印
刷用インキを提供することにある。
〔問題を解決する為の手段〕
本発明は、上記目的を達成する方法として、(1)角周
波数ω(rad/as c )が2πから0.0IX2
πの範囲において、動的弾性率G’(dynes、−2
)が低下し、ω=5×2πにおけるG′がLogG’>
 3.0であり、GJ=0.005 X 2rrにおけ
るG′がLogG’(1,5である乾式平版印刷用イン
キと、 (2)  該インキが■アルキド樹脂、変性アルキド樹
脂、脂肪酸変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、及びマレ
イン化油より成る群から選ばれる少くとも1穐の樹脂成
分(A)と、この樹脂成分(Aを配位子として、配位結
合を形成する金属化合物(B)を反応させて得られる金
属キレート樹脂とを主成分としズ含有することを特徴と
するものである。
前記樹脂成分(A)を構成するアルキッド樹脂は多塩基
酸、多価アルコール及び油若しくは長鎖脂肪酸の三成分
から常法に従って製造することができる。この多塩基酸
成分としては、例えば無水フタル酸、インフタル酸、テ
レフタル酸、ジメチルテレフタレート、テトラクロロ無
水フタル酸の如き芳香族ジカルボン酸類又はその誘導体
;テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、3.6−ニンドメチレンーΔ1−無水フタル酸、1
.4,5.6,7.7−へキサクロロビシクロ[221
′> −ツ ! 5−へブチy −2,3−ジカルボン酸無水物の如き環
状脂肪族ジカルメン酸類又はその誘導体;コノ・り酸、
アジピン酸、ドデカンジカルボン酸、セパシン酸、アゼ
ライン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無
水コノ・り酸、オクテニル無ボコハク酸、ドデセニル無
水コハク酸、メチル無水コハク酸、メタクリル酸二量体
若しくはそのメチルエステルの如き飽和若しくは不飽和
の脂肪族ノカルがン酸類又はその誘導体;ロジン無水マ
レイン酸付加物、無水トリメリット酸、L2+C5−ベ
ンゼンテトラカル?ン酸無水物、ペンゾフェノンテト2
カルゴン酸無水物の如き3価又は4価の多価カルダン酸
等を使用できる。
多価アルコール成分としては例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンノオール、ネオペン
チルグリコール、1.6−ヘキサンノオール、1,4−
シクロヘキサンジメタツール、水添ビスフェノールAの
如き2個のアルコール性水酸基が2〜9個の炭素原子に
よって隔てられている。フォール類;グリセリン、トリ
メチロールエタン、トリメチロールエタンぐンの如’!
J ト!Jオール類;ベンタエリスl) トールの如き
テトラオール類を使用できる。
油成分としては例えば、アマニ油、脱水ヒマシ油、大豆
油、サフラワ油の如き乾性油;ヌカ油、ナタネ油、綿実
油の如き半乾性油;ヒマシ油、ヤシ油の如き不乾性油等
の油脂類またはそれらの脂肪酸を使用できる。長鎖脂肪
酸としては上記油を構成するステアリン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、リノール酸、リルイン酸、ラウリン酸
等を使用できる。市販商品、例えば「ベッコゾール13
43j、「ペソコゾール1313J、「ペッコゾールE
L−5007j、「ペッコゾールP −470−70」
(いずれも大日本インキ化学工業社裂品)等を構成する
樹脂固型分もまた使用できる。
また、アルキッド樹脂の製造中に必要に応じてがムロシ
ン、ウソドロシン、トール油ロジン等のロジン類;石炭
酸、o−lm−若しくはp−クレゾール、キシレノール
、p−1ert−ブナルフェノール、p−フェニルフェ
ノール等のフェノール類化合物とホルムアルデヒド(ホ
ルマリン)とつ初期縮合物;ビスフェノールA型エピキ
シ樹!1旨で代表されるエポキシ樹脂;エチレンノアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ピ硬うノン等の有機テリ
アミン類とタ0イマー酸との初期縮合物;等の変性用成
分を任意に選んで反応系に仕込み更に場合により酸無水
物を仕込み、縮重合反応を行わせることにより製造され
るロジン変性アルキッド樹脂、フェノール変性アルキッ
ド樹脂、エポキシ樹脂変性アルキッド樹脂、アミド樹脂
変性アルキッド樹脂等の変性アルキッド樹脂もまた、本
発明に於て用いることができる。たとえば大日本インキ
化学工業社より市販されている「ベッコゾール1303
」(ロジン変性アルキッド樹脂)、「ペッコソール13
4」、[ベッコゾールM−2151J(いずれもフェノ
ール変性アルキッド樹脂)等を構成する樹脂固型分を使
用することができる。
また、アルキッド樹脂を製造したのち、有機溶剤の存在
下もしくは不存在下に、アミノ樹脂、シロキサン中間体
(例えばトーン・シリコーン社より市販されているr 
SH6018J、r QI−3037し・シン」、侶越
化学社より市販されているr KP−213J等);ス
チレン、ビニルトルエン;各種(メタ)アクリル酸エス
テルもしくは(メタ)アクリル酸;アクリロニトリル;
トリレンジインシアネート、メタフェニレンジイソシア
ネート、1,6−へキサメチレンツイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、キシリレンノイソシアネー
ト、p−ジ(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等
のポリイソンアネート化合物−等の変性用成分を反応系
に仕込み更に場合により酸無水物をも仕込んで付加、縮
合または重合反応をおこなわせた後、場合により有機溶
剤を留去することにより製造されるアミノ・アルキッド
共縮合樹脂、シリコーン変性アルキッド樹脂、スチレン
化アルキッド樹脂、ビニルトルエン化アルキッド樹脂、
アクリル変性アルキッド樹脂、アクリロニトリル変性ア
ルキッド樹脂、ウレタン変性アルキッド樹脂等の変性ア
ルキッド樹脂もまた、本発明に於て用いることができる
たとえば「ヘッコゾールM−7606−55MVJ(犬
日本インキ化学工業社失、アミノ・アルキッド共縮合樹
脂)、r TSR−180J、r TSR−184J 
(いずれも東芝シリコーン社製シリコーン変性アルキッ
ド樹脂)、「メチレゾール4250J、「メチレゾール
4400J(いずれも大日本インキ化学工業社製スチレ
ン化アルキッド樹脂)、「フタルキラ)’ V−901
J、r 7タルー’Pッl’V−904J (イずれも
日立化成社製アクリル変性アルキッド樹脂)、[バーノ
ックM−5303J(大日本インキ化学工業社製ウレタ
ン変性アルキッド樹脂)を構成する樹脂固型分を使用す
ることができる。
また、樹脂成分(A)として用いることができる脂肪酸
変性エポキシエステル樹脂は、ビスフェノールhmエポ
キシ樹脂で代表されるエポキシ樹脂(例えば油化シェル
エポキシ社製品、「エピコート1004J)を前記した
油脂脂肪酸や長鎖脂肪酸と共に縮合反応せしめ、更に場
合により酸無水物を反応せしめて製造される。たとえば
[ペッコゾールp−786−5o、r」(犬日本インキ
化学工業社製品)を構成する樹脂固型分を使用できる。
また、樹脂成分(A)として用いることができるウレタ
ン化油は、前記油脂類をグリセリン、トリメチロールプ
ロ・イン等の多価アルコールと共に常法によりアルコリ
シスを行った後、前記ポリインシアネート化合物と付加
反応せしめ、更に場合により酸無水物を反応せしめて製
造される。たとえば[パーノックTD−125J (大
日本インキ化学工業社製品)を構成する変性油脂の固型
分を使用できる。
また、樹脂成分(A)として用いることができるマレイ
ン化油は、前記乾性油を無水マレイン酸と常法により付
加反応せしめて製造される。場合によっては更に前記多
価アルコール成分と反応せしめた変性樹脂もまた、樹脂
成分(A)として用いることができる。樹脂成分(A)
に含まれる長鎖脂肪酸残基の含量については特にICす
限はないが、乾式平版印刷を確実に行うためには、樹脂
成分(A)中に少なくとも5重量%を含有すれば十分で
あり、20重量%以上を含有すれば、より一層好ましい
前記樹脂成分囚を配位子として配位結合を形成する金属
化合物(B)としては、例えばBe l 二*1g+C
a * Sr r Ba + Zn + Cd + S
c * At * Tl + Zr *V + Cr 
e Mn + Fe + Co r Ni + Cu 
、 C4の金属の長鎖脂肪酸;アルコラード;これらの
金s4を中心原子とし、β−ジケトン系化合物又はβ−
ケトエステル系化合物を配位子とする分子内錯化合物;
これらの金属をアルコキシ化すると共にこれら金属を中
心原子としβ−ジケトン系化合物又はβ−ケトエステル
系化合物を配位子とする分子内錯化合物等が挙げられる
。上記金属アルコラード又は分子内錯化合物におけるア
ルコキシル基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基
、プロポキン基、ブトキシ基等がその代表的なものとし
て挙げられる。配位子として使用し得るβ−ジケトン系
化合物としてはアセチル“アセトン、トリフルオルアセ
チルアセトン、ベンゾイルアセトン、ベンゾイルトリフ
ルオルアセトンまたはジベンゾイルメタン等の如き化合
物がその代表的なものであり、また、β−ケトエステル
系化合物としてはアセ)DLRエステル、ベンゾイル酢
酸エステル、2−カルブアルコキシシクロヘキサノン、
サリチル酸エステルの如きβ位にカルゲニル基を有する
ケトカルデン酸エステル並びにその異性体であるエノー
ル型化合物がその代表的なものとして挙げられる。これ
らの化合物の中で、市販品として入手が容易であり、本
発明で好適に使用できるものを例示すれば、銅(II)
オクトエート、銅(II)エチルアセトアセテート−8
61e−ブトキシド、銅(II) −n−ブトキシド、
エチルアセトアセテート銅(n)インプロピレートの如
キ銅化合物;パナ・ノウムオキシジー5ec−ブトキシ
ド、ジイソプロポキシバナジウム−ビス−(メチルアセ
トアセテート)、ノクナノウムオクアルミニウム2−エ
チルヘキソエート、モノ−3ee−ブトキシアルミニウ
ムーノイソグロポキシド、エチルアセトアセテートアル
ミニウムージイソプロポキシド、アルミニウムーノーイ
ンブトキシドモノ(メチルアセトアセテート)、アルミ
ニウムトリス(エチルアセトアセテート)の如きアルミ
ニウム化合物;ビス−(イソプロがキシ)−ビス(アセ
チルアセトン)−チタニウム、チタンラクテート、チタ
ンラクテートエチルエステル、ステアリン散チタン、ジ
−n−ブトキシ−ビス(トリエタノールアミン)チタネ
ート、テトラオクチレングリコールチタネート、ジ−イ
ソプロポキシ−ビス(エチルアセトアセテート)チタネ
ートの如きチタニウム化合物;ジルコニウムアンモニウ
ムラクテート、ジ−イソプロがキシ−ビス(アセチルア
セトネート)ジルコネート、n−ブトキシ−トリス(エ
チルアセトアセテート)ジルコネート、ジ−イソプロポ
キシ(モノアセチルアセトネート)モノエチルアセトア
セテートジルコネート、ゾルコニウムステアレートトリ
スオクトエート、ジルコニウムラウレートトリス(2−
エチルヘキンエート)の如きジルコニウム化合物;オク
チル酸マンガン、マンガン(n)エチルアセトアセテー
ト−モノイソプロIキシド、マンガン(n)ジイソプロ
ポキシドの如きマンガン化合物;鉄(III)インプロ
ポキシド、オクチル酸鉄(III)、鉄(■)−ソーイ
ソプトギンドモノ(エチルアセトアセテート)の如き鉄
化合物;コパル) (III)−ジイソプロポキシド−
アセチルアセトネート、コバルト(nl)−ジイソプロ
ポキシドーメチルアセトアセテート、オクチル酸コバル
トの如きコバルト化合物等が挙げられる。金属キレート
樹脂は、前記の樹脂成分(A)と金属化合物(B)を9
0〜120℃で05〜20時間反応させることにより得
ることができる。両者の反応割合は、樹脂成分(A)1
00重景重量して金属化合物(B) I)1〜10重量
部が好ましいO 本発明で使用する乾式平版印刷用インキは前記アルキド
成分を必須成分とし、必要に応じて公知のフェノール樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹
脂、ポリウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂;活性水素化
合物によって活性インシアネート基の少なくとも一部が
マスクされたブロックポリインシアネート化合物;塩化
ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、メ
タアクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リアミド樹脂、?リエチレン樹脂、ふっ素樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ブリカーブ不−)樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタノエン、フェノキシ樹
月旨などのような熱可塑性樹脂、石油樹脂、マレイン酸
樹脂、ロジン変性フェノール樹脂;背負顔料、体質顔料
、助剤としてシリコーン等の消泡剤又はレベリング改良
剤;ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、
アルキルペンノルアンモニウムクロライドの如き界面活
性剤;オイゲノール、メチルエチルケトキシムの如き皮
張り防止剤;p−トルエンスルフィン酸ソーダ、第三級
アミノ化合物、トリフェニルホスフィン等の如き乾燥調
節剤;有機ベントナイト、シリカク゛ルの如き増粘剤;
ドデシルメルカプタン、4ンタエリスリトールテトラキ
ス(β−メルカグトプロピオネート)の如き重合調節剤
;トリフェニルホスファイト、ソエチルヒドロキシルア
ミンの如き保存安定剤;アクリロキシエチルフォスフェ
ート、シランカップリング剤の如き接著性改良剤;等を
含み得る。また必要に応じてインキの流動性を調節する
ため、公知の有機溶剤を少量含んでもよい。
本発明で使用する乾式平版印刷用インキは、製造方法に
特に制限がなく、たとえば3本ロールやニーダ−等の練
肉装置により容易に製造され得る。
本発明を限定的に解釈させるものでないことを前提とし
て述べると、乾式平版印刷用インキの粘弾性特性につい
て考え得ることは以下の通りである。
角周波数ωがω=5×2πから、ω=0.005X2π
の範囲で、本発明の規定外である低い傾きの粘弾性特性
を有するインキは、弾性が弱く、従って弾性項によって
大きく左右される平版印刷特性を低下させる。中でも特
に、版汚れという現象が著るしい。
本発明に規定されるインキの中でも、ω=5×2πに於
けるG′が30近傍ω=0.005X2πに於けるG′
が1.5近傍であるインキは上記同様弾性環が小さいが
、然し印刷出来ない程ではなく、従ってそれがむしろ印
刷後のパターンの良好なるレベリングという現象につな
がってくる。それは然し印刷後の網点の太りが生じ易く
250メツシユ以下の・母ターンの印刷には好適ではな
いという事でもある。
乾式平版印刷用インキの中では、傾きが大なる程、弾性
特性が強く、版の地汚れに関しては好適にして、かつ印
刷後の網点の太りのないものが得られる。従って250
メツシュ程度以下の網点を有する版による印刷ではこう
した傾向のインキ程好適である。
又ω=5×2πに於けるG′がLogG’(3yのもの
は低粘度すぎてω=0.005X2πに於けるG′がL
ogG’〉1.5のものは、高粘度すぎて平版印刷適性
が充分ではない。
しかして本発明に規定されるインキであれば乾式平版印
刷にて容易に、版に忠実な印刷物を得ることができる。
〔実施例〕
以下に例をもって、本発明を具体的に説明するが、例中
の「部」及び「憾」はそれぞれ「重量部」及び「重@チ
」とする。
(1)  ビヒクルの合成 表1の仕込み組成の油成分及びアルコール成分を温度計
、攪拌装置窒素ガス導入管及びデカンタ−/コンデンサ
ーを付しfC,4つ目フラスコに仕込み、窒素がス気流
下に、240℃で攪拌した。該温度で約2時間に亘り、
アルコール成分に対して、Q、 1%量の水酸化リチウ
ムを触媒として、アルコリシス反応を行わしめた後、系
を150℃に冷却して酸成分を仕込み、再び240℃に
加熱して攪拌を続けた。該温度で酸価(A、N)を追跡
しなから縮合反応を行わしめ、理論値のA、Hに達した
時点で系を120℃迄冷却し、表1に記載の希釈剤−反
応性モツマ−の場合は、0.2%量の重合禁止剤(ハイ
ドロキノン、モノメチルエーテル)を予め均一に溶解し
たもの−を加え均一に溶解させ、ビヒクルA、B、C,
E、Gを得た。D、Fについては、上記の希釈を所定量
の80%量の希釈剤をもって行い、その後糸を90℃に
保ち、希釈剤の残り20%量にアルミニウム化合物を溶
解又は分散させたものを系に添加し、105℃迄昇温し
て約1時間の攪拌を続行してビヒクルD、Fを得た。
(2)  乾式平版印刷用インキの製造前記ビヒクルを
用いた表2の組成物を3ネロールで十分に練肉して、乾
式平版印刷用インキa〜6を製造した。
又、比較例の為に表2に記載の配合物を3本ロールで十
分に練肉して、乾式平版印刷用インキf〜jを製造した
表−2 1yl l中の特性  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
↓ ↓ ↓+lI+ 殉ずイノ力i         
 ■  ■  <、s>   (2,+   o)  
Q≦I)   Lfiン  ■  ■  (ト)ビヒク
ルH:トリメチロールプロノゼノノアクリレートモノカ
プリレート55部、大日本インキ化学工業(株)笈1ベ
ッカサイト1110」(天然樹脂変性フェノール樹脂)
45部、及びハイドロキノン0.5部を反応容器に入れ
空気を吹き込みながら120℃で溶解した。
ビヒクルエ:トリメチロールプロパンソアクリレートモ
ノカデリレート55部、日本石油化学(株)製[ネオポ
リマー」(石油樹脂)45部、及びハイドロキノン05
部を反応容器に入れ空気を吹き込みながら110℃で溶
解(また。
表2に示すインキの粘弾性特性を測定し、結果を図示し
たものが図1であるが、本特許請求範囲内の特性を示す
ものがインキa −eであり、範囲外のものがf−jで
ある。この各種のインキの乾式平版印刷適性を試験し、
結果を示したものが表3である。
図1、表3を併せて見ればa−eとf−jに印刷適性に
於て大きな差があり、根本的な差異のあることが判る。
表2に示すインキの印刷適性をルーRで確認した結果及
びパターンの再現性等を評価した結果を表3に示す。
a) 覗 〔発明の効果〕 本発明で特定されるインキを用いて乾式平版印刷方式に
より印刷をしたときには、地汚れもなく、解明な印rf
lll ヲすることができだ。又、レベリングもよく、
どンポール、アイホールのない印刷仕上がりを得ること
ができ、微細な・やターンの印刷においても、・!ター
ン通りの鮮明な印刷をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、横軸に角周波数ωを2πで除した周波数(H
z)の対数値を、縦軸にインキの動的弾性率G′の対数
値を夫々プロットしたインキの粘弾性特性曲線を示して
いる。 代理人  弁理士  高 橋 勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)角周波数ω(rad/sec)が2πから0.01
    ×2πの範囲に於て、動的弾性率G′(dynes/c
    m^2)の低下が認められ、ω=5×2πに於けるG′
    がLogG′>3.0以上であり、ω=0.005×2
    πに於けるG′がLogG′<1.5であることを特徴
    とする乾式平版印刷用インキ。 2)乾式平版印刷用インキが、(1)アルキド樹脂、脂
    肪酸変性エポキシ樹脂、ウレタン化油及びマレイン化油
    より成る群から選ばれる少なくとも一種の樹脂成分(A
    )及び/又は樹脂成分(A)と(A)を配位子として配
    位結合を形成する金属化合物(B)を反応させて得られ
    る金属キレート樹脂を主成分として含むことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の乾式平版印刷用インキ
JP60266043A 1985-11-28 1985-11-28 乾式平版印刷用インキ Pending JPS62127368A (ja)

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JP (1) JPS62127368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144295A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 水なし平版印刷用インキ組成物および印刷物
WO2011096222A1 (ja) * 2010-02-05 2011-08-11 東洋インキScホールディングス株式会社 導電性インキ、および導電パターン付き積層体とその製造方法

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