JPS62126288A

JPS62126288A - 密閉形スクロ−ル圧縮機

Info

Publication number: JPS62126288A
Application number: JP26477285A
Authority: JP
Inventors: Masao Shiibayashi; 正夫椎林; Katsuaki Kikuchi; 勝昭菊地; Tadao Ochiai; 忠夫落合; Katsumi Yanagi; 柳　克己; Akira Murayama; 朗村山
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-11-27
Filing date: 1985-11-27
Publication date: 1987-06-08
Anticipated expiration: 2009-06-22
Also published as: JPH0647993B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は冷凍、仝制用の冷媒圧縮機あるいはヘリウム用
圧縮機として用−られる密閉形スクロール圧縮機に係り
、％に油分離機能を有する密閉ナヤンバの構造に関する
。

〔発明の背景〕

９１−来の密閉形スクロール圧縮機は、特開昭５８−１
８８８８７号公報に記載のように、スクロール圧縮璧素
部で圧縮された冷媒ガスは、一旦電動機のステータ外周
部を通り、次いでチャンバ下部で油を分離したあと、再
び電動機のステータ外周部を通って上昇し、電動機室の
上部空間に至る。

ひいては吐出管を介して外部に導かれるガス流路を形成
している。このような圧縮機構造においては、電動機の
ステータ外周部とチャンバ側壁との隙間が比較的小さい
ため、この部分の冷媒ガス流速が大きくなる。

電動機室の上部見間で分離した油は、上記ステータ外周
部の側部隙間をぬって落ちるので、この部分のガス流速
が大きくなると、上記電動機室の上部９間で分離された
油は、再びステータ外周部まわりで上方にふき上げられ
る。

従って、ふきあげられた油は油粒となって、電動機室の
上部空間を充満するので、圧縮機の油上υ量が増加する
結果となる。

特Ｋ、スクロール圧縮機がインバータ駆動によって運転
される場合は、上記油上り現象が顕著となる。そして、
圧縮機の油上り量が増加すると、圧縮機自体の信頼性は
もとより、冷凍サイクル全体として（例えば熱交換器の
伝熱性能や配管の圧力損失の増加等）性能及び信頼性を低下させる恐れ△ がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、圧縮機の油上り量を低減できて、圧縮
機自体の信頼性向上りもとより、冷凍サイクル全体とし
ても性能向上を図ることができる密閉形スクロール圧縮
機を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、密閉容器の側壁内面に断面コ字形の枠を取付
けて、該枠と前記側壁とで下部容器室（電動機室）に至
る圧縮ガスを電動機コイルエンド部に導くガス案内通路
を形成し、かつガス案内通路を流通した圧縮ガスが電動
機コイルエンド外側面に向って吐出するよって流れ方向
を変更する偏向板を設けた構成とすることにより、分離
された油がガス流速により再び電動機ステータの外周部
まわりで上方にふき上げられることを防いで、圧縮機の
油上り看の低減を図るようにしたものである０〔発明の実施例〕以下、本発明の一実施例を第１図ないし第８図により説
明する。第１図は本発明による密閉形スクロール圧縮機
の縦断面図、第２図は第１図の■−１矢視断面図、第８
図はガス案内通路を形成する枠および偏向板の取付部分
を示す斜視図である第１図および第２図において、密閉
容器１内の上方に圧縮部２が、下方に電動機部８が収納
されでいる。そして、密閉容器１内は上部室１ａと上部
電動機室１ｂおよび下部電動機室ＩＣとに区画されてい
る。

圧縮機部２は固定スクロール部材５と旋回スクロール部
材６を互に噛合せて圧縮室（密閉９間）７を形成してい
る。固定スクロール部材６は、円板状の鏡板５ａと、こ
れに直立しインポリウド曲線あるいはこれに近似の曲線
に形成されたラップゝ、５１）とからなり、その中心部
に吐出口１０、外周′部に吸入口１６を備えている。旋
回スクロール部材６け円板状の鏡板６＆と、これに直立
し、固定スクロールのラップと同一形状に形成されたラ
ブプロｂと、鏡板の反ラツプ面に形成されたボス６Ｃと
からなっている。フレーム１１は中央部に軸受部を形成
し、この軸受部に回転軸１４が支承され１回転軸先端の
偏心軸１４すは、上記ボス６Ｃに旋回運動が可能なよう
に挿入されている。またフレーム１１には固定スクロー
ル部材５が複数本のボルトによって固定され、旋回スク
ロール部材６はオルダムリング２よびオルダム機構より
なるオルダム機構１２によってフレーム１１に支承され
、旋回スクロール部材６は固定スクロール部材５に対し
て、自転しないで旋回運動をするように形成されている
。回転軸１４には下部に電動機軸１４１）を一体に連設
し、電動機部８を直結している。固定スクロール部材６
の吸入口１６には密閉容器ｌを貫通して垂直方向の吸入
管１７が接続され、吐出口１０が開口している上部室１
ａは通路１８ａ、１８１）を介して上部電動機室１ｂと
連通している。この上部電動機室１ｂは電動機ステータ
８ａと密閉容器１側壁との間の通路１９を介して下部電
動機室ＩＣに連通している。また上部電動機室１ｂは密
閉容器１を貫通する吐出管２０に連通している。前記フ
レーム１１には、電動機部８を固定するための台座部１
ｔａが連設され、電動機ステータ８ａがその台座部１１
にボルト２１を介して１ｍｌ定されている。３ｂは電動
機ロータを示す。また密閉容器１の底部には潤滑油２２
の油溜りが形成されている。

第１図ないし第８図において、密閉容器１の側壁内面に
は断面コ字形の枠２８が、該枠２８の端面て連設する取
付座２ａ＆を介して溶着されて、枠２３と前記側壁とで
通路１８ａ、１８に＋から上部電動機室１１）Ｋ流入す
る冷媒ガスを電動機コイルエンド部８Ｃに導くガス案内
通路２４を形成している。また、前記ガス案内通路２４
の出口部には、該ガス案内通路２４を流通した冷媒ガス
が電動機コイルエンド８Ｃの外側面に向って吐出するよ
うに流れ方向を変更させる偏向板２６が設けられている
。前記偏向板２５は前記枠２８に一体に形成されている
。

次に本実施例の作用九ついて説明する。

吸入管１７よ抄成入口１６へ導う）れた冷媒ガスは圧縮
機部２の圧縮室７にて圧縮された後、吐出口１０より上
部室１ａへ吐出され１通路１８ａ、１８１）を経て上部
電動機室１ｂへ導かれる。その冷媒ガスはガス案内通路
２４へ流入してここを流通した後、偏向板２６に衝突す
ることで流れ方向が変更されて電７０３コイルエンド８
Ｃの外側面に向って吐出する。偏向板２５により流れ方
向が変更させられることで冷媒ガスに含まれる油が分離
する。油を分離した冷媒ガスは吐出管２０より圧縮機外
へ吐出され、分離した油は電動機ステータ８ａの上面８
ｄに落下した後、通路１９を通って油溜りに流下する。

尚、図中の矢印は冷媒ガスの流れを示す。

従って、本実施例においては、冷媒ガスを電動機コイル
エンド８Ｃ外面に向って吐出させることにより、前記通
路１９には油のみが通るようＫしたので、従来のような
ガス流速による分離油のふき上げが防止され、圧縮機の
油上り量が減少する。その結果、ＥＥ縮機自体の信頼性
が向上する他、冷凍サイクル全体として（例えば熱交換
器の伝熱性能や配管の圧力損失の増加等）性能および信
頼性が向上する。

また、本実施例においては、前記枠２８と前記偏向板２
５とを一体化した構成としているので、量産性（組立性
）の向上を図ることができる。

第４図および第５図は前記枠の変形例を示し、第４図の
ものは、第３図に示した取付座をなくし、枠２Ｂの側板
端面を直接密閉容器１側壁に溶着するようＫしたもので
ある。また第５図のものは、枠２３の両側板に吐出口２
６ａ、２６６を設けて、三方向吐出形としたものである
。

尚、本発明において、第６図に示すように、α動機部３
のステータ８ａ外周面が密閉容器１の側壁内面に密着し
ている場合には、第７図に示すように偏向板を有しな、
い枠１２８を設けてガス案内通路１２４を杉成し、電動
機ステータ８ａの上面３ｄを偏向板の代用にすることが
できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、圧縮機本体の油
上り看を低減することができるので、圧縮機の信頼性向
上はもとより、冷凍サイクル全体としても、性能向上（
配管の圧力損失の低減に伴う冷房能力、暖房能力の向と
、ひいては成績係数ＥＫＨの向上）の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明の一実施例を示し、第１図
は本発明による密閉形スクロール圧縮機の縦断面図、第
２図は、第１図のｎ−４矢視断面図、第８図はガス案内
通路を形成する枠および偏向板の取付部分を示す斜視図
、第４図および第５図は枠の変形例を示す斜視図、第６
図は本発明の他の実施例を示す要部断面図、第７図は第
６図に２ける枠の形状を示す斜視図である。１・・・密閉容器　　１＆・・・上部室　　１ｂ・・・
上部・′砥ａＷ室　　２・・・圧縮機部　８・・・電動
機部　８Ｃ・・・電動機コイルエンド　５・・・固定ス
クロール部材６・・・旋回スクロール部材　１８１！Ｌ
、１８ｂ、１９・・・通路　２８・・・枠　２４・・・
ガス案内通路　２５・・・偏向板年３圓

Claims

【特許請求の範囲】

１．密閉容器内に、スクロール圧縮機と電動機をフレー
ムに支承した回転軸を介して連設して収納すると共に、
密閉容器室を上下室に区画し、スクロール圧縮機は、円
板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部
材及び旋回スクロール部材を、ラツプを内側にして噛合
せ、旋回スクロール部材を回転軸に連設する偏心軸部に
係合し、旋回スクロール部材を自転することなく固定ス
クロール部材に対し旋回運動させ、固定スクロール部材
には中心部に開口する吐出口と外周部に開口する吸入口
を設け、吸入口よりガスを吸入し、両スクロール部材に
て形成される圧縮空間を中心に移動させ容積を減少して
ガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを上部容器室に吐出
し、通路を介し下部容器室に導びき、吐出管を介し器外
に吐出する密閉形スクロール圧縮機において、前記密閉
容器の側壁内面に断面コ字形の枠を取付けて、該枠と前
記側壁とで下部容器室に至る圧縮ガスを電動機コイルエ
ンド部に導くガス案内通路を形成し、かつ案内通路を流
通した圧縮ガスが電動機コイルエンド外側面に向って吐
出するように流れ方向を変更させる偏向板を設けたこと
を特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
２．特許請求の範囲第１項において、前記偏向板は前記
枠と一体に形成されていることを特徴とする密閉形スク
ロール圧縮機。