JPS62126153A - 1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフエノキシ)エタンの精製法 - Google Patents
1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフエノキシ)エタンの精製法Info
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- JPS62126153A JPS62126153A JP26537785A JP26537785A JPS62126153A JP S62126153 A JPS62126153 A JP S62126153A JP 26537785 A JP26537785 A JP 26537785A JP 26537785 A JP26537785 A JP 26537785A JP S62126153 A JPS62126153 A JP S62126153A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は機械的強度、気体遮断性などにすぐれた性能を
有するポリエステルフィルム、ポリエチレンビスa、β
−(2−クロルフェノキン)エタン−4,4′−ジカル
ボキシレート(特開昭59−38031号公報、特開昭
59−38925号公報)の原料として有用な1.2−
ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エ
タンの精製法に関する。
有するポリエステルフィルム、ポリエチレンビスa、β
−(2−クロルフェノキン)エタン−4,4′−ジカル
ボキシレート(特開昭59−38031号公報、特開昭
59−38925号公報)の原料として有用な1.2−
ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エ
タンの精製法に関する。
〈従来の技術〉
3−クロル−4−ヒドロキン安息香酸メチルエステルの
アルカリ金属と二塩化エチレンと反応させて得られる1
、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキ
シ)エタンを精製スる方法は知られていない。
アルカリ金属と二塩化エチレンと反応させて得られる1
、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキ
シ)エタンを精製スる方法は知られていない。
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキノフェノ
キシ)エタンと類似の物質である4、4′−(エチレン
ジオキシド)ビス安息香酸アルキルの精製法として反応
液を冷却した後口側し固形分をメタノールで洗浄後、多
量の水で洗浄し、固形分中の副生アルカリ金属塩化物を
除去する方法(特公昭57−50772号公報)が知ら
れている。この方法を1.2−ビス(2−クロル−4−
カルボメトキシフェノキシ)エタンに適用すると次のよ
うになる。
キシ)エタンと類似の物質である4、4′−(エチレン
ジオキシド)ビス安息香酸アルキルの精製法として反応
液を冷却した後口側し固形分をメタノールで洗浄後、多
量の水で洗浄し、固形分中の副生アルカリ金属塩化物を
除去する方法(特公昭57−50772号公報)が知ら
れている。この方法を1.2−ビス(2−クロル−4−
カルボメトキシフェノキシ)エタンに適用すると次のよ
うになる。
反応温度における反応液は通常1.2−ビス(2−クロ
ル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンは溶解して
おり、副生のアルカリ金属塩化物のみ析出した状態のス
ラリーであるが、反応液を室温まで冷却すると、1.2
−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)
エタンが析出して来、これを口割すると1.2−ビス(
2−クロル−4−カルボメトキンフェノキシ)エタンと
アルカリ金属塩化物の混合したケークが得られる。この
ケークをメタノール中に投入し加熱攪拌洗浄した後、口
割する。次いで副生アルカリ金属塩化物を除去するため
、メタノール洗浄したケークを大量の水で洗浄後口側す
る操作を数回繰り返す。
ル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンは溶解して
おり、副生のアルカリ金属塩化物のみ析出した状態のス
ラリーであるが、反応液を室温まで冷却すると、1.2
−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)
エタンが析出して来、これを口割すると1.2−ビス(
2−クロル−4−カルボメトキンフェノキシ)エタンと
アルカリ金属塩化物の混合したケークが得られる。この
ケークをメタノール中に投入し加熱攪拌洗浄した後、口
割する。次いで副生アルカリ金属塩化物を除去するため
、メタノール洗浄したケークを大量の水で洗浄後口側す
る操作を数回繰り返す。
〈発明が解決しようとする問題点〉
すなわち、本発明者らは、4.4’ −(エチレンジオ
キシド)ビス安息香酸アルキルについてと同様の方法が
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キシ)エタンについても適用できることを見出したが、
この方法も同様な欠点があることがわかった。即ち、反
応混合物から単離した目的物を含むケークをメタノール
で洗浄しただけでは、有機物不純物を除去することはで
きるがアルカリ金属塩化物についてはほとんど除去でき
ない。
キシド)ビス安息香酸アルキルについてと同様の方法が
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キシ)エタンについても適用できることを見出したが、
この方法も同様な欠点があることがわかった。即ち、反
応混合物から単離した目的物を含むケークをメタノール
で洗浄しただけでは、有機物不純物を除去することはで
きるがアルカリ金属塩化物についてはほとんど除去でき
ない。
3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルの
アルカリ金属と二塩化エチレンとから1.2−ビス(2
−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンを得
る反応では量論量の大量のアルカリ金属塩化物が副生ず
る。■、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタンの主要な用途と考えられる高性能フィ
ルム製造用原料としてはアルカリ金属塩化物含有率が極
めて低いことが要求されるが、従来の方法によればこの
要求を満たすためにはメタノール洗浄したケークを大量
の水で洗浄後口側する操作を数回繰返すことが不可避で
あった。
アルカリ金属と二塩化エチレンとから1.2−ビス(2
−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンを得
る反応では量論量の大量のアルカリ金属塩化物が副生ず
る。■、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタンの主要な用途と考えられる高性能フィ
ルム製造用原料としてはアルカリ金属塩化物含有率が極
めて低いことが要求されるが、従来の方法によればこの
要求を満たすためにはメタノール洗浄したケークを大量
の水で洗浄後口側する操作を数回繰返すことが不可避で
あった。
即ちアルカリ金属塩化物洗浄用の水を大量に必要とし、
操作も繁雑となり、工業的に極めて不利であった。
操作も繁雑となり、工業的に極めて不利であった。
く問題を解決するための手段および作用〉本発明者らは
、かかる従来技術の問題点を克服した1、2−ビス(2
−クロル−4−カルボメトキシフェノキ7)エタンの新
しい精製法、即ち、多量の水を使用しない精製法につい
て鋭意検討した。その結果、本発明者らは、1,2−ビ
ス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタ
ンの極性非プロトン溶媒に対する溶解度は温度依存性が
大きく、一方アルカリ金属塩化物の極性非プロトン溶媒
に対する溶解度はわずかであり、しかも温度依存性が小
さいという性質を見い出した。
、かかる従来技術の問題点を克服した1、2−ビス(2
−クロル−4−カルボメトキシフェノキ7)エタンの新
しい精製法、即ち、多量の水を使用しない精製法につい
て鋭意検討した。その結果、本発明者らは、1,2−ビ
ス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタ
ンの極性非プロトン溶媒に対する溶解度は温度依存性が
大きく、一方アルカリ金属塩化物の極性非プロトン溶媒
に対する溶解度はわずかであり、しかも温度依存性が小
さいという性質を見い出した。
図1に溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを用いた
場合の、1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキ
シフェノキシ)エタン及びアルカリ金属塩化物の溶解度
曲線を示す。
場合の、1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキ
シフェノキシ)エタン及びアルカリ金属塩化物の溶解度
曲線を示す。
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キシ)エタン及びアルカリ金属塩化物の極性非プロトン
溶媒に対する溶解性については従来知られておらず、本
発明においてはじめて見出されたものである。
キシ)エタン及びアルカリ金属塩化物の極性非プロトン
溶媒に対する溶解性については従来知られておらず、本
発明においてはじめて見出されたものである。
本発明は、この性質を見出し、さらに利用することによ
って達成できた。
って達成できた。
すなわち、本発明は3−クロル−4−ヒドロキシ安息香
酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化エチレンを
極性非プロトン溶媒中で反応させて得られる目的物であ
るl、 2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタンを含む反応液から、反応で副生ずるア
ルカリ金属塩化物を分離除去する際に、前記反応液を、
I、 2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェ
ノキシ)エタンは前記溶媒中に溶解し、アルカリ金属塩
化物は溶解しない温度に保ちながら、固液分離すること
によりアルカリ金属塩化物の除去を行うことを特徴とす
る1、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェ
ノキシ)エタンの精製法で、ある。゛ 以下、本発明の構成を具体的に説明する。
酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化エチレンを
極性非プロトン溶媒中で反応させて得られる目的物であ
るl、 2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタンを含む反応液から、反応で副生ずるア
ルカリ金属塩化物を分離除去する際に、前記反応液を、
I、 2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェ
ノキシ)エタンは前記溶媒中に溶解し、アルカリ金属塩
化物は溶解しない温度に保ちながら、固液分離すること
によりアルカリ金属塩化物の除去を行うことを特徴とす
る1、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェ
ノキシ)エタンの精製法で、ある。゛ 以下、本発明の構成を具体的に説明する。
本発明の方法において、使用する3−クロル−4−ヒド
ロキシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩は3−
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルを水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウムなどのアルカリ金属化合物と水またはメタノー
ル、アセトンなどの極性有機溶媒中において反応させる
ことによって調製することができる。
ロキシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩は3−
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルを水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウムなどのアルカリ金属化合物と水またはメタノー
ル、アセトンなどの極性有機溶媒中において反応させる
ことによって調製することができる。
3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルの
アルカリ金属塩としてはナトリウム塩およびカリウム塩
の使用が好ましく、副反応を起こしにくいことおよび安
価であることなどからす) IJウム塩の使用が特に好
ましい。
アルカリ金属塩としてはナトリウム塩およびカリウム塩
の使用が好ましく、副反応を起こしにくいことおよび安
価であることなどからす) IJウム塩の使用が特に好
ましい。
本発明の方法において、二塩化エチレンの使用量は3−
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのアル
カリ金属塩1モル当り、通常0.4モル以上2,0モル
以下、好ましくは0.5モル以上L5モル以下である。
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのアル
カリ金属塩1モル当り、通常0.4モル以上2,0モル
以下、好ましくは0.5モル以上L5モル以下である。
本発明の方法において、3−クロル−4−ヒドロキシ安
息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化エチレ
ンとの反応は極性非プロトン溶媒中で行なう。かかる極
性非プロトン溶媒としては、N、N−ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N〜メチル−2
−ピロリドンなどが好ましく使用され、反応条件下にお
ける溶媒の安定性の面からN−メチル−2−ピロリドン
の使用が特に好ましい。極性非プロトン溶媒は単独で、
あるいは2種以上混合して使用できる。
息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化エチレ
ンとの反応は極性非プロトン溶媒中で行なう。かかる極
性非プロトン溶媒としては、N、N−ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N〜メチル−2
−ピロリドンなどが好ましく使用され、反応条件下にお
ける溶媒の安定性の面からN−メチル−2−ピロリドン
の使用が特に好ましい。極性非プロトン溶媒は単独で、
あるいは2種以上混合して使用できる。
極性非プロトン溶媒の使用量は3−クロル−4−ヒドロ
キシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩1重量部
に対して通常1重量部乃至lOM債部である。
キシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩1重量部
に対して通常1重量部乃至lOM債部である。
極性非プロトン溶媒中における3−クロル−4−ヒドロ
キシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化
エチレンとの反応は80℃乃至120℃の温度範囲で行
なう。反応は、好ましくは、その後120℃以上の反応
温度に昇温することによって完結する。
キシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金属塩と二塩化
エチレンとの反応は80℃乃至120℃の温度範囲で行
なう。反応は、好ましくは、その後120℃以上の反応
温度に昇温することによって完結する。
反応は加圧条件下で行なうこともできるが、10 kq
/c4.・G以下のわずかな加圧条件で行なうことも可
能であり、二塩化エチレンの還流条件下あるいは還流を
伴なうことなく常圧条件下で行なうことも可能である。
/c4.・G以下のわずかな加圧条件で行なうことも可
能であり、二塩化エチレンの還流条件下あるいは還流を
伴なうことなく常圧条件下で行なうことも可能である。
反応時間は選ばれる反応温度に依存するが、通常0.5
時間乃至20時間である。
時間乃至20時間である。
かくして得られた反応液中には目的物である1、 2−
ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)
エタンと量論量副生するアrvjt114’に31L4
tmおよび少量の有機不純物が含有されている。
ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)
エタンと量論量副生するアrvjt114’に31L4
tmおよび少量の有機不純物が含有されている。
本発明においては、かかる反応液を1.2−ビス(2−
クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンは反応
に使用した極性非プロトン溶媒中に溶解するが、アルカ
リ金属塩化物は溶解しない温度に保ちながら固液分離す
ることが重要である。
クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンは反応
に使用した極性非プロトン溶媒中に溶解するが、アルカ
リ金属塩化物は溶解しない温度に保ちながら固液分離す
ることが重要である。
固液分離の方法としては特に限定されず口過、遠心分離
、沈降等があるが、特に熱口過が好ましい。
、沈降等があるが、特に熱口過が好ましい。
反応液からアルカリ金属塩化物を固液分離する際の温度
条件は反応溶媒の量に依存するため特に限定されないが
、反応溶媒として極性弁プo トンH媒t 3−クロル
−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金
属塩1重1部に対して通常、1重度部乃至10重1部使
用する際には70〜210℃とするのが通常である。
条件は反応溶媒の量に依存するため特に限定されないが
、反応溶媒として極性弁プo トンH媒t 3−クロル
−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのアルカリ金
属塩1重1部に対して通常、1重度部乃至10重1部使
用する際には70〜210℃とするのが通常である。
例えば溶媒使用量を3−クロル−4−ヒドロキシ安息香
酸メチルエステルのアルカリ金属の3M量倍使用した場
合、前記した反応温度で固液分離が可能である。
酸メチルエステルのアルカリ金属の3M量倍使用した場
合、前記した反応温度で固液分離が可能である。
本発明における固液分離は、反応液を冷却後再び加熱し
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キク)エタンを完全に溶解した後固液分離することも可
能であるが、反応液を冷却することなく固液分離するこ
とが操作上からも好ましい。かくして、本発明の固液分
離により反応で副生じたアルカリ金属塩化物の大部分を
固体として分離除去できる。固液分離により取得した液
を冷却して1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメト
キシフェノキク)エタンを析出せしめた後、簡単な洗浄
を行なうことにより高純度の1.2−ビス(2−クロル
−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンを得ることが
できる。
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キク)エタンを完全に溶解した後固液分離することも可
能であるが、反応液を冷却することなく固液分離するこ
とが操作上からも好ましい。かくして、本発明の固液分
離により反応で副生じたアルカリ金属塩化物の大部分を
固体として分離除去できる。固液分離により取得した液
を冷却して1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメト
キシフェノキク)エタンを析出せしめた後、簡単な洗浄
を行なうことにより高純度の1.2−ビス(2−クロル
−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンを得ることが
できる。
得られた1、2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキ
シフェノキシ)エタンは必要に応じ再結晶により更に高
純度の製品を得ることも可能である。
シフェノキシ)エタンは必要に応じ再結晶により更に高
純度の製品を得ることも可能である。
また、分離したアルカリ金属塩化物を少量の反応溶媒で
洗浄し、回収した洗浄液を反応母液に加えることにより
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシンミノ
キシ)エタンの収率な高めることができる。
洗浄し、回収した洗浄液を反応母液に加えることにより
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシンミノ
キシ)エタンの収率な高めることができる。
〈実施例〉
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1
攪拌装置、分留着付還流冷却器、温度計を備えた114
日フラスコに3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ルエステル131 y (0,70モル)、二塩化エチ
レン59 F (0,595モル)および炭酸ナトリウ
ム48 y (0,455モル)と、溶媒としてN−メ
チル−2−ピロリドy 392 yを仕込み、攪拌下1
10℃で2.5時間、更に130℃で3.5時間保って
反応を終了させた。目開き20μのステンレス製フィル
ターを備えた口過器を140〜150℃に保ちこれに直
ちに反応液を通し、反応液に不溶の食塩を分離除去した
。四散は室温まで冷却し晶析させた後、口過し固液分離
した。分濱したケークはN−メチル−2−ピc+ IJ
トン2141で洗浄し、更に1050 yの水で洗浄し
た後、乾燥した。これらの操作によりNaC1含有率2
Pの1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタン112F(収率80%)を得た。
日フラスコに3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ルエステル131 y (0,70モル)、二塩化エチ
レン59 F (0,595モル)および炭酸ナトリウ
ム48 y (0,455モル)と、溶媒としてN−メ
チル−2−ピロリドy 392 yを仕込み、攪拌下1
10℃で2.5時間、更に130℃で3.5時間保って
反応を終了させた。目開き20μのステンレス製フィル
ターを備えた口過器を140〜150℃に保ちこれに直
ちに反応液を通し、反応液に不溶の食塩を分離除去した
。四散は室温まで冷却し晶析させた後、口過し固液分離
した。分濱したケークはN−メチル−2−ピc+ IJ
トン2141で洗浄し、更に1050 yの水で洗浄し
た後、乾燥した。これらの操作によりNaC1含有率2
Pの1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフ
ェノキシ)エタン112F(収率80%)を得た。
比絞例1
実施例1と同様の方法で反応させた後、反応液を室温ま
で冷却し、次いで口過し固液分離した。得られたケーク
を345gのメタノール中々こ入れ50℃で攪拌洗浄後
口側した。これを100Ofの水で洗浄し口側
して得られた1、2−ビス(2−クロル−4
−カルボメトキシフェノキク)エタン中のNaC1含有
率は60Fであった。
で冷却し、次いで口過し固液分離した。得られたケーク
を345gのメタノール中々こ入れ50℃で攪拌洗浄後
口側した。これを100Ofの水で洗浄し口側
して得られた1、2−ビス(2−クロル−4
−カルボメトキシフェノキク)エタン中のNaC1含有
率は60Fであった。
実施例2
攪拌装置、分留着付還流冷却器、温度計を備えたlJ4
日フラスコtこ3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メ
チルエステル131 f (0,70モル)、二塩化エ
チレン59 f (0,595モル)および炭酸ナトリ
ウム48 y (0,455モル)と溶媒としてN、
N−ジメチルホルムアミド392fを仕込み攪拌下11
0℃で3.0時間、更に130℃で4.0時間保って反
応を終了させた。反応液を直ちに実施例1と同様の口過
器に通し、反応液に不溶の食塩を分離した。食塩ケーク
を131FのN、N−ジメチルホルムアミドで洗浄し四
散と一緒にした。四散は室温まで冷却し晶析した後口過
し、固液分離した。分離ケークはN、N−ジメチルホル
ムアミド221gで洗浄し更に水10009で洗浄した
後乾燥した。これらの操作によりNaCl含有率2胛の
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キシ)エタ/115F(収率82%)を得た。
日フラスコtこ3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メ
チルエステル131 f (0,70モル)、二塩化エ
チレン59 f (0,595モル)および炭酸ナトリ
ウム48 y (0,455モル)と溶媒としてN、
N−ジメチルホルムアミド392fを仕込み攪拌下11
0℃で3.0時間、更に130℃で4.0時間保って反
応を終了させた。反応液を直ちに実施例1と同様の口過
器に通し、反応液に不溶の食塩を分離した。食塩ケーク
を131FのN、N−ジメチルホルムアミドで洗浄し四
散と一緒にした。四散は室温まで冷却し晶析した後口過
し、固液分離した。分離ケークはN、N−ジメチルホル
ムアミド221gで洗浄し更に水10009で洗浄した
後乾燥した。これらの操作によりNaCl含有率2胛の
1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノ
キシ)エタ/115F(収率82%)を得た。
実施例3
N−メチル−2−ピロリドンをN、N−ジメチルアセト
アミドに代えた以外は、実応例1と同様にして反応、精
製を行なった結果、NaCl含有率2Fの1.2−ビス
(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタン
113F (l[s[81%)を得た。
アミドに代えた以外は、実応例1と同様にして反応、精
製を行なった結果、NaCl含有率2Fの1.2−ビス
(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタン
113F (l[s[81%)を得た。
〈発明の効果〉
本発明によれば、多量の水を使用することなくアルカリ
金属塩化物を除去することができ、1.2−ビス(2−
クロル−4−カルボメトキシフェノキノ)エタンを有効
に精製することができる。従って工業的に有利な精製法
を提供することができる。
金属塩化物を除去することができ、1.2−ビス(2−
クロル−4−カルボメトキシフェノキノ)エタンを有効
に精製することができる。従って工業的に有利な精製法
を提供することができる。
第1図は、1.2−ビス(2−クロル−4−カルボメト
キシフェノキシ)エタン及びアルカリ金属塩化物のN−
メチル−2−ピロリドンに対する溶解度曲線を表わす図
を示す。 特許出願大東し株式会社 第1図 温 /l(’C)
キシフェノキシ)エタン及びアルカリ金属塩化物のN−
メチル−2−ピロリドンに対する溶解度曲線を表わす図
を示す。 特許出願大東し株式会社 第1図 温 /l(’C)
Claims (3)
- (1)3−クロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエス
テルのアルカリ金属塩と二塩化エチレンを極性非プロト
ン溶媒中で反応させて得られる目的物である1,2−ビ
ス(2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタ
ンを含む反応液から、反応で副生するアルカリ金属塩化
物を分離除去する際に、前記反応液を、1,2−ビス(
2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンは
前記溶媒中に溶解し、アルカリ金属塩化物は溶解しない
温度に保ちながら、固液分離することによりアルカリ金
属塩化物の除去を行うことを特徴とする1,2−ビス(
2−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンの
精製法。 - (2)極性非プロトン溶媒がN,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチル
−2−ピロリドンの群から選ばれる1種以上である特許
請求の範囲第1項記載の1,2−ビス(2−クロル−4
−カルボメトキシフェノキシ)エタンの精製法。 - (3)反応液を冷却することなく固液分離することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の1,2−ビス(2
−クロル−4−カルボメトキシフェノキシ)エタンの精
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26537785A JPS62126153A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフエノキシ)エタンの精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26537785A JPS62126153A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフエノキシ)エタンの精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126153A true JPS62126153A (ja) | 1987-06-08 |
Family
ID=17416334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26537785A Pending JPS62126153A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 1,2−ビス(2−クロル−4−カルボメトキシフエノキシ)エタンの精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62126153A (ja) |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP26537785A patent/JPS62126153A/ja active Pending
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