JPS62125370A - 非晶質シリコン系光導電層の高速現像方法 - Google Patents

非晶質シリコン系光導電層の高速現像方法

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JPS62125370A
JPS62125370A JP60264980A JP26498085A JPS62125370A JP S62125370 A JPS62125370 A JP S62125370A JP 60264980 A JP60264980 A JP 60264980A JP 26498085 A JP26498085 A JP 26498085A JP S62125370 A JPS62125370 A JP S62125370A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非晶質シリコン系光導電層の高速現像方法に
関するもので、より詳細には、非晶質シリコン系光導電
層を用いて、高濃度で高品質の画像を備えだ複写物を高
速度で作成するだめの現像方法に関する。
(従来の技術) 二成分系磁性現像剤を用いる電子写真法においては、顕
電性トナーと磁性キャリヤとを混合し、この二成分系組
成物を、内部に磁石を備えた現像スリーブ上に供給して
、この組成物から成る磁気ブラシを形成させ、静電潜像
を有する電子写真感光板にこの磁気ブラシを摺擦せしめ
ることにより、顕電性トナー像を感光板上に形成させる
。顕電性トナーは磁性キャリヤとの摩擦により、感光板
上の静電潜像の電荷とは逆極性の電荷に帯電され、磁気
ブラシ上の顕電性トナー粒子がクーロン力により静電潜
像上に付着して、静電潜像の現像が行われる。一方磁性
キャリャはスリーブ内の磁石により吸引されており、し
かもその帯電電荷が静電潜像の電荷と同極性であり、そ
のため、磁性キャリヤはスリーブ上にそのまま残ること
になる。鮮明で且つ濃度の高い画像を形成させるために
は、感光板と磁気ブラシとの間に十分に相対的な速度差
を与えて、感光板が磁気ブラシで十分に摺擦されるよう
にすることが重要である。
近年、二成分系現像剤の磁性キャリヤとして、フェライ
ト、特にソフトフェライトを用いることが提案されてい
る。しかしながら、フェライトキャリヤは鉄粉キャリヤ
よりも高電気抵抗であることにも関連して、現像に際し
てキャリヤ引き、即ちキャリヤが感光層側へ移行すると
いうトラブルや、形成される画像にエツジ効果が生じる
という問題を生じ易い。
この問題を解決するものとして、特開昭59−1390
56号公報には、フェライトキャリヤとトナーとから成
る二成分現像剤を使用し、現像剤の電気抵抗(8)及び
スリーブと感光体とのクリアランス(d)を一定の範囲
内に選択した条件下に現像を行うことが提案されている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この現像方式を非晶質シリコン系光導電
層を備えた感光体に対して高速複写で適用する場合には
、未だ画像品質1画像濃度等に関して多くの問題を生じ
ることがわかった。
即ち、非晶質シリコン系光導電体層は、表面硬度が高く
、長波長側の光に感度を有し、しかも感度も高く、従っ
て高速複写用の感光体としての用途が期待されているが
、この非晶質シリコン系光導電層を実際に高速複写の用
途に供する場合には、感度の面からではなく、現像条件
の点で大きな制約を受け、例えば感光体の移動速度が大
となると現像域を通過する時間が短かくなり、画像濃度
が低下し易い。これを防止するために、磁気ブラシの回
転数を大きくシ、トナー補給速度を増加させると、画像
中にブラシマークを発生する傾向が増大する。また、非
晶質シリコン感光体は、最も普通に使用されているセレ
ン感光体に比して静電容量が大であり、表面電荷密度も
犬であることから、前記先行技術に記載されている現像
条件では、現像電流が不足し、画像濃度が低下するのを
避は得ない。
従って、本発明の目的は、非晶質シリコン系光導電層に
対して、しかも高速複写条件下で、高濃度で品質に優れ
たトナー像を形成させ得る現像方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、特定の電気的特性のフェライトキ
ャリヤと、特定の粒度特性を有する顕電性トナーとから
成る二成分系現像剤と、非晶質シリコン系光導電体との
組合せを使用し、高速複写条件下に現像を行い得る方法
を提供するにある。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者等は、フェライトキャリヤを含む二成分系現像
剤と、非晶質シリコン系光導電体との組合せを使用する
高速複写法では、高濃度及び高品質のトナー画像を形成
させるためには、従来の現像条件とは全く異なる現像条
件が必要であることを見出した。
即ち、本発明によれば、非晶質シリコン系光導電層を備
えた感光体上に静電像を形成し、磁性キャリヤ粒子と該
磁性キャリヤとの摩擦にょシ帯電可能なトナー粒子との
混合物から成る二成分系現像剤を、非磁性スリーブ内に
磁石を備えた現像スリーブ上に供給して該現像剤の磁気
ブラシを形成し、 該光導電層と該磁気ブラシとを、感光体とスリーブとの
間にバイアス電圧を印加されている状態で摺擦させて、
静電像に対応するトナー像を形成させることからなる現
像方法において、 該二成分系現像剤は、スリーブ・感光体表面間磁気ブラ
シとして測定した電気抵抗(以下D−8抵抗と呼ぶこと
がある)が3×10乃至5×100の範囲内にあるフェ
ライトキャリヤと、メゾアン径が5乃至20μmで且つ
粒径5μm以下のものの含有量が実質上ゼロである体積
抵抗が1×1015Ω−鋸以上の顕電性トナー粒子とを
100:3乃至100:11の重量比で含有する現像剤
であり、該スリーブと感光体とのクリアランスをd (
m )及び二成分系現像剤のスリーブ・感光体表面間磁
気ブラシとして測定した電気抵抗をR(Ω)としたとき
、下記式 %式%(1) を満足する条件下に現像を行うことを特徴とする高速現
像方法が提供される。
(作用) 本発明に用いる現像条件を説明するための第1図におい
て、4つの線1− a * 1− b r 2 a及び
3aで囲まれた領域が前述した先行技術で使用されてい
る現像領域である。ここで、線1−aはR=5X10’
、線1−bはR=I X 108.2 aはd = 1
.485 X 10 /(log R)  、線3aは
d=1、485 X 105/(log R)5°5に
夫々対応する。
これに対して、本発明は、非晶質シリコン系光導電層の
高速現像には、上記領域とは独立で別個の現像領域を選
ぶことが、高濃度で高品質のトナー像を形成させるだめ
に極めて臨界的であるとの新規知見に基づくものである
。即ち、本発明で用いる現像領域は線3aよりも下方で
あシ、シかも他の3つの線4a、4b及び3bで囲まれ
ている領域であシ、ここで線4aはR=5X108Ω、
線4bはR=2X10 Ω、及び線3bはd = 1.
485X 105/(log R)  に夫々対応する
先ず、現像剤磁気ブラシの電気抵抗(R)及び現像クリ
アランス(d)に関して、非晶質シリコン感光体に高速
現像を行う場合には、線3aよりも上方の従来の現像領
域による現像では、磁気ブラシを通して十分な現像電流
が得られず、トナ−7農度が低下し、また画像の白抜は
等が発生し易い。
本発明では、線3aよりも下側の領域での現像を行うこ
とにより、非晶質シリコン感光体に高速現像を適用する
場合にも、トナーへの電荷注入を増大させ、画像濃度を
顕著に向上させ得るものである。
また本発明による現像方式では、線3bよりも下側の領
域においては、形成される画像が階調性に著しく劣った
傾向のものとなると共に、画像に後端欠は等の欠陥も生
じるようになる。本発明においては、線3bよりも上側
乃至右側の領域において現像を行うことにより磁気ブラ
シを通しての電荷注入を適切な範囲としたことにより、
適度の階調性を有し且つ後端欠けのない鮮明な画像が得
られるものである。
非晶質シリコン感光体がセレン感光体等に比して静電容
量が犬で、表面電荷密度も大であり、そのため大きい現
像電流を必要とすることは既に指摘した通りであるが、
その他高速現像では現像スリーブの高速回転に伴りて、
磁気ブラシの動的電気抵抗が増大するという問題があり
、従来の現像条件をそのまま適用することはできない。
第1図において、直線4aよりも右側の領域においては
所謂工、ジ効果によυペタ部での白抜けが生じたシ、ま
た中間調境界部で白抜けが生じたシする。これを防止す
るためには、磁気ブラシの抵抗を直線4aよシも左側、
即ちR≦5×108Ωとしなければならず、特にRく3
×108Ωとすることが望ましい。
また、直線4bよりも左側の領域に昼いては、形成され
る画像にブラシマークが生ずる傾向がある。本発明によ
れば、磁気ブラシの抵抗を直線4bよシも右側、即ちR
≧2 X 10’Ωとすることによシ、このようなブラ
シマークの発生が有効に防止される。尚、ブラシマーク
とは、トナー画像中に磁気ブックの摺擦方向に微細な白
い模様が発生する現象であり、これは静電潜像上にトナ
ー粒子が一旦付着した後、磁気ブラシとの摺擦によって
電荷のリークが生じ、トナー粒子の再剥離が生じること
が原因と考えられるが、本発明によれば磁気ブラシの電
気抵抗を前述した範囲とすることによシ、このようなブ
ラシマークの発生が有効に防止されるものである。
このように、第1図の4つの線で囲まれた現像領域が、
形成される画像の品質に関して極めて臨界的なものであ
ることは、この領域からほんの少し離れた条件では著し
く画質の低下が認められるという後述する例の事実から
明白となるものと思われる。
本発明において、フェライトキャリヤを含有する二成分
系現像剤と非晶質シリコン感光体との組合せに、高速現
像を適用するためには、前述した第1図の現像領域で現
像を行うことが必須不可欠であるが、この現像領域での
現像を行いさえすれば高濃度及び高品質の画像が形成さ
れるというものでは決してなく、用いるフェライトキャ
リヤ及びトナーについても一定の制限乃至選択が必要と
なる。
先ず、フェライトキャリヤは、磁気ブラシの形で3×1
0乃至5×10Ω、特に5X10乃至3×100の電気
抵抗を有するべきであり、キャリヤの電気抵抗が上記範
囲よりも低くなると、ブラシマークが発生する傾向が顕
著となり、画像濃度も低下する、また、上記範囲を越え
ると、形成する画像にエツジ効果が顕著となり、画像濃
度も低下する。
また、本発明に用いる顕電性トナー粒子は、メジアン径
が5乃至20μmで且つ粒径5μm以下のものの含有量
が実質上ゼロであるような粒度特性を有することも極め
て重要である。
従来、二成分系現像剤用の顕電性トナーとして、粒径が
5乃至35μmのものを用いること自体は知られている
。しかしながら、公知の粉砕・分級法で製造されるトナ
ーでは、粒径が5乃至35μmの範囲に調節されている
とは言っても、5μm以下の微粒子が必らず混入してお
り、5μm以下の微粒子の含有量は未だ0.5乃至2容
量チに達する。
これに対して、本発明においては、トナー粒子のメジア
ン径を5乃至20μmの範囲、特に10乃至14μmの
範囲としながら、しかも粒径5μm以下のものの含有量
を実質上ゼロに抑制するのである。実質上ゼロとは、商
業的に利用される粒度分析技術、例えばコールタ−カウ
ンター法で5μm以下の粒度の粒子が検出されないとい
う事実を意味する。
しかして、本発明においては、非晶質シリコン感光体に
対して高速現像で高濃度の画像を形成させるためには、
粒径5μm以下の粒度のものの含有1を実質上ゼロにす
ることが極めて臨界的なのである。
・この臨界性は、第2図の線図を参照することによシ明
白となる。第2図は、非晶質シリコン感光体の表面電位
を横軸に、画像濃度を縦軸にとった線図であり、O印の
プロットは5μm以下の粒度のものの含有量が0.8容
fi%のトナーを使用した場合中印のプロットは5μm
以下の粒度のものの含有量が実質上ゼロのトナーを使用
した場合を示す。この第2図を参照すると、5μm以下
の粒度のものを実質土倉まないトナーを用いることによ
りて、広い表面電位域にわたって著しく高濃度の画像形
成が可能となるという事実が明白となる。
このような事実は、非晶質シリコン感光体の高速現像の
場合にはじめて認められたものであり、従来の低速現像
のセレン感光板の場合には全く認められず、予期さえも
し得なかったものである。
更に、トナー粒子の電気抵抗は、感光層表面から転写紙
へのトナー像の転写に重大な影響を及ぼし、トナー粒子
の体積抵抗が1×100−口 よりも低い場合には、転
写に際して、トナー粒子の転写効率の低下及びトナー像
の飛散乃至は輪郭のブロードニング等を生じるために、
前記基準値よシも下げることはできない。
(発明の好適実施態様の説明) 本発明の現像方法が好適に適用される電子写真法を説明
するための第3図において、駆動回転される金萬ドラム
1の表面には、非晶質シリコン系光導電体層2が設けら
れている。このドラムの周囲には、主帯電用コロナチャ
ージャ3;ランf4、原稿支持透明板5及び光学系6か
ら成る画像露光機構;トナーを有する現像機構7;除電
ランf8;トナー転写用コロナチャージャ9;紙分離用
コロナチャージャ10;クリーニング機構11;及び除
電ランf12がこの順序に設けられている。
先ず、光導電体層2をコロナチャージャ3で一定極性の
電荷で帯電させる。次いで、ランf4で複写すべき原稿
を照明し、光学系6を経て原稿の光線像で光導電体層2
を露光し、原稿画像に対応する静電潜像を形成させる。
この静電潜像を、現像機構7によりトナーで現像する。
転写紙14を、トナー転写用チャージャ9の位置でドラ
ム表面と接触するように供給し、転写紙14の背面から
静電像と同極性のコロナチャージを行って、トナー像を
転写紙14に転写させる。トナー像が転写された転写紙
14は、分離用コロナチャー・シャ10の除′ルによっ
てドラムから静電的に剥離され、定着機構13等の処理
域に送られる。
トナー転写後の光導電体rVi2は、クリーニング機構
11によって残留トナーの除去が行われ次いで除電ラン
プ12による全面露光で残留電荷が消去される。
感光体 非晶質シリコン系光導電体層としては、それ自体公知の
任意のものが使用され、例えばシランガスのグラズマ分
解等で基板上に析出される非晶質シリコンが使用され、
このものは、水素やハロゲン等でドーピングされ、更に
ゾロンやリン等の周期律表第■族または第■族元素でド
ーピングされたものであってよい。
代表的なアモルファスシリコン感光体の物性値は、暗導
電率が≦10−12Ω−1・clrl−’、活性化エネ
ルギ< o、8 s ev 、光導電率) 10−7Ω
−” Crn−’ 、光学的バンドギャップ1.7〜1
.9eVであり、また結合水素量は10〜20原子チの
量でその膜の誘電率は11.5〜12.5の範囲にある
ものである。
この非晶質シリコン光導電層は、ドーピング種に応じて
プラス荷電やマイナス荷電も可能であシ、コロナチャー
ジャへの印加電圧は5乃至8 kVの範囲が一般的であ
る。
本発明は、非晶質シリコン光導電体層の膜厚が25乃至
38μmと比較的太きく、帯電電位の比較的高い感光板
に特に有利に適用される。
磁性キャリヤ 本発明において磁性キャリヤとして、D−8抵抗が前述
した範囲にあシ、且つ現像剤の状態でのD−8抵抗が第
1図で規定した範囲となる任意の焼結フェライト粒子か
ら成るキャリヤが使用される。フェライト焼結粒子はそ
れ自体公知のものであり、公知の焼結フェライト粒子、
特に球状の焼結フェライト粒子の内、D−8抵抗が上記
範囲内にあるものが有利に使用される。フェライトの組
成も公知のものであり、一般にソフトフェライトと呼ば
れるもの、例えばこれに限定されるものでないが、Zn
系フェライト、Ni系フェライト、Cu系フェライト、
Mn系フェライト、Mn−Zn系フェライト、Mn−M
g 系フェライト、Cu−2n系フエライト、Ni−Z
n系フェライト、Mn−Cu−Zn系フェライト等が挙
げられる。好適なフェライトは、原子重量%で、Fe3
5乃至65%、Cu 5乃至15チ、Zn 5乃至15
%及びMnO乃至0.5%から成るCu−Zn系又はC
u−Zn−Mn系フェライトである。
用いる焼結フェライト粒子は、一般に平均粒径が30乃
至100ミクロン、特に35乃至90ミクロンにあるも
のが望ましい。前述したD−8抵抗、即ち磁気ブラシと
しての動的抵抗は、キャリヤ粒子の粒径によっても左右
され、フェライトキャリヤの粒径を調節することにより
、磁気ブラシの抵抗を任意の値に調節し得ることが明ら
かである。これは、フェライトキャリヤの粒径を例えば
小さくすると、磁気ブラシ中或いは磁気ブラシとスリー
ブ乃至は感光層表面との接触点の数が増大するだめと思
われる。
焼結フェライト粒子のD−8抵抗は、他の手段でも調節
し得、フェライト粒子の表面に樹脂コート層を設けるこ
とによっても、抵抗の大きい範囲に調節できる。コーテ
ィング用の樹脂としては、アクリル樹脂やアクリル−シ
リコーン樹脂を挙げることができ、その被覆量は、フェ
ライト当り0.1乃至1.5重tチ、特に0.3乃至1
.0重量%とすることができる。
トナー トナーとしては、前述した制限を満足するものが使用さ
れる。勿論、このトナー粒子は頭重性と定着性とを有す
る着色トナーでなければならない。
結着剤樹脂中に、着色顔料、荷電制御剤等を分散させた
粒状組成物が使用される。樹脂としては、熱可塑性樹脂
や、未硬化乃至は初期縮合物の熱硬化性樹脂が使用され
る。その適当な例は、重要なものの順序に、ポリスチレ
ン等のビニール芳香族樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニ
ルアセタール樹脂、Iリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、石油樹脂、オレフィン樹脂等である。
顔料としては例えばカーゼンブラック、カドミウム二ロ
ー、モリブデンオレンジ、ピラゾロンレッド、ファスト
バイオレットB1 フクロシアニンブルー等の1種又は
2種以上が使用され、荷電制御剤としては、例えばニグ
ロシンペース(CI50415)、オイルブラック(C
I 26150)、スピロンブラック等の油溶性染料や
、ナフテン酸金属塩、脂肪酸金属石鹸等が必要により使
用される。
本発明において、粒径5μm以下のものの含有量を実質
上ゼロとすることにより、現像剤の流動性を向上させ、
現像作業性を良好にし得る。また、トナーのメジアン径
が前記範囲よシも大きいと解像力が低下する傾向がちり
、上記範囲よりも小さいと現像作業性やオフセットなど
の定着性が悪くなる傾向がある。
粒径5μm以下のものの含有量を実質上ゼロにするには
、混練・粉砕法により得られるトナーを2回以上の分級
操作に賦する等の高精度の分級操作を行えばよい。
現像剤 現像剤としては、フェライトキャリヤとトナーの混合割
合を100 :3乃至100:11の重量比で使用する
のがよい。この量比も現像剤の磁気ブラシの電気抵抗に
影響を及ぼす。即ち、フェライトキャリヤの1比が大き
くなると、現像剤の磁気ブラシの電気抵抗が小さくなる
傾向を示す。両者の最適比率は、フェライトキャリヤ及
び顕電性トナーの比表面積にも密接に関連する。本発明
の好適態様では、磁気プ?シを形成する混合物のトナー
濃度(Ctチ)が、下記式 %式%(4) 式中、Scはフェライトキャリヤの比表面積Cent/
g:透過法による透過値)、Stはトナーの比表面積(
cm”/g :コールターカウンターを用いて測定した
平均粒径を基に、トナーが真球であると仮定して計算し
た有効比表面積であり、平均粒径から得られる半径をr
(cIn)とし、トナーの真比重をρ(g/、−m’)
とした場合 S t = 3 / r・ρで計算される
値)、kは0.80乃至1.07の数である、を満足す
る濃度で現像を行う。
先ず、前記式(4)における右辺の項Sc/(St+S
e)は、キャリヤ及びトナーの比表面積に関する項であ
り、具体的には、キャリヤとトナーとを等重量混合した
組成物の全表面積当シのキャリヤの占める表面積の割合
い(以下単にキャリヤ表面積占有率と呼ぶ)を表わす数
値である。
しかして、本発明のこの態様においては、このキャリヤ
表面積占有率乃至はその近傍値とトナー濃度とが等しく
なるような条件で、二成分系現像剤による静電像の現像
を行うと、画像の濃度の向上、カブリ濃度の低下、解像
度の向上及び階調性の向上がもたらされるものである。
トナー濃度(%式%)とキャリヤ表面積占有率(sc/
(st+sc)、%)とのずれは、両者の比率、即ち に=Ct/(:Sa/(St+Sc)]係数kを求める
ことにより計測することができる。
この係数には使用するフェライトキャリヤの形状によっ
て相違するが本発明においては、この係数kを前述した
0、80乃至1.07の値、特に球状フェライト粒子で
は0.90乃至1.04の範囲とすることによシ、高い
画像濃度、低いカブリ濃度、高い解像力及び優れた階調
性が得られ、しかもこれらの特性は現像開始初期のみな
らず、70000枚もの連続複写後においても殆んど低
下しないという効果が達成される。
現像条件 本発明において、現像クリアランス(d)の調節は、感
光rラムと現像スリーブとの相対的位置を機械的に調節
することにより容易に行われる。
一方、二成分系現像剤の磁気ブラシの電気抵抗の調節も
種々の手段で行われる。即ち、フェライトキャリヤ及び
トナー粒子として、電気抵抗が一定の範i7]1にある
ものを選ぶことは勿論であるが、更にトナー粒子の址を
多くしたり、或いはトナー粒子の径を小さくすれば磁気
ブラシの抵抗は大きくなる。また、フェライトキャリヤ
の径を大きくすれば磁気ブラシの抵抗は大きくなる。勿
論、これらを逆にすれば逆の結果となる。
本発明において、感光体ドラムと現像剤スリーブとの間
には、バイアス電圧を印加するが、このバイアスル圧は
現像時にトナーへの電荷注入が十分に行われるが、感光
体や磁気ブラシに放電破壊等のトラブルが生じないよう
に定める。この電圧は、一般的に言りて、100乃至3
00&ルト、特に150乃至250ボルトの範囲が適当
である。
バイアス電圧の極性は勿論、感光体の帯電電荷がプラス
のときにはプラスとなるように、即ち同極性となるよう
に選ぶ。本発明によれば、前述した現像条件を採用する
ことにより、比較的低いバイアス電圧の印加で現像が可
能となり、その結果として感光体の耐刷性を向上させる
こともできる。
本発明の磁気ブラシ現像に際して、磁気ブラシの穂切は
、前述したクリアランスdにおいて、感光体表面の磁気
ブラシの摺擦が十分に行われるように定める。一般に、
現像クリアランスdに対して、1.1乃至3.0倍、特
に1.2乃至2.0倍の穂長となるように穂切りを行う
ことが望ましい。本発明においては、残留磁化の少ない
フェライトキャリヤを用いるため小間隔での穂切りが可
能であることも利点の一つである。
現像に際しては、スリーブ内の磁石を固定し、スリーブ
のみを回転させて磁気ブラシの移動をスリーブの回転方
向と同方向に行わせる方式や、スリーブ内の磁石を回転
させ一方スリーブを固定して、磁石の回転方向と反対方
向に磁気ブラシの移動を行わせる方式、或いは磁石とス
リーブとの両者を回転させて磁気ブラシの移動を行わせ
る方式の何れをも採用し得る。
本発明の現像法は、非晶質シリコン系感光体の高速現像
に適用されるが、一般に非晶質シリコン感光体の周速度
が12乃至27 m/min 、特に18乃至24t+
s/minの範囲にある複写法に適用した場合にも、高
濃度及び高品質の画像が得られることが本発明の特徴で
ある。
(実施例及び作用効果) 本発明の優れた作用効果を次の例で説明する。
(実施例) トナーの調整 スチレン−アクリル樹脂100重量部、カーデンブラッ
ク9重量部、ワックス(工注化成製、ビスコール550
−P)2重量部、負電荷制御剤(保土谷化学製、スビロ
ンブラックTRH)1重1部の混合物を熱三本ロールミ
ルで十分に熔融混線・分散し、次いで混線物を冷却後、
約2鱈程度の大きさに粗粉砕し、さらにジェットミルを
用いて微粉砕した。この微粉砕物を数回分級して粒度分
布を5乃至20μmの大きさにそろえ、更に疎水性シリ
カ(日本アエロゾル社製、R−972)を0.1重量%
加えて混合し、表面処理したものをトナーとして得た。
得られたトナーの電気物性を測定したところ、体積固有
抵抗が8.6X1014Ω−ロ、比誘電率が2゜9であ
った。
測定は電極間距離0.65m+、電極板面積1.43c
fn2 および電極間荷重105 g/cm2の条件に
て行った。またトナーの比表面積は4235 cm27
 gであった。
キャリヤおよび現像剤の調整  ・ キャリヤとしては粒度分布35乃至105μm 。
平均粒子径85μmのアクリル樹脂コートフェライトキ
ャリヤを用いた。キャリヤの比表面積は212cm”7
gでhりた。このキャリヤを前記トナーと組合せ、前述
の計算式より求めた適性トナー濃度が5%の現像剤を数
種類作成した。
実験 前記のようにして作成された現像剤を電子写真複写機D
C−513Z(三田工業?!!lりを改造して非晶質シ
リコン感光体ドラムを搭載した機械に用いて複写画像テ
ストを行った。感光体としては、直径119mのアルミ
ニウム基体上にゾロンをドープしたa−8i:Hをグロ
ー放電分解法によシ厚さ33μmになるように設けられ
たものである。この感光体ドラムに表面電位が450v
になるようにコロナ放電にて帯電し、次いで625wm
以下の波長をカットするようにレンズ表面がコーティン
グ処理された光学系を通して画像露光を用い、さらに現
像装置にて現像バイアス電圧+100vのもとで現像し
た。現像されたトナー像を複写紙に転写。
定着した後、画像評価を行った。その結果を表−1に示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる現像条件を説明する図、第2図
は本発明に用いるトナーの粒径の臨界性を説明する図そ
して第3図は本発明が好適に適用される電子写真法を説
明するための概略図である。 2・・・非晶質シリコン系光導電体層、7用現像機構。 特許出願人  三田工業株式会社 第1図 現信剤を柩t(Ω) 第2図 長め電尼(V)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非晶質シリコン系光導電層を備えた感光体上に静
    電像を形成し、磁性キャリヤ粒子と該磁性キャリヤとの
    摩擦により帯電可能なトナー粒子との混合物から成る二
    成分系現像剤を、非磁性スリーブ内に磁石を備えた現像
    スリーブ上に供給して該現像剤の磁気ブラシを形成し、 該光導電層と該磁気ブラシとを、感光体とスリーブとの
    間にバイアス電圧を印加されている状態で摺擦させて、
    静電像に対応するトナー像を形成させることからなる現
    像方法において、 該二成分系現像剤は、スリーブ・感光体表面間磁気ブラ
    シとして測定した電気抵抗が3×10^6乃至5×10
    ^7Ωの範囲内にあるフェライトキャリヤと、メジアン
    径が5乃至20μmで且つ粒径5μm以下のものの含有
    量が実質上ゼロである体積抵抗が1×10^1^3Ω−
    cm以上の顕電性トナー粒子とを100:3乃至100
    :11の重量比で含有する現像剤であり、該スリーブと
    感光体とのクリアランスをd(mm)及び二成分系現像
    剤のスリーブ・感光体表面間磁気ブラシとして測定した
    電気抵抗をR(Ω)としたとき、下記式 2×10^7≧R≧5×10^8・・・(1)d<1.
    485×10^5/(logR)^5^.^5d≧1.
    485×10^5/(logR)^5^.^7を満足す
    る条件下に現像を行うことを特徴とする高速現像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03200978A (ja) * 1989-10-09 1991-09-02 Mita Ind Co Ltd 白色トナーを用いての磁気ブラシ現像方法
EP0620505B1 (en) * 1993-04-16 2000-05-24 Moore Business Forms, Inc. A method and fluidized bed for applying color print to a substrate

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JPS59172660A (ja) * 1983-03-23 1984-09-29 Mita Ind Co Ltd フエライトキヤリヤを用いる磁気ブラシ現像法

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