JPS62125092A - 紙用塗工組成物 - Google Patents

紙用塗工組成物

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JPS62125092A
JPS62125092A JP26228585A JP26228585A JPS62125092A JP S62125092 A JPS62125092 A JP S62125092A JP 26228585 A JP26228585 A JP 26228585A JP 26228585 A JP26228585 A JP 26228585A JP S62125092 A JPS62125092 A JP S62125092A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、優れた印刷適性、印刷効果を有する塗工紙を
提供する紙用塗工組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 顔料と水性バインダーを主体とした紙用塗工組成物を紙
に塗布し、乾繰、カレンダー処理などの必要な工程を施
して得られφ塗工紙は、その優れた印刷効果などの特長
から商業印刷物や雑誌・古籍などに広く用いられている
が、品質要求の高度化、印刷の高速化などにともなって
塗工紙の品質改良努力が続けられている。とりわけ印刷
の多くを占めるオフセット印刷においては、しめし水の
影響下でのインキ受理性、ウェットピックやウェットラ
ブなどの耐水性、輪転印刷での耐ブリスター性の改良、
向上は業界の重要な課題である。
従来よりこうした課題に対し、メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂もしくはポリア
ミドポリ尿素−ホルムアルデヒド樹脂、例えば特公昭4
4−11667号、特公昭59−32597号等に示さ
れる耐水化剤等を添加し、課題解決をはかろうとする方
法が知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来用いられてきた耐水化剤等はいずれ
も有効な特性を有する反面、重大な欠点があるため実用
上満足し得るものではなかった。
例えば、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂や尿素−ホル
ムアルデヒド樹脂などのアミノプラスト樹脂は、作業時
や塗工紙からのホルムアルデヒドの発生が多いのみなら
ず、インキ受理性や耐ブリスター性の改良効果はほとん
ど得られず、又耐水・−1交)果も塗工組成物のpHが
高くなると著しく得にくくなるなどである。更にまたポ
リアミドポリ尿累−ホルムアルデヒド樹脂は、耐水性と
同時にインキ受珂生おまび耐ブリスター性などの向上に
有効であるが、その向上度合は、近年の塗工紙品質の高
度化要求に対して未だ不充分であり、さらに高性能化の
要求がある。本発明の目的はかかる要求に対し、特定の
樹脂を含む紙用塗工m置物を用いることにより、従来の
技術では得られなかった高度な耐水性、インキ受理性等
を塗工紙に付与することにある。
〈問題を解決するための手段〉 本発明者らは塗工紙に高度な耐水性、インキ受理性等を
付与する紙用塗工組成物を得るべく鋭意検討した結果、
(1)顔料、(II)水性バインダーおよび(I) (a)ポリアルキレンポリアミン (b)脂環式二塩基性カルボン酸および/または脂環式
二塩基性カルボン酸とグリコール類との反応で得られる
遊離カルボキシル基を有する反応生成物。
(c)尿素類 (d)多価アルデヒド および所望ならば (e)一価アルデヒド を反応せしめた熱硬化性樹脂を含有する紙用塗工組成物
が、塗工紙の目的とする性能改良に極めて有効であるこ
とを見出し、本発明を完成した。本発明は上述した熱硬
化性樹脂(III)を用いることを特徴とするものであ
るが、さらには該(I[I)を形成する反応成分(b)
の脂環式二塩基性カルボン酸および/または脂環式カル
ボン酸とグリコール類との反応で得られる遊離カルボキ
シル基を有する反応生成物を用いることに特色がある。
本発明の内容について、さらに詳述する。
本発明において使用される熱硬化性樹脂(I[I)の製
造に用いる(a)ポリアルキレンポリアミンとしては、
分子中に2個の一級アミノ基および少なくとも1個の二
級アミノ基を有する化合物であり、具体的には例えばジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、イミノビスプロピルアミン、3−
アザ゛ヘキサン−1、,6−ジアミン、4,7−ジアザ
゛デカンー1.10ジアミン等が挙げられる。これらポ
リアルキレンポリアミンは一種のみならず二種以上の混
合物としても用いることができる。また、エチレンジア
ミン、プロピレンジアミン等の脂肪族ジアミンを、本発
明の目的を阻害しない範囲で、上記ポリアルキレンポリ
アミンと併用することを何ら妨げるものではない。
次に(b)脂璋式二塩基性カルボン酸としては、分子中
に2個のカルボキシル基を有する化合物あるいはそれら
のエステル類さらにはそれらの酸無水物も包含して総称
するものであって、かかる脂環式二塩基性カルボン酸の
代表的なものには次の様なものがある。
テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタル酸、シ
クロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、4−メチルテト
ラハイドロフタル酸等のカルボン酸およびこれらのエス
テル類、テトラハイドロ無水フタル酸、ヘキサハイドロ
無水フタル酸、4−メチルテトラハイドロ無水フタル酸
、4−メチルヘキサハイドロ無水フタル酸、Δ4−テト
ラハイドロ無水フタル酸、4−メチルΔ4−テトラハイ
ドロ無水フタル酸等の酸無水物である。
これらは−秤類のみでも、二種類以上の併用でもよく、
さらにこれらの二塩基性カルボン酸とともに、本発明の
効果を阻害しない範囲で他の二塩基性カルボン酸、例え
ばアジピン酸、グルタル酸等の脂肪族ジカルボン酸ある
いはテレフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸を
併用して使用してもよい。
また、グリコール類としては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール等のアルキレング
リコール類、ブチンジオール、シクロベンタンジオール
、シクロヘキサンジオール等のシクロアルキレングリコ
ール頚、オクテンジオール頚のアルケニレングリコール
類、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリエチレングリコール、゛ポリエチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール等のポリアルキレンクI
Jコール類、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加
物、水素化ビスフェノールへのエチレンオキシド付加物
等を例示することができる。
更に、脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類との反
応で得られる遊離カルボキシル基を有する反応生成物と
しては、前記脂環式二塩基性カルボン酸と前記グリコー
ル類とを、カルボン酸過剰モル比で反応させて得られる
分子末端にカルボキシル基を有するポリエステルである
。この脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類との反
応は、通常触媒の存在下又は不存在下に80〜200℃
で30分〜2時間加熱することにより行われる。
又、(c)尿素類とは、尿素、チオ尿素、グアニル尿素
、メチル尿素、ジメチル尿素等を挙げることができるが
工業的見地から尿素が好ましい。
次に、(d)多価アルデヒドとしては、グリオキザール
、グルタルアルデヒド等を挙げることができる。
又、(e)一価アルデヒドとしては、ホルムアルデヒド
、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アクロレ
イン、グリオキシル酸、グリコールアルデヒド等を挙げ
ることができるが、工業的見地からはホルムアルデヒド
が好ましい。
次に各成分(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)
の反応方法について述べる。本発明の樹脂は例えば成分
(a)、(b)及び(c)の反応生成物に(d)及び所
望ならば(e)を反応させることにより製造することが
できる。この成分(a)、(b)及び(c)の反応は、
任意の順序で反応させることができる。
まず第一に、成分(a)と(b)を反応させ、次に成分
(c)を反応させることができる。成分(a)と(b)
の反応は、温度120〜250℃、好ましくは130〜
200℃で、生成する水を系外に除去しながら2〜12
時間で行われる。成分(a)のポリアルキレンポリアミ
ン1モルに対し、成分(b)中のカルボキシル基が0.
4〜4当量、好ましくは0.8〜3当量の比率で反応さ
せる。このようにして得られた脱水縮合反応生成物と、
成分(c)の尿素類との反応は、温度100〜180℃
好ましくは110〜160℃で、発生するアンモニアを
系外に除去しながら1〜6時間行われる。成分(c)の
使用量は、成分(a)中のアミノ基すなわち一級及び二
級アミノ基1当量に対し、1当量以下、好ましくは0.
1〜0.8当量である。
別の方法として、まず成分(a)と(c)を反応させ、
次いで成分(b)を反応させ、更に、成分(c)を反応
させることができる。成分(a)1モルに対し、成分(
c)を0.2〜1モル、好ましくは0.3〜0.8モル
使用し、温度100〜180℃、好ましくは110〜1
60℃で、1〜6時間脱アンモニア反応を行う。
このようにして得られた反応生成物と成分(b)との反
応は、温度120〜250℃、好ましくは130〜20
0℃で、生成する水を系外に除去しながら、2〜12時
間行われる。成分(b)は、成分(a)1モルに対し、
0.2〜2当量好ましくは0.3〜1.8当世の範囲で
用いられる。このようにして得られた成分(a)、(b
)及び(c)の反応生成物に、更に再度成分(c)を反
応させる工程は、温度100〜180℃、好ましくは1
10〜160℃で1〜6時間行われる。成分(c)の使
用量は、成分(a)中の二級アミノ基1当量に対し、2
当n以下、好ましくは0.1〜1゜5当量の範囲である
更に別の方法として、成分(a)、(b)及び(c)を
同時に反応させ、得られた反応生成物に更に成分(c)
を反応させることもできる。最初の成分(a)、(b)
及び(c)の反応は、温度100〜200℃、好ましく
は110〜180℃で、発生するアンモニア及び水を系
外に除去しつつ2〜12時間行われる。この工程での各
成分の使用比率は、成分(a)1モルに対し、成分(b
)のカルボキシル基0.2〜2当量、好ましくは0.3
〜1.8当量、成分(c) 0.2〜1モル、好ましく
は0.3〜0.8モルが適当である。このようにして得
られた反応生成物に更に成分(c)を反応させる工程は
、温度100〜180℃、好ましくは110〜160℃
で1〜6時間行われる。成分(c)の使用量は、成分(
a)の二級アミノ基の1当量に対し、2当量以下、好ま
しくは0.1〜1.5当量が適当である。
以上のような種々の方法で得られた成分(a)、(b)
及び(c)の反応生成物は、いずれも水に溶解させた後
、多価アルデヒド及び所望ならば一価アルデヒドと反応
せしめる。この反応は、濃度20〜70重塁%、好まし
くは30〜60重量%の水溶液中で、温度40〜80℃
で1〜10時間行われる。
そして、この際の多価アルデヒドの量は、成分(c)1
モルに対し、0.05〜1.0モル好ましくは、0゜1
〜0.8モルが適当である。又、一価アルデヒドの債は
、成分(c)1モルに対し、0.1〜1.0モル好まし
くは、0.2〜0.7モルが適当である。反応終了後、
必要ならば、苛性ソーダ、苛性カリ等のアルカリ、又は
塩酸、硫酸等の酸の添加によりpHを4〜7に調整する
このようにして得られた樹脂は、水溶液の状態で得られ
、通常50重量%樹脂固形分濃度水溶液の25℃におけ
る粘度が、5ないし1000センチボイズ(以下cpと
略す)のものであり、該粘度の極めて低いものは、紙用
塗工組成物としての樹脂の添加効果が低い傾向にあり、
また粘度の高いものは、調整した紙用め工組成物の粘度
が高くなり一般的に好ましくない欠点を伴うこともある
ので、実用的には10ないし500 c p、特に好ま
しくは20〜200cpの該粘度範囲のものが好んで用
いられる。
また、本発明における(I)顔料は、カオリン、タルク
、炭酸カルシウム(重質、軽質)、水酸化アルミニウム
、サテンホワイト、酸化チタンなどの白色無機顔料およ
びポリスチレン、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿
素−ホルムアルデヒド樹脂などからなる白色有機合成顔
料を単独又は2種以上混合して用いることができる。あ
るいは更に有色の無機もしくは有機顔料を併用すること
もできる。
本発明における(II)水性バインダーとしては、酸化
でんぷん、リン酸エステル化でんぷん、ポリビニルアル
コール、カセ′イン、ゼラチン、カルボキシメチルセル
ロースなどの水溶性バインターやスチレン−ブタジェン
系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂
、メチルメタクリレート−ブタジェン系樹脂などの水乳
化系のバインダーを単独又は2種以上混合して用いるこ
とができる。
本発明の紙用塗工組成物の組成割合は、(I)顔料 1
00重量部に対して、(n)水性バインダー 1〜50
重塁部、好ましくは6〜40重口部、(I)熱硬化性樹
脂 0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜3重量
部である。また、塗工組成物の固形分濃度は20〜75
重量%である。
一般に本発明に用いる熱硬化性樹脂(III)は紙用塗
工組成物の調整の際に顔料及び水性バインダーに添加混
合されるが、あらかじめ顔料スラリー及び/または水性
バインダーに添加混合しても本発明の効果を得ることが
できる。
本発明の紙用塗工組成物は、その他の成分として分散剤
、粘度・流動性調整剤、消泡剤、防腐剤、潤滑剤、保水
剤や染料、有色顔料などの着色剤などを必要に応じて配
合することができる。
又、本発明の塗工組成物を作成する過程で、各成分の配
合順序については、特に限定されるものではないが、イ
オン性が異なることなどにより、組成物としての分散安
定性が低下することがないように、配合順序、配合時の
各成分の固形分濃度、塗工組成物のpHなどを選び、実
施することが望まれる。
本発明の紙用塗工組成物は、従来より公知の方法、すな
わちブレードコーター、エアーナイフコーター、ロール
コータ−、サイズプレスコーター、ゲートロールコータ
−、キャストコーターなど通常用いられている方法で紙
基体上に塗布し、通常の方法で必要な乾怪を行い、更に
必要に応じてスーパーカレンダー処理を施すことにより
、塗工紙を製造することができる。
〈発明の効果〉 このようにして本発明の紙用塗工組成物を用いて得た塗
工紙はインキ受理性、耐水性、光沢度向上、不透明度向
上、耐ブリスター性などに優れ、ホルムアルデヒド臭の
発生がないなど種々の優れた有効な特性を有するもので
ある。
なお、本発明における紙用塗工組成物の「紙」とは広義
の意味であり狭義の意味の紙、板紙を包含する。
〈実施例〉 以下、参考例および実施例により本発明を更に詳しく説
明する。文中の%および部はいずれも重量%、重■部を
表す。
参考例−1(熱硬化性樹脂(1)の合成)温度計、還流
冷却器および攪拌棒を備えた四ツロフラスコにトリエチ
レンテトラミン58.5部(0,4モル)と尿素12.
0部(0,2モル)を仕込み内温120〜140℃にて
3時間加熱し脱アンモニア反応を行った。その後ヘキサ
ハイドロフタル酸34.4部(0,2モル)を仕込み内
温を150〜160℃にて5時間、脱水アミド化反応を
行った。
その後内温を130℃に冷却し、尿84 F!r、 0
部(0,8モル)を仕込み温度120℃〜130t:で
2時間脱アンモニア反応を行った。その後1oo℃まで
冷却し水加えて50%水溶液とした。次いで40%グリ
オキザール58部(0,4モル)を加え135%塩酸で
pHを6に調整した後、50℃で3時間反応させた。反
応後25℃まで冷却し、濃度47%、粘度46cp(2
5℃)の樹脂液を得た。
これを樹脂液へと称す。
参考例−2 参考例−1と同様の容器にトリエチレンテトラミン58
.5部(0,4モル)と尿素12.0部(0,2モル)
を仕込み内温120〜140t’にて3時間加熱し、脱
アンモニア反応を行った。その後HN−2200(日立
化成工業GK)社製、脂環式酸無水物、下式) 33.2部(0,2モル)を仕込み内温150〜160
℃にて5時間、脱水アミド化反応を行った。
その後内温を130℃に冷却し尿ffi 12.0部(
0゜2モル)を仕込み、温度120〜130℃で2時間
の脱アンモニア反応を行った。その後100℃まで冷却
し、水を加えて50%水溶液とした。
次いで、40%グリオキザール29部(0,2モル)を
仕込み、70%硫酸にてp Hを6.5に合わせ、これ
を60℃に昇温し、60℃で4時間反応させた。その後
25℃まで冷却し、濃度48.5%、粘度47cp(2
5℃)の樹脂液を得た。これを樹脂液Bと称す。
参考例−3 参考例−1と同様の容器にトリエチレンテトラミン58
.5部(0,4モル)およびテトラハイドロ無水フタル
酸30.4部(0,2モル)更に尿素12部(0,2モ
ル)を同時に仕込み昇温し150〜155℃で5時間脱
水アミド化、脱アンモニア反応を同時に行った。次いで
130℃まで冷却し、更に尿素12部(0,2モル)を
仕込み、125〜130℃で2時間の脱アンモニア反応
を行った。これに水を加えて希釈し濃度50%の水溶液
とした。
次いで25%グルタルアルデヒド水溶液80部(0,2
モル)を仕込み、70%硫酸にてp H6,5に調整し
た後、55℃で7時間反応させた。その後25℃まで冷
却し、濃度45%、粘度42cp(25℃)の樹脂液を
得た。これを樹脂液Cと称す。
参考例−4 参考例−1と同様の容器にトリエチレンテトラミン29
.2部(0,2モル)を仕込み、これにヘキサハイドロ
無水フタル酸を30.8部(0,2モル)を加えて昇温
し、150〜155℃で脱水アミド化を行った。次いで
130℃まで冷却し、尿素12部(0,2モル)を仕込
み、125〜130℃で2時間、脱アンモニア反応を行
った。次いでこれを60℃まで冷却し、水を仕込んで希
釈し50%水溶液とした。次いで40%グリオキザール
14゜5部(0,1モル)を仕込み、35%塩酸にてp
hを6に調整した後、65℃で2時間反応させた。
その後25℃まで冷却し、濃度48.5%、粘度58c
p(25℃)の樹脂液を得た。これを樹脂液りと称す。
参考例−5 参考例−1と同様の容器にエチレングリコール12.4
部(0,2モル)とテトラハイドロ無水フタル酸60.
8部(0,4モル)を仕込み140℃で2時間加熱し、
遊離カルボキシル基を有する反応生成物を得た。これに
更に尿素12.0部(0,2モル)を仕込み110〜1
20℃下で皿押しつつトリエチレンテトラミン58.5
部(0,4モル)を加えた。
これを150℃で5時間脱アンモニア反応及び脱水アミ
ド化反応をさせた。これを130℃まで冷却し更に尿S
 L 2.0部(0,2モル)を加え、温度120〜1
30℃で2時間脱アンモニア反応させた。その後100
℃まで冷却し、水を加えて50%水溶液とした。次いで
40%グリオキザール14.5部(0,1モル)を仕込
み、70%硫酸にてp Hを7に調整した後、60℃で
3時間反応させた。その後25℃まで冷却し、濃度49
%、粘度49cp(25℃)の樹脂液を得た。これを樹
脂液Eと称す。
参考例−6 参考例−1と同様の容器にトリエチレンテトラミン58
.5部(0,4モル)と尿素12.0部(0,2モル)
を仕込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱ア
ンモニア反応を行った。その後テトラハイドロ無水フタ
ル酸30.4部(0,2モル)を仕込み、内温150〜
160℃にて5時間脱水アミド化反応を行った。その後
内温を130℃に冷却し、尿素48部(0,8モル)を
仕込み、温度120〜130℃で2時間、脱アンモニア
反応を行った。その後100℃まで冷却し、水を加えて
50%水溶液とした。次いで40%グリオキザール29
部(0,2モル)を加え、70%硫酸にてpHを6に調
整した後、60℃で3時間反応させた。
その後、37%ホルマリン16.2部(0,2モル)を
仕込み、70%硫酸にてpHを5に調整し、再度60℃
で3時間反応させた。反応終了後、25℃に冷却し、2
8%苛性ソーダにてpHを6に調整し、濃度48%、粘
度56cp(25℃)の樹脂液を得た。これを樹脂液F
と称す。
参考例−7 参考例−1と同様の容器にトリエチレンテトラミン58
.5部(0,4モル)と尿素12部(0,2モル)を仕
込み、145〜150℃で脱アンモニア反応を4時間行
った。また別の容器でテトラハイドロ無水フタル酸60
.8部(0,4モル)とプロピレンクリコール15.2
部(0,2モル)ヲ混合シ、140〜150℃で2時間
加熱しポリエステルを得た。このポリエステルを全量前
述の脱アンモニア反応を終えた容器中に仕込み、内温を
150〜155℃で4時間加熱して脱水、脱アンモニア
反応を行った。次いで130℃まで冷却し、尿素12部
(0,2モル)を加えて125〜130℃で2時間脱ア
ンモニア反応を行った。その抜水を加えて50%水溶液
きし、ここへ25%グルタルアルデヒド水溶液40部(
0,1モル)及び37%ホルマリン4部(0,05モル
)を仕込み、次いで70%硫酸にてpHを5.5に調整
した。これを70℃まで昇温し、70℃で4時間反応さ
せた後、25℃まで冷却し、28%苛性ソーダにてpH
を6.5に調整した。濃度47.5%、粘度46cp(
25℃)の樹脂液を得た。これを樹脂液Gと称す。
比較参考例−1 参考例−1に従い、参考例−1のヘキサハイドロ無水フ
タル酸の替わりに、無水フタル酸を29゜6部(0,2
モル)使用した以外はすべて、同一の原料、同一条件で
合成し最終的に濃度47%、粘度44cp(25℃)の
樹脂液を得た。これを樹脂液Hと称す。
比較参考例−2 参考例−1に従い、参考例−1のヘキサハイドロ無水フ
タル酸の替わりに、アジピン酸を29.2部(0,2モ
ル)使用した以外はすべて同一原料、同一条件で合成し
、最終的に濃度47%、粘度51cp(2部5℃)の樹
脂液を得た。
これを樹脂液Iと称す。
比較参考例−3 参考例−1に準じ、まずアジピン酸58.5部(0.4
モル)とエチレングリコール12.4部(0,2モル)
とを160〜180℃で3時間加熱し、脱水エステル化
させ末端にカルボキシル基を有するポリエステルを得た
。これに更に尿m 12.0部(0,2モル)を加え、
110〜120℃で皿押しつツトリエチレンテトラミン
58.5部(0,4モル)を加えた。これを150℃で
5時間脱アンモニアおよび脱水アミド化反応を行った。
これを130℃に冷却し尿m 12.0部(0,2モル
)を加え、温度120〜130℃で2時間脱アンモニア
反応をさせた。その抜水を加えて50%水溶液とした。
次いで40%グリオキザール14.5部(0,1モル)
を仕込み、70%硫酸にてp Hを7に調整した後、6
0℃で3時間反応させた。その後25℃まで冷却し、濃
度49%、粘度46cp(25℃)の樹脂液を得た。こ
れを樹脂液Jと称す。
実施例1〜7 参考例1〜7で得た熱硬化性樹脂(樹脂液A〜G)を用
いて、第−表に示した配合による紙用塗工組成物を調整
した。
第−表 (注)■ウルトラホワイト90(米国エンゲルハードミ
ネラルズ社製クレー) ■カービクル90(富士カオリンG菊社製炭酸カルシウ
ム) ■スミレーズレジンDS−10(住友化学工業0勾社製
ポリアクリル酸系顔料分散剤) ■5N−307(住友ノーガタックG勾社製スチレンブ
タジェン系ラテックス) ■玉子エースへ(玉子ナショナルスターチ■社製酸化で
んぷん) 0重量部は固形分重量を表す。
調整した紙用塗工組成物は、総固形分が60%、p H
が約8.5となるように各々水と10%苛性ソーダ水溶
液にて調整した後、ワイヤーロッドを用いて米坪ffi
 80 g / m”の上質紙上に、塗工量が14g/
m’となるように片面塗布した。塗布後直ちに120℃
にて30秒間熱風乾怪せしめ、次いで20℃、65%R
Hにて16時間調湿した後、温度60℃、線圧60kg
/印の条件にて2回スーパーカレンダー処理をして、塗
工紙を得た。こうして得た塗工紙を、耐水性、インキ受
理性、ホルムアルデヒド定量の試験に供した。試験結果
を実施例1〜7として第二表に示した。
なお試験方法は下記のとおりである。
○耐水性 (イ)ウェットラブ法 コート面上にイオン交換水を約0.1 m 1滴下し、
指先で7回摩擦し、溶出量を黒紙に移行させて溶出量を
肉眼で判定した。
判定基準は次のように行った。
耐水性(劣)1〜5(優) (ロ)ウェットピック法 RI試験機を使用し、コート面を給水ロールで湿潤させ
た後印刷し、紙むけ状態を肉眼で観察して耐水性(劣)
1〜5(優)の判定を行った。
○インキ受理性 (イ)Δ法 RI試験機(明製作所)を使用して塗工面を給水ロール
にて湿潤させた後に印刷し、インキの受理性を観察した
インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。
(ロ)B法 RI試験機を使用して、インキに水を練り込みながら印
刷し、インキ受理性を観察した。
インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。
○ホルムアルデヒドの定量 JIS−L1041−1976液相抽出法(2)アセチ
ルアセトン法(A法)に準じコート紙試料2.5gを採
取し、定量した。
比較例1〜4 比較参考例1〜3で得た樹脂液H−Jおよびスミレ−ズ
レジン 613(住人化学工業側社製水溶性メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂)を実施例1〜7と同じ紙用塗工
組成物中の熱硬化性樹脂として使用し、同実施例に準じ
、塗工紙を作成し、試験した結果を同じく第二表に示し
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ( I )顔料、(II)水性バインダーおよび(III) (a)ポリアルキレンポリアミン (b)脂環式二塩基性カルボン酸および/または脂環式
    二塩基性カルボン酸とグリコール類との反応で得られる
    遊離カルボキシル基を有する反応生成物。 (c)尿素類 (d)多価アルデヒド および所望ならば (e)一価アルデヒド を反応せしめた熱硬化性樹脂を含有することを特徴とす
    る紙用塗工組成物。
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