JPS62124559A - 感光性樹脂製凸版 - Google Patents
感光性樹脂製凸版Info
- Publication number
- JPS62124559A JPS62124559A JP26454485A JP26454485A JPS62124559A JP S62124559 A JPS62124559 A JP S62124559A JP 26454485 A JP26454485 A JP 26454485A JP 26454485 A JP26454485 A JP 26454485A JP S62124559 A JPS62124559 A JP S62124559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive resin
- layer
- relief
- thickness
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、感光性樹脂特に露光部分が溶剤不溶化又は疎
水化するタイプのネガ型感光性樹脂を用いて形成された
、画像再現性が高く、印刷効果のよい凸版に関するもの
である。
水化するタイプのネガ型感光性樹脂を用いて形成された
、画像再現性が高く、印刷効果のよい凸版に関するもの
である。
従来の技術
近年、旧来の鉛凸版鋳造機による天版に代って、ネガ型
感光性樹脂を用い、ネガフィルムを介して露光したのち
、未露光部分を水、溶剤又は高圧の空気などで洗い流す
ことにより、樹脂製凸版を層迄することが行われている
。このような裂版方法はコンピユー′ター制御による自
動化が容易で、かつ得られる樹脂凸版が鉛凸版に比して
軽く取扱い性に優れるため、新聞の印刷をはじめとして
、印刷分野において急速に普及しつつある。
感光性樹脂を用い、ネガフィルムを介して露光したのち
、未露光部分を水、溶剤又は高圧の空気などで洗い流す
ことにより、樹脂製凸版を層迄することが行われている
。このような裂版方法はコンピユー′ター制御による自
動化が容易で、かつ得られる樹脂凸版が鉛凸版に比して
軽く取扱い性に優れるため、新聞の印刷をはじめとして
、印刷分野において急速に普及しつつある。
−万、この樹脂凸版を製造する際に使用されるネガフィ
ルムについても、出力信号をレーザー光などの光に変換
し、微細な点として銀塩フィルムや銀塩ペーパー上に走
査しながら出力し、画像を作り出すプロッタ一方式(C
TSプロッター)によるものが一般的に使われるように
なってきている。
ルムについても、出力信号をレーザー光などの光に変換
し、微細な点として銀塩フィルムや銀塩ペーパー上に走
査しながら出力し、画像を作り出すプロッタ一方式(C
TSプロッター)によるものが一般的に使われるように
なってきている。
このような方式においては、より優れた画像を表現させ
るため、微細な点をできるだけ小さくすることが望まれ
るが、所定の情報を出力する時間と装置コストとのバラ
ンスから、454LP工(1画素出力55μ×55μ)
から760 LPI (同33μ×33μ)が一般的に
使用されている。
るため、微細な点をできるだけ小さくすることが望まれ
るが、所定の情報を出力する時間と装置コストとのバラ
ンスから、454LP工(1画素出力55μ×55μ)
から760 LPI (同33μ×33μ)が一般的に
使用されている。
このようにして、CTSプロッターから得られるネガフ
ィルムは、一般に非画線部の黒化濃度が低く、画線のヌ
ケも不完全で必ずしも樹脂凸版の製版用フィルムとして
適しているとはいえない。特に最小画像である1画素点
では、ネガフィルム上の画像寸法は理論的なプロッター
出力寸法に比べ、通常10%程度小さくなり、高さを必
要とする樹脂凸版用ネガフィルムとしては、さらに使用
条件が厳しくなっている。
ィルムは、一般に非画線部の黒化濃度が低く、画線のヌ
ケも不完全で必ずしも樹脂凸版の製版用フィルムとして
適しているとはいえない。特に最小画像である1画素点
では、ネガフィルム上の画像寸法は理論的なプロッター
出力寸法に比べ、通常10%程度小さくなり、高さを必
要とする樹脂凸版用ネガフィルムとしては、さらに使用
条件が厳しくなっている。
ところで、1分間に3版以上の高速製版システムとして
新聞印刷などに使われているネガ型感光性樹脂凸版は、
一般に50μ前後の最小画像を形成できる性能を有して
いるが、前記CTSプロッターから得られる最小画像3
3μを形成させ、かつ製版スピードを維持させるために
は、感光性樹脂層の厚みを薄くするか、感光性樹脂の感
度をさらに高めるか、あるいはより強力な光源を用いる
ことが必要となる。
新聞印刷などに使われているネガ型感光性樹脂凸版は、
一般に50μ前後の最小画像を形成できる性能を有して
いるが、前記CTSプロッターから得られる最小画像3
3μを形成させ、かつ製版スピードを維持させるために
は、感光性樹脂層の厚みを薄くするか、感光性樹脂の感
度をさらに高めるか、あるいはより強力な光源を用いる
ことが必要となる。
しかしながら、感光層の厚みを薄くすることは、凸版印
刷機の精度上、非画像部の地汚れの問題があって、おの
ずから限度がある。また、感光性樹脂凸版の品質につい
ては最小画像の形成のみで決まるものではなく、写真の
暗部や白ヌキ画像もすっきりとシャープに仕上る必要が
あるが、より強い光によって露′光量を増したり、感光
性樹脂の感度を高めたりする方法のみでは、特に前記C
TSプロッターから得られるネガフィルムのような非画
像部の黒化濃度が低いものの場合には、最小画像の形成
ができたとしても、画像が太ったり、写真の暗部や白ヌ
キ画像にカプリを生じるなど、全体の再現バランスが著
しく低下するという問題を生じる。
刷機の精度上、非画像部の地汚れの問題があって、おの
ずから限度がある。また、感光性樹脂凸版の品質につい
ては最小画像の形成のみで決まるものではなく、写真の
暗部や白ヌキ画像もすっきりとシャープに仕上る必要が
あるが、より強い光によって露′光量を増したり、感光
性樹脂の感度を高めたりする方法のみでは、特に前記C
TSプロッターから得られるネガフィルムのような非画
像部の黒化濃度が低いものの場合には、最小画像の形成
ができたとしても、画像が太ったり、写真の暗部や白ヌ
キ画像にカプリを生じるなど、全体の再現バランスが著
しく低下するという問題を生じる。
このような再現バランスが低下する原因としては、強力
光により露光量を増したり、樹脂の感度をさらに高める
ことにより、樹脂内散乱や界面ノ・レーションの影響が
顕在化することや、最小画像再現域を広げるため、前記
CTSプロッターによって得られるネガフィルムの欠点
である非画像部の黒化濃度不足、画像のキレの悪さの影
響を受ける結果と考えられる。
光により露光量を増したり、樹脂の感度をさらに高める
ことにより、樹脂内散乱や界面ノ・レーションの影響が
顕在化することや、最小画像再現域を広げるため、前記
CTSプロッターによって得られるネガフィルムの欠点
である非画像部の黒化濃度不足、画像のキレの悪さの影
響を受ける結果と考えられる。
したがって、高速製版下に画像再現域を広げ、かつ写真
の暗部や白ヌキをシャープに再現させることは、特にC
TSプロッターにより得られるネガフィルムを用いる場
合には、実現が困難であった。
の暗部や白ヌキをシャープに再現させることは、特にC
TSプロッターにより得られるネガフィルムを用いる場
合には、実現が困難であった。
ところで、印刷においては、硬い感光性樹脂凸版の方が
印圧によるレリーフ頂部の変形が少なくて、細線点の画
像の印刷再現性が優れているため硬い版材が好ましいと
されていた。その反面、硬い版材を用いると被印刷体の
表面平滑性が悪い新聞用紙などの場合には、インキの転
移性が劣るために大文字、ベタ、ハーフトーンなど面積
の大きな画像がかすれるという欠点を伴う。このような
インキ転移性の問題を解決するために、印刷の際高い印
圧を用いると、細線点の画像の太りゃレリーフ頂部の摩
耗による耐刷力の低下など、別の欠点を生じる。
印圧によるレリーフ頂部の変形が少なくて、細線点の画
像の印刷再現性が優れているため硬い版材が好ましいと
されていた。その反面、硬い版材を用いると被印刷体の
表面平滑性が悪い新聞用紙などの場合には、インキの転
移性が劣るために大文字、ベタ、ハーフトーンなど面積
の大きな画像がかすれるという欠点を伴う。このような
インキ転移性の問題を解決するために、印刷の際高い印
圧を用いると、細線点の画像の太りゃレリーフ頂部の摩
耗による耐刷力の低下など、別の欠点を生じる。
一方、軟らかい感光性樹脂凸版の場合は、インキの転移
性の点で優れており、ザラ紙−や新聞用紙など表面平滑
性の悪い被印刷体でも十分なインキ転移性が得られるが
、その反面印圧によってレリーフ頂部が変形しやすいた
めに、画像が太シやすくて7ヤープな印刷物が得られず
、特に印刷機の精度が低い場合には、局部的に過大な印
圧がかかるために、太りむらを防ぐことは困難である。
性の点で優れており、ザラ紙−や新聞用紙など表面平滑
性の悪い被印刷体でも十分なインキ転移性が得られるが
、その反面印圧によってレリーフ頂部が変形しやすいた
めに、画像が太シやすくて7ヤープな印刷物が得られず
、特に印刷機の精度が低い場合には、局部的に過大な印
圧がかかるために、太りむらを防ぐことは困難である。
その上、特に新聞その他の多量出版物の印刷においては
、最近高速製版性及び低コスト化が要求されており、そ
のため、版材の薄手化すなわち弾性層である感光性樹脂
の厚みを少2くする傾向があって、印圧による画像の太
りはさらに生じやすい傾向にある。
、最近高速製版性及び低コスト化が要求されており、そ
のため、版材の薄手化すなわち弾性層である感光性樹脂
の厚みを少2くする傾向があって、印圧による画像の太
りはさらに生じやすい傾向にある。
このような欠点を克服するために、フレキソ印刷におい
ては印刷版の下に軟らかい弾性層を設ける方法がとられ
ているが、この方法は、支持体を介してのクッション効
果となるために、十分な効果が得られず、また弾性層の
維持管理やコストの点からも好ましい方法とはいえない
。さらに、硬さがlO〜20°ショア硬度差を有する感
光性樹脂を併用した凸版が提案されているが(特開昭4
9−102406号公報)、この樹脂凸版は、新聞や出
版分野における細かい写真や線画物の印刷においては、
前記の最小画像領域に相当するハイライトやシャドウ部
白ヌキ画像の印刷再現効果が不十分で実用上問題がある
。
ては印刷版の下に軟らかい弾性層を設ける方法がとられ
ているが、この方法は、支持体を介してのクッション効
果となるために、十分な効果が得られず、また弾性層の
維持管理やコストの点からも好ましい方法とはいえない
。さらに、硬さがlO〜20°ショア硬度差を有する感
光性樹脂を併用した凸版が提案されているが(特開昭4
9−102406号公報)、この樹脂凸版は、新聞や出
版分野における細かい写真や線画物の印刷においては、
前記の最小画像領域に相当するハイライトやシャドウ部
白ヌキ画像の印刷再現効果が不十分で実用上問題がある
。
このように、CTSプロッターによシ得られるネガフィ
ルムのような黒化濃度が低く、微小画像のヌケが十分で
ない画像担体を用いる場合、製版速度が1分間に3版以
上の高速製版性を有し、かつ優れた製版印刷再現を可能
とする感光性樹脂凸版はまだ見出されていないのが現状
である。
ルムのような黒化濃度が低く、微小画像のヌケが十分で
ない画像担体を用いる場合、製版速度が1分間に3版以
上の高速製版性を有し、かつ優れた製版印刷再現を可能
とする感光性樹脂凸版はまだ見出されていないのが現状
である。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的はこのような事情のもとで、CTSプロッ
ターなどによシ得られるネガフィルムを画像担体として
作成された、高速製版性、画像再現性、印刷効果などに
優れる感光性樹脂凸版を提供することにある。
ターなどによシ得られるネガフィルムを画像担体として
作成された、高速製版性、画像再現性、印刷効果などに
優れる感光性樹脂凸版を提供することにある。
問題点を解決するだめの手段
本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結
果、凸版印刷においては、画像を構成するレリーフの頂
部0.05〜Q 、 2 m1mが印刷に必要不可欠な
部分であるのに対し、レリーフの基部は印刷中の地汚れ
を防止できさえすればよい点に着目し、それぞれの感光
特性が特定の関係にあシ、かつ所定の厚みを有する2種
の感光性樹脂層から成るレリーフ層を支持体上に設ける
ことにより、その目的を達成しうろことを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
果、凸版印刷においては、画像を構成するレリーフの頂
部0.05〜Q 、 2 m1mが印刷に必要不可欠な
部分であるのに対し、レリーフの基部は印刷中の地汚れ
を防止できさえすればよい点に着目し、それぞれの感光
特性が特定の関係にあシ、かつ所定の厚みを有する2種
の感光性樹脂層から成るレリーフ層を支持体上に設ける
ことにより、その目的を達成しうろことを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、支持体上に感光性樹脂の画像形成
露光処理で形成されたレリーフ層を有する感光性樹脂製
凸版において、 (イ)該レリーフ層が、感光性樹脂層Aを下層とし、感
光性樹脂層Bを上層とする2層の感光性樹脂層から形成
されたものであること、(ロ)°該感光性樹脂層Aの感
光特性QAが5mJ以下で、かつ感光性樹脂層Bの感光
特性QBの1/2以下であること、及び (ハ)形成されたレリーフ層の厚みがQ 、 511以
下で、その中の感光性樹脂層Bからの構成部分の厚みが
レリーフ層全体の厚みの1/2以下であること を特徴とする感光性樹脂製凸版を提供することである。
露光処理で形成されたレリーフ層を有する感光性樹脂製
凸版において、 (イ)該レリーフ層が、感光性樹脂層Aを下層とし、感
光性樹脂層Bを上層とする2層の感光性樹脂層から形成
されたものであること、(ロ)°該感光性樹脂層Aの感
光特性QAが5mJ以下で、かつ感光性樹脂層Bの感光
特性QBの1/2以下であること、及び (ハ)形成されたレリーフ層の厚みがQ 、 511以
下で、その中の感光性樹脂層Bからの構成部分の厚みが
レリーフ層全体の厚みの1/2以下であること を特徴とする感光性樹脂製凸版を提供することである。
本発明の感光性樹脂製凸版におけるレリーフ層は支持体
上から順に感光性樹脂層A及び感光性樹脂層Bによって
構成されているが、その厚さは高速製版性及び高再現性
を満たすためにfl 、 5 ml以下にする必要があ
る。この厚さの下限については、印刷条件によって適宜
選ばれる。該レリーフ層のうち、印刷面を構成する頂部
の感光性樹脂層Bの厚さは、全感光性樹脂層の厚さの1
/2以下、好ましくは0.03〜0.2mmの範囲であ
る。この厚さが0.03m1未満では薄すぎてその特性
を十分に発揮できないので好ましくない。また、該レリ
ーフ層の基部を構成する感光性樹脂層Aについては、そ
のTo法(thickness optimt1mza
tion法)による感光特性の最小不溶化光量QA(m
J)が、5mJ以下であり、かつレリーフ層頂部を構成
する感光性樹脂層Bの最小不溶化光量Q、B (mJ)
のμ以下であることが必要である。この条件を満たさな
いものは、本発明の効果を十分に発揮することができな
い。
上から順に感光性樹脂層A及び感光性樹脂層Bによって
構成されているが、その厚さは高速製版性及び高再現性
を満たすためにfl 、 5 ml以下にする必要があ
る。この厚さの下限については、印刷条件によって適宜
選ばれる。該レリーフ層のうち、印刷面を構成する頂部
の感光性樹脂層Bの厚さは、全感光性樹脂層の厚さの1
/2以下、好ましくは0.03〜0.2mmの範囲であ
る。この厚さが0.03m1未満では薄すぎてその特性
を十分に発揮できないので好ましくない。また、該レリ
ーフ層の基部を構成する感光性樹脂層Aについては、そ
のTo法(thickness optimt1mza
tion法)による感光特性の最小不溶化光量QA(m
J)が、5mJ以下であり、かつレリーフ層頂部を構成
する感光性樹脂層Bの最小不溶化光量Q、B (mJ)
のμ以下であることが必要である。この条件を満たさな
いものは、本発明の効果を十分に発揮することができな
い。
なお、To法による感光特性の最小不溶化光量は以下の
方法によって求めることができる。
方法によって求めることができる。
すなわち、まず横15crn、縦3α、厚みll11の
光重合しうる層を、接着層を有する活性光に対して透明
な支持体上に用意する。次いで、このものをその支持体
側を予め3crn幅の遮光片5枚で覆った状態で、該接
着層を有する支持体透過後の活性光の強度が0 、40
m W /C1になるようにあらかじめ光源の強さを
調整した照射台上に置き、支持体側より活性光線の照射
を行う。次に、前記の遮光片の一つを取り除き、さらに
15秒ごとに順次該遮光片を取シ除いていき、最後の遮
光片を取シ除いたら、その15秒後に活性光の照射を停
止する。
光重合しうる層を、接着層を有する活性光に対して透明
な支持体上に用意する。次いで、このものをその支持体
側を予め3crn幅の遮光片5枚で覆った状態で、該接
着層を有する支持体透過後の活性光の強度が0 、40
m W /C1になるようにあらかじめ光源の強さを
調整した照射台上に置き、支持体側より活性光線の照射
を行う。次に、前記の遮光片の一つを取り除き、さらに
15秒ごとに順次該遮光片を取シ除いていき、最後の遮
光片を取シ除いたら、その15秒後に活性光の照射を停
止する。
この結果、痕初の小片には75秒間、最後の小片には1
5秒間、その間は15秒間隔で露光されたものが得られ
る。次いで、一定の溶出条件で感光性樹脂層を洗い出し
、乾燥、後露光をしたのち、支持体上に形成した感光性
樹脂層の厚みを1/1o。
5秒間、その間は15秒間隔で露光されたものが得られ
る。次いで、一定の溶出条件で感光性樹脂層を洗い出し
、乾燥、後露光をしたのち、支持体上に形成した感光性
樹脂層の厚みを1/1o。
冨翼単位で測定する。このようにして得られた試験片の
露光時間と硬化厚みとの関係をグラフ化し、硬化開始時
間を求め、この値よシ最小不溶化光量を算出することが
できる。
露光時間と硬化厚みとの関係をグラフ化し、硬化開始時
間を求め、この値よシ最小不溶化光量を算出することが
できる。
さらに、本発明においては、感光性樹脂層Bとしては感
光性樹脂層Aよりもショア硬度で10°以上高いか又は
ヤング率で1.5倍以上高いものを用いるのが好ましい
。このようにすると、前記22層の機械的特性の近似に
より、印刷での太りを生じるようなことがない。
光性樹脂層Aよりもショア硬度で10°以上高いか又は
ヤング率で1.5倍以上高いものを用いるのが好ましい
。このようにすると、前記22層の機械的特性の近似に
より、印刷での太りを生じるようなことがない。
本発明におけるレリーフ層は、支持体上に直接凸部が形
成されたもののみに限定されず、支持体上に感光性樹脂
層が設けられた上に凸部が形成されるような場合も包含
する。
成されたもののみに限定されず、支持体上に感光性樹脂
層が設けられた上に凸部が形成されるような場合も包含
する。
また、本発明の感光性樹脂製凸版のシフリーフ層は、液
状の2種の性質の異なる感光性樹脂液から調製するのが
好ましいが、2種の固体状感光性樹脂層をあらかじめ支
持体上に積層したものを用いてもよい。
状の2種の性質の異なる感光性樹脂液から調製するのが
好ましいが、2種の固体状感光性樹脂層をあらかじめ支
持体上に積層したものを用いてもよい。
本発明で用いる液状感光性樹脂としては、例えば不飽和
ポリエステルと付加重合性エチレン状不飽和モノマーと
光重合開始剤及び熱重合禁止剤とから成る感光性組成物
を挙げることができる。
ポリエステルと付加重合性エチレン状不飽和モノマーと
光重合開始剤及び熱重合禁止剤とから成る感光性組成物
を挙げることができる。
前記不飽和ポリエステルは、少なくとも1種のポリオー
ルを含むアルコール成分と、少なくとも1種の不飽和多
塩基酸又はその誘導体(例えば酸無水物、メチルあるい
はエチルエステル、酸ハロゲン化物)、さらに必要に応
じて加えられた飽和多塩基酸から成る酸成分との重縮合
反応により得られる。
ルを含むアルコール成分と、少なくとも1種の不飽和多
塩基酸又はその誘導体(例えば酸無水物、メチルあるい
はエチルエステル、酸ハロゲン化物)、さらに必要に応
じて加えられた飽和多塩基酸から成る酸成分との重縮合
反応により得られる。
不飽和多塩基酸としては、マレイン酸、フマール酸、シ
トラコン酸、メサコン醒、イタコン酸、グルタコン酸、
ムコン酸、アコニット酸などを例として挙げることがで
きる。
トラコン酸、メサコン醒、イタコン酸、グルタコン酸、
ムコン酸、アコニット酸などを例として挙げることがで
きる。
飽和多塩基酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸
、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、ピロメリット酸などを例として挙げるこ
とができる。
、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、ピロメリット酸などを例として挙げるこ
とができる。
ホ+)オールとしては、エチレングリコール、1゜2−
プロピレングリコール、 1 、3−7”ロパンジオ
ール、1 、4−7”タンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル(平均分子量150以上)、ポリプロピレングリコー
ル(平均分子量192以上)、ポリブチレングリコール
(平均分子量162以上)、ポリ(オキンエチレンオキ
シプロピレン)グリコール(平均分子量12Q以上)、
グリセリン、エリトリット、ペンタエリトリット、ヘキ
シット、トリメチロールプロパンなどを例として挙げる
ことができる。
プロピレングリコール、 1 、3−7”ロパンジオ
ール、1 、4−7”タンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル(平均分子量150以上)、ポリプロピレングリコー
ル(平均分子量192以上)、ポリブチレングリコール
(平均分子量162以上)、ポリ(オキンエチレンオキ
シプロピレン)グリコール(平均分子量12Q以上)、
グリセリン、エリトリット、ペンタエリトリット、ヘキ
シット、トリメチロールプロパンなどを例として挙げる
ことができる。
付加重合性エチレン状不飽和モノマーとしてはアクリル
酸、メタクリル酸、又はそのエステル、例えば、メチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ヘキシル
、n−オクチル、n−ドデシル、シクロヘキシル、テト
ラヒドロフルフリル、アリール、グリシジル、2−ヒド
ロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−
2−ヒドロキシ、4−ヒドロキシブチルのアクリレート
及びメタアクリレート、あるいはエチレングリコール、
ジエチレングリコール、フロピレンクリコール、ジプロ
ピレングリコール、ホ’)エチレンクリコール、ポリプ
ロピレングリコール、フチレンゲリコールのモノ又はジ
アクリレート及びメタクリレート、あるいはトリメチロ
ールプロパントリアクリレート及びメタクリレート、ペ
ンタエリトリットテトラアクリレート及びメタクリレー
トなどやアクリルアミド、メタクリルアミド又はその誘
導体、例えば、N−メチロールアクリルアミド及びメタ
クリルアミド、N−メトキシアクリルアミド及びメタク
リルアミド、 N、N’−メチレンビスアクリルアミド
及びメタクリルアミド、 N、N’−へキサメチレン
ビスアクリルアミド及びメタクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド及びメタクリルアミドなどや、スチレン
、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ジアリールフタ
レート、トリアリールシアヌレート、酢酸ビニルなどを
例として挙げることができる。
酸、メタクリル酸、又はそのエステル、例えば、メチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ヘキシル
、n−オクチル、n−ドデシル、シクロヘキシル、テト
ラヒドロフルフリル、アリール、グリシジル、2−ヒド
ロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−
2−ヒドロキシ、4−ヒドロキシブチルのアクリレート
及びメタアクリレート、あるいはエチレングリコール、
ジエチレングリコール、フロピレンクリコール、ジプロ
ピレングリコール、ホ’)エチレンクリコール、ポリプ
ロピレングリコール、フチレンゲリコールのモノ又はジ
アクリレート及びメタクリレート、あるいはトリメチロ
ールプロパントリアクリレート及びメタクリレート、ペ
ンタエリトリットテトラアクリレート及びメタクリレー
トなどやアクリルアミド、メタクリルアミド又はその誘
導体、例えば、N−メチロールアクリルアミド及びメタ
クリルアミド、N−メトキシアクリルアミド及びメタク
リルアミド、 N、N’−メチレンビスアクリルアミド
及びメタクリルアミド、 N、N’−へキサメチレン
ビスアクリルアミド及びメタクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド及びメタクリルアミドなどや、スチレン
、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ジアリールフタ
レート、トリアリールシアヌレート、酢酸ビニルなどを
例として挙げることができる。
光重合開始剤としてはベンシイ/、ペンシイ/メチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プ
ロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベ
ンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチル
エーテル、ベンゾイン−5ec −7”チルエーテル、
α−メチルベンゾイン、α−エチルベンゾイン、α−メ
チルベンゾインメチルエーテル、α−クエニルベンゾイ
ン、α−アリールベンゾイン、アントラキノン、クロロ
アントラキノン、メチルアントラキノン、エチルアント
ラキノン、ベンジル、ジアセチル、アセトフェノン、ベ
ンゾフェノン、ω−ブロモアセトフェノン% 2−す7
タレンスルホニルクロライド、ジフェニルジスルフィド
、色素、例えばエオシンa (C,L 45380 )
、チオニン(c、工、52025)などを挙げることが
できる。
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プ
ロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベ
ンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチル
エーテル、ベンゾイン−5ec −7”チルエーテル、
α−メチルベンゾイン、α−エチルベンゾイン、α−メ
チルベンゾインメチルエーテル、α−クエニルベンゾイ
ン、α−アリールベンゾイン、アントラキノン、クロロ
アントラキノン、メチルアントラキノン、エチルアント
ラキノン、ベンジル、ジアセチル、アセトフェノン、ベ
ンゾフェノン、ω−ブロモアセトフェノン% 2−す7
タレンスルホニルクロライド、ジフェニルジスルフィド
、色素、例えばエオシンa (C,L 45380 )
、チオニン(c、工、52025)などを挙げることが
できる。
熱重合禁止剤としては、ハイドロキノン、 p −メ
トキシフェノール、カテコール、tert−ブチルハイ
ドロキノン、ベンゾキノン、p−フ二二レンジアミン、
ピタリン酸、フェノチアジンなどを例として挙げること
ができる。
トキシフェノール、カテコール、tert−ブチルハイ
ドロキノン、ベンゾキノン、p−フ二二レンジアミン、
ピタリン酸、フェノチアジンなどを例として挙げること
ができる。
また、他の液状感光性樹脂として、少なくとも2個の末
端インシアネート基を有するプレポリマーに水酸基を含
有する付加重合性エチレン状不飽和モノマーを反応せし
めたポリマーと付加重合性エチレン状不飽和モノマーと
光重合開始剤及び熱重合禁止剤とから成る感光性組成物
も挙げることができる。
端インシアネート基を有するプレポリマーに水酸基を含
有する付加重合性エチレン状不飽和モノマーを反応せし
めたポリマーと付加重合性エチレン状不飽和モノマーと
光重合開始剤及び熱重合禁止剤とから成る感光性組成物
も挙げることができる。
この場合の゛プレポリマーは分子中に、2個以上の末端
水酸基を有するポリオール化合物と少なくとも2個以上
のインシアネート基を有するポリイソシアネートと反応
させることによって得られる。
水酸基を有するポリオール化合物と少なくとも2個以上
のインシアネート基を有するポリイソシアネートと反応
させることによって得られる。
ポリオール化合物としては比較的高分子量のものが好ま
しく、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール、ポリアルキレンポリオールなどが用いられ
る。ポリイソシアネートとしては、例えば、トルイレン
ジイソシアネート、キンリレンジイソシアネート。ヘキ
サメチレンジイソシアネートなどが用いられる。この反
応て際しては、ポリオールとポリイソシアネートのモル
比、反応順序、反応条件などによシ種々のものが得られ
るが、プレポリマーは少なくとも2個の末端インシアネ
ート基を有するように反応せしめる。
しく、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール、ポリアルキレンポリオールなどが用いられ
る。ポリイソシアネートとしては、例えば、トルイレン
ジイソシアネート、キンリレンジイソシアネート。ヘキ
サメチレンジイソシアネートなどが用いられる。この反
応て際しては、ポリオールとポリイソシアネートのモル
比、反応順序、反応条件などによシ種々のものが得られ
るが、プレポリマーは少なくとも2個の末端インシアネ
ート基を有するように反応せしめる。
このプレポリマーに反応せしめる水酸基を有する付加重
合性エチレン状不飽和モノマーとしては、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−
ヒドロキシメチルアクリルアミド、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、アリールアルコール、ヒドロ
キシスチレンなどを例として挙げることができる。
合性エチレン状不飽和モノマーとしては、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−
ヒドロキシメチルアクリルアミド、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、アリールアルコール、ヒドロ
キシスチレンなどを例として挙げることができる。
この組成物〈用いられる付加重合性エチレン状不飽和モ
ノマー、光重合開始剤、熱重合禁止剤としては、前記の
ものが挙げられる。
ノマー、光重合開始剤、熱重合禁止剤としては、前記の
ものが挙げられる。
さらに、その他の液状感光性樹脂としては、1分子当り
少なくとも2個の炭素−炭素不飽和結合を含むポリエン
と、1分子当り2個以上のチオール基を含むポリチオー
ルと、ベンゾフェノンのような増感剤とから成る感光性
組成物(例えば特公昭46−29525号公報に記載さ
れているもの)も例として挙げることができる。
少なくとも2個の炭素−炭素不飽和結合を含むポリエン
と、1分子当り2個以上のチオール基を含むポリチオー
ルと、ベンゾフェノンのような増感剤とから成る感光性
組成物(例えば特公昭46−29525号公報に記載さ
れているもの)も例として挙げることができる。
前記液状感光性樹脂の感光特性は公知の方法によって容
易に変えることができる。例えば不飽和ポリエステルと
付加重合性エチレン状不飽和モノマーと光重合開始剤及
び熱重合禁止剤とから成る液状感光性樹脂においては、
該樹脂中の光重合開始剤や熱重合禁止剤の含有量を変え
る方法、光重合効率の高い不飽和ポリエステルを用いる
方法、光重合効率の高い付加重合性エチレン状不飽和モ
ノマーを用いる方法、あるいはこれらの組合せや紫外線
吸収剤などを添加する方法などが挙げられる。
易に変えることができる。例えば不飽和ポリエステルと
付加重合性エチレン状不飽和モノマーと光重合開始剤及
び熱重合禁止剤とから成る液状感光性樹脂においては、
該樹脂中の光重合開始剤や熱重合禁止剤の含有量を変え
る方法、光重合効率の高い不飽和ポリエステルを用いる
方法、光重合効率の高い付加重合性エチレン状不飽和モ
ノマーを用いる方法、あるいはこれらの組合せや紫外線
吸収剤などを添加する方法などが挙げられる。
本発明の目的である高速製版下において画像再現域を広
げ、写真の暗部や白ヌキをシャープに再現させるために
は、感光性樹脂層Aの感光特性QAが5mJ以下で、か
つ感光性樹脂層Bの感光特性Q、Bの1/2以下である
ような2種の感光性樹脂A及びBを組み合わせて用いる
ことが必要である。
げ、写真の暗部や白ヌキをシャープに再現させるために
は、感光性樹脂層Aの感光特性QAが5mJ以下で、か
つ感光性樹脂層Bの感光特性Q、Bの1/2以下である
ような2種の感光性樹脂A及びBを組み合わせて用いる
ことが必要である。
また、液状感光性樹脂の光硬化後の硬さは常法に従って
任意に変えることができる。本発明においては、2種の
感光性樹脂におけるそれぞれの感光特性が前記した条件
を満たし、さらにレリーフ頂部層に配置する感光性樹脂
の光硬化後の物性が、レリーフ基部層となる感光性樹脂
のそれに比べてショア硬度で10°以上高いか又はヤン
グ率で1.5倍以上高い場合、本発明の効果は著しく発
揮される。
任意に変えることができる。本発明においては、2種の
感光性樹脂におけるそれぞれの感光特性が前記した条件
を満たし、さらにレリーフ頂部層に配置する感光性樹脂
の光硬化後の物性が、レリーフ基部層となる感光性樹脂
のそれに比べてショア硬度で10°以上高いか又はヤン
グ率で1.5倍以上高い場合、本発明の効果は著しく発
揮される。
この際、2種の液状感光性樹脂を類似の組成物群より選
択すると、製版後のレリーフ頂部層と基部層との接着性
及び像形成後行われる共通洗浄液による未露光樹脂の洗
浄除去が可能なので好ましいが、もちろんこれに限定さ
れるものではない。
択すると、製版後のレリーフ頂部層と基部層との接着性
及び像形成後行われる共通洗浄液による未露光樹脂の洗
浄除去が可能なので好ましいが、もちろんこれに限定さ
れるものではない。
ここで類似の組成物群とは、液状感光性樹脂の主要成分
が同一の化学構造的分類(例えば不飽和ポリエステル系
、不飽和ポリウレタン系、ポリエン系など)に属する組
成物群をいう。
が同一の化学構造的分類(例えば不飽和ポリエステル系
、不飽和ポリウレタン系、ポリエン系など)に属する組
成物群をいう。
また、本発明の感光性樹脂製凸版のレリーフ層を固体状
の感光性樹脂層を2層形成させたものから調製する場合
も、固体状感光性樹脂として公知の感光性樹脂材料の中
から広く選択して用いることができる。例えば特公昭5
1−43374号公報に開示された熱可塑性エラストマ
ー組成物、エチレン性不飽和化合物、光重合開始剤から
なるもの、その他持分昭50−6034.特公昭49−
18721゜特開昭49−102406 、特開昭50
−63091号各公報0ものが用いられる。
の感光性樹脂層を2層形成させたものから調製する場合
も、固体状感光性樹脂として公知の感光性樹脂材料の中
から広く選択して用いることができる。例えば特公昭5
1−43374号公報に開示された熱可塑性エラストマ
ー組成物、エチレン性不飽和化合物、光重合開始剤から
なるもの、その他持分昭50−6034.特公昭49−
18721゜特開昭49−102406 、特開昭50
−63091号各公報0ものが用いられる。
こnらの感光性組成物の各成分の配合割合その他前述し
た方法に準じ、2種の感光特性の異なる層及び硬さの異
なる層を形成させることができる。
た方法に準じ、2種の感光特性の異なる層及び硬さの異
なる層を形成させることができる。
本発明で用いられる支持体としては、例えば、鉄、ステ
ンレス、銅、亜鉛、アルミニウムなどから成る金属板、
天然ゴム、合成ゴムなどから成るゴムシート、あるいは
セルロイド、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアミドなどのプラスチックシート
又はフィルムなどを挙げることができる。これらの支持
体は通常0.025ないし0.5Onの厚さを有するも
のであり、その表面には通常ハレーション防止層及び接
着層が設けられるのが一般的である。
ンレス、銅、亜鉛、アルミニウムなどから成る金属板、
天然ゴム、合成ゴムなどから成るゴムシート、あるいは
セルロイド、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアミドなどのプラスチックシート
又はフィルムなどを挙げることができる。これらの支持
体は通常0.025ないし0.5Onの厚さを有するも
のであり、その表面には通常ハレーション防止層及び接
着層が設けられるのが一般的である。
次に、本発明の感光性樹脂製凸版を作成する好適な方法
の1例について説明すると、まず支持体上に、それぞれ
異なる液状感光性樹脂A′及びB′から成る2種の層を
所定の厚みになるように順次設けたのち、感光性樹脂層
B′側より透明画像担体を通して活性光線により像露光
を行い、次いで未露光部の感光性樹脂を除去してレリー
フ層を支持体上に形成させる。この際、液状感光性樹脂
A′及びB′は、それぞれの感光特性が前記式(1)を
満たし、かつ好ましくは感光性樹脂B′の硬化後の物性
が、感光性樹脂A′のそれに比べてショア硬度で10’
以上高いか又はヤング率で1.5倍以上高くなるように
選ばれる。
の1例について説明すると、まず支持体上に、それぞれ
異なる液状感光性樹脂A′及びB′から成る2種の層を
所定の厚みになるように順次設けたのち、感光性樹脂層
B′側より透明画像担体を通して活性光線により像露光
を行い、次いで未露光部の感光性樹脂を除去してレリー
フ層を支持体上に形成させる。この際、液状感光性樹脂
A′及びB′は、それぞれの感光特性が前記式(1)を
満たし、かつ好ましくは感光性樹脂B′の硬化後の物性
が、感光性樹脂A′のそれに比べてショア硬度で10’
以上高いか又はヤング率で1.5倍以上高くなるように
選ばれる。
2種の液状感光性樹脂及び支持体を露光に供するために
所定の厚みに成形、積層する方法については、例えばネ
ガフィルムと密着配列したカバーフィルム上に硬い感光
性樹脂を刷毛、ロール、ドクターナイフなどを用いてあ
らかじめ所定の厚みに延展して液状感光性樹脂層B′を
形成したのち、液状感光性樹脂層A′を形成すると同時
に支持体を積層することによυ実施できる。あるいは、
支持体上に軟らかい感光性樹脂を刷毛、ロール、ドクタ
ーナイフなどを用いてあらかじめ所定の厚みに延展して
液状感光性樹脂層A′を形成したのち、硬い感光性樹脂
を用いて同様の操作によシ液状感光性樹脂層B′を形成
積層することもできる。
所定の厚みに成形、積層する方法については、例えばネ
ガフィルムと密着配列したカバーフィルム上に硬い感光
性樹脂を刷毛、ロール、ドクターナイフなどを用いてあ
らかじめ所定の厚みに延展して液状感光性樹脂層B′を
形成したのち、液状感光性樹脂層A′を形成すると同時
に支持体を積層することによυ実施できる。あるいは、
支持体上に軟らかい感光性樹脂を刷毛、ロール、ドクタ
ーナイフなどを用いてあらかじめ所定の厚みに延展して
液状感光性樹脂層A′を形成したのち、硬い感光性樹脂
を用いて同様の操作によシ液状感光性樹脂層B′を形成
積層することもできる。
レリーフ像を形成するために用いられる透明画像担体と
しては、銀塩像による写真製版用のネガまたはポジフィ
ルムのみでなく、活性光線に対して実質的に透明である
プラスチックフィルム及びシート、ガラスシート、セロ
ファン紙、紙などの表面を活性光線の透過を防ぎうる物
質でマスクして画像を形成させたものがある。
しては、銀塩像による写真製版用のネガまたはポジフィ
ルムのみでなく、活性光線に対して実質的に透明である
プラスチックフィルム及びシート、ガラスシート、セロ
ファン紙、紙などの表面を活性光線の透過を防ぎうる物
質でマスクして画像を形成させたものがある。
露光において用いられる活性光線源としては、低圧水銀
灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、紫外線用蛍光灯、カー
ボンアーク灯、キセノンランプ、太陽光などを挙げるこ
とができる。
灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、紫外線用蛍光灯、カー
ボンアーク灯、キセノンランプ、太陽光などを挙げるこ
とができる。
また、液状感光性樹脂を用いる場合の像形成露光は、液
状感光性樹脂層B′、液状感光性樹脂層A′、及び支持
体をこの順序に密着配列したのち、液状感光性樹脂層B
′の側よシ前記透明画像担体を通して前記光源を用いて
なされる。支持体の材質が活性光に対して実質的に透明
な場合は、支持体側から全面に活性光を照射し、支持体
上に所望する厚みの硬化樹脂層を形成せしめ、レリーフ
の高さを任意に調節することもできる。この場合の硬化
樹脂層も本発明でいう全感光性樹脂層厚に含まれる。
状感光性樹脂層B′、液状感光性樹脂層A′、及び支持
体をこの順序に密着配列したのち、液状感光性樹脂層B
′の側よシ前記透明画像担体を通して前記光源を用いて
なされる。支持体の材質が活性光に対して実質的に透明
な場合は、支持体側から全面に活性光を照射し、支持体
上に所望する厚みの硬化樹脂層を形成せしめ、レリーフ
の高さを任意に調節することもできる。この場合の硬化
樹脂層も本発明でいう全感光性樹脂層厚に含まれる。
前記のようにして、透明画像担体を通して活性光を照射
したのち、未露光又は未硬化樹脂の洗浄は各種洗浄液1
例えば水、アルコール、アセトン、ベンゼン、トルエン
、クロロエタン、クロロエチレンなどや、アルカリ水溶
液、例えば水酸化ナトリウム、炭醒ナトリウム、リン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ホウ散ナトリ
ウム、ケイ酸ナトリウムなどの水溶液、界面活性剤水溶
液などで洗浄除去する方法で行う。必要であれば前記ア
ルカリ水溶液に界面活性剤などを加えることもできる。
したのち、未露光又は未硬化樹脂の洗浄は各種洗浄液1
例えば水、アルコール、アセトン、ベンゼン、トルエン
、クロロエタン、クロロエチレンなどや、アルカリ水溶
液、例えば水酸化ナトリウム、炭醒ナトリウム、リン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ホウ散ナトリ
ウム、ケイ酸ナトリウムなどの水溶液、界面活性剤水溶
液などで洗浄除去する方法で行う。必要であれば前記ア
ルカリ水溶液に界面活性剤などを加えることもできる。
発明の効果
本発明の感光性樹脂製凸版によると、製版時の微小画像
の形成が良好となる上に、写真の暗部や白ヌキ画像の再
現もシャープとなシ、さらにはヌケの悪いCTEIプロ
ッターなどから得られるネガでは、形成した画像が細っ
た状態で再現させることができるため、凸版印刷の欠点
である印刷での太りが有効に防止される。
の形成が良好となる上に、写真の暗部や白ヌキ画像の再
現もシャープとなシ、さらにはヌケの悪いCTEIプロ
ッターなどから得られるネガでは、形成した画像が細っ
た状態で再現させることができるため、凸版印刷の欠点
である印刷での太りが有効に防止される。
さらに、印刷時のレリーフ頂部の変形に基づく画像の太
シが少ない上に、軟らかいレリーフ基部層の弾性による
クッション作用によって、印刷機の精度不良などに基づ
く印圧変動が吸収され、均一でシャープな印刷物を得る
ことができる。特にハーフトーンの印刷においては、従
来ハイライト部は網点が太りやすく、かつシャド一部は
インキの転移性が劣るために、階調の乏しい低級な印刷
品質のものしか得られなかったのに対し、本発明の感光
性樹脂凸版を用いることによシ、明るく階調に富んだ高
級な印刷品質のものが得られる。
シが少ない上に、軟らかいレリーフ基部層の弾性による
クッション作用によって、印刷機の精度不良などに基づ
く印圧変動が吸収され、均一でシャープな印刷物を得る
ことができる。特にハーフトーンの印刷においては、従
来ハイライト部は網点が太りやすく、かつシャド一部は
インキの転移性が劣るために、階調の乏しい低級な印刷
品質のものしか得られなかったのに対し、本発明の感光
性樹脂凸版を用いることによシ、明るく階調に富んだ高
級な印刷品質のものが得られる。
実施例
次に実施例によシ本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
なお、To法による感光特性の測定は次のようにして行
った。
った。
(1)試験片の準備
横15c!n、縦3(7F+、厚みl allの光重合
しうる層を、接着層を有する活性光に対して透明な支持
体上に用意する。光重合しうる層が液状の場合には、5
fl厚の板ガラス上に前記寸法をくり抜いた1m厚のゴ
ムスペーサーを該支持体上に配置し、この中に液状感光
性樹脂を流し込み、別の50厚の板ガラスで蓋をして準
備する。
しうる層を、接着層を有する活性光に対して透明な支持
体上に用意する。光重合しうる層が液状の場合には、5
fl厚の板ガラス上に前記寸法をくり抜いた1m厚のゴ
ムスペーサーを該支持体上に配置し、この中に液状感光
性樹脂を流し込み、別の50厚の板ガラスで蓋をして準
備する。
一万、光重合しうる層が固体状の場合には、あらかじめ
熱プレスや押出し成形法を用いて該支持体上にl am
厚のものを成形し、18X3z寸法にカッターナイフな
どで切シ出したのち、′液状の場合と同様にガラス板で
はさみ、試験片として準備する。
熱プレスや押出し成形法を用いて該支持体上にl am
厚のものを成形し、18X3z寸法にカッターナイフな
どで切シ出したのち、′液状の場合と同様にガラス板で
はさみ、試験片として準備する。
(2)光源
光源としては、2■の超高圧水銀灯(オーク製作新製、
商品名ジェットライト)又は20Wケミカルランプ(三
菱電気社製、商品名FLR−20BL )を光源照度ム
ラのないように多灯並列に配置したものが用いられるが
、光源の安定性の点から後者の方が便利である。
商品名ジェットライト)又は20Wケミカルランプ(三
菱電気社製、商品名FLR−20BL )を光源照度ム
ラのないように多灯並列に配置したものが用いられるが
、光源の安定性の点から後者の方が便利である。
光源は下方を照す位置に配置し、光源側に前記5目厚の
板ガラスが位置するように、この板ガラスと、測定しよ
うとする光重合可能な層を設けるのに用いた前記麹着層
を有する支持体を、該接着層が下側になるように、UV
−35フイルターを取り付けたUVメーター(オーク製
作所社製、商品名UV−MOL)上に置き、UVメータ
ーの示す強度が0.40 mW になるように光源の高
さを決める。
板ガラスが位置するように、この板ガラスと、測定しよ
うとする光重合可能な層を設けるのに用いた前記麹着層
を有する支持体を、該接着層が下側になるように、UV
−35フイルターを取り付けたUVメーター(オーク製
作所社製、商品名UV−MOL)上に置き、UVメータ
ーの示す強度が0.40 mW になるように光源の高
さを決める。
(3)測定
予め準備した試験片を支持体側を上にした状態で、3c
n1X6mの大きさの1關厚の黒ゴム板で作成された遮
光片をガラス板の上から5枚を横に並べ試験片全体を覆
う。次いで強度調整された位置にガラス板で試験片をは
さみ、遮光片を配置した状態で置く。1枚目の遮光片を
取り除くと同時にストップウォッチをスタートさせ、以
降15秒毎に順次遮光片を取り除いていき、最後の遮光
片を取シ除いたら、その15秒後に光源を消す。この結
果、最初の小片には75秒間、最後の小片には15秒間
、その間の小片には15秒きざみで露光を与えたものが
得られる。
n1X6mの大きさの1關厚の黒ゴム板で作成された遮
光片をガラス板の上から5枚を横に並べ試験片全体を覆
う。次いで強度調整された位置にガラス板で試験片をは
さみ、遮光片を配置した状態で置く。1枚目の遮光片を
取り除くと同時にストップウォッチをスタートさせ、以
降15秒毎に順次遮光片を取り除いていき、最後の遮光
片を取シ除いたら、その15秒後に光源を消す。この結
果、最初の小片には75秒間、最後の小片には15秒間
、その間の小片には15秒きざみで露光を与えたものが
得られる。
なお、固体状光重合層の場合は遮光片を増やし、未露光
部を作っておく。
部を作っておく。
(4)溶出、乾燥、後露光
溶出は未硬化(耐脂層を効果的に溶解又は分散する溶出
液で行うが、通常水、アルカリ水又は界面活性剤水溶液
を必要に応じて使用し、40℃で、管内圧力2に2のス
プレーを用い、ノズル先端から試験片までの距離を10
cntにして洗いムラが起こらないように洗浄を行う。
液で行うが、通常水、アルカリ水又は界面活性剤水溶液
を必要に応じて使用し、40℃で、管内圧力2に2のス
プレーを用い、ノズル先端から試験片までの距離を10
cntにして洗いムラが起こらないように洗浄を行う。
この際、試験片は光の照射を受けた反対側、すなわち樹
脂側から洗浄して120秒間行う。次いで、60℃の乾
燥器で10分間乾燥したのち、前記光源を用いて、2m
Wの強度下で樹脂側より5分間後露光を行う。
脂側から洗浄して120秒間行う。次いで、60℃の乾
燥器で10分間乾燥したのち、前記光源を用いて、2m
Wの強度下で樹脂側より5分間後露光を行う。
なお、固体状光重合層の場合は、未露光部が完全に溶出
する時間を洗浄終点とし、以下同様な操作を行う。
する時間を洗浄終点とし、以下同様な操作を行う。
(5)最小不溶化光量の決定
このよう((シて、支持体上に形成した硬化樹脂層の厚
みを、1/1o011単位寸測定しうる厚み計で測定す
る。得られた硬化叫脂層の厚みと露光時間との関係をグ
ラフで表わし、硬化開始時間IT(秒)を求め、次の式
によシ最小不溶化光量Q、m1n(m J /afl
) を゛算出する。
みを、1/1o011単位寸測定しうる厚み計で測定す
る。得られた硬化叫脂層の厚みと露光時間との関係をグ
ラフで表わし、硬化開始時間IT(秒)を求め、次の式
によシ最小不溶化光量Q、m1n(m J /afl
) を゛算出する。
最小不溶化光iQ、m1n−光源強度(mW/cm)
x IT (秒)−0,40XIT(mJ〆メ) 実施例1 ポリプロピレングリコールアジベート〔武田薬品■製、
商品名タケラックU −2305、Mn 2400 ]
1200f (0,5モル)、ポリエチレン−プロピレ
ンブロックジオール[三洋化成■製、商品7名ABM
。
x IT (秒)−0,40XIT(mJ〆メ) 実施例1 ポリプロピレングリコールアジベート〔武田薬品■製、
商品名タケラックU −2305、Mn 2400 ]
1200f (0,5モル)、ポリエチレン−プロピレ
ンブロックジオール[三洋化成■製、商品7名ABM
。
Mn 2000 ] 10009 (0,5モル)、ト
リレンジインシアナート348 f (2,0モル)を
窒素雰囲気下に85℃で2時間反応させ、次いで反応系
を空気雰囲気に切替え、3,5−ジーtert−ブチル
ー4−ヒドロキ7トルエン0.27を加えて85℃で1
0分間かきまぜたのち、グリセリンモノメタクリレ−ト
([価5.3WKOH/r、水酸基価550 !KOH
/V ) 470? (2,3モル)を加え、80℃で
2時間反応を行い、赤外吸収スペクトルメーターで22
70crn のNCO吸収がほとんど消滅したことを
確認した。次に、反応系の温度を90℃に上げ、これに
無水コハク12260 F (2,6モル)を加えて3
時間反応を行い、ポリウレタンプレポリマー(1)を得
た。
リレンジインシアナート348 f (2,0モル)を
窒素雰囲気下に85℃で2時間反応させ、次いで反応系
を空気雰囲気に切替え、3,5−ジーtert−ブチル
ー4−ヒドロキ7トルエン0.27を加えて85℃で1
0分間かきまぜたのち、グリセリンモノメタクリレ−ト
([価5.3WKOH/r、水酸基価550 !KOH
/V ) 470? (2,3モル)を加え、80℃で
2時間反応を行い、赤外吸収スペクトルメーターで22
70crn のNCO吸収がほとんど消滅したことを
確認した。次に、反応系の温度を90℃に上げ、これに
無水コハク12260 F (2,6モル)を加えて3
時間反応を行い、ポリウレタンプレポリマー(1)を得
た。
このようにして得られたポリウレタンプレポリマー(1
)を用いて、第1表に示すような各種の感光性組成物を
調製し、To法による感光特性を求めた。その結果を第
1表に示す。
)を用いて、第1表に示すような各種の感光性組成物を
調製し、To法による感光特性を求めた。その結果を第
1表に示す。
次に、前記感光性組成物を用い、ノ・−フトーン及び線
画を有するCTSプロッターにより得られたネガフィル
ム(黒化濃度2.7、カプリ濃度0.06 )を覆って
いる厚さ22μのポリプロピレンフィルムの上に、ドク
ターを使って0.10111(又は0.2xm )の厚
みにレリーフ頂部となる層を設け、次いでその上に、レ
リーフ基部となる層を0.30111(又はQ4a+m
)の厚みで同様に設ける。次に、厚すo、1冨鳳のポリ
エステル支持体シートにハレーション防止剤を含有する
ウレタン系接着剤を10μの厚みに予め塗布したものを
、空気が入らないように前記の液体樹脂層に覆いかぶせ
たのち、その全体に、支持体シート側から20Wケミカ
ルランプで、照射量がレリーフ基部層組成物の不溶化開
始光量の80%になるように照射し、次いでネガフィル
ム側から6謂のメタルハライドランプ(強度60 m
W/m )で5秒間照射する。
画を有するCTSプロッターにより得られたネガフィル
ム(黒化濃度2.7、カプリ濃度0.06 )を覆って
いる厚さ22μのポリプロピレンフィルムの上に、ドク
ターを使って0.10111(又は0.2xm )の厚
みにレリーフ頂部となる層を設け、次いでその上に、レ
リーフ基部となる層を0.30111(又はQ4a+m
)の厚みで同様に設ける。次に、厚すo、1冨鳳のポリ
エステル支持体シートにハレーション防止剤を含有する
ウレタン系接着剤を10μの厚みに予め塗布したものを
、空気が入らないように前記の液体樹脂層に覆いかぶせ
たのち、その全体に、支持体シート側から20Wケミカ
ルランプで、照射量がレリーフ基部層組成物の不溶化開
始光量の80%になるように照射し、次いでネガフィル
ム側から6謂のメタルハライドランプ(強度60 m
W/m )で5秒間照射する。
露光終了後、ポリプロピレンフィルムを剥離し、1%ホ
ウ酸ナナトリウム水溶液用い、40℃で2分間、さらに
水で15秒間噴霧洗浄して、未露光部を洗い出す。次い
で、乾燥後1版をさらに20Wケミカルランプ(強度2
.3 mw/a/l)を用いて空気中で10分間後露光
を行う。
ウ酸ナナトリウム水溶液用い、40℃で2分間、さらに
水で15秒間噴霧洗浄して、未露光部を洗い出す。次い
で、乾燥後1版をさらに20Wケミカルランプ(強度2
.3 mw/a/l)を用いて空気中で10分間後露光
を行う。
このようにして得られた版は、支持体シートを含み0.
50〜0.520の厚さを有し、レリーフ層の高さは0
.40〜0.38111であった。このものの凸版印刷
版としての性能を第2表に示す。
50〜0.520の厚さを有し、レリーフ層の高さは0
.40〜0.38111であった。このものの凸版印刷
版としての性能を第2表に示す。
(注)極HL再現硅:◎100係形成 090%以上Δ
50%以上 X 50%以下 線画再現性 :ム太り △細り (対ネガ透明寸法) 第2表から分かるように、組成物の組合せが。
50%以上 X 50%以下 線画再現性 :ム太り △細り (対ネガ透明寸法) 第2表から分かるように、組成物の組合せが。
レリーフ基部層のQ、minを頂部層のQ、minの1
/2以下にしたものは、いずれも良好な再現性を示した
。
/2以下にしたものは、いずれも良好な再現性を示した
。
特に実施例Cではヌケの悪い最小画像33μが形成でき
た上に、文字、白ヌキ画像のカブリが極めて少なく、か
つレリーフ・ショルダーのシャープな印刷版が得ら九た
。
た上に、文字、白ヌキ画像のカブリが極めて少なく、か
つレリーフ・ショルダーのシャープな印刷版が得ら九た
。
また、レリーフ頂部層と基部層のQ、minの差が比較
的小さい実施例Aでは、画像部のカブリが認められ、印
刷版としては不十分なものであった。
的小さい実施例Aでは、画像部のカブリが認められ、印
刷版としては不十分なものであった。
比較例3のように、単にQmi nの小さい単層板では
カブリが著しく使用に耐えないものであった。
カブリが著しく使用に耐えないものであった。
実施例の版を用い、輪転印刷機で10ミルの印圧下50
00部印刷したが、得られた印刷物は刷出しとなんら変
わることす<、比較例と比べ太りが少なく、かつノ・−
フトーン、白ヌキ再現域の広い優れたものであった。
00部印刷したが、得られた印刷物は刷出しとなんら変
わることす<、比較例と比べ太りが少なく、かつノ・−
フトーン、白ヌキ再現域の広い優れたものであった。
実施例2
ポリプロピレングリコールアジベート〔武田薬品■裳、
商品名タケラックU −2320,水酸基価43.6
q KOH/f、酸価2.、OrIyIKOH/S’
) 257.3r(0,1モル)、ポリプロピレング
リコール〔三洋化成■製、商品名サンニツクスPP −
2000)2009 (0,1モル)及びトリレンジイ
ソシアナート52.39をジブチルチンジラウレート0
.01重重量%存在下に、窒素雰囲気下85℃で2時間
反応させたのち、空気雰囲気に切替え、グリセリンモノ
メタクリレ−)32F(0,2モル)及び2,6−シー
tθrt−ブチル−p−クレゾール0.1重量%を加え
てさらに2時間反応させ、赤外吸収スペクトルでNCO
の消滅を確認した。次いで、無水コハク酸20 F (
0,2モル)を加え、酸価が21■KOH/rになるま
で反応させ、ポリウレタンプレポリマー■を得た。
商品名タケラックU −2320,水酸基価43.6
q KOH/f、酸価2.、OrIyIKOH/S’
) 257.3r(0,1モル)、ポリプロピレング
リコール〔三洋化成■製、商品名サンニツクスPP −
2000)2009 (0,1モル)及びトリレンジイ
ソシアナート52.39をジブチルチンジラウレート0
.01重重量%存在下に、窒素雰囲気下85℃で2時間
反応させたのち、空気雰囲気に切替え、グリセリンモノ
メタクリレ−)32F(0,2モル)及び2,6−シー
tθrt−ブチル−p−クレゾール0.1重量%を加え
てさらに2時間反応させ、赤外吸収スペクトルでNCO
の消滅を確認した。次いで、無水コハク酸20 F (
0,2モル)を加え、酸価が21■KOH/rになるま
で反応させ、ポリウレタンプレポリマー■を得た。
別に、前記ポリプロピレングリコールアジペ−ト900
F (0,35モル)、ポリプロピレングリコール9
00 F (0,45モル)及びトリレンジイソシアナ
ー)60t(0,35モル)をジブチルチンジラウレー
ト0.15Fの存在下に、窒素雰囲気下85℃で2時間
反応させたのち、空気雰囲気に切替え、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート72F(0,5モル)、ポリフロ
ピレンクリコールモノメタクリレ−) 76 t (0
,2モル)、ジブチルチンラウレート0.099及び2
,6−シーtθrt−ブチル−p−クレゾール12を加
えて、さらに1時間反応させポリウレタンプレポリマー
([0を得た。
F (0,35モル)、ポリプロピレングリコール9
00 F (0,45モル)及びトリレンジイソシアナ
ー)60t(0,35モル)をジブチルチンジラウレー
ト0.15Fの存在下に、窒素雰囲気下85℃で2時間
反応させたのち、空気雰囲気に切替え、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート72F(0,5モル)、ポリフロ
ピレンクリコールモノメタクリレ−) 76 t (0
,2モル)、ジブチルチンラウレート0.099及び2
,6−シーtθrt−ブチル−p−クレゾール12を加
えて、さらに1時間反応させポリウレタンプレポリマー
([0を得た。
これらのポリウレタンプレポリマーを用い、光硬化後の
硬さの異なる感光性組成物を調製し、その組成、光硬化
後のショア硬度及び感光特性を第3表に示した。
硬さの異なる感光性組成物を調製し、その組成、光硬化
後のショア硬度及び感光特性を第3表に示した。
なお、光硬化後の組成物の硬度は、ショア硬度計Aタイ
プを用いて測定したもので、瞬間初期値(0秒値)を示
す。
プを用いて測定したもので、瞬間初期値(0秒値)を示
す。
次に、これらの組成物を組み合わせて、実施例1と同様
な方法で、前記接着剤を有する帆1 wit厚のポリエ
ステル支持体シート上にレリーフ層を設け、支持体を含
む全体厚みがQ、5m+1の樹脂凸版を作成した。次い
で、新聞輪転印刷機(東京機械社製、M−200型)を
用い、紙面品質として満足できる条件、すなわち広いベ
タ部分のツブシ具合と文字部とのバランスがそれぞれの
版サンプルにおいてベストなる印圧、インキ量の下に1
0万部/hrのスピードで印刷を行った。その結果を第
4表に示す。
な方法で、前記接着剤を有する帆1 wit厚のポリエ
ステル支持体シート上にレリーフ層を設け、支持体を含
む全体厚みがQ、5m+1の樹脂凸版を作成した。次い
で、新聞輪転印刷機(東京機械社製、M−200型)を
用い、紙面品質として満足できる条件、すなわち広いベ
タ部分のツブシ具合と文字部とのバランスがそれぞれの
版サンプルにおいてベストなる印圧、インキ量の下に1
0万部/hrのスピードで印刷を行った。その結果を第
4表に示す。
第 4 表
ここで、文字の太りはネガの寸法に対し印刷物での太シ
を示し、ベタ部ツブシ良否は広いベタ面積のカスレの程
度金示し、◎印が最良である。
を示し、ベタ部ツブシ良否は広いベタ面積のカスレの程
度金示し、◎印が最良である。
レリーフ基部層のQminが頂部層のQ、mi nの1
/2以下になるように組成物を組み合わせたものは、い
ず11.も太すの少ない良好な印刷物を与えることがで
きた。
/2以下になるように組成物を組み合わせたものは、い
ず11.も太すの少ない良好な印刷物を与えることがで
きた。
また、これらの組合せの中で、レリーフ基部層と頂部層
とで硬度差をつけたものでは、硬度差をつけない実施例
1に比べ、一段と太りが少なく、かつベタ部のツブシも
良好な階調幅の広いバランスのとれた明るい印刷物が得
られた。
とで硬度差をつけたものでは、硬度差をつけない実施例
1に比べ、一段と太りが少なく、かつベタ部のツブシも
良好な階調幅の広いバランスのとれた明るい印刷物が得
られた。
さらに、レリーフ基部層と頂部層とで感光特性及び硬度
の差をつけなかった比較例5,6においては、階調の乏
しい太った印刷物となり、印刷品質は不良なものであっ
た。
の差をつけなかった比較例5,6においては、階調の乏
しい太った印刷物となり、印刷品質は不良なものであっ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 支持体上に感光性樹脂の画像形成露光処理で形成さ
れたレリーフ層を有する感光性樹脂製凸版において、 (イ)該レリーフ層が、感光性樹脂層Aを下層とし、感
光性樹脂層Bを上層とする2層の感光性樹脂層から形成
されたものであること、(ロ)該感光性樹脂層Aの感光
特性Q_Aが5mJ以下で、かつ感光性樹脂層Bの感光
特性Q_Bの1/2以下であること、及び (ハ)形成されたレリーフ層の厚みが0.5mm以下で
、その中の感光性樹脂層Bからの構成部分の厚みがレリ
ーフ層全体の厚みの1/2以下であること を特徴とする感光性樹脂製凸版。 2 レリーフ層における感光性樹脂層Bからの構成部分
の硬度が感光性樹脂層Aからの構成部分の硬度よりもシ
ヨア硬度で10°以上高い特許請求の範囲第1項記載の
感光性樹脂製凸版。 3 レリーフ層における感光性樹脂層Bからの構成部分
のヤング率が、感光性樹脂層Aからの構成部分のヤング
率の1.5倍以上である特許請求の範囲第1項記載の感
光性樹脂製凸版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26454485A JPS62124559A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 感光性樹脂製凸版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26454485A JPS62124559A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 感光性樹脂製凸版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124559A true JPS62124559A (ja) | 1987-06-05 |
JPH0434147B2 JPH0434147B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=17404741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26454485A Granted JPS62124559A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 感光性樹脂製凸版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62124559A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02970A (ja) * | 1988-03-31 | 1990-01-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 新規な凸版用印刷版 |
WO1991018329A1 (en) * | 1990-05-21 | 1991-11-28 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Photo-set resin letterpress |
WO2009141930A1 (ja) * | 2008-05-23 | 2009-11-26 | 東洋紡績株式会社 | フレキソ印刷原版 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5492402A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-21 | Asahi Chemical Ind | Photosensitive resin relief printing and fabrication |
JPS556392A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-17 | Hercules Inc | Multilayer printing plate and preparing same |
JPS6287340U (ja) * | 1985-11-19 | 1987-06-04 |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP26454485A patent/JPS62124559A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5492402A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-21 | Asahi Chemical Ind | Photosensitive resin relief printing and fabrication |
JPS556392A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-17 | Hercules Inc | Multilayer printing plate and preparing same |
JPS6287340U (ja) * | 1985-11-19 | 1987-06-04 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02970A (ja) * | 1988-03-31 | 1990-01-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 新規な凸版用印刷版 |
WO1991018329A1 (en) * | 1990-05-21 | 1991-11-28 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Photo-set resin letterpress |
US5266426A (en) * | 1990-05-21 | 1993-11-30 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Photocured resin relief plate |
WO2009141930A1 (ja) * | 2008-05-23 | 2009-11-26 | 東洋紡績株式会社 | フレキソ印刷原版 |
US8991312B2 (en) | 2008-05-23 | 2015-03-31 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Flexographic printing original plate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434147B2 (ja) | 1992-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |