JPS62124427A

JPS62124427A - 受光器

Info

Publication number: JPS62124427A
Application number: JP26445385A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yamamoto; 隆司山本; Hiroyuki Tateishi; 立石　博之; Yuji Hara; 原　勇二; Yasushi Nishioka; 西岡　恭志
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1985-11-25
Filing date: 1985-11-25
Publication date: 1987-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、光信号を受信するための受光器に関する。

〔背景技術〕

光信号を受信する受信器は広範囲にわたって利用されて
いる。このような受信器のなかにワイヤレスリモコンシ
ステム中の受光部として使われているものがある。ワイ
ヤレスリモコンシステムでは、受信器１は、例えば、第
６図にみるように、天井面３に設けられていて、操作者
が光信号を発信するための投光器（図示省略）を受光器
１の方に向けて光信号を発信し、システム中の機器、例
えば、照明燈（図示省略）の操作をおこなうようになっ
ている。

受信器１は、第３図に示されている受光素子２を複数個
備えていて、第５図にみるように、各受光素子２は受光
面２ａ・・・２ａを外側に向け、脚部（リード線）２ｂ
、２ｂをハンダ付するなどして密着して取り付けられて
いる。受光素子２の指向特性は、第４図（ａ）、　ｆｂ
ｌにみるように、素子の側面方向からみた指向特性をあ
られす曲線Ｍも、素子の上面方向からみた指向特性をあ
られず曲線Ｍ′も、いずれも円形状であって、比較的良
好な指向特性を有しているのである。

しかしながら、受光器ｌを天井面３に取り付けたときに
は、良好な検出特性を示す指向特性曲線Ａ′の内側部分
でも一点鎖線斜線部Ｂ、Ｂは全く利用されないのである
。それだけでなく、受光器１の直下のかなりの範囲に、
指向特性曲線Ａ′の外側の非常に検出特性の悪い斜格子
部Ｃが広がることとなる。つまり、受光器１の直下が丁
度死角となっていて、このような受光器１を受光部とす
るシステムの円滑な操作がおこなえないという問題があ
った。

〔発明の目的〕

この発明は、前記の事情に鑑み、いずれの方向からの光
信号に対しても良好な検出感度を有していて、いわゆる
全方位に良好な検出特性を有し、しかも、構造が極めて
節ｉ１ｉな受光器を提供することを目的とするものであ
る。

〔発明の開示〕

前記目的を達成するため、この発明は、受光面が外側に
向くようにして配置されている受光素子を複数個備えて
いる受光器において、各受光素子の受光面が傾斜してい
ることを特徴とする受光器を要旨とする。

以下、この発明にかかる受光器１を、その一実施例をあ
られした図面を参照しながら詳述する。

第１図は、この発明にかかる受光器の一実施例の受光素
子部分のまわりを中心とした説明図、第２図は、この受
光器の使用状態説明図である。

この受光器１０では、カバー１１が取り付けられるまえ
は、第１図（ａｌ、　（ｂ）にみるように、三個の受光
素子１２・・・１２は互い離間して脚部１２ｂ、１２ｂ
で支持されて立てられている。カバー１１は球面形状を
有している。そのため、カバー１１の取り付けがなされ
るのに伴い各受光素子１２・・・１２の頂部１２ｃが球
面頂部１１ａの近傍内面に当って押されるので、各受光
素子１２・・・１２が脚部１２ｂにおいてたわんで、第
１図（ａｌに一点鎖線で示したように、受光面１２ａ・
・・１２ａは立てられた状態のときから比べると、角度
θだけ傾斜することとなる。

上記のように受光器１０に備えられている各受光素子１
２・・・１２の受光面１２ａ・・・１２ａは傾斜してい
る。この受光器ＩＯを、第２図にみるように天井面１３
に設けたときに、指向特性をあられす曲線Ａ″の位置が
受光面１２ａが傾斜していないときの曲線Ａ′の位置よ
りも下の方に移動することとなる。そのため、従来は死
角となって斜格子部Ｃのうち２点鎖線斜線部りの個所は
、曲線Ａ″の内側となり良好な感度の領域へと変わる。

したがって、死角となる斜格子部Ｃ′は著しく縮小した
ものとなり、実質上全方位からの光信号を受光器１０が
検出できることとなるのである。

この実施例では、複数の受光素子１２を受光面１２ａが
外周に向くようにして脚部で支持して、受光面を脚部１
２ｂ側から先端側１２ｃに向けて傾斜させることによっ
て、各受光素子１２の指向特性の良好な領域が寄せ合わ
させるようになっているのである。

通常の電子部品と同様に、単に、脚部１２ｂで垂直に立
たせた複数の受光素子１２をカバー１１を装着するとい
う作業のみで所定の傾斜状態とするのであるから、従来
の作業工程と何らかわりないのである。それにもかかわ
らず受光特性を向上させることができるのである。

受光素子１２の受光面１２ａの傾斜の度合（言い換えれ
ば、指向特性の曲線の位置）も、カバー１１の形状や、
受光素子１２間の距離を変えるだけで極めて容易に調節
することができる。

なお、これまでの説明ではカバーを、単に、受光素子の
保護用として使うこととなっていたが、このカバーに不
用な雑音光をカントするフィルタ機能や、集光のための
レンズ機能を持たせるようにしてもよい。受光面に光信
号が入射したときに動作するスイッチ回路を、受光器１
０内に設けておいて、リモコンスイッチ機能を付は加え
るようにしてもよい。上記実施例では、カバー内面と受
光素子の当接作用により、受光面の傾斜が得られるよう
になっていたが、最初から受光面が傾斜している受光素
子を使うようにしてもよい。ただ、この場合は、受光素
子そのものが作り難く、しかもコストアップを招来した
り、傾斜の度合に変えようとするときには、受光素子自
体を作り変える必要があり、上記実施例と比べると製造
上の利点が少ないことにはなる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、この発明にかかる受光器は、受光
面が外側に向くようにして配置されている複数個の受光
素子の各受光面が傾斜している構成となっている。その
ため受光器が天井面に据付けられている場合であっても
、いずれの方向からの光信号であっても良好な検出感度
を有しており、しかも、極めて簡単な構造で検出感度の
良好な範囲を拡げることができるので、製造にあたって
もコストアップを招来することもない。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ、　（ｂ）は、この発明にかかる受光器の
一実施例の受光素子まわりの構成説明図、第２図は、こ
の受光器の使用状態説明図、第３図は、上記受光器にお
ける受光素子の斜視図、第４図（ａｌ、　（ｂ）は、こ
の受光素子の指向特性説明図、第５図は、従来の受光器
の組み立て状態における受光素子の斜視図、第６図は、
この従来の受光器の使用状態説明図である。１０・・・受光器　１１・・・カバー　１２・・・受光
素子１’２ａ・・・受光面　１２ｂ・・・脚部代理人　
弁理士　　松　本　武　彦第１図（ａ）す（ｂ）第２図第３図Ｎ４図（ｂ）第５図手続補正書（圃　　　　　　６゜昭和６０年１２月２５日　　　７゜昭和６０年１１月２５日提出の特許間（１３）３、補正
をする者事件との関係　　　　　特許出願人件　　　所　　　　大阪府門真市大字門真１０４８番地
名　称（５８３）松下電工株式会社代表者　　イ域□藤　井貞　夫４、代理人悄！ｉ、−ｌＪ！Ｉｔ語口；補正の対象明細書補正の内容ｆｉｌ　　明細書第３頁第５行に「円形状」とあるを「
だ円形状」と訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）受光面が外側に向くようにして配置されている受
光素子を複数個備えている受光器において、各受光素子
の受光面が傾斜していることを特徴とする受光器。
（２）各受光素子は互いに離間するようにして脚部で支
持されて立てられているとともに、この受光素子を覆う
ようにカバーの取付けがなされており、このカバーの内
面で各受光素子が押されて前記脚部においてたわむこと
により、それぞれの受光面が傾斜するようになっている
特許請求の範囲第１項記載の受光器。
（３）カバーが球面形状を有していて、このカバーの球
面頂部近傍内面に受光素子が当接する特許請求の範囲第
２項記載の受光器。
（４）受光面に光信号が入射したときに動作するスイッ
チ回路を備えている特許請求の範囲第１項から第３項ま
でのいずれかに記載の受光器。