JPS6212346B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6212346B2
JPS6212346B2 JP55180361A JP18036180A JPS6212346B2 JP S6212346 B2 JPS6212346 B2 JP S6212346B2 JP 55180361 A JP55180361 A JP 55180361A JP 18036180 A JP18036180 A JP 18036180A JP S6212346 B2 JPS6212346 B2 JP S6212346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
hole
nonwoven fabric
bulky nonwoven
cylindrical blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55180361A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57106756A (en
Inventor
Yuzuru Takahashi
Ikuo Nagai
Tsuyoshi Goshima
Shigeru Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Priority to JP55180361A priority Critical patent/JPS57106756A/ja
Publication of JPS57106756A publication Critical patent/JPS57106756A/ja
Publication of JPS6212346B2 publication Critical patent/JPS6212346B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は開繊状態の繊維成分に、樹脂成分を混
合して得られる嵩高性不織布を任意の凹凸形状に
成形してなる成形物の任意の部位に抜き穴を型抜
き(打ち抜き又はトリム)する方法に関し、更に
詳細には、工程の短縮、トリム部分の補強、表皮
材によるトリム部分の被覆ならびに鋭角な切り口
を可能とした成形物に抜き穴を形成する方法に関
する。
従来、落綿や反毛等の動植物性繊維、合成樹脂
性繊維材料及び/又はガラス繊維等の鉱物性繊維
材料等を開繊した不連続繊維材料成分に、熱硬化
性及び/又は熱可塑性合成樹脂粉末を適宜割合混
合し、フリースを形成した後適度の加熱を加えて
該樹脂成分の少なくとも1部を熱融着せしめあつ
かい得る状態となした嵩高性不織布を製造し、任
意の形状に加熱状態で加圧成形した成形体が、例
えば自動車や建築物の防音材として用いられてい
る。
これらの成形物は、所望形状の凹凸に対応し、
150〜280℃に加熱可能な上型、下型から成る金型
を用い、下型上に載置された原反状の嵩高性不織
布に上型を下降せしめ、たとえば1〜150Kg/cm2
の圧縮力にて約30秒〜10分間圧縮して所望形状の
成形物を得たのち金型から取り出し、別工程にて
押し切り刃を任意箇所に埋め込んだ別個の金型を
セツトした加圧機にてトリムされ、抜き穴が形成
されていた。
しかしながらかかる裁断方法によつては切り口
部分に層間剥離の現象が見られたり、その結果切
り口端部の強度が弱められたり、表皮材との積層
タイプの場合表皮材で切り口が被覆されず外観不
良に加えて表皮材の剥離が見られたり、鋭角な切
り口が得られなかつたり、そして切り口から水等
が侵入し易いという不具合が生じ、成形物の性能
や耐久性に極めて好ましくない影響を与える。
更に、トリム専用の別個の金型や成形機を必要
としトリムカスの処理も含めて工程が繁雑で、経
済性、生産効率の上でもその改良が強く望まれて
いた。
かかる現況に鑑み本発明者らが鋭意検討した結
果、成形時に同時に加熱状態の成形物に抜き穴を
形成した場合、前記した諸問題が解決し得ること
を見い出し本発明に至つたものであり、即ち本発
明の目的とするところは、工程の短縮、抜き穴部
分の補強、表皮材によるトリム切り口の被覆、鋭
角な切り口ならびに切り口の水密性等の諸特性を
可能とした経済的で簡便な嵩高性不織布成形体に
抜き穴を形成する方法を提供することにある。
しかして本発明の要旨とするところは、 嵩高性不織布を加熱状態で圧縮成形して得られ
る成形体に抜き穴を形成するに際し、抜き穴形状
寸法と等しい大きさの底辺を有する円柱状の刃材
を型面に設けた上型と抜き穴形状寸法と等しい大
きさの貫通した抜き穴部を該円柱状刃材と対応す
る部位に設けた下型とからなる金型を用い、該嵩
高性不織布の加熱状態での圧縮成形時に同時に加
熱状態の成形体の任意の部分に抜き穴を形成し、
抜き取られたカスを下型に設けた貫通せる抜き穴
部を通して取り出す嵩高性不織布成形体に抜き穴
を形成する方法 に存する。
本発明に用い得る嵩高性不織布は、動物性、植
物性、鉱物性、合成樹脂性不連続繊維材料の1種
もしくは2種以上および熱硬化性合成樹脂よりな
る結合剤を主体としてなり、それ自体公知の嵩高
性不織布の製造方法により得ることが出来るが、
加熱成形前において熱硬化性合成樹脂よりなる結
合剤は未硬化の状態であり、しかも該熱硬化性合
成樹脂の溶融もしくは熱可塑性合成樹脂を併用す
る等の他の手段により嵩高性不織布として取り扱
い得る状態となしておくことは大切である。
該状態における嵩高性不織布は一般的には厚さ
が8乃至50m/mであり、面密度は400乃至400
g/m2の範囲にあることが好ましい。
本発明においてはかかる嵩高性不織布をそのま
ま加熱成形して用いても良いが、可燃性素材より
なる嵩高性不織布を用いる場合等には難燃乃至不
燃性の薄葉状不織布を貼着した後加熱成形して用
いることや、難燃化剤等を塗布したのち加熱成形
して用いることや、嵩高性不織布をそのまま加熱
成形して後難燃化処理剤、毛羽立ち防止剤等を塗
布して用いることなどは何ら差支えなく、場合に
よつては好ましいことですらある。また防水加工
を施すことも有効なことである。
本発明において用い得る成形機は従来公知のも
のであつて良く、所望形状に相当する上型、下型
から成り、一般的には上型が上下動し、下型上に
載置された方形状の嵩高性不織布原反上に下降せ
しめた上型により約150Kg/cm2以下の圧縮力にて
約1〜10分間圧縮して所望形状の成形物を得るも
のであつて良く、用いる金型の温度は約150〜280
℃の温度範囲に加熱し得るものであれば良い。
本発明において言うところの“抜き穴”とは、
円形状のものに限定されるものではなく、だ円状
のもの、方形状のもの、あるいはこれらの組み合
せから成る形状のものも全て包含するものであ
る。その大きさは小はビス穴用の径3〜10m/m
程度の穴から形成し得るものである。抜き穴を設
けるのに好適な部位は比較的高密度な部位であ
る。特に小さい形状の抜き穴の場合、低密度では
正確に効率良く抜き穴が形成出来ない場合もあ
る。
本発明において用いる上型にはその型面の任意
の箇所に抜き穴形状寸法と等しい大きさの底辺を
有する円柱状の刃材が設けられていることを特徴
とするもので、該円柱状の刃材の高さは抜き穴を
形成する部位の成形後の厚み以上とする必要があ
る。一方、下型には抜き穴形状寸法と等しい大き
さの穴が設けられ、且つ該抜き穴は完全に貫通し
ており、トリムカスを落下により下型下部に集め
容易に取り出せる構造と成すことを特徴とするも
のである。該円柱状刃材と下型に設けられた抜き
穴とは寸分たがわず咬み合い、該円柱状刃材は十
分に下型の抜き穴に挿入し得る様に設けられねば
ならない。
抜き穴の断面形状は挿入して来る該円柱状刃材
の長さとほぼ等しい長さまでは該円柱状刃材と対
応する形状に設けられており、それより下部の形
状はトリムカスが落下し易い様に広がつた形状と
しておくのが好ましい。
言うまでもなく前記した如く円柱状刃材という
表現には抜き穴が円形でない場合の同様刃材をも
含むものである。
本発明においては成形機の金型の表面に前記し
た円柱状の刃材を設け、対応する型に抜き穴を設
けておき、加熱加圧成形と同時にトリムすること
を必須とするものである。従つて、円柱状の刃材
により切り口部分がより集中的に加熱せられ該部
分の熱硬化性樹脂が十分に溶融し、硬化するため
強度が著しく増加するとともに、切り口が該溶融
樹脂により十分に含浸あるいは被覆され、トリム
切り口からの液状物の侵入をも有効に防ぎ得るも
のである。
また、嵩高性不織布と表皮材あるいは熱可塑性
フイルムとを同時に成形貼着する様な場合、該表
皮材あるいは熱可塑性フイルムと接する側の金型
に円柱状刃材を設け本発明方法に従い同時トリム
を行つた場合、該表皮材あるいは熱可塑性フイル
ムが切り口に回り込み該切り口を十分に被覆し極
めて外観良好なる成形体が得られるとともに、該
表皮材あるいは熱可塑性フイルムが長期間の使用
中に剥離する不具合を防ぐ効果がある。
更にまた、本発明の抜き穴形成方法は成形との
同時トリムであり、またトリムカスは自然に落下
して集積されるため、工程の短縮に直接結びつく
ことは説明を要しない。言うまでもなく従来の如
きトリム専用の金型をセツトした成形機も不要と
なり、極めて経済性にも秀れるものである。
以下に実施例を挙げ本発明のより詳細な理解に
供する。当然のことながら本発明は以下の実施例
のみに限定されるものではない。
実施例 反毛30重量部、落綿50重量部を開繊混合し、融
点180℃で反応温度215℃のフエノール樹脂粉末20
重量部を散布混合し、フリース形成機でフリース
となした後185℃の加熱炉を通して厚さ30m/
m、面密度1150g/m2の嵩高性不織布を得た。
次いでボンネツトの型より、交叉する補強部材
により四区分されるほぼ平面な部分に対応せしめ
て成形体の厚さを除いた高さを20m/mとした概
ね角錐台状の四箇所の張り出し部を設け、また該
ボンネツトの補強部材及び成形体の周囲に対応せ
しめて平坦部の厚さを3m/mに設ける如く230
℃の加熱条件下で成形するに際し、上金型の型面
に成形体の周囲の平坦部に対応せしめて径13m/
mで高さ5m/mの円柱状の刃材を約300m/m
間隔で一辺当り3箇所設け、一方下金型には上記
円柱状の刃材に対応して径13m/mの貫通した抜
き穴を設けた金型を用い、約5Kg/cm2の圧縮力に
て約1分間加熱加圧成形した。
上型を上昇せしめたところ、成形体の抜き穴部
分は鋭角な角度で完全に切断され、トリムカスは
下方に落下していた。その切り口は熱硬化性樹脂
が十分に溶融固化しており、抜き穴端部の強度及
び水密性に秀れた成形品が1工程で効率良く経済
的に得られることが明らかとなつた。更に、該抜
き穴を用いてボンネツトにビス止めしたところ極
めて強固に固定出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 嵩高性不織布を加熱状態で圧縮成形して得ら
    れる成形体に抜き穴を形成するに際し、抜き穴形
    状寸法と等しい大きさの底辺を有する円柱状の刃
    材を型面に設けた上型と抜き穴形状寸法と等しい
    大きさの貫通した抜き穴部を該円柱状刃材と対応
    する部位に設けた下型とからなる金型を用い、該
    嵩高性不織布の加熱状態での圧縮成形時に同時に
    加熱状態の成形体の任意の部分に抜き穴を形成
    し、抜き取られたカスを下型に設けた貫通せる抜
    き穴部を通して取り出すことを特徴とする嵩高性
    不織布成形体に抜き穴を形成する方法。
JP55180361A 1980-12-22 1980-12-22 Formation of punched hole to bulky nonwoven fabric molded product Granted JPS57106756A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55180361A JPS57106756A (en) 1980-12-22 1980-12-22 Formation of punched hole to bulky nonwoven fabric molded product

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JP55180361A JPS57106756A (en) 1980-12-22 1980-12-22 Formation of punched hole to bulky nonwoven fabric molded product

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57106756A JPS57106756A (en) 1982-07-02
JPS6212346B2 true JPS6212346B2 (ja) 1987-03-18

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ID=16081895

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JP55180361A Granted JPS57106756A (en) 1980-12-22 1980-12-22 Formation of punched hole to bulky nonwoven fabric molded product

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JP (1) JPS57106756A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981660A (ja) * 1972-12-16 1974-08-06
JPS51145569A (en) * 1975-06-09 1976-12-14 Kubota Ltd Molding machine
JPS5440678A (en) * 1977-09-06 1979-03-30 Citizen Watch Co Ltd Temperature detecting circuit

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981660A (ja) * 1972-12-16 1974-08-06
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JPS5440678A (en) * 1977-09-06 1979-03-30 Citizen Watch Co Ltd Temperature detecting circuit

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JPS57106756A (en) 1982-07-02

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