JPS6212277Y2 - - Google Patents

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JPS6212277Y2
JPS6212277Y2 JP1982061816U JP6181682U JPS6212277Y2 JP S6212277 Y2 JPS6212277 Y2 JP S6212277Y2 JP 1982061816 U JP1982061816 U JP 1982061816U JP 6181682 U JP6181682 U JP 6181682U JP S6212277 Y2 JPS6212277 Y2 JP S6212277Y2
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JP
Japan
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test
test piece
large diameter
ring
corrosive fluid
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JP1982061816U
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JPS58163853U (ja
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、腐食環境下、各種雰囲気下における
高サイクルの繰返し荷重に対する疲労試験等を行
なうための高サイクル腐食疲労試験装置に関す
る。
従来この種の高サイクル腐食疲労試験装置は、
第1図及び第2図に示すように腐食流体を入れた
試験槽1内に試験片2を収容し、この試験片2を
繰返し荷重付加手段である疲労試験機(図示せ
ず)に固定している。上記試験片2は、鉛直に配
設され、供試部2aの両端に大径部2b,2b及
び頭部2c,2cを順に形成し、頭部2c,2c
を上記疲労試験機に固定している。
一方上記試験槽1は、円筒形あるいはドラム状
をなし、上下端部の軸心に沿つて形成した貫通孔
3に上記試験片2の供試部2aが挿入されてい
る。貫通孔3内壁の上部及び下部には、それぞれ
Oリング4,4が気密手段として取付けられてい
る。
更に試験槽1内には、試験片2の供試部2aに
対応して腐食流体室5が形成されている。この腐
食流体室5は、食塩水、蒸気などの腐食流体mで
満されるもので、両側に腐食流体mを注入、排水
するためのノズル6,6を設けている。
しかしてこの高サイクル腐食疲労試験装置は、
試験槽1の腐食流体室5内に腐食流体mを満し、
試験片2の供試部2aを試験環境下におく。この
状態で試験片2の頭部2c,2cに接続した疲労
試験機により高サイクル繰返し荷重を加えて腐食
疲労試験をおこなう。この疲労試験時において試
験片2の軸方向の伸縮作用により試験片2と試験
槽1との間で相対的に変位が生じる。この変位
は、Oリング4,4と試験片大径部2b,2bと
の間での滑り、あるいはOリング4,4の変形に
よつてカバーされる。
しかしこの場合2個所のOリング4,4装着部
における試験片2と試験槽1との上下又は左右の
相対すべり量は、それぞれ優劣がなく、Oリング
4,4の締り具合によつては、試験片2と試験槽
1との相対位置が疲労試験中に変化し、Oリング
4が試験片大径部2bから離脱するおそれもあ
る。
またこの腐食試験において、試験片2が破断す
ると、通常第3図に示すように2点鎖線で示す正
常位置にて停止する。しかし疲労試験機が故障し
た場合、試験片2が実線で示すように異常位置ま
で移動し、試験片2と試験槽1との気密性が損な
われるおそれがある。
このように従来の高サイクル腐食疲労試験装置
では、試験中あるいは試験後において試験片2と
試験槽1との気密性が損なわれ、腐食流体mの流
出事故が発生するおそれがある。とくに腐食流体
mとして流化水素などの有毒ガスや腐食性の強い
流体を用いた場合、危険が高い。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、試験中及び試験後にお
いて試験片と試験槽との気密性を確実に保持し、
腐食流体の流出を防止することができる高サイク
ル腐食疲労試験装置を得んとするものである。
すなわち本考案は、供試部の両端に大径部を有
する試験片と、同試験片に繰返し荷重を高サイク
ルで付加する繰返し荷重付加手段と、上記試験片
の供試部を内部に収納しOリングを介して大径部
に気密又は液密に摺動接合する試験槽と、同試験
槽内に腐食流体を導入流過させる手段とを具備し
た高サイクル腐食疲労試験装置において、上記試
験片の一端側の大径部と試験槽との摺動接合部を
上記荷重付加手段の最大移動範囲よりも長く形成
し、上記試験片の他端側の大径部と試験槽とを押
え部材により押圧されたOリングを介して固定し
たことを特徴とする高サイクル腐食疲労試験装置
である。
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第4図は高サイクル腐食疲労試験装置の断面
図、第5図は第4図の−線に沿う断面図、第
6図は作用説明図である。この高サイクル腐食疲
労試験装置は、試験槽11内に収容した試験片1
2を繰返し荷重付加手段である疲労試験機(図示
せず)に固定して所定の腐食疲労試験をおこなう
ものである。
上記試験片12は、鉛直に配設され、供試部1
2aの上下両端にそれぞれ大径部12b,12c
及び頭部12d,12eを順に形成し、頭部12
d,12eを疲労試験機に固定している。また上
部大径部12bは、下部大径部12cより長く形
成され、疲労試験機の最大移動範囲Lc(疲労試
験位置から引張側最大移動位置まで)に対応した
長さを備えている。
上記試験槽11は、円筒形あるいはドラム状を
なし、上下端部の軸心に沿つて貫通孔13に上記
試験片12の供試部12a及び大径部12b,1
2cが挿入されている。貫通孔13内周面の上部
には、Oリング溝14が設けられ、ここに上部大
径部12bとのシール効果をもたせたるためのO
リング15が取付けられている。また貫通孔13
内周面の下端面部には、リング状押え部材16が
ねじ17を介して取付けられ、この押え部材16
の突出部16aに相対する内周部に切欠によるO
リング溝18aを備えたテーパ18が形成されて
いる。このOリング溝18aと突出部16aとの
間にはOリング19が取付けられ、このOリング
19は、それぞれ試験片12の下部大径部12c
とのシール効果をもたせ、更に下部大径部12c
の固定効果をもたせている。
更に試験槽11内には、試験片12の供試部1
2a及び大径部12b,12cに対応して腐食流
体室20が形成されている。この腐食流体室20
は、食塩水、蒸気などの腐食流体mで満されるも
ので、中間部に軸線と直交する方向に腐食流体を
注入排出するノズル21,22を備えている。こ
こで上記腐食流体室20の上端部から21,22
までの長さLaは、ノズル21,22から腐食流
体室20の下端部までの長さLbよりも長くなつ
ており、その長さ(La−Lb)は疲労試験機の最
大移動範囲Lcに対応している。
次にこの高サイクル腐食疲労試験装置の作用を
説明する。
腐食流体室20内に腐食流体mを注入して試験
片12を腐食環境下におく。同時に試験片12の
頭部12d,12eに接続した疲労試験機によ
り、高サイクルで繰返し荷重を加えていわゆる腐
食疲労試験を行なう。
この腐食疲労試験において、試験片12の軸方
向の伸縮作用により、試験片12の上部大径部1
2bとOリング15との間で位置が繰返し変化す
る。このときの位置変化は、Oリング15と上部
大径部12bとの間での滑りあるいはOリング1
5の変形によつてカバーされる。この場合下部O
リング19は、固定リングとして締めつけられて
用いられているので、この部分においては位置ず
れ現象は発生せず、この結果、試験槽11の位置
ずれも発生しない。
また疲労試験機が故障して第6図に示すように
最大移動範囲(疲労試験位置から引張側の最大移
動位置まで)まで異状に移動することがある。こ
の場合試験片12の上部大径部12bの長さが疲
労試験機の最大移動範囲Lcよりも長くなつてい
るので、シール状態が維持され、試験片の大径部
12bとOリング15とが分離して腐食流体mが
流出するのを防止できる。
以上の如く本考案によれば、疲労試験中及び繰
返し荷重付加手段の故障時においてOリングが試
験片大径部から離脱せず、腐食流体の流出事故を
防止できる。従つて流出事故による。設備の腐食
損傷や有害物質による人体への災害を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高サイクル腐食疲労試験装置の
断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は同装置の作用説明図、第4図は本考
案の一実施例を示す高サイクル腐食疲労試験装置
の断面図、第5図は第4図の−線に沿う断面
図、第6図は同装置の作用説明図である。 11……試験槽、12……試験片、12a……
供試部、12b,12c……大径部、12d,1
2e……頭部、13……貫通孔、14……Oリン
グ溝、15……Oリング、16……リング状押え
部材、16a……突出部、17……ねじ、18…
…テーパ、18a……Oリング溝、19……Oリ
ング、20……腐食流体室、21,22……ノズ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供試部の両端に大径部を有する試験片と、同試
    験片に繰返し荷重を高サイクルで付加する繰返し
    荷重付加手段と、上記試験片の供試部を内部に収
    納しOリングを介して大径部に気密又は液密に摺
    動接合する試験槽と、同試験槽内に腐食流体を導
    入流過させる手段とを具備した高サイクル腐食疲
    労試験装置において、上記試験片の一端側の大径
    部と試験槽との摺動接合部を上記荷重付加手段の
    最大移動範囲よりも長く形成し、上記試験片の他
    端側の大径部と試験槽とを押え部材により押圧さ
    れたOリングを介して固定したことを特徴とする
    高サイクル腐食疲労試験装置。
JP6181682U 1982-04-27 1982-04-27 高サイクル腐食疲労試験装置 Granted JPS58163853U (ja)

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JP6181682U JPS58163853U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 高サイクル腐食疲労試験装置

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JP6181682U JPS58163853U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 高サイクル腐食疲労試験装置

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JPS58163853U JPS58163853U (ja) 1983-10-31
JPS6212277Y2 true JPS6212277Y2 (ja) 1987-03-28

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ID=30071997

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4775706B2 (ja) * 2006-03-06 2011-09-21 独立行政法人物質・材料研究機構 耐圧室付き耐環境特性評価試験機とこれを使用した試験方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233267U (ja) * 1975-08-30 1977-03-09

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