JPS62122563A - 電子レンジ用容器入り冷凍麺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、電子レンジによる解凍加熱に適した電子レン
ジ用容器入り冷凍麺に関するもので、さらに詳しくは、
短時間の電子レンジ解凍加熱に付すだけで加熱ムラや麺
、具材の乾燥を生じることなく、良好な食感の麺に復元
し得る容器入り冷凍麺を提供するものである。

［従来の技術］ 近時、調理加工に手間がかからず、又長期保存も可能で
あり、買い置きも利くことから、種々の冷凍食品が広く
家庭等に普及しており、冷凍麺もその例外ではない。

しかしながら現在市販の冷凍麺を電子レンジ解凍によっ
て解凍加熱した場合、以下に示す問題が発生した。

即ち、これら市販品の大部分が麺とその調味液を一体冷
凍（麺が調味液中に入った、喫食時の状態）したもので
あるが、これを電子レンジによって解凍加熱した場合、
各部に於いて加熱ムラが生じ、さらには麺がのびてしま
い良好な食感のものとはならないといった欠陥があった
。

また、ガスコンロ解凍用として市販されているアルミシ
ート鍋タイプのものは、該容器自体が高周波を透過しな
いため電子レンジには適用し得なかった。

そこで本発明者等は、叙上の現状に鑑みて電子レンジ解
凍加熱に好適な冷凍麺を提供すべく、電子レンジの加熱
動向の検討を中心に鋭意研究を進めた結果、本発明を想
到するに至った。

［構成の詳細な説明］ 本発明は、冷凍麺塊の上方に冷凍調味液塊を位置せしめ
ることを特徴とする電子レンジ用容器入り冷凍麺を提供
するものである。

本発明で使用し得る冷凍麺塊に用いる麺の種類としては
、中華麺、ウドン、ソバ、ソーメン、スパゲツティ、マ
カロニ等あらゆるものが適用でき、その麺線厚み、翰線
径等は、−切問わない。

また該冷凍麺塊の調製法としては、常法により調製した
生麺を茹で、蒸し等の処理にてα化した後必要により水
洗、水切りし、これを適宜分量（通常−人前程度）ずつ
最終の製品容器中に充填後冷凍する方法、あるいは別途
の成型容器中にて冷凍後該製品容器中に充填する方法が
例示される。

但し、前記茹で処理を行なうに当っては、比較的短時間
の実施（１〜２分程度）が電子レンジ加熱時の麺ののび
を防ぐ意味で好ましい。

また冷凍処理は、急速冷凍による方が、解凍復元後の麺
の食感上望ましい。

また、本発明の調味液塊に使用する調味液としては、所
謂類スープ、ウドンだし等積々の調味液の適用が可能で
あり、電子レンジによる解凍加熱の際に水で薄める手間
が省ける点で濃縮タイプよりストレートタイプが好まし
い。

本発明は、該調味液塊を容器中に於いて該冷凍麺塊の上
方に位置せしめることを最大の特徴とする。

該構成の採択によって、従来の調味液・麺塊一体化冷凍
品に比べて電子レンジによる解凍加熱に付した際、全体
的に加熱効率が向上して短時間でしかも復元ムラなく喫
食し得る状態の麺に成し得るとともに、類題の食感に於
いてものびが全く起っておらず良好なものとなる。

又、本発明品は、冷凍調味液洩が冷凍麺塊の上方に位置
しているため電子レンジによる解凍加熱時に麺や具材が
乾燥することもない。

、本発明の具体的な実施法としては、前述したように容
器内に充填された冷凍麺塊の上方に別途成型容器にて冷
凍した調味液塊をｊｉ！ｆｆｉする方法、あるいは該冷
凍麺塊上に調味液をそのまま充填後全体を凍結処理に付
す方法が例示される。

尚、後者の方法による時はゼラチン等の加熱によっても
粘性が余り発現しないゲル化剤の添加により調味液を凝
固させてから冷凍麺塊上に充填することが望まれる。

本発明に於いては、該冷凍調味液洩を必ずしも冷凍麺塊
に接触させておかなくてもよく、冷凍調味液洩が冷凍麺
塊と適宜の空間を介して位置していても何らかまわない
。

該冷凍調味液洩の形状あるいは大きさについては、使用
に係る容器と合致さゼる要はなく、自由に設定し得るも
のであるが、電子レンジ解凍加熱時の麺の乾燥をより一
層有効に防止するには、冷凍麺塊表面の１／４以上を被
覆するような形態のものとする、あるいは重量比で冷凍
麺塊の１．５倍以上となるようにすることが望ましい。

また、電子レンジ加熱では、被加熱物周縁部への加熱集
中が起こるため、該冷凍調味液洩をドーナッツ状にすれ
ば、麺塊周縁部の乾燥や焦げを一層有効に抑制し得る。

本発明では、各種野菜や食肉加工品あるいは力マボコ片
等の具材の使用も自在であり、例えば調味液と一体化し
て冷凍したものを用いることもでき、また冷凍調味液洩
や冷凍麺塊とは別体で容器中に充填することも可能であ
る。

但し後者による場合は、具材を冷凍調味液洩と冷凍麺塊
の間あるいは冷凍麺塊の下方に位置せしめることが、具
材の乾燥や焦げを防止する上で好ましい。

本発明で使用する容器に要求される特性としては、電子
レンジ加熱に耐え得る耐熱性、また冷凍保管に耐え得る
耐寒性及び耐水性が挙げられる。

さらに該容器は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合
成樹脂や各種紙材等あるいはそれらのラミネート材等高
周波を透過するもので構成されなければならない。

但し、加熱効率の向上や加熱ムラの解消を図る意で容器
の一部にアルミ材等の高周波遮断材を付設するのは一層
にかまわない。

また本発明の容器形状としては、カップタイプ、どんぶ
りタイプ、角形タイプ等何れの使用も可能である。

Ｕ本発明の効果］ 本発明の電子レンジ用冷凍麺は、短時間の電子レンジ解
凍加熱によって加熱ムラやあるいは麺、具材に乾燥や焦
げを生じることなく復元し得る。

さらに得られた麺は、のびが感じられず良好な食感を呈
しているとともに麺からの澱粉溶出による調味液の濁り
も見られない。

［実施例］ 常法によって得られた生！！１１１５０ｇを１〜２分間
茹で処理し、水洗、水切りした後、ポリエチレン製のテ
ーパー状カップに収納し、さらに該麺塊上に具材として
、焼豚１０ｇ、メンマ５（＋、モヤシ５ｇを載置した後
これを冷凍する。

一方別のカップに中華スー１２２５９を注入し冷凍した
後これを前記具材上に載置して本発明の電子レンジ用容
器入り冷凍麺を得る。

該本発明品を電子レンジによって（５００Ｗ）９分間解
凍加熱したところ何ら加熱ムラなく良好な食感の中華麺
が得られた。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の一実施例を示づ電子レンジ用容器入り冷
凍麺を示す断面図である。 １・・・・・・容器、２・・・・・・蓋部、３・・・・
・・冷凍調味液洩、４・・・・・・冷凍麺塊、５・・・
・・・具材特　　許　　出　　願　　人 ハウス食品工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷凍麺塊の上方に冷凍調味液塊を位置させてなる電子レ
   ンジ用容器入り冷凍麺