JPS6212206A - 弾性表面波共振子 - Google Patents
弾性表面波共振子Info
- Publication number
- JPS6212206A JPS6212206A JP15021685A JP15021685A JPS6212206A JP S6212206 A JPS6212206 A JP S6212206A JP 15021685 A JP15021685 A JP 15021685A JP 15021685 A JP15021685 A JP 15021685A JP S6212206 A JPS6212206 A JP S6212206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic wave
- surface acoustic
- electrodes
- reflector
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、高周波で温度特性が良好であシ、かつ、スプ
リアス応答の極めて少ない弾性表面波共振子に関する。
リアス応答の極めて少ない弾性表面波共振子に関する。
従来のキャビティ型弾性表面波共振子では、例えば特開
昭５７−５４１８号公報に開示されているように、すだ
れ状電極と其の両側の表面波反射器の距離、更に２個の
反射器間に２個のすだれ状電極を配置した場合にすだれ
状電極同士の距離、の総和を、弾性表面波の半波長のほ
ぼ（特定公差範囲内での意味）整数倍としていた。
昭５７−５４１８号公報に開示されているように、すだ
れ状電極と其の両側の表面波反射器の距離、更に２個の
反射器間に２個のすだれ状電極を配置した場合にすだれ
状電極同士の距離、の総和を、弾性表面波の半波長のほ
ぼ（特定公差範囲内での意味）整数倍としていた。
しかし、この手法は、すだれ状電極での反射が無視でき
、共振条件が反射器間でのみ決められる条件下では損失
の低減、共振尖鋭度Ｑの向上に効果があり特に問題はな
いが、以下に述べるようなすだれ状電極部での表面波反
射が大きい場合に関しては考慮されていなかった。
、共振条件が反射器間でのみ決められる条件下では損失
の低減、共振尖鋭度Ｑの向上に効果があり特に問題はな
いが、以下に述べるようなすだれ状電極部での表面波反
射が大きい場合に関しては考慮されていなかった。
共振子の重要な性能の一項目として、ピーク周波数の温
度特性の平坦性が要求されるが、これは、基板として遅
延時間温度特性の平坦な材料を選択することによって解
決される。しかし弾性表面波用基板の内、このような温
度特性の良好な材料の殆どすべてが、電気−機械結合係
数にの値が小さい。従って、損失を減少させるためには
、すだれ状電極の対数を多くしなければならない。また
、それに伴い、すだれ状電極部での反射が増大し、ピー
ク周波数のずれ、周波数特性上のスプリアスが発生する
。
度特性の平坦性が要求されるが、これは、基板として遅
延時間温度特性の平坦な材料を選択することによって解
決される。しかし弾性表面波用基板の内、このような温
度特性の良好な材料の殆どすべてが、電気−機械結合係
数にの値が小さい。従って、損失を減少させるためには
、すだれ状電極の対数を多くしなければならない。また
、それに伴い、すだれ状電極部での反射が増大し、ピー
ク周波数のずれ、周波数特性上のスプリアスが発生する
。
上記不具合を解消するためには、通常のソリッド型すだ
れ状電極をスプリットコネクト型にする等の方法が有効
であるが、そうする事により電極指幅は減少しくスプリ
ット型では半分）。
れ状電極をスプリットコネクト型にする等の方法が有効
であるが、そうする事により電極指幅は減少しくスプリ
ット型では半分）。
ホ） ＩＪングラフィ技術の限界から、自ずと共振子周
波数の限界が定められる。
波数の限界が定められる。
本発明の目的は、上記不具合を解決した、スプリット型
電極指使用が困難な高い周波数でもピーク周波数の温度
特性が優れ、かつ、スプリアス応答の小さい弾性表面波
共振子を提供することにある。
電極指使用が困難な高い周波数でもピーク周波数の温度
特性が優れ、かつ、スプリアス応答の小さい弾性表面波
共振子を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明においては反射器によ
って決まる反射帯域の中心周波数とすだれ状電極の放射
コンダクタンスが最大値となる周波数を一致させ、かつ
、２個の反射器それぞれの端部と、それらの中間の１個
または２個のすだれ状電極の反射器に近い端部との間の
距離を、更に、すだれ状電極を２個配置した場合には電
極同士の隣接した端部間距離をも、それぞれ何れも、表
面波摂動のない自由表面における弾性表面波の上記周波
数における半波長の整数倍とすることとした。
って決まる反射帯域の中心周波数とすだれ状電極の放射
コンダクタンスが最大値となる周波数を一致させ、かつ
、２個の反射器それぞれの端部と、それらの中間の１個
または２個のすだれ状電極の反射器に近い端部との間の
距離を、更に、すだれ状電極を２個配置した場合には電
極同士の隣接した端部間距離をも、それぞれ何れも、表
面波摂動のない自由表面における弾性表面波の上記周波
数における半波長の整数倍とすることとした。
第１図は本発明による弾性表面波共振子を模式的に表し
た図である。弾性表面波基板１上に２個の反射器電極２
と、それらの中間に、２個のすだれ状電極３を配置し、
入力端子４．４′には信号を入力し、出力端子５．５′
には負荷を接続して使用する。その際、反射器端部から
すだれ状電極端部までの距離を！８．１３とし、２個の
すだれ状電極の隣接端部間距離を！、とする。
た図である。弾性表面波基板１上に２個の反射器電極２
と、それらの中間に、２個のすだれ状電極３を配置し、
入力端子４．４′には信号を入力し、出力端子５．５′
には負荷を接続して使用する。その際、反射器端部から
すだれ状電極端部までの距離を！８．１３とし、２個の
すだれ状電極の隣接端部間距離を！、とする。
第２図は、反射器端部とすだれ状電極端部を含む部分の
断面図である。通常、表面波共振子では、外部負荷との
関係によって決まる電気的反射を小さくするため、この
部分での表面波の閉じ込めによる位相条件は、第２図で
断面図のすぐ下に示しであるように、 ２・φｆ＋φ０＋φ、＝２ｍπ ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・（１）で定まる。ここでφ、は反射器
と電極間の自由表面を伝搬する表面波の伝達位相、φ０
は反射器端部での反射波位相、φ１はすだれ状電極端部
での反射波位相である。上式（１）は米国電気電子学会
論文誌音波、超音波分冊（ＩＥＥＥ Ｔｒａｎｓ、 ５
Ｕ−）２３．２５５ （１９７６）のピーニス、クロス
（ｐ、ｓ。
断面図である。通常、表面波共振子では、外部負荷との
関係によって決まる電気的反射を小さくするため、この
部分での表面波の閉じ込めによる位相条件は、第２図で
断面図のすぐ下に示しであるように、 ２・φｆ＋φ０＋φ、＝２ｍπ ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・（１）で定まる。ここでφ、は反射器
と電極間の自由表面を伝搬する表面波の伝達位相、φ０
は反射器端部での反射波位相、φ１はすだれ状電極端部
での反射波位相である。上式（１）は米国電気電子学会
論文誌音波、超音波分冊（ＩＥＥＥ Ｔｒａｎｓ、 ５
Ｕ−）２３．２５５ （１９７６）のピーニス、クロス
（ｐ、ｓ。
Ｃｒｏｓｓ ）の論文に従って書き直せば、と置き換え
る事ができる。ここでλ、は自由表面での表面波の波長
、ｆａは反射器の反射帯域の中心周波数、ｆ、すだれ状
電極の放射コンダクタンスの最大値を与える中心周波数
、εは反射器部での反射波位相の周波数変化に対する傾
きτよだれ状電極部のそれであり、ｆは周波数である。
る事ができる。ここでλ、は自由表面での表面波の波長
、ｆａは反射器の反射帯域の中心周波数、ｆ、すだれ状
電極の放射コンダクタンスの最大値を与える中心周波数
、εは反射器部での反射波位相の周波数変化に対する傾
きτよだれ状電極部のそれであり、ｆは周波数である。
ここで、特開昭５７−５４１８号公報ではλｆの代りに
電極ピッチとしているが、電極部のように周期的摂動の
ある場合での表面波波長と自由表面での波長とは異なり
、上述の場合はλｆを用いる方が適当である。いま、ｆ
−ｆｉ−ｆ、 とするととなる。ここでλ０は上記中
心周波数での自由表面波長である。ここでは反射波位相
の項が消失するのは、上記条件下では各電極での反射波
が同相で反射されるという事実を表している。
電極ピッチとしているが、電極部のように周期的摂動の
ある場合での表面波波長と自由表面での波長とは異なり
、上述の場合はλｆを用いる方が適当である。いま、ｆ
−ｆｉ−ｆ、 とするととなる。ここでλ０は上記中
心周波数での自由表面波長である。ここでは反射波位相
の項が消失するのは、上記条件下では各電極での反射波
が同相で反射されるという事実を表している。
即ち、反射器、すだれ状電極間距離！、を、すだれ状電
極での中心周波数に対応する自由表面波の半波長の整数
倍にする事によシ、反射器、すだれ状電極間での共振条
件をｆ −ｆｉ −ｆ、とする事ができる。
極での中心周波数に対応する自由表面波の半波長の整数
倍にする事によシ、反射器、すだれ状電極間での共振条
件をｆ −ｆｉ −ｆ、とする事ができる。
同様に、ｌ、−１３も、λｆ、／２ の整数倍とする
ことで、各部での共振条件を合わせることができる。し
たがって、対数の多いソリッド型のすだれ状電極を用い
た共振子でも、スプリア°スを抑えることが可能となり
、高周波で温度特性が良好、かつスプリアス特性の良好
な共振子を得ることができる。
ことで、各部での共振条件を合わせることができる。し
たがって、対数の多いソリッド型のすだれ状電極を用い
た共振子でも、スプリア°スを抑えることが可能となり
、高周波で温度特性が良好、かつスプリアス特性の良好
な共振子を得ることができる。
このように本発明でも従来の共振子の場合と同様に、反
射器、電極などの間の自由表面の長さの総和（１，＋ｌ
、＋ｌ、 ）が自由表面波の半波長の整数倍となってい
るが、その意味するところは従来の場合とは大きく異な
っており、本発明では、すだれ状電極での反射が大きい
場合でも１、、ｌ、、ｊ３を、それぞれ何れも自由表面
波波長の半分の整数倍とすることにより、スプリアス応
答発生等の不具合を抑制している。
射器、電極などの間の自由表面の長さの総和（１，＋ｌ
、＋ｌ、 ）が自由表面波の半波長の整数倍となってい
るが、その意味するところは従来の場合とは大きく異な
っており、本発明では、すだれ状電極での反射が大きい
場合でも１、、ｌ、、ｊ３を、それぞれ何れも自由表面
波波長の半分の整数倍とすることにより、スプリアス応
答発生等の不具合を抑制している。
以下、従来の技術における参考例の特性を示す第３図と
、本発明実施例の特性を示す第４図とによシ、本発明の
詳細な説明する。
、本発明実施例の特性を示す第４図とによシ、本発明の
詳細な説明する。
弾性表面波共振子は、ソリッド型すだれ状電極２８対、
反射器本数５００本とし、基板は温度特性の良好な５ｒ
−ｘ水晶を選んだ。Ｍ電極は、膜厚Ｑ、１μｍとし、ホ
トリソグラフィ技術を用いて作成した。反射器、すだれ
状電極の中心周波数ｆｏを６９６ＭＨｚとした。その際
の電極指幅は１．１μｍである。上記基板の自由表面で
の音速を測定した結果、３１６０±１ ｍ／ ＃ で
ある事がわかった。
反射器本数５００本とし、基板は温度特性の良好な５ｒ
−ｘ水晶を選んだ。Ｍ電極は、膜厚Ｑ、１μｍとし、ホ
トリソグラフィ技術を用いて作成した。反射器、すだれ
状電極の中心周波数ｆｏを６９６ＭＨｚとした。その際
の電極指幅は１．１μｍである。上記基板の自由表面で
の音速を測定した結果、３１６０±１ ｍ／ ＃ で
ある事がわかった。
そこでホトマスクの電極配置が最小位置単位±０．１μ
ｍで決められる事を考慮し、本発明実施従来の技術によ
る参考例として、上記本発明の条件から意図的に外した
、Ｊ、 −ｊ、 −２３，２μ簿、７３口５８μｍとい
う試料（ここでｊ、 ＋ Ｊ、 ＋ ｊ。
ｍで決められる事を考慮し、本発明実施従来の技術によ
る参考例として、上記本発明の条件から意図的に外した
、Ｊ、 −ｊ、 −２３，２μ簿、７３口５８μｍとい
う試料（ここでｊ、 ＋ Ｊ、 ＋ ｊ。
は半波長の整数倍となる）も作成した。
第３図は、参考例の周波数特性を示し、ピークに対し５
ｃｔＢ程度のスプリアスが発生し、ピーク周波数が中心
周波数より高くなっている。第４図は本発明実施例の特
性を示し、ピークより２０ｃＬＥ以上スプリアスを抑圧
し、ピーク周波数も中心周波数と一致していることが判
る。
ｃｔＢ程度のスプリアスが発生し、ピーク周波数が中心
周波数より高くなっている。第４図は本発明実施例の特
性を示し、ピークより２０ｃＬＥ以上スプリアスを抑圧
し、ピーク周波数も中心周波数と一致していることが判
る。
以上、すだれ状電極２個を用いた２ボート型の共振子に
関して説明を行ったが、１ボート型の共振子でも同様の
条件で良好な特性が得られることは言うまでもない。
関して説明を行ったが、１ボート型の共振子でも同様の
条件で良好な特性が得られることは言うまでもない。
以上説明したよ５に本発明によれば、高周波帯でピーク
周波数の温度特性が良好で、かつ、スプリアスを２０
ｅＬＢ以上抑えた（従来の技術による場合に比して１５
ｄ１以上の改善）良好なスプリアス特性を有する弾性表
面波共振子が得られる。
周波数の温度特性が良好で、かつ、スプリアスを２０
ｅＬＢ以上抑えた（従来の技術による場合に比して１５
ｄ１以上の改善）良好なスプリアス特性を有する弾性表
面波共振子が得られる。
第１図は本発明による弾性表面波共振子の模式的平面図
、第２図は反射器とすだれ状電極を含む部分の断面図、
第３図は従来の技術による参考例の周波数特性図、第４
図は本発明一実施例の周波数特性図である。 １・・・・・・・・・・・・弾性表面波共振子 １ 図 第 ２ 図 Ｉ
、第２図は反射器とすだれ状電極を含む部分の断面図、
第３図は従来の技術による参考例の周波数特性図、第４
図は本発明一実施例の周波数特性図である。 １・・・・・・・・・・・・弾性表面波共振子 １ 図 第 ２ 図 Ｉ
Claims (1)
- 圧電基板または圧電体を含む弾性表面波基板上に、２
個の表面波反射器と、それらの中間に１個または２個の
ソリッド型すだれ状電極を配置した弾性表面波共振子に
おいて、反射器によって決まる反射帯域の中心周波数と
、すだれ状電極の放射コンダクタンスが最大値となる周
波数とを一致させ、かつ、２個の反射器それぞれの端部
と、それらの中間の１個または２個のすだれ状電極の反
射器に近い端部との間の距離を更に、すだれ状電極を２
個配置した場合には電極同士の隣接した端部間距離をも
、それぞれ何れも、表面波摂動のない自由表面における
弾性表面波の上記周波数における半波長の整数倍とした
ことを特徴とする弾性表面波共振子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15021685A JPS6212206A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 弾性表面波共振子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15021685A JPS6212206A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 弾性表面波共振子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6212206A true JPS6212206A (ja) | 1987-01-21 |
Family
ID=15492072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15021685A Pending JPS6212206A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 弾性表面波共振子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6212206A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02220510A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-03 | Matsushima Kogyo Co Ltd | Ｓａｗ共振子 |
| US5392013A (en) * | 1992-07-17 | 1995-02-21 | Nec Corporation | Surface acoustic wave filter capable of widening a bandwidth |
| US5396199A (en) * | 1992-09-02 | 1995-03-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Surface acoustic wave device |
| US5432029A (en) * | 1993-05-14 | 1995-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lithium secondary battery |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5717217A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Cavity type elastic surface wave resonator |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP15021685A patent/JPS6212206A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5717217A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Cavity type elastic surface wave resonator |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02220510A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-03 | Matsushima Kogyo Co Ltd | Ｓａｗ共振子 |
| US5392013A (en) * | 1992-07-17 | 1995-02-21 | Nec Corporation | Surface acoustic wave filter capable of widening a bandwidth |
| US5396199A (en) * | 1992-09-02 | 1995-03-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Surface acoustic wave device |
| US5432029A (en) * | 1993-05-14 | 1995-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lithium secondary battery |
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