JPS62121793A

JPS62121793A - 水系作動油組成物

Info

Publication number: JPS62121793A
Application number: JP26299585A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Mori; 茂男森; Motoji Nobuyoshi; 信吉　元二; Takashi Iwamoto; 隆岩本
Original assignee: Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Current assignee: DKS Co Ltd
Priority date: 1985-11-21
Filing date: 1985-11-21
Publication date: 1987-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、水系作動油組成物に関するものである。

従来から作動油には、石油系が一般に使用されている。

それは、石油系を基油とする作動油が、例えば潤滑性、
防錆性及び寿命が長い等、作動油として優れた特性を有
することよるものである。

しかしながら、この種の作動油は、火気の近くでの使用
に対して充分な耐火性を有していないのが実情である。

そこで近年、耐火性を有する作動油として。

難燃性の水系作動油、例えば水−グリコール系作動油等
が開発された。

この水−グリコール（例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコールを使用する配合処決）系作動油は、流
動点が低く、粘度一温度特性及び耐火性等に優れている
が、反面、耐熱性に劣る等の欠点を有するのが実情であ
る。

本発明者等は、叙上の如き従来の問題に鑑み鋭意研究を
重ねた結果、本発明を提供するに至ったものである。す
なわち、 ■活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価又は
多価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ
、分子量が１５，０００〜ｓｏ　、　ｏｏｏでエチレン
オキシドを分子中に５０重量％以上含有するポリエーテ
ルポリオール（以下ポリエーテルポリオール■と言う）
と、 ■活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価又は
多価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ
、分子量が５００〜３．０００でエチレンオキシドを分
子中に２５重量％以上含有するポリエーテルポリオール
（ポリエーテルポリオール■と言う）とを含有することを特徴とする水系作動油組成物である
。

本発明で使用するポリエーテルポリオール■としては、
活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価又は多
価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ、
分子量が１５．０００〜８０，０００でエチレンオキシ
ドを分子中に５０重量％以上含有するポリエーテルポリ
オールが挙げられる。

かかる活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価
又は多価アルコールとしては、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、アミルアルコール、ヘキシ
ルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、１，４ブ
タンジオール、１．８ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジ
グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等が
挙げられる。

アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド単独、
又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド及び／又は
ブチレンオキシドとの混合物が挙げられる。

アルキレンオキシドの付加量は、得られるポリエーテル
ポリオール■の分子量が、１５，０００〜Ｇ０，０００
となる量であり、かつエチレンオキシドを分子中に５０
重量％以上含有するように付加する。

ポリエーテルポリオール■において、１価又は多価アルコールの炭素数、ポリエーテルポリオ
ール■の分子量及びエチレンオキシド含有量等が上記範
囲より外れた場合、本発明の目的は達成されない。

ポリエーテルポリオール■を製造する場合、最初に、特
定の１価又は多価アルコールにアルキレンオキシドを、
公知の方法、例えば触媒として水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム等の苛性アルカリの存在下、５０〜１８０℃
で付加重合させる。

またフリーデルクラフト触媒、例えば弗化ホウ素、塩化
第二スズ、四塩化チタン、五塩化アンチモン又はそれら
のエーテルコンプレックスの存在下、０〜６０℃で付加
重合させる事も可能である。

アルキレンオキシドの付加重合形態としては、エチレン
オキシドの単独重合、又はエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシド及び／又はブチレンオキシドとの二種以上を
付加重合するブロック、ランダム等が挙げられる。

次に、アルキレンオキシドを付加重合させた後、触媒を
除去する。触媒の除去方法は、公知の方法例えば中和を
行った後、生成した塩を濾過する等の方法で行う。

本発明で使用するポリエーテルポリオール■としては、
活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価又は多
価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ、
分子量が５００〜３，０００でエチレンオキシドを分子
中に２５重量％以上含有するポリエーテルポリオール等
が挙げられる。

かかる活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価
又は多価アルコール及びアルキレンオキシドとしては、
上記ポリエーテルボリオール■において記載したものが
挙げられる。

アルキレンオキシドの付加量は、得られるポリエーテル
ポリオール■の分子量が、５００〜３　、０００となる
量であり、かつエチレンオキシドを分子中に２５重量％
以上含有するように付加する。

ポリエーテルポリオール■において、１価又は多価アルコールの炭素数、ポリエーテルポリオ
ール■の分子量及びエチレンオキシド含有量等が上記範
囲より外れた場合１本発明の目的は達成されない。

ポリエーテルポリオール■を製造する場合、その製造方
法は、上記ポリエーテルポリオール■と同様に行うもの
である。

本発明にかかる水系作動油組成物は、上記ポリエーテル
ポリオール■及び■を配合し、水に溶解したものから構
成される水系作動油組成物である。

ポリエーテルポリオール■及び■を配合する場合、その
好ましい配合割合は水：ポリエーテルボリオール■：ポ
リエーテルポリオール■＝２５〜７５：２０〜５：５５
〜２０である。

これらのポリエーテルポリオール■及び■は、混合状態
で水に溶解してもよく、また別々に添加して水に溶解し
てもよい。

以上のように配合された組成物は、そのまま水系作動油
組成物として使用可能であるが、必要に応じて各種添加
剤１例えば潤滑向上剤、防腐剤、防錆剤を配合してもよ
い。

潤滑向上剤としては、例えばリン酸エステル類、石鹸類
、脂肪酸エステル類等、防腐剤としては、例えば有機塩素化合物、フェノール誘
導体等、防錆剤としては、例えばアミン類、石鹸類、亜硝酸塩等
が、それぞれ挙げられる。

本発明の水系作動油組成物は、上記ポリエーテルポリオ
ール■及び■を必須とするものであり、ポリエーテルポ
リオール■を単独で使用した場合、水系作動油の所定粘
度配合において水が多すぎるため、流動点が実用的でな
いレベルまで上昇する。

さらにポリエーテルポリオール■を単独で使用した場合
、水系作動油粘度を所定レベルまで上昇せしめることが
不可能となり、好ましくない。

本発明に従って得られる水系作動油組成物は、従来の水
系作動油と比較した場合、耐熱性が、非常に優れている
。

以下に本発明の製造例、実施例を挙げる。

実施例中、部及び％は重量基準である。

製造例［ポリエーテルポリオール■及び■の製゛造］撹拌機付
オートクレーブ中に活性水素基１〜６個を有し炭素数が
８以下の１価又は多価アルコール（出発物質）およびカ
セイカリを加え、窒素置換した後、窒素にて常圧に戻し
、次にアルキレンオキシド部を、１２０℃、ゲージ圧３
　Ｋｇ／ｃｍ　２で導入し反応させた。

次にカセイカリと当量の酢酸を加え、攪拌しながら上圧
６０〜８０℃で２時間中和処理をして各種ポリエーテル
ポリオール■を得た。

さらに、上記製造方法に準じて各種ポリエーテルポリオ
ール■を得た。

それらを第１表に示す。

実施例製造例で得られた各種ポリエーテルポリオール■及び■
を水に配合し、さらに必要に応じ潤滑向上剤としてオレ
イン酸ナトリウム３部、防錆剤としてモノエタノールア
ミン１部を配合して各種作動液を得た。

これら作動液の耐熱性（粘度、色相、臭気）を１、通常
のグリコール類を使用した配合と対比して調らべた。

結果を第２表に示す。

尚、耐熱性の条件は次の通りである。

（条件）２００℃熱風循環オーブン中で、５００■ｌバロイド製
耐熱容器に作動液１００　ｇを入れ、２０ＲＰＭの速度
で容器を回転し、攪拌した。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）（ａ）活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下
の１価又は多価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ、分子量が１５，０００〜６０
，０００でエチレンオキシドを分子中に５０重量％以上
含有するポリエーテルポリオールと、（ｂ）活性水素基１〜６個を有し炭素数が８以下の１価
又は多価アルコールに、アルキレンオキシドを付加重合させ、分子量が５００〜３，０００
でエチレンオキシドを分子中に２５重量％以上含有する
ポリエーテルポリオールとを含有することを特徴とする水系作動油組成物。