JPS62119517A - 熱光学素子 - Google Patents
熱光学素子Info
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- JPS62119517A JPS62119517A JP26030285A JP26030285A JPS62119517A JP S62119517 A JPS62119517 A JP S62119517A JP 26030285 A JP26030285 A JP 26030285A JP 26030285 A JP26030285 A JP 26030285A JP S62119517 A JPS62119517 A JP S62119517A
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- Japan
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- silicone
- temperature
- refractive index
- light
- thermo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の概要〕
本発明は、シリコーン(有機ケイ素化合物の重合体)の
大きな熱光学効果を利用したものであり。
大きな熱光学効果を利用したものであり。
このシリコーンと他の物質とを密着させて、これらの温
度を変化さ−U゛ることにより、−に記2つの物質量の
屈折率差を上記温度変化に伴い大きく変化させることを
可能にして、入射した光の進路を大きな角度で切換える
ことができるようにしたものである。
度を変化さ−U゛ることにより、−に記2つの物質量の
屈折率差を上記温度変化に伴い大きく変化させることを
可能にして、入射した光の進路を大きな角度で切換える
ことができるようにしたものである。
(産業上の利用分野〕
本発明は、熱光学効果、すなわち熱により屈折率が変化
する性質を利用した熱光学素子に係り。
する性質を利用した熱光学素子に係り。
特には複数の光導波路間の光スィッチ等に利用される熱
光学素子に関する。
光学素子に関する。
従来、電気光学効果、磁気光学効果あるいは音響光学効
果を利用した導波路型の光スィッチは周知であるが、こ
れらは偏光依存性を持つため、入射光を一定の偏光状態
に処理し直す必要があり。
果を利用した導波路型の光スィッチは周知であるが、こ
れらは偏光依存性を持つため、入射光を一定の偏光状態
に処理し直す必要があり。
この処理が非常に複雑であった。
そこで近来、偏光とは無関係に動作させることができる
。熱光学効果を利用した光スィッチが提案されている。
。熱光学効果を利用した光スィッチが提案されている。
例えば第5図に示すように。
1.1Nbo 3又はSiO2等の基板1上にT+拡散
あるいはイオン交換等により導波路2.3をわずかな角
度θ1 (く1°)で交差させて形成し、それらの交差
部分の上方あるいは下方にヒータ4を配設したものであ
る。ヒータ4をオンすれば、導波路2゜3のヒータ4と
対応する部分が加熱され、その部分の屈折率が変化する
ようになっている。
あるいはイオン交換等により導波路2.3をわずかな角
度θ1 (く1°)で交差させて形成し、それらの交差
部分の上方あるいは下方にヒータ4を配設したものであ
る。ヒータ4をオンすれば、導波路2゜3のヒータ4と
対応する部分が加熱され、その部分の屈折率が変化する
ようになっている。
同図において、ヒータ4がオフの状態では屈折率が各部
分で一様であるため、導波路2に矢印A方向から入射し
た光11は交差部分を通過して導波路2内を光7!2と
してそのまま直進する。一方。
分で一様であるため、導波路2に矢印A方向から入射し
た光11は交差部分を通過して導波路2内を光7!2と
してそのまま直進する。一方。
ヒータ4をオンにした場合t、l:、 −1−述したよ
うに交差部分の屈折率が変化して屈折率が生じるので。
うに交差部分の屈折率が変化して屈折率が生じるので。
上記の光11は交差部分で全反射して、光7!3として
導波路3内を進行することになる。このように、ヒータ
4のオン、オフを制御することにより。
導波路3内を進行することになる。このように、ヒータ
4のオン、オフを制御することにより。
光の進路を切換えることができるものである。
上述したような従来の光スィッチにおいては。
各導波路を同一材料で形成し3部分的に屈折率変化を起
こさせていたにすぎず、しかもそれら導波路を形成する
材料の屈折率の温度係数(温度変化に対する屈折率変化
の割合: dn/ dt)が小さい。
こさせていたにすぎず、しかもそれら導波路を形成する
材料の屈折率の温度係数(温度変化に対する屈折率変化
の割合: dn/ dt)が小さい。
そのため、上述した交差部分とその他の部分との間に大
きな屈折率差を持たせることができず、上述したような
交差部分での全反射の臨界角が非常に大きくなってしま
う。従って、第5図に示した導波路2,3の交差角θ1
を大きくとることができず、約1°程度が限度であるた
め、実用性に欠けるものであった。
きな屈折率差を持たせることができず、上述したような
交差部分での全反射の臨界角が非常に大きくなってしま
う。従って、第5図に示した導波路2,3の交差角θ1
を大きくとることができず、約1°程度が限度であるた
め、実用性に欠けるものであった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、光の進路を大きな
角度で切換えることができ、光スイツチ以外にも多くの
用途を持つ、非常に実用性に冨んだ熱光学素子を提供す
ることを目的とする。
角度で切換えることができ、光スイツチ以外にも多くの
用途を持つ、非常に実用性に冨んだ熱光学素子を提供す
ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、シリコーンと、
これよりも屈折率の温度係数の小さな他の物質とを密着
し、温度可変手段により少なくとも上記シリコーンの温
度を変化させるようにしたものである。
これよりも屈折率の温度係数の小さな他の物質とを密着
し、温度可変手段により少なくとも上記シリコーンの温
度を変化させるようにしたものである。
シリコーンは屈折率の温度係数(dn/dt)が非常に
大きく、従来の光スィッチに使用されている材料と比較
すると数桁はぢがう。そのため、温度係数の小さな物質
とシリコーンとを密着して、シリコーンまたはそれらの
双方を加熱すれば、それらの物質量に大きな屈折率差が
生じる。このとき。
大きく、従来の光スィッチに使用されている材料と比較
すると数桁はぢがう。そのため、温度係数の小さな物質
とシリコーンとを密着して、シリコーンまたはそれらの
双方を加熱すれば、それらの物質量に大きな屈折率差が
生じる。このとき。
それらの物質の境界面において全反射が可能となり、し
かもその臨界角は非常に小さくなる。従って、シリコー
ンの温度を変化させることにより。
かもその臨界角は非常に小さくなる。従って、シリコー
ンの温度を変化させることにより。
光の進路を大きな角度で切換えることができるようにな
る。
る。
以下8本発明の実施例について2図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図(alおよび(blば1本発明を導波路型の光ス
ィッチに適用した場合の一実施例を示す平面図。
ィッチに適用した場合の一実施例を示す平面図。
−〇−
およびその拡大A−A断面図である。
同図(alにおいて、基板11上には、角度θ2(〜3
0°)で交差された導波路12.13が形成されている
。これらの導波路12.13は、同図(blに示すよう
に、実際に有効な光の通過するTi x Si+、x
O2等でできた中央部12a、13a。
0°)で交差された導波路12.13が形成されている
。これらの導波路12.13は、同図(blに示すよう
に、実際に有効な光の通過するTi x Si+、x
O2等でできた中央部12a、13a。
その外側を覆うSiO2等でできた外側上部12b。
1、3 bおよび外側下部12c、13cとから構成さ
れている。導波路12.13の交差部分には。
れている。導波路12.13の交差部分には。
同図(al、 fb)に示すように、上記中央部12a
と他方の中央部1.38とを仕切るように平板上のシリ
コーンの一種であるシリコンゴム14が設けられている
。更に、シリコンゴム14の下方であって基板11上に
は、上記交差部分のほぼ全域にわたってヒータ15が配
設されている。
と他方の中央部1.38とを仕切るように平板上のシリ
コーンの一種であるシリコンゴム14が設けられている
。更に、シリコンゴム14の下方であって基板11上に
は、上記交差部分のほぼ全域にわたってヒータ15が配
設されている。
次に、上記構成からなる光スィッチの製造工程について
、第2図[a)〜(f)に基づいて説明する。まず、同
図(8)に示すように、 Si等でできた基板11上に
Ta2N(チン化クンクル)あるいはW(タングステン
)等を蒸着することにより、ヒータ15を形成する。次
に、同図(1))に示すように、基板11およびヒータ
15上に、CVD等により層厚的4μmのSiO2層1
6を形成する。このSiO2層16は、第1図fblに
示した導波路12.13の外側下部12c、13cに相
当する。次に同図(C1に示すように、Si02層16
の上にスパッタ等により層厚的10μmのTi x S
I’+−x O2(二酸化チタンー二酸化シリコン混合
物)層17を形成する。これは、TiO2とSiO2の
混合比で任意の屈折率を得ることができるようにしてい
る。次に、同図(d)に示すように、八pで所定領域を
バターニングした後、 RI E (Reactiv
e Jon Iptching)等でチャネル化し、第
1図に示した導波1+’312.13の中央部12a、
13aを形成する。なお、上記のバターニングは交差角
約30°のX字状に行い、その交差部分がヒータ15の
丁度真上に位置するように行う。その後、第2図(Cり
に示すように、Si02層16および一1二記中央部1
2a、13a上からCVD等により層厚的41tmのS
tO2層18を形成する。この状態で、2つの導波1/
812.13が完成し+ T! x S 、−x O2
でできた屈折率の大きな中央部12a、13aの外周を
、屈折率の小さなSi02層16.18で包んだ構成と
なる。
、第2図[a)〜(f)に基づいて説明する。まず、同
図(8)に示すように、 Si等でできた基板11上に
Ta2N(チン化クンクル)あるいはW(タングステン
)等を蒸着することにより、ヒータ15を形成する。次
に、同図(1))に示すように、基板11およびヒータ
15上に、CVD等により層厚的4μmのSiO2層1
6を形成する。このSiO2層16は、第1図fblに
示した導波路12.13の外側下部12c、13cに相
当する。次に同図(C1に示すように、Si02層16
の上にスパッタ等により層厚的10μmのTi x S
I’+−x O2(二酸化チタンー二酸化シリコン混合
物)層17を形成する。これは、TiO2とSiO2の
混合比で任意の屈折率を得ることができるようにしてい
る。次に、同図(d)に示すように、八pで所定領域を
バターニングした後、 RI E (Reactiv
e Jon Iptching)等でチャネル化し、第
1図に示した導波1+’312.13の中央部12a、
13aを形成する。なお、上記のバターニングは交差角
約30°のX字状に行い、その交差部分がヒータ15の
丁度真上に位置するように行う。その後、第2図(Cり
に示すように、Si02層16および一1二記中央部1
2a、13a上からCVD等により層厚的41tmのS
tO2層18を形成する。この状態で、2つの導波1/
812.13が完成し+ T! x S 、−x O2
でできた屈折率の大きな中央部12a、13aの外周を
、屈折率の小さなSi02層16.18で包んだ構成と
なる。
その後、第2図(flに示すように、導波路12゜13
の交差部分において、中央部12a、13aの境界面に
所定幅の溝19を形成する。そして最後に、上記の溝1
9内にシリコンゴムを充填することにより、第1図に示
した導波路型の光スィッチが完成する。
の交差部分において、中央部12a、13aの境界面に
所定幅の溝19を形成する。そして最後に、上記の溝1
9内にシリコンゴムを充填することにより、第1図に示
した導波路型の光スィッチが完成する。
次に、第1図(alに基づき9以上のようにして形成さ
れた光スィッチの作用を説明する。
れた光スィッチの作用を説明する。
シリコンゴム14は中央部12a、13aを形成するT
i xSt、、 02よりも屈折率の温度係数が非常に
大きく、温度が上昇すると屈折率がTi x Si、、
02と比較して非常に小さくなる。但し。
i xSt、、 02よりも屈折率の温度係数が非常に
大きく、温度が上昇すると屈折率がTi x Si、、
02と比較して非常に小さくなる。但し。
常温においてはシリコンゴム14とTl x Si+−
x O2の屈折率差はほとんどない。
x O2の屈折率差はほとんどない。
第1図(a)において、ヒータ15がオフの状態では、
シリコンゴム14と導波路12.13の屈折率はほぼ等
しいので、導波路12に矢印B方向から入射した光j!
IIはほとんどシリコンゴム14をそのまま通過して、
導波路12内を光Il+2として直進する。
シリコンゴム14と導波路12.13の屈折率はほぼ等
しいので、導波路12に矢印B方向から入射した光j!
IIはほとんどシリコンゴム14をそのまま通過して、
導波路12内を光Il+2として直進する。
一方、ヒータ15をオンすれば、シリコンゴム14が加
熱されるので、導波路12.13との間で大きな屈折率
差が生じる。なお、シリコンゴム14の領域に対し、ヒ
ータ15によって加熱される領域は広く、導波路12.
13の一部までにも及ぶが、シリコンゴム14の屈折率
変化に対し導波路12.13の屈折率変化は無視しうる
程度のものである。そのためこの場合、上記の光β11
のほとんどは、導波路12とシリコンゴム14との境界
面において小さな入射角でも全反射され。
熱されるので、導波路12.13との間で大きな屈折率
差が生じる。なお、シリコンゴム14の領域に対し、ヒ
ータ15によって加熱される領域は広く、導波路12.
13の一部までにも及ぶが、シリコンゴム14の屈折率
変化に対し導波路12.13の屈折率変化は無視しうる
程度のものである。そのためこの場合、上記の光β11
のほとんどは、導波路12とシリコンゴム14との境界
面において小さな入射角でも全反射され。
光As3としても導波路1;(内を進行することになる
。
。
ここで第3図に、」二連した導波路12.13の交差角
θ2を29° 36′にとった場合の、上記の入射した
光N++の光NP11に対する直進する光A12の光量
P12及び全反射する光ff13の光量P13の割合を
、ヒータ15による温度変化との関係で示す。同図によ
れば、温度が約20°Cのときは、全反射する光!+3
はほとんどなく(10]og(P + 3/P + +
) < −20[dBコ)、光4++のほとんどは光7
!12として直進することがわかる(101og(P
l 2 / P 1+二O[dB))。
θ2を29° 36′にとった場合の、上記の入射した
光N++の光NP11に対する直進する光A12の光量
P12及び全反射する光ff13の光量P13の割合を
、ヒータ15による温度変化との関係で示す。同図によ
れば、温度が約20°Cのときは、全反射する光!+3
はほとんどなく(10]og(P + 3/P + +
) < −20[dBコ)、光4++のほとんどは光7
!12として直進することがわかる(101og(P
l 2 / P 1+二O[dB))。
ところが、温度を100“C以上上げると、直進する光
112の光量P12は著しく減少し、逆に全反射する光
l1I3の光量P13が増加し、温度を約30℃にすれ
ば光7!11の殆どは全反射されることがわかる(10
1og P l 3/P l l> 20 (dB)
)。
112の光量P12は著しく減少し、逆に全反射する光
l1I3の光量P13が増加し、温度を約30℃にすれ
ば光7!11の殆どは全反射されることがわかる(10
1og P l 3/P l l> 20 (dB)
)。
従って、ヒータ15を制御することにより温度を20°
Cと130°Cとで変化させれば、入射した光β11の
進行方向を(約30°)容易に切換えて、直進光β12
あるいは全反射光I!13として取出すことかできる。
Cと130°Cとで変化させれば、入射した光β11の
進行方向を(約30°)容易に切換えて、直進光β12
あるいは全反射光I!13として取出すことかできる。
このように上記光スィッチは30°という大きな角度で
光の進行方向を切換えることができるので。
光の進行方向を切換えることができるので。
これらをマトリクス状に複数組合わせることによす、多
チャンネルのマトリクススイッチを構成することができ
る。なお、スイッチング速度もマイクロ秒(μsec
)オーダーが可能であり、比較的゛高速のスイッチを得
ることができる。
チャンネルのマトリクススイッチを構成することができ
る。なお、スイッチング速度もマイクロ秒(μsec
)オーダーが可能であり、比較的゛高速のスイッチを得
ることができる。
なお、上記実施例でばヒータ15をシリコンゴム14の
下方に形成したが、」1方に形成してもかまわない。た
だし1 シリコーンは熱で体積がある程度増加すること
を考慮し、第1図(blに示したように上方を覆わずに
開放しておく方が望ましい。
下方に形成したが、」1方に形成してもかまわない。た
だし1 シリコーンは熱で体積がある程度増加すること
を考慮し、第1図(blに示したように上方を覆わずに
開放しておく方が望ましい。
また、ヒータ15でシリコンゴム14のみを加熱するよ
うしてもよいが、第1図に示したようにその周辺の部分
をも広く加熱してもかまわない。これは、前述したよう
に、シリコンゴム14の屈折率の温度係数が周辺の物質
とは比較にならないほど大きいからである。
うしてもよいが、第1図に示したようにその周辺の部分
をも広く加熱してもかまわない。これは、前述したよう
に、シリコンゴム14の屈折率の温度係数が周辺の物質
とは比較にならないほど大きいからである。
次に、第4図に9本発明を空間ビーム型の光スィッチに
適用した場合の一実施例を示す。同図(alはその平面
図であり、同II fblはその+3−B断面図である
。同図においては、シリコンゴム21をSiO2等のガ
ラス部22.23で左右から挟み。
適用した場合の一実施例を示す。同図(alはその平面
図であり、同II fblはその+3−B断面図である
。同図においては、シリコンゴム21をSiO2等のガ
ラス部22.23で左右から挟み。
それらの下部前面に対してヒータ24を配設した構成と
なっている。本実施例においても、第1図に示した実施
例と同様にヒータ24をオン、オフすることにより、入
射した光112+を光422または光123として直進
または大きな角度で全反射させることができる。従って
、簡易な構成にもかかわらず、クロストーク特性の良い
光スィッチを実現できる。
なっている。本実施例においても、第1図に示した実施
例と同様にヒータ24をオン、オフすることにより、入
射した光112+を光422または光123として直進
または大きな角度で全反射させることができる。従って
、簡易な構成にもかかわらず、クロストーク特性の良い
光スィッチを実現できる。
また、シリコーンの種類は多数あるが光学素子において
は光ファイバなどのコート材として用いられているシリ
コンゴムが特に有効である。また。
は光ファイバなどのコート材として用いられているシリ
コンゴムが特に有効である。また。
本発明はシリコーンとヒータを合わせ持つ事を特徴とし
ており、全反射によるスイッチング素子に限定したもの
ではなく、屈折率を変化させて機能する方向性結合型ス
イッチ、変調器など応用は広い。
ており、全反射によるスイッチング素子に限定したもの
ではなく、屈折率を変化させて機能する方向性結合型ス
イッチ、変調器など応用は広い。
以上説明したように本発明によれば、屈折率の温度係数
(dn/dt)の非常に大きなシリコーンの熱光学効果
を利用することにより、シリコーンとこれに密着された
他の物質との間の屈折率差を。
(dn/dt)の非常に大きなシリコーンの熱光学効果
を利用することにより、シリコーンとこれに密着された
他の物質との間の屈折率差を。
13一
温度変化に基づいて大きく変化させることを可能にして
いる。そのため、これら二つの物質の境昇面において、
ある温度状態では小ざな入1・1角で入射した光を全反
則させ、また他の温度状態ではそのまま直進させること
が可能となるので、温度を変化させるだけで光の進行方
向を高速で、かつ大きな角度で容易に切換えることがで
きる。更に。
いる。そのため、これら二つの物質の境昇面において、
ある温度状態では小ざな入1・1角で入射した光を全反
則させ、また他の温度状態ではそのまま直進させること
が可能となるので、温度を変化させるだけで光の進行方
向を高速で、かつ大きな角度で容易に切換えることがで
きる。更に。
本発明は熱光学効果を利用したものなので、偏光依存性
が全くなく、光通信回路の途中にも容易に組込むことが
できる。従って本発明に係る熱光学素子は、前述した光
スイツチ以外にも更に多くの用途が期待でき、非常に実
用性に冨んでいる。
が全くなく、光通信回路の途中にも容易に組込むことが
できる。従って本発明に係る熱光学素子は、前述した光
スイツチ以外にも更に多くの用途が期待でき、非常に実
用性に冨んでいる。
第1図(a)及び(blは本発明を導波路型の光スィッ
チに通用した場合の一実施例を示す平面図、及びその拡
大A−A断面図。 第2図(al〜(f)ば同実施例の製造工程を示す説明
図。 第3図は同実施例における温度と光出力との関係を示す
グラフ。 第4図(a+およびfblは本発明を空間ビーム型の光
スイツチに適用した場合の一実施例を示す平面図。 及びそのB−B断面図。 第5図は従来の導波路型の光スィッチを示す平面図であ
る。 12.13・・・導波路。 14・・・シリコンゴム。 15・・・ヒータ。 21・・・シリコンゴム。 22.23・・・ガラス部。 24・・・ヒータ。 ℃ Φ T 5惠 浅 (0C) 第3図 第4図
チに通用した場合の一実施例を示す平面図、及びその拡
大A−A断面図。 第2図(al〜(f)ば同実施例の製造工程を示す説明
図。 第3図は同実施例における温度と光出力との関係を示す
グラフ。 第4図(a+およびfblは本発明を空間ビーム型の光
スイツチに適用した場合の一実施例を示す平面図。 及びそのB−B断面図。 第5図は従来の導波路型の光スィッチを示す平面図であ
る。 12.13・・・導波路。 14・・・シリコンゴム。 15・・・ヒータ。 21・・・シリコンゴム。 22.23・・・ガラス部。 24・・・ヒータ。 ℃ Φ T 5惠 浅 (0C) 第3図 第4図
Claims (6)
- (1)シリコーンと、該シリコーンよりも屈折率の温度
係数の小さな他の物質とを密着し、少なくとも前記シリ
コーンの温度を変化させる温度可変手段を備えてなる熱
光学素子。 - (2)前記温度可変手段が前記シリコーンに密着された
前記他の物質の温度をも変化させることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の熱光学素子。 - (3)前記温度可変手段による温度の変化に応じて、前
記シリコーンと前記他の物質の各屈折率が、それぞれ等
しいかあるいはほぼ等しい状態と前記シリコーン側から
の入射光が前記他の物質との境界面で全反射するだけの
差を持つ状態とに変化することを特徴とする特許請求の
範囲第1項または第2項記載の熱光学素子。 - (4)前記温度可変手段による温度の変化に応じて、前
記シリコーンと前記他の物質との境界面での光の反射量
が変化することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
第3項のいずれか一つに記載の熱光学素子。 - (5)前記温度可変手段による温度の変化が雰囲気温度
より高い2点で変化することを特徴とする特許請求の範
囲第1項乃至第4項のいずれか一つに記載の熱光学素子
。 - (6)前記温度可変手段がヒータであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか一つに記
載の熱光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26030285A JPS62119517A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 熱光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26030285A JPS62119517A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 熱光学素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62119517A true JPS62119517A (ja) | 1987-05-30 |
Family
ID=17346146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26030285A Pending JPS62119517A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 熱光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62119517A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0553025A (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-05 | Hitachi Cable Ltd | 導波路型光スイツチ |
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