JPS62117608A - 板型フイルタ−プレスのろ板用のねじ締め式ろ布固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ろ板の両側から混濁液通過口に差し込まれた
２個のフランジ付きスリーブを備え、このスリーブがね
じ付き締め付けスリーブによってσいに締め付けられ、
フランジ付きスリーブのフランジがろ板平面に対してほ
ぼ弔行に配向されている、混濁液通過口の範囲において
ろ布を板型フィルタープレスのる仮に固定するための支
持型のねじ締め式ろ布固定装置に関する。

〔従来の技術〕

混濁液流入部がろ板の鏡面の範囲に設けられているチャ
ンバ型またはダイヤフラムチャンバ型フィルタープレス
の場合には、ろ布を混濁液通過部に対してンール巳なけ
ればならない。これは、単一ろ布または懸吊る布の場合
に６、いわゆるホースろ布または差し込みろ布の場合に
も、混濁液通路内にろ過されたケークが形成されないよ
うにするために必要である。固定手段およびシール手段
としては一般的に、前記のフランジ付きスリーブが使用
される。このスリーブのフランジは混濁液通過口の壁範
囲において、ろ布のる板側をろ板に押し付ける。

フィルタープレスの能力を充分に引き出すために、すべ
てのろ過室でろ過ケークの厚さが均一になるようにずべ
きである。これは特に、フィルタープレス内のろ過ケー
クを洗浄または乾燥すべきときに非常に臂要である。な
ぜなら、均一な厚さのケークだけが一様な洗浄および乾
燥効果を保証するからである。しかし、均一なケーク厚
さは同じチャンバ深さを前提とする。このチャンバ深さ
は個々のる板のろ通商の正確な中央位置によって生じる
。特にろ板が合成樹脂からなる場合には、製作、搬送ま
たは貯蔵技術上の理由から、仮中央平面からのろ通商の
曲がりが発生しうる。更に、熱ろ過作用の場合には、合
成樹脂からなるろ板は、例えばろ布の汚れが冗なるため
に、非常に小さな圧力差の時に既に、そのろ通商が膨ら
むことかある。これはろ板の破壊につながる。ダイヤフ
ラム型フィルタープレスでは、ろ沿面が曲がり、ろ板の
一方の側のろ過室の深さが深くなると、更に次のような
欠点がある。オな４つち、この側のダイヤフラムが混濁
液通路内に環状に圧入されるので、ダイヤフラムがその
固定部からちぎれるという欠点がある。ろ沿面の曲がり
を回避するために、環状のねじ込みフランジを設けるこ
とが例えば米国特許第３５０３３２６号明細書によって
知られている。

このねじ込みフランジはる板の対応する貫通孔に両側か
らねじ込まれる。この場合、環状の部分が混Ｅ？＃Ｌａ
過口を形成し、フランジがろ布をろ板の対応する対向面
に密に締め付け固定する。フランジの厚さは、ろ板セッ
トを締め付ける際にフランジが重なって互いに支持する
ように定められている。個々のろ過室への混濁液の流入
は、７ランジの外面に形成された半径方向の溝によって
行われる。この場合、接触する二つのフランジの溝は通
路に付加される。この構造の欠点は、ろ板セットを締め
付ける際に隣接するフランジの溝が通路に付加されるよ
うに溝を位置決めするために、ねじ込みフランジの正確
なねじ込みが必要であることにある。これは、許容寸法
誤差でかつ所望の正確さで行うことは不可能である。前
記の構造の他の欠点は、ねじ込みフランジを締める際に
、摩擦のために、フランジの下方にあるろ布の一部が一
緒に回転し、しわ形成等によって混濁液通路とろ過室の
間がシールされなくなる。ねじ込みフランジを締め付け
が不充分であると、ろ板の外側シール縁が互いに密封押
圧される前に、個々のろ布ねじ締め部が軸方向において
支持し合い、ろ過室が外部に対してシールされなくなる
。他の欠点は、排出工程において固体堆積物が溝によっ
て形成される通路に形成され、この通路を塞ぐことにあ
る。

類似の構造体がチャンバ型ろ板によって知られている。

このろ板は、西独国特許第２３２２０４４号明ｍ書と同
第２３２４８７６号明細書によって知られているダイヤ
ワラ１１型ろ板と組み合わせて使用可能である。この場
合も、ねじ込みフランジが設けられている。このフラン
ジはねじ込まれるねじ付きブツシュによって互いにねじ
締め固定され、この場合ろ布を挟み込む。混濁液はこの
場合にも、ねじ付きスリーブによって形成された混濁液
通過口から、フランジの外面の半径方向の溝を経て、ろ
過室に流入する。この場合、フランジは、隣接するダイ
ヤフラム型ろ板のダイヤフラムが膨らみ時にフランジに
対して環状に押し付けられ、ろ過室への半径方向溝の開
口を覆うように形成されている。この実施形は、半径方
向溝がろ過ケークによって閉塞されるという欠点がある
。この場合、ダイヤフラムによるプレス工程時に付加的
なろ過ケークがろ過室からこの半径方向溝に押し込まれ
る。

ねじ締め式ろ布固定装置の公知のすべての実施形の場合
に、固体堆積物はフィルタープレスの開放時に半径方向
溝からひとりでに剥がれることはない。更に、混濁液流
入部の範囲にろ過ケークが落下する際に、ろ過ケークの
固体がせん断され、特にねじ付きブツシュの後退した端
面のために、混濁液通過部に付着する。この残余物は次
のサイクルの際にフランジの外面の半径方向溝を閉塞す
る。従って、次のろ過サイクルで前記の損傷を回避する
ためには、フィルタープレスを開放した後で、各ろ過室
の溝と個々のる板の混濁液通過口を、手で洗浄しなけれ
ばならない。しかし、混濁液通過部と半径方向溝の洗浄
はねじ締め固定部が特殊な形状であるので、条件付きで
のみ可能である。

更に、この範囲の必要な手動洗浄によって、自動的なフ
ィルター運転を可能にする機械的な摺動装置の利点が再
び無くなり、手動洗浄作業のために必要な時間によって
フィルタープレスの効率が悪くなる。

〔発明の目的〕

本発明の基礎とする課題は、フィルタープレスのすべて
のろ過室の均一な充填が保証され、運転中固体堆積物が
発生せず、フィルタープレスの開放時に、付加的な洗浄
コストを必要とするケーク堆積物が生じない、冒頭に述
べた種類のねじ締め式ろ布固定装置を提供することであ
る。

〔発明の構成〕

この課題は本発明に従って、ろ板が締め付けられてセッ
トを形成する際に、隣接する２枚のる板のフランジ付き
スリーブの対向するフランジのほぼ平面状の外面が環状
隙間を画成し、少なくとも一つのフランジがその外面に
、少なくとも一つのカム状の隆起部を備え、この隆起部
が隣接フランジの外面の方へ向き、かつこの外面から少
しだけ離れたところで終わっていることによって解決さ
れる。

〔発明の効果〕

この構成は、個々のる板の個々の混濁液通過口が貫通す
る混濁液通路を形成するる板セツト閉鎖時に、個々のろ
過室への混濁液流入がカム状の隆起部だけによって中断
されている滑らかな環状隙間を通って行われるという利
点がある。ろ過の際に、各ろ過室の混濁液流入がすべて
の側で均一に行われるので、ろ過の開始時に均一な固体
堆積物が形成され、この堆積物は均一なケーク形成につ
ながる。環状隙間が滑らかであることによって更に、固
体堆積物による閉塞が発生しない。なぜなら、適当な圧
力で供給された混濁液が堆積物を洗い流すからである。

カム状の隆起部によって環状隙間が少しだけ遮断される
ことによって、悪影響を受けない。この場合、好ましい
実施形では、隆起部が二つだけ設けられ、この隆起部が
直径方向に対向してフランジ外面に設けられ、かっろ板
の使用位置に関連して、鉛直方向に上下に配置されてい
る。ろ過用の終了後でろ仮セットが開放されると、ろ過
ケークはねじ締め式ろ４１固定装置の範囲を下方へ滑る
。この場合、カム状隆起部または混濁液通過［−１によ
−）で少しだけせん断が行われるか、これは次のろ過サ
イクルにとって不利にならない。なぜなら、このような
堆積物が次のろ過ザイクルの際に流過ケる混濁液によっ
て洗い流されるからである。この場合、ろ板セットの次
の閉鎖時に、環状隙間の範囲に堆積物が存在しないこと
が重要である。ねじ締め式ろ布固定装置の範囲が剛性の
ある形成物であるので、運転中ろ而を４にいに支持する
ためには、この範囲のカム状隆起部で充分である。カム
状隆起部が隣のる板のフランジの外面に対して少し離れ
ているので、ろ板セットを締め付ける際に、ろ板の外縁
の範囲のシール隷が閉鎖装置によって、妨害されないで
相４ｉに密封押圧される。

更に、本発明の好ましい実施形では、環状隙間の通過面
積が、混濁液通過口の内径ｄ＋に関連して、混濁液通過
口の自由通過面積よりも小さくなるように、環状隙間の
幅Ｓ１か選定されている。

これによって、ろ仮セットの締め付け時に、フィルター
プレスのすべてのろ過室に混濁液が一様に充填される。

この場合、本発明の好ましい実施形では、隙間幅Ｓ、が
０．０５ｄｌ〜０．Ｉ５ｄ、である。このｔ法は次のこ
とをα味する。すなわち、環状隙間のｉｎ記の自由通過
面積が混濁液通過口の自由通過面積の２０〜・６０％で
あることをα味する。汁通の場合、隣接する二つのフラ
ンジ外面の間の隙間幅Ｓ１か′基径方向外方に向かって
一定であるのに対し、本発明の好ましい実施形では、隣
接する二つのフランジ外面の間の隙間幅が、内側・１法
Ｓ１から半径方向外方に向かって狭くなっている。

この場合、隙間幅が次のように減少していると好都合で
ある。すなわら、環状隙間の人口横断面積が混濁液通過
口の内径に関連して、環状隙間の外径の範囲の環状隙間
の出目横断面積に等しくなるように減少していると好都
合である。これによって、二つのフランジのｆにいに向
き合った外面は混濁液通過口の方へ向かって円錐状に少
しだけ先細になるように形成されている。従って、ケー
ク排出時に固体の堆積が減少する。この実施形は、ろ仮
セットが交互にヂャンバ型ろ板とダイヤフラノ、ヂャン
バ型ろ板からなっているフィルタープレスにとって意味
かある。なぜなら、これによってプレス工程を開始する
際に既に、プレスダイヤフラムによって混濁液通路から
のろ過室の早い遮断が達成されるからである。本発明に
従って二つのフランジの間の環状隙間の中央平面が、互
いに接する両ろ板によって形成されるろ過室の中央平面
内にあるので、洗浄の際に混濁液通路によって良好な洗
浄液分配が両ケーク層の間の隙間内に発生ケる。

本発明の好ましい実施形では更に、フランジの外縁か半
径方向外方へ向かってろ板の平面の方へ而取りされて形
成されている。これによって、ケーク排出時にフランジ
の外縁がそらせ部材のように作用するので、混濁液通過
］」のド側にある縁がケークと接触せず、従って混濁液
通過部でのケークと堆積物からの固体のせん断か阻止さ
れる。

本発明の他の好ましい実施形では、交互にチャンバ型ろ
板とダイヤフラムチャンバ型ろ板からなるフィルタープ
レスの場合に、チャンバ型ろ仮のフランジの面取り部の
内側の縁がダイヤフラムチャンバ型ろ板のフランジの外
縁にほぼ対向している。

これによって、ろ過ケークのプレス時に、ダイヤフラム
によって環状隙間の申し分のない閉鎖が行われる。この
場合、フランジ外縁の面取り部が同時に、この範囲のダ
イヤフラムのための支持部としての働きをし、過膨張が
回避される。

本発明の好ましい実施形では、フランジがそのろ右側に
おいてその外周の範囲に、ろ布の方へ突出する周方向の
ウェブを備えている。この構造は、ねじ付き締め付けス
リーブを介して両フランジスリーブを締め付ける際に、
両フランジのウェブだけがろ布に載るので、フランジと
ろ布の間の密封力がこの外側の環状面にだけ働くという
利点がある。両フランジスリーブの締め付けの際に、フ
ランジが弾性的に変形するので、例えば温度が高まって
軸方向に歪む際に、ウェブとろ布の間の最低押圧力ひい
ては密封が保証される。この実施形は単−布を使用する
場合にも有利である。なぜなら、混濁液通過部の周りの
ろ布の縁が、例えば加硫された膨らみ部、縫い付けられ
た膨らみ部等によって適当な肉厚部を備えることができ
るからである。

この膨らみ部はウェブによって画成されたくぼみ内に位
置し、一方ではシールとしての働きをし、他方ではこの
範囲においてろ布を形状補完的に固定する。

本発明の他の実施形では、ウェ゛ブのところで、開放し
た周方向の溝内にシール要素特に０−リングが設けられ
ている。これによって、ウェブとろ布の間のソール作用
が高まる。

〔実施例〕

実施例を概略的に示す図に基づいて本発明を説明する。

第１図に示した実施例において、チャンバ型ろ板ｌは差
し込み布２を備えている。この差し込み布は混濁液通過
口３において、差し込まれたフランジ付きスリーブ４．
４′を介してねじ付き締め付けスリーブ５によって密封
固定されている。フランジ付きスリーブ４′のフランジ
６はその外面に、カム状の二つの隆起部７を備えている
。この隆起部の高さｂは、隣接する二つのフランジ４゜
４′によって形成された環状隙間８の隙間幅ＳＩよりも
小さくなっている。この場合好ましくは、高さｈが環状
隙間Ｓ、よりも約０．５〜１．５ｍｍだけ小さい。これ
によって、ろ板は差圧によって曲がるときに互いに支持
することができる。それにも拘わらず、ろ板セットを締
め付ける際に、ろ板の外周のシール縁９を互いに密封押
圧することができる。隣接する２枚のろ板ｌによってそ
れぞれろ過室１０が画成される。第１図に示すように、
両フランジ付きスリーブ４．４′のフランジ６によって
、環状隙間が形成されている。この環状隙間の中央平面
はノール面９によって形成されたろ過室１０の中央平面
内にある。これによって、ろ過すべき混濁液が、混濁液
通過口３によって形成された混濁液流入通路からろ過室
ＩＯに対称的に流入する。図示の実施例の場合には、フ
ランジ付きスリーブ４．４′のフランジ６の外面に、こ
ぶ状の隆起部７が二つだけ設けられている。この隆起部
は直径方向に対向して配置され、この場合、ろ板の運転
位置に関して垂直方向に上下に設けられるように取り付
けられている。従って、ケーク排出時にここに堆積物が
形成されないことが容易に判る。というのは、こぶ状の
隆起部７が下方へ滑るケークに割れ目を入れるだけで、
ケークの一部をせん断することができないからである。

これは特に、混濁液通過口３の下側の範囲１１に当ては
まる。第６図にはこの構造体の側面か示しである。この
場合更に、フランジ６の外縁１２がろ板の平面の方へ半
径方向外方に向けて面取りされて形成されていることが
大切である。この面取り部はケーク排出時に、上方から
下方へ滑るケークにとってそらＬｔ座部材して働く。従
って、ケーク表面はその下にある混濁液通過口３の範囲
ＩＩから離れて傍らを通過する。

第６図から判るように、環状隙間がこぶ状の両隆起ｊπ
Ｓ７によって少しだけしか遮られていないのて、混濁液
流入時に、ここに堆積物が形成されることはない。粘着
性の固体をろ過のために供給するときにこの範囲に堆積
物が形成されると、この堆積物は次のろ過玉程で確実に
洗い流される。なぜなら、ろ過玉程の開始時に高速で流
入する混濁液が堆積物を自動的に洗い落とすことができ
るからである。

この場合、隙間の幅Ｓ、は、その課題設定に応じて０，
０５ｄ１〜ｏ、ｉ５ｄ、に定められる。ここで、ｄ。

はねじ付き締め付けスリーブ５によって形成される混濁
液通過口３の内径である。それによって、環状隙間は、
混濁液通過口３の内径に関して、混濁液通過口の通過横
断面積の２０〜６０％の通過横断面積を有する。

第２図には、ろ過室ＩＯがチャンバ型ろ板１とダイヤフ
ラムチャンバ型ろ板Ｉ′によって画成される実施例が示
しである。この場合、ろ板セツト全体は、チャンバ型ろ
板とダイヤフラムチャンバ型ろ板とから交互に構成され
ている。この種類のフィルタープレスの構造と機能は充
分に知られているので、ここでは構造と機能の説明は省
略する。

この実施例の場合には、チャンバ型ろ仮Ｉの両フランジ
付きスリーブがそのフランジのところに、こぶ状の隆起
部７を備えている。一方、ダイヤフラム型ろ板Ｉ′のね
じ締め式布固定装置のフランジ付きスリーブ１３は平面
状に形成され、そしてチャンバ型ろ板１のフランジ付き
スリーブのフランジより６小さな外径を（ｉする。それ
によって、ろ布２の下方に設けられたプレスダイヤフラ
ム１４の縁ために、充分な自由空間が形成され、従って
この範囲において曲げ時にろ板の相互支持が保証される
。

この実施例を拡大して示した第３図から判るように、チ
ャンバ型ろ板ｌのフランジ付きスリーブ４′のフランジ
６に而取り部１２が形成されている。この而取り部は、
この範囲においてこぶ状の隆起部７の端縁によって形成
される面取り部１２の内側の縁１５がほぼダイヤフラム
チャンバ型ろ板のフランジの外縁！６の高さ位置で終わ
るように形成されている。それによって、板面からプレ
スダイヤフラム１４の後方に導入されるプレス媒体によ
−）てプレスダイヤフラムがろ室１０の中に圧入される
、一点鎖線で示すプレス工程の際に、プレスダイヤフラ
ム１４の縁１７が環状隙間を非常にｖく覆い、傾斜部に
支持される。従って、挟み込みの範囲におけるプレスダ
イヤフラムの過膨張が回避される。

第４図と第５図は、第２図と第３図の構造体の池の実施
例を示している。この実施例は、隣接する二つのフラン
ジ外面の間の隙間幅が、内側寸法Ｓ、から半径方向外側
に向かって外側寸法Ｓ、まで小さくなっている点だけが
異なる。この場合、隙間幅Ｓ、によって決まる通過横断
面積が隙間幅Ｓ。

によって決まる外側の通過横断面積とほぼ同じになるよ
うに、寸法が選定されている。

第７図には、フランジ付きスリーブの好ましい実施例の
拡大断面が示しである。この場合、ろ板の側のフランジ
６の而か逃げ部」７を備えているので、フランジの外縁
にはその外周の範囲に、ろ布２の方へ張り出した周方向
に延びるウェブ１８が形成されている。ねじ付き締め付
けスリーブ５を介して両フランシイ・１きスリーブ４．
＝ｉ′　を締め付け固定する際に、フランジが弾性的に
変形するので、温度が北昇してねじ付き締め付けスリー
ブ５の長さが伸びたときでさえも、ウェブ１８は常にろ
布２にしっかりと封隙的に押圧され、この範囲の密封が
保証される。ウェブ１８の範囲においてそのろ布２の側
に、それぞれ−っの溝１９を付加的な手段として形成す
ることができる。この溝にはシールリング例えば０−リ
ング２ｏが挿入されている。フランジ付きスリーブの締
め付け固定時にシールリングを圧縮することによって、
次の場合で６シールが保証される。すなわし、ねじ付き
締め付けスリーブ５の長さが伸びたためあるいは他の影
〒！のために、ウェブ而にわたって必要なシール力が許
容程度以ドに低下したときでもノールか保証される。

第８図は第７図の曲の実施例を示している。この実施例
では、１ｌｉ−布として形成されているろ布２が、混濁
液通過ＩＴ］　３の周りのその縁２１に、膨らみ部２２
を備えている。この膨らみ部は逃げ部１７’　内に位置
している。これによって、ろ布の形状補完的な保持が行
われるので、使用中ろ布がねじ締め式布固定装置から抜
は出ることがない。

膨らみ部２２のために弾性的な材料を使用すると、厚み
を適当に定めて、フランジによって予備圧縮を行うこと
ができる。従って、膨らみ部２２は同時にシール要素と
しての働きもする。

【図面の簡単な説明】

第１図は締め付けられてセットを形成する複数のチャン
バ型ろ板の混濁液通過部の範囲の垂直断面図、第２図は
チャンバ型ろ板とダイヤフラムチャンバ型ろ板とによっ
て形成されたろ過室の垂直断面図、第３図は第２図の構
造体の環状隙間の形状を示す拡大図、第４図は第２図の
構造体の他の実施例を示す図、第５図は第４図の実施例
の環状隙間を示す拡大図、第６図は第１図のねじ締め式
布固定装置を矢印Ａ方向に見た図、第７図は付加的なシ
ールを備えたねじ締め式布固定装置の断面図、第８図は
ろ布に環状膨らみ部を備えたねじ締め式布固定装置の断
面図である。 １、ド　・・・ろ板 ３・・・混濁液通過口 ４．４′　・・・フランジ付きスリーブ５・・・ねじ付
き締め付けスリーブ ６・・・フランジ ７・・・隆起部 ８°・・・環状隙間 代理人　弁理士　江　崎　光　好 代理人　弁理士　江　崎　先　史 ＦＩＧ、　１ Ｆ［Ｇ、６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ろ板の両側から混濁液通過口に差し込まれた２個の
   フランジ付きスリーブを備え、このスリーブがねじ付き
   締め付けスリーブによって互いに締め付けられ、フラン
   ジ付きスリーブのフランジがろ板平面に対してほぼ平行
   に配向されている、混濁液通過口の範囲においてろ布を
   板型フィルタープレスのろ板に固定するための支持型の
   ねじ締め式ろ布固定装置において、ろ板（１、１′）が
   締め付けられてセットを形成する際に、隣接する２枚の
   ろ板（６）のフランジ付きスリーブ（４、４′）の対向
   するフランジ（６）のほぼ平面状の外面が環状隙間（８
   ）を画成し、少なくとも一つのフランジ（６）がその外
   面に、少なくとも一つのカム状の隆起部（７）を備え、
   この隆起部が隣接フランジの外面の方へ向き、かつこの
   外面から少しだけ離れたところで終わっていることを特
   徴とするねじ式ろ布固定装置。 ２、環状隙間（８）の通過面積が、混濁液通過口（３）
   の内径（ｄ＿１）に関連して、混濁液通過口（３）の自
   由通過面積よりも小さいことを特徴とする、特許請求の
   範囲第１項記載のねじ締め式ろ布固定装置。 ３、隙間幅（Ｓ＿１）が０．０５ｄ＿１〜０．１５ｄ＿
   １であることを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載
   のねじ締め式ろ布固定装置。 ４、隣接する二つのフランジ外面の間の隙間幅（Ｓ＿１
   ）が半径方向に外方へ向かって一定であることを特徴と
   する、特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか
   一つに記載のねじ締め式ろ布固定装置。 ５、隣接する二つのフランジ外面の間の隙間幅が、内側
   寸法（Ｓ＿１）から半径方向外方に向かって狭くなって
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第３
   項までのいずれか一つに記載のねじ締め式ろ布固定装置
   。 ６、カム状の隆起部（７）の高さ（ｈ）が環状隙間幅（
   Ｓ＿１）よりも狭く、特に０．５〜１．５ｍｍだけ狭い
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第５項ま
   でのいずれか一つに記載のねじ締め式ろ布固定装置。 ７、二つの隆起部（７）が設けられ、この隆起部が直径
   方向に対向してフランジ外面に設けられ、かつろ板（１
   ）の使用位置に関連して、鉛直方向に上下に配置されて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第６
   項までのいずれか一つに記載のねじ締め式ろ布固定装置
   。 ８、フランジ（６）の外縁（１２）が半径方向外方へ向
   けてろ板（１）の平面の方へ面取りされていることを特
   徴とする、特許請求の範囲第１項から第７項までのいず
   れか一つに記載のねじ締め式ろ布固定装置。 ９、交互にチャンバ型ろ板（１）とダイヤフラムチャン
   バ型ろ板（１′）とからなるろ板セットの場合に、チャ
   ンバ型ろ板（１）のフランジ（６）の面取り部（１２）
   の内側縁（１５）が、ダイヤフラムチャンバ型ろ板（１
   ′）のフランジの外縁（１６）にほぼ対向していること
   を特徴とする、特許請求の範囲第８項記載のねじ締め式
   ろ布固定装置。 １０、フランジ（６）がその外周の範囲においてろ布（
   ２）の側に、ろ布（２）の方へ突き出た周方向のウェブ
   （１８）を備えていることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項から第９項までのいずれか一つに記載のねじ締
   め式ろ布固定装置。 １１、シール要素（２０）特にＯ−リングがウェブ（１
   ８）の周方向の開放溝（１９）に設けられていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１０項記載のねじ締め式
   ろ布固定装置。 １２、環状隙間（８）の中央平面が、互いに接する両ろ
   板（１、１′）によって形成されたろ過室（１０）の中
   央平面（９）内にあることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項から第１１項までのいずれか一つに記載のねじ
   締め式ろ布固定装置。