JPS62116549A - 2−アミノ−5−クロロベンゾフエノンの製造方法 - Google Patents

2−アミノ−5−クロロベンゾフエノンの製造方法

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JPS62116549A
JPS62116549A JP60256782A JP25678285A JPS62116549A JP S62116549 A JPS62116549 A JP S62116549A JP 60256782 A JP60256782 A JP 60256782A JP 25678285 A JP25678285 A JP 25678285A JP S62116549 A JPS62116549 A JP S62116549A
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Keisaburo Yamaguchi
桂三郎 山口
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良満 田辺
Yukihiro Yoshikawa
幸宏 吉川
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2−アミノ−5−クロロベンゾフェンの製造
方法に関する。
2−アミノ−5−クロロベンゾフェノン(以下ACBP
と略記する)は農医薬中間体として重要な化金物である
。例えば、ノンセシス(Syn Lhes 1s)67
7(1980)、特開昭57−185,219なとが知
られている。
(従来の技術) 従来、ACBPは、共形的には4−クロロアニリンに対
し等モル以上の塩化亜鉛の存在下で2倍モル以上のベン
ゾイルクロリドを高温で反応させたのち、加水分解を行
なって製造する方法(米国特許3、465.038)、
4−クロロニトロベンゼンとベンジルシアニドから1.
2−ベンズイソオキサゾールを経て製造する方法(シン
セシス、677〜688. (1980))が知られて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記公知の反応はいずれも簡単ではない
。例えば、4−クロロアニリンを原料とする方法では多
量の塩化亜鉛を触媒に用い、高温l8融状態で反応させ
るため種々の副生物や複雑な中間体化合物が生成するの
で、これらを多量の酸で加水分解させて口約物を得てい
る[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、
26巻。
4488  (1961)] 。
したがって、収率も低下し重金属や多量の廃酸の無公害
化に経費と労力を要する。一方、4−クロロニトロベン
ゼンを原料とする方法は、ベンジルシアニドと反応させ
ることによって青酸塩が副生ずるため、この有毒物質の
取扱いに装置および労力が必要であり、コストの大巾な
上昇となる。
また、収率も高くない。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、この様な種々の欠点を克服して有用な
八COPを安価に製造する方法を提供することである。
すなわち、本発明はこのような課題に対し、バラジクロ
ロベンゼンから容易に製造できる。2.5−ジクロロベ
ンゾフェノンを原料として、溶剤中胴触媒の存在下で尿
素を反応させると式(1)で表されるれ6−クロロ−4
−フェニル−2−キナゾリンが得られ、これを加水分解
することによって目的物の2−アミノ−5−クロロヘン
シフエノンを製造できることを見出し、本発明を完成さ
せた。
本発明の方法を具体的に説明すると、まず、原料である
2、5−ジクロロベンゾフェンはパラジクロロベンゼン
を無水塩化アルミニウムの存在下でホスゲン化すると2
.5−ジクロロベンゾイルクロリドが得られ、これをベ
ンゼンとフリーデル・クラフッ反応させることによって
高収率で製造できる〔理論製造染料化学(博報堂)p4
94)。
この2.5−ジクロロベンゾフェノンを、−a的には、
溶剤中で銅触媒の存在下、尿素と反応させると前記式(
1)で表されるキナゾリン化合物が得られる。
このキナゾリン化合物を酸またはアルカリで加水分解す
ることによって目的物のACBPを得ることができる。
本発明の方法は、縮合工程と加水分解工程の二つの工程
からなる。
まず、第2の縮合工程は、2.5−ジクロロヘンシフエ
ノンを尿素と反応させてキナゾリン化合物を得る工程で
あり、この工程で、尿素は理論量より過剰に用いて反応
を行うが、通常、原料の2.5−ジクロロベンゾフェノ
ンに対して1〜5倍モル、好ましくは1.3〜3倍モル
の範囲である。
この工程では銅触媒を使用する。この銅触媒としては銅
粉、酸化第一銅、酸化第二銅、臭化第一銅、塩化第一銅
、塩化第二銅、硫酸銅、炭酸銅、酢酸銅、安息香酸鋼等
の銅系化合物が挙げられる。
この銅触媒の作用は、銅粉、酸化w41iiでは反応で
生成する塩化水素の補足剤の役割を持つので、銅、塩の
使用量は理論的には生成する塩化水素と等量分を用いら
れるが、実際には反応で消費される分より過剰分の尿素
が塩化水素の補足作用を持つので、尿素の過剰量に応じ
て減少させることができる。
これら銅系化合物の使用量は、原料に対して、通常、0
.01〜1モルである。
更に、この縮合反応では別の塩化水素補足剤を用いるこ
ともできる。例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等の弱
塩基物質である。この弱塩基物質と上記触媒量の銅系化
合物の併用による方法がむしろ一般的である。
塩化水素補足剤としての弱塩基物質は、原料に対して、
通常、等量以上であるが、尿素の過剰分で、または銅系
化合物に塩化水素を補足させる場合は、この量以下であ
っても差し支えない。
次に、この縮合反応では、無溶剤でも溶融状態でも行え
るが、通常、溶剤を使用する。この溶剤としては、原料
の2.5−ジクロロベンゾフェノンおよび尿素を溶解さ
せる溶剤が好ましく、例えば、エチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、エチルセロソルブ、ジエチレン
グリコール等のグリコール、グリコールエーテル類およ
びN、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン、N。
N−ジメチルアセトアミド(DM八へ)、ジメチルスル
ホキシド(DMSO) 、スルホラン、1.3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホトリア
ミド等の非プロトン性極性溶剤類が挙げられる。これら
の溶剤の使用量は原料に対し1〜10重量倍あればよい
反応温度は、100〜240℃の範囲、好ましくは、1
30〜200℃の範囲である。反応時間は、通常、5〜
30時間の範囲である。
この縮合゛反応工程に於ける、一般的な実施態様は、原
料、触媒および溶剤を一括装入し、所定の温度、時間、
反応させた汲水で希釈する様な方法があげられ、中間体
であるキナゾリン化合物を高収率で得ることができる。
次に、第2の加水分解工程では、通常の鉱酸水溶液等に
よる酸性加水分解反応または苛性ソーダ、苛性カリ水溶
液などによるアルカリ性加水分解反応のいずれの場合も
良好に加水分解を行える。
酸性加水分解反応では、最も典型的には硫酸水溶液で行
う方法が好ましい。
また、アルカリ性加水分解反応では、苛性ソーダ水溶液
で行う方法が好ましい。
加水分解でもちいる酸またはアルカリ水溶液の濃度には
特に限定はな(、通常、10〜95%の範囲の1度のも
のが広く使用できる。実施に際して、過剰量を用いても
同等差支えない。
加水分解反応での反応温度は100〜240℃の範囲、
好ましくは、150〜200℃の範囲である。
反応圧力は、特に制限はなく、一般にはオートクレーブ
を用い自然発生圧力下で反応を行うことが多い。
この第2の加水分解工程の一般的な実施態様では、酸性
またはアルカリ性のいずれの加水分解反応であっても、
第1の工程で得られた中間体のキナゾリン化合物と酸ま
たはアルカリ水?8液とを反応容器に装入し所定の温度
と時間、反応させる。
反応終了後、析出した目的生成物を濾過して取得するこ
とができる。
(作用および効果) このように本発明の方法は、安価なバラジクロベンゼン
から高収率で得られる2、5−ジクロロベンゾフェノン
を原料に用い尿素を作用させて中間体のキナゾリン化合
物を高収率で得る。さらにこの中間体化合物を加水分解
することによって、選択的に目的生成物の2−アミノ−
5−クロロベンゾフェノンを得ることができる。
このため、従来のような?j!雑な反応から生じる多量
の副生物や重金属および毒性化合物の無公害化等の処理
が必要ではないので、工業的に安価に2−アミノ−5−
クロロヘンシフエノンを製造できる方法としてその意義
は大きい。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 攪拌装置、温度計および吹き込む管を備えた円筒型フラ
スコにバラジクロベンゼン58.8g(0,4モル)、
無水塩化アルミニウム58.7g(0,44モル)およ
び1,2−ジクロロエタン50m1を装入し、撹拌しな
がら?8ti、中ヘホスゲンを30℃以下で2時間、引
き続き50°Cで、3.5時間吹き込んだ。ホスゲンの
通算吹き込み景は65 g (0,67モル)であった
6 次に、乾燥窒素ガスを吹き込んで未反応のホスゲンを追
い出し、10℃に冷却してベンゼン50gを1時間かけ
て滴下した。滴下後、室温で5時間攪拌し、反応液を氷
水350gに排出した。ついで有機層を分液し、水洗、
分液を行なったのち、真空蒸溜により白色結晶の2.5
−ジクロロヘンシフエノンを得た。
収量88.5g(収率88.1χ)で融点は80.5〜
87.5℃であった。元素分析の結果は次のとおりであ
った。
元素分析(CwHaOClg) CHC1 計算値(χ)  62.18 3.21 28.24測
定値(χ)  61.80 3.11 28.5にの2
.5〜ジクロロベンゾフェノン50.3g(0,025
モル)と尿素29g(0,48モル)、酸化第1銅14
.3gN、N−ジメチルホルムアミド300 mlを反
応器に装入し、温度150〜+53°Cで12時間反応
させた。 反応終了後、反応液を水500m1で希釈す
ると結晶が析出した。これは6−クロロ−4−フェニル
−2−キナゾリンであり、濾取し、希塩酸水溶液で孝沸
後、濾過、乾燥して44.5gを得た(収率86.7χ
)。
この粗結晶をメチルセロソルブで再結晶を行い黄色針状
晶の純品を得た。融点は300℃以上で元素分析の結果
は次の通りである。
元素分析(C+ a Hq N z○C1)CHN  
    C1 計算値(χ)  65.5  3.53 10.91 
13.81測定値(χ)  65.44 3.41 1
0.66 13.52次に、上記6−クロロ−4−フェ
ニル−2−キナゾリン5gを30%苛性ソーダ水溶液3
0gとともにオートクレーブ中温度200℃で8時間反
応させた。冷却後、析出している黄色の結晶を濾過して
得た。
これを502イソプロパツール水溶液35+elで再結
晶した。これは目的物の2−アミノ−5−クロロベンゾ
フェノンであり、収量は3.2g(2,5−ジクロロベ
ンゾフェノンよりの通算収率70,9χ)であり、融点
は96.3〜97.2℃であった。元素分析の結果は次
の通りであった。
元素分析(C,:lHl。N0CI) HNCI 計算値(χ)  67.39 4.35 6.05 1
5.30測定値(χ”)  67.12 4.41 5
.97 15.30実施例2 実施例!で得られた2、5−ジクロロベンゾフェノン1
2.5 g (0,05モル)、尿素4.8g(0,0
8モル)、硫酸銅5水和物0.63g (0,002モ
ル)、重炭酸ナトリウム4.2g(0,05モル)およ
びジエチレングリコ−コルジメチルエーテル100 m
lを反応器に装入し、温度180〜190℃で8時間反
応させた。反応終了後、水200 mlで希釈すると結
晶が析出した。
これは6−クロロ−4−フェニル−2−キナゾリンであ
り、濾取し、乾燥して9.2gを得た(収率71.7χ
)。
次に、上記6−クロロ−4−フェニル−2−キナゾリン
を40χ硫酸水溶液100m1 とともにオートクレー
ブ中温度180℃で12時間反応させた。冷却後、析出
している結晶を濾過して粗2−アミノー5−クロロベン
ゾフェノンを得た。収量は6.2g(2,5−ジクロロ
ヘンシフエノンよりの通算収率74.7χ)であり、融
点は93〜96.5℃であった。
実施例3 実施例2の条件で硫酸銅のかわりに銅粉1.6g、重炭
酸ナトリウムのかわりに酸化カルシウム1.4gおよび
ジエチレングリコ−コルジメチルエーテルのかわりにス
ルホランを用いた以外は同様に反応をおこなって2−ア
ミノ−5−クロロベンゾフェノンを得た。収量6.9g
(2,5−ジクロロベンゾフェノンよりの通算収率60
χ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2,5−ジクロロベンゾフェノンを銅触媒の存在下
    、尿素と反応させ、式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表される6−クロロ−4−フェニル−2−ギアゾリン
    を得、これを加水分解することを特徴とする2−アミノ
    −5−クロロベンゾフェノンの製造方法
JP60256782A 1985-11-18 1985-11-18 2−アミノ−5−クロロベンゾフエノンの製造方法 Expired - Fee Related JPH06731B2 (ja)

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