JPS6211533Y2

JPS6211533Y2 -

Info

Publication number: JPS6211533Y2
Application number: JP1982155904U
Authority: JP
Priority date: 1982-10-14
Filing date: 1982-10-14
Publication date: 1987-03-19
Also published as: JPS5959909U

Description

【考案の詳細な説明】本案は、化粧用コンパクトに係る。

従来、この種のものに、平面形状が四角形と円
形のものとがある。従つて、これに収容するドラ
ム（化粧料を充填した詰替容器）も二様のものが
あり、それぞれに適合する形状のものが使用され
ている。

しかしながら、ドラムを交換しようとする場
合、販売店において、所要形状のドラムが品切れ
になつていることがある。

そこで、本案は、四角形、円形のいずれのドラ
ムでも任意に使用できるようにして、便利にしよ
うとするものである。

而して、本案は、図面に示すように、平面形状
が四角形の身１と蓋２とを後部で枢着３して成る
化粧用コンパクトにおいて、身１内に平面形状四
角形の中皿４を引き上げ自在に内装すると共に、
該中皿の底５に円形の大きな窓孔６を穿設し、且
つ、中皿を上下反転可能に構成して成る。

更に詳細には、身１は、上半部に中皿４を収容
するようにし、下半部にパフ収容部７を形成して
おり、中皿４は、背後に別部材の中皿用ボス８を
装備して、該ボスを身１と蓋２の枢着部３へ共に
枢着させて、上下に回動するようにし、また、中
皿４とボス８との間において、第３図に示すよう
に、中皿４の後面中央から後方へ軸９を一体に突
設し、ボス８の前面にその軸９に対応させて軸穴
１０を設けて、該軸穴に軸９を回転自在に嵌合さ
せ、且つ、両者間に互いに回転自在に嵌合する突
条１１と凹溝１２とによる抜け止め手段を講じて
いる。

図中、１３は、身１の前面に設けた係合突条、
１４は、該係合突条に係合すべく蓋２の前縁に突
設した係合突片、１５は、蓋２の内面に貼着した
鏡である。

なお、上述の化粧用コンパクトは、合成樹脂製
にするとよい。

如上の構成であるから、中皿４に順姿勢（第１
図）において四角形のドラムＡを、且つ、逆姿勢
（第３図）において円形のドラムＢを収容でき、
その中皿４の反転は、第２図に示すように、中皿
４を身１から引き上げ、後面から突出する軸９
（第３図）を中心に180度回転させればよい。

また、身１下半部のパフ収容部７にパフＣを収
容でき、該パフの出し入れは、中皿４を引き上げ
ることによつて行う。

本案によれば、四角形と円形のドラムを任意に
収容でき、ドラムの交換に当たり、販売店におい
て、一方のドラムが品切れになつていても、他方
のドラムで対処でき、使用上頗る便利重宝であ
る。また、製造過程にあつても、その時点で、在
庫しているドラムを任意に用いることができるの
で、極めて好都合である。更に、中皿４には、ド
ラムを何等の補助部材をも用いることなく直接に
収容でき、そのドラムの収容の際には、中皿４
は、ドラムの形態に合わせてそのまま又は単に上
下反転させればよく、取扱いが極めて簡単便利で
ある。

構造並びに製作簡単で安価に提供でき、実用上
甚だ有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案に係るもので、第１図は、斜視
図、第２図は、取り扱い方を示す斜視図、第３図
は、要部の斜視図である。１……身、２……蓋、４……中皿、５……底、
６……窓孔、Ａ，Ｂ……ドラム。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

平面形状が四角形の身１と蓋２とを後部で枢着
して成る化粧用コンパクトにおいて、身１内に平
面形状四角形の中皿４を引き上げ自在に内装し、
該中皿には底５に円形の大きな窓孔６を穿設し、
中皿４の背後に別部材の中皿用ボス８を配して、
該ボスを身１と蓋２の枢着部３へ共に枢着させ、
その中皿４と中皿用ボス８との間に回転自在に嵌
合する軸９と軸穴１０とを設けて中皿を上下反転
可能に構成したことを特徴とする化粧用コンパク
ト。