JPS62113314A - 電気接点 - Google Patents
電気接点Info
- Publication number
- JPS62113314A JPS62113314A JP25353885A JP25353885A JPS62113314A JP S62113314 A JPS62113314 A JP S62113314A JP 25353885 A JP25353885 A JP 25353885A JP 25353885 A JP25353885 A JP 25353885A JP S62113314 A JPS62113314 A JP S62113314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- base material
- pedestal
- electrical contact
- cladding layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Contacts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、スイッチ、リレーなどに使用する開閉用の
電気接点に関するものである。
電気接点に関するものである。
従来の電気接点は、第6図に示すように、AgまたはA
g合金からなる接点下地材20の上面にAu合金などの
貴金属からなるクラッド層21を設け、さらに下面にC
uN i合金などからなる台座22を設けたものであっ
た。かかる電気接点を製造するには、第7図に示すよう
に、接点下地材20を台座22表面に圧接したのち、押
し型23a、23bで接点下地材12表面にクラッド層
21を圧接している。その際、押し型2’3a、23・
bで電気接点の表面を曲面状に加工する。
g合金からなる接点下地材20の上面にAu合金などの
貴金属からなるクラッド層21を設け、さらに下面にC
uN i合金などからなる台座22を設けたものであっ
た。かかる電気接点を製造するには、第7図に示すよう
に、接点下地材20を台座22表面に圧接したのち、押
し型23a、23bで接点下地材12表面にクラッド層
21を圧接している。その際、押し型2’3a、23・
bで電気接点の表面を曲面状に加工する。
しかしながら、かかる従来の電気接点には、耐硫化性能
が著しく劣るという問題があった。すなわち、接点表面
を貴金属のクラッド層21で覆っても、Agのクリーピ
ング作用により外部に露出した接点下地材20表面にで
きたA[!25のため、Sイオンがクラッド層21であ
る貴金属表面に到達し、Ag、Sが生成していた。かか
るAg2Sは電気接点の接触抵抗を増大させ、その結果
接点の寿命を低下させ信頼性を低下させていた。ここで
、クリーピング作用とは、第8図に示すように、接点下
地材20の外側面に生成したAg2Sがマイグレーショ
ンのために外側面から上面のクラッド層21へ進み、ク
ラッド層21表面にAg、S層を生成することをいう。
が著しく劣るという問題があった。すなわち、接点表面
を貴金属のクラッド層21で覆っても、Agのクリーピ
ング作用により外部に露出した接点下地材20表面にで
きたA[!25のため、Sイオンがクラッド層21であ
る貴金属表面に到達し、Ag、Sが生成していた。かか
るAg2Sは電気接点の接触抵抗を増大させ、その結果
接点の寿命を低下させ信頼性を低下させていた。ここで
、クリーピング作用とは、第8図に示すように、接点下
地材20の外側面に生成したAg2Sがマイグレーショ
ンのために外側面から上面のクラッド層21へ進み、ク
ラッド層21表面にAg、S層を生成することをいう。
この発明の目的は、接点性能を低下させずに、クリーピ
ング作用による接点表面への硫化進行を著しく遅延させ
て耐硫化性能を向上さセ、高い信頼性を付与した電気接
点を提供することである。
ング作用による接点表面への硫化進行を著しく遅延させ
て耐硫化性能を向上さセ、高い信頼性を付与した電気接
点を提供することである。
この発明の電気接点は、台座上に設けたAgまたはAg
合金からなる接点下地材の表面をクラッド層で被覆した
電気接点において、前記クラッド層の縁部と前記台座の
縁部とが相互に密接し前記接点下地材を被覆したことを
特徴とするものである。
合金からなる接点下地材の表面をクラッド層で被覆した
電気接点において、前記クラッド層の縁部と前記台座の
縁部とが相互に密接し前記接点下地材を被覆したことを
特徴とするものである。
このように、この発明によれば、AgまたはAg合金か
らなる接点下地材が外部に露出しないように台座とクラ
ッド層とで被覆されるので、静のクリーピング作用によ
り側面部での硫化が接点表面(クラッド層表面)に移行
するのが著しく遅延され、耐硫化性能を向上させること
ができ、それゆえ接点の接触抵抗が増大するのが阻止さ
れ高い信頼性を長期間にわたり維持することができる。
らなる接点下地材が外部に露出しないように台座とクラ
ッド層とで被覆されるので、静のクリーピング作用によ
り側面部での硫化が接点表面(クラッド層表面)に移行
するのが著しく遅延され、耐硫化性能を向上させること
ができ、それゆえ接点の接触抵抗が増大するのが阻止さ
れ高い信頼性を長期間にわたり維持することができる。
実施例
この発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。すなわち、この電気接点は、第1図に示すよう
に、CuNi合金などの台座3上に設けたAgまたはA
g合金からなる接点下地材1の表面をAu合金などのク
ラッド層2で被覆した電気接点において、前記クラッド
層2の両側縁部2a、2bと前記台座3の両側縁部3a
、3bとが相互に密接し前記接点下地材1の両側面を被
覆したものである。
明する。すなわち、この電気接点は、第1図に示すよう
に、CuNi合金などの台座3上に設けたAgまたはA
g合金からなる接点下地材1の表面をAu合金などのク
ラッド層2で被覆した電気接点において、前記クラッド
層2の両側縁部2a、2bと前記台座3の両側縁部3a
、3bとが相互に密接し前記接点下地材1の両側面を被
覆したものである。
前記台座3は第2図(A)に示すように長手方向に沿っ
て上面に凸設部5が延設されかつこの凸設部5の両側部
に鍔部6.6を設けた長片状で構成される。また、前記
接点下地材lとクラッド層2とは、第2図(B)に示す
ように、あらかじめ相互に圧接した長片状のプレートで
構成される。
て上面に凸設部5が延設されかつこの凸設部5の両側部
に鍔部6.6を設けた長片状で構成される。また、前記
接点下地材lとクラッド層2とは、第2図(B)に示す
ように、あらかじめ相互に圧接した長片状のプレートで
構成される。
そして、第2図(C)に示すように、一対の押し型7a
、7bによって接点下地材1およびクラッド層2はこの
順で前記凸設部5の表面を覆いかつ両側面が前記鍔部6
.6上面に圧接される。かくして、長いテープ状の電気
接点が得られる。ここで、Au合金からなるクラッド層
2の厚さは5〜lOμm程度であるのが好ましく、また
^gまたはAg合金からなる接点下地材1の厚さはO,
1〜0.21程度であるのが適当である。
、7bによって接点下地材1およびクラッド層2はこの
順で前記凸設部5の表面を覆いかつ両側面が前記鍔部6
.6上面に圧接される。かくして、長いテープ状の電気
接点が得られる。ここで、Au合金からなるクラッド層
2の厚さは5〜lOμm程度であるのが好ましく、また
^gまたはAg合金からなる接点下地材1の厚さはO,
1〜0.21程度であるのが適当である。
得られた電気接点は、使用に際して適当な長さに切断し
可動接点または固定接点として使用する。
可動接点または固定接点として使用する。
次にこの実施例の電気接点と従来の電気接点との耐硫化
性試験を行った。従来の電気接点としては接点下地材の
Agが側面から露出しているものを使用した。試験はl
hs 3 pp”I + ?B度90%の雰囲気中にて
接触抵抗が1Ω以上となる時間を調べ、これによって硫
化性能を評価した。その結果、従来の電気ホ漁では24
時間であったのに対して、この実施例の電気接点では2
40時間であった。
性試験を行った。従来の電気接点としては接点下地材の
Agが側面から露出しているものを使用した。試験はl
hs 3 pp”I + ?B度90%の雰囲気中にて
接触抵抗が1Ω以上となる時間を調べ、これによって硫
化性能を評価した。その結果、従来の電気ホ漁では24
時間であったのに対して、この実施例の電気接点では2
40時間であった。
このことから、この実施例の電気接点は接点寿命が従来
のものに比して約10倍も増大していることがわかる。
のものに比して約10倍も増大していることがわかる。
この発明の他の実施例を第3図ないし第5図に基づいて
説明する。すなわち、この電気接点は、第3図に示すよ
うに、CuN i合金などからなる台座9が長手方向に
沿って上面に溝部8が延設された長片状で構成され、こ
の台座9上面の前記溝部8内にAgまたはAg合金から
なる接点下地材10を充填し、Au合金などからなるク
ラッド層1)で前記台座9の上面を被覆したものである
。
説明する。すなわち、この電気接点は、第3図に示すよ
うに、CuN i合金などからなる台座9が長手方向に
沿って上面に溝部8が延設された長片状で構成され、こ
の台座9上面の前記溝部8内にAgまたはAg合金から
なる接点下地材10を充填し、Au合金などからなるク
ラッド層1)で前記台座9の上面を被覆したものである
。
第4図はこの実施例の電気接点の製造方法を示しており
、第4図(A)に示すように、溝形の台座9の溝部8内
に接点下地材10を充填し、ついで上面をクラ・7ド層
1)で被覆したのち、同図(B)に示すように押し型1
2.a、12bで押圧し上面を曲面状に成形加工して、
テープ状の電気接点を得る。
、第4図(A)に示すように、溝形の台座9の溝部8内
に接点下地材10を充填し、ついで上面をクラ・7ド層
1)で被覆したのち、同図(B)に示すように押し型1
2.a、12bで押圧し上面を曲面状に成形加工して、
テープ状の電気接点を得る。
第5図は、適当な大きさに切断加工した電気接点13を
板ばね14上に熔接し可動接点として使用する場合を示
している。固定接点として使用する場合には、端子部(
図示せず)に熔接して固定する。
板ばね14上に熔接し可動接点として使用する場合を示
している。固定接点として使用する場合には、端子部(
図示せず)に熔接して固定する。
また、この実施例の電気接点と従来の電気接点との耐硫
化性を前述の実施例と同様にして比較したところ、前述
の実施例と同様に接点寿命が約10倍も増大していた。
化性を前述の実施例と同様にして比較したところ、前述
の実施例と同様に接点寿命が約10倍も増大していた。
なお、これらの実施例では接点下地材1,10の両側面
を被覆する場合について説明したが、接点下地材1.I
Oの全周を被覆する場合は耐硫化性能をより一層向上さ
せることができる。
を被覆する場合について説明したが、接点下地材1.I
Oの全周を被覆する場合は耐硫化性能をより一層向上さ
せることができる。
この発明によれば、Agまたはへg合金からなる接点下
地材が外部に露出しないように台座とクラッド層とで被
覆されるので、Agのクリーピング作用により側面部で
の硫化が接点表面(クラッド層表面)に移行するのが著
しく遅延され、耐硫化性能を向上させることができ、そ
れゆえ接点の接触抵抗が増大するのが阻止され高い信頼
性を長期間にわたり維持することができる。また、従来
の電気接点に比して接点下地材におけるagまたはA、
合金の使用量を削減することができ、コストダウンを図
ることができるという効果もある。
地材が外部に露出しないように台座とクラッド層とで被
覆されるので、Agのクリーピング作用により側面部で
の硫化が接点表面(クラッド層表面)に移行するのが著
しく遅延され、耐硫化性能を向上させることができ、そ
れゆえ接点の接触抵抗が増大するのが阻止され高い信頼
性を長期間にわたり維持することができる。また、従来
の電気接点に比して接点下地材におけるagまたはA、
合金の使用量を削減することができ、コストダウンを図
ることができるという効果もある。
第1図はこの発明の一実施例の破断斜視図、第2図はこ
の実施例の電気接点の製造方法を示す説明図、第3図は
この発明の他の実施例の破断斜視図、第4図はこの実施
例における電気接点の製造方法を示す説明図、第5図は
その使用状態を示す破断斜視図、第6図は従来の電気接
点の破断斜視図、第7図はその製造方法を示す説明図、
第8図はAgのクリーピング作用を示す説明図である。 I、10・・・接点下地材、2.1)・・・クラッド層
、3.9・・・台座、5・・・凸設部、6・・・鍔部、
8・・・溝部、13・・・電気接点 第1図 (C) 第2図 第6図 第7図 第8図 気 A6 く −〇 の
の実施例の電気接点の製造方法を示す説明図、第3図は
この発明の他の実施例の破断斜視図、第4図はこの実施
例における電気接点の製造方法を示す説明図、第5図は
その使用状態を示す破断斜視図、第6図は従来の電気接
点の破断斜視図、第7図はその製造方法を示す説明図、
第8図はAgのクリーピング作用を示す説明図である。 I、10・・・接点下地材、2.1)・・・クラッド層
、3.9・・・台座、5・・・凸設部、6・・・鍔部、
8・・・溝部、13・・・電気接点 第1図 (C) 第2図 第6図 第7図 第8図 気 A6 く −〇 の
Claims (3)
- (1)台座上に設けたAgまたはAg合金からなる接点
下地材の表面をクラッド層で被覆した電気接点において
、前記クラッド層の縁部と前記台座の縁部とが相互に密
接し前記接点下地材を被覆したことを特徴とする電気接
点。 - (2)前記台座は長手方向に沿って上面に凸設部が延設
されかつこの凸設部の両側部に鍔部を設けた長片状で構
成され、前記接点下地材およびクラッド層がこの順で前
記凸設部の表面を覆いかつこれらの両側面が前記鍔部表
面に密接した特許請求の範囲第(1)項記載の電気接点
。 - (3)前記台座は長手方向に沿って上面に溝部が延設さ
れた長片状で構成され、前記接点下地材がこの台座上面
の前記溝部内に充填され、前記クラッド層が前記台座の
上面を被覆した特許請求の範囲第(1)項記載の電気接
点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25353885A JPS62113314A (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電気接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25353885A JPS62113314A (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電気接点 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62113314A true JPS62113314A (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=17252761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25353885A Pending JPS62113314A (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電気接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62113314A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63245833A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-12 | 田中貴金属工業株式会社 | ボタン型クラツド接点 |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP25353885A patent/JPS62113314A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63245833A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-12 | 田中貴金属工業株式会社 | ボタン型クラツド接点 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10134869A (ja) | 端子材料および端子 | |
DK446884D0 (da) | Palladium/nikkelovertraek, der kan loddes, og fremgangsmaade til tilvejebringelse heraf ved elektroplettering | |
JPS62113314A (ja) | 電気接点 | |
JPS62113313A (ja) | 電気接点 | |
EP0119828A3 (en) | Terminals | |
JPH04259712A (ja) | 複合電気接点帯材の製造方法 | |
JPS63246802A (ja) | サ−ミスタ | |
JPS6224510A (ja) | 電気接点 | |
JPS5814562Y2 (ja) | バリスタ | |
JPS6071018U (ja) | 電気接触子 | |
JPS63107012A (ja) | 電子部品 | |
US2611794A (en) | Terminal assembly for electric-cell batteries | |
JPS62569B2 (ja) | ||
JPS593462Y2 (ja) | 電気接点帯材 | |
GB1177905A (en) | Electrical Contact Assembly | |
JPH0323622Y2 (ja) | ||
JPS62276711A (ja) | 電気接点 | |
JPS6122308U (ja) | サ−ミスタ | |
JPS61225719A (ja) | リ−フスイツチの接点ばね片の製造法及び接点ばね片の構造 | |
SU705547A2 (ru) | Электрический контакт | |
JPH0119212B2 (ja) | ||
JPS59204204A (ja) | バリスタ | |
JPS60165010A (ja) | 摺動接点用回路板 | |
JPS6187314A (ja) | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JPS6063827A (ja) | 電気接触子 |