JPS62112699A - メチルクロロホルム組成物 - Google Patents

メチルクロロホルム組成物

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JPS62112699A
JPS62112699A JP25200085A JP25200085A JPS62112699A JP S62112699 A JPS62112699 A JP S62112699A JP 25200085 A JP25200085 A JP 25200085A JP 25200085 A JP25200085 A JP 25200085A JP S62112699 A JPS62112699 A JP S62112699A
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methyl chloroform
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勝男 松本
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀または恨メッキ物等の銀を含む素材洗浄用
のメチルクロロホルム組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
メチルクロロホルムは、油やグリースに対する溶解力が
大きく、不燃性であり、かつ、トリクロロエチレンやパ
ークロロエチレン等の溶剤に比較して、毒性が少ない等
の特徴を持ち、金属の脱脂洗浄用、プリント基板ドライ
フィルムの現像用、フラックス洗浄用、エアゾール製品
の希釈溶剤等に広く使用されている。しかしながら、メ
チルクロロホルムは単独では、比較的不安定で金属、特
にアルミニウムが存在すると、分解が著しく促進される
という欠点を有する。この分解反応は一度始まると連鎖
反応的に塩化水素を発生しながら進行し、液は着色しな
がら最後にはタール状物質、黒色炭化物と化してしまう
この分解反応を抑制し、かつ、金属の腐食を防止するた
めに、メチルクロロホルムの安定化は必須の要件であり
、従来から数多くの安定剤、たとえば環状エーテル類、
アルコール類、ニトリル類、エポキサイド類等を単独あ
るいは数種類組合せて添加することが数多く提案されて
いる。
上述のような安定剤で安定化された、現在市販されてい
る工業用メチルクロロホルムは、アルミニウムを含めて
、鉄、亜鉛、真鍮等多くの汎用金属の洗浄には、問題を
起こすことなく使用することができる。
〔発明が解決しようとしている問題点〕しかし、電子部
品の接点材料などに使用されている恨メッキ素材は極め
て変色しやすく、従来知られている安定化メチルクロロ
ホルムによっても、変色を完全に抑制することは困難で
あった。ある種のアミン類をメチルクロロホルムに添加
することにより、この変色を抑制する方法もあるが、こ
の場合には、アミン自身の安定性が悪いために長時間の
使用が不可能であり、また銀表面にシミを付着させる原
因となる。これらの理由で銀を含んだ金属材料の洗浄に
は、はとんどメチルクロロホルムが採用されていないの
が実状である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、銀に対するメチルクロロホルムの安定性
の欠点を改善するために、研究を重ねた結果、メチルク
ロロホルムにチオフェンあるいはチオフェン誘導体を添
加し、さらに環状エーテル類、ニトロアルカン類、エポ
キサイド類の中から選ばれる一種あるいは二種以上の物
質を添加することによって、銀または銀メッキ等の銀を
含む素材を浸漬洗浄および蒸気洗浄しても、表面が変色
したり、腐食したすせず、さらには表面上にシミを発生
させることもなく、実用上安定なメチルクロロホルム組
成物を見出し、この知見に基ずいて本発明をなすに至っ
た。
すなわち、本発明はメチルクロロホルムを主成分とし、
これとチオフェンあるいはチオフェン誘導体を含み、か
つ環状エーテル類、ニトロアルカン類、エポキサイド類
の中から選ばれる一種あるいは二種以上の物質からなる
ことを特徴とする恨に対して安定化されたメチルクロロ
ホルム組成物を提供するものである。
チオフェンあるいはチオフェン誘導体を必須要件として
含むメチルクロロホルム組成物は、たとえば特公昭51
−36242号公報として知られているが、この文献で
はメチルクロロホルム組成物のアルミに対する安定性に
主眼がおかれており銀または銀メッキ物等の銀を含む素
材に対する腐食防止効果に関しては全く言及されていな
い。従って特公昭51−367242号公報には、ジイ
ソプロピルアミン等を併用することを唄っているが、こ
れらの添加は逆に銀表面にシマ状のシミを付ける原因と
なり好ましくない。従って、銀または銀メッキ物等の銀
を含む素材の洗浄において、表面の変色及び表面上への
シミ付着の見地からは、チオフェンあるいはチオフェン
誘導体を含みかつ環状エーテル類、ニトロアルカン類、
エポキサイド類の中から選ばれる一種あるいは二種以上
の物質からなるメチルクロロホルム組成物が非常に効果
的である。
本発明に用いる安定剤としては、チオフェン;チオフェ
ン誘導体として2,5−ジメチルチオフェン、テトラヒ
ドロチオフェン、2−メチルテトラヒドロチオフェン等
;環状エーテル類として1゜3−ジオキサン、1,4−
ジオキサン、1.3−ジオキソラン等;ニトロアルカン
類としてニトロエタン、ニトロエタン、ニトロブタン等
;エポキサイド類として1,2−ブチレンオキサイド、
2゜3−ブチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等
が挙げられる。
本発明における各安定剤成分の添加割合はメチルクロロ
ホルムの不純物量、被洗物である銀または銀メッキ物等
の表面状態、および洗浄方法、洗浄条件等によって変え
ることができる。各安定剤成分の添加割合は、メチルク
ロロホルム組成物全量に対して次の範囲が好ましい。
チオフェンあるいはチオフェン誘導体 0.0001〜0.5重量% 環状エーテル類  1.0 〜15.0重量%ニトロア
ルカン類 0.1 〜10.0重量%エポノサイド類 
 0.1  〜10.0重量%本発明の組成物は、長時
間の使用に際しても金属、特に銀に対する安定性が充分
に維持され、しかも、水分や湿分が存在しても、銀また
は銀メッキ物等の銀波覆物材料や構造物の表面を変色さ
せたり、腐食させたりすることが少ない点において従来
の組成物よりも大いに改善されている。
近年、半導体、IC分野をはじめとする電子、電気工業
分野において優れた電気接点材料としても広く使われて
いる銀または銀メッキ物等の銀を含む素材の洗浄溶剤と
して、工業的に極めて価値の高いものである。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例および比較例によって具体的に
説明する。実施例および比較例中に示す変色試験方法お
よび判定方法は次の通りである。
なお、重量%はメチルクロロルム組成物全量に対して示
すものである。
(変色試験方法) 容量1000cc冷却管を備えた硬質ガラス製洗浄容器
3台(No、1. No、2.No、3)を用意し、N
o、 1は沸騰浸漬槽、No、2は冷浴槽、No、3は
蒸気洗浄槽として使用する。試量(メチルクロロホルム
組成物)をNo、l、 No、2にはそれ各々700c
c、 No、3には300cc入れ、No、l、 No
、3は沸騰状態に加熱し、No、2は約20℃に保持す
る。厚さ0.5鶴の銅板にニッケル、銅メッキし、さら
にその表面に1〜3μmの厚さに銀メッキしてプレス加
工した短冊状被洗物(31鶴X133 mm )を、N
o、L+ No、2+No、3の洗浄容器に順次入れ各
槽10分ずつ洗浄する。被洗物については銀メッキ表面
の外観を目視することにより変色度を検査し、変色度は
次の基準によりランクすけする。
ランク1 殆ど変色しない。
ランク2 少し変色するが、極くわずかである。
ランク3 かなり変色する。
ランク4 著しく変色する。
ランク5 著しく変色し、かつ、部分的に焼は焦げ状に
黒化する。
さらに、顕微鏡により表面のシミを有無を調べる。
実施例1 1.2−ブチルオキサイド0.5重量%、1,4−シオ
キサイド2.5重量%、ニトロメタン0.3重量%、チ
オフェン0.0005重量%を含むメチルクロロホルム
について変色試験を行った。その結果を第1表に示す。
実施例2 1.2−ブチレンオキサイド0.5重量%、1゜4−ジ
オキサイド2.5重量%、トロメタン0.3重量%、テ
トラヒドロチオフェン0.01重量%を含むメチルクロ
ロホルムについて変色試験を行った。
その結果を第1表に示す。
実施例3 1.2−ブチレンオキサイド0.5重量%、1゜4−ジ
オキサイド2.5重量%、ニトロメタン0.3重量%、
チオフェン0.003重量%を含むメチルクロロホルム
を100℃、2週間の条件で還流後、変色試験を行った
。その結果を第1表に示す。
実施例4 1.2−ブチレンオキサイド0.5重量%、チオフェン
0.0005重量%を含むメチルクロロホルムについて
変色試験を行った。その結果を第1表に示す。
実施例5 1.4−ジオキサイド2.5重量%、チオフェン0.0
005重量%を含むメチルクロロホルムについて変色試
験を行った。その結果を第1表に示す。
実施例6 1.2−ブチレンオキサイドO’、5重量%、ニドa)
タン0.3重量%、チオフェン0.0005i 量%を
含むメチルクロロホルムについて変色試験を行った。そ
の結果を第1表に示す。
比較例1 1.2−ブチレンオキサイド0.5重量%、■。
4−ジオキサイド2.5重量%、ニトロメタン0.3重
量%を含むメチルクロロホルムについて変色試験を行っ
た。その結果を第1表に示す。
比較例2 1.2−ブチレンオキサイド0.5重量%、■。
4−ジオキサイド2.5重量%、ニトロメタン0.3重
量%、チオフェン0.003重量%、ジイソプロピルア
ミン0.005重量%を含むメチルクロロホルムについ
て変色試験を行った。その結果を第1表に示す。
第1表 〔効 果〕 本発明のメチルクロロホルム組成物は、高温の状態で銀
または銀メッキ物を洗浄しても、表面の変色は極めて少
なくかつ表面へのシミの付着もなく、実用上充分な安定
性を保持している。
特許出願人  旭化成工業株式会社 手 続 補 正 書(自発ン 昭和60年12月)ど日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示   昭和60年特許願第 28200
0  号2、発明の名称 メチルクロロホルム組成物 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 & 補正の内容 (1)明細書第4頁第20行の「特公昭51−3672
42号公報には、」を「特公昭51−36242号公報
には、」に訂正する。
(2)同第5頁第5行の「シミ付着の見地からは、」を
「シミ付着防止の見地からは、」に訂正する。
(3)同第6頁第11行の「エポキサイド類」を「エポ
キサイド類」に訂正する。
(4)同第7頁第14行のrmxS随2にはそれ各々」
をrt*x、5nzlCは各々」に訂正する。
(5)同第8頁第10行の「表面のシミを有無」を「表
面のシミの有無」に訂正する。
(6)同第8頁第12行の「l、2−ブチルオキサイド
」を「1.2−ブチレンオキサイド」に訂正する0 (7)同第8頁第12〜13行の「1,4−ジオキサイ
ドz、s7g量チ、コを「1,4−ジオキチン2.5!
量悌、」に訂正する。
(8)同第8頁第18〜19行の「1,4−ジオキサイ
ド2.5重iq6、」を「1.4−ジオキサン2.5重
量%、」に訂正する。
(9)同第9頁第4〜5行の「l、4−ジオキサイド2
.5重量%、」を「1,4−ジオキサン2.51■チ、
」に訂正する。
住0 同第9頁第15行の「工、4−ジオキサイド2.
5重量%、」を「工、4−ジオキサン2.5重量%、」
に訂正する。
αυ 同第9頁第20行〜同第10頁第1行の「チオフ
ェンo、ooos重量%を、その結果を第工表に示す。
」を「チオフェン0.0005重量%を含むメチルクロ
ロホルムについて変色試験を行つ几。その結果を第1表
に示す。」に訂正する。
(Lつ  同第10頁第3〜4行の「1,4−ジオキサ
イド2.5重量%、」を「1,4−ジオキサン2.5重
量%、」に訂正する。
(13同第10頁第8〜9行の[l、4−ジオキサイド
2.5重量%、コを「l、4−ジオキサン2.5重量%
、」に訂正する。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メチルクロロホルムを主成分とし、これとチオフェンあ
    るいはチオフェン誘導体を含み、かつ環状エーテル類、
    ニトロアルカン類、エポキサイド類の中から選ばれる一
    種あるいは二種以上の物質からなることを特徴とする銀
    または銀メッキ物等の銀を含む素材洗浄用メチルクロロ
    ホルム組成物
JP25200085A 1985-11-12 1985-11-12 メチルクロロホルム組成物 Granted JPS62112699A (ja)

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JP25200085A JPS62112699A (ja) 1985-11-12 1985-11-12 メチルクロロホルム組成物

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JPH0160457B2 JPH0160457B2 (ja) 1989-12-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136242A (ja) * 1974-09-21 1976-03-27 Toyo Aluminium Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5136242A (ja) * 1974-09-21 1976-03-27 Toyo Aluminium Kk

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