JPS621124Y2 - - Google Patents

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JPS621124Y2
JPS621124Y2 JP7210481U JP7210481U JPS621124Y2 JP S621124 Y2 JPS621124 Y2 JP S621124Y2 JP 7210481 U JP7210481 U JP 7210481U JP 7210481 U JP7210481 U JP 7210481U JP S621124 Y2 JPS621124 Y2 JP S621124Y2
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JP
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cylinder
directional
support base
rotating
pressure
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JP7210481U
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JPS57184804U (ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、可動支持台に関し、詳しくは、油
圧または空気圧等の流体圧力制御により上下動す
る、下方に回転球部を有するいわゆる下向きの無
方向回転車を有し、下面から上記無方向回転車の
回転球部が出没可能となるように構成した可動支
持台に関する。
【従来の技術およびその問題点】
たとえば、自動車車体製造工程において、鋼板
プレス成形の際の弾性復帰に起因する寸法誤差の
精密計測や車体寸法の法令規格適合性を検査する
ための精密計測は、現在第4図に略示するよう
に、極細光線、たとえばレーザビームを定盤上の
基準位置に載置された車体上を走査させるなどし
て行なわれいてる。 ところで、上記の計測方式において精密かつ正
確な寸法計測を行なうためには、前記自動車車体
を前記定盤上の基準位置に正確に載置する必要が
ある。すなわち、車体中心線Lと車体前後方向に
通するレーザビームL′とを正確に平行とし、ある
いは車体自体を前記定盤に対して正確に平行状
(すなわち水平状)に位置させる必要がある。 しかしながら、上記のように車体を迅速かつ確
実に基準位置に載置するに際し、従来有効な手段
はなく、人力に頼らざるをえなかつた。また、自
動車車体は、重量1t前後あり、このような重量物
を上記のように基準位置に迅速正確に位置させる
ことは至難であることは容易に想像しうる。きか
も上記測定方式においてレーザビーム発射管装置
c,cとレーザ受光管装置c′,c′とを車体回りを
縦横に移動させ、このレーザビームを車体が遮断
したときの座標を検出することにより車体寸法を
測定するため、前記定盤上に車体以外に遮蔽物を
置くことは不可であり、したがつて当接板等によ
り前記車体を基準位置に載置することはできな
い。また、車体は鋼板製であるが、当接板等によ
り余分な外力を加えることは精密寸法測定を行な
う上で好ましいことではない。 この考案は、上記の事情のもとで考え出された
もので、上記のような重量物と支持床との間に介
装することができ、しかも、簡単な操作で、重量
物を無方向に移動できる状態と移動できない状態
とを選択することができる可動支持台を提供する
ことをその課題としている。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、この考案では、次
の技術的手段を溝じている。 すなわち、本考案の可動支持台は、支持台の下
面に開口する複数のシリンダ筒を形成するととも
に、これら各シリンダ筒の内部に、上面に受圧面
をもち、かつ下部に小ボール群を介して無方向に
転動可能な回転球部を保持する複数個の無方向回
転車を上下方向に往復移動可能なピストン状に嵌
装する一方、上記受圧面と上記シリンダ筒の内面
で囲まれる空間に接するシリンダ筒内面に、単一
の外部圧力流体源と連通する流路を開口させ、上
記空間への流体の給排により、上記各無方向回転
車が上下動し、その回転球部が支持台下面より下
方に突出する可動状態と、無方向回転車の回転球
部が支持台下面から没入する静止状態とを選択し
うるようにしている。
【作 用】
外部圧力流体源が駆動されて、各シリンダ筒内
に圧力流体が供給されると、受圧面がこの流体圧
に押されて各無方向回転車がシリンダ筒内を下動
する。そうすると、各無方向回転車の回転球部が
支持台の下面より下方に突出する。この状態にお
いては、無方向回転可能な回転球部のみが支持床
に接触するので、支持台は、支持床上をあらゆる
方向にほとんど無抵抗に移動可能な状態となる。 一方、上記各シリンダ筒から流体が排出される
と、各無方向回転車は、シリンダ筒内を上動す
る。そうすると、相対的に支持台が下動し、その
下面が支持床に接触する。このように支持台の下
面が支持床に接触すると、支持台の下面と支持床
との間に摩擦力が生じるから、支持台は、支持床
上を自由に移動できない静止状態となる。
【効 果】
上記のように、本考案の可動支持台は、支持台
に形成されたシリンダ筒へ流体を給排するだけ
で、支持床に対して殆ど無抵抗に、しかもあらゆ
る方向に移動可能な可動状態と、支持床上に置か
れて自由に移動できない静止状態とを選択するこ
とができる。 しかも、本考案では、支持台に複数個のシリン
ダ筒を設け、これらに各別にピストン状の無方向
回転車を嵌装し、かつ各シリンダ筒を、単一の外
部圧力流体源につなげているので、各シリンダ筒
が単一の流体系で連通されることとなり、可動状
態にあるときに各無方向回転車が受ける荷重を平
均化することができる。すなわち、支持床に多少
の凹凸が存在しても、各無方向回転車が独立して
待避動して一部の無方向回転車への荷重の集中を
回避する。その結果、本考案の可動支持台は、非
常に耐久性に優れたものとなる。
【実施例の説明】
以下、本考案の実施例を図面を参照した具体的
に説明する。 支持台1は、第1図に示すように、円筒形の金
属ブロツクで作られ、その下面には、環状に並ぶ
複数のシリンダ筒2…が設けられている。そして
各シリンダ筒2…には、下部に無方向に回転しう
る回転球部7を保持する無方向回転車4…が、上
下方向に一定距離往復動可能なピストン状に嵌装
される。 上記無方向回転車4は、第3図に表れているよ
うに、円筒状ケース5内の空間部8の中央に、椀
状座体6を配設する一方、ケース5の下方に回転
主球7(回転球部)をその一部がケース5の下面
5aから突出し、かつ回転自由となるように支承
させるとともに、椀状座体6の凹球面6aと回転
主球7の上部球面7aとの間に一定の間隔で形成
される空間9および前記空間部8に多数個の小ボ
ール10…を充填して構成される。主球7が回転
すれば、これにともない主球7と椀状座体6の凹
球面6a間にある小ボール10…が自転しつつケ
ース5内を循環するため、回転主球7はあらゆる
方向にほとんど無抵抗に回転しうる。 本例においては、支持台1に開けた円筒孔11
に、下部内径を縮径させることによつてストツパ
段部12が形成されたガイド筒13を蜜嵌するこ
とによつて上記シリンダ筒2を形成し、一方無方
向回転車4の下部外径を縮径させることによつて
上記ストツパ段部12に当接しうる段部14を形
成し、無方向回転車4側の段部14が上記ストツ
パ段部12に当たることによつて無方向回転車の
移動下端が規定されるようにしている。 そうして、上記各シリンダ筒2の天井面には、
単一の外部流体圧源に連通する流路15が開口さ
せられている。 上記の構成において、流路圧力源を駆動して各
シリンダ筒2内に圧油が送られると、受圧面とし
ての各無方向回転車4の上面が流体圧に押され、
各無方向回転車4は、それぞれ上記段部14が上
記ストツパ段部12に当接するまで下動する。こ
のように各無方向回転車4が下動した状態では、
その回転球部3が支持台1の下面から突出してお
り、これにより支持台1は、支持床F上をあらゆ
る方向にほとんど無抵抗に移動しうる。一方、上
記圧油を排出し、あるいは流体圧を解除すると、
各無方向回転車4は各シリンダ筒2内に没入し、
支持台1の下面が支持床Fに接触し、支持台1
は、支持床F上を自由に移動できなくなる。 また、本考案では、各シリンダ筒2にそれぞれ
無方向回転車4をシリンダ状に嵌装し、かつ各シ
リンダ筒2を単一の流体系でつなげるているの
で、各無方向回転車4が支持床Fから受ける反力
を平均化することができる。すなわち、支持床F
に多小凹凸があつても、凸部に球部3が乗る無方
向回転車4が待避動しうるので、凸部に乗る無方
向回転車に極大荷重がかかり、これが破損すると
いう事態を未然に回避することができる。 第4図および第5図は、本考案の可動支持台を
自動車車体寸法の精密計測に使用している使用例
を示す。この使用例においては、自動車車体の車
輪を取り付ける部位に4箇所、適当なアタツチメ
ントd,dを介して本考案の可動支持台を配する
ことにより、自動車車体を計測用定盤F上に載置
している。前にも述べたように、従来から自動車
車体を定盤上の基準位置に迅速に載置するには相
当難渋していたのであるが、上記のように本考案
の可動支持台を介して載置すれば、無方向回転車
の作用により車体をほとんど無抵抗に定盤上を水
平方向に移動させることができるのみならず、流
体圧力制御により車体の一部のみを若干上下動さ
せることができるので、このような相当の重量を
有する自動車車体であつてもきわめて容易に基準
位置へ誘導することができるのである。なお、図
中符号a,aは可動支持台から延びる圧力ホー
ス、bは油圧制御装置側配管ポート、c,cはレ
ーザビーム発射管装置、c′,c′は受光管装置を示
す。 もちろん、この考案の範囲は上述した実施例に
限定されることはない。支持台自体の平面視形
状、シリンダ筒とピストン状無方向回転車の嵌装
構造などは種々設計変更可能である。また、本考
案の可動支持台の使用分野も限定されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可動支持台の一実施例の下方
斜視図、第2図はその縦断面図、第3図は無方向
回転車の内部構造を示す断面図、第4図および第
5図は本考案の可動支持台の使用例説明図であ
る。 1……支持台、2……シリンダ筒、3……回転
球部、4……無方向回転車、10……小ボール、
15……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持台の下面に開口する複数のシリンダ筒を形
    成するとともに、これら各シリンダ筒の内部に、
    上面に受圧面をもち、かつ下部に小ボール群を介
    して無方向に転動可能な回転球部を保持する複数
    個の無方向回転車を上下方向に往復移動可能なピ
    ストン状に嵌装する一方、上記受圧面と上記シリ
    ンダ筒の内面で囲まれる空間に接するシリンダ筒
    内面に、単一の外部圧力流体源と連通する流路を
    開口させ、上記空間への流体の給排により、上記
    各無方向回転車がそれぞれ上下動し、その回転球
    部が支持台下面より下方に突出する可動状態と、
    無方向回転車の回転球部が支持台下面から没入す
    る静止状態とを選択しうるようにしたことを特徴
    とする、可動支持台。
JP7210481U 1981-05-18 1981-05-18 Expired JPS621124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7210481U JPS621124Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7210481U JPS621124Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57184804U JPS57184804U (ja) 1982-11-24
JPS621124Y2 true JPS621124Y2 (ja) 1987-01-12

Family

ID=29867890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7210481U Expired JPS621124Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151405A (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 Ntn Toyo Bearing Co Ltd 物品搬送装置
JP4973839B2 (ja) * 2006-05-19 2012-07-11 いすゞ自動車株式会社 ボールベアリングキャスタ
KR100843778B1 (ko) 2007-05-25 2008-07-04 최군휘 공기부상을 이용한 이동장치
NO20140520A1 (no) * 2014-02-06 2014-04-30 Liftwheel As Rulleinnretning

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JPS57184804U (ja) 1982-11-24

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