JPS62111835A - 紙幣送出方法 - Google Patents

紙幣送出方法

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JPS62111835A
JPS62111835A JP60248196A JP24819685A JPS62111835A JP S62111835 A JPS62111835 A JP S62111835A JP 60248196 A JP60248196 A JP 60248196A JP 24819685 A JP24819685 A JP 24819685A JP S62111835 A JPS62111835 A JP S62111835A
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bill
contact pressure
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Isao Kidokoro
城所 勲
Yuji Imi
伊美 雄二
Shoichi Kamiya
神谷 正一
Takashi Yoshino
芳野 孝志
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
この発明は、自動預金機や自動両替機など紙幣を取り扱
う装置において、収納部1般送ヘルドと収納室底板との
間に積層収納された紙幣から払出しに使用するために、
その紙幣を1枚づつ送出する方法に関する。
【従来技術とその問題点】
従来、紙幣処理装置において、積層収納された紙幣をそ
の表面のものから順に繰出すためには、繰出ローラを紙
幣面上に押し当てるとともにこの繰出ローラを回転させ
る。そして、繰出された紙幣をつぎの段階に設けた一組
の複数枚通過防止ローラを介して紙幣1枚だけの通過を
許すようにする。 この複数枚通過防止ローラの組の一方は金属ローラ円板
の列で、他方はこれと紙幣1枚分だけを通過しろる間隙
を設けて対向させた外周面がゴムのローラの列である。 繰出ローラによって繰出される紙幣は、複数枚重なるこ
とがしばしば起こる。これは紙幣間の摩擦状態によるも
のである。例えば、1枚目と2枚目の間の摩擦、2枚目
と3枚目の間の摩擦より3枚目と4枚目の間の摩擦の方
が小さげれば、操出ローラによってこの3枚の紙幣が重
なって繰出されることになる。この摩擦状態の差異は、
後述するように紙幣の履歴、折り目、損耗などによって
複雑に生じる。 上述した3枚重なって繰出された紙幣が、複数枚通過防
止ローラのことろに到来すると、ゴムローラと接触する
3枚目の紙幣は両者間の大きい摩擦によって明止される
。残りの2枚の紙幣は、その間の摩擦が2枚目と3枚口
との間の摩擦より大きい場合には、−緒に重なったまま
繰出され、複数枚通過防止ローラの間隙を通過できない
。このような場合に、紙幣は送出されないことになる。 さて、紙幣の摩擦状況を複雑にする原因としては、一つ
には紙幣の履歴がある。流通券でもその期間が比較的短
い場合と長い場合とでは大いに異なる。官封券の場合は
□これが直接使用されることはごく稀ではあるが□流通
券とは全く異なった状態を示すものである。次には折り
目の影舌がある。折り目も流通期間の比較的短い紙幣の
場合と長い紙幣の場合とではその効きがたが違ってくる
。その他、表面の損耗状態の違いがある。 以上のように、紙幣の複雑多岐にわたる状態の違いが紙
幣の取扱いを非常に困難なものにする。
【発明の目的】
この発明の目的は、従来のものがもつ以」二の問題点を
解消し、積層収納された紙幣が種々な状態のものの混在
したものであっても、確実に1枚づつ送出する方法を提
供することにある。
【発明の要点】
上述の目的を達成するための本発明の要点は、次のよう
にしたところにある。 繰出ローラを紙幣表面に押圧して回転することによって
繰出された紙幣が、複数枚通過防止ローラの間隙を通過
できない場合には、繰出ローラと紙幣との間の接触圧を
なん種類か段階的に変化させる。そして、その都度通過
するかどうかやってみる。つまり、試行錯誤を繰り返す
。 この接触圧の段階的変化のさせ方として、最初に紙幣収
納底板を最上位置に上昇させておき、以後少しづつ段階
的に下げていく方法をとる。もちろん、下げていく都度
、繰出紙幣が送出するかどうか試してみる。このように
して失敗を重ねながら、次第にその場合の適切な接触圧
に到達していく。 以上の接触圧ないしは底板位置の段階的変化はマイクロ
コンピュータのプログラム手段によっておこなう。
【発明の実施例】
この発明の一実施例をその関連部とともに第1図の斜視
図を参照しながら詳細に説明する。 第1図において、紙幣収納のための装置全体は、概略的
には紙幣収納ゲート機構19、紙幣収納機構20、紙幣
位置規正レバー26、本発明の直接対象とする紙幣収納
底板昇降機構30および紙幣操出機構40からなる。 以上の主な要素機構の概略の構成と作用とについて以下
に述べる。 矢印R方向から搬入される紙幣10は、紙幣収納グーI
−機構19の方向変換案内レール11により収納側に方
向変換され、ベルト5と方向変換案内レール11の端に
設けられた押さえローラ12とに挟まれて紙幣収納機構
20に搬送される。 つぎに、紙幣操出機構40は紙幣収納機構20の一部に
入り込む形で設置される。つまり、紙幣繰出ローラ42
ば収納位置にある紙幣10の先端部上方にある。43.
44は複数枚通過防止ローラの組で両者間の紙幣通過を
1枚だけ許す働きをもつ。この紙幣繰出ローラ42.複
数枚通過防止ローラ43.44は駆動軸41によって、
ヘルド車4.54.45Bと歯付ヘルド45Cを介して
矢印方向に回転される。 紙幣繰出ローラ42)複数枚通過防止ローラ43゜44
をまとめる保持枠49は回動軸41を中心に回動可能に
設置される。また、この保持枠49には、電磁アクチュ
エータ46.ばね47および押し軸48が設けられてい
る。 なお、紙幣繰出ローラ42.複数枚通過防止ローラ42
および押し軸48が紙幣収納機構20内に実際に組込ま
れた様子は二点鎖線にて概略的に口承されている。 紙幣操出指令が出ると、まず、紙幣収納底板昇降機構3
0が作動して底板25が上昇し、既収納紙幣10Aの表
面と脂送ヘルド5と力弓棄<接触した状態で停止する。 ついで、電磁アクチュエータ46が動作し、保持枠49
を時計方向に回動させて紙幣繰出ローラ42の外周面を
既収納紙幣1.OAの表面に押しつげる。これと同時に
、保持枠49に設けられた押し軸48が、紙幣位置規正
レバー26の一方の端を押し、これを時計方向に回動さ
せて既収納紙幣1〇八先端面の阻止状態を解除する。 この状態で、所定枚数に応じた回数だけ紙幣繰出ローラ
42が回転し、その外周に設けられたゴム製の凹凸部の
摩擦力で既収納紙幣10Aは上から順に矢印S方向に繰
り出される。さらに、複数枚通過防止ローラ43,44
によって紙幣10の1枚だけの通過が許される。 所定枚数の送り出しが終わると、指令に基づき電磁アク
チュエータ46がオフされ、ばね47によって保持枠4
9が反時計方向に復帰回動する。このようにして紙幣繰
出ローラ42の外周面は既収納紙幣10Δの表面から離
れる。同時に、紙幣位置規正レバー26は押し軸48か
ら解除され、ばね28により反時計方向に回動して元の
紙幣阻止位置に復帰する。 この紙幣位置規正レバーの復帰動作過程で、もし複数枚
通過防止ローラ、13.44の所に留まっている紙幣が
ある場合には、それらの紙幣を押し戻し正規の収納位置
にする、つまり位置規正するわけである。 以上のような既収納紙幣10Aの表面からの繰出しを円
滑におこなうために、紙幣収納底板昇降機構30が機能
する。つまり、底板25に設けられた支柱31が案内ロ
ーラ32により上下方向に移動可能に案内支持され、こ
の支柱31にはラック33が取り付けられている。この
ラック33にはピニオン34が噛み合っていて、このピ
ニオン34はさらに歯車36Δ。 36Bを介してモータ37と連結される。 このモータ37は、紙幣繰出指令に基づき、まず底板2
5を上昇させるように回転し、紙幣収納機構20の搬送
ヘルド5に接触して停止する。 つぎに、前記モータ37の動作についてより詳しく述べ
る。 すなわち、払出指令信号によって、モータ37は設定時
間だけ正転した後停止する。このとき底板25に積層収
納されている紙幣1〇への表面は搬送ベルト5と強い接
触圧状態にある。したがって、紙幣繰出ローラ42は、
作動時に紙幣1〇への表面と確実に接触し、払出し動作
を確実におこなう。 なお、モータ37の制御については後に詳しく説明する
。 つぎに、紙幣繰出動作と密接に関係する紙幣位置規正レ
バー26と紙幣操出機構40とについて、第2図を参照
しながら詳しく説明する。第2図はその側面図を示す。 まず、この機構の構成について説明する。第2図におい
て、紙幣10は収納室の底板25の上に順次積の重ねら
れて収納される。そして、26は紙幣位置規正レバー、
27はこの位置規正レバー26を回動可能に支持する回
動軸、28はばね、48は紙幣操出機構40の保持枠4
9に固定された押し軸、42は紙幣を繰出すためのロー
ラで、その円周の一部にゴムの凹凸部を備えているもの
である。 43.44は上述の如く紙幣が複数枚通過することを防
止するためのローラの組で周知のものである。 この複数枚通過防止ローラの上方のもの43は、3個の
薄い円板を軸方向にある間隔を置いて並べである。また
、同じく下方のもの44は上記の円板より小さい直径の
2個の円板を上記の円板の間に配置しである。両方の円
板の外周は僅かの間隔を置いて接するように設置される
。この間隔は可調整になっている。また普通、大きい方
の円板は金属材料からなり、小さい方の円板は少なくと
も外周が軟らかい材料からなっている。 上方の複数枚通過防止ローラ43は駆動軸41に取りイ
」けられており、また紙幣繰出ローラ42と同方向に、
かつ外周における線速度を等しくするように連結されて
いる。また、下方の複数枚通過防止ローラ44は払出し
方向には回転不能、逆方向には回転可能に1方向クラツ
チを内蔵している。主として、前記操出ローラ429紙
幣複数枚1i11過防止ローラ43.およびこれらを保
持する枠49が紙幣操出機構40を構成している。駆動
軸4]は図において時計方向にだり回転する。 紙幣操出機構40の保持枠49は駆動軸41と同軸に回
動可能に支承されている。また、保持枠49は電磁アク
チュエータ46の可動部と連結されている。 さらに、保持枠49には、この保持枠49に反時計方向
への回動力を加えるばね47が取り付けられている。そ
して、保持枠49の回動を阻止するス1〜ツバ47Aが
図示されていないフレームに設けられていなお、第1図
(a)は以上の各部材配置を斜視したもので、その関係
位置がよく理解できる。ずなわら紙幣繰出ローラ42は
3個、祇「(1り複数枚通過防止ローラ43..1.4
の組は2MLで前記ローラ42と軸方向に互い違いに配
置されている。 つぎに、この機構の作用に関する説明を便宜上紙幣収納
の場合と祇1常払出しの場合とに分けておこなう。ます
、紙幣収納の場合は、第2図の実線表示が該当する。つ
まり、収納された紙幣10Aの表面から紙幣繰出ローラ
42の外周面は離れている。 同時に紙幣位置規正レバー26も斜線で表示した位置に
あり、その先端の規正面26aは紙幣1〇への前面(図
の左側面)を阻止している。 つぎに紙幣払出しの指令が出されると、その指令信号に
基づいて、電磁アクチュエータ46の可動部が−に方に
作動し、保持枠49を駆動軸41を中心にして時計方向
に回動する。それと同時に、保持枠49に固定されてい
る押し軸48が紙幣位置規正レバー26の上縁部を押し
、該レバー26は時計方向に回動して図の2点鎖線で表
した位置に移動する。また、同時に紙幣繰出ローラ42
の外周面が紙幣10の表面と接触する。 以上の状態で、紙幣繰出ローラ42が駆動軸41の回転
により紙幣複数枚薄遇防止ローラ43とともに時計方向
に回転すれば、収納されている紙幣は1枚づつ順次繰り
出される。そして、繰り出された紙幣は複数枚通過防止
ローラ43.44の組によって確実に1枚づつ通過する
。つまり、もし2枚の紙幣がこの複数枚通過防止ローラ
43,44の間隙を通過しようとしても、下側の紙幣は
該ローラ44のゴム表面との摩擦が大きいことのため上
側の紙幣から脱離してその個所に留まる。 これらを通過した紙幣は、第2図に示す送出ローラ51
と、これに対向して設置された押さえローラ (図示し
てない)との間を通って送り出される。 当然ながら、駆動軸41は、払出し枚数に応じた回転数
を指令されるとともに、払出しの期間だけ電磁アクチュ
エータ46は吸引動作する。 払出しの指令が終了すると、電磁アクチュエーり46の
動作は解除され、紙幣操出機構の各部も実線表示位置に
戻る。そして、押し軸48は斜線で示した位置まで移動
する。この動きと同時に、紙幣位置規正レバー26は、
ばね28によって押し軸48に当たる位置まで反時計方
向に回動して元の位置(斜線で示した位置)に復帰する
。そして、複数枚通過防止ローラ43,44のところで
留まっている紙幣があれば、紙幣位置規正レバー26の
復帰動作によってこれを押し戻し正規の収納位置にする
。かくして紙幣収納可能の状態になる。 なお、52は紙幣送出検知器、53は紙幣型なり検知器
で、それぞれ送出ローラ51の送出面に並べて配置され
る。 紙幣送出検知器52は文字どおり紙幣が送出されたこと
を検知するもので、発光部としての発光ダイオードと受
光部としてのホトトランジスタとの組からなり、受光強
度の減少によって紙幣通過を検知する。 紙幣型なり検知器53も発光部としての発光ダイオード
と受光部としてのホトトランジスタとの組からなり、紙
幣通過時の透過光の強さのレベルにより、紙幣枚数が1
枚かまたは2枚以上重なっているかを検知する。 上述した説明は繰出動作が順調におこなわれた場合を基
本にしたものである。しかし、紙幣の状態や積層順序な
どの多様さ、複雑さを考えれば程度の差こそあれ不規則
状態ないしは異常状態が起こることのほうが当然である
。 まず、繰出ローラによって繰出される紙幣が複数枚重な
っている場合を考えてみる。 既に述べたように、複数枚通過防止ローラは、直径がや
や大きくて金属円板からなる」二部ローラ43と、直径
が小さくて外周がゴムからなる下部ローラ44との組で
ある。そして、両者の外周間隔は紙幣1枚だけを通過し
うるようにしである。また、」一部ローラ43は繰出ロ
ーラ42と同期して、しがも同じ円周速度で回転してい
る。一方、下部ローラ44は繰出方向には回転せず、逆
方向にだけ回転可能である。 したがって、紙幣の先端が少しづつでもずれて繰出され
ると、複数枚通過防止ローラのところで支障な(1枚つ
つ送出される。このような状態は、起こり得る可能性が
もっとも多い。 つぎに、複数紙幣か先端を一致させた状態で繰出された
場合を考えてみる。まず、2枚の場合である。この場合
も結論からいえば支障ない。下側紙幣が下部ローラ44
によって阻止される形となるため、両紙整量のIg擦が
極端に大きくない限りは、上側紙幣だけ分離して繰出さ
れるからである。 つぎに、3枚の場合はどうであろうか。結論からいえば
、紙幣間の摩擦状況によって、支障を生じたりうまくい
ったりする。その理由は次のとおりである。下側の祇[
ハ仁オ下部ローラ44によって阻止される。上側の紙幣
と中央の紙幣との間の摩擦が中央と下側との間のそれよ
り小さげれば、上側の紙幣だけが分m1fされ複数枚通
過防止ローラを通過できる。逆に、この摩擦が大きげれ
ば上側と中央の紙幣とが一緒に送られるので複数枚通過
防止ローラを通過できない。 つぎに、一般的に複数紙幣の重なりの場合を考」6 えてみると、要するに上側と2番口の紙幣間の摩擦がそ
れ以下の紙幣間のどれよりも小さい場合にだけ、上側の
紙幣が分離され複数枚通過防止ローラを通過でき、その
他の場合は支障を生じる。もちろん、この結論は条件を
単純化したときのもので、現実は極めて複雑多岐にわた
る。 したがって、この問題解決の一つの方向は、繰出ローラ
と紙幣間の接触圧を弱くする、したがって各紙幣間の摩
擦を小さくすることである。つまり、このようにすれば
、上部ローラによって1番上の紙幣だけが送出できる。 しかし、紙幣表面状態や積層順序などの多様さから繰出
ローラと紙幣間の接触圧をどのくらいの値にしたら適当
であるかは全く理屈では決められない。そこで、接触圧
を少しづつ下げて様子を見る。接触圧を下げるというこ
とは、紙幣収納底板を下げることであり、底板昇降用モ
ータを逆転させることである。つまり、このモータの逆
転時間を極めて短かいものから少しづつ増していき、う
まく通過するまで続ける。 以上の考えに基づいて、底板昇降用モータ37を制御す
ればよい。 つぎに、モータ37の制御について、第3図〜第6図を
参照しつつ説明する。 第3図はコンデンザモータであるモータ37を含む主回
路を示す。モータ37の正転、逆転は補助コイルの2線
を入れ換えることによっておこなう。 MCBは配線遮断器、THRばサーマルリレーのヒータ
、MCa 、 MCbはそれぞれ正転、逆転用の電磁開
閉器である。 上述した主回路の開閉制御は、第4図のフローチャート
で示したプログラムを記憶装置ROMに書き込んだマイ
クロコンピュータと、これと接続された第5図の無接点
論理回路とによっておこなわれる。 まず、第4図のフローチャーI−に基づき、マイクロコ
ンピュータの動作を説明する。 紙幣繰出指令に基づいて、ステップS1で繰出用モータ
が起動される。 つぎに、ステップS2で信号Saが出力される。この信
号Saは電圧レベルL(OV)で紙幣収納底板を上昇さ
せるため前記モータ37を正転するものである。すなわ
ち、信号Saは、後述するように出力回路を経て正転用
電磁開閉器MCaをONする。 ステップS3で、モータの正転があらかじめ設定された
時間Taだけ継続されたかどうかが判断される。なお、
時間Taは500〜600m5程度である。NOなら引
き続き正転がおこなわれる。YESならステップS4で
信号Sc、すなわち電圧レベルLの停止信号が出力され
る。 つぎのステップS5において、この実施例の眼目である
底板下降時間Tiを決めるためのカウンタiを初期化す
る。 つぎに、ステップS6において、紙幣繰出ローラを紙幣
面上に押圧するためのソレノイドがONされる。かくし
て紙幣が繰出され、さらに複数枚通過防止ローラを経て
払出しのために送出されることになる。 ステップS7で、前記紙幣の送出がなされたかどうかが
判断される。紙幣の送出は、上述した光電スイッチとし
ての紙幣送出検知器52によって検知される。YESな
ら、ステップS8でさらにその送出紙幣が1枚だけかま
たは2枚以」二重なっているかどうかが判断される。こ
れば前記紙幣型なり検知器53によって検知される。 その結果、YESならステップS9において、送出枚数
が払出指令枚数に達するまで繰り返し判断がおこなわれ
る。そして、払出指令枚数になると、ステップS1.O
で紙幣繰出用ソレノイドがOFFされ、ついでステップ
Sllで紙幣繰出用モークがOFFされ、プログラムは
終了となる。 一方、ステップS8で送出枚数が2枚以上の場合には、
ステップSI3において信号Srが出力され、終了とな
る。この信号Srばリンヱク1−信号と呼ばれるもので
、この信号によって、このとき送出された紙幣は、誤勘
定のおそれがあるため客に払出しするには不適当なもの
として装置内の特定な容器に収容され、後に回収される
。 なお、ステップS8において、Noつまり、紙幣が送出
されなかったとの判断がなされると、つぎのステップS
12で時間Tsが経過したかどうかが判断される。すな
わち、ある所定の時間Tsまで待っても紙幣の送出がな
ければ、紙幣が繰出ローラによって繰出されなかったか
、または繰出されても複数枚通過防止ローラのところで
留まっているとして、つぎの手段を講じることになる。 なお、時間Tsは200〜300m5程度である。 ずなわぢ、ステップS21において紙幣繰出用ソレノイ
ドがOFFされて紙幣は再び元の収納位置に押し戻され
る。つぎのステップS22で信号Sa (上昇)が出力
される。ステップS23で、先のステップS3の場合と
同様に時間Taが経過すると、ステップS24で信号S
c (停止)が出力される。これで底板は、再び繰出ロ
ーラと強く接触する状態に位置決めされる。 ステップS25において、信号ScのレベルがHになっ
たことが確認されると、ステップS26で信号Sb (
下降)が出力される。すなわち、この信号sbにより底
板が下降する。この下降の程度が、ステップS27にお
ける時間Tiによって規定される。今回が第1回である
から、時間TIだけ下降し、ステップS28で信号Sc
の出力により停止する。なお、ある例では時間TIはI
 Oms程度である。 ついで、ステップS29でカウンタiをインクリメンl
−した後、ステップS6の紙幣繰出用ソレノイドONの
前段に戻る。以下、あらためて紙幣繰出を再度おこなう
ことになる。そして、ステップS7で紙幣送出の成功が
確認されればそれでよしとし、また失敗なら、ステップ
SL2を経てステップ321以下で別の時間T2が適用
される。以下同様に、送出が成功するまで時間T3. 
T4・・・が適用される。なお、ある例では時間T2は
20m5程度で、以下10m5程度の間隔で増加してい
く。
【発明の効果】
以上のような構成と作用とにより、この発明には、次の
ようなすぐれた効果がある。 (1)紙幣の状態(流通履歴、折り目、損耗)が複雑多
様であっても、繰出ローラと収納紙幣間の接触圧状態を
!lJt織的1段階的に変化させ適切な接触圧を得るま
で試行錯誤していくので、遂には紙幣を1枚づつ送出で
きるようにすることができる。 (2)実施態様によれば、前記の接触圧の調節が、簡屯
なモータの正転、逆転制御による紙幣収納室底板の昇降
動作によっておこなわれるので、動作の信頼性はもちろ
んコスト面でも有利である。 (3)接触状態を段階的に変化させるために、機械的な
ものでなくマイクロコンピュータのプログラム手段によ
った。そのため、各種設定値が簡単に変更でき、対策が
柔軟にとれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の関連部を含めた斜視図
、 第2図は紙幣操出機構の側面図、 第3図はこの実施例の制御モータを含む主回路図、第4
図はモータ制御のマイクロコンピュータ・プログラムを
示すフローチャート、 第5I21は並列優先回路を利用したモータ正転、逆転
のための無接点論理回路図、 第6図は回路動作を示すタイムチャートである。 符号説明 Ta:底板上昇のための設定時間、 Ti:底板下降のための設定時間、 5:擁送ベルト、10.10Δ:紙幣、20:紙幣収納
機構、25:紙幣収納底板、30:紙幣収納底板昇降機
構、37:モータ、40:紙幣操出機構、42:紙幣繰
出ローラ、43:複数枚通過防止ローラ。 框 2 図 拓 3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)収納部搬送ベルトを介して収納位置まで搬送された
    後、紙幣収納底板上に積層収納された紙幣を、指令に基
    づき払出用に送出する方法において、(a)指令に基づ
    いて前記底板を上昇駆動し、前記搬送ベルトと底板上に
    積層収納された紙幣との間の接触圧をほぼ所定値にする
    第1工程と、 (b)該第1工程の後に、紙幣繰出機構に属する繰出部
    材を前記既収納紙幣面に押圧するとともに繰出動作をお
    こなう第2工程と、 (c)該第2工程の後に、紙幣操出機構に属する複数枚
    紙幣通過防止部材から紙幣が送出されない場合にだけ、
    該第2工程をいったん解除するとともに再び前記第1工
    程を経た後、底板を下降駆動して繰出部材と既収納紙幣
    面との間の接触圧を前回接触圧より低い値にし、再び前
    記第2工程をとる第3工程と、 を備えたことを特徴とする紙幣送出方法。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、繰出部
    材と既収納紙幣面との間の接触圧が、前記底板の下降時
    間により調節されるものであることを特徴とする紙幣送
    出方法。 3)特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、底板昇降駆動源が、正転・逆転を制御されるモー
    タであることを特徴とする紙幣送出方法。
JP60248196A 1985-11-06 1985-11-06 紙幣送出方法 Granted JPS62111835A (ja)

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JP60248196A JPS62111835A (ja) 1985-11-06 1985-11-06 紙幣送出方法

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JP60248196A JPS62111835A (ja) 1985-11-06 1985-11-06 紙幣送出方法

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JPH0464991B2 JPH0464991B2 (ja) 1992-10-16

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ID=17174626

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JP60248196A Granted JPS62111835A (ja) 1985-11-06 1985-11-06 紙幣送出方法

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JP (1) JPS62111835A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6434852A (en) * 1987-07-27 1989-02-06 Fuji Electric Co Ltd Bank note storage and pay-out device
JPH03102018A (ja) * 1989-09-14 1991-04-26 Mita Ind Co Ltd 給紙装置
US5104109A (en) * 1988-09-30 1992-04-14 Omron Tateisi Electronics Co. Paper sheet delivery/stacking control system using fuzzy inference
JP2011065309A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Japan Cash Machine Co Ltd 矢羽根状フィンを有する回転式引抜防止ユニット

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