JPS62111180A - ピエゾポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電圧の印加により撓みを生ずる圧電板の振動
を利用して流体を吸入して吐出するピエゾポンプに関す
る。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点ピエゾポ
ンプは、環状の枠内に、電圧の印加により撓みを生ずる
一対の圧電板を互いに間隔を空けて張設して、両圧電板
の間に、枠に設けた吸入口と吐出口を介して外部に連通
ずるポンプ室を形成し、両圧電板を対応面が互いに離間
する方向と接近する方向に交互に撓ませて前記ポンプ室
の流体容積を交互に増減させることによって、吸入口か
らポンプ室内に吸入した流体を吐出口から吐出するよう
になっている。

ところで、このようなピエゾポンプにおいて、一対の圧
電板を枠内に張設してポンプ室を形成する場合に、ポン
プ室から流体の洩れが生じないようにポンプ室の気密性
を確保し、また、枠の材質によっては圧電板を枠から絶
縁する必要があり、このため、従来は、圧電板の外表面
のすべてをシリコンゴム等の絶縁性を有する弾性材で被
い、この弾性材で被った圧“電板を、枠の内周に周設し
た突条の両側に配置して外周部を突条に当て、その外周
部を押圧体で突条に押し付けて両圧電板を°固定するこ
とによって、両圧電板の間にポンプ室を形成するように
なっていたが、このように圧電板の外表面のすべてを弾
性材で被ったものは、圧電板に電圧を印加して撓ませる
場合に、大きなエネルギロスが生じる不具合があった。

問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本発明のピエゾポンプ
は、電圧の印加により撓みを生ずる圧電板の外周に、弾
性材料からなるリングを、その内周に形成した溝を嵌め
て装着し、一対の前記圧電板を、環状の枠の内周に周設
した突条の両側に配置して前記各リングを該突条に当て
、該各リングを押圧体で前記突条に押し付けることによ
り前記面圧電板を固定して、該面圧電板の間に、前記枠
に設けた吸入口と吐出口を介して外部に連通ずるポンプ
室を形成した構成としたものである。

作用及び効果 本発明は、上記の構成になり、電圧の印加により一対の
圧電板が対応間隔を拡げたり狭めたりするのを交互に繰
り返して、ポンプ室内の流体容積の増減が交互に繰り返
されることによって、流体が吸入口から吸入されて吐出
口から吐出されるのであって、圧電板を枠内に張設する
のに、圧電板の外周に弾性材料からなるリングを嵌着し
て、このリングを突条と押圧体の間で挟み付けて圧電板
を固定するようにしたから、従来通りポンプ室の気密性
が確保できるとともに、圧電板と枠との絶縁も可能であ
り、その上に、従来のもののように圧電板の外表面が弾
性材で被われていないから、エネルギロスを小さく抑え
ることができる効果を奏する。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。

図において、１は、ポンプ本体を構成する合成樹脂製の
枠であって、外周が正方形に、内周が円形に形成されて
おり、この枠ｌの内周の上下方向の中央部に、一定幅の
突条２が全周にわたって周設されているとともに、枠１
の対応する２辺の外側面に、吸入口３と、逆止弁５を備
えた吐出口４が形成され、夫々突条２に形成した通孔６
．６を介して枠１の内部に連通されている。

前記した突条２の上下両側には、一対の圧電板８．８が
配設されており、この圧電板８は、電圧を印加すること
に歪を生じるセラミック板９の表裏両面に電極被膜１０
．１０を溶着し、これを金属薄板からなる振動板１１の
一面に接着して固着したものであって、この圧電板８の
振動板１１の外周に、ゴム製のリング１２が、その内周
に形成した溝１３を嵌めて装着されており、このリング
１２を装着した一対の圧電板８．８が、振動板１１．１
１同士が互いに向い合う姿勢を取って、枠１の上下両側
から枠１内に緊密に嵌入され、夫々リング１２．１２が
突条２に当てられており、また、枠１には一対の電極棒
１５．１５が枠１を上下に貫通して固定され、枠１の上
下両側において。

各圧電板８の表側の電極被膜ｌＯが一方の電極棒１５に
、裏側の電極被膜１０に導通する振動板１１が他方の電
極棒１５に夫々リード線で接続されている。

次に１本実施例の作動を説明する。

そして、枠１の上下両面には、内側の面に環形の抑圧部
１８を突成した蓋板１７．１７が被せられて、その四隅
がボルト１９及びナツト２０で締め付けられ、これによ
って、各圧電板８の外周に嵌着されたリング１２．１２
が突条２と押圧部１８で挟み付けられて、面圧電板８，
８が枠ｌ内に固定され、面圧電板８．８の間にポンプ室
２１が形成されている。

電極棒１５．１５を交流電源に接続し、各圧電板８のセ
ラミック板９に正の電圧が印加されると。

セラミック板９に径方向に伸びようとする歪が生じて１
両圧電板８が外側に膨らんで撓み、逆にセラミック板９
に負の電圧が印加されると、セラミック板９には径方向
に縮もうとする歪が生じて、面圧電板８が内側に凹んで
撓み、セラミック板９゜９に正負の電圧が交互に印加さ
れることによって。

面圧電板８，８が対応面が互いに離間する方向と接近す
る方向に交互に撓み、面圧電板８が互いに離間する方向
に撓んでポンプ室２１の容積が増加したときに、吐出口
４の逆止弁５が閉じて、吸入口３からポンプ室２１内に
流体が吸入され１両圧電板８が互いに接近する方向に撓
んでポンプ室２１の容積が減少したときに、吐出口４の
逆止弁５が開いて、ポンプ室２１内の流体が吐出口４か
ら吐出されるのであって、従来のもののように、圧電板
８の外表面が弾性材で被われていないことがら、圧電板
８を撓ませる際にエネルギロスがほとんどなく、また、
圧電板８の外周に装着したゴム製のリング１２を突条２
と押圧部１８の間に挟み付けることによって圧電板８が
固定されているから、ポンプ室２１の気密性が確保され
、また、枠１を導電性を有する金属で形成した場合に、
圧電板８と枠ｌを確実に絶縁することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は圧電板の
一部切欠斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電圧の印加により撓みを生ずる圧電板の外周に、弾性材
   料からなるリングを、その内周に形成した溝を嵌めて装
   着し、一対の前記圧電板を、環状の枠の内周に周設した
   突条の両側に配置して前記各リングを該突条に当て、該
   各リングを押圧体で前記突条に押し付けることにより前
   記両圧電板を固定して、該両圧電板の間に、前記枠に設
   けた吸入口と吐出口を介して外部に連通するポンプ室を
   形成したことを特徴とするピエゾポンプ