JPH0845562A - 電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器 - Google Patents

電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器

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JPH0845562A
JPH0845562A JP17842994A JP17842994A JPH0845562A JP H0845562 A JPH0845562 A JP H0845562A JP 17842994 A JP17842994 A JP 17842994A JP 17842994 A JP17842994 A JP 17842994A JP H0845562 A JPH0845562 A JP H0845562A
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克徳 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池ケースを完全に密閉して、誘導コイルを
簡単かつ容易に、さらに必要ならば規制品であるチョー
クコイルを使用して装着できるようにする。 【構成】 携帯式電気機器は、本体ケース1内に電池ケ
ース2を内蔵している。電池ケース2内の電池は、整流
素子25を介して誘導コイル18に接続している。電池
ケース2の開口窓11はインナーパッキン12を介して
プリント基板10で閉塞される。プリント基板10には
誘導コイル18が固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池を充電する誘導コ
イルを内蔵する防水構造の携帯式電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水構造の携帯式電気機器の内部
構造を図1と図2に示す。これ等の図に示す電気機器は
完全密閉の電動歯ブラシで、本体ケース1に電池ケース
2を内蔵している。電動歯ブラシのように水を使用する
環境で使用される電気機器は、完全な水密構造とするこ
とによって便利に使用できる。また、内部に水が侵入し
ないので、水による故障を解消して機器の寿命を長くで
きる特長がある。
【0003】図に示す電動歯ブラシは、二次電池3を電
池ケース2に収納し、電池ケース2を本体ケース1に内
蔵している。電池ケース2は二次電池を保護して、二次
電池が水に接触して腐食しないようにする。電池ケース
2を水密な構造で閉塞するために、電池ケース2と本体
ケース1との隙間にメインパッキン4を挟着している。
メインパッキン4は、本体ケース1に水が侵入するのを
阻止する。さらに、メインパッキン4は、電池ケース2
の内部で発生するガスも遮断する。二次電池を過充電し
たときに、電池ケース2の内部で発生するガスが本体ケ
ース1の内部に漏れて、発火する危険性があるからであ
る。
【0004】図に示す電動歯ブラシは、電池ケース2の
内部で発生するガスを本体ケース1の外部に排気するた
めに、本体ケース1の底部に設けられた蓋ケース5の底
に排気窓6を設けている。排気窓6は排気シート7で閉
塞している。排気シート7は、ガスは透過するが、水は
透過しないシートである。この構造の電動歯ブラシは、
電池ケース2の内部で発生するガスを、排気シート7で
外部に排気できる。
【0005】しかしながら、この構造の電動歯ブラシ
は、メインパッキン4のシールが完全でないと、電池ケ
ース2のガスが本体ケース1に漏れる弊害がある。メイ
ンパッキン4のガス漏れを完全にすることは簡単でな
い。メインパッキン4の一部にリード線8を貫通させて
いるからである。リード線8は、電池ケース2内の電池
から本体ケース1に電力を取り出すために必要である。
メインパッキン4を貫通するリード線は、電池ケース2
の外面に設けた溝9に配設される。メインパッキン4
は、リード線の外側に配設される。この構造のメインパ
ッキン4は、リード線8を貫通させる部分でガス漏れが
発生する。この部分のガス漏れを阻止するために、シリ
コンゴム等のコーキング材を塗布している。このため、
製造に手間がかかる欠点がある。また、コーキング材の
塗布状態が悪いと、ガス漏れを完全に阻止することがで
きず、漏れたガスが発火する危険性がある。
【0006】本発明者は、この欠点を解決するために、
図3と図4に示す構造の防水構造の携帯式電気機器を開
発した。これ等の図に示す携帯式電気機器は、電池ケー
ス2の下端に設けた開口窓11をリード端子板21で閉
塞して電池ケース2を密閉する。開口窓11は、電池ケ
ース2から電力を取り出すために必要である。リード端
子板21が開口窓11を気密に閉塞するために、リード
端子板21と開口窓11の周縁との間にインナーパッキ
ン12が挟着される。電池ケース2は、気密に閉塞され
るが、内圧が上昇するときには、ガスを排気する特性が
要求される。電池ケース2からガスを排気するために、
リード端子板21に貫通孔21Aを設け、貫通孔21A
を、ガスを通過させるが水を通過させない排気シート7
で閉塞している。
【0007】この構造の携帯式電気機器は、理想的な状
態で電池ケース2を水密構造に密閉できる。さらに、リ
ード端子板21でもって電池ケース2から本体ケース1
に電力を供給できる。このため、電池ケース2と本体ケ
ース1との間に配設するメインパッキン4で、電池ケー
ス2と本体ケース1との間を完全な気密構造とする必要
がない。メインパッキン4から多少の水が侵入しても、
リード端子板21とインナーパッキン12で電池ケース
2に水が侵入するのを防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の携帯式電気機器は、図1と図2に示す携帯式電気機
器と同じように、電池ケース2の下端に誘導コイル18
を配設するのに手間がかかる欠点がある。誘導コイル1
8は、本体ケース1の外部に配設される励磁コイル(図
示せず)から交流が誘導されるコイルである。誘導コイ
ル18に発生する交流の起電力は、ダイオード(図示せ
ず)に整流されて内蔵する電池3を充電する。図1ない
し図4に示す携帯式電気機器は、電池ケース2の下端に
ボビン22を固定して誘導コイル18を配設し、誘導コ
イル18をダイオードを介して電池に接続する必要があ
る。この構造の携帯式電気機器は、ボビン22に誘導コ
イル18を巻き、ボビン22を電池ケース2の下端に連
結し、さらに、誘導コイル18のリード線をダイオード
を介して電池に電気接続する必要があり、組み立てに手
間がかかる欠点がある。さらに、独得の構造のボビン2
2に誘導コイル18を巻くので、誘導コイル18に、規
格品として市販されているチョークコイルを使用でき
ず、誘導コイル18の製造に手間がかかって部品コスト
が高くなる欠点がある。
【0009】本発明はさらにこの欠点を解消することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、電池
ケースを完全に密閉できることに加えて、誘導コイル
を、簡単かつ容易に、さらに必要ならば規制品であるチ
ョークコイルを使用して装着できる電池を内蔵する防水
構造の携帯式電気機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電池を内蔵する
防水構造の携帯式電気機器は、前述の目的を達成するた
めに下記の構成を備える。防水構造の携帯式電気機器
は、水密構造の本体ケース1内に、電池を内蔵する電池
ケース2を内蔵している。電池ケース2内の電池には、
整流素子25を介して誘導コイル18を接続している。
誘導コイル18に誘導される交流は、整流素子25に整
流されて電池を充電する。
【0011】さらに、本発明の携帯式電気機器は、電池
ケース2の開口窓11を閉塞する部材に、リード端子板
に代わってプリント基板10を使用する。プリント基板
10は、インナーパッキン12を介して電池ケース2の
開口窓11を水密に閉塞する。さらに、プリント基板1
0には誘導コイル18を固定している。
【0012】さらに、本発明の請求項2に記載される携
帯式電気機器は、プリント基板10で電池ケース2の開
口窓11を密閉し、さらに、本体ケース1の誘導コイル
18を配設する閉鎖空間26を密閉するために、プリン
ト基板10の両面にインナーパッキン12を配設してい
る。一方のインナーパッキン12は、プリント基板10
と電池ケース2の開口窓11の周縁との間に挟着されて
電池ケース2の開口窓11を密閉する。他方のインナー
パッキン12はプリント基板10と本体ケース1の蓋ケ
ース6に形成された支柱壁6Aとの間に挟着されて、蓋
ケース5の底面と支柱壁6Aとプリント基板10とで囲
まれた閉鎖空間26を閉塞する。誘導コイル18はプリ
ント基板10に固定されて閉鎖空間26に配設される。
【0013】
【作用】本発明の防水構造の携帯式電気機器は、電池ケ
ース2の開口窓11を、誘導コイル18を固定している
プリント基板10で閉塞する。プリント基板10は、開
口窓11を完全に閉塞するために、インナーパッキン1
2を介して開口窓11を閉塞している。この構造の携帯
式電気機器は、プリント基板10に誘導コイル18を固
定し、プリント基板10と電池ケース2との間にインナ
ーパッキン12を配設して組み立てることにより、電池
ケース2を確実に密閉して、簡単かつ容易に誘導コイル
18を固定できる。
【0014】さらに、本発明の請求項2に記載する電池
を内蔵する防水構造の携帯式電気機器は、プリント基板
10の両面にインナーパッキン12を配設し、電池ケー
ス2の内面側に配設されるインナーパッキン12で電池
ケース2の開口窓11を密閉し、電池ケース2の外側に
配設されるインナーパッキン12で、誘導コイル18を
収納する閉鎖空間26を密閉する。このため、この構造
の携帯式電気機器は、誘導コイル18を電池ケース2の
外部に配設して、しかも水密に閉塞している閉鎖空間2
6に配設できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための防水構造の携帯式電気機器を例示す
るものであって、本発明は防水構造の携帯式電気機器を
下記のものに特定しない。
【0016】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0017】図5と図6は、防水構造の携帯式電気機器
を電動歯ブラシとする具体例を示す。これ等の図に示す
電動歯ブラシは、図7と図8に示すように細長い外形を
している。電動歯ブラシは、図9に示すように充電台1
9にセットされて、内蔵する二次電池を充電する。充電
台19はセットされた携帯式電気機器の誘導コイル18
に交流を誘導させる励磁コイル23を内蔵する。
【0018】携帯式電気機器である電動歯ブラシの本体
ケース1は、底部を蓋ケース5で閉塞している。本体ケ
ース1の上部には歯ブラシを連結している。本体ケース
1には、図示しないが歯ブラシを往復運動させる機構
と、これを駆動するモーターとを内蔵している。
【0019】モーターを回転させるために、本体ケース
1に二次電池3を内蔵している。二次電池3は電池ケー
ス2に収納して本体ケース1に内蔵している。本体ケー
ス1と電池ケース2はプラスチックの成形品である。電
池ケース2に二次電池を内蔵する構造を図5と図6とに
示している。この図に示す携帯式電気機器は、本体ケー
ス1内に、電池3を気密に内蔵する電池ケース2を内蔵
している。電池ケース2は、本体ケース1の内径よりも
細い外形の円筒状で、電池ケース2と本体ケース1との
間に隙間を設けている。電池ケース2と本体ケース1と
の隙間には、メインパッキン4を配設している。
【0020】メインパッキン4は、本体ケース1と蓋ケ
ース5との境界に配設されていて、この境界から水が侵
入するのを防止している。電池ケース2の外周には、メ
インパッキン4が上昇するのを阻止する凸条13を成形
している。蓋ケース5の内面には、メインパッキン4を
押圧する段差部14を成形している。蓋ケース5の段差
部14と電池ケース2の凸条13とでメインパッキン4
を押圧して所定の位置に固定している。メインパッキン
4は本体ケース1の下端縁に密着して、本体ケース1と
蓋ケース5との境界からの水の侵入を阻止している。
【0021】電池ケース2は上部の内側を太く成形して
段差部24を形成している。段差部24にはシールパッ
キン17を挿入している。ここに挿入されるシールパッ
キン17は、上段の二次電池の外周と電池ケース2内面
とに密着して、二次電池と電池ケース2内面とを気密に
閉塞する。したがって、電池ケース2で発生するガス
は、電池ケース2から上方に漏れることなく、下端の開
口窓11から下方に排出される。
【0022】電池ケース2の相対向する外側の両側には
リード線8を固定している。リード線8を固定するため
に、電池ケース2の外側の両面には溝9を設けている。
【0023】電池ケース2の下端には開口窓11を設け
ている。開口窓11は円筒状の周壁15を設けている。
周壁15は、上端の内面に段差ができる形状に成形し
て、インナーパッキン12を密着させる挟着台16を成
形している。挟着台16にはインナーパッキン12を密
着させる。インナーパッキン12は、挟着台16とプリ
ント基板10とに挟着される。インナーパッキン12を
挟着台16に挟着するプリント基板10は、インナーパ
ッキン12を介して電池ケース2の開口窓11を気密に
閉塞する。プリント基板10は円盤状で、外周の2カ所
に、リード線8を挿通するための切欠部10Aを設けて
いる。プリント基板10は、開口窓11の周壁15より
も大きな外周の円盤状をしている。プリント基板10
は、切欠部10Aにリード線8を案内し、インナーパッ
キン12を挟着して電池ケース2の開口窓11を気密に
閉塞する。
【0024】プリント基板10の中心には、電池の+極
に接触される接点27を固定している。接点27はプリ
ント基板10を上下に貫通して固定されている。プリン
ト基板10の下面には、誘導コイル18と整流素子25
とを固定している。誘導コイル18は市販のチョークコ
イルである。整流素子25はダイオードである。接点2
7と整流素子25と誘導コイル18とは図10に示すよ
うに接続されている。整流素子25は−側を接点27
に、+側に誘導コイル18の片方の端子に接続してい
る。誘導コイル18の他の端子は、プリント基板10の
切欠部10Aに挿入されるリード線8に接続している。
図10に示す回路は、誘導コイル18に誘導される交流
が整流素子25で整流されて、電池3を充電する。誘導
コイル18は、充電台の励磁コイル23から交流が誘導
されるように、励磁コイル23と同軸に巻かれている。
プリント基板10の下面に固定される整流素子25と誘
導コイル18は、支柱壁6Aの内側に配設される。
【0025】誘導コイル18は、図9に示すように電動
歯ブラシを充電台19にセットしたときに、充電台19
の励磁コイル23から交流が誘導される。図9に示す充
電台19は、電動歯ブラシの下端を挿入してセットする
円筒状の脱着支柱20を有する。脱着支柱20に電動歯
ブラシの下端を挿入すると、支持支柱に内蔵される励磁
コイル23から、電動歯ブラシの誘導コイル18に交流
が誘導されて、二次電池が充電される。このように、誘
導コイル18に電磁誘導で交流を誘導して二次電池を充
電する電気機器は、本体ケース1を完全な密閉構造とし
て理想的な防水構造とすることができる特長がある。
【0026】電池ケース2の下端を閉塞するプリント基
板10は、電池ケース2内のガスを外部に排出するため
の貫通孔(図示せず)がある。貫通孔は、インナーパッ
キン12の内側にある。プリント基板10の貫通孔は、
プリント基板10に固定される接点27、整流素子2
5、誘導コイル18の接続部分に設けることもできる。
これ等の接続部分を完全に気密に閉塞するプリント基板
10は、インナーパッキン12の内側に貫通孔を開口す
る。
【0027】プリント基板10は下面にもインナーパッ
キン12を密着している。このインナーパッキン12
は、蓋ケース5に一体成形された支柱壁6Aに押圧され
る。支柱壁6Aは、インナーパッキン12を案内する凹
部を上面に設けている。支柱壁6Aはプラスチック製の
蓋ケース5に一体成形されている。支柱壁6Aの直径
は、電池ケース2の周壁15とほぼ同一である。プリン
ト基板10は、両面にほぼ同じ直径のインナーパッキン
12を密着し、上面のインナーパッキン12は電池ケー
ス2の周壁に、下面のインナーパッキン12は蓋ケース
5の支柱壁6Aに押圧されてプリント基板10に密着さ
れる。
【0028】蓋ケース5は、支柱壁6Aの内側で底面に
排気窓6を開口している。排気窓6は排気シート7で閉
塞されている。排気シート7は、ガスを透過して、水を
通過させない薄いシート材である。排気シート7は、排
気窓6よりも大きい円盤状で、排気窓6の上面に接着さ
れて排気窓6を閉塞している。
【0029】蓋ケース5は、底のある円筒状で、本体ケ
ース1の下端開口部にねじ込んで固定されるように、上
端の内側に雌ネジを成形している。本体ケース1は、蓋
ケース5をねじ込む部分に雄ネジを成形している。
【0030】この構造の蓋ケース5は、これを本体ケー
ス1の下端にねじ込んで、図5に示すように、インナー
パッキン12をプリント基板10に密着して所定の位置
に固定する。この図に示す電動歯ブラシは、蓋ケース5
の支柱壁6Aの上端で、プリント基板10の下面にイン
ナーパッキン12を押圧し、さらに、このインナーパッ
キン12を介してプリント基板10を上面のインナーパ
ッキン12に押圧する。プリント基板10は、上下のイ
ンナーパッキン12に挟着されて、電池ケース2の開口
窓11を閉塞する。このように、プリント基板10の上
下をインナーパッキン12で挟着する構造は、電池ケー
ス2の開口窓11をより確実に閉塞できる特長がある。
ただ、プリント基板10の下面のインナーパッキン12
は必ずしも必要としない。プリント基板10に排気窓6
を開口して、排気シート7で閉塞することもできるから
である。
【0031】
【発明の効果】本発明の電池を内蔵する防水構造の携帯
式電気機器は、電池ケースからのガス漏れを確実に阻止
できると共に、安価に能率よく多量生産できる特長があ
る。本体ケースへの水の侵入をメインパッキンで阻止
し、電池ケースからのガス漏れを、プリント基板とイン
ナーパッキンとで阻止するからである。インナーパッキ
ンが電池ケースの開口窓に密着され、このパッキンにプ
リント基板が密着する構造は、電池ケースの開口窓から
のガス漏れを確実に阻止できる特長がある。この構造
は、電池ケースからプリント基板を外部に突出させるに
もかかわらず、電池ケースの開口窓をガス漏れしない気
密構造に閉塞できる特長がある。したがって、本発明の
携帯式電気機器は、電池ケースから本体ケースにガス漏
れして発火する危険性がなく安全に使用できる特長があ
る。
【0032】さらに、本発明の携帯式電気機器は、電池
ケースの開口窓をインナーパッキンとプリント基板とで
閉塞して、電池ケースからのガス漏れを防止する。この
ため、図1と図2に示す携帯式電気機器のように、メイ
ンパッキンでもって電池ケースのガス漏れを阻止する必
要がない。したがって、メインパッキンとリード線との
隙間にコーキング材を充填してガス漏れを阻止する処理
を必要としない。このことは、製造工程を簡素化して、
能率よく多量生産できる特長を実現する。さらに、コー
キングしてガス漏れを阻止する従来の携帯式電気機器
は、コーキング状態が悪いとガス漏れする欠点がある。
とくに、電池ケースとメインパッキンとの間をコーキン
グして気密に閉塞する構造は、リード線と電池ケース表
面との間に隙間があり、さらに、リード線とパッキンの
間にも隙間があるので、その両方の隙間を気密に閉塞す
るために、相当な注意を必要とする。これに対して、本
発明の携帯式電気機器は、コーキングする必要がなく、
開口窓をインナーパッキンとプリント基板とで確実に閉
塞できる特長がある。したがって、本発明の防水構造の
携帯式電気機器は、簡単かつ容易に、しかも能率よく安
価に多量生産して、ガス漏れで起因する発火を極減でき
るという理想的な特長を実現する。
【0033】さらに本発明の携帯式電気機器の特筆すべ
き特長は、誘導コイルを簡単かつ容易に、しかも必要な
らば市販されているチョークコイルを使用して所定の位
置に配設できることにある。それは、本発明の携帯式電
気機器は、電池ケースの下端に設けた開口窓を、インナ
ーパッキンを介してプリント基板で閉塞し、このプリン
ト基板に誘導コイルを固定しているからである。この構
造の携帯式電気機器は、プリント基板に直接に誘導コイ
ルを固定して、このプリント基板を電池ケースに装着し
て本体ケースに収納できる。従来の携帯式電気機器のよ
うに、専用のボビンに誘導コイルを巻き、これを電池ケ
ースの下端に連結して本体ケースに収納する必要がな
い。誘導コイルとプリント基板とを電池ケースに装着し
て組み立てできる。このため、組み立て工程を著しく簡
単にできると共に、使用部品を削減して安価に多量生産
できる特長がある。
【0034】さらに本発明の請求項2に記載する携帯式
電気機器は、電池ケースの上下にインナーパッキンを配
設し、下面のインナーパッキンを蓋ケースの支柱壁でプ
リント基板の下面に押圧して密着し、上面のインナーパ
ッキンは、電池ケースの開口窓に密着している。この構
造の携帯式電気機器は、蓋ケースを固定することによ
り、プリント基板の両面にインナーパッキンを密着し
て、電池ケースを密閉できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の防水構造の携帯式電気機器の下部を示す
断面図
【図2】図1に記す防水構造の携帯式電気機器の分解斜
視図
【図3】本発明者が先に開発した携帯式電気機器の電気
機器の下部を示す断面図
【図4】図3に示す携帯式電気機器の分解斜視図
【図5】本発明の実施例にかかる携帯式電気機器の下部
を示す断面図
【図6】図5に示す携帯式電気機器の分解斜視図
【図7】図5に示す携帯式電気機器である電動歯ブラシ
の全体を示す正面図
【図8】図5に示す携帯式電気機器である電動歯ブラシ
の全体を示す側面図
【図9】図5に示す携帯式電気機器である電動歯ブラシ
を充電台にセットした状態を示す正面図
【図10】図5に示す携帯式電気機器の回路図
【符号の説明】
1…本体ケース 2…電池ケース 3…電池 4…メインパッキン 5…蓋ケース 6…排気窓 6A…支柱壁 7…排気シート 8…リード線 9…溝 10…プリント基板 10A…切欠部 11…開口窓 12…インナーパッキン 13…凸条 14…段差部 15…周壁 16…挟着台 17…シールパッキン 18…誘導コイル 19…充電台 20…脱着支柱 21…リード端子板 21A…貫通孔 22…ボビン 23…励磁コイル 24…段差部 25…整流素子 26…閉鎖空間 27…接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水密構造の本体ケース(1)内に、電池(3)
    を内蔵する電池ケース(2)を内蔵しており、電池ケース
    (2)内の電池(3)には、整流素子(25)を介して誘導コイル
    (18)が接続されており、誘導コイル(18)に誘導される交
    流が整流素子(25)で整流されて電池(3)を充電するよう
    に構成された防水構造の携帯式電気機器において、 電池ケース(2)の開口窓(11)がインナーパッキン(12)を
    介してプリント基板(10)で閉塞されると共に、プリント
    基板(10)に誘導コイル(18)を固定してなることを特徴と
    する電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器。
  2. 【請求項2】 プリント基板(10)の両面にインナーパッ
    キン(12)が配設され、一方のインナーパッキン(12)は、
    プリント基板(10)と電池ケース(2)の開口窓(11)の周縁
    との間に挟着され、他方のインナーパッキン(12)はプリ
    ント基板(10)と本体ケース(1)に形成された支柱壁(6A)
    との間に挟着され、本体ケース(1)の底面と支柱壁(6A)
    とプリント基板(10)とで囲まれた閉鎖空間(26)に誘導コ
    イル(18)が配設されてなる請求項1に記載の電池を内蔵
    する防水構造の携帯式電気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010035807A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Koizumi Seiki Corp 電動ヘアーブラシ
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