JPH07272706A - 電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器 - Google Patents

電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器

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JPH07272706A
JPH07272706A JP6060951A JP6095194A JPH07272706A JP H07272706 A JPH07272706 A JP H07272706A JP 6060951 A JP6060951 A JP 6060951A JP 6095194 A JP6095194 A JP 6095194A JP H07272706 A JPH07272706 A JP H07272706A
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battery
ring
case
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JP6060951A
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Yasuo Mitani
康夫 三谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池ケースからのガス漏れを確実に阻止す
る。安価に能率よく多量生産できる構造とする。 【構成】 防水構造の携帯式電気機器は、本体ケース1
内に、電池3を内蔵する電池ケース2を内蔵している。
電池ケース2はこれを貫通して端子孔2Aを開口してい
る。端子孔2Aに鍔12Aのある端子12を挿入してい
る。端子12の鍔12Aと端子孔2Aの周縁との間にO
リング14を配設している。Oリング14は端子12の
鍔12Aで電池ケース2の端子孔2Aの周縁に密着され
て、鍔12AとOリング14とで端子孔2Aを密閉して
いる。端子12は電池ケース2の外部に電池の電力を取
り出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電池を内蔵する防水構造
の携帯式電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水構造の携帯式電気機器の内部
構造を図1と図2に示す。これ等の図に示す電気機器は
完全密閉の電動歯ブラシで、本体ケース1に電池ケース
2を内蔵している。電動歯ブラシのように水を使用する
環境で使用される電気機器は、完全な防水構造とするこ
とによって便利に使用できる。また、内部に水が侵入し
ないので、水に起因する故障を解消して機器の寿命を長
くできる特長がある。
【0003】図に示す電動歯ブラシは、二次電池3を電
池ケース2に収納し、電池ケース2を本体ケース1に内
蔵している。電池ケース2は、二次電池3を防水構造に
収納して腐食しないように保護する。電池ケース2を水
密構造とするために、電池ケース2と本体ケース1との
隙間にアウターOリング4を挟着している。アウターO
リング4は、本体ケース1と閉塞蓋5との隙間から本体
ケース1内に水が侵入するのを阻止する。
【0004】さらに、アウターOリング4は、電池ケー
ス2の内部で発生するガスも遮断する必要がある。二次
電池3を過充電したときに、電池ケース2の内部で発生
するガスが本体ケース1の内部に漏れて、発火する危険
性があるからである。したがって、本体ケース1に収納
される電池ケース2は、水が侵入しない密閉構造とし
て、内部で発生するガスが本体ケース1に漏れないよう
に外部に排気する構造が要求される。
【0005】図に示す電動歯ブラシは、電池ケース2の
内部で発生するガスを本体ケース1の外部に排気するた
めに、閉塞蓋5に排気窓6を設け、この排気窓6を排気
シート7で閉塞している。排気シート7は、ガスは透過
するが、水は透過しないシートである。この構造の電動
歯ブラシは、電池ケース2の内部で発生するガスを、排
気シート7で外部に排気できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の電動歯ブラシは、アウターOリング4のシールが完
全でないと、電池ケース2で発生したガスが本体ケース
1に漏れる弊害がある。アウターOリング4でガス漏れ
を完全に阻止するには、製造工程において充分な注意を
必要とする。それは、アウターOリング4を挟着する電
池ケース2の周縁の一部にリード線8を配設させている
からである。リード線8は、電池ケース2内の電池3か
ら本体ケース1に電力を取り出すために必要である。リ
ード線8は、電池ケースの外面に設けた溝9に配設さ
れ、リード線8の外側にアウターOリング4を配設して
いる。この構造のアウターOリング4は、内側の全周を
電池ケース2の外周に完全に密着できない。このため、
リード線8を配設する部分でガス漏れが発生する。この
部分のガス漏れを阻止するために、従来の電気機器は、
シリコンゴム等のコーキング材を塗布している。このた
め、製造に手間がかかる欠点がある。また、コーキング
材の塗布状態が悪いと、ガス漏れを完全に阻止すること
ができず、漏れたガスが発火する危険性がある。
【0007】アウターOリングと電池ケースとの間にリ
ード線を挿通させない防水構造の携帯式電気機器とし
て、リード端子を角形のスリム電池の+−の電極に溶接
し、リード端子を電池ケースに貫通して設けた端子孔に
挿通し、端子孔とリード端子との隙間にコーキング材を
充填して水密に閉塞した構造が開発されている。この構
造の電子機器は、電池ケースの下端に排気窓を設け、こ
こを排気シートで閉塞している。この構造の携帯式電気
機器は、前記の図に示す機器と同じように、電池ケース
を気密に閉塞するために端子孔を完全にコーキングする
必要がある。コーキングしてガス漏れを皆無にするため
には、充分な注意を要する。また、コーキングして密閉
するためには、製造に手間がかかって能率よく多量生産
することが難しくなる。また、コーキング不良が発生す
ると、電池ケースから本体ケースにガス漏れする欠点も
ある。
【0008】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、電池ケースからのガス漏れを確実に阻止できると共
に、安価に能率よく多量生産できる電池を内蔵する防水
構造の携帯式電気機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電池を内蔵する
防水構造の携帯式電気機器は、前述の目的を達成するた
めに下記の構成を備える。防水構造の携帯式電気機器
は、本体ケース1内に、電池を内蔵する電池ケース2を
内蔵している。電池ケース2はこれを貫通して端子孔2
Aを開口している。この端子孔2Aには鍔12Aのある
端子12を挿入している。端子12は、電池ケース2の
内部で電池3の電極に電気的に接続されている。鍔12
Aと、端子孔2Aの周縁との間にはOリング14を配設
している。Oリング14は鍔12Aで電池ケース2の端
子孔2Aの周縁に押圧されて、鍔12AとOリング14
とで端子孔2Aを気密に閉塞している。電池ケース2の
端子孔2Aに挿入された端子12が、気密状態で電池ケ
ース2の外部に電力を供給する。
【0010】さらに、本発明の請求項2に記載される防
水構造の携帯式電気機器は、電池ケース2の内部に弾性
接点13を配設し、この弾性接点13を介して電池3の
電極を端子12に電気的に接続している。
【0011】
【作用】本発明の防水構造の携帯式電気機器は、電池ケ
ース2の端子孔2Aに挿入された端子12で、端子孔2
Aを密閉して電池ケース2の外部に電力を供給する。端
子12は鍔12Aを有し、鍔12Aと端子孔2Aの周縁
との間にはOリング14を配設している。鍔12AがO
リング14を端子孔2Aの周縁に押圧し、Oリング14
で端子孔2Aを閉塞している。鍔12Aは、電池ケース
2の内部に配設される構造と、電池ケース2の外部に配
設される構造とがある。
【0012】図3に示す携帯式電気機器は、電池ケース
2の内側に鍔12Aのある端子12を電池の+極に接続
し、電池ケース2の外側に鍔12Aのある端子12を−
極に接続している。+極に接続される端子12は、電池
3の+極に押圧され、鍔12AでOリング14を電池ケ
ース2の内面に押圧する。電池3の−極に弾性接点13
を介して接続される端子12は、弾性接点13で電池ケ
ース2に固定されて、鍔12Aと電池ケース2とでOリ
ング14を挟着する。端子12が電池ケース2に固定さ
れるときに、鍔12AがOリング14を押圧した状態で
固定されるために端子孔2Aを密閉状態に閉塞すること
ができる。
【0013】以上のように、鍔12AでもってOリング
14を電池ケース2の端子孔2A周縁に押圧して密閉す
る構造は、端子孔2Aの周縁をコーキングして密閉する
必要がなく、端子12でOリング14を押圧して完全な
気密構造に閉塞できる特長がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための防水構造の携帯式電気機器を例示す
るものであって、本発明は防水構造の携帯式電気機器を
下記のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0016】図3ないし図5は、防水構造の携帯式電気
機器を電動歯ブラシとする具体例を示す。これ等の図に
示す電動歯ブラシは細長い外形をしている。電動歯ブラ
シは、図5に示すように充電台15にセットされて、内
蔵する二次電池3を充電する。携帯式電気機器である電
動歯ブラシは、本体ケース1の内部に電池ケース2を内
蔵し、上端には歯ブラシを連結している。本体ケース1
は下端を開口した筒状で、歯ブラシを往復運動させる機
構と、これを駆動するモーターとを内蔵している。
【0017】モーターを回転させるために、本体ケース
1に二次電池3を内蔵している。二次電池3は電池ケー
ス2に収納されている。本体ケース1と電池ケース2は
プラスチックの成形品である。図3に示す電池ケース2
は、中空の筒ケース16と、筒ケース16の底面を閉塞
する閉塞蓋5とで構成される。筒ケース16の内形は、
収納する二次電池3の外形よりも多少大きく成形され
る。この図の電池ケース2は、横断面が長方形であるス
リム電池3を収納している。したがって、筒ケース16
は角筒状に成形されている。円筒状の二次電池を内蔵す
る筒ケースは、円筒状に成形する。
【0018】閉塞蓋5は、電池ケース2の底面を閉塞す
ると共に、本体ケース1の底面の開口部も閉塞する。閉
塞蓋5がより完全な水密構造で本体ケース1を閉塞でき
るように、閉塞蓋5と本体ケース1との境界近傍にはア
ウターOリング4を配設している。アウターOリング4
は、電池ケースである筒ケース16の外周に設けた溝に
嵌入されて、本体ケース1と電池ケース2の間に配設さ
れている。ここに配設されるアウターOリング4は、筒
ケース16と本体ケース1の間を閉塞する役目もする。
したがって、アウターOリング4は、閉塞蓋5と本体ケ
ース1の隙間から本体ケース1内に水が侵入するのを防
止する。さらに、アウターOリング4は、電池ケース2
から万一ガスが漏れても、これが本体ケース1に侵入す
るのを防止できる。
【0019】電池ケース2で発生するガスを本体ケース
1の外部に排出するために、閉塞蓋5は排気シート7を
介して電池ケース2を閉塞する。排気シート7はガスは
透過できるが、水は通過できない薄いシート材である。
排気シート7は、閉塞蓋5の上端の中心に開口した排気
窓6を閉塞するように、
【0020】閉塞蓋5は、下端を密閉した筒状で、本体
ケース1の下端開口部の周縁の溝に凸条を嵌入して水密
に連結される。さらに閉塞蓋5は底面に凹部を成形し、
凹部と本体ケース1との間にボビン17を配設し、ボビ
ン17に誘導コイル18を配設している。ボビン17は
プラスチックを円筒状に成形したもので、下端部には誘
導コイル18を巻くために、上下に離してふたつの鍔を
一体成形している。
【0021】誘導コイル18は、充電台15に設けた駆
動コイル(図示せず)から交流が誘導される。誘導コイ
ル18に誘導される交流は、整流して直流に変換して二
次電池3を充電する。したがって、誘導コイル18はダ
イオード(図示せず)を介して二次電池3に接続され
る。誘導コイル18は、電動歯ブラシを充電台15にセ
ットしたときに、充電台15の駆動コイルから交流が誘
導される。充電台15は、電動歯ブラシの下端を挿入し
てセットする円筒状の脱着支柱19を有する。脱着支柱
19に電動歯ブラシの下端を挿入すると、充電台15に
内蔵される駆動コイルから、電動歯ブラシの誘導コイル
18に交流が誘導されて、二次電池3に連続して充電さ
れる。このように、誘導コイル18に電磁誘導で交流を
誘導して二次電池3を充電する電気機器は、本体ケース
1を完全な密閉構造として理想的な防水構造とすること
ができる特長がある。
【0022】電池ケース2の筒ケース16には、内蔵す
る二次電池3から電力を取り出すために端子孔2Aを開
口している。端子孔2Aは、筒ケース16の上端と側面
とに開口している。上端の端子孔2Aは電池の+極から
電力を取り出すもので、側面の端子孔2Aは−極から電
力を取り出すものである。
【0023】端子孔2Aには端子12を貫通させてい
る。端子12は電池ケース2の外部に電力を供給するも
のであるから、導電製の金属で製作されている。ただ、
端子12は、金属に代わってプラスチックの表面に導電
部材を付着したものを使用できるのは言うまでもない。
端子12はOリング14を介して端子孔2Aを気密に閉
塞する鍔12Aを有する。鍔12AはOリング14を介
して端子孔2Aを気密に閉塞するので、図に示すよう
に、好ましくは端子孔2Aよりも大きい外径に設計され
る。ただ、鍔12Aの外径が端子孔2Aよりも多少小さ
くても、Oリング14を介して端子孔2Aを閉塞でき
る。
【0024】二次電池3の+極に接続される端子12
は、図8に示すように、電池ケース2の内側に鍔12A
を配設している。鍔12AはOリング14を電池ケース
2の内面に押圧して、端子孔2Aを気密に閉塞する。電
池ケース2の内面で端子孔2Aの周縁には、Oリング1
4を定位置に配設するためにリング溝20を設けてい
る。リング溝20に嵌入されたOリング14は、鍔12
Aと電池ケース内面のリング溝20とに密着されて、端
子孔2Aは気密に閉塞される。Oリング14が、鍔12
Aと電池ケース内面とに隙間なく密着できるように、鍔
12AのOリング14接触面と、端子孔2Aの周縁のリ
ング溝20の内面は平滑面となっている。
【0025】二次電池3の+極に接続される端子12
は、鍔12Aから下方に突出する部分に導電性のコイル
スプリング21を挿入し、コイルスプリング21を介し
て端子12を二次電池3の+極に接続している。この構
造は、端子12をより確実に二次電池3の+極に接続で
きる特長がある。コイルスプリング21の両端が、弾性
的に端子12と+極とに押圧して接触されるからであ
る。ただ、端子12は直接に電池の+極に接続すること
もできるのは言うまでもない。この構造は、電池ケース
2に二次電池3を挿入することにより、二次電池3の+
極が端子12に押圧されて電気接続される。
【0026】二次電池3の−極に接続される端子12
は、図6と図7とに示すように、電池ケース2の外側に
鍔12Aを配設している。鍔12AはOリング14を電
池ケース2の外面に押圧して、端子孔2Aを気密に閉塞
する。電池ケース2の外側で端子孔2Aの周縁には、O
リング14を定位置に配設するためにリング溝20を設
けている。リング溝20に嵌入されたOリング14は、
鍔12Aと電池ケース2外側面のリング溝20とに密着
されて、端子孔2Aが気密に閉塞される。Oリング14
が、鍔12Aと電池ケース2内面とに隙間なく密着でき
るように、鍔12AのOリング14接触面と、端子孔2
Aの周縁のリング溝20の内面は平滑面となっている。
【0027】二次電池3の−極に接続される端子12
は、図6において鍔12Aの左端に連結した弾性接点1
3を介して二次電池3の−極に接続している。二次電池
3は外装缶を絶縁材等で被覆せずに全面を−極としてい
る。このため、弾性接点13を弾性的に二次電池3の外
装缶に押圧させると電気的に接続できる。
【0028】弾性接点13に端子12を連結する部分の
構造を図7の斜視図に示す。弾性接点13は弾性変形す
る金属板を折曲して成形したもので、湾曲する接触部1
3Aを両側に設け、接触部13Aの間に端子12を連結
する固定用孔13Bを開口している。固定用孔13Bは
端子12を挿入してずらせると連結できるように、端子
12を挿入できる大孔部と、端子12を横にずらせて端
子12の挟着溝12Bに嵌入できる小孔部とがある。
【0029】図7に示すように、端子12は、弾性接点
13を連結するために下端に挟着溝12Bを設けてい
る。挟着溝12Bは、弾性接点13の厚さよりも幅を広
くして、ここに弾性接点13を嵌入できるようにしてい
る。この構造の端子12は、図7の矢印Aで示すように
端子12の下端を弾性接点13の大孔部に挿入し、矢印
Bで示すように、横に移動して弾性接点13を連結す
る。弾性接点13は、端子12を電池ケース2の端子孔
2Aに挿入した後、端子12の挟着溝12Bに挿入して
端子12に連結される。端子12を端子孔2Aに挿入す
る前に、電池ケース2のリング溝20にOリング14を
入れておく。リング溝20のOリング14は、端子孔2
Aに挿入される端子12の鍔12Aに押圧されて、端子
孔2Aを気密に閉塞する。弾性接点13は、電池ケース
2の内面に接触して、端子12を電池ケース2に固定す
る。この状態で端子孔2Aに配設される端子12は、鍔
12AでOリング14をリング溝20に押圧して、端子
孔2Aを気密に閉塞する。このように、弾性接点13を
介して端子12を−極に接続する構造は、弾性接点13
が、端子12を端子孔2Aに配設すると共に、端子12
を二次電池3の−極に確実に電気接続する特長がある。
【0030】図3に示す電池ケースは下記のようにして
二次電池3を本体ケース1に収納する。 二次電池3の−極に接続する端子12を端子孔2A
に挿入して弾性接点13で電池ケース2に連結する。 +極に接続する端子12を電池ケース2の端子孔2
Aに挿入する。との工程は順番が逆になってもよ
い。 その後、電池ケース2に二次電池3を挿入して、そ
れぞれの端子12を+−の電極に接続する。 この状態で閉塞蓋5をして電池ケース2を閉塞す
る。閉塞蓋5は電池ケース2の下面を閉塞すると共に、
本体ケース1の下端も閉塞する。
【0031】
【発明の効果】本発明の電池を内蔵する防水構造の携帯
式電気機器は、電池ケースのガス漏れを確実に阻止し
て、安価に能率よく多量生産できる特長がある。それ
は、電池ケースの端子孔に鍔のある端子を挿入すると共
に、端子の鍔と端子孔との間にOリングを配設し、端子
の鍔でOリングを端子孔の周縁に押圧して端子孔を閉塞
しているからである。このように、端子とOリングとで
電池ケースの端子孔を閉塞する本発明の携帯式電気機器
は、極めて簡単な構造で電池ケースから電力を取り出す
ことができ、しかも、電力を取り出す部分をコーキング
する必要がない。このことは、製造工程を簡素化して、
能率よく多量生産できる特長を実現する。コーキングし
てガス漏れを阻止する従来の携帯式電気機器は、コーキ
ング状態が悪いとガス漏れする欠点がある。本発明の携
帯式電気機器は、コーキングする必要がなく、端子孔を
端子とOリングとで確実に閉塞できる特長がある。した
がって、本発明の防水構造の携帯式電気機器は、簡単か
つ容易に、しかも能率よく安価に多量生産して、ガス漏
れで起因する発火を極減して安全に使用できるという理
想的な特長を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の防水構造の携帯式電気機器の一例を示す
断面図
【図2】図1に示す防水構造の携帯式電気機器の一例を
示す分解斜視図
【図3】本発明の実施例にかかる携帯式電気機器である
電動歯ブラシの断面図
【図4】図3に示す電動歯ブラシ全体を示す正面図
【図5】図3に示す電動歯ブラシ全体を充電台にセット
した状態を示す側面図
【図6】図3に示す電動歯ブラシに内蔵の電池の−極接
続部分を示す要部拡大断面図
【図7】図3に示す電動歯ブラシに内蔵の電池の−極接
続部分を示す要部拡大分解斜視図
【図8】図3に示す電動歯ブラシに内蔵の電池の+極接
続部分を示す要部拡大断面図
【符号の説明】
1…本体ケース 2…電池ケース 2A…端子孔 3…電池 4…アウターOリング 5…閉塞蓋 6…排気窓 7…排気シート 8…リード線 9…溝 10…リード端子 11…コーキング材 12…端子 12A…鍔 12
B…挟着溝 13…弾性接点 13A…接触部 13
B…固定用孔 14…Oリング 15…充電台 16…筒ケース 17…ボビン 18…誘導コイル 19…脱着支柱 20…リング溝 21…コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(1)内に、電池(3)を内蔵する
    電池ケース(2)が内蔵されており、電池ケース(2)はこれ
    を貫通して端子孔(2A)が開口されており、この端子孔(2
    A)には鍔(12A)のある端子(12)を電池(3)の電極に接続し
    て挿入しており、鍔(12A)と端子孔(2A)の周縁との間に
    Oリング(14)が配設され、Oリング(14)が端子(12)の鍔
    (12A)と電池ケース(2)の端子孔(2A)周縁とに挟着され
    て、端子(12)の鍔(12A)とOリング(14)とで端子孔(2A)
    が密閉されて、端子(12)が電池ケース(2)から外部に電
    力を供給するように構成されてなる電池を内蔵する防水
    構造の携帯式電気機器。
  2. 【請求項2】 端子(12)が弾性接点(13)を介して電池
    (3)の電極に接続されており、前記端子(12)の鍔(12A)は
    電池ケース(2)の外側に配設されており、この端子(12)
    の鍔(12A)と電池ケース(2)との間にOリング(14)が配設
    されており、端子(12)の鍔(12A)がOリング(14)を電池
    ケース(2)の外側面で、端子孔(2A)の周縁に押圧して、
    端子(12)の鍔(12A)とOリング(14)とで端子孔(2A)を密
    閉して、端子(12)が電池ケース(2)から外部に電力を供
    給するように構成されてなる請求項1に記載の電池を内
    蔵する防水構造の携帯式電気機器。
JP6060951A 1994-03-30 1994-03-30 電池を内蔵する防水構造の携帯式電気機器 Pending JPH07272706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109152A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Honda Motor Co Ltd 電池モジュールの接続構造、電池モジュールおよび電池モジュール端子の組付方法
JP2018514058A (ja) * 2015-05-27 2018-05-31 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. ストロークリミッタ設計を具備するバッテリシャーシ

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