JPS6211095A - リンホトキシン - Google Patents

リンホトキシン

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JPS6211095A
JPS6211095A JP60147371A JP14737185A JPS6211095A JP S6211095 A JPS6211095 A JP S6211095A JP 60147371 A JP60147371 A JP 60147371A JP 14737185 A JP14737185 A JP 14737185A JP S6211095 A JPS6211095 A JP S6211095A
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dna
dna sequence
cells
gene
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Yasuhiro Ikenaka
康裕 池中
Kenji Yamashita
憲司 山下
Toru Sumiya
徹 角谷
Hajime Kawarada
川原田 肇
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/525Tumour necrosis factor [TNF]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
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    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒト・リンホトキシン遺伝子を含むDNA配
列及びそのDNA配列を有するDNAによって形質転換
された培養細胞、更にその形質転換細胞を利用したヒト
・リンホトキシンの製造法に係る。
リンホトキシン(LT)は直接あるいは間接的に癌細胞
のみを攻撃し、壊死させろ作用を持ち(Evans O
.H.ら(1977年)キャンサー・リサーチ(Can
cer Res.)、 87巻,898頁)、制癌剤と
しての臨床応用が期待されている。
、(従来の技術) リンホトキシン(LT )は、ヒト或いはマウス等の動
物のリンパ球細胞をフィトヘマグルチニン。
コンカナバリンA等のし゜クチン或いはフォルボールエ
ステルで刺激することにより誘導されるリンホカインの
一種である( Devlin 、 J. J.’( 1
9 8 4’f3リンホカインズ( Lymphoki
nes )* 9巻,813頁)。
代表的生産細胞としてヒトではヒツジ赤血球とのロゼツ
ト形成で選択されたT細胞あるいはB細胞株RDMI 
 1788(Aggarwal.B.B.ら(1984
年)ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・・ケミス
トリ−(J.Biol. Ohem.)、 259巻,
686頁)が知られている。LTは糖蛋白であるが(’
roth 、 M. K.とGranger, G. 
A. (1979年)。
モリキュラー・イミュノロジー(Mol. Immun
ol.)。
16巻,671頁)、種々の形態構成をとりうる。
LTの蛋白化学的研究はいくつかのグループで研究され
ているが、分子量約2 0, 0 0 0の成分がその
最小単位であり、その単位成分が会合したものや他の成
分との複合体があるとされている(Aggarwal,
 B. B.ら(1984年)ザ・ジャーナル・オブ・
バイオロジカル・ケミストリー,259巻。
686頁)。
LTは、フオルボールエステル,マイト−ジエン等で刺
激されたリンパ球が産生ずることが知られているが、こ
のような生産法では生産されるLTは極めて微量であり
、また大量の新鮮なリンパ球が必要となり量産には不向
きである。また株化されたリンパ球由来の細胞(株化細
胞,)をマイト−ジエン等で刺激するとLTが誘導的に
産生されることが知られているが、生産能は用いる細胞
の能力に大きく依存しており、やはり量産に適した系と
は言えない。近年LTのcDNAがクローニングされ、
大腸菌でLT様蛋白の生産が可能になった( Gray
 、 P. W.ら(1984年)ネイチャー(Nat
ure)、 8 1 2巻,721頁)。しかし微生物
でつくられるLT様蛋白は、動物細胞と微生物との蛋白
合成機構が多少異なる為に、つくられる蛋白の7ミノ末
端が天然のそれと異なる場合が多い。
更に微生物によってつくられるLT様蛋白は、天悠のL
Tが糖鎖を有しているのに対し、糖鎖が結合していない
。このように微生物の蛋白合成系によってつくられたL
T様蛋白と天然のLTとは物質として明らかに異なり、
治療薬として長期間使用したり、頻回使用する場合には
、抗原抗体反応の問題が懸念される。
(発明が解決しようとする問題点) 蛋白のアミノ末端が天然のLTと同じで且つ糖鎖を有す
るLTを生産する為には、動物培養細胞を宿主とした遺
伝子組換えの手法の適用が考えられる。この場合、単に
LT遺伝子を動物培養細胞に導入してもLTの産生を観
ることはできないと推定される。すなわちLTは誘導蛋
白であり、その発現は遺伝子のレベルで制限されている
からである。従って遺伝子導入の手法により、動物培養
細胞に効果的なLT産生能を付与する為には、用いる遺
伝子に改良を加える必要がある。
高等生物の多くの蛋白は、核DNA配列上に、いくつか
に分断されてコードされていることが知られている。成
熟型のメツセンジャーRNA(mRNA )の配列をコ
ードしているDNA配列はエクソン(exon )*分
断している配列は介在配列またはイントロン(1ntr
on )と呼ばれている。
イントロンの生物学的な意義や機能は現在不明な点も多
いが、オバルブミン(Wickens l M、 P、
ら(1980年)ネイチャー、285巻、628頁)や
ウィルス蛋白(Lai 、 C−J、ら(1979年)
プロシーデイングズ・オフ・ザ・ナショナル・アカデミ
−・オフ・サイエンス・ニーニスニー(Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA ) 、 
 76巻、71頁)のイントロンを含まない遺伝子配列
は、イントロンを含む配列に比べ、導入した動物細胞内
での蛋白の生産が極めて少ないことが知られている。ま
た、イントロンを欠落させたSV40の遺伝子にβ−g
lobin遺伝子のイントロンを加えることにより、安
定なmRNAの蓄積が起こる事が知られた(Hamer
、 D、 H,ら(1979年)セル(Ce1l )。
18巻、1299頁)。
遺伝子から転写された初期ANAからのイントロン部分
の配列の除去をスプライシング(、Splicing)
と呼ぶが、スプライシングは安定なmRNAの蓄積ある
いはmRNAの核から細胞質への移行の為に必要な事象
と推定される。
正常で機能のある蛋白の発現の為には、イントロンの正
しい位置でのスプライシングが不可欠であるが、インシ
ュリン遺伝子とシミアンウィルス40(SV40)のプ
ロモーター領域を結合し、00S細胞に導入した場合の
異常なスプライシングが報告されている(Laub、 
O,ら(1988年)ザ・ジャーナル・オフ・バイオロ
ジカル・ケミストリー、258巻、6048頁)。また
アミラーゼの発現においては、組織特異的なスプライシ
ングが存在し、同一の遺伝子から2つの異ったスプライ
シングを経て、唾液腺アミラーゼと肝臓アミラーゼが合
成されることが知られている( Y Ou n g +
R,A、ら(1981年)セル、23巻、451頁)。
また、S V 40 (Berk、 A、 J、ら(1
978年)プロシーデイングズ・オフ・ザ・ナショナル
・アカデE−・オフ・サイエンス・ニーニスニー、75
巻、1274頁)、アデノウィルス(Chow、 L、
 T。
(1977年)セル、12巻、1頁)等においても、同
一の遺伝子から異ったスプライシングを経て複数のmR
NA及び蛋白が合成されている。従って、動物培養細胞
にイントロンを含むLT遺伝子を導入し、LTを産生ず
るには正常なスプライシングが起こる必要があるが、本
発明者らはLTをコードしている染色体DNA配列に動
物培養細胞で機能する、すなわちmRNA合成を開始す
る事が可能なプロモーター領域のDNA配列を結合させ
、種々の動物培養細胞に導入した場合、正常にスプライ
シングが起こり、LTが培地中に著量分泌される事を見
い出した。
−LTは糖蛋白である。現在LTの糖鎖の構造について
は不明な点が多く、ヒト以外の細胞でつくられたL+P
とヒト由来細胞でつくられたLTの糖鎖の構造及び抗原
性に違いがあるかは不明である。
しかしヒト由来細胞でつくられるLTは、天然のLTと
極めて類似しているものと考えられ、ヒト以外の細胞で
つくられたLTに比して、より安全性が高いと考えられ
る。またヒト以外の細胞でLTをつくる場合は、LTの
製品中にヒト以外の生物の蛋白等の構成成分や分泌成分
が混入する事が考えられ、治療薬としての長期間の投与
におけるアレルギー反応、ショック等の問題が予想され
るが、ヒト由来細胞を用いて作った製品中には本質的に
ヒトの成分、すなわちヒト血液中に存在している物質以
外は含まれず生産物の安全性の向上が期待される。
本発明により、安全性の高いLTを大量に供給する事が
可能になるものと考えられる。以下に、本発明を更に詳
細に説明する。
(問題点を解決するための手段) LTをコードしている染色体遺伝子領域は、本発明者ら
のクローニング及び解析の結果初めて明らかになり、第
1図に示したような制限酵素認識部位を有している。L
T染色体DNA配列上はLTの蛋白合成の開始のアミノ
酸であるメチオニンのコドンATGから終止コドンTA
Gまでの塩基配列を含むDNA配列で、例えば第2図に
示したプラスミドpLTB4.2に含まれるBamHI
4.2Kb(キロベース)の配列をさす。
LTをコードする染色体DNA配列は、ヒトDNAから
クローン化される。ヒトDNAは、例えばヒト白血球細
胞培養細胞或いは組織などを用い、B11nらの方法(
Blin、N、ら(1976年)ヌクレイツク・アシツ
ズ・リサーチ(NuCleiCAcids Res、 
)、 8巻、230B頁)により調製される。LT遺伝
子のクローニングに用いるベクターはCharon 2
8に代表されるλファージベクタ+、 pBR122に
代表されるプラスミドベクター或いはpH079に代表
されるニスミツドなどが利用できるが、一般的には、高
率で長鎖のDNA断片をクローニングできるλファージ
をベクターとして用いる遺伝子操作法が用いられる。す
なわちヒト高分子DNAを適切な制限酵素で切断後、λ
フアージDNAの置換可能領域の代りに挿入し、リコン
ビナントファージDNAをつくる。次にインビトロパッ
ケージングの手法を用い、感染性のあるファージ粒子を
作製する。次に宿主大腸菌とともにプレートにまき、組
換え型ファージのプラークを形成させる(Enquis
t、L、ら(t979jlメソッズ・イン・エンザイモ
ロジー(Methodsin Enzymology)
* 68巻、281頁i HOrn 。
B、(197931−)メソツズ・イン・エンザイモロ
ジー、68巻、299頁)。LTをコードするDNA断
片を持つ組換え型ファージのプラークの検出には、cD
NAや合成りNAをプローブとしたプラークハイブリダ
イゼーションの手法(Woo 、 S、L。
C,(1979年)メソツズ・イン・エンザイモロジー
、68巻、389頁; 5zostak、 J、W、ら
(1979年)  メソツズ・イン・エンザイモロジー
、68巻、419頁)が利用できる。またLTの遺伝子
を持つ組換え型ファージは、プラークハイブリダイゼー
ションによって選択されたプラークから回収し宿主大腸
菌と共に培養することにより大量に調製できる。また組
換え型ファージのDNAはフェノール法等により調製で
きる( Maniatis。
T、ら(1982年) Mo1ecular Olon
ing aLaboratory manual、Co
1d SpringHarbor Laborator
y)。
動物培養細胞へのDNAの導入法として、トランスフェ
クション効率に差はあるが、リン酸カルシウム法(Wi
gler、 M、ら(1977年)セル。
11L 223頁)、マイクロインジェクション法(A
nderson 、 W、 F、ら(1980年)プロ
シーデイングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・
オブ・サイエンス・ニーニスニー、77巻、5399頁
)、リポゾーム法、DEAE−デキストラン法或いは細
胞融合法(5choffner、 W、ら(1980年
)プロシーデイングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデ
ミ−・オブ・サイエンス・ニーニスニー。
77巻、2163頁)等が用いられている。リン酸カル
シウム法として用いるDNA材料としては、DNA溶液
の他に大腸菌などの微生物、ファージなども利用できる
。細胞融合法では目的DNA配・列をプラスミドとして
保有している微生物のプロトプラストが用いられている
LTは誘導蛋白であり、ヒト白血球細胞を種々のマイト
−ジエン等で刺激することにより誘導される。現在マイ
ト−ジエンの刺激が、どのような形でLTの遺伝子に働
き、LTを誘導するかは不明であるが、そのような誘導
機構のない細胞にLTの調節部位を含む遺伝子を導入し
てもLTの生産は微弱なものであろう。本発明者らは、
動物培養細胞内で機能する他の遺伝子のプロモーター領
域の配列をLTの染色体DNA配列の5′側に接続し、
細胞に導入することによりLTの非生産細胞を高生産細
胞に形質転換できることを見い出した。この場合、LT
のmRNA合成は接続したプロモーター領域の制御下に
おかれ、たとえば接続したプロモーター領域が構成的な
蛋白の遺伝子のプロモーター領域であれば、細胞内でL
TのmRNAは常時合成され、従って細胞はLTの構成
的生産細胞になる。もし接続するプロモーター領域が、
誘導蛋白のものであれば、形質転換細胞は、LT誘導蛋
白として生産する。
動物培養細胞で機能するプロモーターとしてSV40の
初期遺伝子プロモーターが知られている。コノプロモー
ターは5V40DNAのHindl−Pvul[フラグ
メント、約350ベースペア(k+p)DNA断片に含
まれている。また、このDNA断片は逆向きにSV40
の後期遺伝子のプロモーターとしての活性を有している
。SV40の後期プロモーターからの転写活性は、一般
的にSV40のT抗原の存在下で増強される。従ってS
V40の後期プロモーターを接続したLTの遺伝子が導
入される細胞は、T抗原が発現している細胞が望ましい
。T抗原が発現している細胞を作製するには、T抗原を
コードしている遺伝子を細胞に導入すればよい。またS
V40のT抗原をコードするDNA配列上SV40の後
期プロモータ    。
−配列上を接続したLT遺伝子配列が同一の配列上に存
在するDNA配列で培養細胞を形質転換した場合、多種
の細胞株でLTの高発現株が得られるであろう。
ヘルペス・シンプレックス・ウィルスCH8V)タイプ
IのチミジンキナーゼプロモーターモS■40初期遺伝
子プロモーターと同様に構成的なプロモーターであり、
領域の構造はWagnerらによって示されている(W
agner、 M、 J−ら(1981+)プロシーデ
イングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・
サイエンス・ニーニスニー。
79巻、1441頁)。機能するプロモーター領域、と
は、mRNAの合成開始点は含むが、それらのプロモー
ターが調節している蛋白の最初のアミノ酸であるメチオ
ニンのコドンは含まないプロモーター領域の配列をさす
。機能するプロモーター領域の配列上LT染色体DNA
配列上が接続したDNA配列(LT発現ベクター)の作
製を実施例3に示した。
LTのアミノ酸配列は、クローニングされたLT遺伝子
のエクソン部分の塩基配列から推定可能である。塩基配
列はマキサム−ギルバート法(Maxam、 A、M、
ら(1980年)メソッズ・イン・エンザイモロジー、
65巻、499頁)、或いはSangerのグイデオキ
シ法(Sanger、 F、(19811サイエンス(
5cience )、 214巻、1205頁)等で決
定される。
遺伝子を細胞に導入した場合、導入遺伝子は宿主染色体
DNAに安定に組み込まれる場合がある。
遺伝子が組み込まれる染色体上の位置は一見でたらめで
あり、また組み込まれるDNAのコピー数も不規則であ
る。LT遺伝子を細胞に導入した場合、組み込まれた位
置やコピー数が細胞ごとに異なり、各々の細胞のLT生
産量は異なる。従って細胞をクローン化することにより
種々の生産量を有する細胞を得ることができる。目的遺
伝子を導入し、安定に発現する細胞のみを選択的に増殖
させる為には、機能するプロモーター配列上LT遺伝子
が接続した配列上選択マーカー遺伝子を同一DNA配列
上に持つDNA配列が適切である。動物細胞での選択マ
ーカー遺伝子としてはECogpt(Mulligan
 、 R,O,ら(1980年)サイエンス。
209巻、1422頁)、neo (5outhern
、 P、 J。
ら(1982年)ジャーナル・オブ・モレキュラー・ア
ンド・アプライド・ジエネテイツクス(J、Mol。
Appl、 Genet、 )、 1巻、327頁)、
dhfr (Wigler 、 M、ら(1980年)
プロシーデイングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ
−・オブ・サイエンス・ニーニスニー、77巻、856
7頁) などの遺伝子が用いられる。また、そのような
りNA配列を大量に調製する為には、そのようなりNA
配列が、大腸菌で複製し且つ大量調製可能なプラスミド
やファージであることが望ましい。実施例e乃至5に示
したLT発現ベクターは、以上のような目的にかなうプ
ラスミドである。すなわち大腸菌で複製可能にするDN
A複製開始点(ori)と、選択マーカー(アンピシリ
ン耐性遺伝子)及び動物培養細胞での選択マーカー遺伝
子(Ecogpt)及び機能するプロモーターと接続し
たLTの染色体DNA配列が同一のDNA配列上に存在
している事を特徴としたプラスミドである。
機能する他の遺伝子のプロモーター領域を接続したLT
の染色体DNA配列を導入された細胞がLTを産生ずる
為には、該DNA配列が、用いた細胞固有のRNA合成
系、RNAの成熟、蛋白合成系、蛋白の成熟、分泌等の
機能に適合している必要がある。導入されたDNAから
はmRNAが合成されるが、m R’N Aの5′末端
はキャップ構造の付加、正常な位置でのスプライシング
及び8′末端へのポリアゾニレ−ジョンが必要である。
また活性のあるLTの発現には、合成されるLTペプタ
イドの正常な高次構造の形成と維持、更にはシグナルペ
プタイドの切断、細胞からの分泌が正確に行なわれる必
要がある。本発明者らが試用した動物培養細胞はアメリ
カン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCjC
)から入手可能なハムスター、サル、ヒト由来の細胞で
あるが、本明細書に示されているLTの製造法を用いれ
ば、少なくともを椎動物由来の培養細胞、融合細胞、正
常及び変異細胞、ウィルスによる形質転換細胞等におい
て活性あるLTを産生ずることが可能である。またヒト
の細胞をSV40で形質転換した株化細胞を生産細胞と
して用いる事は、原因不明で癌化或いは株化した細胞に
比して、適切な手段を講じることにより生産物の安全性
の向上が期待される。
5v40の形質転換細胞としてWI−26VA4が知ら
れている。
機能するプロモーターを接続したLT染色体DNA配列
を、例えばリン酸カルシウム法で動物培養細胞に導入し
、LTを産生ずるようになった細胞は、通常細胞の培養
に用いられる血清を含んだ培地ばかりでなく、全く血清
を含まない無血清培地でもLTを産生ずる事を見い出し
た。LTの生産に無血清培地を用いる事はLTの培地か
らの回収精製をより容易にするばかりでなく、製品への
血清成分の混入を防ぐことになる。
(実施例) 以下に実施例を示すが、本発明に係る諸実験は内閣総理
大臣の定める「組換えDNA実験指針」に従って行った
。また実施例中のファージ、プラスミド、DNA、種々
の酵素、大腸菌等を扱う詳しい諸操作は以下にあげる雑
誌、載置を参考とした。
■、蛋白質 核酸 酵素、26巻、4号、(1981年
)臨時増刊 遺伝子操作(共立出版)2、遺伝子操作実
験法、高木東歌編著(1980年)講談社 3、遺伝子操作マニュアル、高木東歌編著(1982年
) 講談社 4、  Mo1ecular、Cloning a  
laboratorymanual 、 T、 Man
iatisら編(1982年)Cold  Sprin
g  Harbor  Laboratory5、  
Methods in Enzymology、 65
巻。
L、 Grossmanら編(1980年) Acad
emicress 6、  Methods in unZymology
、 68巻。
R,Wu編(1979年) Academic Pre
ss実施例I 実施例示子のクローニング 複数の健康成人からヘパリン採血し、市販のリン酸緩衝
液(PBS)(フローラボラトリー社製)で2倍希釈後
、フィコールパック(ファルマシア社製)液に上層し、
2000回転、30分遠心し白血球層を分離し、更にP
BSで2回洗浄した。
108個の細胞に対し20m/の0.5M  BD’l
”A −0,5%ザルコシル溶液を加え、21fのプロ
テアーゼKを入れ、50°Cで3時間インキュベートし
た。
フェノール抽出を2回行い、水層を50mMトリス−1
0mM  EDTA−10mM塩化ナトリウム(pH8
,0)に1晩透析した。RNa5e Aを100μf/
mlになるように加え、37°Cで3時間処理後、フェ
ノール抽出を2回行い、水層を50mM l−リス−1
0mM  EDTAiin透析し、高分子ヒトDNAを
得た。ヒトDNAを制限酵素5au3Alで部分切断後
、蔗糖密度勾配遠心により約15〜20キロベースの大
きさの5au3AIDNA断片を調製した。ラムダファ
ージベクター0haron 28 D N AをBam
Hlで切断後、蔗糖密度勾配遠心により0haron 
28の左端断片及び右端断片を含む両分を集め、エタノ
ール沈澱により回収した。
Charon 28の両端のDNA断片とヒト15〜2
0キロベース5au3Ai断片をT4DNAリガーゼで
結合後、エンキストとスタンバーブの方法(L、Enq
uistとN、Sternberg (1979’年)
メソツズ・イン・エンザイモロジー、6SS。
281頁)によりインビトロパッケージングを行い、大
腸菌LE392を宿主として組換え型ファージのプラー
クを形成させた。次にブラークツ1イブリダイゼーシヨ
ンの手法(Benton 、 W、 D、 。
Davis、 R,W、 (1977)サイエンス、1
96巻。
180頁)によりLTの遺伝子を持つ組換え型ファージ
クローンを選択した。プローブとしては、LTの遺伝子
に存在する配列を持つオリゴヌクレオチドATGACA
CCACCTGAAOGT、TOTAC!TCC(:!
AGGTGGTO及びAC’l’GTOT’rCTTT
GGAGCo  (これらの配列はLTのアミノ酸配列
−34から−29,75から80及び163から168
に対応している: Gray、 P、 W、ら(198
4年)ネイチャー、312巻、721頁)をホスホトリ
エステル法(Miyoshi 、 K、ら(1980)
ヌクレイツク・アシツズ・リサーチ、8巻、5507頁
)で合成し、5’−OHを〔γ−32P)ATP及びT
4ポリヌクレオチドキナーゼで標識して用いた。
約60万の組換え型ファージクローンから用いた3種の
合成りNAプローブすべてとハイブリダイズするファー
ジクローン11株を得た。このうちの1つのファージク
ローン4−1を種々の制限酵素で切断し、アガロース電
気泳動を行い、ニトロセルロースフィルターにトランス
ファー後、3種の合成りNAプローブを用いたサザーン
ハイブリダイゼーシE ン(5outhern、 E、
 M、 (1975年)ジャーナル・オブ・モレキュラ
ー・バイオロジー(J、 Mo1. Biol、 ) 
98巻、503頁)を行ったところ、BamHI  4
.2 Kb 、 EcoR12,8KbおよびSma)
  2.7Kb 断片が3種のプローブとハイブリクイ
ズし、これらの断片の中にLTのアミノ酸配列をコード
しているDNA配列が含まれていることが明らかになっ
た。また、いくつかのファージクローンのDNAの制限
酵素解析の結果、LT染色体DNA配列及び隣接した配
列の制限酵素認識部位は第1図のようにマツプされた。
実施例2 LT遺伝子のサブクローニング ファージクローン4−1のDNAを制限酵素BamHi
で切断し、生じた4、2Kbの断片をプラスミドpUo
 9 (Vieirae JとMessing+ J 
(1982年)ジーン(Gene )、 19巻、25
9頁)のEamH1部位に挿入しpLTB4.2を 作
製した(第2図)。
市販されているpUC9のプライマー(:!AGGAA
AC!AGC!’I’ATGAC!、 AGTCACG
ACGTTGTA (以上宝酒造製)及びLTのアミノ
酸−23から728゜75から80,163から168
に対応するオリゴ−マーACICOTTGGGAGGA
AGAG、TCTAOTCCCAGGTGGTC,AO
TGTOTTCTTTGGAGCCをプライマーとした
ダイデオキシ法による塩基配列の決定(Wallace
、 R,B、ら(1981年)ジーン、16巻、21頁
汀pLTB4.2に実施した。
その結果LTの5′側は、 GGATCC!0CGGOCTGCICTGGGCIC
TGGGCTCOCOATGACACOAOCTGAA
OGT・・・MetThrProProGluArg−
の配列を有し、3′側は、 LeuSerSerG1nLysMetValTyrP
roG1yGAAAAATOOAGAAAGAAAAA
ATAATTGATTTOAAGACC’I’TCTO
CCOATTC’I’GCCTOCAT’l’OTGA
CjOAT’f’TCjAGGGGTOGTCAOOA
O(ETO’l’CoTT’I’GGCCATTOOA
AOAGOTOAAGTCTTCC!C!TGATOA
AGTCAOOGGAGOTTTOAAAGAAGGA
A’rTCTAGGC!ATCOC!AGGGGACC
C!ACACTOCCTGAACCATOCCTGAT
GTCTGTOTGGOTGAGGATT’l’OAA
GCOTGC!C!TAGGAATTOCCAG の配列を有していることが分った。. 実施例3 psVesmalLT. psVpTKLT, psV
2LLT及びps’lLLT (D作製 SV4 0の初期改伝子プロモーター領域の配列上LT
染色体DNA配列上が接続した配列を持つプラスミドで
あるpsVesma ILTはpLTB4.2.psV
2gPt及びpS V3 gpt ( Mulliga
n. R.C.とBerg.P.(1980年)サイエ
ンス,209巻,1422頁)を出発材料として、第3
図一<a). −(b)に示した手順により作製した。
すなわちpSV8gptをHind lで切断し、最も
大きいDNA断片をT4DNA’Jガーゼで環状化しp
HIを作製した。次にpHIのPvu1部位をSal 
lリンカーを用いてSa11部位に改め、pHIIを作
製した。更にpHIIのHindll1部位をHind
 m−S ma I アダプターを用いてSma}部位
を導入し、pI{Smalを作製した。pHsmalを
Sal I, EcoR l切断しpSV2gptのB
amHI部位をEamHlで切断後、DNAポリメラー
ゼI( Klenow )で平滑末端にしT4DNAリ
ガーゼで環状化して作製したpSIを同じ<Sall,
EcoRI切断し、アンピシリン耐性遺伝子を持つDN
A断片とT 4 DNA !Jガーゼで結合させpsV
esmaIをツ<ッた。次にpLTB4.2をSmar
で切断し、LT遺伝子配列を持つDNA断片を得、これ
をSmai切断したpsVesmaIに導入し、psV
es ma I :L Tを作製した。
用いたSaliリンカーとsmaIアダプターは、それ
ぞれd(pGGTCGAC!G!)及びd (pAGO
’l”cO(!GGG)の配列を持つものを使用した。
またDNAポリメラーゼIはKlenowフラグメント
を用いた。
ヘルペスシンプレックスウィルスタイプ1のチミジンキ
ナーゼのプロモーター領域の配列上LT遺伝子が接続し
た配列を持つプラスミドであるpsTpTKLT は、
pLTB4.2.pHsV106(McKnight.
 S. L.とGabis, E. R− ( 1 9
 8 0年)ヌクレイック・アシッズ・リサーチ,8巻
,5931頁)及びpsVesmaIを出発材料にして
第4図に示した方法により作製した。すなわちpLTB
4.2に含まれるL’r遺伝子BamHl−Smal断
片をpHSV106の:sgl I[ − Sma I
部位に挿入しpHsVLTを作製した。次にpHSVL
TからTKプロモーターのついたLT遺伝子BamHI
 −Sma I断片をpsVesmaIのBamH J
 −Sma 1部位に導入しpsVpTKLT  を作
製した。
またSV4 0の後期遺伝子プロモーター領域の配列上
LT遺伝子が接続した配列を持つプラスミトテあるps
V2LLT及びpsV3LLTはpLTB4.2,pS
V2gpt及びpsV3gptを出発材料にして、第5
図,第6図に示した方法により作製した。すなわちpL
TB4.2に含まれるLT遺伝子Sma I −Sma
 I 2. 5 Kb断片をpSV2gptのPvu1
部位に結合させpsV2LLTを作製した。
次にpsV2LLTをBamHJで部分切断し、そこへ
pSV3gptの持つT抗原遺伝子BamHl断片を結
合させpsV3LLTを作製した。
実施例4 psVesmalLT.psVpTKLT,psV2L
LT及びpsV8LLTの培養細胞への導入とLTの産
生形質発現ベクターpsVesma ILT. psV
pTKLT.psV2LLT及びpsV8LLTに含ま
れるLT遺伝子の発現を調べる為に、揮々の動物培養細
胞へWiglerらの方法(Wiglerら(1977
年)セル。
11巻、223頁)に準じてプラスミドの導入を行った
。プラスミド−リン酸カルシウム共沈澱物を予め10%
牛新生児血清を含むイーグルMEM培地で生育させた細
胞(2X105細胞/ 8 yttt培地/直径6(7
)培養皿)に加え、15時間後に培地を更新し、培養を
つづけ48時間後の培地に含まれるLTを、L929細
胞を標的細胞とする細胞致死効果で測定した( Ruf
f、 M−R−とGifford。
G、E、(1981午)リンホカインズ、2巻、235
頁)。すなわち96穴マルチデイツシユに2×104細
胞/well/ 100μe培地で1日培養後、培養液
を除き、アクチノマイシンD 1μf /ml、5%牛
脂児血清を含むイーグルMEM培地で種々の濃度に希釈
したサンプルを100μl加え、20時間後の細胞の変
性致死効果を測定した。LT1ユニットは50%の致死
率を与える濃度とした。
下表に示すようにpsVesmaILT、psVpTK
LT。
psV2LLT或イハ、psV3LLTを導入した全て
の培養細胞でLTの発現がみられた。また全ての培養細
胞でpSV2LLTよりもpsV3LLTc7)発現が
高かった。
以下余白 実施例5 LTの通常培地及び無血清培地での生産実施例4でps
VeSma[LT、psVpTKLT或いはpsV’3
LL’r  を導入したB)fK−21(G!−13)
の培地を10%牛脂児血清、25μf/mtEコフェノ
ール酸、250μf/#Ilキサンチンを含むMEM、
培地に更新し、ミコフェノール酸耐性株を分離した。ミ
コフェノール酸耐性株を24穴マルチデイツシユの底面
全面に生育させ、5%牛脂児血清(Fe2)を含むME
M培地と牛胎児血清を全く含まないMEM培地で24時
間培養し、培地中に含まれるLT活性を測定した。下表
に示すように、分離された細胞株は血清の有無にかかわ
らずLTを生産した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、LT遺伝子を含む染色体DNA断片をクロー
ニングした組換えファージDNAを示す模式図、第2図
はプラスミドpLTB4.2を示す模式図、第3図−(
a)はプラスミドpsVesma I作製の模式図、第
3図−〇)はプラスミドpsVesmaILT作製の模
式図、第4図はプラスミドpsVpTKLT作製の模式
図、第5図はプラスミドpSV2LLT作製の模式図、
第6図はプラスミドpsV3LLT作製の模式図である
。 第1図中、Eは制限酵素EcoR1の認識部位をBは制
限酵素BamHIの認識部位を示す。 第2〜6図中、Smaf、Aval、BamHl、Ac
clSca(、EcoRl、 5ac1. Hindl
、 Pvul、 Sal l及びBgl…は夫々の制限
酵素の認識部位を示す。 HuLT  はヒトLT遺伝子、pUc9はベクタープ
ラスミドpU09由来の領域、Ampγはアンピシリン
耐性遺伝子、E COgptは大腸菌のグアニンホスホ
リボシルトランスフェラーゼ遺伝子、5V(−はSV4
0ウィルスの初期遺伝子プロモーター領域、T−agは
SV40のT−抗原遺伝子、pTKはチミジンキナーゼ
のプロモーター領域、TKはチミジンキナーゼ遺伝子、
(Pvu…/Smal)  は制限酵素Pvul切断部
位とSma I切断部位を結6したものを示す。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト・リンホトキシンをコードする染色体DNA
    配列。
  2. (2)ヒト・リンホトキシンをコードする染色体DNA
    配列と動物培養細胞で機能するプロモーター領域の配列
    とが接続したDNA配列。
  3. (3)プロモーター領域が構成的な発現をしている遺伝
    子のプロモーター領域である特許請求の範囲第2項記載
    のDNA配列。
  4. (4)プロモーター領域がSV40の初期遺伝子或いは
    単純ヘルペスウィルス(HSV− I )のチミジンキナ
    ーゼ遺伝子のプロモーター領域である特許請求の範囲第
    2項記載のDNA配列。
  5. (5)プロモーター領域がSV40の後期遺伝子のプロ
    モーター領域である特許請求の範囲第2項記載のDNA
    配列。
  6. (6)DNA配列がSV40のT抗原遺伝子配列と同一
    DNA配列上に存在する特許請求の範囲第5項記載のD
    NA配列。
  7. (7)動物培養細胞での選択マーカー遺伝子が同一DN
    A配列に存在する特許請求の範囲第2項乃至第6項の何
    れかの項記載のDNA配列。
  8. (8)微生物での選択マーカー遺伝子及び微生物でのD
    NA複製起点が同一DNA配列に存在する特許請求の範
    囲第2項乃至第7項の何れかの項記載のDNA配列。
  9. (9)DNA配列がプラスミドpSVeSma I LT
    、pSVpTKLT、pSV2LLT或いはPSV3L
    LTのDNA配列である特許請求の範囲第2項乃至第8
    項の何れかの項記載のDNA配列。
  10. (10)ヒト・リンホトキシンをコードする染色体DN
    A配列と動物細胞で機能するプロモーター領域の配列と
    が接続したDNA配列を有するDNAによって形質転換
    された動物培養細胞。
  11. (11)細胞の由来が脊椎動物である特許請求の範囲第
    10項記載の動物培養細胞。
  12. (12)細胞の由来が哺乳類動物である特許請求の範囲
    第10項記載の動物培養細胞。
  13. (13)細胞の由来がヒトである特許請求の範囲第10
    項記載の動物培養細胞。
  14. (14)細胞がSV40で形質転換された細胞である特
    許請求の範囲第10項乃至第13項の何れかの項記載の
    動物培養細胞。
  15. (15)細胞がCHO−K1、Vero、W I −26
    VA4、BHK−21(C−13)或いはL929であ
    る特許請求の範囲第10項記載の動物培養細胞。
  16. (16)ヒト・リンホトキシンをコードする染色体DN
    A配列と動物培養細胞で機能するプロモーター領域の配
    列とが接続したDNA配列を有するDNAによって形質
    転換された動物培養細胞を培養して、ヒト・リンホトキ
    シンを生成せしめ、これを採取することを特徴とするヒ
    ト・リンホトキシンの製造方法。
  17. (17)動物培養細胞を培養液中で培養し、培養液から
    ヒト・リンホトキシンを回収する特許請求の範囲第16
    項記載の製造方法。
  18. (18)培養液が無血清培養液である特許請求の範囲第
    17項記載の製造方法。
  19. (19)ヒト・リンホトキシンをコードする染色体DN
    A配列と動物培養細胞で機能するプロモーター領域とが
    接続したDNA配列を有するDNAを含有する微生物。
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