JPS62110613A - 磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘツド - Google Patents

磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘツド

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Publication number
JPS62110613A
JPS62110613A JP25042085A JP25042085A JPS62110613A JP S62110613 A JPS62110613 A JP S62110613A JP 25042085 A JP25042085 A JP 25042085A JP 25042085 A JP25042085 A JP 25042085A JP S62110613 A JPS62110613 A JP S62110613A
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JP
Japan
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sliding contact
magnetoresistive element
metal plate
magnetic head
lead frame
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Pending
Application number
JP25042085A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
寛 中村
Masaki Murakami
村上 正毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドに関する
(従来の技術) 磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドは、磁気テープに
記録されている情報信号の頭出し用に磁気テープの金山
にわたって記録されている信号の再生を行なうための磁
気ヘッドなどとして、従来から磁気録画再生装置などに
使用されている。
ところで、磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドの最も
一般的な構成形態のものは、磁気ヘッドのケースを合成
樹脂材料により成型加工する際に使用される金型中の所
定の位置に、磁気テープとの摺接面の一部となされる部
分と、磁気抵抗効果素子及び永久磁石を載置固着する部
分とが一体的に構成されている如き1個の金属板製の基
体部材と、磁気抵抗効果素子における耐摩耗性を有する
基板に付着形成されている強磁性体材料によるパターン
の2個の端子の部分にそれぞれ電気的に接続されるべき
2個の金属板製のリード部材とを、それぞれ正しく設置
し、前記の金型中に合成樹脂材料を注入して磁気ヘッド
のケース中に前記した1個の金属板製の基体部材と2個
の金属板製のリード部材とが一体的に埋設された状態の
ものを作り、次に、磁気ヘッドのケースに形成されてい
る切欠部の空間を利用して、磁気ヘッドのケース中の前
記した1個の金属板製の基体部材における磁気抵抗効果
素子と永久磁石とを載固着する部分に、磁気抵抗効果素
子における磁気テープとの摺接面となる面が、前記の1
個の金属板製の基体部材における摺接面の一部となされ
る部分の表面とが同一平面になるように磁気抵抗効果素
子を固着し、また、前記した磁気抵抗効果素子に与える
バイアス磁界を発生させる永久磁石を、前記の磁気抵抗
効果素子の後方の部分に位置するようにして固着し、次
いで、磁気抵抗効果素子における所要のパターンの端子
の部分と、前記した2個の金属板製のリード部材の接続
部とを半田付けあるいはワイヤボンディングにより電気
的に接続した後に、磁気ヘッドのケースに形成されてい
る切欠部を合成@脂によって埋めるようにして構成され
ていたが、前記した磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッ
ドの最も一般的な構成形態のものは、それの一部の構成
部品、すなわち、1個の金属板製の基体部材と2個の金
属板製のリード部材とを、磁気ヘッドのケース中に埋設
させた状態のものを射出成型によって作る際に、前記の
各構成部品を金型中に正しく位置させたり、磁気抵抗効
果素子における磁気テープとの摺接面となる而が、金屑
板製の部材における前記の1個の金属板製の基体部材に
おける摺接面の一部となされる部分の表面と同一平面に
なるように磁気抵抗効果素子を固着させる際に、磁気抵
抗効果素子を正しく位置決めすることなどが必要とされ
るために、工数が多くなり、また、磁気ヘッドの製作を
自動化するのにも支障を来たしていた。
本出願人会社では、前記した磁気抵抗効果素子を用いた
磁気ヘッドの最も一般的な構成形態のものにおける前記
したような問題点のない磁気抵抗効果素子として、先に
、特願昭60−173804号により、表面が磁気テー
プとの摺接面の一部をなす如き金属板製の摺接部と、強
磁性体材料薄膜による所要のパターンが施こされた耐摩
耗性を有する基板を備えている磁気抵抗効果素子が、そ
れの基板における磁気テープとの摺接面をなす面が前記
の金属板製の摺接部の表面と同一平面になされる状態で
載置固着されるべき第1の部分、及び前記の磁気抵抗効
果素子に与えるバイアス磁界を発生させる永久磁石が載
置固着されるべき第2の部分とよりなる構成部品の取付
部とが、前記の金属板製の摺接部と一体的に構成されて
いるとともに、前記した磁気抵抗効果素子における所要
のパターンに電気的に接続されるべき接続部を有するリ
ード線部も前記した金属板製の摺接部と一体的に構成さ
れている如きリードフレームを用い、磁気抵抗効果素子
と永久磁石とが前記した構成部品の取付部に載置固着さ
れるとともに、磁気抵抗効果素子における所要のパター
ンとリード線部の接続部との電気的接続が行なわれた状
態の前記のリードフレームを所定の外形状を有する合成
樹脂中に埋設させた状態として構成してなる磁気抵抗効
果素子を用いた磁気ヘッドを提供した。
前記した本出願人会社による既提案の磁気抵抗効果素子
を用いた磁気ヘッドは1表面が磁気テープとの摺接面の
一部をなす如き金属板製の摺接部と、強磁性体材料薄膜
による所要のパターンが施こされた耐摩耗性を有する基
板を備えている磁気抵抗効果素子が、それの基板におけ
る磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属板製の摺
接部の表面と同一平面になされる状態で載置固着される
べき第1の部分、及び前記の磁気抵抗効果素子に与える
バイアス磁界を発生させる永久磁石が載置固着されるべ
き第2の部分とよりなる構成部品の取付部とが、前記の
金属板製の摺接部と一体的に構成されているとともに、
前記した磁気抵抗効果素子における所要のパターンに電
気的に接続されるべき接続部を有するリード線部も前記
した金属板製の摺接部と一体的に構成されている如きリ
ードフレームにおける構成部品の取付部の第1の部分に
、磁気抵抗効果素子の基板における磁気テープとの摺接
面をなす面が、リードフレームに構成されている金属板
製の摺接部の表面と同一平面となるようにして磁気抵抗
効果素子の基板を固着し、また、リードフレームにおけ
る構成部品の取付部の第2の部分に、磁気抵抗効果素子
に与えるバイアス磁界を発生させる永久磁石を載置固着
し、次いで、磁気抵抗効果素子における所要のパターン
とリード線部の接続部とを、半田付けあるいはワイヤボ
ンディングにより電気的に接続し、さらに、前記のよう
に各構成部品が取付けられたリードフレームを金型中に
設置し、高分子合成樹脂材料によりインジェクションモ
ールドまたはトランスファモールドを行なって磁気ヘッ
ドの外形の成型加工を行ない、次に、不要なリードフレ
ームの部分を切断してから磁気ヘッドにおける磁気テー
プとの摺接面となされるべき壁面を研磨加工することに
よって作ることができる。
第6図は前記した既提案の磁気抵抗効果素子を用いた磁
気ヘッドの斜視図であって、この第6図において18〜
1fはリードフレームで構成されている部分であり、l
e、 Ifは表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす
如き金属板製の摺接部であり。
また、 MRは強磁性体材料薄膜による所要のパターン
が施こされた耐摩耗性を有する基板を備えている磁気抵
抗効果素子である。 Ia、 lbは前記した磁気抵抗
効果素子肝における所要のパターンに電気的に接続され
るべき接続部を有するリード線部であって、2,3は前
記した磁気抵抗効果素子MRにおける所要のパターンと
リード線部1a、 lbとを電気的に接続するための半
田付けの部分であり、また、Mは永久磁石、4は合成樹
脂によって構成された磁気ヘッドのケースである。
前記した既提案の磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッド
は、前記したところから明らかなようにリードフレーム
における構成部品の取付部に磁気抵抗効果素子腫や永久
磁石Mなどを固着し、また。
リードフレームにおけるリード線部を磁気抵抗効果素子
に半田付は等の手段によって電気的に接続した状態のも
のを磁気ヘッドの外形状を有する合成樹脂によってモー
ルドして構成したので、この既提案の磁気抵抗効果素子
を用いた磁気ヘッドでは、既述した従来の一般的な磁気
抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドにおける問題点を良好
に解決することができた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、@記した既提案の磁気抵抗効果素子を用いた
磁気ヘッドの構成に用いられているリードフレームによ
る構成部品の取付部やリード線部などは、すべて同一の
厚さのものとして構成されていたから、表面が磁気テー
プとの摺接面の一部をなす如き壁面により金属板製の摺
接部を形成するための折曲部分の曲率半径がリードフレ
ームの板厚以下にはならないために、磁気ヘッドの摺接
面に対して施こされるべき研磨加工によって磁気ヘッド
の摺接面に現われる金属板製の摺接部の巾寸法が、磁気
ヘッドの摺接面に対して施こされるべき研磨量の多少に
よって大巾に変化してしまい、磁気ヘッドの歩留りを悪
化させることが問題になった・ また、リードフレームにおけるリード線部と磁気抵抗効
果素子のパターンとを接続するための半田がリード線部
上に盛上がるために、各構成部品が取付けられたリード
フレームを金型中に設置し、高分子合成樹脂材料により
インジェクションモールドまたはトランスファモールド
によって磁気ヘッドの外形の成型加工を行なう際に、金
型内に注入される高分子合成樹脂材料の流れが前記の半
田の盛上りの部分によって阻害されること、及び半田付
けの引張り強度が問題になった。
前記した問題点の内で、既提案の磁気抵抗効果素子を用
いた磁気ヘッドの構成に用いられているリードフレーム
による構成部品の取付部やリード線部などが、すべて同
一の厚さのものとして構成されていたことによって1表
面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き壁面により
金属板製の摺接部を形成するための折曲部分の曲率半径
がリードフレームの板厚以下にはならず、ヘッドの摺接
面に対して施こされるべき研磨加工により磁気ヘッドの
摺接面に現われる金属板製の摺接部の巾寸法が、磁気ヘ
ッドの摺接面に対して施こされるべき研磨量の多少によ
って゛大巾に変化してしまい、磁気ヘッドの歩留りを悪
化させるという点について第4図を参照して補足的に説
明すると次のとおりである。
第4図の(a)、(b)は表面が磁気テープとの摺接面
の一部となるようにリードフレームを折曲げて形成させ
た金属板製の摺接部1e、 ifの側面図であり、また
、第4図の(c)は磁気抵抗効果素子における耐磨耗性
を有する基板上に施こされている強磁性体材料薄膜によ
る所要のパターンを有する磁気検出部8及び前記した磁
気検出部8に平行で。
かつ、磁気ヘッドにおける摺接面側に設けられている研
磨及判定部7ならびに前記した磁気検出部8に接続され
ている端子部9,10などが明示されるような状態で図
示した磁気抵抗効果索子MRの平面図であって、12は
磁気抵抗効果素子MRにおける耐F@耗性を有する基板
の前縁部(磁気ヘッドにおける摺接面側の縁部)である
既述のように、磁気抵抗効果素子は、それの基板におけ
る磁気テープとの摺接面をなす面(基板の前縁部12)
がリードフレームにおける金属板製の摺接部1e、 i
fの表面11と同一平面になされる状態でリードフレー
ムにおける構成部品の取付部に載置固着された状態で所
定の外形状を有する合成樹脂中に埋設された後に、磁気
ヘッドの摺接面側に対して研磨加工を施こすことによっ
て磁気抵抗効果素子における磁気検出部8の位置が磁気
ヘッドにおける摺接面から所定の距離となるようにされ
て、磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドが完成される
のであるが、磁気抵抗効果素子における磁気検出部8の
位置は磁気ヘッドにおける摺接面から、例えば数十ミク
ロンというような微小な距離に設定されることが必要と
されている。
それで、磁気ヘッドの摺接面側に対して施こされる研磨
加工によっても、磁気抵抗効果素子における磁気検出部
8の位置を磁気ヘッドにおける摺接面から容易に所定の
距離になるようにするための手段として、第4図の(C
)に示されているように、研磨及判定部7を備えている
抵抗効果素子を用い、端子9,10間の電気抵抗値を測
定しながら磁気ヘッドにおける摺接面に対する研磨加工
を行なって、第4図の(c)に示されている研磨及判定
部7の全部が除去された状態、すなわち1図中のLの部
分が除去された状態において研磨加工を終了すれば、磁
気ヘッドにおける摺接面から所定の距離Qの位置に磁気
検出部8が位置している状態になされるようにしている
ところで、既提案の磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッ
ドでは、それの構成に用いられているす−ドフレームの
各部がすべて同一の厚さのものとして構成されていたか
ら、表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き壁面
により金属板製の摺接部1a 、 1fを形成させるた
めの折曲部分13の曲率半径は、リードフレームの板厚
以下とはならず大きなものになっていた。
一方、磁気抵抗効果素子の基板における磁気テープとの
摺接面をなす面(基板の前縁部12)がリードフレーム
における金属板製の摺接部Is、 Ifの表面11と同
一平面になされる状態で、磁気抵抗効果素子がリードフ
レームにおける構成部品の取付部に載置固着されたとし
ても、磁気抵抗効果素子の取付位置が僅かでも前後すれ
ば、前記した基板の前縁部12とリードフレームにおけ
る金属板製の摺接部1a、 ifの表面とは常に正確に
同一平面にはならない。
ところで、磁気抵抗効果素子の取付位置が僅かでも前後
すれば、磁気抵抗効果素子における磁気検出部8の位置
が磁気ヘッドにおける摺接面から所定の距離にさせるた
めに研磨加工される際のリードフレームにおける金属板
製の摺接部Le、 ifに対する研磨量も当然のことな
がら変化することになる。また、磁気抵抗効果素子の取
付位置が同一であったとしても、磁気抵抗効果素子にお
ける基板上に付着形成されているパターンの位置が僅か
でもずれていると、磁気抵抗効果素子における磁気検出
部8の位置を磁気ヘッドにおける摺接面から所定の距離
にさせるために研磨加工される際のリードフレームにお
ける金属板製の摺接部1e、 ifに対する研磨量も当
然のことながら変化することになる。第4図の(b)に
例示されている曲線5゜6は、前記した原因などによっ
て変化するリードフレームにおける金属板製の摺接部1
e、 Ifに対する研磨量の変化を説明したものである
さて、リードフレームにおける金属板製の摺接部1e、
 Ifに対する研磨量が第4図の(b)に例示されてい
る曲、115.6のように変化した場合には。
磁気ヘッドにおける摺接面に現われる金属板製の摺接部
の巾寸法が図中のW5.W6のように研磨量の多少によ
って大巾に変化してしまい、磁気ヘッドの歩留りを悪化
させるのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は1表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如
き金属板製の摺接部と、磁気テープとの摺接面の一部と
なされるべき壁面が構成されているとともに、強磁性体
材料薄膜による所要のパターンが施こされた耐磨耗性を
有する基板を備えている磁気抵抗効果素子が、それの基
板における磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属
製の摺接部の表面と同一平面になされる状態で載置固着
されるべき部分を少くとも備えている構成部品の取付部
が、前記の金属板製の摺接部と一体的に構成されている
とともに、前記した磁気抵抗効果素子における所要のパ
ターンに電気的に接続されるべき接続部を有するリード
線部も前記した金属板製の摺接部と一体的に構成されて
おり、かつ、前記した金属板製の摺接部を形成するため
の折曲部分が肉薄となされている如きリードフレームを
用い、磁気抵抗効果素子が前記した構成部品の取付部に
載置固着されるとともに、磁気抵抗効果素子における所
要のパターンとリード線部の接続部との電気的接続が行
なわれた状態の前記のリードフレームを所定の外形状を
有する合成樹脂中に埋設させた状態として構成してなる
磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッド、及び、表面が磁
気テープとの摺接面の一部をなす如き金属板製の摺接部
と、磁気テープとの摺接面の一部となされるべき壁面が
構成されているとともに、強磁性体材料薄膜による所要
のパターンが施こされた耐磨耗性を有する基板を備えて
いる磁気抵抗効果素子が、それの基板における磁気テー
プとの摺接面をなす面が前記の金属製の摺接部の表面と
同一平面になされる状態で載置固着されるべき部分を少
くとも備えている構成部品の取付部が、前記の金属板製
の摺接部と一体的に構成されているとともに、前記した
磁気抵抗効果素子における所要のパターンに電気的に接
続されるべき接続部を有するリード線部も前記した金属
板製の摺接部と一体的に構成されており、かつ、前記し
た金属板製の摺接部を形成するための折曲部分と前記し
たリード線部の接続部とが肉薄となされている如きリー
ドフレームを用い、磁気抵抗効果素子が前記した構成部
品の取付部に載置固着されるとともに、磁気抵抗効果素
子における所要のパターンとリード線部の接続部との電
気的接続が行なわれた状態の前記のリードフレームを所
定の外形状を有する合成樹脂中に埋設させた状態として
構成してなる磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドを提
供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明の磁気抵抗効果素
子を用いた磁気ヘッドの具体的な内容について詳細に説
明する。第1図は本発明の磁気抵抗効果素子を用いた磁
気ヘッドの斜視図であって。
この第1図において18〜”Ifはリードフレームで構
成されている部分であって、Is、 Ifは表面が磁気
テープとの摺接面の一部をなす如き金属板製の摺接部で
あり、また、MRは強磁性体材料薄膜による所要のパタ
ーンが施こされた耐摩耗性を有する基板を備えている磁
気抵抗効果素子である。 la、 lbは前記した磁気
抵抗効果素子MRにおける所要のパターンに電気的に接
続されるべき接続部を有するリード線部であって、2,
3は前記した磁気抵抗効果素子肝における所要のパター
ンとリード線部la、 lbとを電気的に接続するため
の半田付けの部分であり、また1Mは磁気抵抗効果素子
肝にバイアス磁界を与えるための永久磁石、4は合成樹
脂によって構成された磁気ヘッドのケースである。
この第1図示の磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドに
おいて、表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き
壁面により金属板製の摺接部1 e +1fを形成する
ために折曲げる部分lCx、 ldxの板厚を薄くして
、その折曲げ部分lCx、 ldxにおける曲率半径を
小さくするとともに、磁気抵抗効果素子MRにおける所
要のパターンの端子部分と電気的に接続されるべきリー
ド線部1a、lbの端部1ax、lbxも板厚を薄くし
て、前記した両部会を半田付けによって電気的に接続し
た場合でも、その接続部分における半田付けの部分2,
3に半田の盛上がりが生じないようにしており、かつリ
ードフレーム上面にも半田が良好にまわり込むようにし
て、半田の引張り強度が大になるようにしているのであ
る。
次に、前記した第1図に示されている本発明の磁気抵抗
効果素子を用いた磁気ヘッドがどのようにして製作され
るのかについて説明する。第2図は前記した磁気抵抗効
果素子を用いた磁気ヘッドを構成するのに用いられるリ
ードフレームの一部の斜視図であり、この第2図に示さ
れているリードフレームは適当な金属の薄板、例えば洋
白の薄板の両面にフォトレジストを塗布し、そのフォト
レジスト膜に所定のマスクパターンを用いて露光した後
に現像処理を施こして、洋白の薄板の両面にフォトレジ
スト膜によるマスクパターンを構成し、次いでフォトレ
ジスト膜が付着されていない部分を腐蝕液で腐蝕して除
去した後に、プレス加工によって折曲げ部分を折曲げる
ことによって作ることができる。前記のリードフレーム
において表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き
壁面により金属板製の摺接部1o、 Ifを形成するた
めに折曲げられる部分lax 、 ldxと、′6B気
抵抗抵抗素子MRにおける所要のパターンの端子部分と
電気的に接続されるべきリード線部1a、lbの端部1
ax、lbxと対応している部分の厚さを、その他の部
分の厚さよりも薄くするのには、前記したフォトレジス
ト膜によるマスクパターンを用いた腐蝕液による洋白の
薄板に対する腐蝕時に前記の各部1ax、lbx。
1cx、ldxと対応している部分にういては洋白の薄
板の片面だけにフォトレジスト膜が付着されている状態
とし、前記した腐蝕液による腐蝕が行なわれるようにす
ればよく、それにより前記の各部1ax、lbx、lc
x、ldxと対応している部分の洋白の薄板の厚さは、
その他の部分の厚さの略々1/2になされるのである。
第2図示のような構成のリードフレームにおいて、la
、1fは磁気テープとの摺接面の一部をなす如き金属板
製の摺接部であり、また14は強磁性体材料薄膜による
所要のパターンが施こされた耐磨耗性を有する基板を備
えている磁気抵抗効果素子MRが、それの基板における
磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属製の摺接部
1e。
1fの表面と同一平面になされる状態で載置固着される
べき第1の部分14aと、前記の磁気抵抗効果素子MR
に与えるバイアス磁界を発生させる永久磁石が載置固着
されるべき第2の部分14bとよりなる構成部品の取付
部であって、リードフレームは前記したla〜1fで示
されている各部分及び構成部品の取付部14などからな
る部分を単位の構成部分として、所要の個数だけ並設さ
れている。
さて、前記した構成のリードフレームにおける構成部品
の取付部14の第1の部分14aに、磁気抵抗効果素子
MRの基板の裏面を載置し、磁気抵抗効果素子MRにお
ける磁気テープとの摺接面が金属板製の摺接部1a、 
lbによる摺接面と同一となるようにして、前記した磁
気抵抗効果素子MRの基板の裏面をリードフレームにお
ける構成部品の取付部14の第1の部分14a上に接着
剤によって固着する。
次に、リードフレームにおける構成部品の取付部14の
第2の部分14bには、磁気抵抗素子素子肝にバイアス
磁界を供給するための永久磁石Mを載置して接着剤によ
って固着する。この状態が第3図示の斜視図に示されて
いる。
次いで、磁気抵抗効果素子MRにおける所要のパターン
の端子9,10に、リードフレームのリード線部1a、
lbにおける肉薄な接続部Lax、 lbxを半田付け
2,3して前記の両者間を電気的に接続する。
前記のようにしてリードフレームに構成された中間製品
は、次にインジェクションモールド、あるいはトランス
ファーモールドの金型中に設置され、適当な合成樹脂、
例えば不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、また
はエポキシ樹脂を金型に注入することによって、リード
フレームに構成された前記の構成部分が合成樹脂製のケ
ース中に埋設されている状態のものとなされる。
次に、前記したケース中から出ているリードフレームの
部分1a、 lbを利用して、磁気ヘッドにおける端子
が構成されるように、また、リードフレームにおけるl
c、 ldの部分については、前記した合成樹脂製のケ
ース4の端面外に突出した部分がないように、リードフ
レームにおける18〜1dの各部を切断する。それから
磁気ヘッドにおける摺接面に対する研磨加工を行なうと
第1図示のような構成の磁気抵抗効果素子を用いた磁気
ヘッドが完成されるのである。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように1本発
明の磁気抵抗素子を用いた磁気ヘッドは。
表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き金属板製
の摺接部と、磁気テープとの摺接面の一部となされるべ
き壁面が構成されているとともに。
強磁性体材料薄膜による所要のパターンが施こされた耐
磨耗性を有する基板を備えている磁気抵抗効果素子が、
それの基板における磁気テープとの摺接面をなす面が前
記の金属製の摺接部の表面と同一平面になされる状態で
載置固着されるべき部分を少くとも備えている構成部品
の取付部が、前記の金属板製の摺接部と一体的に構成さ
れているとともに、前記した磁気抵抗効果素子における
所要のパターンに電気的に接続されるべき接続部を有す
るリード線部も前記した金属板製の摺接部と一体的に構
成されており、かつ、前記した金属板製の摺接部を形成
するための折曲部分が肉薄となされている如きリードフ
レームを用い、磁気抵抗効果素子が前記した構成部品の
取付部に載置固着されるとともに、磁気抵抗効果素子に
おける所要のパターンとリード線部の接続部との電気的
接続が行なわれた状態の前記のリードフレームを所定の
外形状を有する合成樹脂中に埋設させた状態として構成
してなる磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッド、及び1
表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き金属板製
の摺接部と、磁気テープとの摺接面の一部となされるべ
き壁面が構成されているとともに、強磁性体材料薄膜に
よる所要のパターンが施こされた耐磨耗性を有する基板
を偏えている磁気抵抗効果素子が、それの基板における
磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属製の摺接部
の表面と同一平面になされる状態で載置固着されるべき
部分を少くとも備えている構成部品の取付部が、前記の
金属板製の摺接部と一体的に構成されているとともに、
前記した磁気抵抗効果素子における所要のパターンに電
気的に接続されるべき接続部を有するリード線部も前記
した金属板製の摺接部と一体的に構成されており、かつ
、前記した金属板製の摺接部を形成するための折曲部分
と前記したリード線部の接続部とが肉薄となされている
如きリードフレームを用い、磁気抵抗効果素子が前記し
た構成部品の取付部に載置固着されるとともに、磁気抵
抗効果素子における所要のパターンとリード線部の接続
部との電気的接続が行なわれた状態の前記のリードフレ
ームを所定の外形状を有する合成樹脂中に埋設させた状
態として構成してなる磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘ
ッドであって1表面が磁気テープとの摺接面の一部をな
す如き壁面により金属板製の摺接部を形成するための折
曲部分が第5図の(a)に示されているように薄肉の状
態にされているために、前記した折曲げ部分における曲
率半径が充分に小さなものになされるから、ヘッドの摺
接面に対して施こされるべき研磨加工によって磁気ヘッ
ドの摺接面に現われる金属板製の摺接部の巾寸法は、磁
気ヘッドの摺接面に対して施こされるべき研磨量が第5
図の(b)中の曲線5の位置から曲IJt6の位置に変
化しても変化することがなく、また、リードフレームに
おけるリード線部の端部も肉薄になされているために、
前記したリード線部と磁気抵抗効果素子のパターンとを
接続するための半田もリード線部上に盛上がることがな
く、各構成部品が取付けられたリードフレームを金型中
に設置し、高分子合成樹脂材料によりインジェクション
モールドまたはトランスファモールドによって磁気ヘッ
ドの外形の成型加工を行なう際にも、金型内に注入され
る高分子合成樹脂材料の流れが前記した半田の部分によ
って阻害されることもなく、本発明によれば既述した従
来の問題点は、すへて良好に解決されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気抵抗素子を用いた磁気ヘッドの一
実施例の斜視図、第2図はリードフレームの一部の斜視
図、第3図はリードフレームに磁気抵抗効果素子及び永
久磁石を固着した状態のリードフレームの1部の斜視図
、第4図の(a)、(b)は従来の磁気抵抗素子を用い
た磁気ヘッドの問題点を説明するための一部の側面図、
第4図の(c)は磁気抵抗効果素子のパターンを示す平
面図、第5図は本発明の磁気抵抗素子を用いた磁気ヘッ
ドの一部の側面図、第6図は従来の磁気抵抗素子を用い
た磁気ヘッドの斜視図である。 MR・・・磁気抵抗効果素子1M・・・永久磁石、la
。 1b・・・リードフレームにおけるリード線部、le。 1f・・・リードフレームにおける金属板製の摺接面部
、2,3・・・半田付けの部分、4・・・磁気ヘッドの
ケース、1cx、ldx・・・リードフレームの肉薄な
折曲部、tax、lbx・・・リードフレームのリード
線部の肉薄な接続部、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き金属
    板製の摺接部と、磁気テープとの摺接面の一部となされ
    るべき壁面が構成されているとともに、強磁性体材料薄
    膜による所要のパターンが施こされた耐磨耗性を有する
    基板を備えている磁気抵抗効果素子が、それの基板にお
    ける磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属製の摺
    接部の表面と同一平面になされる状態で載置固着される
    べき部分を少くとも備えている構成部品の取付部が、前
    記の金属板製の摺接部と一体的に構成されているととも
    に、前記した磁気抵抗効果素子における所要のパターン
    に電気的に接続されるべき接続部を有するリード線部も
    前記した金属板製の摺接部と一体的に構成されており、
    かつ、前記した金属板製の摺接部を形成するための折曲
    部分が肉薄となされている如きリードフレームを用い、
    磁気抵抗効果素子が前記した構成部品の取付部に載置固
    着されるとともに、磁気抵抗効果素子における所要のパ
    ターンとリード線部の接続部との電気的接続が行なわれ
    た状態の前記のリードフレームを所定の外形状を有する
    合成樹脂中に埋設させた状態として構成してなる磁気抵
    抗効果素子を用いた磁気ヘッド 2、表面が磁気テープとの摺接面の一部をなす如き金属
    板製の摺接部と、磁気テープとの摺接面の一部となされ
    るべき壁面が構成されているとともに、強磁性体材料薄
    膜による所要のパターンが施こされた耐磨耗性を有する
    基板を備えている磁気抵抗効果素子が、それの基板にお
    ける磁気テープとの摺接面をなす面が前記の金属製の摺
    接部の表面と同一平面になされる状態で載置固着される
    べき部分を少くとも備えている構成部品の取付部が、前
    記の金属板製の摺接部と一体的に構成されているととも
    に、前記した磁気抵抗効果素子における所要のパターン
    に電気的に接続されるべき接続部を有するリード線部も
    前記した金属板製の摺接部と一体的に構成されており、
    かつ、前記した金属板製の摺接部を形成するための折曲
    部分と前記したリード線部の接続部とが肉薄となされて
    いる如きリードフレームを用い、磁気抵抗効果素子が前
    記した構成部品の取付部に載置固着されるとともに、磁
    気抵抗効果素子における所要のパターンとリード線部の
    接続部との電気的接続が行なわれた状態の前記のリード
    フレームを所定の外形状を有する合成樹脂中に埋設させ
    た状態として構成してなる磁気抵抗効果素子を用いた磁
    気ヘッド
JP25042085A 1985-11-08 1985-11-08 磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘツド Pending JPS62110613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019500972A (ja) * 2016-02-23 2019-01-17 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 亀裂なしに金属ブランクを折り曲げる方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019500972A (ja) * 2016-02-23 2019-01-17 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 亀裂なしに金属ブランクを折り曲げる方法

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