JPS62108876A - ビタミンeの製造法 - Google Patents

ビタミンeの製造法

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JPS62108876A
JPS62108876A JP24806185A JP24806185A JPS62108876A JP S62108876 A JPS62108876 A JP S62108876A JP 24806185 A JP24806185 A JP 24806185A JP 24806185 A JP24806185 A JP 24806185A JP S62108876 A JPS62108876 A JP S62108876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vitamin
oil
tissual
plant
extract
Prior art date
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Pending
Application number
JP24806185A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ariki
繁夫 有木
Takuo Yamamoto
卓生 山本
Yoshihisa Ozawa
小沢 慶久
Takashi Seike
清家 隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP24806185A priority Critical patent/JPS62108876A/ja
Publication of JPS62108876A publication Critical patent/JPS62108876A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビタミンEの製造法に関し、さらに詳しくは
、ビタミンEを含有する植物組織体から、ビタミンEを
効率よく分離濃縮すると共に、利用価値の高い分離残滓
を得るビタミンEの製造法に関するものである。
(従来の技術、発明が解決しようとする問題点)植物組
織体からN−へキサン等の溶剤を用い、脂肪分や脂溶性
成分、たとえば、ビタミンE、ビタミンA、カロチン等
を抽出分離することは公知であり、また溶剤として、極
性浴剤や無極性溶剤全単独または混合して使用する(た
とえば特開昭58−144582)ことも知られている
。しかしながら、植物組織体の葉や茎などから、ビタミ
ンEk取り出す場合に、含有されている水分を除去する
ことが重要であり、そのためには一般的には、まず葉や
茎などを天日乾燥または強制乾燥によって脱水した後、
溶剤を用いて抽出濃縮するか、あるいは低級アルコール
やケトン類などの水に可溶性の溶剤?用いて、脱水と同
時にビタミンEを溶出させて濃縮するしかしながら、天
日乾燥および強制乾燥法ではそれぞれ乾燥工程における
ビタミンEの分解損失がある。本発明nらも、水に可溶
性の浴剤を用いる抽出方法では、ビタミンE以外の水溶
性成分も抽出され、後でビタミンE以外の成分を分離す
る必要があり、1だ溶剤の回収もjfかしい。一方、非
水浴性溶剤を用いて抽出する場合には小面に脱水しない
と含有する水分が邪魔してビタミンEの抽出が容易では
ないことを実験的に確認した。
本発明は、この様な先行技術にもとづいて、植物組織体
からビタミンEを製造する方法に際の高い分離残滓が得
られる方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用)本発明者らは、
′        前記のような目的を達成するために
鋭意研究を行なった結見し、この発見にもとづいて、ビ
タミンEの抽出に先立って食用油中に浸漬された植物組
織体を加熱して植物組織体て含有される水分を脱水する
ことを特徴とする本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、食用曲中に浸漬された少くともビ
タミンEを含有する植物組織体を、加熱して脱水された
植物組織体から抽出物を得、該抽出物中のビタミンEt
分離濃縮するとともに分離残滓を得ることを特徴とする
ビタミンEの製造法である。
そのま\または細かく裁断して予め加熱されたまたは加
熱されない食用油に浸漬して、さらに加熱してこの植物
組織体に含有されていた水分を除去したのち、この植物
組織体を食用油から分離し、さらに必要に応じて植物組
織体に付着している食用油をたとえば遠心分離機および
濾過などくより機械的に除去するか、または、たJニー
 、t ハn−ヘキサン、n−ヘプタン、アセトン、ベ
ンゼンおよびトルエンなどの溶剤で洗滌して除去するこ
とができる。なお、このときに使用1F’1 される溶剤は、あとの溶蚤抽出で使用される浴剤と同じ
ことが好ましい。ついで植物組織体に含有するビタミン
Eを、脂肪分と共に、たとえは搾油機などで機械的に搾
り取るか、または溶媒剤で抽出するか、または搾油機で
合冊七大搾り取った液全、浴剤抽出に付して、抽出物と
ともに分離残滓を得る。ついで抽出物を得る際に使用さ
れた溶剤を留去したのち、抽出残渣を濃縮して高濃度ビ
タミンEが得られる。
本発明VC用いられる原料植物組織体には特に制限はな
いが、実用上、たとえば、とうもろこしなどの穀類や、
オイルパーム等のヤシ科植物の葉、サトウキビの葉など
が適している。オイルパーAの葉には0.1〜0.2%
のビタミンEを含゛有し、しかもその殆んどが生理活性
の高いα−トコフェロールであり、原料植物組織体とし
て特に適している。
本発明に用いる食用油には特に制限はないが、実用上、
一般に魚油など、+ならびにたとえばパーム油、ヤシ油
、菜種油および大豆油などの植物油などが使用される。
これらの食用油は使用される原料植物組織体によって適
宜選択される。たとえば、オイルパームの葉を加熱する
ときにはオイルパームの実から採ったパーム油が好適に
使用される。食用油の使用lは原料M物組織体を浸漬す
るに充分な量であればよく、通常は原料植物組織体の見
掛は容積と等しい容積以上とされる。
食用油中にf!!潰された原料植物組織体の加熱は、こ
の食用油を加熱することによってなされる。この食用油
の加熱は原料植物組織体の浸漬前からでもよいし、浸漬
後に開始してもよい。
また、この食用油の加熱手段には特に制限けないが、通
常は植物油を加熱容器外に導いて熱媒体また水蒸気など
で加熱するか、または加熱容器中に水蒸気もしくは加熱
された熱媒体を蛇管などで導いて加熱するなどの手段が
採用される。
均一に加熱しうろことから111者が好ましい。また、
食用油の温度は1食用油の気化温度より低くければよく
、通常は120〜200℃、好ましくは140〜160
°C程度とされる。また、加熱時の圧力には特に制限は
ないが、減圧とすることが好ましい。このように加熱す
ることにより原料植物組織体に含有されていた水は除去
され脱水植物組織体とされる。
この脱水4Vi物組織体から抽出物が得られる。
この抽出物を得る手段には特に制限はないが、搾油機な
どの機械的手段および浴剤抽出が使用される。また両者
を併用してもよい。抽剤としては通常は非極性有機溶剤
が使用されるが、n−ヘキサン、n−へブタン、ベンゼ
ンおヨヒトルエンなどが好適に使用される。就中、n−
へキサンが最も適している。この溶剤抽出におけ立って
脱水しない従来法に比して著しく短縮され、一般に1/
3〜1/2でよい。溶剤抽出で得られた抽出液から溶媒
を除去して抽出残渣が得られる。機械的手段によって得
られた抽出物および溶剤抽出で得られた抽出残渣(両者
を一括して抽出物と記す)KはビタミンE類と油脂分と
が含有されている。ビタミンE類と油脂分とは、たとえ
ば、減圧下だおける水蒸気蒸留などの分離手段によって
分離され毬。この様にして得られたビタミンEjAは所
望によりたとえば分子蒸留などの濃縮手段によりさらに
濃縮される。
他方、前記の溶剤抽出によって分離残滓が得られる。こ
の分離残滓は有用成分が加熱によって損われないため多
量の有効成分が含有され、また吸収がよいので飼料など
として使用される。
(実施例) 次に実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこの実施例によって限定されるものではない
実施例 1 細かく裁断されたオイルパームの新鮮な葉1に9を15
0°Cに加熱したパーム油51の入ったフラスコに入れ
、油温を150℃に保ちながら、300mitHgの真
空下で加熱して脱水した。脱水されたオイルパームの葉
をパーム油から引き揚げ、次にこのオイルパームの葉だ
付着している油分を遠心分離機で出来るだけ除去した。
このオイルパームの葉の残存水分は約2wt%でおツタ
。次いでこのオイルパームの葉をフラスコに入れ%n−
ヘキサン5’l’を加え、65゛Cで5時間加熱して、
ビタミンEの抽出を行なって抽出液と分離残滓を得た。
この抽出液を蒸留して、n−へ午サンを留去し抽出残渣
109gを得た。
この抽出残渣は油分的96.3Wt96、ビタミンE約
1.2wt96.その他約2.5wt%を含んでいた。
この抽出残渣を2 sm Hjiの真空下で、270℃
の過熱水蒸気を吹込んで水蒸気蒸留を行なった。この水
蒸気蒸留における水分以外の留出物は11gであり、こ
の留出物はビタミ7E約10wt%、油分的2owt9
6および脂肪酸約40wt% を含有していた。この留
出物を分子蒸留器にかけ、0 、02 Torrの真空
下で200〜230℃の留分を1.5g得た。この留分
を高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、
α−トコフエp−ルを主成分とするビタミンEの含有率
は約63wt%であった。
また脱水されたオイルパームの葉の溶剤抽出で得られた
分離残渣440g中には、粗蛋白質的12.5wt%、
粗脂肪的0,4w196、粗iI1.維約52wt%、
粗灰分約+ Owt%、可溶無窒素物的43,1wt%
および水分約2wt%が含まれていた。
実施例 2 実施例1と同様にして脱水されたオイルパームの葉をパ
ーム油から引き揚げ、次にこのオイルパームの葉に付着
している油分を約40’Cに加熱したn−ヘキサンで洗
滌して除去した。このオイルパームの葉の残存水分は約
2wt%であった。次いでこのオイルパームの葉をフラ
スコに入れ、n−ヘキサン51を加え、65°Cで5時
間加熱して、ビタミンEの抽出ヲ行すって抽出物と分離
残滓を得た。この抽出液を蒸留して、n−へキサンを留
去し抽出残渣459を得た。この抽出残渣は油分的89
.8wt%、ビタミ7E約2.9Wj%、その池約7.
3wi%を含んでいた。この抽出残渣を分子蒸留器にが
け、0.02Torrの真空下、200〜250 ”C
の留分を1.3y得、この留分を高速液体クロマトグラ
フィーにより分析したところ、α−トコフェロール全生
成分とするビタミンEの含有率は約65wt%であった
。また脱水されたオイルバームの葉の溶剤抽出で得られ
た分陰残漬441g中には、粗蛋白質的12.7wt%
、粗脂肪的0.3wj96、粗l裁維約33wt%、粗
灰分約9.8wt%、可溶無窒素物的42wt%および
水分約2.2wt96が含1れていた。
(発明の効果) 本、Q明によってビタミンEを極めて効率よく製造する
ことができ、また分離残滓の利用価(直は極めて高い。
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代表者 長 野 和 吉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 食用油中に浸漬された少くともビタミンEを含有する植
    物組織体を加熱して脱水された植物組織体から抽出物を
    得、該抽出物中のビタミンEを分離濃縮するとともに、
    分離残滓を得ることを特徴とするビタミンEの製造法
JP24806185A 1985-11-07 1985-11-07 ビタミンeの製造法 Pending JPS62108876A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24806185A JPS62108876A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 ビタミンeの製造法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24806185A JPS62108876A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 ビタミンeの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62108876A true JPS62108876A (ja) 1987-05-20

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ID=17172618

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JP24806185A Pending JPS62108876A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 ビタミンeの製造法

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JP (1) JPS62108876A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110782A1 (en) * 2008-03-06 2009-09-11 Nova Laboratories Sdn Bhd Extract from oil palm leaves comprising phenolic acids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110782A1 (en) * 2008-03-06 2009-09-11 Nova Laboratories Sdn Bhd Extract from oil palm leaves comprising phenolic acids

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