JPS62108824A - 新規なウロキナ−ゼ重合体及び該重合体を有効成分とする血栓溶解剤 - Google Patents

新規なウロキナ−ゼ重合体及び該重合体を有効成分とする血栓溶解剤

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JPS62108824A
JPS62108824A JP60248056A JP24805685A JPS62108824A JP S62108824 A JPS62108824 A JP S62108824A JP 60248056 A JP60248056 A JP 60248056A JP 24805685 A JP24805685 A JP 24805685A JP S62108824 A JPS62108824 A JP S62108824A
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JP
Japan
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urokinase
polymer
agent
thrombolytic agent
fibrin
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Application number
JP60248056A
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English (en)
Inventor
Osamu Matsuo
理 松尾
Kiyotaka Okada
清孝 岡田
Tadao Nagae
長江 忠男
Noboru Tomitani
富谷 昇
Juichi Awatani
粟谷 寿一
Masatsune Kurono
昌庸 黒野
Kiichi Sawai
喜一 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なウロキナーゼ重合体及び該重合体を有効
成分とする血栓溶解剤に係る。
(従来の技術及び問題点) 従来からウロキナーゼは製剤化され、血栓症の治療目的
で臨床上汎用されて来ているが、血栓の構成成分である
フィブリンに対して特殊な親和性を有していないために
、血栓症の治療に際してウロキナーゼを投与しても期待
される程の効果が得られていないのが実情である。一方
、治療効果を向上させるためにウロキナーゼを大量投与
すれば、プラスミノーゲンの全身的な活性化を惹起し、
フィブリノーゲンの分解による出血傾向等の重大な副作
用をもたらし易い。
(発明の目的) 従って、本発明の主たる目的はフィブリン親和性を有す
る新規なウロキナーゼ重合体を提供することにあり、附
随的目的はこのウロキナーゼ重合体を製剤化することに
よって従来のウロキナーゼ製剤よりも一層有効な血栓溶
解剤を提供することにある。
(目的を達成するための手段及び作用)本発明者等はよ
り有効な血栓治療能を有するウロキナーゼ及びその製剤
化法を求めて鋭意研究の結果、原料ウロキナーゼを先ず
還元し1次いで酸化させることにより得られるウロキナ
ーゼ重合体は意外にも強いフィブリン親和性を有し且つ
充分なウロキナーゼ活性を有していることを見出し、又
このウロキナーゼ重合体は常法により製剤化し得ること
を見出して本発明を完成するに至った。
本発明によるウロキナーゼ重合体は強いフィブリン親和
性を示すことから文献に未記載の新規物質と推定される
が、この物質の物理化学的性質を特定することは甚だ困
廻乃至不可能であることが判明した。、蓋し、分子量一
つを例にとっても還元及び酸化処理の反応条件如何で変
化し、約20−200万のものとなるからである。
本発明によるウロキナーゼ重合体が何故に強いフィブリ
ン親和性を示すのかの作用機序は判然としないが、ウロ
キナーゼを先ず還元することにより分子内のジスルフィ
ド結合の一部又は大部分が切断され、次いで酸化するこ
とにより分子内及び(又は)分子間にジスルフィド結合
が再形成され、この再形成されたジスルフィド結合に基
因してフィブリン親和性がもたらされるものと推定され
る。
本発明によるウロキナーゼ重合体は例えば尿由来のウロ
キナーゼを用いて製造することができ、この場合に高分
子量ウロキナーゼ(分子量約54000)を用いること
も、低分子量ウロキナーゼ(分子量約32000)  
を用いることもできる。
原料ウロキナーゼは還元処理に先立ち1−0.05%濃
度となるように溶解せしめられるが、このための溶媒と
しては任意のもの例えば水、生理食塩水又は慣用の緩衝
液(P)I 4−10、好ましくはPH6−8) を用
いることができる。溶解したウロキナーゼ中に、阻害剤
としてのベンズアミジン又はパラアミノベンズアミジン
を添加して反応させる。次に、還元剤としては、この種
の目的に通常供せられるもの、例えば2−メルカプトエ
タノール、チオグリコール酸、2−メルカプトエチルア
ミン、ベンゼンチオール、ρ−チオクレゾール、ジチオ
スレイトールなどを用いることができ、殊に2−メルカ
プトエタノールを用いるのが好ましい。還元剤は溶液の
形態で用いられ、この場合の溶媒としてはウロキナーゼ
の溶媒と同様に水、生理食塩水又は慣用の緩衝液(pH
4−10、好ましくはPH6−8) を用いることがで
きる。この還元溶液は還元剤例えば2−メルカプトエタ
ノールを10−0.01%(好ましくは1−0.1%)
と通常の蛋白変性剤(ドデシル硫酸ナトリウム、尿素、
塩酸グアニジン等、好ましくはドデシル硫酸ナトリウム
)を10−0.01%(好ましくは1−0.1%)及び
グリセロールを50−10%′(好ましくは4〇−20
%)含有しているのが好ましい。還元処理は。
この還元用溶液と既述のウロキナーゼ溶液とを適当比で
、好ましくは等量宛添加し、4−45℃好ましくは37
℃で10−60分間好ましくは30分間反応させること
により実施することができる。
反応溶液を不活性ガス例えばアルゴンガス雰囲気下に、
又は空気中でゲル濾過すれば還元ウロキナーゼ活性液を
得ることができる。
次にこの還元ウロキナーゼの酸化処理が行なわれる。こ
の酸化処理は上記の還元ウロキナーゼ溶液を低温下に例
えば4℃で24時間程度放置して自然酸化させることに
より実施することもできるが、反応所要時間を短縮させ
るために酸化剤を用いることもできる。このための酸化
剤としては慣用のもの例えばクロラミンT、グルタチオ
ン、フェリシアニド、過酸化水素等を用いることができ
、殊にクロラミンTを用いるのが好ましい。
酸化剤例えばクロラミンTを用いる場合には、これを不
活性ガス例えばアルゴンガス雰囲気下に」−2の還元ウ
ロキナーゼ溶液中に添加し、4−37°C好ましくは4
°Cで10−60秒間好ましくは15−25秒間攪拌し
て反応させることにより酸化処理を実施することができ
、反応停止は重亜硫酸ナトリウムをタロラミンTと当量
添加することにより行なうことができる。この強制酸化
を行なう場合にも、既述の自然酸化を行なう場合にも、
反応溶液をゲル濾過すれば所望のウロキナーゼ重合体を
得ることができる。
このウロキナーゼ重合体の分子量は既述の通り還元及び
酸化処理の条件に依存して変化するが。
ゲル濾過法、5O3−PAGE法及び超遠心分離法によ
リ求めた処、約20−200万の範囲内であった。
このウロキナーゼ重合体は、原料ウロキナーゼの約25
%の残存ウロキナーゼ活性を保持しており、フィブリン
親和性は5倍以上であった。更に、原料ウロキナーゼと
上記のウロキナーゼ重合体を血漿中でインキュベートし
た場合の両者の安定性を比較した処、半減期が原料ウロ
キナーゼでは25分程度であるに対し、ウロキナーゼ重
合体では60分以上であり、後者が血漿中での安定性に
おいて遥かに優れていた。又、プロテアーゼに対する抵
抗性に関してもウロキナーゼ重合体の方が原料ウロキナ
ーゼと比較して高かった。
このウロキナーゼ重合体は常法により製剤化して血栓溶
解剤とすることができる。剤形は任意に選択できるが、
通例は注射剤に、即ち注射用水又は生理食塩水を担体と
して単独で、又はブドウ糖液及びアミノ酸輸液等の補液
と混合して静脈内投与用となされる。
(製造例等) 次に、本発明によるウロキナーゼ重合体の製造例等に関
連して具体的に説明すると共に、その物性及び薬理活性
について述べる。尚、各製造例等に記載の物性データ及
び薬理活性データは下記の試験法及び1ltq定法に準
拠して求められたものである。
1、ウロキナーゼ活性の測定 a)フィブリン平板法 0.075%ウシフィブリノーゲン(オルカノンテクニ
カ社製)を0.1M−NaC1添加0.05M−ベロナ
ール緩衝液に溶解させ、この溶液9I111に最終0.
025MのCaC1,、最終2 NIH単位のウシトロ
ンビン(持田製薬社製)を添加し攪拌した後に、シャー
レ(内径9 cm)に撒き、フィブリン平板を調製する
。ウロキナーゼサンプル溶液10μlを上記のフィブリ
ン平板にスポットし、37℃で16時間インキュベート
した後、溶解円の径をノギスにて測定する。対照として
、JCR社製の#s4Iウロキナーゼを用いて同様に反
応させ、得られた検量線から活性を算出する。
b)合成基質法 ウロキナーゼサンプル、 0.1M−NaC1添加0.
5トドリス塩酸緩衝液(pH8,4)及び合成基質S−
2444(pyro Glu−Gly−Arg−p−N
itroanilide。
KABI社製)を終濃度0.25 mMとして96六マ
イクロタイタープレートの穴に最終200μmとなるよ
うに添加し、37℃でインキュベートする。対照として
、日本ケミカルリサーチ社製の標準ウロキナーゼを用い
て同様に反応させ、経時的に405nmでの吸光度の増
加を測定する。
2、蛋白量の測定 ローリ−(Lowry)等の方法C,1,B、C,,,
193゜265 (1951))に準じ、標準としてウ
シ血清アルブミンを用いて測定する。
3、5O3−PAGE法(SDS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動法) 40%グリセロール及び2%SO3を含有する0、02
M−)−リス塩酸緩衝液(pHa、o) とサンプルと
を等1宛混合し、5%の分離用ゲル及び3.5%の濃縮
用ゲルに添加した後に、レムリ (Laemml、i)
の方法(Nature、 227.680 (1970
))に従い泳動させる。泳動完了後に、トリクロロ酢酸
で固定し、クマシーブリリアントブルーで染色する。
4、フィブリン親和性測定法 コレン(Collen)等の方法[J、B、C,、25
6゜7035 (1981))に準じて、下記に示すよ
うに行なう。
フィブリノーゲンを0.05Mベロナール緩衝液(pf
l 7.75)に溶解し、該緩衝液で平衡化したりジン
−セファロースカラムに付し、未吸着画分をプラスミノ
ーゲンフリーのフィブリノーゲンとして使用する。水晶
を1.5 mg/++1となるように調製し、1 ml
ずつ遠沈チューブ内に分取し、0.5トCaCl210
μm及びウシトロンビン20 NIH/ml 50μm
をそれぞれ添加して攪拌した後に、37℃で30分間イ
ンキュベートすることによりフィブリン塊を作成する。
ウロキナーゼ重合体サンプルは、0.058ベロナール
緩衝液(pH7,75)を添加し、セントリコン(アミ
コン社製)で濃縮透析する。このサンプルを上記のフィ
ブリン壇上に付し、攪拌後に37℃で1時間振盪しなが
らインキュベートさせた後に1500 rpmで30分
間遠心し、上清を分取する。
次に、残渣中に上記の緩衝液1 mlを添加して洗浄し
、同様に遠心して上清を分取する。更に、21にSCN
を含有する上記のベロナール緩衝液1m1を添加し攪拌
した後に4℃で一晩放置し、同様に遠心を行ない上清と
沈渣をそれぞれ分取する。
このようにして得られた上清及び沈渣の活性をフィブリ
ンプレート法及び合成基質法で測定し、フィブリンクロ
ットへの親和性を算出する。尚、比較として、放射性沃
素で標識したウロキナーゼで同様にウロキナーゼ重合体
を調製し、上記の方法でフィブリンクロットへの親和性
をγ−カウンタによる放射活性で求めることもできる。
5、血漿中における安定性の測定法 新鮮ヒト血漿200μmとウロキナーゼ重合体サンプル
又はウロキナーゼサンプル100μmとを混和し、37
℃でインキュベートする。経時的に50μm宛サンプす
ングし、上記の活性測定法のb項に示した方法でウロキ
ナーゼ活性を測定する。
6、プロテアーゼ(ペプシン)に対する抵抗性測定法 放射性沃素標識ウロキナーゼサンプル及びこれより作製
したウロキナーゼ重合体サンプルをIN−塩酸でpH5
,0になし、0.25μ&のペプシンを添加して37℃
でインキュベートする。30分後にサンプリングし、上
記の5O3−PAGEにかける。泳動終了後に、2 m
m間隔でゲルをスライスし、γ−カウンタにより放射活
性を測定する。ペプシンを添加しない場合の放射性沃素
標識ウロキナーゼ及びウロキナーゼ本合体の泳動位置の
放射活性と、ペプシンを添加しインキュベートした後の
同一泳動位置の放射活性とを比較してペプシンによる分
解の度合を調べる。
l】1L」 高分子量ウロキナーゼ(日本ケミカルリサーチ社製)を
蒸留水により透析した後に、凍結乾燥させる。これを約
1.0 mg/ll11となるように0.1ト燐酸緩衝
液(pH7,5)に溶解させ、この内の100μmに0
.01Mベンズアミジンを含有する0、1M−燐酸緩衝
液(PH7,5) 10μmを添加し、次いで4℃で1
時間反応させる。然かる後に、40%グリセロール、0
.1%SO3及び0.1%2−メルカプトエタノールを
含有する20mM燐酸緩衝液(pH7,5)100μm
を添加し、37℃で300分間反応せる。
これをアルゴンガス雰囲気下にセファデックスG−25
フアインカラム(0,9x 22cm)に付し、5mM
−ベンズアミジンを含有する0、1トドリス塩酸緩衝液
で展開する。得られた最初の280nmでの吸光度ピー
ク画分を併せ、次に最終50μ阿となるように硫酸銅を
添加して5分間反応させた後に、クロラミンT (0,
3mg/ml) 10μmを添加して再酸化させ、重亜
硫酸ナトリウム(0,5111g/ml) 6μIを添
加して反応を停止させる。これを、1トNaC1,2M
−KSCN及び0.1%Tween 80を含有する0
、1トドリス塩酸緩衝液(pH7,5)で平衡化したセ
ファロースCL−6Bカラム(0,9x 22cm)に
付し、上記の緩衝液で溶出させた結果は第1図のグラフ
に示される通りであった。 280nmの吸光度ピーク
画分、即ち第20番目のフラクションを。
再びセファロースCL−4Bカラム(0,9x 22c
m)に付し、上記の緩衝液で溶出させれば分子量100
万のウロキナーゼ重合体が得られる。
このウロキナーゼ重合体は、フィブリンプレート法及び
合成基質法(S−2444)の何れで測定しても、用い
た高分子量ウロキナーゼの約25%の残存活性を有して
いた。又、フィブリンクロット法によるフィブリン親和
性試験において、このウロキナーゼ重合体は、原料であ
る高分子量ウロキナーゼの約5.5倍のフィブリン親和
性を示した。
試験例 上記の製造例において用いられた原料ウロキナーゼサン
プルと上記の製造例により得られたウロキナーゼ重合体
サンプルとを使用して血漿中における安定性並びにペプ
シン処理に対する抵抗性に関する試験を実施した。血漿
中における安定性試験結果は第2図のグラフに示される
通りであり、ウロキナーゼサンプルではその活性が時間
と共に減少し半減期が約25分であるに対して、ウロキ
ナーゼ重合体サンプルではその活性が時間と共に一旦急
上昇し、その後に低下して行くが60分間経過後にも最
初の活性を保持しており、従って原料ウロキナーゼと比
較して本発明によるウロキナーゼ重合体は血漿中での安
定性が極めて高いことが判明した。一方、ペプシン処理
に対する抵抗性試験結果は第3図のグラフに示される通
りであり、30分経過後の系において、ウロキナーゼサ
ンプルの場合には略完全に分解されているのに対して(
ペプシン濃度10−”μg)、ウロキナーゼ重合体サン
プルの場合には分解を殆ど受けていないことが判明した
。勿論、使用ペプシン量に応じて分解は進むが1本発明
によるウロキナーゼ重合体は原料ウロキナーゼと比較し
てペプシンに対する抵抗性が著しく高いことが判る。
製造例 2 0.1M−燐酸緩衝液(pH7,5)に溶解させた高分
子量ウロキナーゼ(1mg/耐)100μlに、O,O
IM−ベンズアミジンを含有する0、IM−燐酸緩衝液
(pl(7,5) 10μmを添加した後4℃において
1時間反応させた。次に、40%グリセロール、0.1
%SO3及び0.1% 2−メルカプトエタノールを含
有する0、02M−燐酸緩衝液(pl+ 7.5) 1
00μmを添加して37°Cで300分間反応せる。こ
れをアルゴンガス雰囲気下にセファデックスG−25フ
アインカラム(0,9x 22cm)に付し、 5mM
−ベンズアミジンを含有する0、1M−トリス塩酸緩衝
液で溶出させる。
得られた最初の280nmの吸光度ピーク画分を分取し
、次に最終50μ阿となるように硫酸銅を添加して5分
間反応させた後に、タロラミンT(0,3mg#ol)
 loμLを添加して再酸化し、その後に重亜硫酸ナト
リウム(0,5mg/ml) 6μmを添加して反応を
停止させる。これを、IM−NaC1,21KSCN及
び0.1%Tween80を含有する0、1トドリス塩
酸緩衝液(p++ 7.5)により平衡化したセファロ
ースCL−6Bカラム(0,9x 22cm)に付し、
上記の緩衝液で溶出させる。第25番目のフラクション
を、再びセファロースCL−6Bカラム(0,9x22
cm)に付し、上記の緩衝液で溶出させれば分子it 
so万のウロキナーゼ重合体が得られる。
このウロキナーゼ重合体は、製造例1による分子i 1
00万のウロキナーゼ重合体と同様なウロキナーゼ活性
及びフィブリン親和性を有しており、血漿中における安
定性やペプシン処理に対する抵抗性も既述の試験例にお
けると同様であった。
製造例 3 0.11燐酸緩衝液(pl17.5)に溶解させた高分
子量ウロキナーゼ(1mg/ml) too p lに
0.OIM−ベンズアミジンを含有する0、1ト燐酸緩
衝液(pl17.5) 10μmを添加し1次いで4℃
で1時間反応させる。その後、40%グリセロール、0
61%SDS及び0.1% 2−メルカプトエタノール
を含有する0、02M−燐酸緩衝液(p)l 7.5)
 100μmを添加し、37℃で300分間反応せる。
これを、アルゴンガス雰囲気下にセファデックスG−2
5ファインカラム(0,9x 22cm)に付し、5m
M−ベンズアミジンを含有する0、1トドリス塩a緩衝
液で溶出させる。
得られた最初の280naの吸光度ピーク画分を分取し
、次に最終50μNとなるように硫酸銅を添加して5分
間反応させた後に、クロラミンr (o。
3 IIIg#nl) 10μmを添加して再酸化させ
、然る後に重亜硫酸ナトリウム(0,5mg/ml) 
6μmを添加して反応を停止させる。これを、LM−N
aC1,2M−KSCN及び0.1% Tween 8
0を含有する0、1M−トリス塩酸緩衝液(P)l 7
.5)で平衡化したセファロースCL−6Bカラム(0
,9x 22CQl)に付し、上記の緩衝液で溶出させ
る。第32番目のフラクションを、再びセファロースC
L−6Bカラム(0,9x 22c+n)に付し、上記
の緩衝液で溶出させれば分子量約20万のウロキナーゼ
重合体が得られる。このウロキナーゼ重合体は、製造例
1による分子量100万のウロキナーゼ重合体と略同様
のウロキナーゼ活性及びフィブリン親和性を有しており
、血漿中における安定性やペプシン処理に対する低抗性
も既述の試験例におけると同様であった。
製造例 4 製造例1と同様にして、但し還元試薬として2−メルカ
プトエタノールの代りに下記の還元剤を用いて各種のウ
ロキナーゼ重合体を得た。
a)ジチオスレイトール。
b) 2−メルカプトエチルアミン、 C)チオグリコール酸、 d)ベンゼンチオール及び e) p−チオクレゾール 得られた各ウロキナーゼ重合体は、何れも製造例1にお
けると同様のセファロースCL−6Bカラムによる溶出
パターンを示し且つそのウロキナーゼ活性及びフィブリ
ン親和性並びに血漿中での安定性及びペプシン処理に対
する抵抗性は製造例1−3によるつ℃キナーゼ重合体と
略同様であった。
聚庭孤」 製造例1と同様にして、但し還元したウロキナーゼの再
酸化試薬としてクロラミンTの代りに下記の酸化剤を用
いて各種のウロキナーゼ重合体を得た。
a)グルタチオン、 b)フェリシアニド及び C)過酸化水素 得られた各ウロキナーゼ重合体は、何れも製造例1−4
によるウロキナーゼ重合体と略同様であった。
返1」[j 製造例1と同様にして、但し還元されたウロキナーゼの
再酸化を、格別の酸化剤を使用せずに、即ち還元ウロキ
ナーゼ溶液を空気中に4℃で24時間放置することによ
り自然酸化させてウロキナーゼ重合体を得た。
このウロキナーゼ重合体も、製造例1−5によるウロキ
ナーゼ重合体と略同様であった。
製剤例 製造例1で得たウロキナーゼ重合体1000 iUに適
宜量のアルブミン及びTween 80を添加混和し、
これに燐酸−ナトリウム13.2 mg及びD−マンニ
トール38.5 Bを添加し、次いで凍結乾燥させて保
存品とする。この保存品は用時において蒸留水1 ml
に溶解させることにより注射剤になすことができる。こ
の注射剤はpH7,0±0.5であり、0.9%生理食
塩水に対し約1の浸透圧を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は原料ウロキナーゼを還元し、次いで酸化させて
製造される、本発明によるウロキナーゼ重合体の、セフ
ァロースCL−6Bカラムからの溶出パターンを示すグ
ラフ、第2図は本発明によるウロキナーゼ重合体と原料
ウロキナーゼをそれぞれ血漿中でインキュベートし、そ
の安定性につき吸光度を指標として示したグラフ、第3
図は本発明によるウロキナーゼ重合体と原料ウロキナー
ゼをそれぞれペプシン溶液で処理し、その分解程度につ
きラジオアイソトープの取込み量を指標として示したグ
ラフである。 特許出願人 株式会社三和化学研究所 第1図 第2図       第3図 づンキュベー1−雷」(・か)         ペプ
シ〉濃度し9)−ウロ″+↑−を重釣本 −ウロN″r−だ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料ウロキナーゼを先ず還元し、次いで酸化させ
    ることにより得られたものであることを特徴とする、新
    規なウロキナーゼ重合体。
  2. (2)分子量が約20−200万であり、フィブリン親
    和性を有していることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載のウロキナーゼ重合体。
  3. (3)原料ウロキナーゼを先ず還元し、次いで酸化させ
    ることにより得られた新規なウロキナーゼ重合体を有効
    成分として含有していることを特徴とする、血栓溶解剤
JP60248056A 1985-11-07 1985-11-07 新規なウロキナ−ゼ重合体及び該重合体を有効成分とする血栓溶解剤 Pending JPS62108824A (ja)

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