JPS62107168A - 壁状構造物の解体装置 - Google Patents

壁状構造物の解体装置

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JPS62107168A
JPS62107168A JP24534085A JP24534085A JPS62107168A JP S62107168 A JPS62107168 A JP S62107168A JP 24534085 A JP24534085 A JP 24534085A JP 24534085 A JP24534085 A JP 24534085A JP S62107168 A JPS62107168 A JP S62107168A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、壁状の構造物を片状に切断して解体する壁
状構造物の解体装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、原子炉を構成するコンクリート製遮蔽壁の如き壁
状構造物を解体しようとする場合、例えば、下記の如き
解体方法の適用が検討されていた。
(a)火薬等の爆発力を利用して構造物を破壊ずろ爆破
工法。
(b)衝撃や油圧により外力を与えて構造物を破壊する
機械的工法。
(c)火炎や電気加熱を利用して熱エネルギーにより破
−壊する熱的工法。
(d)ダイヤモンドブレード、エアドリル等の工具を利
用して構造物を小さく切断しながら解体する機械的切断
工法。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記(a)(b)の工法を適用した場合
、破壊時に破片、粉塵等が飛散することが避けられない
ため、例えば、原子炉の遮蔽壁の如き放射線汚染物の解
体には適当ではない。また、これらの工法は、コンクリ
ートの破壊には何効であっても、コンクリート中の鉄筋
の破壊には適当ではなく、この鉄筋の切断のために別の
工法を併用しなければならないという問題がある。
また、前記(c)の工法は、多くの熱エネルギーの投入
を必要とするとともに、破壊すべき構造物の周辺に対す
る断熱対策、防火対策等が必要になるため、大規模な構
造物の破壊には適当でない。
さらに、前記(d)の工法においては、切断装置を移動
させる機構、あるいは、切断された部分を支える支持機
構等が必要になる。
すなわち、切断装置を定位置に支えて移動させる方式と
して、第8図および第9図に示すような方式が考えられ
ている。第8図に示す方式は、切断装置1を支える支柱
2を炉Rの内部に立てるものであり、第9図に示す方式
は、切断装置Iを上方から吊り下げると共に、切断装置
lに備えた固定脚3を炉壁間に張り渡すものである。
そして、上述した従来の切断装置1の支持方式には、そ
れぞれ次のような問題があった。
(イ)第8図の方式の場合には、支柱2を立てるための
作業のための労力が増え、しかもその作業者の被曝量が
問題となる。
(ロ)第9図の方式の場合には、例えば、原子炉遮蔽壁
の如く、被破壊物の内径が5メートルにち及ぶ場合には
装置全体が大掛かりなものとなる。
本出願人は、上記問題点を解決すべく、特願昭60−1
67142号において「壁状構造物の解体方法および装
置」 を提案するとともに、特願昭60−167143
号において「構造物解体用の切断装置」を提案した。こ
の発明は、上記解体方法、解体装置、および切断装置を
改良して、解体作業の作業性をさらに向上させることを
目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明は、壁状の構造物を片
状に切断して解体する壁状構造物の解体装置において、
構造物の上方に支持手段を設けて切断装置本体を前記構
造物の上部に降ろし、該構造物をまたぐ如く配置すると
ともに、該切断装置本体に内蔵された挾持機構により、
前記構造物を両側から挾持して切断装置本体を構造物に
固定し、この固定状態にて、挾持機構に挾持された部分
の周囲で切断機構を移動させながら切断を行って、挾持
部分付近を小さな切断片として構造物そのものから分離
させるようにしたものである。
「作用」 上記構成によれば、解体対象の構造物の上方に切断装置
を吊り下げ、そしてこの切断装置を構造物の上部に降ろ
して、その切断装置に備えた挾持機構により構造物を厚
さ方向から挾み付け、このことによって、切断装置自体
を構造物の定位置に固定支持し、この状態で構造物を切
断した後、その切断片を切断機本体ととともに移動させ
て撤去を行ない、この動作を繰り返しながら構造物を解
体する。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第5図は、本発明の第1実施例に係る切断
装置を沸騰水型原子炉(BWR)の円筒状遮蔽壁(壁状
構造物)の解体用として適用した場合の例を示す。
本実施例における解体装置は、遮蔽壁を切断する切断装
置本体4に、遮蔽壁Wを両側から挟持して切断装置本体
4を固定する挾持機構5と、該挾持機構5による挾持箇
所の周囲を移動しながら遮蔽壁を切断する切断機6とを
設けるようにした基本構成を有し、前記切断装置本体4
は、第1図に示すように、解体対象としてのBWR型原
子炉の円筒状熱遮蔽壁(以下「炉壁」という)Wの上方
に配設された支持手段(この実施例では旋回クレーン)
7 に吊り下げられて使用される。すなわち、前記旋回
クレーン7は、炉の中心0を中心として旋回し、かつ炉
の半径方向に沿って第1図矢印方向に移動することによ
り、前記解体装置を移動させている。
前記切断装置本体4は、第2図および第4図に示すよう
に、遮蔽壁Wをまたぐようにして配設される門型のフレ
ームであって、その脚部4a・4aの間には、切断対象
物たる遮蔽壁Wの厚さに対して十分に大きな対向間隔が
設けられており、これら脚部4a・4aの下端部には、
前記遮蔽壁Wを挾んて対向するガイド板8・8がそれぞ
れ設けられている。これらのガイド板8・8は、図示の
如く湾曲した形状とされた板材であって、互いに離れる
方向に向けて弾性変形が可能な構造とされており、降下
に際して、切断装置本体4に先立って遮蔽壁Wを両側か
ら挾むことにより、遮蔽壁Wをまたぐ位置に前記切断装
置本体4の脚部4a・4aを案内する機能を持っている
内側(遮蔽壁Wの内側)に配置された脚部4aには、該
脚部4aの対向方向に向けて作動する油圧シリンダ−9
が設けられ、一方、外側に配置された脚部4aの内面に
は、前記油圧シリンダー9の先端に設けられた押圧板9
aとの間に遮蔽壁Wを挾持する受は板10が設けられて
いる。そして、これら油圧シリンダー9および受は板l
Oにより、前記挾持機構5が構成されている。なお、こ
の挾持機構5は、第3図に示すように、水平に並べた状
態で2箇所に設けられている。
前記切断機6は、遮蔽壁Wの厚さ方向に向けられたアブ
レイシブウォータジェットノズル11と、該アブレイシ
ブウォータージェットノズル11をL字状のガイドフレ
ーム12に沿って移動させる機構とを基本構成とするも
ので、前記アブレイシブウォータジェットノズル11は
、高圧水ジェットにガーネット等の研削剤の微粒を加え
て切断箇所に吹き付け、その運動エネルギーと研磨作用
とによって遮蔽壁Wを切断する機能を持っている。
また、前記アブレイシブウォータージェットノズル11
は、前記ガイドフレームI2に設けられたL字状のガイ
ド溝13に沿って移動可能な移動体14に支持されてい
る。該移動体14には、モータ(図示路)が一体に搭載
されており、該モータによってビニオンギア(図示路)
を駆動して、L字状の(前記ガイドフレーム12に沿っ
てL状状に形成された)ラック15に噛み合わせること
により、前記アブレイシブウォータージェットノズル1
1をガイドWIt13に沿うL字状の軌跡に沿って移動
させるようになっている。
また、切断手段としてアブレイシブジェットノズル11
を採用したことに伴い、その付属装置として、研削液、
および切断によって発生する粉塵を回収する回収装置1
6が備えられている。この回収装置16は、第2図に鎖
線で示す如くノズル13の移動範囲を覆うカバー17を
存し、このカバー17は、遮蔽壁Wを内側と外側とから
挾ように配置されてアブレイノブウォータージェットノ
ズルIIの移動範囲を覆い、切断時の研磨液および粉塵
の飛散を防止するとともに、その底部に設けられた受は
皿18に研削液と粉塵とを受は入れて、排水配管19を
介して系外に排除している。
なお、排除配管19を介して排除された廃液は、放射性
廃液専用の収納容器に回収された後、処理施設等に送ら
れて放射性廃棄物として所定の処理を受けるようになっ
ている。
次に、第5図を参照して、本実施例の解体装置の動作に
ついて説明する。
(1)第1図に示すクレーン7を回転動作させるととも
に、半径方向に移動させて遮蔽壁Wの切断すべき箇所の
鉛直上方に切断装置本体4を位置決めする。
(11)位置決めされた切断装置本体4を降下させて行
くと、ガイド板8の相互間隔を遮蔽壁Wにより押し広げ
ながら、このガイド板8に続いて脚部4a・4aが降下
して行き、第1図に示すように、遮蔽壁Wの上部にまた
がった状態となる。そして、この状態で油圧シリンダー
9を伸張させて押圧板9aを遮蔽壁W側に押し出すと、
押圧Fi、9aと受は板10との間に遮蔽壁Wが挾持さ
れ、切断装置本体4が固定される。なお、この状態では
、切断装置本体4が挾持機構5により固定され、かつ、
切断装置本体4の荷重がほぼ鉛直下方に向って遮蔽壁W
に作用する。
(iii)  次いで、切断機6を作動させ、ノズル1
1から遮蔽壁Wに向って研削液を噴出させつつ、このノ
ズル11をL字状のガイド溝13の垂直部分13aに沿
って上方から下方へ徐々に移動させろ。そして、ノズル
13から噴出する研削液によって、第5図(a)に示す
ように、切断部分を縁取るコ字状の切断線の一部をなす
縦の線LIに沿って炉壁Wを切断する。このとき、切断
によって生じる粉塵と研削液は、回収装置I6のカバー
17に当たって、外部に飛散することなく受は皿18上
に集められ、そしてその受は皿I8上から排水配管19
を通して回収される。また、この実施例の装置において
は、遮蔽壁Wの外側(低放射線領域)から内側(高放射
線領域)へ向けて研削液を噴出させながら切断を行なっ
ているから、研削液の大半は遮蔽壁Wの内側に流入する
ことになり、放射性物質を含んだ研磨廃液の外部への飛
散が防止される。
(1v)切断線Llに沿って炉壁Wを縦に切断した後は
、切断機6の動作を一旦停止させ、油圧シリンダ9を退
縮動作させて両挟持板9aと受は板10とによる切断装
置本体4の固定支持を解くとともに、クレーン7によっ
て切断装置4を吊り下げる状態にし、クレーン7を周方
向に移動させながら、切断装置本体4の吊り下げ位置を
横に(遮蔽壁Wの周方向に)ずらす。その後、前記(i
i)の工程と同様にして油圧シリンダ9を伸長動作させ
、両挟持板9aと受は仮10とによって切断装置4を再
び固定支持する。なお、切断装置本体4の固定位置は、
切断機6におけろL字状のカイト溝13の水平部分13
bに相当する長さだけ周方向にずれた位置、すなわち、
前記切断線L1の下端部とガイド溝13の水平部分13
bの端部(第3図における左側の端部)とが一致する位
置に設定される。また、ノズル11は、駆動機構を逆転
させることにより、前記(iii)の動作の行う而の位
置、すざわち、ガイド溝13の垂直部分13aの上端部
にもどされる。
(V)  切断#!6を再び作動させ、ノズル■1から
遮蔽壁Wに向って研削液を射出させつつ、そのノズル1
1をL字状のガイド溝13の垂直部分に沿って上方から
下方へ徐々に移動させる。そして、ノズル11から噴出
する研削液の作用により、第5図(b)に示すように、
前記切断線L1に対して平行な縦の線り、に沿って縦方
向に遮蔽壁Wを切断する。
(vl)前記垂直方向への切断に続いて、ガイド溝13
の水平部分13b  に沿ってノズルIfを移動させて
行くと、水平な切断線L3に沿う切断が行なわれ、第5
図(c)に示すように、三本の切断線LIL2L3によ
って囲まれた部分(以下切断片W1という)が、遮蔽壁
Wがら分離される。
(vii)  切断装置本体4をクレーン7によって吊
り上げると、第5図(d)に示すように、分離された切
断片WIが上方に持ち上げられる。
(vii)  クレーン7により、前記切断片W1を切
断装置本体4とともに所定箇所まで運搬し、油圧シリン
ダー9aを退縮させて、切断装置本体4による切断片W
1の挟持を解除して、廃棄物収納コンテナ等の容器内に
投入する。
(ix)  前記切断による切断線Ltから、切断線L
3の長さと同一距離だけ周方向に離れた位置に切断機本
体4を位置決めし、この位置で降下させるとともに、前
記(11)と同様に油圧シリンダー9を伸張させて、挟
持板9aと受は板10との間にZdg  t  n仁1
11  ?−hh  ←L+  JJ−☆ケiコ / 
 、、  ’r  L  El  kk  +−r  
イ 11カ11を垂直方向に移動させて、第5図(e)
に示す如く切断線L2を形成する。
(x)  垂直方向への切断に連続して、前記(vl)
と同様にノズル11を水平移動させ、切断線L3を形成
すると、第5図(f)に示すように、切断片W2が切断
線L2およびL3により遮蔽壁Wから分離される。
(×1)切断装置本体4を上方に吊り上げると、第5図
(g)に示すように、切断片W2が上方に吊り上げられ
て除去される。そして、除去された切断片W、は、前記
切断片W1と同様、所定の回収場所に移送される。
そ1.て、前記(ix)〜(Xl)の動作を繰り返すこ
とにより、遮蔽壁Wが周方向に切断されろ。そして、3
60度に亙って上記動作を繰り返すと、一定の高さ (
縦方向の切断線L1もしくはり、の長さに相当する高さ
)に亙って、遮蔽壁Wが筒状に切断除去される。そして
、前記しfコ如き360度に亙る切断が行なわれる毎に
、前記(i)に戻って(1)〜(×1)の切断動作を繰
り返すことにより、順次遮蔽壁Wが解体される。
なお、前記切断装置本体4は、挾持機構5に支持されて
遮蔽壁Wに固定され、かつこの状態では、切断装置本体
4の荷重が遮蔽壁Wに鉛直に加わって支持されることに
なるから、水平方向への切断線L3に沿う切断が行なわ
れて切断片W、が遮蔽壁Wから分離される以前の段階で
は、必ずしもクレーン7による支持は必要でなく、した
がって、縦方向への切断線L1あるいはり、に沿う切断
を行う際に切断装置本体4からクレーン7を外し、この
クレーン7を他の切断装置本体の移動作業等に利用する
ことも可能である。
次いで、第6図はこの発明の第2実施例に係るノズルの
移動機構を示すものである。
この実施例の移動機構は、L字状のガイド溝13の一端
部に設けられたチェインホイール20、前記ガイド溝1
3の他端部にテンション調整機構21を介して移動可能
に設けられたテンションホイール22、および中間部に
設けられたチェインホイール23・24により、前記ガ
イド溝I3に沿うL字状の経路に沿ってエンドレスチェ
イン25を走行させ、該エンドレスチェイン25に、ノ
ズル11を支持する移動体14を連結するようにしたも
のである。
この第2実施例の移動機構においては、例えば前記チェ
インホイール20をモータ等の駆動装置(図示略)で回
動させることにより、移動体14(ノズル11)をエン
ドレスチェイン25の走行とともにガイド溝I3に沿っ
て移動させながら、前記第1実施例の切断装置と同様に
切断処理を行うこと力ぐできる。
さらに、第7図はこの発明の第3実施例に係る挾持機構
を示すものである。
すなわち、この実施例における挾持機構は、切断装置本
体4Aにおいて遮蔽壁Wをまたぐ如く配設される脚部4
a・4aを水平なピン26を介して互いに揺動自在に連
結し、さらに、これらの脚部4a・4aの上部を油圧シ
リンダー27を介して相互に連結するようにしたもので
ある。
このような構造の挾持機構においては、前記油圧シリン
ダー27を伸張させることにより、第7図実線で示す如
く、両方の脚部4a・4aの対向面にそれぞれ設けられ
た挾持板28・28の間に遮蔽壁Wを挾持させるととも
に、前記油圧シリンダー27を退縮させることにより、
第7図鎖線で示す如く一方の脚部(遮蔽壁Wの内側の脚
部)4aを揺動上昇させて挟持を解除することができる
このような方式とすることにより、脚部4a・4aの対
向間隔を大きく開いた状態とすることができ、したがっ
て、前記第1実施例にて使用されていたガイド板を省略
しても、両脚部4a・4aを、遮蔽壁Wをまたぐ如き位
置に容易に降下させることができる。
「発明の変形実施例」 本発明の具体的構成は前記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、下記の如く種々に変形して実施すること
も可能である。
(a)切断対象となる構造物は上記実施例に限定される
ちのではなく、建造物の外壁等の解体にも適用すること
ができる。
(b)被切断物の形状は前記実施例の如き円筒面に限定
されるものではなく、平面状の壁であってもよい。
(C)前記実施例では、支持機構として原子炉建屋の旋
回式クレーンを使用したが、他の方式のクレーン、例え
ば、車両搭載式のクレーンから切断装置を吊り下げて解
体作業を行なうようにしても ′よい。
(d)移動機構は、前記各実施例の如くL字状の走行経
路を持つものに限定されるものではなく、いイつゆるX
−Yテーブルを使用してノズルを移動させる方式を採用
してもよい。この場合、切断線を自由に設定することが
可能となるため、切断順序の設定の自由度を高めるとと
もに、被切断物の形状に対する融通性を高めることがで
きる。
(e)遮蔽壁Wを切断するための切断手段としては、i
q記実施例のアブレイシブジェットノズルの如く流体の
運動エネルギーを利用する方式の他、種々の乙のを採用
することができる。例えば、ダイヤモンドカッター等の
刃物を利用した機械的な切断手段によっても、同様の手
順で切断作業を行なうことができる。
(f)挾持機構の具体的構成は前記実施例に限定される
ものではなく、切断部分を挾持して切断装置本体を確実
に固定することが可能な他の方式を採用するようにして
もよい。また、挾持機構の駆動源は油圧シリンダーに限
定されるものではなく、油圧以外の他の駆動方式を採用
してもよいのはもちろんである。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明によれば、解体対象の壁状
構造物の上方に切断装置を吊り下げ、そしてこの切断装
置を構造物の上部に降ろして、その切断装置に備えた挾
持機構により構造物を幅方向から挾み付け、このことに
よって、切断装置自体を構造物の定位置に固定支持し、
この状態で切断装置本体に沿って切断機を移動させなが
ら切断を行なうようにしたらのであるから、下記の効果
を奏する。
(イ)切断装置本体の挾持機構により、被解体物の一部
を挾んだ状態で、同じく切断装置本体に搭載された切断
機を移動させながら切断を行なうことにより、挾持機構
に壁を挾持させるという操作を行なうだけで装置の固定
、および切断片の固定ができ、さらに、切断装置本体を
クレーン等により移動さける操作により切断片の搬出を
行なうことができるから作業性がよい。
(ロ)所定箇所に一旦設置すれば、挾持機構の挟持力に
より、自身の固定と切断片の保持とを行なうことができ
、したがって、クレーンを利用して切r装置を搬送しな
がら、複数の切断装置を並行して作動させ、解体作業の
能率を高めることができる。
(ハ)解体により生じた切断片は、切断線を介して切り
離されて整った形状となり、したがって、廃棄物の容積
をできるだけ小さくして後処理の負荷を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は本発明の装置を設置した状態における原子炉
の縦断面図、第2図は切断装置の外観を示す斜視図、第
3図は切断装置正面図、第4図は第3図のIV−■線に
沿う矢視図、第5図(a)〜(g)は各解体工程におけ
る被解体物(遮蔽壁)の斜視図、第6図は本発明の第2
実施例に適用される移動機構の要部を示す平面図、第7
図は本発明の第3実施例に係る挾持機構の要部を示す正
面図、第8図は従来の解体装置の一例を示す断面図、第
9図は従来の解体装置の他の例を示す断面図である。 4・・切断装置本体、4a・・脚部、5・・挾持機構、
6・・切断機、7・・支持手段(クレーン)、8・・ガ
イド板、9・・油圧シリンダー、9a・・挾持板、IO
・・受は板、11・・アブレイシブウォータージェット
ノズル、12・・ガイドフレーム、13・・ガイド溝、
14・・移動体、15・・ラック、 第2図 (C1)         (b) (e) 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 壁状の構造物を片状に切断して解体する壁状構造物の解
    体装置において、構造物の上方に設けられた支持手段か
    ら鉛直に吊り下げられて前記構造物の上部に降ろされる
    切断装置本体に、前記構造物を挾み得る相互間隔をおい
    て対向状態に配置される脚部と、該脚部の対向方向に作
    動して前記構造物を両側から挾持することにより切断装
    置本体を構造物に固定する挾持機構と、該挾持機構に挾
    持された部分の周囲で前記構造物の面方向に移動しなが
    ら前記構造物を切断する切断機とを設けてなることを特
    徴とする壁状構造物の解体装置。
JP24534085A 1985-11-01 1985-11-01 壁状構造物の解体装置 Granted JPS62107168A (ja)

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