JPS62107151A - 屋根の雪降し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根の上に積った積雪を入力作業を要せず自
動的に落とすことの可能な装置に関する。

〔従来の技術〕

雪国の人間にとって屋根の雪おろしは、昼夜に関係なく
家屋上の積雪量を気づかいながら適時屋根の上に登り、
スコップ等を用イテ行なう非常につらく、危険な仕事で
あり、こｉｔによシ年間数十人の死者が出る程である。

また、非常に時間と費用のかかる仕事である。

従って従来色々な工夫が行なわれているが。

現在決定的な救済策は提案されていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

例えば、従来から家庭用除雪省人化方式として、常時地
下水を屋根頂部から流下させる方式などが提案はされて
いるが、運転費用面での支障があり、実用例は見られな
い。

また特に新築の家であれば実施できるやり方も、既に建
っている家の場合には適用できず不便である。

このような屋根の雪降し作業に関し、現在では労力と費
用のかからない効果的な方法はまだなく、危険な作業で
もあるので、これらの問題点を解消する方法が切望され
ている。

本発明はこれらの問題点を解決し、どの様な家にも雪降
しの苦労が必要なくならしめるため、操作が簡単で、運
転・維持費が安価でかつ除雪が確実な装置を提供するこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的達成のため１本発明は、屋根の上に可撓性又は
伸縮可能な袋状のカバーを設け。

さらに同カバーの内部に気体を導入する配管を導設する
とともに同配管を気体供給装置に連結したことを特徴と
する。

〔作　用〕

本発明装置においては、屋根の上に雪が積もると、前記
気体供給装置を操作して前記伸縮性カバー内に気体を導
入して同カバーを膨張させ、かつ同カバーから気体を抜
いて同カバーをしぼませ、この膨張収縮運動を繰り返す
ことにより同カバー上に積もった雪の滑落をはかったも
のである。袋状カバーは、収縮状態でば／−ト状で薄く
内部の体積は殆どないので、屋根上部では、屋根の形状
に沿って設置しやすい。また可撓性があるため、屋根の
随所にフィツトして設置できる長所がある。

本発明装置は、積雪の期間のみ屋根に取りつけ、積雪の
期間が終れば取り外すようにしてもよい。

また本発明では２袋状カバー又は屋根の一部に感圧素子
を設置し、積雪の重みによる所定圧力を検知して、圧縮
機等の空気供給装置を駆動させることによって、除雪作
業を自動化させることができる。

〔実施例〕

次に本発明装置の各実施例を図面に基づいて説明する。

第３図において、１は連速、２は連速１の屋根、３は屋
根２上の積雪を示す。

これは普通の状態であり、積雪３の厚みがある程度以上
になると非常に大きな重量が下の屋根２および連速１に
かかり２強度上危険になる。このため霜降しが必要とな
る。

第１図および第２図は本発明装置の第１実施例を示す。

図において、４は屋根１上に設けられた気密な袋状カバ
ー、５は袋状カバー４の内部と連通ずる空気配管で地上
まで導設され、地上導設部分に弁６が設けられるととも
に、送風機７に連結されている。８は送風機７の吸入口
に設けられたヒータである。

袋状カバー４は浮き袋状の気密な袋であり。

材質は展伸可能な低温に強い例えばプラスチックス等の
布またはノートを用いて作られている。その他の材質と
して、ゴム、金属薄膜等も使用可能であり、また布地キ
ャンパスに築材を塗布して空気の洩れ止め、ぬれ止めを
したものでもよい。要は可撓性又は伸縮性のある材料で
あれば１吏用可能と思われる。但しぬれに弱いものは不
可である。

この袋状カバー４は一ケ所または数ケ所に加圧用の空気
配管５が適宜とりつけられており、プロワ７から配管５
を通して加圧する様になっている。

通常袋状カバー４は加圧されておらず、従ってしぼんで
単なるミート状になっている。

雪が降り出すと適当な時期毎にプロワ７を運転し１袋状
カバー４を加圧し、ふくらませ。

またプロ７７′ヲ停止して袋状カバー４をしぼませると
いう運動ｆ＜り返す。第１図の点線４′はこのしぼんだ
状態である。これにより。

袋状カバー４上に積った雪は揺すられ、キレンを生じて
自然に袋状カバー４の上から滑落する事になる。

従って１人間が屋根の上に昇って霜降し全する必要はな
くなる。家の中あるいは地上でプロワ７を操作するだけ
で良く非常に便利になる。

なお、この袋状カバー４は一つの室のみから成る必要は
なく、いくつかの室から成る様にしても良い。こうすれ
ば袋状カバ−４０対圧強度は小さくても良く、屋根の形
に合せて自在に作る事ができ、どんな家にでも適用しや
すく作る事ができる。また軽量に作る事ができるし、破
損にも強くなる。また多室化する事により、各室の膨張
収縮の時期を互いにコントロールする事により雪を所定
の場所に誘導しやすくなるという利点もある。

また、プロワ７の吸込口にヒータ８を設けて熱空気を袋
状カバー４に注入することにより１袋状カバー４と接触
する雪の下層部分をとかし滑落を促進する事ができる。

また、この袋状カバー４の上面を雪の滑落性の良い材質
のものにする事により、滑落をさらに促進する事ができ
る。これらによυ雪国の人々の労が著しく軽減される事
は言うまでもない。

第４図は積雪エアパック弐てよる第２実施例を示し、こ
のうち（イ）は降雪前、（ロ）は雪降し時を示す。

本装置は、降雪シーズン前に家屋屋根２の上圧収縮状態
（従ってシート状）のエアバック１３ａ、１３ｂ、１３
ｃを積層する。エアバックは。

長さのほぼ中央部で、屋根の尾根部に合せて逆Ｖ字状に
設置され、バック長さは１３ａ〉１３ｂ＞１３ｃの順で
短くなっていると共に、第７図（イ）（側断面図）、（
ロ）（平面図）に示すように２例えば中央に空気の連通
部１８を有している。これらのバッグは、コンプレッサ
ー１５とエアーホース１４を介して連通されている。

本装置において、収縮状態のエアバッグ上で所定の積雪
量に致った時点で、コンプレッサー１５を作動させ、ホ
ース１４を介してエアバッグ内の房内へ給気して、第４
図（ロ）の如く、エアバッグを順次膨張させてｌ　３　
ａ’、　１３　ｂ’。

１３０′とする。この時エアバッグ１３ａ′と１３ｂ′
及び１３ｂ′と１３Ｃ′の境界に夫々段差部ｐ及びｑが
発生し、積雪部だクラック１７を発生して破砕片３ａと
なり、夫々の破砕片が一体性を失い１重力により落下す
る。

なお、屋根上面へのエアバッグ設置領域は。

全域であるのが好ましいが、装置を安価とするためには
、第８図の家屋側面図に示すように、屋根２０局部てエ
アバッグ１３を配置しても良い。この場合には２局部雪
おろしとなり、未霜降し部は２人手で降すこととなるが
既雪おろし部では足場が確保でき、従来のへ力積おろし
時よりも若干安全となる。

次にパラレルバッグ方式による第３実施例を第５図に基
いて説明する。なお第５図（イ）は降雪前、（ロ）は雪
降し時を示す。

本装置は前記第２実施例と同様に、収縮状態にあるノー
ト状のエアバッグ２３を逆Ｖ字状に設置する。このエア
バッグ２３は第９図（平面図）に示すように、複数個の
房２３ｄ。

２３ｅ、２３ｆ、２３ｇが連通部２９を介して恰もピー
チマットの如くに一体化されている。こ＼で房の大きさ
は破線で示すようにその房の幅が２３　ｄ　＜　２３　
ｃ　＜　２３　ｆ　＜　２３　ｇと順次大きくすること
が好ましい。即ち第５図（ロ）に示すように所定積雪後
のエアバッグ膨張時に、屋根の尾根に至るに従って屋根
上面からの高さが高くなシ、積雪部領域に段差によって
クラック２７を生じやすくさせると共に屋根の勾配より
も急にすることができる。従って破砕力を高めかつ落積
を容易にすることができる。

なお、第７図および第９図中のＡ−Ａ＠は。

屋根の尾根に対応する中央線である。第１０図。

第１１図はパラレルバッグ式の他の例で、第１Ｏ図は房
２３ｊ、２３に、２３１の長さ方向がＡ−Ａ線に７直交
する型であり、第１１図の房２３ｍ。

２３ｎ、２．３０は、更に、Ａ−Ａ線から離れるに従っ
て層幅が狭くなって台形を呈している。

これは、エアバッグの給気膨張時に屋根の尾根部に向う
に従って房の膨張径が大きくなること及び破砕雪片３ａ
が軒先に向って落雪しやすくするためである。

なお、第９〜１１図に於て、エアバッグの）膨張時には
居間は膨張しないので溝となる０次にスプリッターバン
グ方式による第４実施例を第６図に基いて説明する。な
お第６図（イ）は降雪前、（ロ）は雪降し時を示す。本
装置は。

降雪ノーズン前に、予め屋根全面を耐寒性。

耐候性を有し２強度、可撓性のあるノー１−３６（例エ
バビニールシート、あるいは、繊維強化ビニールシート
など）で覆うと共に９尾根部（棟３４）の要所に屋根馬
３０（屋根馬とは、テレビアンテナ支柱の如く、多１１
ｔ−有するポール。第１２図（ロ）の３３参照）ｆ：介
して。

第６図（イ）のごとくに逆Ｙ型の収縮状態のエアバッグ
３３（３３ｉ、３３ｈ）’に取付ける。所定の降雪量に
致った後に、上記エアバッグに連結されたホース１４を
介して、コンプレッサー１５より給気してエアバッグを
膨張させる。

エアバッグ３３ｈ部の膨張により３３ｈ′となって１棟
近傍の積雪部は浮上し、エアバッグ３３　　ｉの膨張に
よる３３１′は棟の左右の降雪部を２分して、屋根勾配
方向に押圧し１重力との作用で降雪部を落下することが
できる。

７−ト３６は、屋根瓦と降雪部の離型性と滑落性を高め
ると共に、瓦との直接々触を避けて瓦の破損、持ち去り
などの損傷を防止する作用を有する。

上記棟上のエアバッグ形状は逆Ｙ型であっても良く又、
■型であっても良い。又、単房構造（１バツグ１室）で
あっても良く、複層構造（ｌバッグ多室）であっても良
い。

屋根馬の支柱３０へのエアバッグの取付法は例えば第１
２図（イ）、（ロ）、（ハ）に示すように、バッグ３３
ｉの周辺への取付金具３２に連結されたリング状の摺動
金具３１がポール３０にはめ合わされている。バッグは
、１対のポール３０間にセットされる。

なお、前記第２〜４実施例に於て、所定積雪量の検知は
、屋根の上面やエアバッグ表面などに取付けた感圧セン
サーによる積雪荷重信号や１例えば第１２図（イ）の２
本のポール３０間の所定高さレベルに取付けた光電セン
サによる積雪の有無信号をキャッチする検知器を介して
、コンプレッサーを、駆動すれば良い。

また、膨張したエアバッグ内の気体除去は除雪後にコン
プレッサーからバッグに通じるホースの適所に取り付け
た排気パルプを用いれば良い。

〔発明の効果〕

以上のように２本発明によれば、収縮状態の／−ト状と
なった袋状カバーの上に積った雪は圧縮器等の気体供給
装置からの給気により２袋状カバーの膨張に際して、破
砕寸断されるので屋根の勾配又は、意図的に屋根勾配よ
シも急峻とした勾配から生じる重力作用疋よって滑落で
きる。

従って、操作が地上又は家内で行えることとなり、危険
な屋根上作業が不要となり、安全かつ楽に除雪作業が行
えるとともに、また既存の家にも簡単に取りつけられ、
かつ装置の構造も簡単で安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の第１実施例を示す説明図、第２図
は第１図の一部拡大図、第３図は本発明装置設置前の家
屋を示す説明図、第４図（イ）および（ロ）、第５図（
イ）および（ロ）、第６図（イ）および（ロ）はそれぞ
れ本発明装置の第２〜４実施例を示す説明図、第７〜１
１図はそれぞれ袋状カバーの構造例を示す説明図、第１
２図は第６図に示す第４実施例の装置の拡大図で、（イ
）はその立面図、（ロ）は（イ）図中のＣ−Ｃ矢視図、
（ハ）は（イ）図中のＢ−Ｂ矢視図である。 １３、２３．３３・・・エアーバッグ、１４・・・エア
ーホー第３図　　　　　　　第１図 （イ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ζ口）第４図 ζイ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ
口）第５図 Ｃイ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　Ｃσノ第９図　　　　　第１
０図 第１１図 （ハ） 第１２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 屋根の上に可撓性又は伸縮可能な袋状のカバーを設け、
   さらに同カバーの内部に気体を導入する配管を導設する
   とともに同配管を気体供給装置に連結したことを特徴と
   する屋根の雪降し装置。