JPS6210711B2 - - Google Patents

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JPS6210711B2
JPS6210711B2 JP9326283A JP9326283A JPS6210711B2 JP S6210711 B2 JPS6210711 B2 JP S6210711B2 JP 9326283 A JP9326283 A JP 9326283A JP 9326283 A JP9326283 A JP 9326283A JP S6210711 B2 JPS6210711 B2 JP S6210711B2
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JP9326283A
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Masaharu Kiriaki
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Priority to US06/557,068 priority patent/US4681231A/en
Priority to IT8349452A priority patent/IT1197752B/it
Priority to FR838319543A priority patent/FR2537553B1/fr
Priority to DE19833344473 priority patent/DE3344473A1/de
Priority to DE3348022A priority patent/DE3348022C2/de
Priority to CH6580/83A priority patent/CH666878A5/de
Publication of JPS59225784A publication Critical patent/JPS59225784A/ja
Publication of JPS6210711B2 publication Critical patent/JPS6210711B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物品の選別搬送装置に関する。
異なる種類の物品を共通の搬送路によつて搬送
し、途次において物品を同一種類毎に選別して所
定の目的位置へ搬送するシステムがある。即ち一
本のコンベアベルト上を搬送される物品を、色、
形、大きさ等によつて選別し、各種類毎に分岐路
へ振り分けて搬送するようなシステムにおいて
は、選別装置としては例えば同一種類の物品には
同一の色を付しておき、該色をマークセンサで電
気的に読み取り、該読み取つた信号によつて分岐
路を切換えるゲートを作動させて選別するもの、
あるいは高さの異る物品の場合には、上下の異る
位置に設けた光電管センサーによつて光が透過す
るか、さえぎられるかによつて物品の高さを判別
して、分岐路を切換えるアクチユエータを作動さ
せるもの等、種々の方法、装置が適宜用いられて
いる。
しかしながら、一般的には上記の如き、電気的
信号によるものが多く、配線作業、可動ゲート用
の駆動源を必要としたり、あるいは、マークセン
サの如き色を判別して物品の種類を選別するもの
では、未だマークセンサの信頼度が低く、確実な
選別は困難である。
本発明は上記欠点を解消し、簡単な装置で選別
を可能とし、選別ミスのない装置を提供するもの
である。
即ち、本発明は、搬送される物品または搬送路
側のガイド部材の一方に識別溝を設け、かつ搬送
路側のガイド部材または搬送物品の一方に上記識
別溝に対応する位置に上記識別溝が通過可能な識
別部材を設け、さらに搬送路には上記識別部材に
より選別された搬送物品を当該物品専用の搬送路
へガイドするガイド部材を設け、上記識別部材に
対応する識別溝の有無によつて各物品用の搬送路
へ選別搬送するようにしたものである。
以下、本発明の実施例を管糸の搬送システムに
おいて、図面に従つて説明する。
第1図は、一台の自動ワインダーを複数の巻取
セクシヨンに分割し、各セクシヨン毎に異なる糸
種の管糸を供給する管糸搬送システムのレイアウ
トを示すものである。即ち、一台の自動ワインダ
ーAに対して複数台の精紡機SP1,SP2が並設さ
れ、ワインダーAは異種の糸を巻取るための複数
の巻取セクシヨンSC1,SC2に実質的に分割され
ている。なお本実施例は2種類の糸を供給し、2
分割された巻取セクシヨンSC1,SC2で巻取る場
合について説明する。
上記精紡機SP1,SP2とワインダーA間には管
糸を搬送する管糸供給路Fとワインダーから排出
される空ボビンを搬送する帰還路Rとが敷設され
る。即ち、管糸供給路Fは精紡機から玉揚、供給
される二種類の管糸を搬送するメイン供給路MF
と、該メイン供給路MFから分岐し、ワインダー
の巻取セクシヨンSC1,SC2内の管糸配送路2,
2に連る分岐路f1,f2とからなり、一方帰還路R
は各巻取セクシヨンSC1,SC2を貫通して設けら
れ精紡機に連る共通のメイン帰還路MRと、各精
紡機SP1,SP2に分岐する分岐帰還路r1,r2とより
構成される。
上記メイン供給路MFの途次には管糸の糸端を
出すための口出し装置ACFが配置され、メイン
供給路MFの巻取りセクシヨンSC1位置には本発
明による管糸の選別搬送装置STが設けられる。
一方、帰還路Rの途次には残糸付ボビンを口出し
装置ACFへ供給する通路R1がセレクターPH1
介して接続され、また別に、極少残糸付ボビンの
残糸を除去する極少残糸除去装置YTが配置さ
れ、精紡機SP1,SP2側へは空ボビンのみが搬送
されるようになつている。PH1は残糸付ボビン検
出用センサ、PH2は極少残糸付ボビン検出用セン
サである。さらに、上記還路Rの精紡機SP1位置
にも本発明による選別搬送装置STが配置されて
いる。
第2図はワインダーにおける管糸搬送路を示し
た平面図で、巻取ユニツト1に沿つて一側には前
記分岐路f1に連る管糸配送路2が例えば、ベルト
コンベアとガイド板とによつて形成され、各巻取
ユニツトへの管糸取込口3を有している。上記配
送路2は1セクシヨン内において閉ループを構成
し、余剰管糸が循環する。
また、巻取ユニツトの他側に沿つて、巻取りの
終了した空ボビン、糸結び不能によりユニツトか
ら排出される残糸付ボビン、極少残糸付ボビン等
を搬送する帰還路Rが各セクシヨン共通に貫通し
て設けられ、ベルトコンベアとガイド板によつて
構成されている。
第3図は上述したシステムに適用される巻取ユ
ニツト1、および管糸の搬送媒体であり、本実施
例における搬送物品であるペグトレイ4の一例を
示すものである。即ち巻取ユニツト1は管糸配送
路2と帰還路MRとの間に設置され、回転円盤5
とガイド板6,7,8により管糸の配送路2から
の取り込み口5、待機通路9等が構成される。
上記回転円盤5はやゝ傾斜し、管糸配送路2側
が帰還路MR側より高くなつている。回転円盤5
の上方には、回転円盤上面と一定の間隔を有して
ガイド板6,7がフレームに固定され、ガイド板
6,7はガイド板8との間に管糸取込み口3およ
び余剰管糸送り出し口10を形成し、またガイド
板6,7間には、管糸待機溝9とボビン排出溝1
1を形成する。12は巻取位置のボビンの排出用
旋回レバーである。巻取位置13のトレイの下方
には図示しない圧空供給源に連る導管14に接続
する空気噴射ノズル15が設けられ、該ノズル1
5から噴射される圧空はトレイ4のペグ内部の空
間を通つてペグ上端に穿設した孔より木管内へ噴
出し、該木管内に予め垂下している糸端を上方へ
吹上げる。巻取位置の管糸16a上方には、バル
ーンブレーカ17、管糸側糸端を図示しない糸結
び装置へ導く中継パイプ18、巻取パツケージ1
9、該パツケージの糸端を糸結び装置へ導くサク
シヨンマウス、あるいは、糸の欠点を検出するス
ラブキヤツチヤ等が付設されている。
次に上記システムに適用される管糸搬送媒体で
あるペグトレイ4を第4図に示す。即ち、トレイ
4はコンベア20上に載置される円盤状基体21
と、該基体21上面に形成され、上記基体21よ
り小径の円柱状台部22と、該台部22上中央に
直立するペグ23とが一体的に形成されたもの
で、ペグトレイの内部には底面開口24と連通す
る空間25が形成され、ペグ23の頂部斜面26
にはエア噴出用の孔27が穿設されている。従つ
て、管糸16はトレイ4のペグ23に挿着され、
台部22の上面に管糸下端面を支承された直立し
た状態で、トレイと一体的に各管糸が分離、独立
して搬送される。
なお、巻取ユニツトにおける糸結びの際に管糸
16から引出される糸端Y1は芯管28の中心孔
29内へ管糸上端から挿入垂下された状態で搬送
される。巻取ユニツトの巻取位置において、糸結
び時には、前記ノズルから噴出されるエアがトレ
イの内部空間25から孔27より芯管28の中心
孔29内へ噴出することにより垂下した糸端Y1
が中心孔29より外部上方へ飛び出し、待機する
中継パイプに吸引把持される。
さらに、上記ペグトレイ4の円盤状基体21の
外周表面30には管糸識別用の溝31が形成され
る。該溝31はトレイの搬送方向と平行な、仮想
平面において帯状に基体の外周全周に渡つて形成
され、基体の上面32、および下面33から一定
の位置に巾T、深さWに渡つて形成される。即ち
上記溝31を有するトレイ4には同一の種類の管
糸が挿立搬送され、上記識別溝31の無いトレイ
に他の種類の管糸を挿立して搬送し、溝31の有
無により後述する、識別部材により糸の種類を判
別し、当該管糸用のセクシヨンへ選別して搬送す
るのである。
第5〜7図は、第1、2図に示した巻取セクシ
ヨン位置に配置された識別装置の実施例を示す。
即ち、管糸供給路MFはコンベアベルト34と、
該コンベアベルト34上面から間隔Zをおいた位
置のガイド板35,36とにより構成され、トレ
イ4の基本21下面がコンベア34上に載置さ
れ、円柱状台部22の周側面37がガイド板3
5,36間に位置してガイドされつつ搬送され
る。
分岐点においては、ガイド板35に続いて、ト
レイ識別部材38、およびトレイを振り分けるガ
イド部材39が設けられる。上記識別部材38
は、ガイド板40またはフレーム上のピン43,
43に遊嵌され、第7図において、ピン43を支
点に角度θの範囲で上下に若干の揺動が自在な第
1のガイドプレート44と、該プレート44の下
位に間隔Sをおいてプレート44と平行に固定さ
れた第2のガイドプレート45と、第1のガイド
プレート44上に螺着された重錘46とより構成
されている。
上記第1のガイドプレート44の供給路側側縁
はコンベア回動方向と平行な平行部47と該平行
部47に続いて巻取セクシヨン側へ傾斜した傾斜
部48とからなり、該プレート44の一端は上方
に向いた拡開部49とされ、下面49aがトレイ
の進入用ガイドとなつている。さらに、該拡開部
49に続くプレート下面50は基準面50とさ
れ、トレイ4の基体21の上面32に当接する面
である。
また、上記第1のガイドプレート44の基準面
50からカラー51によつて距離Sを有して螺子
52固定された第2のガイドプレート45は、ト
レイ4の溝31の巾Tより十分小さい厚さtの薄
板で該プレート45は上記第1のガイドプレート
44の基準面50と全域に渡つて平行となるよう
に螺子52,52固定される。さらに、第2のガ
イドプレート45の側縁は、コンベア34の中央
部へ向かつて傾斜した傾斜部53,54と、該傾
斜部53,54間の頂部に形成した頂点または平
行部55とからなる。
一方、上記識別部材38と対向する側のガイド
板36には、トレイ4を識別部材38側へ押しや
る傾斜面56と平行部57を形成し、さらに、上
記第2のガイドプレートが進入する溝を有しない
トレイの基体が、プレート45に沿つてガイドさ
れるのに合わせた傾斜部58と、第3のガイド部
材39に向かつて直進させる平行部58と、該平
行部に続いて、第3のガイド部材39によつて振
り分けられ、次のセクシヨンへトレイを送り出す
のに適した曲線部60および平行部61等よりな
る。
さらに、フレーム62に固定された第3のガイ
ド部材39は、コンベアベルト34の略中央部に
鋭角な先端部63を有し、該先端部に続く一方の
ガイド縁64は第1のガイド部材44の傾斜面4
8とによつて当該巻取セクシヨンへの管糸供給用
分岐路f1を形成し、他方のガイド縁65は対向す
るガイド板36の平行部61とにより送り出し溝
66を形成している。
上記第2のガイドプレート45と第3のガイド
プレート39の先端部63の配置関係を第5図に
示す。即ち、第2のガイドプレート45の平行部
55と第3のガイドプレート39の先端部63間
のベルト巾方向における距離lは、少くともトレ
イの円盤状基体21の半径(D/2)よりも小さ
い距離で、第2のガイドプレート45の頂部55
の端部と第3のガイドプレート39の先端部63
間の距離Lはトレイの円柱状台部22の直径dよ
りも少くとも大きい距離に設定される。即ち、距
離lは、溝無トレイ4aが第2のガイドプレート
45に基体周面が沿つてベルトの巾方向に移動し
た際、トレイの中心01が、第3のガイドプレー
ト39と台部22との当接点X1よりも送り出し
口66側に偏位させ、かつ、溝有トレイ4が第2
のガイドプレート45を通過し、第3のガイドプ
レート39に当接した際、トレイ4の中心02が
上記当接点X1より分岐路f1側に位置させるのに適
した距離であり、第3のガイドプレート39の先
端部63は、第2のガイドプレート45によつて
偏位する識別溝無トレイ4aの中心01と、第2
のガイドプレート45によつては偏位しない識別
溝有トレイ4の中心02との間に位置する距離l
に設定される。
また上記距離Lは、第2のガイドプレート45
によつて偏位した識別溝無のトレイ4aが偏位し
た位置を保持した状態で平行に移動し第3のガイ
ドプレート39に当接するのに適した距離で、か
つ、溝有トレイ4が分岐路f1側へ移送される際、
溝の底面67が頂部55によつて移動を阻止され
ることがない位置に設定される。
なお、上記第1のガイドプレート44は第7図
の如く、ピン43を支点に角度θの範囲で揺動自
在とされ、重錘46とのバランスにより、待機状
態では、第7図実線位置44よりやゝ下方に位置
しており、トレイが進入してくると第1のガイド
プレート端部の拡開部49にトレイが当接し、第
1のガイドプレート44を押上げつつ、トレイの
基準面32が第1のガイドプレート44の下面5
0に密接するように作用する。即ち、トレイの搬
送面に若干の凸凹が生じていても、トレイの基準
面32が第1のガイドプレート44を揺動させて
密接し、識別溝31と上記第1のガイドプレート
44と一体の第2のガイドプレート45の位置が
一致するようになるのであり、第2のガイドプレ
ートをフレームに固定した場合には、上記角度θ
分の揺動量をトレイの溝の巾Tに求めることが必
要となり、トレイの基体21の高さを大きくしな
ければならず、該基体に2本以上の識別溝を形成
する場合にはトレイの高さが極めて大きくなり不
安定となつたり、基体の直径を大きくする等の不
都合が生じることになる。
このような物品の選別搬送装置を有する搬送シ
ステムの作用を次に説明する。
第1図において精紡機SP1,SP2で異種の糸が
生産され、精紡機SP1の糸は巻取セクシヨンSC1
で巻返され、精紡機SP2の糸は巻取セクシヨン
SC2で巻返されるとする。上記各精紡機SP1,SP2
から生産される管糸は糸種類毎に識別溝の有する
トレイと識別溝の無いトレイとに分類して挿着さ
れて、メイン供給路MFに糸種毎にグループ化さ
れて、またはランダムに搬送される。なお本実施
例の場合、精紡機SP1の管糸は識別溝を有するト
レイに挿着され、精紡機SP2の管糸は識別溝の無
いトレイに挿着されて搬送される。矢印68方向
へ搬送される管糸は口出し装置ACFにより順次
口出しされ、第4図の状態でメイン供給路MF上
を搬送される。なお口出しミスした管糸はフイー
ドバツク通路69により再度口出し装置ACFへ
供給される。口出しされた管糸はメイン供給路
MF上をワインダAに向かつて搬送され、選別搬
送装置位置STに至る。この時、トレイ4は第8
図の如く、識別溝の有無に関わらず全てのトレイ
が、ガイド板36の傾斜部56にトレイ台部22
が規制ガイドされて平行部57に台部22が当接
した位置をとり、該位置から、コンベアベルト3
4の矢印70方向の回動により、矢印70方向へ
移送される。なお、上記位置のトレイ4は第1の
ガイドプレート44の拡開部49を通つて基体上
面32が第1のガイドプレート44の基準面50
に密接した状態となつており、引続く移送によ
り、第2のガイドプレート45により、トレイの
識別即ち管糸の識別が行われる。トレイ4が識別
溝31を有している場合は前述の如く、第7図示
のように、トレイの溝31が第2のガイドプレー
ト45をまたぎながら通過するため、トレイは偏
位することなく、第8図の一点鎖線71上をトレ
イの中心02が移動する如く直進し、台部22が
第3のガイドプレート39の先端部63に当接
し、ベルト34の回動力により、トレイ4は矢印
72の方向へ搬送され、分岐路f1を通つて、巻取
セクシヨン(第1図SC1)の管糸配送路2上へ移
載される。
一方、第8図のトレイ4aが識別溝を有してい
ないトレイであるとすると、トレイの移送に伴
い、基体21の周面30が第2のガイドプレート
45の傾斜面53に沿つて移動し、トレイの中心
01は二点鎖線73の如き軌跡を描いて移動し、
第3のガイドプレート39に台部22aが当接す
る。さらにコンベアの回動力によつて該トレイ4
aは送り出し口66側へ押しやられて分岐路f1
進入することなく、メイン供給路MF上を次の巻
取セクシヨンSC2へ向つて搬送される。上記選
別、搬送は第8図において、第3のガイドプレー
ト39の先端部63に当接するトレイの台部22
の位置によつて生じるのであるが、第9図に作用
原理を示す。
即ち、第9図において、トレイ4の中心02が
第3のガイドプレート39の当接点63より距離
α分岐路51側に偏位して当接すると、トレイ4
の重心02にはベルト34による矢印70方向の
走行力F1とガイドプレート39に当接した際の
反力F2が作用し、上記走行力F1と反力F2との合
力F3の方向にトレイ4は移動することになり、
即ち、分岐路f1側へ移動し、ガイド面64に沿つ
て矢印72方向へ移送されることになる。一方、
トレイ4aの中心01が第3のガイドプレート3
9の当接点63より距離β送り出し口66側に偏
位すると、トレイ4aの中心即ち重心01にはベ
ルトの回動による走行力F1と、第3のガイドプ
レート39との当接による反力F4が作用し、走
行力F1と反力F4の合力F5の方向にトレイ4aは
移動し、送り出し口66側へ移動するのである。
このようにして選別されて、第2図の巻取セク
シヨンSC1の管糸配送路2上には同一種類の管糸
がトレイに挿着された状態で移載され、矢印74
方向に配送路2上を搬送される。上記巻取セクシ
ヨンSC1内においては、第3図の如く、コンベア
2上を搬送される管糸は巻取ユニツト1の管糸待
機溝9に空席が生じていると、ガイド板6,7,
8と回転円盤5との作用により、取り込み口3か
ら待機溝9へ取込まれるのである。上記待機溝9
に所定数の管糸が取込まれると後続の管糸は、待
機溝内の最後部の管糸のトレイによつて進入を阻
止され、余剰管糸送り出し口10から次の巻取ユ
ニツトへ向かつて搬送される。
なお、第2図において、選別搬送装置ST位置
を通過したメイン供給路FM1上の管糸は、端部通
路f2から巻取セクシヨンSC2の配送路2上へ自動
的に移送される。当然、該通路f2に至るトレイは
全て同一のトレイ即ち本実施例の場合識別溝の無
いトレイであり、従つて同一の種類の管糸が供給
されることになり、選別装置を必要としないので
ある。
なお、各巻取ユニツトから帰還路MR上へ排出
される空ボビン、残糸付ボビン等は第1図の如
く、帰還路上をペグトレイに挿着された状態で矢
印74方向へ搬送され、極少残糸除去装置YT位
置を通過したトレイには全て空ボビンが挿着され
ており、精紡機SP1,SP2側へ搬送される。従つ
て、帰還路Rの分岐点r1において、前記実施例同
様の選別搬送装置STを設けておけば、識別溝を
有するトレイは精紡機SP1へ返送され、他の溝無
トレイは精紡機SP2へ返送され、空ボビンは元の
精紡機へ確実に返送され異種の空ボビンであつて
も混同することがない。
上記実施例は二種類の管糸を選別・搬送する場
合について述べたが、3種類以上の場合において
も上記方法によつて可能である。
例えば3種類の管糸を対応する巻取セクシヨン
へ供給する場合について第10〜第13図におい
て、説明する。第10図において各精紡機SP1
SP2,SP3に対応して一台のワインダーAが巻取
セクシヨンSC1,SC2,SC3に分割され、異種の
管糸はメイン供給路MF上を搬送され、口出し装
置ACFを経て、分岐点f1,f2において管糸が選別
される。上記システムに適用される管糸搬送用の
ペグトレイは第11図に示すように3種類のトレ
イ75,76,77であり、一つは基準面32か
ら距離S1の位置に識別溝78を形成したトレイ7
5、他の一つは基準面32から距離S2の位置に識
別溝79を形成したトレイ76、さらに他の一つ
は識別溝の無いトレイ77であり、各トレイ7
5,76,77の基体21の高さH、直径D、台
部22の直径d等は等しく、識別溝の有無、また
は該溝の基準面からの位置が相異するのみであ
る。
さらに、第10図のメイン供給路MFと巻取セ
クシヨンSC1,SC2間の分岐路f1,f2には前記実施
例と同様の第1、第2、第3のガイドプレート等
を有する選別・搬送装置ST1,ST2が配置される
が、該装置ST1,ST2間で異なるのは第2のガイ
ドプレートの第1のガイドプレートからの取付位
置が相異する点のみであり、他の構造は同様であ
る。即ち、第11図は分岐点f1における第2のガ
イドプレート45の取付位置を示し、第1のガイ
ド面の下面即ち、トレイの基準面32から距離S1
の位置に識別溝の巾Tより小さい厚さの第2のガ
イドプレート45aが設けられる。さらに第12
図は分岐点f2における第2のガイドプレート45
bの取付位置を示し、基準面32より距離S2の位
置に取付けられ、平面視では分岐点f1,f2におけ
る選別・搬送装置ST1,ST2は第5図示のものと
全く同様である。
従つて、第11図のトレイ75を第10図の巻
取セクシヨンSC1で巻返される管糸の専用搬送媒
体とし、精紡機SP1と巻取セクシヨンSC1間で循
還させ、トレイ76を巻取セクシヨンSC2で巻返
される管糸の専用搬送媒体とし、精紡機SP2と巻
取セクシヨンSC2間で循還させ、トレイ77を他
の巻取セクシヨンSC3、精紡機SP3間を循還させ
るのである。
即ち、上記システムにおいて、メイン供給路
MF上を搬送される3種類の管糸即ちトレイ7
5,76,77は、分岐点f1において第1の選別
が行われる。該分岐点f1では、第11図の如く第
2のガイドプレート45aが基準面32より距離
S1の位置にあるので、同位置に識別溝78を有す
るトレイ75のみが、前記実施例と同様の作用で
分岐路f1より巻取セクシヨンSC1の管糸配送路2
上へ移載され、他のトレイ76,77はベルト巾
方向に距離(α+β)偏位して送り出し口より次
の巻取セクシヨンへ向かう。このようにして供給
路MF上を搬送される3種類のトレイの内トレイ
75のみが巻取セクシヨンSC1へ供給される。
続いて、他のトレイ76,77は供給路MF1
を搬送されて、分岐点f2に至る。該位置では第1
2図の如く第2のガイドプレート45bが基準面
32より距離S2の位置にあるので、トレイ76の
みが分岐路f2へ選別搬送され巻取セクシヨンSC2
の配送路2上へ移載され、供給路MF2には識別溝
の無いトレイ77のみが搬送され、供給路MF2
部から巻取セクシヨンSC3へ第13図の如く選別
のための第2のガイドプレートの必要なしに供給
されるのである。
なお、第10図において精紡機側の帰還路Rに
おいても分岐点r1にはワインダー側の分岐点f1
選別搬送装置ST1と同様の装置を、分岐点r2
は、選別搬送装置ST2と同様の装置を配置してお
けば巻取セクシヨンSC1用のトレイ75は精紡機
SP1へ、巻取セクシヨンSC2用のトレイ76は精
紡機SP2へ他のセクシヨンSC3用のトレイ77は
精紡機SP3へ選別して返送することができる。
このようにすれば、任意のn種類(n=2、
3、4…)の管糸即ち物品を選別することが可能
である。
なお、第5図において、本実施例では、第1、
第2のガイドプレート44,45を分岐路f1側に
設け、第2のガイドプレート45によつて送り出
し口66側へトレイを押し偏位するようにした
が、ガイド板36側に第1、第2のガイドプレー
ト44,45を設けて分岐路f1側へトレイを押し
偏位するようにして選別搬送することも可能であ
る。さらにまた、第14図の如く上記トレイ80
の基体側に周面に突出するリング状ガイド板81
を固着し、搬送路側に該ガイド板が通過する識別
溝82を形成したカム板83または識別溝を有し
ないカム板84を固定し、トレイ側のガイド板
が、識別溝の無いカム板に当接して偏位jするよ
うにして、選別搬送したり、あるいは、第15図
の如く一つのトレイの基体85の異なる高さに複
数の識別溝86a〜86cを形成し、特定の溝位
置には溝を形成せず閉塞部87,91を設け、搬
送路側のガイド板88,89の高さ位置を分岐点
毎に変えておけば、第15図ロの如くトレイ89
はガイド板88位置では押されて偏位kするが、
トレイ85,90はガイド板88では偏位しな
い。またトレイ90はガイド板88位置では偏位
しないが、ガイド板89では偏位する。この偏位
量kにより、第3のガイド板(第5図39)等の
作用により選別することができる。
以上のように本発明では、搬送される物品また
は搬送路側のガイド部材の一方に識別溝を設け、
かつ上記搬送路側のガイド部材または搬送物品の
一方に上記識別溝が通過可能な識別部材を設け、
さらに、上記搬送路には上記識別部材により選別
された搬送物品を当該物品専用の搬送路へガイド
するガイド部材を設け、上記識別部材に対応する
識別溝の有無によつて各物品用の搬送路へ選別搬
送するようにしたので、物品の選別が極めて簡単
な部材により機械的に行うことができ、電気的信
号を用いることもなく、信頼性の高い選別搬送を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は管糸搬送システムの一例を示すレイア
ウト図、第2図は自動ワインダーにおける管糸配
送路の平面図、第3図は巻取ユニツトの一例を示
す概略構成斜視図、第4図は搬送される物品の一
例を示す断面正面図、第5図は物品の搬送路の分
岐点に設けた選別搬送装置の実施例を示す平面
図、第6図は同正面図、第7図は同断面側面図、
第8図は選別動作を示す説明図、第9図は物品の
選別搬送の際の力関係を示す説明図、第10図
は、物品搬送システムの他の一例を示すレイアウ
ト図、第11図〜第13図は同システムにおける
物品の選別原理を示す説明図、第14図は識別溝
と識別部材の他の実施例を示す図、第15図は同
さらに他の実施例を示す図である。 4…トレイ、31…識別溝、38…ガイド部
材、39…第3のガイド部材、45…識別部材、
MF,R…搬送路、ST…選別搬送装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 搬送物品の基準面から一定距離に搬送方向と
    平行な方向の識別溝を形成した物品と、上記識別
    溝を有しない物品と、上記異種の物品を搬送する
    搬送路の一側でかつ上記識別溝に対応する高さ位
    置に設けられ、上記識別溝を有する物品は搬送方
    向と直角方向に変位することなく、識別溝を有し
    ない物品のみが変位する如く作用する識別部材
    と、該識別部材を設けた位置より下流側に設けら
    れる分岐路と、該分岐路入側に設けられ、上記識
    別部材により搬送方向と直角方向に変位した物品
    と変位しない物品の異なる位置に当接し、物品の
    移送力により上記分岐路へ振り分けるガイド部材
    とからなることを特徴とする物品の選別搬送装
    置。
JP9326283A 1982-12-08 1983-05-25 物品の選別搬送装置 Granted JPS59225784A (ja)

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DE3348022A DE3348022C2 (ja) 1982-12-08 1983-12-08
CH6580/83A CH666878A5 (de) 1982-12-08 1983-12-08 Vorrichtung zum auswaehlen und foerdern von kopsen.
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