JPS62104899A - 殺菌洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は殺菌洗浄剤に関する。更に詳しくは食品加工場
での殺菌洗浄剤に関し、特に、魚類、肉類の食品加工場
での、作業室内の機械、器具、作業台、床等を殺菌消毒
し、また、これらに付着した、血液等を除去する殺菌洗
浄剤に関する。

（従来の技術） 従来より、食品加工場では、食品が有害な腐敗菌や病原
性細菌によって汚染されないように管理して、食品加工
を行っている。しかしながら、現状では、殺菌洗浄方法
として、温水洗浄、高圧温水洗浄、アルカリ洗浄、およ
び界面活性剤等による殺菌洗浄等が行われているが、無
菌状態を保持するにはほど遠く、単に表面の殺菌洗浄に
止まっているにすぎない、また、次亜塩素酸ナトリウム
水溶液或いは通称逆性石鹸と称するアルキルヘンシルト
リエチルアンモニウムクロライドを床や流しに散布しブ
ラッシングにより、洗い流したりすることが行われてい
るが、脂肪、蛋白が変質付着したものは完全には除去さ
れず残ってしまうことがある。この付着物の内部で細菌
や黴が増殖し、又、悪臭を発生し、作業環境の悪化だけ
でなく非常に非衛生的となる。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上述の従来の殺菌洗浄剤では魚類、肉類の食品
加工場での、作業室内の機械、器具、作業台、床等は動
物体脂肪、蛋白が変質して付着したものを簡単に除去、
殺菌できなかった問題点を解決する殺菌洗浄剤の提供に
ある。

（問題点を解決するための手段） 本発明者等は上述の問題点を解決するために、鋭意研究
の結果、次亜塩素酸ナトリウム水溶液に特定のアニオン
界面活性剤を添加した殺菌洗浄剤が、魚類、肉類の食品
加工場で使用されている機械、器具、作業台、床等は動
物生脂肪、蛋白が変質して付着したものの除去効果が優
れているだけでなく、殺菌消毒の作用が高く、被洗物の
表面をほぼ無菌状態にまで近づける事を見出し本発明を
完成した。

即ち、本発明の殺菌洗浄剤は次亜塩素酸ナトリウムと、
アニオン界面活性よりなる食品加工場用の殺菌洗浄剤に
おいて、アニオン界面活性剤としてポリオキシエチレン
アルキルフェノールスルホン酸ナトリウムまたは／及び
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムを
水溶液中の有効塩素量１．０に対して重量比で０．０１
〜１．０を含有することを特徴とする水溶液状の殺菌洗
浄剤に関する。

本発明のアニオン界面活性剤としてのポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールスルホン酸ナトリウムとしては、 （Ｒ＝６〜１３．ｎ＝３〜２０）、アルキルジフェニル
エーテルジスルホン酸ナトリウムとしては、（Ｒ＝３〜
１８）が挙げられる。該アニオン界面活性剤の量は次亜
塩素酸ナトリウム水溶液中の有効塩素量１．０に対して
重量比で０．０１〜１．０で好ましくは０．０５〜０．
３である。

次亜塩素酸ナトリウムの濃度は有効塩素として０．０２
〜６％、好ましくは０．２〜３％である。

使用方法は有効塩素３％〜１２％、アニオン界面活性剤
０．１５％〜３．６％を含む原液を調製し、それを水で
希釈し有効塩素量が上記範囲内の水溶液として用意し、
魚肉類保管容器を殺菌洗浄する場合はその容器を、前記
水溶液に浸漬するか、塗布または散布する方法が行える
。

以下に実施例及び比較例を示し本発明を説明する。

実施例１〜２、比較例１〜５ 下記の被洗物を表−１に示す薬剤を使用して殺菌洗浄し
評価した。

被洗物　：豚肉用ポリエチレン製コンテナー（５３０Ｘ
　３５０Ｘ２９０龍） 洗浄前の状態：縁、角及びメツシュの部分は黒褐色の脂
肪、蛋白、黴が付着していて、不快臭がする。このコン
テナーの付着物はナイフで削ればガム質のものとして取
れる。

（以下余白） 表−１ ＊１ポリオキシエチレンノニルフェノールスルホン酸ナ
トリウム（Ｅ、０．８モル） ＊２ノニルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム ＊３ラウリルサルフェートナトリウム ＊４　ｎ−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム（殺
菌洗浄操作法と評価方法） 表−１の薬剤を１０倍に希釈した液を使用して室温で、
以下の方法で殺菌洗浄し評価した。その結果を表−２に
示す。

被洗物は５０１の１０倍希釈液に３０分浸漬した後、引
き上げ、水道水を吹きつけて水洗する。

黒褐色のガム質物質の付着物の除去の程度を目視観察し
た。

評価　◎　完全に取れる。　○　かなり取れる。

△　わずかに取れる。×　殆ど取れない。

（以下余白） 表−２洗浄結果 上表に示す様に本発明の殺菌洗浄剤組成物は、従来の殺
菌洗浄剤より優れている。

実施例３〜４、比較例６〜１０ 実施例１と同様に表−１に示す薬剤を使用して以下の被
洗物を殺菌洗浄し評価した。

被洗物　：ブロイラー解体、分別作業場のコンクリート
製の床。通常作業終了後、温水による高圧洗浄（２０〜
３０ｋｇ／ｃａｔ）で数分洗浄している床、表面は灰褐
色のシミが多く、プランジでこすっても全く取れず、異
臭がある。

（殺菌洗浄操作法と評価方法） 被洗物のブロイラー解体作業場の床は、温水による高圧
洗浄終了後、２時間経過した乾燥状態の床の特定区間を
選び、予めフードスタンプ（栄研（株）製のスタンプ（
１０ｃｆｆｌ））を接触させ培養する事で、殺菌洗浄前
のカビ及び一般殺菌数を求めておく。

その後２０Ｘ２０ｃｍに区画を分は表−１の薬剤を１０
倍に希釈した液の２０ｍ１を滴下し、羽毛で広げた後、
３０分放置後、水道水で水洗した後２時間放置乾燥後、
フードスタンプを用い、カビ及び一般細菌の残存数を求
めた。結果を表−３に示す。

（以下余白） 表−３殺菌洗浄結果 上表に示す様に本願発明の殺菌洗浄剤は従来の殺菌洗浄
剤と比較して、殺菌効果が優れている。

実施例５〜６、比較例１１〜１５ 実施例１と同様に表−１に示す薬剤を使用して以下の被
洗物を殺菌洗浄し評価をした。

被洗物：黒用木製コンテナー （６００Ｘ９００Ｘ２００關） 通常、魚市場で使用される木製の魚を入れる木箱で、木
目やひび割れの部分は黒ずんだシミがあり生臭い魚臭が
強い。

（殺菌洗浄操作法と評価方法） 被洗物の焦眉の木箱を水道水で洗浄し、−夜放置後、板
の一部分６００　Ｘ　２００　龍の面積に、表−１薬剤
を１０倍に希釈した液１００ｍｊ２を、羽毛で均一に塗
布し、２時間放置後、黒ずんだシミの除去の程度と魚臭
の程度を目視、及び感応で評価した。結果を表−４に示
す。

評価　◎　シミ、魚臭完全に無い。

○　　　〃　　はぼ無い。

△　　　〃　　わずかにあり。

×　　　〃　　殆ど取れない。

（以下余白） 表−４殺菌洗浄結果 表−４に示す様に本発明の殺菌洗浄剤組成物は、従来の
殺菌洗浄剤より優れている。

（以下余白）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 次亜塩素酸ナトリウムと、アニオン界面活性よりなる食
   品加工場用の殺菌洗浄剤において、アニオン界面活性剤
   としてポリオキシエチレンアルキルフェノールスルホン
   酸ナトリウムまたは／及びアルキルジフェニルエーテル
   ジスルホン酸ナトリウムを水溶液中の有効塩素量１．０
   に対して重量比で０．０１〜１．０を含有することを特
   徴とする水溶液状の殺菌洗浄剤。