JPS62102887A - 海水の分離方法 - Google Patents

海水の分離方法

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JPS62102887A
JPS62102887A JP24165085A JP24165085A JPS62102887A JP S62102887 A JPS62102887 A JP S62102887A JP 24165085 A JP24165085 A JP 24165085A JP 24165085 A JP24165085 A JP 24165085A JP S62102887 A JPS62102887 A JP S62102887A
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JP
Japan
Prior art keywords
seawater
ions
membrane
reverse osmosis
liq
Prior art date
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Pending
Application number
JP24165085A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Miyaki
義行 宮木
Toshiya Kataoka
俊哉 片岡
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食塩の排除率が低い逆浸透膜を用いる加圧透
過処理によって、海水を多価の無機イオン濃度の低い透
過液と多価の無機イオンが濃縮された原液に分けろ海水
の分離方法に関する。
(従来の技術) 海水は無尽蔵で、かつ、質的に非常に均一性のよい資源
と言え、従来より、種々の有用物質がそこから取り出さ
れてきた。それらの代表的なものには、食塩、マグネシ
ウム、臭素、ウランおよび水があり、さらに、食塩から
は電気分解により水酸化ナトリウムと塩素が得られる。
また、海水中には、これらの他にも多種類の元素(イオ
ン種)が含まれていることが知られており(文献、小山
ら著、「湖水・海水の分析」、講談社、1972年)、
今後の開発が期待される。
しかし、海水が多種のイオン種を含むが由に、そこから
1つの物質を取り出そうとすると様々な問題が生じる。
例えば、海水から電気透析法により食塩を濃縮して取り
出す場合、yg2+、 Ca2+、 So、2−等の多
価イオンがイオン交換膜の表面にスケールを生じ、膜の
性能劣化の原因となる。このため、海水をあらかじめキ
レート樹脂塔に流しOa2′″やMgz+イオンを取り
除くなど対策が講じられているが、等 樹脂の再生や交換を頻繁に行う必書楚生じ、コスト高を
招く原因となる。一方、海水に微tK含まれている金属
を採取する場合、多量成分の食塩の存在により回収効率
が悪くなることがある。
本発明は、海水から有用物質を採取する際に生じる上記
の様な問題点を解決し、海水のより効果的な利用に用い
られる海水の分離方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、食塩濃度が1〜3g/dlの食塩水に対する
食塩の排除率が504以下である逆浸透膜(以下、低排
除率の逆浸透膜と称する)を装着した透析装置に海水を
加圧下で供給し、多価の無機イオンの濃度が低い膜透過
液と多価の無機イオンが濃縮された残液(濃縮液)に分
ける分離方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
従来、逆浸透膜は、海水やかん水から水を得ることを主
目的として開発が進められてきたため、食塩等の塩に対
する排除率は100チにできるだけ近いことが求められ
てきた。そして、実際に、このような目的で使用されて
いる逆浸透膜は、11000pp程度の食塩水に対する
塩の排除率が95〜99チであるものが多い。このよう
な膜を海水の濃縮に用いた場合、海水て含まれるNa”
Mg”、 Ca”、 K” 、 Sr”+等の陽イオン
およびcl−。
8042−、 Br−等の陰イオンは大部分濃縮液側に
残り1透過液はほとんど不純物を含まない水となってし
まう。ここで、塩の排除率の高い通常の逆浸透膜の代り
に塩排除率の低い嘆を使えば海水に含まれる−1・価と
2価以上の塩を分離することができる。
本発明で用いる逆浸透膜は、食塩濃度が1〜39/6t
の食塩水を用いて25°C1加圧下で膜透過試験を行っ
た時、塩の排除率が50チ以下の特性を有する膜を用い
るものである。食塩の排除率” が50係を越えると海
水に含まれる食塩(Na+とat−イオン)の膜透過が
悪(なり、また、食塩の排除率が低[有]すぎると海水
に含まれるイオンのうち1価イオンのみならず多価イオ
ンも膜を通って出てしまい得られる効果が著しく損なわ
れてしまうため、好ましくは5〜50チが望ましい。た
だし、ここでいう塩の排除率とは次の式で定義するもの
である。
侶ド益J1 塩排除率(イ)−(1−中  濃度 )X100次に、
海水を加圧下で供給する圧力は80119/−以下で行
なうものである。圧力が80kg/ctを超えると膜の
耐圧性が乏しくなり、また、低すぎると海水の処理速度
が遅くなるため、好ましくは10〜60に97diが望
ましい。
本発明で用いる逆浸透膜としては、市販のアセチルセル
ロース膜に代表される天然高分子からなるもの、あるい
は種々の合成高分子膜、あるいは無機材料からなる膜が
あげられる。これらのうち合成高分子膜としては、ポリ
スルホン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリロニト
リル等からなるもの、あるいはこれらの膜を化学処理あ
るいはプラズマ処理したもの、あるいはポリスルホン等
の多孔質支持膜の表面に200〜2000X程度の薄膜
をつけることにより複合膜としたもの等を挙げることが
できる。
また、これらの膜を用いたモジュールとしては、平面膜
型、管型、スパイラル巻き型、中空糸型のいずれのモジ
ュールを用いることができる。
本発明においては、逆浸透膜により海水を透過処理する
際、海水に含まれている粘土、微生物等の懸濁物や高分
子有機物が膜表面に付着し、膜の性能を劣化させる危険
性がある。このため、本発明においては、海水をあらか
じめ分画分子量が10.000以上の限外ろ過膜あるい
はポアサイズが10μm以下(さらに望ましくは1μm
以下)のミクロフィルターを用いて透過処理することが
望ましい。
さらに、低排除率の逆浸透膜を用いて海水を加圧透過さ
せて得られた多価の無機イオン濃度の低い液を、さらに
食塩濃度が1〜3g/dlの食塩水に対する食塩の排除
率が80%以上である逆浸透膜を用いて濃縮することに
より、多価イオンの含有率の低い濃縮海水が得られる。
また、本発明の方法により海水から得られた多価の無機
イオン濃度の低い膜透過液をさらに低排除率の逆浸透膜
を用いて同様に加圧透過を行うことによりさらに多価の
無機イオン濃度の含有率を低下させることができる。
(実施例) 実施例1 瀬戸内海から採取した海水を分画分子量20.000の
限外濾過膜(デンマークDDS社製商品名GR61P)
で濾過した。この炉液の無機イオン成分の濃度は、濾過
前と全く変わらなかった。この炉液300−を、19/
dtの塩濃度の食塩水を18に9/c++tの圧力を加
えて透過させた時、塩の排除率が29チである逆浸透膜
(フィルムチック社製、商品名FT−40)を用いて、
温度25℃、圧力18Je9/fflで透過させた。こ
こで、膜面積は、1五2c!Lであり、膜の高圧側の液
は、磁気攪拌器で激しくかきまぜ、圧力はN、ガスによ
り加えた。
この時、濃縮液と膜透過液の成分濃度の経時変化を測定
した結果を表−1と表−2に示した。これらの表に見ら
れるように1濃縮液中では、1価イオンの濃度は始めの
海水中と大きく変わらなかったが、2価イオンの濃度が
1価イオン九対し相対的に大きく増加し、膜透過液にお
いては、2価イオンの濃度が1価イオンに較べてかなり
低くなった。また、本実施例の逆浸透膜における平均の
透過流速は3 !L6 L/lr?−hrであった。
表−1 表−2 実施例2 実施例1において得られた逆浸透膜による透過液をさら
に同じ逆浸透膜を用いて実施例1と同じ条件で透過処理
を行った。濃縮液、膜透過液の無機イオン成分の濃度は
表3の通りであった。透過液中の2価イオン濃度はさら
に大ぎ(低下したことがわかる。
表−3 比較例1 実施例1と同じ海水を食塩排除率95チの逆浸透膜(住
友化学工業■裂、商品名ソルロックス)を用いて磁気攪
拌器でかきまぜなからN、ガスで55に9/cr!の圧
力を加えて、25℃で透過テストを行った。この時濃縮
液と炉液の分析結果は表−4のとおりであった。1価イ
オンも2価イオンも大きく排除され、透過液中のいずれ
のイオン濃度も低い値となった。
表−4 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように本発明は低コストで、多
価イオンの含有量の少ない海水を得ることができるので
、食塩の濃縮あるいは食塩水の電気分解プロセスにおい
てスケール発生等の問題も低減する。また、多価イオン
の濃縮された海水は微量金属の効率的な採取に役立つ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、食塩濃度が1〜3g/dlの食塩水に対する食塩の
    排除率が50%以下の逆浸透膜を装着した透過装置に海
    水を加圧下で供給することを特徴とする海水の分離方法
JP24165085A 1985-10-30 1985-10-30 海水の分離方法 Pending JPS62102887A (ja)

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JP24165085A JPS62102887A (ja) 1985-10-30 1985-10-30 海水の分離方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269544A (ja) * 1994-12-02 2001-10-02 Toray Ind Inc 膜分離装置および高濃度溶液の分離方法
JP2001269543A (ja) * 1994-12-02 2001-10-02 Toray Ind Inc 膜分離装置および高濃度溶液の分離方法
US8038884B2 (en) 2005-02-18 2011-10-18 Akzo Nobel N.V. Process to prepare chlorine-containing compounds
US8038883B2 (en) 2005-02-18 2011-10-18 Akzo Nobel N.V. Process to prepare salt

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