JPS621018Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621018Y2 JPS621018Y2 JP1980143561U JP14356180U JPS621018Y2 JP S621018 Y2 JPS621018 Y2 JP S621018Y2 JP 1980143561 U JP1980143561 U JP 1980143561U JP 14356180 U JP14356180 U JP 14356180U JP S621018 Y2 JPS621018 Y2 JP S621018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- hole
- rack guide
- pinion
- steering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 9
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 claims description 7
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、筒状のギヤボツクス内に挿通したラ
ツクバーをアジヤストスクリユーにて位置調節可
能なラツクガイドを介して、前記ギヤボツクス内
に挿入したピニオンシヤフト側へ弾撥的に押圧
し、前記ラツクバーに設けたラツクギヤと前記ピ
ニオンシヤフトに設けたピニオンギヤとを弾撥的
に噛合させてなるラツクピニオン式舵取装置に関
する。
ツクバーをアジヤストスクリユーにて位置調節可
能なラツクガイドを介して、前記ギヤボツクス内
に挿入したピニオンシヤフト側へ弾撥的に押圧
し、前記ラツクバーに設けたラツクギヤと前記ピ
ニオンシヤフトに設けたピニオンギヤとを弾撥的
に噛合させてなるラツクピニオン式舵取装置に関
する。
一般に、この種ラツクピニオン式舵取装置（以
下舵取装置ということがある）においては、アジ
ヤストスクリユーとラツクガイド間にスプリング
が介装されていて、このスプリングの弾撥的によ
りラツクガイドを介してラツクバーがピニオンシ
ヤフト側へ押圧されている。また、この種舵取装
置においては、その作動時にピニオンシヤフトに
よるラツクバーのアジヤストスクリユー側への押
動を許容すべく、アジヤストスクリユーとラツク
ガイド間には若干のクリヤランス（ラツクガイド
クリヤランス）が設けられている。このラツクガ
イドクリヤランスは、両ギヤ噛合部の製造上の誤
差を吸収するためのもので、両ギヤ噛合部等に発
生する打音に起因する乗員の不快感、ステアリン
グハンドルにおける大きなアソビに起因する高速
走行時における操縦安定性の低下等を解消するた
め、必要最小限のクリヤランスにすることが肝要
である。このため、装置の組立時には勿論のこと
両ギヤ噛合部が摩耗した場合にも、ラツクガイド
クリヤランスを容易かつ精度よく測定して精密な
クリヤランス調整をする必要があり、また両ギヤ
噛合部の潤滑を良好にしてクリヤランスの変動お
よび摩擦力に起因する種々の不具合を抑制するこ
とも必要である。
下舵取装置ということがある）においては、アジ
ヤストスクリユーとラツクガイド間にスプリング
が介装されていて、このスプリングの弾撥的によ
りラツクガイドを介してラツクバーがピニオンシ
ヤフト側へ押圧されている。また、この種舵取装
置においては、その作動時にピニオンシヤフトに
よるラツクバーのアジヤストスクリユー側への押
動を許容すべく、アジヤストスクリユーとラツク
ガイド間には若干のクリヤランス（ラツクガイド
クリヤランス）が設けられている。このラツクガ
イドクリヤランスは、両ギヤ噛合部の製造上の誤
差を吸収するためのもので、両ギヤ噛合部等に発
生する打音に起因する乗員の不快感、ステアリン
グハンドルにおける大きなアソビに起因する高速
走行時における操縦安定性の低下等を解消するた
め、必要最小限のクリヤランスにすることが肝要
である。このため、装置の組立時には勿論のこと
両ギヤ噛合部が摩耗した場合にも、ラツクガイド
クリヤランスを容易かつ精度よく測定して精密な
クリヤランス調整をする必要があり、また両ギヤ
噛合部の潤滑を良好にしてクリヤランスの変動お
よび摩擦力に起因する種々の不具合を抑制するこ
とも必要である。
本考案は、このような実状に着目してなされた
もので、その主たる目的は、ラツクガイドクリヤ
ランスを容易かつ精度よく測定しえてその精密な
調整ができ、さらに両ギヤ噛合部を良好に潤滑で
きる舵取装置を提供するにある。
もので、その主たる目的は、ラツクガイドクリヤ
ランスを容易かつ精度よく測定しえてその精密な
調整ができ、さらに両ギヤ噛合部を良好に潤滑で
きる舵取装置を提供するにある。
以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第
１図には、本考案の一例に係る動力舵取装置が示
されている。この動力舵取装置は、第１図および
第２図に示すように、筒状のギヤボツクス１０
と、ギヤボツクス１０内に挿通されたラツクバー
２０と、ギヤボツクス１０の図示右側部に取付け
られたコントロールバルブ３０を備えている。ギ
ヤボツクス１０は、シリンダハウジング１０ａと
ギヤハウジング１０ｂとからなるもので、シリン
ダハウジング１０ａには、ラツクバー２０上に組
付けたピストン２１にて左右両油室R1，R2に区
画されたパワーシリンダが形成されている。ま
た、このシリンダハウジング１０ａには、パワー
シリンダの左側油室R1に連通する第１ポート１
１および右側油室R2に連通する第２ポート１２
が形成されていて、第１ポート１１はシリンダ配
管３１ａを介してコントロールバルブ３０の第１
ポート３１ｂに接続され、かつ第２ポート１２は
シリンダ配管３２ａを介してコントロールバルブ
３０の第２ポート３２ｂに接続されている。一
方、コントロールバルブ３０はバルブ変換機構の
一部を構成するピニオンシヤフト３３を備えてい
る。ピニオンシヤフト３３は、図示しないステア
リングシヤフトに連結される入力軸３３ａと、入
力軸３３ａにトーシヨンバーを介して連結された
出力軸３３ｂからなるもので、出力軸３３ｂに設
けたピニオンギヤ３３ｃはギヤハウジング１０ｂ
内に臨んで、ラツクバー２０に設けたラツクギヤ
２０ａと噛合している。ラツクバー２０は、シリ
ンダハウジング１０ａの一端を液密的に密閉する
キヤツプ１３とラツクギヤ２０ａ部を背面側から
弾撥的に押圧するラツクガイド２２にて左右動可
能に支持されている。また、ラツクバー２０はそ
の両端部にてボールジヨイント４１，４１を介し
てタイロツド４２，４２にそれぞれ連結されてお
り、これら両連結部はゴム製のダストブーツ４
３，４３により気密的に覆蓋されている。これに
より、動力舵取装置においては、ピニオンシヤフ
ト３３の回転によりコントロールバルブ３０が内
蔵するスプール切換バルブが作動して、左右両油
室R1，R2へ選択的に作動油が供給され、ラツク
バー２０の左右動が助勢される。
１図には、本考案の一例に係る動力舵取装置が示
されている。この動力舵取装置は、第１図および
第２図に示すように、筒状のギヤボツクス１０
と、ギヤボツクス１０内に挿通されたラツクバー
２０と、ギヤボツクス１０の図示右側部に取付け
られたコントロールバルブ３０を備えている。ギ
ヤボツクス１０は、シリンダハウジング１０ａと
ギヤハウジング１０ｂとからなるもので、シリン
ダハウジング１０ａには、ラツクバー２０上に組
付けたピストン２１にて左右両油室R1，R2に区
画されたパワーシリンダが形成されている。ま
た、このシリンダハウジング１０ａには、パワー
シリンダの左側油室R1に連通する第１ポート１
１および右側油室R2に連通する第２ポート１２
が形成されていて、第１ポート１１はシリンダ配
管３１ａを介してコントロールバルブ３０の第１
ポート３１ｂに接続され、かつ第２ポート１２は
シリンダ配管３２ａを介してコントロールバルブ
３０の第２ポート３２ｂに接続されている。一
方、コントロールバルブ３０はバルブ変換機構の
一部を構成するピニオンシヤフト３３を備えてい
る。ピニオンシヤフト３３は、図示しないステア
リングシヤフトに連結される入力軸３３ａと、入
力軸３３ａにトーシヨンバーを介して連結された
出力軸３３ｂからなるもので、出力軸３３ｂに設
けたピニオンギヤ３３ｃはギヤハウジング１０ｂ
内に臨んで、ラツクバー２０に設けたラツクギヤ
２０ａと噛合している。ラツクバー２０は、シリ
ンダハウジング１０ａの一端を液密的に密閉する
キヤツプ１３とラツクギヤ２０ａ部を背面側から
弾撥的に押圧するラツクガイド２２にて左右動可
能に支持されている。また、ラツクバー２０はそ
の両端部にてボールジヨイント４１，４１を介し
てタイロツド４２，４２にそれぞれ連結されてお
り、これら両連結部はゴム製のダストブーツ４
３，４３により気密的に覆蓋されている。これに
より、動力舵取装置においては、ピニオンシヤフ
ト３３の回転によりコントロールバルブ３０が内
蔵するスプール切換バルブが作動して、左右両油
室R1，R2へ選択的に作動油が供給され、ラツク
バー２０の左右動が助勢される。
しかして、ギヤハウジング１０ｂのラツクギヤ
２０ａおよびピニオンギヤ３３ｃ噛合部を収容す
る部位には、ラツクガイド２２および押圧用スプ
リング２３が収容されかつアジヤストスクリユー
２４が取付けられる筒部１０ｃが形成されてい
る。ラツクガイド２２は、第２図および第３図に
示すように、内端にラツクバー２０のラツクギヤ
２０ａ部背面に類以する円弧面２２ａを備えてい
て、内端円弧面２２ａには略十文字状に溝部２２
ｂが形成されている。また、ラツクガイド２２は
外端に水平状の円形状凹所２２ｃを備えていて、
中央部には水平状に延びる貫通孔２２ｄが形成さ
れている。一方、アジヤストスクリユー２４は、
筒部１０ｃの外端内側部に設けたネジ部に進退可
能に螺着されるもので、内端にラツクガイド２２
の凹所２２ｃに対向する円形状凹所２４ａを備え
ている。また、アジヤストスクリユー２４は、外
端に６角形状の凹所２４ｂを備えていて、中央部
にはラツクガイド２２の貫通孔２２ｄと同軸的に
テーパ状貫通孔２４ｃが形成されている。この貫
通孔２４ｃの内周にはネジが設けられていて、貫
通孔２４ｃにはその外端側からグリスニツプル２
５が脱着可能に螺着される。
２０ａおよびピニオンギヤ３３ｃ噛合部を収容す
る部位には、ラツクガイド２２および押圧用スプ
リング２３が収容されかつアジヤストスクリユー
２４が取付けられる筒部１０ｃが形成されてい
る。ラツクガイド２２は、第２図および第３図に
示すように、内端にラツクバー２０のラツクギヤ
２０ａ部背面に類以する円弧面２２ａを備えてい
て、内端円弧面２２ａには略十文字状に溝部２２
ｂが形成されている。また、ラツクガイド２２は
外端に水平状の円形状凹所２２ｃを備えていて、
中央部には水平状に延びる貫通孔２２ｄが形成さ
れている。一方、アジヤストスクリユー２４は、
筒部１０ｃの外端内側部に設けたネジ部に進退可
能に螺着されるもので、内端にラツクガイド２２
の凹所２２ｃに対向する円形状凹所２４ａを備え
ている。また、アジヤストスクリユー２４は、外
端に６角形状の凹所２４ｂを備えていて、中央部
にはラツクガイド２２の貫通孔２２ｄと同軸的に
テーパ状貫通孔２４ｃが形成されている。この貫
通孔２４ｃの内周にはネジが設けられていて、貫
通孔２４ｃにはその外端側からグリスニツプル２
５が脱着可能に螺着される。
かかるアジヤストスクリユー２４は、ギヤハウ
ジング１０ｂに設けた筒部１０ｃ内にラツクガイ
ド２２およびスプリング２３を挿入した状態に
て、筒部１０ｃ内に螺着される。これにより、ス
プリング２３はラツクガイド２２およびアジヤス
トスクリユー２４の各凹所２２ｃ，２４ａ間に介
在し、スプリング２３の弾撥力にてラツクガイド
２２がラツクバー２０をその背面側から押圧し、
両ギヤ２０ａ，３３ｃが弾撥的に噛合する。ま
た、アジヤストスクリユー２４の貫通孔２４ｃに
はその外端側からグリスニツプル２５が螺着さ
れ、グリスニツプル２５を介して筒部１０ｃ内に
グリスが注入される。なお、ラツクガイド２２と
アジヤストスクリユー２４間のラツクガイドクリ
ヤランスは、アジヤストスクリユー２４を螺進ま
たは螺退させることにより調整され、クリヤラン
ス調整後アジヤストスクリユー２４は固定用ナツ
ト２６により固定される。
ジング１０ｂに設けた筒部１０ｃ内にラツクガイ
ド２２およびスプリング２３を挿入した状態に
て、筒部１０ｃ内に螺着される。これにより、ス
プリング２３はラツクガイド２２およびアジヤス
トスクリユー２４の各凹所２２ｃ，２４ａ間に介
在し、スプリング２３の弾撥力にてラツクガイド
２２がラツクバー２０をその背面側から押圧し、
両ギヤ２０ａ，３３ｃが弾撥的に噛合する。ま
た、アジヤストスクリユー２４の貫通孔２４ｃに
はその外端側からグリスニツプル２５が螺着さ
れ、グリスニツプル２５を介して筒部１０ｃ内に
グリスが注入される。なお、ラツクガイド２２と
アジヤストスクリユー２４間のラツクガイドクリ
ヤランスは、アジヤストスクリユー２４を螺進ま
たは螺退させることにより調整され、クリヤラン
ス調整後アジヤストスクリユー２４は固定用ナツ
ト２６により固定される。
このように構成した動力舵取装置においては、
グリスニツプル２５を取外してアジヤストスクリ
ユー２４の貫通孔２４ｃからダイヤルゲージを挿
入してその一端をラツクガイド２２またはラツク
バー２０の背面に当接させることができる。この
状態で、ステアリングホイールを左右動させれ
ば、左切り右切り時の全使用領域におけるラツク
ガイドクリヤランスを精度よく測定することがで
きる。このため、動力舵取装置の組立時には勿論
のこと修理時、メンテナンス時においても、ラツ
クガイドクリヤランスを容易かつ精度よく測定す
ることができ、これによりラツクガイドクリヤラ
ンスの精密な調整が行いえて、これを必要最小限
のクリヤランスに設定することができる。この結
果、両ギヤ２０ａ，３３ｃ噛合部等から発生する
打音を減少しえて乗員への不快感を解消すること
ができるとともに、ステアリングホイールのアソ
ビを減少しえて高速走行時の操縦安定性を向上さ
せることができる。また、当該動力舵取装置にお
いては、ラツクガイド２２、ラツクバー２０およ
びピニオンギヤ３３ｃの接触部間へ外部から容易
にグリスアツプができるため、上記接触部間の異
常摩耗を防止することができてラツクガイドクリ
ヤランスの変動を抑制でき、かつステアリングホ
イールへの摩擦力の増大を防止することができ
る。この結果、ステアリングホイールへの摩擦力
の増大により惹起される直進時におけるハンドル
フイーリングの悪化、交差点における右左折時に
代表されるハンドル戻り性能の低下が防止され
る。
グリスニツプル２５を取外してアジヤストスクリ
ユー２４の貫通孔２４ｃからダイヤルゲージを挿
入してその一端をラツクガイド２２またはラツク
バー２０の背面に当接させることができる。この
状態で、ステアリングホイールを左右動させれ
ば、左切り右切り時の全使用領域におけるラツク
ガイドクリヤランスを精度よく測定することがで
きる。このため、動力舵取装置の組立時には勿論
のこと修理時、メンテナンス時においても、ラツ
クガイドクリヤランスを容易かつ精度よく測定す
ることができ、これによりラツクガイドクリヤラ
ンスの精密な調整が行いえて、これを必要最小限
のクリヤランスに設定することができる。この結
果、両ギヤ２０ａ，３３ｃ噛合部等から発生する
打音を減少しえて乗員への不快感を解消すること
ができるとともに、ステアリングホイールのアソ
ビを減少しえて高速走行時の操縦安定性を向上さ
せることができる。また、当該動力舵取装置にお
いては、ラツクガイド２２、ラツクバー２０およ
びピニオンギヤ３３ｃの接触部間へ外部から容易
にグリスアツプができるため、上記接触部間の異
常摩耗を防止することができてラツクガイドクリ
ヤランスの変動を抑制でき、かつステアリングホ
イールへの摩擦力の増大を防止することができ
る。この結果、ステアリングホイールへの摩擦力
の増大により惹起される直進時におけるハンドル
フイーリングの悪化、交差点における右左折時に
代表されるハンドル戻り性能の低下が防止され
る。
なお、本実施例においては、ギヤボツクス１０
にパワーシリンダを備えかつパワーシリンダへの
作動油の供給を制御するコントロールバルブ３０
を備えた動力舵取装置の例について示したが、本
考案はパワーシリンダ、コントロールバルブ３０
等を備えていない通常のラツクピニオン式舵取装
置にも適用しうる。要するに、本考案は、筒状の
ギヤボツクス内に挿通したラツクバーをアジヤス
トスクリユーにて位置調節可能なラツクガイドを
介して、前記ギヤボツクス内に挿入したピニオン
シヤフト側へ弾撥的に押圧し、前記ラツクバーに
設けたラツクギヤと前記ピニオンシヤフトに設け
たピニオンギヤとを弾撥的に噛合させてなる各種
形式のラツクピニオン式舵取装置に適用できる。
にパワーシリンダを備えかつパワーシリンダへの
作動油の供給を制御するコントロールバルブ３０
を備えた動力舵取装置の例について示したが、本
考案はパワーシリンダ、コントロールバルブ３０
等を備えていない通常のラツクピニオン式舵取装
置にも適用しうる。要するに、本考案は、筒状の
ギヤボツクス内に挿通したラツクバーをアジヤス
トスクリユーにて位置調節可能なラツクガイドを
介して、前記ギヤボツクス内に挿入したピニオン
シヤフト側へ弾撥的に押圧し、前記ラツクバーに
設けたラツクギヤと前記ピニオンシヤフトに設け
たピニオンギヤとを弾撥的に噛合させてなる各種
形式のラツクピニオン式舵取装置に適用できる。
以上説明したように、本考案は上記した各種形
式のラツクピニオン式舵取装置において、前記ラ
ツクガイドに前記アジヤストスクリユー側および
前記ラツクバー側に開口する貫通孔を設けるとと
もに、前記アジヤストスクリユーに前記ラツクガ
イド側および外部側に開口する貫通孔を前記ラツ
クガイドの貫通孔と同軸的に設け、前記アジヤス
トスクリユーの貫通孔にその外部側からグリスニ
ツプルを脱着可能に取付けたことにその構成上の
特徴がある。従つて、本考案によれば、当該舵取
装置の組立時には勿論のこと修理時、メンテナン
ス時においても、ラツクガイドクリヤランスを容
易かつ精度よく測定することができ、これによ
り、ラツクガイドクリヤランスを精密に調整する
ことができてこれを必要最小限のクリヤランスに
設定することができ、かつ両ギヤ噛合部の潤滑を
良好にして異常摩耗を防止することができ、これ
により、ラツクガイドクリヤランスの変動を抑制
できまた摩擦力の増大に起因する種々の不具合を
抑制できる。
式のラツクピニオン式舵取装置において、前記ラ
ツクガイドに前記アジヤストスクリユー側および
前記ラツクバー側に開口する貫通孔を設けるとと
もに、前記アジヤストスクリユーに前記ラツクガ
イド側および外部側に開口する貫通孔を前記ラツ
クガイドの貫通孔と同軸的に設け、前記アジヤス
トスクリユーの貫通孔にその外部側からグリスニ
ツプルを脱着可能に取付けたことにその構成上の
特徴がある。従つて、本考案によれば、当該舵取
装置の組立時には勿論のこと修理時、メンテナン
ス時においても、ラツクガイドクリヤランスを容
易かつ精度よく測定することができ、これによ
り、ラツクガイドクリヤランスを精密に調整する
ことができてこれを必要最小限のクリヤランスに
設定することができ、かつ両ギヤ噛合部の潤滑を
良好にして異常摩耗を防止することができ、これ
により、ラツクガイドクリヤランスの変動を抑制
できまた摩擦力の増大に起因する種々の不具合を
抑制できる。
第１図は本考案に係る舵取装置の一例に係る動
力舵取装置を示す一部切欠背面図、第２図は本考
案の要部を示す拡大縦断面図、第３図はラツクガ
イドの拡大斜視図である。 符号の説明、１０……ギヤボツクス、１０ｂ…
…ギヤハウジング、１０ｃ……筒部、２０……ラ
ツクバー、２０ａ……ラツクギヤ、２２……ラツ
クガイド、２２ｄ……貫通孔、２３……スプリン
グ、２４……アジヤストスクリユー、２４ｃ……
貫通孔、２５……グリスニツプル。
力舵取装置を示す一部切欠背面図、第２図は本考
案の要部を示す拡大縦断面図、第３図はラツクガ
イドの拡大斜視図である。 符号の説明、１０……ギヤボツクス、１０ｂ…
…ギヤハウジング、１０ｃ……筒部、２０……ラ
ツクバー、２０ａ……ラツクギヤ、２２……ラツ
クガイド、２２ｄ……貫通孔、２３……スプリン
グ、２４……アジヤストスクリユー、２４ｃ……
貫通孔、２５……グリスニツプル。
Claims (1)
- 筒状のギヤボツクス内に挿通したラツクバーを
アジヤストスクリユーにて位置調節可能なラツク
ガイドを介して、前記ギヤボツクス内に挿入した
ピニオンシヤフト側へ弾撥的に押圧し、前記ラツ
クバーに設けたラツクギヤと前記ピニオンシヤフ
トに設けたピニオンギヤとを弾撥的に噛合させて
なるラツクピニオン式舵取装置において、前記ラ
ツクガイドに前記アジヤストスクリユー側および
前記ラツクバー側に開口する貫通孔を設けるとと
もに、前記アジヤストスクリユーに前記ラツクガ
イド側および外部側に開口する貫通孔を前記ラツ
クガイドの貫通孔と同軸的に設け、前記アジヤス
トスクリユーの貫通孔にその外部側からグリスニ
ツプルを脱着可能に取付けたことを特徴とするラ
ツクピニオン式舵取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980143561U JPS621018Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980143561U JPS621018Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5765171U JPS5765171U (ja) | 1982-04-19 |
| JPS621018Y2 true JPS621018Y2 (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=29503302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980143561U Expired JPS621018Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS621018Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5207787B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2013-06-12 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4982858A (ja) * | 1972-12-19 | 1974-08-09 | ||
| JPS54110527A (en) * | 1978-02-20 | 1979-08-30 | Toyota Motor Corp | Rack and pinion mechanism for power steering device |
-
1980
- 1980-10-08 JP JP1980143561U patent/JPS621018Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4982858A (ja) * | 1972-12-19 | 1974-08-09 | ||
| JPS54110527A (en) * | 1978-02-20 | 1979-08-30 | Toyota Motor Corp | Rack and pinion mechanism for power steering device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5765171U (ja) | 1982-04-19 |
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