JPS6313100Y2 - - Google Patents

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JPS6313100Y2
JPS6313100Y2 JP1980140755U JP14075580U JPS6313100Y2 JP S6313100 Y2 JPS6313100 Y2 JP S6313100Y2 JP 1980140755 U JP1980140755 U JP 1980140755U JP 14075580 U JP14075580 U JP 14075580U JP S6313100 Y2 JPS6313100 Y2 JP S6313100Y2
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JP
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shaft
gear
gear train
valve
spool valve
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JP1980140755U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、動力舵取装置の制御弁に関する。
動力舵取装置の制御弁の一つとして、同軸的に
軸支した第1軸及び第2軸と、これら両軸間の回
転変位を軸方向変位に変換する変換機構と、この
変換機構との連係により軸方向へ変位して圧力油
の供給流路を切換える四方切換弁たるスプールバ
ルブを備えた制御弁がある。しかして、この制御
弁において、スプールバルブが第1軸及び第2軸
と同軸的に配設されている場合には、スプールバ
ルブの外径が大きくなつて所望の特性(パワース
テアリング特性)を得ることが加工上困難となる
ばかりか、第1軸及び第2軸に作用する曲げ荷重
によりスプールバルブの作動性が悪くなることが
ある。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、以下にその一実施例を図面に基づいて説明す
る。図は自動車用ラツク・ピニオン式動力舵取装
置の制御弁10を示しており、制御弁10はギヤ
ハウジング11に液密的に固着したバルブハウジ
ング12を有している。バルブハウジング12は
定容量型の油圧ポンプ(図示せず)に接続される
インレツトポート12a,公知の油圧シリンダ
(図示せず)の一方の油室(右切時に圧油が供給
される油室)に接続されるポート12bと環状溝
12e,油圧シリンダの他方の油室(左切時に圧
油が供給される油室)に接続されるポート12c
と環状溝12f、及びリザーバ(図示せず)に接
続されるアウトレツトポート12dを有してい
て、第1軸20と第2軸30を同軸的に軸支して
いる。
第1軸20は、下部外周に軸方向に延びる切欠
20aを有して中空状に形成されており、中央部
にてニードルベアリング21を介してバルブハウ
ジング12に回転自在に軸支され、下端にてニー
ドルベアリング22を介して第2軸30の上端に
接続され、内部に挿通したトーシヨンバー23に
より第2軸30に連結されている。なお、トーシ
ヨンバー23は、その上端にてピン24により第
1軸20の上端に結合され、その下端にてピン2
5により第2軸30に結合されている。また、第
1軸20の上部はシール部材26を通してバルブ
ハウジング12外に突出していて、ステアリング
ホイール(図示せず)に接続される。
第2軸30は、液密的にシールされてギヤハウ
ジング11内に延出しており(図示省略)、上部
にてボールベアリング31を介して両ハウジング
11,12に回転自在に軸支され、図示を省略し
た下端にてボールベアリングを介してギヤハウジ
ング11に回転自在に軸支されている。この第2
軸30は図示を省略した下部外周にピニオンギヤ
を一体的に有しており、このピニオンギヤはギヤ
ハウジング11内にてステアリングリンケージの
一部に一体的に形成したラツクギヤ(油圧シリン
ダの作動によつて押動される)と噛合している。
また第2軸30は、その上端に第1軸20の切欠
20a内に突出する突出片30aを有していて、
この突出片30aと切欠20a間には周方向に所
定の間隙(両軸20,30の相対回転を許容する
間隙)が設けられている。
しかして、第1軸20には第1ギヤ列40を介
して軸方向へ変位可能な第3軸50がトルク伝達
可能に連結され、また第2軸30には第2ギヤ列
60を介して第4軸70がトルク伝達可能に連結
されている。両軸50,70は同軸的かつ相対回
転可能に配設されていて、両軸50,70間には
両軸50,70間の回転変位を第3軸50の軸方
向変位に変換する変換機構80が介装されてい
る。
第1ギヤ列40は、第1軸20に圧入固着した
ギヤ41と、第3軸50に圧入固着したギヤ42
と、第3軸50に回転可能に組付けたギヤ43か
らなる。ギヤ43は、ギヤ42と同一径・同一ピ
ツチの歯を有していて、一端をギヤ43の孔43
aに係止し他端をギヤ43の逃げ孔43bを通し
てギヤ42の孔42aに係止してなるトーシヨン
スプリング44により回転方向に付勢されてい
る。これにより、ギヤ41の歯が両ギヤ42,4
3の各歯によつて挾持され、ギヤ41と両ギヤ4
2,43間のバツクラツシが除去されている。
第3軸50は、その下端にてメタル軸受51を
介して第4軸70に回転及び軸方向へ変位可能に
接続されており、その上部にはスプールバルブ5
2が一体的に形成されている。スプールバルブ5
2は、第3軸50の軸方向変位により圧力油の供
給流路(換言すれば、ポート12a,12b,1
2c,12d間の連通)を切換えるもので、その
外周には環状溝52a,52b,52cが形成さ
れており、上下の環状溝52a,52cは常時ア
ウトレツトポート12dに連通している。なお、
図示したスプールバルブ52の中立位置において
は、上方の環状溝52aがバルブハウジング12
の環状溝12eに連通し、中央の環状溝52bが
バルブハウジング12のインレツトポート12a
及び両環状溝12e,12fに連通し、下方の環
状溝52cがバルブハウジング12の環状溝12
fに連通している。
一方、第2ギヤ列60は、第2軸30に圧入固
着したギヤ61と、第4軸70に圧入固着したギ
ヤ62と、第4軸70に回転可能に組付けたギヤ
63からなる。ギヤ63は、ギヤ62と同一径・
同一ピツチの歯を有していて、一端をギヤ63の
孔63aに係止し他端をギヤ63の逃げ孔63b
を通してギヤ62の孔62aに係止してなるトー
シヨンスプリング64により回転方向に付勢され
ている。これにより、ギヤ61の歯が両ギヤ6
2,63の各歯によつて挾持され、ギヤ61と両
ギヤ62,63間のバツクラツシが除去されてい
る。
第4軸70は、その下端部にてボールベアリン
グ(深ミゾ玉軸受)71を介してホルダ72に軸
支されており、ホルダ72に対して軸方向へは変
位不能とされている。ホルダ72は、ギヤハウジ
ング11に螺着されロツクナツト73により固定
されていて、ロツクナツト73をゆるめることに
よりギヤハウジング11の外方から軸方向へ移動
させることが可能である。これにより、当該制御
弁10を分解することなくギヤハウジング11の
外方からの操作により第4軸70を軸方向へ移動
させることができて、変換機構80を介してスプ
ールバルブ52を軸方向へ移動させることがで
き、スプールバルブ52の中立位置への微調整を
容易に行なうことができる。
変換機構80は、第3軸50の下部外周に一体
的に形成した断面V字形状の一対の螺旋溝81,
81と、第4軸70の上部に半径方向に穿設した
孔82,82内に転動可能に収容しかつ筒状のホ
ルダ83により外方から保持して螺旋溝81,8
1と外方から係合する一対のボール84,84か
らなる。この変換機構80においては、第4軸7
0に対して第3軸50が図示上方からみて反時計
方向に回転されたとき(右切時)、第3軸50が
上方へ変位し、また第4軸70に対して第3軸5
0が図示上方からみて時計方向に回転されたとき
(左切時)、第3軸50が下方へ変位する。
このように構成した制御弁10において、第1
軸20を第2軸30に対して図示上方からみて時
計方向(又は反時計方向)に回してトルクを加え
ると、トーシヨンバー23がねじれるとともに、
第1軸20のトルクが第1ギヤ列40を介して第
3軸50に伝わり、第3軸50と第4軸70間に
第1軸20と第2軸30間の相対回転に相当する
相対回転が生じ、この相対回転に応じて第3軸5
0が上方(又は下方)に変位し、スプールバルブ
52が上方(又は下方)に変位して、インレツト
ポート12aがポート12b(又は12c)のみ
と連通するとともに、ポート12c(又は12b)
がアウトレツトポート12dと連通する。したが
つて、油圧ポンプからの圧油がポート12b(又
は112c)を通して油圧シリンダの一方の油室
(又は他方の油室)に供給され、油圧シリンダの
作動による油圧助勢作用が得られる。
ところで、この制御弁10においては、スプー
ルバルブ52が第1軸20及び第2軸30に対し
て並列的に設けられているため、スプールバルブ
52の外径を小さくでき、高度の加工精度を要す
ることなく所望のパワーステアリング特性を得る
ことができるとともに、仮りに第1軸20及び第
2軸30に曲げ荷重が作用しても、その曲げ荷重
はスプールバルブ52に伝わらず、スプールバル
ブ52の作動性(軸方向変位)は良好に維持され
る。
また、この制御弁10においては、第1ギヤ列
40及び/又は第2ギヤ列60のギヤ比(ギヤと
してヘリカルギヤを用いた場合にはそのねじれ角
にても可能)を適宜変更することにより、他の構
成を変更することなく容易にしかも自由にパワー
ステアリング特性を設定することができ、各種車
両の要求に対応させることができる。
更に、この制御弁10においては、両ギヤ列4
0,60においてシザーズギヤ42・43,6
2・63を用いているので、各ギヤの精度を上げ
ることなくバツクラツシを除去でき、各ギヤとし
て精度は低いが安価な焼結合金或いはプラスチツ
ク製のギヤを用いることができて、コスト低減を
図ることができる。また、第1ギヤ列40におい
て、トーシヨンスプリング44の作用によりギヤ
41と42,43間に弾撥的な係合力が作用して
おり、これが第3軸50の軸方向における振動に
おいて振動を抑制する摩擦抵抗力となるため、第
3軸50及びスプールバルブ52の振動が効果的
に抑制される。
なお、本考案は自動車用ラツク・ピニオン式動
力舵取装置以外の型式の動力舵取装置の制御弁と
して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す動力舵取装置の制
御弁の縦断面図である。 符号の説明、10……制御弁、20……第1
軸、23……トーシヨンバー、30……第2軸、
40……第1ギヤ列、50……第3軸、52……
スプールバルブ、60……第2ギヤ列、70……
第4軸、80……変換機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同軸的かつ相対回転可能に配設した第1軸及び
    第2軸がトーシヨンバーにより連結され、前記第
    1軸に第1ギヤ列を介してトルク伝達可能に連結
    した第3軸と前記第2軸に第2ギヤ列を介してト
    ルク伝達可能に連結した第4軸が同軸的かつ相対
    回転可能に配設され、これら第3軸と第4軸間に
    これら両軸間の回転変位を軸方向変位に変換する
    変換機構が介装され、また前記第3軸又は第4軸
    のいずれか一方の軸が軸方向へ変位可能とされか
    つ軸方向変位により圧力油の供給流路を切換える
    スプールバルブを一体的に備え、他方の軸が軸方
    向へは変位不能とされてなる動力舵取装置の制御
    弁。
JP1980140755U 1980-10-01 1980-10-01 Expired JPS6313100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980140755U JPS6313100Y2 (ja) 1980-10-01 1980-10-01

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JP1980140755U JPS6313100Y2 (ja) 1980-10-01 1980-10-01

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Publication Number Publication Date
JPS5762178U JPS5762178U (ja) 1982-04-13
JPS6313100Y2 true JPS6313100Y2 (ja) 1988-04-14

Family

ID=29500647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980140755U Expired JPS6313100Y2 (ja) 1980-10-01 1980-10-01

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JP (1) JPS6313100Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536132A (en) * 1978-09-01 1980-03-13 Toyota Motor Corp Power steering for vehicle
JPS55106868A (en) * 1979-02-05 1980-08-16 Kayaba Ind Co Ltd Power steering device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536132A (en) * 1978-09-01 1980-03-13 Toyota Motor Corp Power steering for vehicle
JPS55106868A (en) * 1979-02-05 1980-08-16 Kayaba Ind Co Ltd Power steering device

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JPS5762178U (ja) 1982-04-13

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